日本版dmo形成・確立計画 地域dmo - mlit · 員会等を設置すること ③...

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(別添)様式1 1 日本版DMO形成・確立計画 1. 日本版DMOの組織 申請区分 地域DMO 日本版DMO候補法人 の名称 一般社団法人十和田奥入瀬観光機構 マーケティング・マネジ メント対象とする区域 青森県十和田市 所在地 青森県十和田市稲生町15番3号 設立時期 平成31年3月1日 職員数 職員14人【常勤14人(正職員7人、出向等7人)】 理事長 (トップ人材:法人の取 組に対して対外的に最 終的に責任を負うもの (氏名) 小野田 金司 (出身組織名) ・大阪観光大学観光学研究所所 ・ (一社)NEXT TOURISM 代表 理事 近畿日本ツーリストに22年間勤務、神戸夙川学院 大学教授、神戸山手大学副学長等を経て現在に至 る。観光に関わる産官学の地域振興、人材育成事 業に関わってきており、観光プロデューサーをネット ワーク化し、DMOのコンサルタントを行っている。 事務局長 (氏名) 山本 隆一「専従」 (出身組織名) 十和田市 旧十和田湖町役場職員の頃から十和田湖・奥入瀬 渓流周辺の観光施設での勤務を経験。合併後の十 和田市観光推進課においても課長補佐、課長を歴 任。 観光地域づくりゼネラ ルプロデューサー兼観 光推進マネージャー 各種データの分析・収 集等(マーケティング) の責任者(専門人材) (氏名) 阿部 昌孝「専従」 (出身組織名) ㈱ JTB グローバルマーケティ ング & トラベル営業企画部地 域交流推進部長 ㈱JTB 東北本社地域交流ビジネス推進部長、東北 観光推進機構副本部長兼海外事業部長、㈱JTB 東北本社地域交流事業推進部長等を歴任。 総務・イベントマネージ ャー (プロモーション)の責 任者(専門人材) (氏名) 妻神 誠司「専従」 (出身組織名) 十和田商工会議所 十和田商工会議所職員として、地元事業者との幅 広い人脈を有し、十和田市観光協会事務局長とし て関係者との調整に能力を発揮してきた実績があ る。 観光推進グループコー ディネーター (旅行商品の造成・販 売)の責任者(専門人 材) (氏名) 池田 陽子「専従」 (出身組織名) (一社)十和田市観光協会 十和田市観光協会に勤務歴が長く、国内旅行取扱 管理者資格所持者として、着地型旅行商品造成に 携わった実績を持つ。祭り行事等のイベント運営 や、伝統芸能のコンテンツ化にも取り組んでいる。 (氏名) 鳴海 智子「専従」 (出身組織名) 十和田市現代美術館指定管理 者ナンジョウアンドアソシエイツ バス会社、旅行会社等での勤務経験が長く、総合旅 行取扱管理者の資格を持つ。十和田市現代美術館で は、地域事業者や住民に、美術館を通じてアートの世 界を楽しんでもらうプログラムの企画や、着地型旅行 コンテンツの造成、マーケティング業務に携わった実 績を持つ。

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(別添)様式1

1

日本版DMO形成・確立計画

1. 日本版DMOの組織

申請区分

地域DMO

日本版DMO候補法人

の名称 一般社団法人十和田奥入瀬観光機構

マーケティング・マネジ

メント対象とする区域

青森県十和田市

所在地 青森県十和田市稲生町15番3号

設立時期 平成31年3月1日

職員数 職員14人【常勤14人(正職員7人、出向等7人)】

理事長

(トップ人材:法人の取

組に対して対外的に最

終的に責任を負うもの

(氏名)

小野田 金司

(出身組織名) ・大阪観光大学観光学研究所所

・ (一社)NEXT TOURISM 代表

理事

近畿日本ツーリストに22年間勤務、神戸夙川学院

大学教授、神戸山手大学副学長等を経て現在に至

る。観光に関わる産官学の地域振興、人材育成事

業に関わってきており、観光プロデューサーをネット

ワーク化し、DMOのコンサルタントを行っている。

事務局長

(氏名)

山本 隆一「専従」

(出身組織名)

十和田市

旧十和田湖町役場職員の頃から十和田湖・奥入瀬

渓流周辺の観光施設での勤務を経験。合併後の十

和田市観光推進課においても課長補佐、課長を歴

任。

観光地域づくりゼネラ

ルプロデューサー兼観

光推進マネージャー

各種データの分析・収

集等(マーケティング)

の責任者(専門人材)

(氏名)

阿部 昌孝「専従」

(出身組織名)

㈱ JTB グローバルマーケティ

ング & トラベル営業企画部地

域交流推進部長

㈱JTB 東北本社地域交流ビジネス推進部長、東北

観光推進機構副本部長兼海外事業部長、㈱JTB

東北本社地域交流事業推進部長等を歴任。

総務・イベントマネージ

ャー

(プロモーション)の責

任者(専門人材)

(氏名)

妻神 誠司「専従」

(出身組織名)

十和田商工会議所

十和田商工会議所職員として、地元事業者との幅

広い人脈を有し、十和田市観光協会事務局長とし

て関係者との調整に能力を発揮してきた実績があ

る。

観光推進グループコー

ディネーター

(旅行商品の造成・販

売)の責任者(専門人

材)

(氏名)

池田 陽子「専従」

(出身組織名) (一社)十和田市観光協会

十和田市観光協会に勤務歴が長く、国内旅行取扱

管理者資格所持者として、着地型旅行商品造成に

携わった実績を持つ。祭り行事等のイベント運営

や、伝統芸能のコンテンツ化にも取り組んでいる。

(氏名)

鳴海 智子「専従」

(出身組織名)

十和田市現代美術館指定管理

者ナンジョウアンドアソシエイツ

バス会社、旅行会社等での勤務経験が長く、総合旅

行取扱管理者の資格を持つ。十和田市現代美術館で

は、地域事業者や住民に、美術館を通じてアートの世

界を楽しんでもらうプログラムの企画や、着地型旅行

コンテンツの造成、マーケティング業務に携わった実

績を持つ。

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(別添)様式1

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連携する地方公共団

体の担当部署名及び

役割

■十和田市農林商工部商工観光課(観光振興全般、予算策定)

■十和田市農林商工部とわだ産品販売戦略課(産品開発)

■青森県国際観光戦略局観光企画課・誘客交流課(観光プロモーション)

連携する事業者名及び

役割

①地域が「売り」とする観光資源の関係者

■十和田観光電鉄株式会社(バス、遊覧船事業)

■Towadako Guidehouse 櫂(十和田湖カヌー、蔦沼ランブリング)

■GURILAND(グリランド)(十和田湖RIBボート)

■リブパイオニア(十和田湖RIBボート)

■十和田湖モーターボート有限会社(十和田湖モーターボート)

■十和田湖マリンブルー(十和田湖ランチクルーズ)

■有限会社十和田湖レンタルボート(十和田湖スワンボート)

■中広商事(手作り村鯉艸郷)

■有限会社十和田乗馬倶楽部、十和田流鏑馬観光連盟(体験乗馬、流鏑馬)

■NPO法人十和田奥入瀬郷づくり大学(奥入瀬渓流周辺観光ガイド)

■TMG48(トワダもてなしガールズ)(市街地周辺観光ガイド)

■十和田湖・奥入瀬観光ボランティアの会(十和田湖・奥入瀬観光ガイド)

■十和田湖自然ガイドクラブ(十和田湖観光ガイド)

■NPO法人十和田国際交流協会(翻訳・通訳、インタープリター)

■NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会(おいけん)(コケさんぽ)

■南部裂織保存会(南部裂織)

■十和田きみがらスリッパ生産組合(きみがらスリッパ)

■十和田農業体験協議会(農業体験)

■十和田商工会議所(産業団体)

■十和田湖商工会(産業団体)

■十和田おいらせ農業協同組合(産業団体)

■株式会社青森銀行十和田支店(金融機関)

■株式会社みちのく銀行十和田支店(金融機関)

■青い森信用金庫十和田地区本部(金融機関)

■青森県信用組合十和田支店(金融機関)

■公益社団法人青森県観光連盟(地域連携DMO)

