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Solid Edge ST7新機能紹介

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ST7についてST7はユーザからの多数の要望を取り入れた柔軟で高速なモデリングと、新しいアプリケーションの採用でよりリアルなレンダリング機能で、皆様の設計環境を高速化します。



概要• ユーザーインターフェースクイックビューキューブマウスホイールによる拡大/縮小の反転[開く/保存]ダイアログの変更単位設定場所の変更

• パーツ3Dスケッチキーポイント表示の強化⽳コマンドの変更3D測定コマンドの強化曲線の⻑さ固定材質のプロパティの強化

• シートメタルパーツからシートメタル成形前形状の作成

• アセンブリ幾何関係の強化パスファインダの幾何関係表示の強化パターン機能の強化フレーム機能の強化ピアジオメトリ認識



概要• ドラフト

参照テキスト累進寸法の強化図面ビュー間のリンク質量中心表示の改善テーブル編集機能の強化

• データ変換AutoCADインポート/エクスポートの強化STEPトランスレータの更新複数のソリッドがあるデータのインポート

• その他レンダリングモジュールの変更Windows8.1対応



ユーザーインターフェース

• クイックビューキューブ• マウスホイールによる拡大/縮小の反転

• [開く/保存]ダイアログの変更• 単位設定場所の変更



クイックビューキューブ

画面右下に表示されるキューブで、ビューの方向を簡単に変更できるようになりました。• キューブの面・角・エッジや矢印をクリックすることで、ビュー⽅向を変更できます。

• クイックビューキューブを表示するにはSolid Edgeのオプションで「グラフィックスカード依存（⾼度）」にした上で、「クイックビューキューブ設定」をオンにします。



マウスホイールによる拡大/縮小の反転

マウスホイールによる拡大/縮小の回転方向を設定できるので、他アプリとの操作感の違いを解消できます。



[開く/保存]ダイアログの変更

「開く」と「名前をつけて保存」のダイアログボックスがMicrosoft準拠になりました。



単位設定場所の変更

「Solid Edgeのオプション」に変更され、⻑さの単位と寸法のスタイルを一致できるようになりました。



パーツ

• 3Dスケッチ• キーポイント表示の強化• ⽳コマンドの変更• 3D測定コマンドの強化• 曲線の⻑さ固定• 材質のプロパティの強化



3Dスケッチ

スイープの経路やBlueSurfのガイド曲線などが簡単に作成できるようになりました。事前にスケッチ平面を用意しなくても、複数のスケッチ平面をまたがるスケッチを簡単に作成できるようになりました。



キーポイント表示の強化

マウスカーソル近辺の要素のキーポイントが、要素上に表示されるようになりました。• キーポイントにカーソルを置かなくても要素上に表示されるので、視認性が向上しました。

• 線分などのコマンド実⾏中に、カーソル近辺の要素のキーポイントだけが表示されます。

• IntelliSketchオプションに「シルエット」「編集点」「曲線の制御頂点」が追加されました。



穴コマンドの強化

複数の規格を使用できるように、ダイアログと穴情報ファイルが強化されました。• 「⽳のオプション」ダイアログが変更され、各規格に合わせた細かい設定が可能になりました。

• 穴情報ファイルがテキストファイルから、各規格毎に用意されたMicrosoft Excelファイルに変更されました。旧バージョンで使用していたHoles.txtやPipethreads.txt等をExcelファイルに変換するコンバータが用意されています。/Solid Edge ST7/Custom/HoleDatabaseConverter/bin/Hole Database Converter.exe



3次元計測機能が統合され、的確な結果表示と、結果を使った効率的な作業を⾏えるようになりました。

3D計測コマンドの強化 1/4




計測 –標準原点の測定標準原点の測定と要素間の測定を切り替えます計測 –原点を再定義標準原点の原点の再定義モードを切り替えます




画面上でX/Y/Z軸⽅向の距離や複数の計測結果（距離/面積など）の合計値が確認できるようになりました。X/Y/Z軸⽅向の距離計測結果の合計値



測定ダイアログを残しておけるので、計測コマンドの結果をみながら、アセンブリやパーツの操作を⾏えます。




曲線の⻑さ固定

キーポイント曲線の⻑さを固定できるようになりました。

• 固定した⻑さは曲線を編集しても維持されるので、⻑さが⼀定の配管の検討などが可能になりました。

• 曲線を編集した際、制御点が移動する方向の指定も可能になりました。



材質のプロパティの強化

「材質のプロパティ」変更により複数の材質テーブルが使⽤できるようになると共に、視認性/操作性も向上しました。• 各規格（JIS,DIN等）毎に材質テーブル（mtlファイル）を用意できるようになりました。

