2012/11/15

カバンの中身

インダストリアルデザイン基礎演習 B

1DS11047Y 加藤健太

INDEX

1.　課題の説明

2.　リサーチ

A　ヒアリング調査

B　密着調査

3. デザイン企画

4.　アイデア展開

5.　最終提案

2012/11/15

1.　課題の説明

身近なプロダクトであるカバン―そのカバンの中身を調査することによってカバン自体のデザインや中の構造、その他関係するデザインを提案することで、様々なデザインリサーチの手法や課題発見手法、デザイン企画立案の手法を学んだ。

2012/11/15

2.　リサーチ　A　ヒアリング調査

筆箱　クロッキー帳　メモ帳　ファイル授業等で頻繁に用いる。

ゴミその都度捨てずに、ある程度袋にためてから捨てる。

イヤホン　デジタルオーディオプレーヤー電車での移動中に使用する。使用時間は1回10分程度。

タオル　ペットボトルペットボトルはタオルに巻きつける。

ポケットティッシュ　ウェットティッシュ使用頻度は中程度。使用場面は鼻をかんだり、手を拭いたり、汚れを拭き取ったりなど。

着替え汗をかきやすい体質のために、比較的携帯する頻度は高い。

うちわ夏に使用していたが 10月現在でも入れたままであった。

飴食後の口直しに必ず舐める。1袋携帯。

折り畳み傘突然の雨に備え、常時携帯していた。

電子辞書学習に用いるが、使用頻度は高くない。

貴重品印鑑 や各種証明書など、使用頻度は低いが大切なものである。内側の小ポケットに入っていた。

2人組となり、カバンに何が入っているのを調べ、入っているモノの理由や用途、問題点などをヒアリングし合った。

常備薬と処方薬があった。常備薬には瓶のものもあり、ビニル袋にまとめているので大きく、かさばり、重い。

薬（風邪薬、頭痛薬、胃腸薬、処方薬）

T氏を調査した結果、上記のアイテムの情報が得られた。T氏は中容量のショルダーバッグにもかかわらず多くのものを収納していた。特徴的なものは、薬と着替えである。薬は、複数のパッケージを 1つの袋にまとめており、あまり綺麗に収納されていなかった。着替えは常に携帯しているものではないが、比較的多く携帯しているため、バッグのスペースを大きくとっているとのことだった。→容量の確保と小物の収納が課題

2012/11/15

2.　リサーチ　A　密着調査1 週間、2人組のパートナー（T氏）と行動を共にして、いつ、どこで、どのようにカバンの中身を使用しているのかを調査した。

荷物は縦に入れ、整理して収納→自ら整理する作業をしていた

使用頻度の高いタオルや飲料は最上部に配置している場合が多い

タオルをペットボトルに巻きつけて、ボトルケースと兼用

荷物が多く、形状が安定していない→美観を損ねる

荷物が重いために肩に大きな負担→開襟シャツでは襟がはだけてしまう

床に直接置く場合が多い

形状の安定性や、背負っている時の衣服の乱れ、床に直接置くことによる衛生面や汚れの懸念など、美観に関連する課題が浮かび上がった。

2012/11/15

3.　デザイン企画

機能と美の両立～ Legibility と Ambiguity の側面から～

モノを入れて運ぶという動作の要件に応えるには機能的なアプローチが必要である。また、それのためのツールであるカバンやバックパックは身に付けるという行為から見た目の一部　つまり、ファッションの一部であると捉えることができる。この 2つの側面を同時にクリアするためには負のデザイン（Legibility）を行なっていく事と個性化のデザイン（Ambiguity）を行うことが必要である。

リサーチからの課題●容量の確保●小物の収納●美観の問題

機能と美の両立

4.　アイデア展開

5.　最終提案

PochoPocho 着るバックパック

●ポンチョと一体化した着るタイプのバックパック●取り出し容易なフロントポケット●重心が従来のバックパックよりも前方に来るため、支持基底面に乗　りやすく安定して背負える●胴側部に着脱容易・しっかり固定のプラスチックバックル●僧帽筋部から正面にかけて、内側に強度のためにベルトを配置●バックパックが衣服と一体化（Legibility）したことによって統一感　を成し、新たなファッションコーディネートを提案（Ambiguity）●バックパックの容量は一般的なものと遜色ない

▶コーディネートを考える際、　もう、衣服との相性を考える　必要はありません。▶道端で喉が渇いた時、大きな　フロントポケットにペットボ　トルを入れておけば、いつで　も楽に取り出せます。折りた　たみ傘を入れておけば、もう　濡れません。▶背負わない時にはハンガーや　椅子にかけるだけ。

PochoPocho 着るバックパック

●ポンチョと一体化した着るタイプのバックパック●取り出し容易なフロントポケット●重心が従来のバックパックよりも前方に来るため、支持基底面に乗　りやすく安定して背負える●胴側部に着脱容易・しっかり固定のプラスチックバックル●僧帽筋部から正面にかけて、内側に強度のためにベルトを配置●バックパックが衣服と一体化（Legibility）したことによって統一感　を成し、新たなファッションコーディネートを提案（Ambiguity）●バックパックの容量は一般的なものと遜色ない

▶コーディネートを考える際、　もう、衣服との相性を考える　必要はありません。▶道端で喉が渇いた時、大きな　フロントポケットにペットボ　トルを入れておけば、いつで　も楽に取り出せます。折りた　たみ傘を入れておけば、もう　濡れません。▶背負わない時にはハンガーや　椅子にかけるだけ。

1DS11047Y　加藤 健太

リサーチからの課題●容量の確保●小物の収納●美観の問題

機能と美の両立