②宿泊事業者

■スマイルホテル十和田

■ホテルルートイン十和田

■十和田富士屋ホテル

■十和田シティホテル

■十和田プチホテル

■旅館大阪屋

■星野リゾート奥入瀬渓流ホテル

■野の花焼山荘

■八戸市民保養所洗心荘

■奥入瀬森のホテル

■ドライブイン民宿桂月

■遊魚荘

■温泉民宿南部屋

■奥入瀬温泉灯と楓

■蔦温泉

■元湯猿倉温泉

■谷地温泉

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■ペンション&民宿湖畔

■峰湖荘

■ホテル十和田荘

■民宿十和田湖山荘

■民宿春山荘

■十和田湖レークサイドホテル

■湖四季の宿弁慶

■民宿かえで荘

■アドベンチャーホテル

■ひめます山荘

■十和田湖バックパッカーズ

③交通事業者等

■十和田観光電鉄株式会社(再掲)

■十和田タクシー株式会社

■青森タクシー十和田営業所

■有限会社奥入瀬・八甲タクシー

■有限会社三本木タクシー

■湖畔タクシー

■東日本旅客鉄道株式会社 盛岡支社

■全日本空輸株式会社 青森支店

■日本航空株式会社 青森支店

■ジェイアールバス東北株式会社 青森支店

■株式会社フジドリームエアラインズ 青森空港支店

■株式会社JTB 青森支店

■株式会社近畿日本ツーリスト東北 青森支店

■株式会社日本旅行東北 青森支店

※宿泊事業者は市の統計調査協力施設。

官民・産業

間・地域間と

の持続可能

な連携を図

るための合

意形成の仕

組み

(該当する要件)

① 取締役、理事など日本版DMOの意思決定に関与できる立場で行政、文化、スポーツ、農

林漁業、交通等の幅広い分野の関係団体の代表者が参画すること

② 日本版DMOの組織内に行政や関係団体をメンバーとするワーキンググループなどの委

員会等を設置すること

③ 日本版DMOが行う取組に関する連絡調整を行うため、行政や関係団体 から構成される

協議会等をDMOとは別に設置すること

④ その他、関係者の合意形成が有効に行われる仕組みが存在すること

①~④に該当

①理事には、青森県内に支店を置く運輸・旅行の大手企業と、十和田市内の商工業・農業・金

融を含む産業団体の代表者が参画し、観光地域づくりの方向性を示すとともに強い産業基

盤づくりを目指す。

②実務的な事業の企画立案のために、課題やテーマに応じて、観光事業者のみならずクリエ

ーターや他業種企業の参画による、機動力の高い部会を設置。

事業者を集めた定例部会を開催(2 か月毎)し、各種実績データ共有による進捗管理により

PDCA サイクルを回す。

③十和田市やDMO、関連事業者や他行政機関により「(仮称)十和田市観光戦略会議(後述)」

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を設置し、オール十和田の体制での観光地域づくりの方向性や戦略について協議していく。

④景観形成や交通整備など、特定地域における面的な課題に対する施策決定の過程におい

ては、地域での懇談会の開催を重ねながら、事業者や住民の意向を聴取・反映していく。

地域住民

に対する観

光地域づく

りに関する

意識啓発・

参画促進

の取組

➢幅広い多様な関係者、一般住民を対象としたセミナーや勉強会を適宜開催し、意識啓発

に努める。

➢十和田湖、奥入瀬渓流、市街地のエリア毎の座談会形式での会合を定期開催する。

(原則、エリア毎の持ち回りで毎週一回ペースで開催予定。)

◆DMO設立の基礎固めとなったこれまでの取組みの紹介

<2016年度>

観光事業者や市民への機運醸成等

➢観光カリスマ 山田桂一郎氏による「DMOとは何かに関する勉強会」を

関係事業者等に対して計6回開催。

<2017年度~>

➢多様な関係者巻き込みのためのワークショップ定期開催

「とわだ旅向上座談会」の名称でのワークショップを2017年6月から毎週実施。

本座談会には、観光関係者、各種事業従事者、クリエーター、移住者など、敢えて明確な線引

きを設けず、多様な方々に参画してもらい、都度、テーマを設定して、自由闊達な意見交換を実

施した。

2017 年6月開始 ~ 2019 年 10 月時点で、

◆十和田湖エリア = 27 回 ◆奥入瀬渓流エリア =18 回

◆焼山地区女子会 = 4回 ◆市街地エリア =17 回

※成果の一例

「十和田湖ガイド付き散歩ツアー」トライアル実施

↓本年のJR東日本「大人の休日倶楽部」(冊子)に商品として掲載

チラシのデザインは十和田市に移住したデザイナーが担当。多様な地元関係者を巻込んでの企画

であり、地域への収益還元の一歩となった。

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<2018年度>

アロマコーディネーターによる奥入瀬の森の香りを持ち帰るプラン、野菜ソムリエプロと行く収

穫&植付け体験ツアーなどが、座談会でのブレインストーミングから生まれた。

➢市民向け大規模「観光を軸した地域活性化セミナー」実施(2018 年 7 月 11 日)

十和田市民文化センター内ホール使用。住民約200人が出席。外部講師を招き基調講演、

観光マーケティング調査結果報告等を実施。地域住民への観光受け入れの啓発に努めた。

◆DMO設立に向けた外部人材と民間事業者活用の取組み

<2017年度>

➢(株)ANA総合研究所(以下、ANA総研)と地域連携協定を締結し、DMO構想支援の

ための地域支援マネージャーの常駐を委託。

➢じゃらんリサーチセンターに委託し、GAP調査を実施。

<2018年度>

➢ANA総研へDMO構想支援のための地域支援マネージャー常駐を継続委託。

➢移住アメリカ人クリエイターにウェブサイト制作を委託。イングリッシュ・ファーストで当市の

魅力を世界中に発信できるような構成とした。

<2019年度>

➢(株)JTB へ観光地域づくりのためのゼネラルプロデューサーの派遣を委託。

➢中国出身の地域おこし協力隊員の協力により中国語版のウェブサイトを作成中。

法人のこれ

までの活動

実績

(活動の概要)

(定量的な評価)

いずれの既存団体も母体とはせず、新規法人を設立するため、活動実績はない。

※法人設立後の活動実績等については、主に会員向けニューズレター「こもる、水辺の書斎通

信」及び理事会資料等に掲載。

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実施体制

(実施体制の概要)

➢DMOの構成メンバー(会員)には、宿泊業者、アクティビティ事業者、交通事業者のみならず

飲食業者、農業者、建設業者など多様な関係者が参画し、地域経済の好循環を目指す。

➢理事会は、地元の事業者のみで構成せず、観光人材育成のエキスパートを理事長に招へい

するほか、運輸や旅行の大手企業の参画を獲得。商工業・農業・金融を含む地元の産業団

体とともに、強固な産業基盤づくりを推進する。

➢実務的な事業の企画立案については、観光事業者のみならず、クリエーターや他の業種の

企業の参画による機動力の高い部会を設置し、課題やテーマに応じて議論や運営を行う。

➢事務局組織には大手旅行会社から常勤観光推進マネージャーを配置し、非常勤の観光開発

統括を迎え地域の魅力の掘り起しと商品造成を強力に進める。また、公益社団法人青森県

観光連盟から非常勤アドバイザーを迎え、青森県全体の観光施策と連携・協力を図っていく。

➢十和田市の既存の二つの観光組織、①(一社)十和田市観光協会、②(一社)十和田湖国立公

園協会の機能を統合させた新組織として、平成30年度中に法人登記。

➢事務局職員は、①(一社)十和田市観光協会、②(一社)十和田湖国立公園協会の職員を引き

継ぐほか、(元)地域おこし協力隊や外国人材を活用し、全市的で戦略的な観光地域づくりの

推進体制を構築する。

➢十和田市はDMOの顧問として関わり、官民一体となった戦略策定を行う。また、DMOの立

上げ時は市職員を派遣してサポートを行う。

➢DMO設立に伴い、①(一社)十和田市観光協会は法人を解散する。

➢DMO設立に伴い、②(一社)十和田湖国立公園協会の観光事業のみをDMO十和田湖事業

拠点が引き継ぎ、同協会には国立公園内の清掃業務等の機能を残す。

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実施

体制

(実施体制図)

