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USER’S MANUAL RS232C/汎用パラレルインタフェース 98RS232C/PPI(24) 4140 AZI- (第3版 1996.10) AZI-4140

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Page 1: USER’SMANUAL RS232C/汎用パラレルインタ …PPI部の配線は2m以内としてください。 ノイズなどが多い悪環境下で本ボードを使用する場合は、本ボードと外部機器との接続に、

USER’S MANUAL

RS232C/汎用パラレルインタフェース

98RS232C/PPI(24) 4140AZI-

(第3版 1996.10)

AZI­4140

Page 2: USER’SMANUAL RS232C/汎用パラレルインタ …PPI部の配線は2m以内としてください。 ノイズなどが多い悪環境下で本ボードを使用する場合は、本ボードと外部機器との接続に、

目次

1.ご使用になる前に 2

1.3 このボードの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

■機能と特長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

4.外部接続 3

4.1 等価回路 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

4.2 コネクタ仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

■SIO部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

■PPI部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

4.3 接続例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

4.3.1 SIO部の接続例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

■ モデムとの一般的な接続例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

■ 他のボードとの一般的な接続例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

4.3.2 PPI部の接続例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

5.ハードウェア設定 7

5.1 各部名称 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

■上面(工場出荷時設定) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

5.2 各スイッチの機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

■I/Oポートアドレスの設定(RSW1,RSW2,RSW3) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

■割り込みレベルの設定(JP1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

■基準クロックの設定(JP20) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

■送信割り込みの設定 (JP21) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

6.内部機能の説明 11

6.1 回路構成図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

6.2 各機能の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

■シリアルコントローラ部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

■ボーレートクロック発生部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

■RS-232C I/F部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

■PPI部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

■割り込み機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

■転送速度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

7.ボードの制御方法 15

7.1 I/Oポートの説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

7.2 タイマ(8253)の使い方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

7.3 初期化方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

7.4 出力方法(SIO部) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

7.5 入力方法(SIO部) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

7.6 出力方法(PPI部) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

7.7 入力方法(PPI部) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

9.仕様 22

9.1 ハードウェア仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

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AZI­4140

1 3 このボードの概要.

AZI­4140 98RS232C/PPI 24 EIA RS­232C 1【 ( )】は、 規格の に準拠したシリアル チャンネルとデジタル入

出力( )機能を持ったボードです。シリアルコントローラ部には 相当品、 部にはPPI 8251 PPI 8255相当品を搭載しています。また、割り込み機能をソフトウェア制御することができます。

■ 機能と特長

1)内蔵タイマによるボーレート設定

8253 相当品を内蔵しており、各チャンネル毎にプログラムで、任意のボーレート設定が可能です。

(例) 1200, 2400, 4800, 9600, 19.2k, 38.4kbps

(75bps×n 最大:76.8kbps(非同期通信時))

nは、8253相当品による分周値

2)基準クロック切り替え可能

ジャンパスイッチにより基準クロックを切り替え可能です。これにより28.8kbps,64kbpsに対応できま

す。

(例) ・1800, 3600, 7200, 14.4k, 28.8kbps

(225bps×n 最大:57.6kbps(非同期通信時))

・2k, 4k, 8k, 16k, 32k, 64kbps

(125bps×n 最大:64kbps(非同期通信時))

nは、8253相当品による分周値

3 24) 点パラレル入出力が可能

8255 1 8 3相当品を 個搭載し、 ビット× ポートの入出力を制御できます。

4 8255) の全動作モード対応

動作モードは、モード に加え双方向のモード が使用できます。0,1 2

5 8255) の入出力バッファ付き

入出力部は、バッファを通していますので、最大 の電流がドライブできます。20mAまた、バッファの方向設定は、モード設定時または、制御信号( )変化時、自動的に行われます。ACK