• 種類ごとにフォルダ表示されるので目的の材質にアクセスしやすくなりました。

• ショートカットメニューからコピー等が⾏えるようになりました。



シートメタル

• パーツからシートメタル• 成形前形状の作成



パーツからシートメタル

オーダード環境のソリッドやサーフェスモデルから、展開可能なシートメタルモデルを作成できるようになりました。• ソリッドやサーフェス形状の直線辺や円筒面から曲げにしたい部分を選択することで、シートメタル形状を作成できます。

• リップにしたい辺を任意に選択することも可能です。



成形前形状の作成

プレス形状から、材料⾒積もりに必要な成形前の形状を作成できるようになりました。• ソリッドやサーフェスを平面に展開した形状を近似表現するブランクフィーチャが作成できるようになりました。

• ブランクフィーチャはパーツ作成に必要な材料のおよその量を⾒る際などに利⽤できます。

• ブランクフィーチャの作成コマンドは二つあります。� 「ブランクボディ」

ソリッドから作成� 「ブランクサーフェス」

サーフェスから作成



アセンブリ

• 幾何関係の強化• パスファインダの幾何関係表示の強化

• パターン機能の強化• フレーム機能の強化• ピアジオメトリ認識• 制限付き更新/保存機能



幾何関係の強化

幾何関係コマンドが改良され、位置固定・接する・反転の実⾏対象が増えました。• 「位置固定」が選択した複数の要素に対して実⾏できるようになりました。

• 「接する」が曲⾯を対象に実⾏できるようになりました。

• 下記の幾何関係で「反転」が使えるようになりました。� 面合わせ� 面位置合わせ� 軸位置合わせ� 平⾏� 接続� 接する� 平面の中央

ST6ST7



パスファインダの幾何関係表示の強化1/3

アセンブリに設定されている幾何関係の情報を詳細に表示できるようになりました。• パスファインダでパーツを選択した際、トップアセンブリが管理する幾何関係のなかから選択パーツに関わるものだけが表示されるようになりました。

ST6ST7




幾何関係に関するアイテムの操作ができるようになりました。• パスファインダの下部ウィンドウの幾何関係に対するショートカットメニューで、以下のオプションが追加されました。� 表示� 選択のみ表示� ズームイン� 構成要素を選択




下部ウィンドウで選択した幾何関係に関するアイテムの視認性が向上しました。• パスファインダの下部ウィンドウで幾何関係を選択した際、選択した幾何関係に関係しないアイテムが半透明になるようになりました。



パターン機能の強化

形状や曲線を基準に、パーツやサブアセンブリをパターン配置する機能が追加されました。• アセンブリ環境でも「曲線に沿った」パターンが追加されました。指定した曲線または辺に沿ってパーツを配置できます。

• 「構成要素を複製」では指定したコンポーネントを、コピーの基準となる選択元と同じ選択先に対してパターン配置できます。



フレーム機能の強化

フレーム作成時のフレームの向きや角処理の⽅向を指定できるようになりました。• フレームのオプションからフレームを作成する際のフレームの向き・角処理の⽅向を指定できるようになりました。

XY平面 YZ平面



フレーム機能の強化

• フレームを作成する際に、フレームの向きを円の中心に向ける事もできるようになりました。



ピアジオメトリ認識

アセンブリ階層構造に関わらず、他のコンポーネントを認識できるようになりました。• インプレース編集中に、他のアセンブリとの間に配管形状が作成できます。

• シフトキーを押すことで、上位レベルや隣接アセンブリの形状の選択や使用が可能です。

• 配管やハーネス形状を任意の階層に作成できます。



ドラフト

• 参照テキスト• 累進寸法の強化• 図面ビュー間のリンク• 質量中心表示の改善• テーブル編集機能の強化



参照テキスト

データム枠などの注記が他の注記から参照できるようになりました。参照元と連動して参照先の記載が変わります。• 例えばデータム枠の内容変更に連動して公差記入枠の内容が変わるので、修正漏れなどのミスを減らせます。

• 参照テキストは注記のプロパティの中で指定します。

• 下記の内容を参照できます。� 引き出しテキストボックス� データム枠� バルーン� データムターゲット� 図面ビュー

内容変更

連動する



累進寸法の強化 1/3

累進寸法の⾃動作成が可能になりました。

• 選択したビューや要素に対して、累進寸法を⼀回の操作で作成する「⾃動累進寸法」が追加されました。

• 作成対象の要素はオプションで指定できるため、目的の要素に対してのみ作成できます。




補助線の自動折り曲げが可能になりました。

• 寸法が込み入った場所では、自動的に補助線を折り曲げるようになりました。

• 作成時だけでなく、Altキーを押しながら累進寸法を移動した際にも折り曲げが追加されます。

• ⾃動累進寸法、累進寸法のどちらでも同様に機能します。

• 自動折り曲げの有効/無効は「寸法のスタイル」の「寸法線と累進寸法」タブの「自動ジョギングを使用可能にする」で制御します。




累進寸法を⾃動的に折り曲げるオプション等が追加されました。• 「寸法のスタイル」の「寸法線と累進寸法」タブに下記のオプションが追加されました。� 「基準値の変更を許可」原点の寸法値を０以外に変更できます。関連する寸法の値も自動的に変わります。