<(仮称)十和田市観光戦略会議について>

➢DMO設立以降の十和田市における観光戦略全般を関係機関で協議し、意思決定を行う会議体と

して、設置する。

➢本会議体は、特定の組織(行政機関、団体、企業等)内部には属さず、会議開催時に所定のメンバ

ーが参加して協議と意思決定を行う機会である。

➢中長期的な観光戦略や事業案作成を十和田市DMOが担い、会議運営は十和田市が執り行う。

➢会議開催は原則年間に2回程度を予定。重要かつ早期協議が必要な緊急事案等発生時には適

宜、迅速に執り行う。

➢会議は十和田市長を座長として、十和田市DMO、他行政機関、団体、関連事業者代表等の

所定メンバーで構成される。

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<部会について>

➢課題の洗い出しや共有、アイデアやコンテンツの発掘や磨き上げのために、十和田市DMO会員事

業者で構成される専門部会。

➢設置した部会は以下のとおり

◇宿泊部会、◇交通部会、◇体験(アクティビティ)部会、◇物産部会、◇飲食部会

➢部会には、観光事業者のみならずクリエーターや他業種企業からも参画を呼びかけ、各業種だけ

の固定観念に囚われず、発想の転換やアイデア捻出の可能性を広げる。

➢部会は概ね四半期ごとの定例開催を基本とし、各種実績データ共有による進捗管理によりPDCA

サイクルを回す。また、喫緊課題で早期決定が必要な事案の場合は、適宜、短期間で連続開催

(週1~月2回程度)により迅速な意思決定を図る。

<とわだ旅向上座談会について>

➢DMO設立を念頭に置いた2017年度から、市街地・奥入瀬・十和田湖の各エリアでほぼ毎週開

催。

➢観光関連事業者のほか、地域の商店、住民など幅広い関係者の参画を促した。

➢ざっくばらんな意見交換の場として、アイディア出しや資源の掘り起こし、磨き上げ、実際の商品化

の取組などを行ってきた。

➢地域の多様な関係者が、地域資源そのものを見直し、地域にお金を落とす仕組み(ローカルエコノミ

ーサイクル)の当事者として、面的に関わる仕掛けとなっている。

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(別添)様式1

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2. 日本版DMO候補法人がマーケティング・マネジメントする区域

青森県全域図 ・十和田市 (ピンク色囲み)

・主要交通網、 ・秋田県、岩手県

との県境、

十和田市DMO

一般社団法人十和田奥入瀬観光機構

◆十和田市街地に拠点設置

◆十和田湖畔休屋に事業拠点設置

◆マーケティング・マネジメント対象区域:

十和田市全域

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【区域設定の考え方】

≪地域DMO設定の背景と理由≫ 現在の十和田市は平成17(2005)年1月、旧「十和田市」と旧「上北郡十和田湖町」の新設合併により発

足した。合併以前の旧十和田市は、面積が317㎢、山林は27%(88㎢)、田畑、宅地等の平野部が3

7%(116㎢)と、市街地と十和田湖からの水を活かした耕作地が広がるエリア。いわば、十和田湖観光

の玄関口に当たるエリア。「旧十和田湖町」の行政区であった地区は、面積が372㎢、山林が87%(3

22㎢)で、うち、西部のおよそ250㎢が、十和田湖、奥入瀬渓流に代表される十和田八幡平国立公園

に指定されている自然豊かなエリアである。十和田湖畔まで市内から車で1時間程度の距離にある。

このように、合併によって誕生した広大な行政区域内は、特徴が異なる魅力的な観光資源を豊富に有し

ている。そこで、十和田市に地域DMOを発足させ、旧市町村で個別に存在した観光組織を廃し、観光

関連業務を一括して一元化による迅速な意思決定を行うこと、豊富な観光資源を持ちながら活かしきれ

ていない課題に向き合うことを目指している。

尚、将来的には個別の観光施策等において、上十三・十和田湖定住自律立観光推進協議会や、県内

外の他DMO候補法人等と連携事業を検討予定。

≪十和田市DMOの設置拠点≫ 十和田湖畔、奥入瀬渓流、市街地の全域を俯瞰した政策を行うために、DMOの実働拠点は、連携する

行政および事業者が隣接し、移動アクセス利便性のよい中心市街地に設置する。同時に、自然観光地

区の観光案内事業やタイムリーな情報発信のために、十和田湖畔「休屋」に事業拠点(事務所)を設置

する。

≪十和田湖畔の秋田県側に属する観光施設について≫ 十和田市DMOは、地域DMOとして基本的に十和田市の行政区域をマーケティング・マネジメント対象

範囲とする。但し、対象区域外の事業者も加入できることとしており、とりわけ、湖畔の秋田県鹿角郡小

坂町に属する観光関連施設(ホテル、アクティビティ事業者)については、従来の(一社)十和田湖国立公

園協会の会員ということもあり、コンテンツの活用を図っていく。

【観光客の実態等】

≪観光の概況≫ ➢入込客数の状況

青森県の入込客数が微増となっているのに対し、十和田地区の入込客数は、平成 15 年をピークに減

少の一途。震災以後、回復傾向にはあるものの、ピーク時の3分の2にとどまっている。

➢宿泊者数の状況

宿泊数についても同様で、ピーク時に比べると、宿泊施設数(収容人数)の減少に伴い、宿泊人泊数も

減少している。

➢観光産業従事者数、総生産額等の経済貢献度は、観光地としての知名度に比べそれほど高くない。

≪エリア別の状況≫

◆十和田湖畔

➢昭和の高度経済成長期以降、比較的早い時期から「十和田湖」は全国的に著名な観光地として知れ

渡ることとなり、修学旅行や団体旅行客が大型バス数台で来訪する繁栄期が続いた。

➢十和田湖畔の宿泊業および飲食売店において、前述の大量送客型1泊旅行客をさばく観光ビジネス

モデルから、リピーター需要を創出する個人旅行スタイルへの対応に転換できていない。

➢東北新幹線八戸駅開業の平成 14 年には十和田湖畔(休屋・休平地区)に 28 棟のホテル・旅館・民宿

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が営業していたが、現在営業する施設は10棟件程度となっている。十和田湖遊覧船も平成26年に

は2社から1社の運航となった。

➢廃業した施設の建物の多くが撤去されないまま放置され、廃屋と化している。これら長年放置されて

いる廃業施設の大半には買手が付かず、一方で、権利関係が多岐にわたり複雑化したため撤去も

容易ではない。そうした中、環境省による「国立公園満喫プロジェクト」取組の一環として、撤去に向

けた法的整理を開始した。

➢平成 26 年にJRバスが冬季運休となる。ホテルや土産物店の大半も冬期間は休業する。

➢平成 30 年度冬には 1/17~2/25 まで1日2往復臨時運行されている。

➢秋田県側の西湖畔地区には、個人客向けのリゾートスタイルの小規模客数収容宿泊施設、コテージ

が数件あり、十和田市休屋地区と若干異なる客層による棲み分けがなされている。但し、西湖畔地

区は冬季全面閉鎖となる。

◆奥入瀬渓流

➢現在では、十和田観光の主役は十和田湖ではなく奥入瀬渓流。その景観の成り立ちや植生に注目

する人々によりクローズアップされ、平成 25 年には、日本蘚苔類学会により「日本の貴重なコケの

森」に選定された。コケなどの自然美に注目したコンテンツが人気となっている。

➢ただし、国立公園特別自然保護区につき新規ホテル等施設建設は規制されている。

➢平成 25 年から、渓流に沿って通る国道における渋滞の解消や排ガスによる自然環境への影響緩和

を目的として、奥入瀬(青橅山)バイパスの整備が国の直轄事業として行われることとなった。

➢需要ピークの10月は周辺および市街地の宿泊施設は供給不足で需要取りこぼし状態。

➢明るい兆しとして、長らく冬季閉館していた宿泊施設が平成 29 年 12 月より冬季営業を再開し需要底

上げに貢献。従業員確保による通年雇用機会の創出効果をもたらした。

◆十和田市街地

➢春まつり(官庁街通りの桜鑑賞)、夏まつり(花火大会)、秋まつり(山車運行)を中心としたイベント

運営が行われてきた。春まつりは県外からの桜見物客も多いが、夏・秋まつりは地域住民のための

行事としての側面が強い。

➢春・夏・秋まつりは、地域住民にとっては各季節の風物詩的イベントである一方、主な消費先は県外

からの露天商が多く、地域にお金が落ちているかを疑問視する声もある。

➢平成20年に十和田市現代美術館が開館。10周年となる現在においても、年間観覧者は約14万人

であり堅調。30代・40代女性がボリューム客層である。

➢現代美術館の立地は中心市街地への回遊を狙ったものであったが、中心商店街の店舗は新規の

比較的若い来訪客層の需要に対応しきれていない。

≪十和田市の宿泊者数実績推移≫

十和田市では H26 年より、市内宿泊施設の協力により月次の宿泊者数データ提供を受けており、

経年での蓄積により需要動向把握に役立っている。本DMOでは必須KPI指標に活用している。

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年間を通して、8月、および紅葉シーズンの10月にピークとなり、11月から下降し1月まで停滞する需要パターン