6) パラレル入出力部保護抵抗付

入力保護として、 Ωのシリーズ抵抗が、入力開放と入力インピーダンスの安定化のために Ωの10 10kプルアップ抵抗が付いています。

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AZI­4140

■ SIO部

●他の機器類と接続する場合出力信号を衝突させないようケーブルの配線には十分注意して

ください。故障や発熱の原因となります。

■ PPI部

●入出力の設定はプログラムにより任意に設定できるため設定に注意してください。

●出力信号同士や他の機器の出力信号を接続しないでください。焼損の原因となります。

●出力信号が外部電源のプラス側と短絡すると、焼損の原因となります。

●出力印加電圧は最大DC+5V以内にてご使用ください。DC+5Vを超える電圧は焼損の原因と

なります。

●出力駆動電流は、+20mA以下にてご使用ください。+20mAを超える場合は焼損の原因とな

ります。

●入力信号のレベルは、DC+5Vです。DC+5Vを超える電圧は焼損の原因となります。

●外部電源を接続するときは、極性に十分注意してください。極性の間違いは、焼損の原因

となります。

他の機器類の配線を近づけないでください。誤動作の原因となります。

PPI部の配線は2m以内としてください。

ノイズなどが多い悪環境下で本ボードを使用する場合は、本ボードと外部機器との接続に、

ツイストペア線(シールド付)などの耐環境性の良いケーブルをご使用ください。

4 1 等価回路.

( ) ポート ,ポート ,ポート1 PPI 0 1 2

( )2 SIO

部品はすべて相当品を使用しています。

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4 2 コネクタ仕様.

■ SIO部ピンアサインメント( )CN1

ピン番号 信号名 信号名称など

1 CD データ チャネル受信キャリア検出·

2 RD 受信データ

3 SD 送信データ

4 ER データ ターミナル レディ· ·

5 SG シグナル グランド·

6 DR データ セット レディ· ·

7 RS 送信要求

8 CS 送信可

9 CI 被呼表示

基板側のコネクタのピン配置使用コネクタ

名 称: ピンコネクタ ケーブル紹介D­SUB9型 式: (本多通信工業) 相当品 サンワサプライ(株)GMM­C9RUGMDB適合コネクタ ( ピン)KRS­403XFIK D­SUB9型 式: 相当品 ( ピン ピン)GM­9LKFU, GM­9LFU KRS­413XFIK D­SUB9 ­25

■ PPI部ピンアサインメント( )CN2ピン 信号名番号

1 RESERVE2 RESERVE3 PA04 PA15 PA26 PA37 PA48 PA59 PA610 PA711 COM­12 COM­13 PB014 PB115 PB216 PB317 PB418 PB519 PB620 PB721 COM­22 COM­23 PC024 PC125 PC226 PC327 PC428 PC529 PC630 PC731 COM­32 COM­33 NC34 NC

NC:未接続

RESERVE:接続しないでください。

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4 3 接続例.

ここで示す接続は、一般的なケーブルの接続例です。接続を行う装置にケーブルの接続方法の指示が

ある場合には、その指示にしたがってください。

4 3 1 SIO部の接続例. .

■ モデムとの一般的な接続例下の図は、本ボードとモデムを接続する例です。

接続の前に、モデムのコネクタピンアサインメントをご確認の上、接続してください。

【接続例】

ピン番号 信号名 信号名 ピン番号

1 CD SD 2

2 RD RD 3

3 SD RS 4

4 ER CS 5

5 SG DR 6

6 DR SG 7

7 RS CD 8

8 CS ER 20

9 CI CI 22

■ 他のボードとの一般的な接続例下の図は、本ボードと を接続する例です。AZI­4140接続の前に、ボードのコネクタピンアサインメントをご確認の上、接続してください。

【接続例】

ピン番号 信号名 信号名 ピン番号

2 RD RD 2

3 SD SD 3

4 ER ER 4

5 SG SG 5

6 DR DR 6

7 RS RS 7

8 CS CS 8

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4 3 2 PPI部の接続例. .

①入力設定時

入力データ 外 部 回 路

“ ” スイッチ“ ”または “ ”1 OFF TTL High←

“ ” スイッチ“ ”または “ ”0 O N TTL Low←

部品はすべて相当品を使用しています。

②出力設定時

出力データ 外 部 回 路

“ ” “消 灯”または “ ”1 LED TTL High→

“ ” “点 灯”または “ ”0 LED TTL Low→

部品はすべて相当品を使用しています。

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AZI­4140

5 1 各部名称.

■ 上面(工場出荷時設定)ボード上のロータリスイッチ( ),ジャンパスイッチ( )の位置および番号は次の通りです。RSW JP

名 称 内 容

RSW1 I/Oポートアドレスの設定(A15~A12)

RSW2 I/Oポートアドレスの設定(A11~A8)

RSW3 I/Oポートアドレスの設定(A7~A4)

JP 1 割り込みレベルの設定

JP20 基準クロックの設定

JP21 CH1 送信割り込みの設定

LED1 CH1 TxD モニタ用LED(8251のTxD出力が“LOW”で点灯)

LED2 CH1 RxD モニタ用LED(8251のRxD入力が“LOW”で点灯)

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5 2 各スイッチの機能.