� 「負の値を許可」原点より左または下方向の寸法は負の値になります。

� 「自動ジョギングを使用可能にする」寸法が込み入った場所では自動的に補助線を折り曲げます。

基準値の変更を許可

負の値を許可



図面ビュー間のリンク

図面ビュー間のリンクが可能になり、各図面ビューに同一の部品番号を配置できるようになりました。• 「参照ファイルを選択」ダイアログに、図面ビューのリンクの有無を決定するオプションが追加されました。

• ［アセンブリから独⽴した図⾯ビューを作成］オプションがオフの場合、リンクした図面ビューが配置されるので、同一の部品番号を配置できます。

同じ部品番号になる



質量中⼼表⽰の改善

図⾯上に質量中⼼をJISに準拠したシンボルで表示できるようになりました。• ST6までは点でしかできませんでしたが、ST7からJIS準拠のシンボルが用意されました。

• シンボルの変更は「Solid Edgeのオプション」から⾏います。



テーブル編集機能の強化

作図画面上でのテーブル編集作業が強化されました。

• ST6までは「プロパティ」の「データ」タブで⾏っていた⾏/列の追加/削除やコピー/貼り付け作業が、編集画面で右クリックするだけで可能になりました。

• テーブル左上のアイコンから、テーブルで選択したアイテムのハイライト表示などが可能になりました。



データ変換

• AutoCADインポート/エクスポートの強化

• STEPトランスレータの更新• 複数のソリッドがあるデータのインポート



AutoCADインポート/エクスポート強化(1/2)

変換対応バージョンが増え、2次元形状を直接三次元にインポートする機能が追加されました。• AutoCAD2014までのインポートに対応しました。

• AutoCAD 2013までのエクスポートに対応しました。

• エクスポートバージョンのデフォルトが2007になりました。

• 「ファイルを開く」-「オプション」に、２次元形状をパーツやアセンブリのスケッチに直接インポートする機能が追加されました。



AutoCADインポート/エクスポート強化(2/2)• 「ファイルを開く」-「オプション」に、 DWGファイル内の3次元形状をパーツやアセンブリにインポートする機能が追加されました。

• 「ファイルを開く」-「オプション」に、プレビューに表示されているものだけをインポートする機能が追加されました。



STEPトランスレータの更新

AP242のサポートを検討しているST8で採用予定のSTEP変換プログラムをベータ版として提供いたします。

• 既存のSTEP変換プログラムでは機能拡張が難しくなったため、新しいSTEP変換プログラムが開発されることになりました。

• STEP変換時の「オプション」で、既存版/ベータ版どちらのプログラムを使用するか選択できます。



複数のソリッドがあるデータのインポート

マルチボディをインポートする場合、全てのボディをデザインボディとして取り込めるようになりました。

• マルチボディを全て取り込めるように［ベースフィーチャを作成］が［デザインボディとしてのソリッドを］に変更されました。� チェックあり全てのボディをデザインボディとしてインポート

� チェックなし全てのボディを作図補助ボディとしてインポート

チェックありチェックなし



その他

• レンダリングモジュールの変更

• Windows8.1対応



レンダリングモジュールの変更

Classic以上で利⽤可能なレンダリングモジュールがCIE（国際照明委員会）に認定されたKeyShotに変更されました。

• ST6以前よりも写実的なイメージ画像を簡単に作成できるようになりました。

• KeyShotはCIE（国際照明委員会）に認定された唯一のレンダリングソフトです。現実世界のライティングを正確にシミュレートできるので、設計者だけでなくデザイナーやマーケティング担当、CGクリエイターなど幅広い分野で利用されています。



Windows8.1対応

3Dプリンタへのデータ送信や、画面タッチによるビュー操作が可能になりました。• マイクロソフト提供の「Microsoft

3D Builder」をインストールする事で、Solid Edgeから3Dプリンタにデータを送信できます。

• Windowsのタッチ操作に対応しました。

• 現状ではMicrosoft Surface Proがシステムとしてサーティファイされています。

• View&Mackupは画面タッチに対応しておりません。

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