を示す。2月は積雪量が増え「十和田湖冬物語」イベント需要により一旦上昇、再び3月に落ち込む波動が定着。

長期的視点に立って需要底上げを狙うのは12月~3月の冬季間。また、新緑から初夏までの4月~7月には伸び

代が十分あると捉え、魅力訴求の販促活動を行いたい。

◆インバウンドの概況

青森空港と中国本土、および韓国ソウルとの直行便、台湾との定期チャーター便が外国航空会社にて

運行され、堅調な旅客輸送実績を維持し、奥入瀬渓流と十和田湖を巡るルートが来訪者に人気の周遊

コースに組み込まれている。その恩恵によりアジア中心に外国人観光客数は増加傾向にある。

【観光資源:観光施設、商業施設、自然、文化、スポーツ、イベント等】

≪自然の観光資源≫ ◆十和田湖八幡平国立公園

昭和31年に十和田国立公園に八幡平国立公園が追加され、十和田八幡平国立公園となる。平成28

年には、国立公園満喫プロジェクト事業対象地域に選定された。本国立公園は秋田県と青森県の広域

に跨るエリアがあり、十和田市の行政管轄地域には奥入瀬渓流、宇樽部、休屋に観光スポットが点在

する。

伸び代あり

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(別添)様式1

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◆奥入瀬渓流

十和田湖畔子ノ口(ねのくち)から焼山まで約 14km にわたって緑のトンネルが続く、日本を代表する景

勝地。この渓流美は、噴火による十和田湖誕生の後、湖水の決壊によって出来たもので、時代を重ねる

とともに周りの自然木に包まれながら美しく姿を変えてきた。渓流沿いにいくつもの滝が点在しており「瀑

布街道」とも呼ばれている。両岸に迫る断崖は、軽石や火山灰が高温の状態で堆積し、熱と自重によっ

て生成された溶結凝灰岩といわれるもので、奥入瀬の景観に迫力をもたらしている。渓流に沿って流れ

とほぼ同じ高さに車道と歩道がつくられ、尾根や山腹の道から渓谷を眺めるのとは、また趣の異なった

景観を味わうことができる。

◆奥入瀬渓流の冬季重点コンテンツ

「奥入瀬渓流氷瀑ツアー」

平成 29 年度から、企業版ふるさと納税を活用し、市と宿泊施設、地元ガイド団体が連携した冬季観光

充実事業として「奥入瀬氷瀑ツアー」を開始した。平成 29 年に、9年ぶりに冬季営業を再開した星野リゾ

ート奥入瀬渓流ホテルでは、宿泊者へ提供するアクティビティの冬の目玉として実施。平成 29 年、平成

30 年ともにホテルの奥入瀬氷瀑ツアーの参加者は 4,000 名を超え、市が主催する氷瀑ツアー利用者は

平成 29 年で約 1,000 名、平成 30 年で約 1,150 名を数え、冬季の宿泊者増大に寄与している。令和元年

度はDMOが市からの受託により奥入瀬氷瀑ツアーを企画運営し、より多くの宿泊施設との連携や、十

和田湖冬物語など他の冬のイベントとの連動を図った展開をしていく。

★氷瀑(=ひょうばく)とは滝の水が凍った状態。自然と気候変化が造り出す芸術的な造形。奥入瀬渓流内

には10ヵ所以上の滝が点在。ネイチャーガイドによる日中のガイドツアーと、夜にライトアップをして案

内するナイトツアーの2種類がある。国立公園特別自然保護区のため夜のライトアップは機器を常設す

ることはできないが、LED ライトを備えた車両をツアーバスと同時に運行することにより実施している。

★平成 30 年度には、動植物を含む環境への配慮や、地元の宿泊施設やガイド団体と行政が一丸と

なった事業展開が評価され、「奥入瀬渓流氷瀑ツアーによる観光資源の創出と地域活性の取り組

み」がグッドデザイン賞を受賞した。

★オリジナリティの高い取組であるため、インバウンド向けの商談会等においても大変関心が高い

コンテンツである。

◆十和田湖

青森県十和田市と秋田県鹿角郡小坂町にまたがる湖。約 20 万年前に始まった火山活動により形成さ

れたカルデラ湖。日本の湖沼としては、最大水深は326.8mで第3位、面積では12番目。北東に約14km

にわたり奥入瀬渓流が延びる。約 20km 北には八甲田山が位置し、十和田湖と奥入瀬渓流は十和田八

幡平国立公園を代表する景勝地の一つ。新緑や紅葉の名所として知られ、十和田市だけでなく秋田県

側の湖畔地区に、一部温泉を有するホテルや旅館の宿泊施設、遊覧船、キャンプ場、カヌー・カヤック・

モーターボート等コンテンツが揃う。

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(別添)様式1

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◆十和田湖畔の観光コンテンツ

➢十和田湖畔 カヌー体験

➢十和田湖モーターボート(パワーボート)乗船体験

十和田湖の魅力を最も感じることができる体験は湖上に出ること。大型船は大量輸送向きだが、小型動

力船は水面が近く迫力と、プライベート感、ややリッチな満足感が得られる。本年度より新規事業者が参

入し、次第に商品ラインアップ充実が図られる途上にある。夏場の個人旅行客の体験型コンテンツとし

て期待が大きく、成長事業として育てたい。

◆奥入瀬渓流と十和田湖付近の施設

道の駅奥入瀬「奥入瀬ろまんパーク」、奥入瀬渓流館、奥入瀬湧水館、奥入瀬モスボール工房、奥入瀬

ランプ工房、奥入瀬スノーパーク、宇樽部キャンプ場、十和田ビジターセンター、十和田湖観光交流セン

ター「ぷらっと」、石ヶ戸休憩所(奥入瀬渓流内)

◆文化

十和田湖を全国に紹介した詩人の大町桂月、「乙女の像」製作の彫刻家 高村光太郎の足跡

◆イベントおよびスポーツ

・十和田湖マラソン、・十和田湖ウォーク

・十和田湖ヒルクライム開催によるサイクル・ツーリズム振興

・十和田湖冬物語(2月に約3週間に開催)

◆特産品

十和田湖は日本有数のヒメマス漁獲量を誇る。鮮度が命のひめますは非常に繊細な高級魚。十和田市

では、「ひめます味紀行」と題して協力店舗に独自料理提供を呼びかけ、市の特産品として PR に努めて

いる。また、本場チェコから技術協力で本格醸造している「奥入瀬ビール」も人気。

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(別添)様式1

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◆十和田湖周辺 宇樽部地区

休屋と子ノ口の中間に位置し、御倉半島の東側の入り江・東湖、宇樽部川の河口に発達した地区。

トレッキング、キャンプ、カヌーなど、大自然に触れ合えるメニューが満載。春夏秋はもちろん、冬には雪に

残った動物たちの足跡を追いながらの散策も、冬にしかできない大変貴重な体験。

◆観光温泉地域

・十和田湖温泉郷(焼山地区)

奥入瀬渓流の玄関口として温泉宿が点在している。国立公園内でも「十和田湖」「奥入瀬渓流」それぞ

れの強みを発揮するため、令和2年4月1日から温泉郷名を「奥入瀬渓流温泉」と変更することを決定。

・十和田湖畔温泉(十和田湖畔休屋地区、および秋田県側休平地区)

・蔦温泉:

良質な泉質と豊富な湯量を誇る高級温泉。遊歩道を徒歩数分で屈指の景観を楽しめる。

・谷地温泉:

八甲田山麓に開湯 400 年を誇る日本三大秘湯として知られる。自噴の源泉かけ流し泉が自慢。

・元湯 猿倉温泉:

南八甲田連峰への登山の拠点としても知られ、登山客の利用が多い1軒宿。冬季は休業。

≪市街地の観光資源≫

◆市街地の主な観光施設とコンテンツ

「日本の道100選」に選ばれた十和田市官庁街通りの桜並木、十和田市観光物産センター、

道の駅とわだ「とわだぴあ」、「匠工房」南部裂織保存会、手づくり村鯉艸郷(りそうきょう)

↑十和田市官庁街通りの桜並木、 ↑十和田市官庁街通りの紅葉 ↑手づくり村鯉艸郷(りそうきょう)

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(別添)様式1

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↑建築家 隈研吾氏設計、 ↑建築家 西沢立衛氏設計、 ↑建築家 安藤忠雄氏設計