■ I/Oポートアドレスの設定(RSW1,RSW2,RSW3)

I/O RSW1 RSW2 RSW3ポートアドレスは、 , , により設定します。

■ ポートアドレスとは、本ボードを 命令, 命令にてコントロールするための基準となI/O IN OUTるベースアドレスです。

■ 設定方法

上位アドレス 下位アドレス

RSW1 RSW2 RSW3 (スイッチ名)

0固定

A15~A12 A11~A8 A7~A4 (アドレスバス)

I/O = 0 0 D 0 Hポート (出荷時設定)

アドレス

上図は ポートアドレスを 番地に設定した例です。I/O 00D0H本ボードは、 , , で設定した ポートアドレスから ポートアドレスを ポーRSW1 RSW2 RSW3 I/O I/O 16ト占有します。

占有ポート数

16ポート

上図の例では、 番地から 番地までの ポートを占有することになります。00D0H 00DFH 16

I/Oポートアドレスはユーザ解放エリアに設定してください。

占有ポートアドレスが、他のボードと重複しないように設定してください。

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■ 割り込みレベルの設定(JP1)

パソコン本体内蔵のインタフェースが使用している「割り込みレベル」では使用できません。

パソコンに添付されているソフトウェア,ユーザーズマニュアルにて、未使用の「割り込み

レベル」を確認し、ご使用ください。

パソコンが使用している「割り込み」の解放は、パソコンに添付されているソフトウェア,

ユーザーズマニュアルをご参照ください。

本ボードを複数枚使用する場合は、割り込みレベルが他のボードと重複しないよう設定し

てください。

パソコンへの割り込み(割り込みの種類,レベル)は、 により設定します。JP1

割り込み機能を使用する際には、INT0~6の割り込みを選択

し、レセプタクルにより短絡させます。割り込みを使用しな

い場合には、レセプタクルを差し込まないでください。

(出荷時設定)

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■ 基準クロックの設定(JP20)基準クロックを設定します。

説 明 J P 20

基準クロック4.9152MHzを入力

(転送速度を19.2kbpsの系列にする)

(出荷時設定)

基準クロック1.8432MHzを入力

(転送速度を28.8kbpsの系列にする)

基準クロック4.096MHzを入力

(転送速度を64kbpsの系列にする)

レセプタクルの設定は、一箇所のみとしてください。

■ 送信割り込みの設定(JP21)送信割り込みを か のどちらで行うか設定します。TxRDY TxEMP

CH1 JP21送信割り込みの設定( )

説 明 J P 21

TxRDYで割り込みを行う

(出荷時設定)

TxEMPで割り込みを行う

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6 1 回路構成図.

部品はすべて相当品を使用しています。

6 2 各機能の説明.

本ボードは、以下の つの機能から構成されています。6

No 機 能

1 シリアルコントローラ部

2 ボーレートクロック発生部

3 RS 232C I/F部­

4 PPI部

5 割り込み機能

6 転送速度

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■ シリアルコントローラ部シリアルコントローラには、 (μ 相当品)を使用しています。8251 PD71051

■ ボーレートクロック発生部シリアルコントローラに供給するボーレートクロックは ( 相当品)のタイマ# を使用しまPTC 8253 0す。また、 に供給する基準クロックは 種類の基準クロックが で選択できます。PTC 3 JP

タイマ(8253)とPPI(8255)はADR(RSW1~3で設定したアドレス)+8の8255/8253切り替え

レジスタの値により切り替わります。8253使用時はADR+8に0を書き込んでください。

電源ON時またはリセット時は、8253が選択されています。

8253のモード設定はモード3で使用してください。

通信ポートのボーレートは、以下の式により求めることができます。

基準クロック( )HzPTC の設定値 =ボーレートファクタ×ボーレート( )bps

ただし、 ≦ の設定値≦2 PTC 65535ボーレートファクタ:× ,× ,×1 16 64基 準 ク ロ ッ ク: , ,1.8432MHz 4.096MHz 4.9152MHz

ボーレートの設定は仕様以上の設定を行わないでください。

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AZI­4140

■ RS-232C I/F部

■ PPI部本ボードは 相当品を搭載しており、 点の入出力が可能です。8255 24入出力部は、 のポート がすべて、バッファを介してコネクタに接続されています。8255 A, B, Cバッファ方向は、ソフトウェアによって決まります。

パソコンが、 の制御レジスタに対して制御コードを書き込みます。( の入出力状態を設定8255 8255するコード。)この時の制御コードを、バッファ制御回路が解析して、それぞれの方向を決定しま

す。(モード の入出力ポートについては、 信号により自動的に切り替わります。)これによ2 ACKりパソコンは、バッファ制御を意識することなく、プログラムすることができます。

本ボードは動作モードのモード すべてに対応しています。電源投入時または、リセット時0, 1, 2はモード でポート とも入力状態になります。0 A, B, C

入出力論理は次のようになっています。

入力 入力データ 信号レベル 出力 出力データ 信号レベル

“1” ← “High”(開放) “1” → “High”(開放)

“0” ← “Low ”(短絡) “0” → “Low ”(短絡)

入出力部には、保護抵抗が付いています。また、未使用時の状態を安定させるためにプルアップ抵

抗が付いています。

部品はすべて相当品を使用しています。

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■ 割り込み機能本ボードは、以下の要因によりパソコンに割り込みをかけることができます。

・ の または からの入力CH1 8251 TxRDY TxEMP・ の からの入力CH1 8251 RxRDY

それぞれの割り込みの選択はソフトウェアで、割り込みレベルはハードウェアにて制御することがで

きます。

サンプルプログラム②割り込みによる送受信例を参照してください。

本ボードを複数枚使用する場合は、割り込みレベルが他のボードと重複しないよう設定し

てください。

■ 転送速度

転送速度(bps)