◆文化、伝統工芸品

・伝統工芸の「南部裂織」、「十和田きみがらスリッパ」の保存普及と技術保存継承に努めている。

・十和田市現代美術館を格とした、常設および企画展示によりアート文化の啓発活動。

・十和田市の前身である三本木地域開拓の歴史。

↓「きみがらスリッパ」、 ↓「南部裂織」工芸品

◆スポーツ

・相撲全国大会開催可能な競技施設あり、現役幕内力士を多く輩出。

・流鏑馬競技大会開催(明治から終戦直前まで十和田市は日本一の軍馬生産拠点であった)

◆イベント ↓十和田市春まつり(4月開催) ↓桜流鏑馬(4月開催) ↓十和田市秋まつり(9月開催)

◆特産品

十和田市は、野菜王国、ニンニク生産量は日本一

➢十和田市で生産される代表的な野菜↓ 名物のバラ焼き↓

十和田市中心市街地に所在する有名建築家設計の3大施設 十和田市民図書館

十和田市現代美術館

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(別添)様式1

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十和田バラ焼きは、地元のソウルフードとして地元レストランで幅広く提供されている。

【宿泊施設:域内分布、施設数、収容力、施設規模等】

十和田市の観光客向けホテル・旅館・民宿は内訳は以下:

◆宿泊収容力の目安(情報把握できている施設のみ)は:

・十和田湖周辺 :約 1,660人/1日、

・奥入瀬渓流・焼山・八甲田地区 :約 1,130人/1日

・市街地 :約 810人/1日

・十和田湖畔秋田県側の施設 :約 540人/1日

【利便性・区域までの交通・域内交通】

◆区域までの交通アクセス ・JR東北北海道新幹線「はやぶさ」でのアクセス

東京駅 → 3時間 → 七戸十和田駅

仙台駅 → 1時間25分 → 七戸十和田駅

盛岡駅 → 50分 → 七戸十和田駅

新青森駅 → 15分 → 七戸十和田駅

新函館北斗駅 → 1時間25分 → 七戸十和田駅

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(別添)様式1

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・航空でのアクセス

東京 → 1時間15分 → 青森空港

札幌 → 45分 → 青森空港

名古屋 → 1時間25分 → 青森空港

大阪 → 1時間25分 → 青森空港

東京 → 1時間15分 → 三沢空港

東京 → 1時間 → 大館能代空港

札幌 → 1時間 → 三沢空港

大阪 → 1時間35分 → 三沢空港

ソウル(韓国) → 3時間 → 青森空港

天津 (中国) → 4時間10分 → 青森空港

◆域内交通アクセス

・バス(JRバス東北、十和田観光電鉄バス利用)

<市街地>

八戸駅 →40分 →市街地(現代美術館)

七戸十和田駅 →35分 →市街地(現代美術館)

<奥入瀬渓流>

七戸十和田駅 → 1時間25分 → 焼山(奥入瀬渓流館前)

七戸十和田駅 →シャトルバス利用 → 1時間→ 焼山(奥入瀬渓流館前)

<十和田湖>

青森駅 → 2時間45分 → 十和田湖(休屋)

八戸駅 → 40分 → 市街地(現代美術館) → 1時間35分 → 十和田湖(休屋)

七戸十和田駅 → 35分 → 市街地(現代美術館) → 1時間35分 → 十和田湖(休屋)

・青い森鉄道と十和田観光電鉄バス利用

八戸駅 → 15分 → 三沢駅 → バスで25分 → 市街地

青森駅 → 1時間 → 三沢駅

◆自動車でのアクセス所要時間目安

東北自動車道利用の場合

小坂IC → 50分 → 十和田湖

下田百石IC →30分 → 市街地 →30分 → 焼山 →30分 →(休屋)

(現代美術館) (奥入瀬渓流館前)

【外国人観光客への対応】

≪これまでの対応≫ ・外国人向け観光パンフレット作成

・ピクトグラムの普及拡大

・WEBの多言語対応は、英語ページを2019年度稼働、中国語他は順次対応予定。

・Wi-Fi環境は整備に向け取組み中だが、国立公園内の奥入瀬渓流地区のアンテナ設置等に調整事項

あり継続検討段階。

・宿泊事業者、飲食・商業者向けのインバウンド対応セミナー開催、クレジットカード対応普及に取り組ん

でいる。

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(別添)様式1

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≪これからの対応≫ ・多言語による情報発信の強化

・英語版ページ運用開始に続き,中国語等の複数言語への対応を進める。

・多言語ガイド(QRコード活用、案内表記の整備、世界標準的ピクトグラム普及促進)

・Wi-Fi環境整備普及、クレジットカードやモバイル決済アプリ導入の更なる促進。

・多言語飲食メニュー標記普及、外国人向けの食事メニュー開発と提供店舗拡大。

3. 各種データ等の継続的な収集・分析

収集の目的 収集方法

延べ宿泊者数 日帰り観光客・宿泊観光客、県内・

県外、月別、県内各地位との比較

等のデータによって、客層、閑散

期、出発地等を分析する。

2014 年から宿泊施設単位で実績提供を受け

ており、継続することでデータ比較や精度向

上のための検証が可能な体制にある。また、

市や県が発表する統計と観光庁による「宿泊

旅行統計調査」の結果などから多角的に検

証。

観光客満足度 観光客に対するサービス品質の

維持向上を図り、リピーター顧客を

増やすため。

DMO設立を念頭とした 2018 年から来訪客へ

の対面式アンケート調査を実施。DMO活動

開始以降も定例的に実施し、経年での定点

観測を行っている。

観光消費額

地元での消費拡大による関連産

業の取組みの成果を確認するた

め。

DMO設立を念頭とした 2018 年から来訪客へ

の対面式アンケート調査を実施。交通費、飲

食費、アクティビティ参加費、入場料等の項

目別消費額の今年度の回答集計結果を元に

基準額を算定。DMO設立後も同形式のアン

ケートを定期実施していき、基準値からの増

大を目指す。

リピーター率

満足度の高いリピーター顧客の実

態の把握と検証。

データに基づく戦略・KPI の策定と

進捗管理、適宜見直し等のため

DMO設立を念頭とした 2018 年から来訪客へ

の対面式アンケート調査を実施。DMO活動

開始以降も定例的に実施し、経年での定点

観測を行っている。

WEBサイトのアク

セス状況

観光情報発信による利用者の反

応状況の把握。

Google アナリティクスを活用してデータ収

集。ホームページの訪問者数や検索キーワ

ード、オペレーションシステム等のデータを収

集・分析

外国人宿泊者数 比較的宿泊単価が高く土産産品

の購買意欲旺盛な主としてアジア

系インバウンド客の取込みを増や

すことで、観光消費増大に繋げ

る。

宿泊施設に対して月次での実績提供を受け

ているが、国籍毎の分類に協力を依頼し、更

なるデータ精度向上を図る。

着地型旅行商品

の造成・販売実績

地域事業者・住民との連携による

ローカルエコノミーサイクルの好循

環促進とDMOの自主財源化。

既存のコンテンツや新規のコンテンツを洗い

出し、個別または組み合わせによりタリフを

作成し、その数とする。

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(別添)様式1

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4. 戦略

(1)地域の強みと弱み 好影響 悪影響

強み(Strengths)

・奥入瀬渓流は世界屈指の自然の宝庫

・JR新幹線最寄駅、三沢空港から市街地まで

1時間以内の距離

・現代美術館、今話題の建築家が手掛けた

公共施設、市内オブジェ等、アートの街並み

・十和田湖畔の車窓、サイクリングは魅力十分

・料理素材(野菜、ヒメマス、肉)が美味しい

・関東以西に比べて涼しい夏

・星野リゾートのブランドによる集客効果

・信州軽井沢的なリゾート保養地の資質あり

弱み(Weaknesses)

・2次交通アクセスの整備に不足あり(レンタカー

を利用しない方々にとって、観光拠点間のフレ

キシブルな移動手段が脆弱)

・宿泊施設の老朽化、巨大廃屋施設の放置に

よる景観悪化

・特産品が決定打に欠ける

「十和田と言えば〇△…」と連想できる名物に

乏しい

・新幹線の七戸十和田駅停車は2時間毎

・かつての旅行会社による一泊大量送客型観光

モデルから、個人旅行型に転換できていない

・市内店舗が目立たず、活気に欠ける

機会(Opportunity) ・インバウンド旅行客増大

・国土交通省の訪日旅行促進事業

(訪日プロモーション)の取り組み

・環境省の「国立公園満喫プロジェクト」

・北海道新幹線開通効果、青森空港とアジア

諸国航空直行路線新設・増便

・2020 年東京五輪、および 2025 年大阪万博

開催による外国人観光客増大の相乗効果

・現在工事中の奥入瀬(青ぶな山)バイパスが

数年先に開通した後の奥入瀬渓流の観光形態

の変化。通行車両締め出しによる渓流観光価

値向上(歩車分離、公害減少、自然保護等)