基準クロック 内部同期

ボーレートファクタ×1 ボーレートファクタ×16

4.9152MHz 75~223.4k 75~76.8k

4.096MHz 125~227.6k 125~64k

1.8432MHz 225~230.4k 225~57.6k

転送速度は、ハードウェア(通信コントローラ,周辺素子)仕様の限界値です。実際の使

用環境やケーブル長、接続相手により影響を受けます。

同様に、標準付属、別売ソフトウェアライブラリ使用時における転送速度は、各ソフトウ

ェアライブラリの仕様に準じます。それぞれ、対応するソフトウェアの仕様を参照してく

ださい。

調歩同期式(非同期式)通信を行う場合には、ボーレートファクタ×1の設定では通信を行

うことができません。調歩同期式(非同期式)の通信を行う場合、一般的にボーレートフ

ァクタは×16で使用されます。また、同期式(キャラクタ同期式,ビット同期式)の通信

を行う場合、一般的にボーレートファクタは×1で使用されます。

タイマカウンタでボーレート設定を行っているため、転送速度を連続値で設定することは

できません。

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AZI­4140

7 1. I/Oポートの説明

I/Oポートアドレス BK 入出力 内 容

8251 データレジスタ

bit 7 6 5 4 3 2 1 0ADR+ 0 入出力­

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

ADR+ 1 入出力 未使用­

8251 ステータスレジスタ

bit 7 6 5 4 3 2 1 0­ 入 力DSR SYNK FE OVE PE TxEM RxRD TxRD

/BRK P Y Y

ADR+ 28251 コントロールレジスタ

調歩同期モードにするためのモードワードbit 7 6 5 4 3 2 1 0

出 力 ST1 ST0 P1 P0 L1 L0 B1 B0

コマンドワード

bit 7 6 5 4 3 2 1 0

EH SRES RTS ECL SBRK RxEN DTR TxEN

ADR+ 3 入出力 未使用­

割り込みイネーブルレジスタ

bit 7 6 5 4 3 2 1 0ADR+ 4 入 力­ ­ ­ ­ ­ ­ ­ CH1 CH1

TxRDY RxRDY

0:割り込み禁止 1:割り込み許可

出 力 未使用

ADR+ 5 入出力 未使用­

外部汎用制御信号レジスタ

bit 7 6 5 4 3 2 1 0ADR+ 6 入 力­ ­ ­ ­ ­ ­CH1 CH1 CH1

CS CI CD

0:OFF 1:ON

出 力 未使用

ADR+ 7 入出力 未使用­

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AZI­4140

I/Oポートアドレス BK 入出力 内 容

割り込み要求レジスタbit 7 6 5 4 3 2 1 0

ADR+ 8 入 力­ ­ ­ ­ ­ ­ ­ CH1 CH1TxRDY RxRDY

0:割り込み要求なし 1:割り込み要求あり

8255/8253切り替えレジスタbit 7 6 5 4 3 2 1 0

出 力 ­ ­ ­ ­ ­ ­ ­ BK

0:8253使用 1:8255使用

8253 カウンタ#0 カウントレジスタ

bit 7 6 5 4 3 2 1 00 入出力

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

ADR+ 98255 データレジスタ(ポートA)bit 7 6 5 4 3 2 1 0

1 入出力PA7 PA6 PA5 PA4 PA3 PA2 PA1 PA0

ADR+10 入出力 未使用­

0 入出力 未使用

ADR+118255 データレジスタ(ポートB)bit 7 6 5 4 3 2 1 0

1 入出力PB7 PB6 PB5 PB4 PB3 PB2 PB1 PB0

ADR+12 入出力 未使用­

0 入出力 未使用

ADR+138255 データレジスタ(ポートC)bit 7 6 5 4 3 2 1 0

1 入出力PC7 PC6 PC5 PC4 PC3 PC2 PC1 PC0

ADR+14 入出力 未使用­

入 力 未使用0

8253 コントロールレジスタ

bit 7 6 5 4 3 2 1 0出 力

SC1 SC0 RWM1 RWM0 CM2 CM1 CM0 BCD

ADR+15入 力 未使用

18255 制御レジスタbit 7 6 5 4 3 2 1 0

出 力CR7 CR6 CR5 CR4 CR3 CR2 CR1 CR0

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AZI­4140

●割り込みイネーブルレジスタ( 入力)ADR+4このレジスタを使用して、それぞれの割り込みについて、割り込みを許可 禁止することが可能で/す。また、このレジスタを読み出すことにより、現在の割り込み許可 禁止の状態を読み出すこと/が可能です。

電源投入後は、すべての割り込みは禁止状態です。

­ ­ ­ ­ ­ ­ CH1 CH1TxRDY RxRDY

CH1 受信割り込み

CH1 送信割り込み

0 1:割り込み禁止 :割り込み許可

●割り込み要求レジスタ( 入力)ADR+8割り込み要求レジスタは、現在発生している割り込み要求を示します。このレジスタは、割り込

み要求が発生しますと、該当するビットが‘ ’になります。また、このレジスタは割り込みクリ1アレジスタにデータを書き込むことにより全てのビットが‘ ’にクリアされます。ただし、割り0込みクリアレジスタへの書き込みが行われたとき、まだ割り込み要求が残っている場合には、そ

の割り込み要求のビットについてはクリアされません。

また、上記割り込みイネーブルレジスタの値と をとることによって、実際に発生した割り込ANDみ(要求が受け付けられた割り込み)を知ることが可能です。

­ ­ ­ ­ ­ ­ CH1 CH1

TxRDY RxRDY

CH1 受信割り込み要求

CH1 送信割り込み要求

0 1:割り込み要求なし :割り込み要求あり

● 切り替えレジスタ( 出力)8255/8253 ADR+8このレジスタを使用して、タイマ( )と ( )を切り替えます。8253 PPI 8255電源投入後は、タイマ( )が選択されています。8253