・東北地域復興支援の追い風

脅威(Threat) ・通過地点に位置付けられる傾向にある

(奥入瀬渓流の大自然でさえも”車窓”の一つ

として通り抜けられてしまい、消費に結び付か

ないケースが散見される。)

・宿泊施設や飲食店舗数が少ない為、食事休憩

地点に選ばれないことも多く、十和田市に経済

効果をもたらしにくい。

・他観光地との競争激化

・高齢化と人口減少、担い手不足

・国立公園特別自然保護区域であるが故に、

景観が保護される反面、観光施設開発に制限

がある。

・数年後開通見込みの奥入瀬(青ぶな山)バイパ

ス開通後の観光形態のマイナス的変化要因へ

の不安(総量減少、十和田湖通過等)

(2)ターゲット

○第1ターゲット層

日本国内の30~40代男女(主に女性)

選定の理由、

○選定の理由、

十和田市での統計調査データから、日本人来訪者を年齢別にみると40代以上が60%以上を占め、

30代は概ね16%(女性10%、男性6%)となっている。一方、市街地の十和田市現代美術館が採取

しているデータによると、30代女性が来館者層のボリュームゾーンに位置している。そこで、この層に

奥入瀬渓流や十和田湖まで足を延ばしてもらい、滞在時間と消費の拡大に繋げるべく、自然資源の

魅力を訴えかけ、十和田市全域における来訪年齢層の幅を少しずつ若い年代に拡大していく。

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(別添)様式1

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○取組方針

➢受入れ体制整備・拡充

➢観光資源を活用した商品力強化による利用促進と消費拡大

・現代美術館に来館する客層に対し、十和田湖や奥入瀬渓流とセットで回遊させるような働きかけ

を行うことで、十和田市全域観光来訪者への裾野拡大につなげる。

・十和田湖と奥入瀬の自然を生かした体験(有料ガイド散策、コケ観察体験、湖面カヌー、動力付

きボート遊覧等)の普及と利用促進に努める。

・市街地と十和田湖/奥入瀬周辺の自然素材を繋いだ着地型観光商品の造成・販売(旅行サービ

ス手配業業資格取得による自主財源獲得とローカルエコノミーサイクルの好循環を目指す。)

・奥入瀬渓流(マイナスイオン、コケ)のみならず、十和田市内での“のんびり滞在型生活”による

脱日常ライフを訴求 ⇒「農泊」,「貸別荘タイムシェア」,「古民家/廃屋活用」積極展開

・究極的には“移住”に繋げたい。

○第2ターゲット層

日本国内の50~60代男女リピーター ○選定の理由、

現在のボリュームゾーンに位置する客層で、リピーターが多く“十和田の自然景観のファン”としての

固定客。年代別割合は50代が約20%。60代は30%以上と最も比率が高く、この層は、長年に渡り

十和田の観光を支えてきた顧客として大切にすべきと捉えている。また、一般的に、新規顧客獲得に

は、既存顧客の数倍のコストがかかると言われている(*注)通り、リピーター層の囲い込み戦略には合

理性があることから、本客層を重要ターゲットの一つに据える。 (*注)新規顧客獲得には既存客の5倍のコストがかかるという「1:5の法則」に基づく。

○取組方針

・基本的に第1ターゲット層の取組みと重なる。

・特に、この年齢層向けには、熟練スタッフを配置した丁寧なガイドサポートなど高付加価値で、高め

の料金設定の着地型観光オプショナルプランを用意。アクティビィティ事業者や宿泊施設、更には飲食

店に対しても、高額だが高品質付加価値商品メニュー設定を促し、リピーターを飽きさせず消費意欲を

促進させる工夫をこらす。

○第3ターゲット層

台湾・香港・韓国・タイを中心とした東南アジア諸国からの FIT

○選定の理由、

青森空港との定期直行旅客便開設効果により、当該地域からの来訪者が増加しており、特に、夏場

も現地に比べ比較的清涼な気候であり避暑地として浸透しつつある。また、冬季の雪景色と氷瀑、八

甲田の樹氷等のスノーコンテンツは、自国にない魅力として訴求力があり、今後の更なる認知度向上

の取組みにより誘客拡大が期待される。

○取組方針

➢受入れ体制整備・拡充

・2019年度初頭からの観光WEBサイト英語版ページ運用開始に続き,中国語2種類の複数言語へ

の対応を進める。

・インフラ整備として、多言語ガイド(QRコード活用、案内表記の整備、世界標準ピクトグラム普及促

進)、WiFi整備普及、クレジットカードやモバイル決済アプリ導入の促進に努める。

・有料体験(有料ガイド散策、コケ観察体験、湖面カヌー、ボート遊覧等)における、多言語バリアフ

リー対応促進に努める。

・多言語受入れ体制を整えた着地型観光商品の造成・販売、及びサポート体制構築

・JNTO認定ツーリストインフォメーション設置(2019年度以降目標)

➢食と地産品に関する取組

・外国人に対応する食事メニューの開発 : 豊富な地産野菜を活かし、菜食主義/ビーガン対応食を

店舗および野菜ソムリエと共同で開発し、提供店舗充実と情報発信に努める。

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○第4ターゲット層

欧米豪の上級旅行者 FIT

○選定の理由、

外国人の中でも、アジアからの来訪客一辺倒では一時のブーム傾向が冷めた時の落込みに懸念あ

り。また,アジア人の旅行日数は日本に類似して短めで消費額に限度がある。それ故、未開拓需要で

休暇滞在期間が長く経済効果の高い顧客定着に活路を見出す必要がある。奥入瀬渓流・十和田湖

畔地区や十和田市現代美術館を有する市街地には、長期滞在リゾート型観光の素地があり、将来的

に、アジア以上の長期滞在、リピート定着による消費拡大のポテンシャルがあると捉えている。

そこで、次に狙うべきは、ヨーロッパ各国、北米、豪州からの旅行者と定める。世界規模の年間旅行者

総数約 13 億人の半数以上を占め、休暇期間が長く滞在型旅行を好む傾向があるほか、歴史と文化

への好奇心も強く、十和田市は欧米豪の旅行者に対し、全域に潜在需要を有していると考えられる。 (参考出典:JNTO 訪日旅行データハンドブック 2018 から)

○取組方針

基本的に第3ターゲットと同様。アジア人向け対応のノウハウを水平展開する。

(3)コンセプト

①コンセプト

② コ ン セ プ ト の

考え方

『水辺』は十和田湖、十和田湖に端を発する奥入瀬・稲生川の水の物語の舞台

である十和田のまちのこと。

「十和田へのロングステイ」をコンセプトに、十和田のポテンシャル…「美の極点」

(高村光太郎)と評された十和田湖、奥入瀬、現代アートに彩られたまちなかの魅

力…を、ゆっくり楽しんでロングステイにつなげていく当機構のテーマを、端的に

表現するものとして反映した。

クリエイターに代表されるような、自分と向き合う時間や創造の作業を行う時間を

存分にもつ、そのような心の豊かさに繋がる長期滞在には最適の地であり、移住

者らからも評価が高い。それら心の豊かさに繋がる新しい旅のスタイルの層がタ

ーゲットで、十和田市のインバウンド宿泊の約 7 割を占める台湾人においても、

「リフレッシュ」を訪日旅行の目的にする割合が急増しており、インバウンド対策

のカギである FIT の取り込みを図る。

団体旅行から個人旅行へのシフト、FIT の増加に伴い、旅の目的やスタイルの変

化が著しい中、モノ消費からコト消費に変化してきている。日本文化や自然の体

験を通じて自分と向き合う「おこもり宿」の人気の流れもとらえ、十和田のポテン

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シャルを活かした新たな付加価値をつけて、新しい旅を提案し楽しんでいただく。

そこが今回のコンセプトポイントである。

移住、テレワークなど、クリエイターだけではなく、新しい地域づくりも捉え、観光

需要にマッチしたコンセプトと考える。

(4)DMO設立による取組<まとめ>

◆観光資源活用に関する取組

・十和田湖と奥入瀬の自然を生かした体験(コケ散策、湖面カヌー、動力付きボート遊覧等)の普及

と利用促進に努める。

・現代アートに彩られた市街地と十和田湖/奥入瀬周辺の自然資源を、点ではなく線で繋ぎエリア

相互の回遊を促す。(例.現代美術館発着の奥入瀬渓流コケ散策ツアーの実施など)

・冬季や観光ピーク時の最寄りの交通拠点と観光スポットを結ぶ二次交通インフラ強化のために、

バス運行ダイヤ拡充の働きかけ等を、交通部会が行政機関と連携して行う。

・着地型観光商品の造成・販売促進(旅行業資格を取得し、直販による収益率向上を目指す。)

◆地域産業の好循環促進の取組

・観光を軸とした幅広い周辺産業との連携により、観光で“稼いで潤う”地域にする。

・観光だけではない多様な関係者(農業、漁業、各種クリエーター、アロマ関連、飲食店舗、商店、

他)を巻込んだ着地型観光商品造成によって、地域の様々な事業者に恩恵をもたらし、利益分配

と経済循環に繋げる。

・来訪客に各拠点を通過させず、立寄らせる工夫と仕掛け、魅力を向上させる取組みによって

滞在時間を延ばし、地域消費拡大に繋げる。

・ストリートアートピアノの設置や、「とわだ旅クーポン」の発行により、十和田市現代美術館から商

店街等への回遊促進を行う。

◆インバウンドに関する取組

・多言語による情報発信

・2019年度初頭からの英語版ページ運用開始に続き,中国語2種類、韓国等の複数言語への対応

を進める。

・多言語ガイド(QRコード活用、案内表記の整備、世界標準的ピクトグラム普及促進)

・WiFi環境整備普及、クレジットカード、モバイル決済アプリ導入促進活動。

・地域事業者によるトリップアドバイザー等口コミサイト活用促進。

◆食と地産品に関する取組

・十和田市ならではの他にない一品(食事、菓子類、特産品)発掘と開発、磨き上げ。

・外国人に対応するメニューの開発(豊富な地産野菜を活かし、菜食主義/ビーガン対応食を店舗

および野菜ソムリエと共同で開発)

・物産販売チャネル拡大(通販展開等)。

◆プロモーションに関する取組

・観光WEBサイトの刷新(既存の重複サイトの一元化とタイムリーな更新)

・JNTOや広域DMO(東北観光推進機構)および、青森県観光連盟との連携により、十和田市の

魅力を世界に伝えるための効果的な誘客活動の実施

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(別添)様式1

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5. 関係者が実施する観光関連事業と戦略との整合性に関する調整・仕組み作り、

プロモーション

項目 概要

戦略の多様な関係者との共有

・観光を軸とした周辺産業との連携により、観光で”稼いで潤う”地域に

するための、観光産業の好循環促進取組みの共有。

・本DMOを中心として、講習会や情報交換座談会等のコミュニケーシ

ョンの場を設けると共に、宿泊、飲食、物販、交通等の関連事業者を

集めた定例部会を開催(四半期毎)し、各種実績データ共有による進

捗管理により PDCA サイクルを回す。

・「とわだ旅向上座談会」を通じ、関係者(農業、漁業、各種クリエーター、ア

ロマ関連、飲食店舗、商店等)を巻込んだ着地型観光商品造成によっ

て、地域事業者に恩恵を齎し、利益分配と循環に繋げる主旨を共有

する。(ローカルエコノミーサイクル)

・来訪客に各拠点を通過させず、立寄らせる工夫と仕掛けにより滞在

時間を延ばし、地域消費拡大に繋げる理念を共有する。

観光客に提供するサービスに

ついて、維持・向上・評価する

仕組みや体制の構築

飲食店や宿泊施設を対象とした、おもてなしセミナー実施により、接客

品質の維持向上を図る。また、農業や食品加工業者と連携した地場産

品を活用した特産品開発を促進する。

一元的な情報発信・プロモーシ

ョン

本DMOを十和田市全域の各種観光情報発信を行うワンストップ窓口

としてHPやパフレット等による一元的な情報発信と更新管理を担い、S

NSを利用した効果的なプロモーションを実施する。

6.KPI(実績・目標)

(1)必須KPI

指標項目 単位 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年(実績) (実績)

未調査 未調査 23,838 24,553 25,507 25,983 26,460 26,992【 - 】【 103% 】【 107% 】【 109% 】【 111% 】【 113% 】

292,967 320,211 331,708 368,196 378,147 388,098 398,050 420,000

( 59,301 ) ( 72,000 ) ( 86,000 ) ( 102,500 ) ( 122,300 ) ( 147,000 )【 - 】【 111.0% 】【 114.0% 】【 117.0% 】【 120.0% 】【 126.6% 】

未調査 未調査 74.1 74.5 76.3 78.5 80.0 81.5( 82.2 ) ( 82.6 ) ( 84.7 87.1 88.8 90.4 )【 - 】【 101% 】【 103% 】【 106% 】【 108% 】【 110% 】

未調査 未調査 45.3 49.8 54.4 58.9 63.4 66.7【 - 】【 110% 】【 120% 】【 130% 】【 140% 】【 147% 】

●旅行消費額

【1人当たり】円

●延べ宿泊者数

( )内は外国人の数

値人泊

●来訪者満足度()内は外国人の満足

%

【】内は基準年である対2018年実績対比

(目標)(実績) (目標) (目標) (目標) (目標)

%

●リピーター率

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(別添)様式1

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年次及び目標数値の設定にあたっての検討の経緯及び考え方【検討の経緯】

【必須KPI設定にあたっての考え方】

●旅行消費額

2018年度対面アンケート実施により得られた結果を一人当たり消費額(宿泊手配額除く)基準値と定め、今

後、滞在消費増大(カヌー、モーターボート等の高単価アクティビティの利用促進)、および、様々な着地型観

光商品のラインナップ充実と販促の取り組みによって、2023年には対2018年比114%まで増大させるこ

とを目指す。

●延べ宿泊者数

十和田市内で連泊または滞在日数が増やす各種取組みを行うと共に、近年の伸び率を考慮しながら2021

年頃までは堅調な上昇を目指す。特に外国人については、日本全体、東北地方、青森県のトレンドは経年1

20%程度の伸び率を維持しており、インバウンドは堅調な推移と想定。国内観光客が横ばい想定に対して

外国人需要取り込みに全域で取り組み、目標達成を目指す。

●来訪者満足度

主要観光スポットにて対面アンケート実施により得られた集計結果を元に、十和田市が目指す基準とすべき

指標を設定。2018年度結果の74.1%を基準と定め、今後、多様な取り組み(接客サービス研修実施によ

るスキル向上、店舗や施設空間設計改善アドバイスやコンサル実施、販促プロモーション活動等の実施)に

よって、2023年には81.5%まで向上するよう目指す。また、アンケート調査は外国人も対象としており、外

国人満足度は日本人に比べて高い傾向にあることから、目標値を全体に比して高めの設定としている。

●リピーター率

来訪者満足度同様、対面アンケート実施により得られた集計結果を元に、2018年度結果の45.3%を基

準値に設定すると、2023 年目標国内宿泊者=270,000 人泊の約 121,500 人泊と想定。3年に1回の頻度の

リピートを3年に2回に増やすと仮定すると、180,000 人泊 ≒ 66.7%を2023年の目標と設定。

(2)その他の目標

【その他の目標設定にあたっての考え方】

◆WEBサイトアクセス数

2019年度初頭より観光 WEB サイトの一部リューアルによる英語表記のリリースにより、アクセス件数

増大を見込む。その後、中国語等の英語以外の多言語表記の拡充を順次図り、件数増大に繋げる。

◆着地型旅行商品造成

法人設立後の旅行業資格取得を経て、地域住民および関係業者との連携により自然資源を生かした

コンテンツ開発や地域商社的な機能を果たし、地域経済の活性化に繋げる。

開発コンテンツは2023年時点で累計150件達成を目指す。

2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年

(実績) (実績)

WEBサイトアクセス数 272955 275500 289300 297600 303000 308600 311300【 - 】【 105% 】 【 108% 】【 110% 】 【 112% 】 【113% 】

着地型旅行商品

造成類型件数件数 - - - 50 80 100 130 150

(実績) (目標) (目標) (目標) (目標) (目標)

件数

【】内は基準年である対2018年実績対比

データ無し

単位指標項目

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(別添)様式1

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7. 活動に係る運営費の額及び調達方法の見通し

(1)収入

年度 総収入(千円)

2019年度 179,800 十和田市からの補助金 67,500十和田市からの委託料 <以下、内訳> 86,000

①マーケティング関係事業 5,620②販路拡大・プロモーション事業 18,350③観光開発事業 5,760④受入体制整備・インバウンド対策事業 7,720⑤特定重点業務実施事業(満喫プロジェクト等) 4,050⑥特定重点業務実施事業(冬季観光充実) 27,200⑦観光案内・施設運営業務 17,300