­ ­ ­ ­ ­ ­ ­ BK

0 8253 1 8255: 制御 : 制御

●外部汎用制御信号レジスタ( 入力)ADR+6各種制御信号の状態を確認することができます。

CH1 CH1 CH1

CS CI CD

CD信号の状態

CI信号の状態

CS信号の状態

0 1:無効 :有効

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AZI­4140

7 2 タイマ( )の使い方. 8253本ボードは、ボーレート用クロック生成およびインターバルタイマ用に、プログラマブルタイマ

( )を内蔵しています。このタイマは、カウンタを チャンネル持っておりそのうちカウンタ8253 3# を以下の目的で使用します。0

・ ボーレート用クロック生成 カウンタCH1 #0

タイマのカウンタ値は、下記の式により求めてください。

・カウンタ#0基準クロック

カウンタ値 =ボーレートファクタ×ボーレート( )bps

ボーレートファクタ:× × ×1, 16, 64基 準 ク ロ ッ ク: , ,1.8432MHz 4.096MHz 4.9152MHz

タイマ(8253)とPPI(8255)はADR(RSW1~3で設定したアドレス)+8の8255/8253切り替え

レジスタの値により切り替わります。8253使用時はADR+8に0を書き込んでください。

電源ON時またはリセット時は、8253が選択されています。

8253のモード設定はモード3で使用してください。

カウンタ値は、2~65536の範囲で有効です。計算結果が65536になる場合は、カウンタ値に

は、0をセットしてください。

ただし、ボーレートの設定は仕様以上の設定を行わないでください。

■設定例 を で初期化する場合。(ボーレートファクタは、× ,ボーレートクロッ1 CH1 1200bps 16クは、 )4.9152MHz

4.9152 10× 6

= 25616 1200× = 0100H

プログラム方法( は、 で設定された ポートアドレスです。)ADR RSW I/Ooutp (ADR+15,0x36); /*カウンタ#0の初期化(36 は、固定値) */H

outp (ADR+9,0x00); /*カウンタ#0の下位バイトをセット */

outp (ADR+9,0x01); /*カウンタ#0の上位バイトをセット */

パソコンの機種/コンパイラの種類によっては、8251および8253へのアクセス(IN/OUT命

令)を連続して行う場合、ソフトウェアによるI/Oリカバリ・タイム(1.2μsec以上)が

必要となる場合があります。

例)プログラム中に以下の命令を挿入することにより、リカバリタイムを確保する。

i486, Pentium CPU搭載機種の場合

OUT 5Fh,AL

その他の機種の場合

NOP または

JMP 命令等

※必要な命令数などは、使用するLSIにより異なるため、各LSIのマニュアル等を参照くだ

さい。

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7 3 初期化方法.

( ) ( )1 8251 CH1

8251 が初期化され、送受信可能な状態になります。

( ) (カウンタ )2 8253 0

8253 0 3 100Hを選択後、カウンタ がモード で初期化され、カウンタの初期値 として、カウント動

作を開始します。

7 4 出力方法. (SIO部)

8251 00H 1から の バイトがデータとして、送信されます。

データ送信は、8251, 8253の初期設定を行った後、実行してください。

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7 5 入力方法. (SIO部)

8251 1 Dataから バイトの受信データが、変数 に格納されます。

データ受信は、8251, 8253の初期設定を行った後、実行してください。

7 6 出力方法. (PPI部)

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7 7 入力方法. (PPI部)

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9 1 ハードウェア仕様.

項 目 仕 様

入出力チャンネル数 1チャンネル

シ 入 出 力 形 式 RS-232C(EIA規格)

リ 参照『6.2 各機能の説明(転送速度)』転 送 速 度 (ボーレートクロックはタイマカウンタで設定するため連続値に

ア なりません)

ル 転 送 距 離 最大15m

通 入 出 力 バ ッ フ ァ 出力 75188相当品 入力 75189相当品··· ···

信 通信コントローラ 8251相当品

部 基 準 ク ロ ッ ク 4.9152MHz,1.8432MHz,4.096MHz(JPにて設定)

使 用 コ ネ ク タ D SUB9ピンコネクタ GMM C9RUGMDB相当品­ ­

入 出 力 点 数 24点(8点×3)

入出力(バッファ)方向は、モード設定時

または、制御信号変化時自動切り替え

入 出 力 仕 様 TTLレベル

P ポートA,B : 74LS245相当品

ポートC : 74LS125相当品

I 10kΩプルアップ抵抗

10Ω入力保護抵抗付き

コ ン ト ロ ー ラ 8255相当品

出 力 駆 動 電 流 I =20mA(最大)OL

使 用 コ ネ ク タ FAP3401 1202 OBF­ ­

割 り 込 み 機 能 シリアル送受信割り込み:2点

共 16ビットフルデコード設定可能(RSWにて設定)I / O ホ ゚ ー ト ア ト ゙ レ ス

占有ポート数 : 16ポート通

供 給 電 源 DC+ 5V(± 5%)

DC±12V(±10%)

部 消 費 電 流 +5V 0.6A(TYP)

+12V 30mA(TYP)

­12V 30mA(TYP)

使 用 条 件 温度:0~50℃,湿度:20~90%(非結露)