会費 2,000物販事業収入 15,000

9,000300

179,8002020年度 182,050 十和田市からの補助金 65,000

十和田市からの委託料 <以下、内訳> 86,000①マーケティング関係事業 5,620②販路拡大・プロモーション事業 18,350③観光開発事業 5,760④受入体制整備・インバウンド対策事業 7,720⑤特定重点業務実施事業(満喫プロジェクト等) 4,050⑥特定重点業務実施事業(冬季観光充実) 27,200⑦観光案内・施設運営業務 17,300

会費 2,200物販事業収入 17,500

11,000350

182,0502021年度 182,400 十和田市からの補助金 62,000

十和田市からの委託料 <以下、内訳> 86,000①マーケティング関係事業 5,620②販路拡大・プロモーション事業 18,350③観光開発事業 5,760④受入体制整備・インバウンド対策事業 7,720⑤特定重点業務実施事業(満喫プロジェクト等) 4,050⑥特定重点業務実施事業(冬季観光充実) 27,200⑦観光案内・施設運営業務 17,300

会費 2,500物販事業収入 17,500

14,000400

182,4002022年度 184,400 十和田市からの補助金 60,000

十和田市からの委託料 <以下、内訳> 86,000①マーケティング関係事業 5,620②販路拡大・プロモーション事業 18,350③観光開発事業 5,760④受入体制整備・インバウンド対策事業 7,720⑤特定重点業務実施事業(満喫プロジェクト等) 4,050⑥特定重点業務実施事業(冬季観光充実) 27,200⑦観光案内・施設運営業務 17,300

会費 2,700物販事業収入 20,000

15,000700

184,4002023年度 184,200 十和田市からの補助金 56,000

十和田市からの委託料 <以下、内訳> 86,000①マーケティング関係事業 5,620②販路拡大・プロモーション事業 18,350③観光開発事業 5,760④受入体制整備・インバウンド対策事業 7,720⑤特定重点業務実施事業(満喫プロジェクト等) 4,050⑥特定重点業務実施事業(冬季観光充実) 27,200⑦観光案内・施設運営業務 17,300

会費 3,200物販事業収入 22,000

16,0001,000

184,200

その他収益事業(広告収入、受講料等)

その他収益事業(広告収入、受講料等)

その他収益事業(広告収入、受講料等)

内訳

その他収益事業(広告収入、受講料等)

観光事業(着地型旅行商品の販売等)

その他収益事業(広告収入、受講料等)

観光事業(着地型旅行商品の販売等)

観光事業(着地型旅行商品の販売等)

観光事業(着地型旅行商品の販売等)

観光事業(着地型旅行商品の販売等)

(内 東北観光復興

対策交付金 708)

(内 東北観光復興

対策交付金 708)

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(別添)様式1

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(2)支出

年度 総支出(千円)

2019年度 175,349 一般管理費 69,000事業費(プロモーション) 17,262事業費(旅行商品造成) 38,979事業費(受入環境整備) 23,768事業費(計画策定) 4,960事業費(その他) 530   <例>座談会実施時の会場費、講師料等、

        幅広い関係者の意識付けに要する経費

物産仕入 12,750旅行商品仕入 8,100

175,3492020年度 177,475 一般管理費 67,200

事業費(プロモーション) 17,462事業費(旅行商品造成) 38,979事業費(受入環境整備) 23,568事業費(計画策定) 4,961事業費(その他) 530   <例>座談会実施時の会場費、講師料等、

        幅広い関係者の意識付けに要する経費

物産仕入 14,875旅行商品仕入 9,900

177,4752021年度 179,975 一般管理費 67,000

事業費(プロモーション) 17,562事業費(旅行商品造成) 38,979事業費(受入環境整備) 23,468事業費(計画策定) 4,961事業費(その他) 530   <例>座談会実施時の会場費、講師料等、

        幅広い関係者の意識付けに要する経費

物産仕入 14,875旅行商品仕入 12,600

179,9752022年度 183,000 一般管理費 67,500

事業費(プロモーション) 19,462事業費(旅行商品造成) 36,979事業費(受入環境整備) 23,068事業費(計画策定) 4,961事業費(その他) 530   <例>座談会実施時の会場費、講師料等、

        幅広い関係者の意識付けに要する経費

物産仕入 17,000旅行商品仕入 13,500

183,0002023年度 183,100 一般管理費 65,000

事業費(プロモーション) 23,462事業費(旅行商品造成) 32,979事業費(受入環境整備) 23,068事業費(計画策定) 4,961事業費(その他) 530   <例>座談会実施時の会場費、講師料等、

        幅広い関係者の意識付けに要する経費

物産仕入 18,700旅行商品仕入 14,400

183,100

内訳

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(別添)様式1

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(3)自律的・継続的な活動に向けた運営資金確保の取組・方針

8. 日本版DMO形成・確立に対する関係都道府県・市町村の意見

9. 記入担当者連絡先

担当者氏名 松尾 五月

担当部署名(役職) 一般社団法人十和田奥入瀬観光機構(観光推進グル

ープ員)

所在地 青森県十和田市稲生町 15-3

電話番号(直通) 0176-24-3006

FAX 番号 0176-24-3007

E-mail [email protected]

10. 関係する都道府県・市町村担当者連絡先

都道府県・市町村名 青森県十和田市

担当者氏名 小泉 和也

担当部署名(役職) 十和田市農林商工部商工観光課(観光係長)

所在地 青森県十和田市西十二番町 6-1

電話番号(直通) 0176-51-6771

FAX 番号 0176-22-9799

E-mail [email protected]

・収益事業の推進

・観光案内所における物品販売の拡大

・会費収入

これまでの旧「十和田市観光協会」の一律会費方式から、会員レベル区分けによる段階的会費額

設定により、中心的会員の会費収益増と、低価格で幅広い会員層による会費収入確保に取組む

・着地型旅行商品の造成・販売

・WEBサイトのバナー広告収入

青森県十和田市は、一般社団法人十和田奥入瀬観光機構を十和田市における地域 DMO として

登録したいので、一般社団法人十和田奥入瀬観光機構とともに申請します。

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法人名:一般社団法人十和田奥入瀬観光機構

【区域】青森県十和田市

【設立時期】2019年3月1日

【代表者】小野田 金司【マーケティング責任者】阿部 昌孝職員14人【常勤14人(正職員7人、出向等7人)】

【連携する主な事業者】十和田市農林商工部商工観光課、青森県観光連盟(地域連携DMO)、十和田商工会議所、十和田湖商工会

観光資源活用に関する取組

・多言語による情報発信・2019年度初頭からの英語版ページ運用開始に続き,中国語2種類の複数言語への対応を進める。・多言語ガイド(QRコード活用、案内表記の整備、世界標準的ピクトグラム普及促進)・WiFi環境整備普及、クレジットカード、モバイル決済アプリ導入促進活動。

プロモーションに関する取組

・観光を軸とした幅広い周辺産業との連携により,観光で“稼いで潤う”地域にする。

・観光だけではない多様な関係者(農業、漁業、各種クリエーター、アロマ関連、飲食店舗、商店、他)を巻込んだ着地型観光商品造成によって、地域の様々な事業者に恩恵をもたらし、利益分配と経済循環に繋げる。

・ストリートアートピアノの設置や「とわだ旅クーポン」の発行により、。来訪客に各拠点を通過させず、立寄らせる工夫と仕 掛け、魅力を向上させる取組みによって滞在時間を 延ばし、地域消費拡大に繋げる。

地域産業の好循環促進の取組

・観光WEBサイトの刷新(既存の重複サイトの一元化とタイムリーな更新)・JNTOや広域DMO(東北観光推進機構)および、青森県観光連盟との連携により、十和田市の魅力を世界に伝えるための効果的な誘客活動の実施。

インバウンドに関する取組

登録区分名:地域DMO

(表:実施体制) (表:KPI(実績・目標))※()内は、うち外国人に関する値

食と地産品に関する取組

・十和田市ならではの他にない一品(食事、菓子類、特産品)発掘と開発、磨き上げ。・外国人に対応するメニューの開発(豊富な地産野菜を活かし、菜食主義/ビーガン対応食を店舗および野菜ソムリエと共同で開発)・物産販売チャネル拡大(通販展開等)。

こもる、水辺の書斎 ~十和田で何もしないをする~

十和田市DMO

一般社団法人十和田奥入瀬観光機構◆十和田市街地に拠点設置◆十和田湖畔休屋に事業拠点設置◆マーケティング・マネジメント対象区域:十和田市全域

・十和田湖と奥入瀬の自然を生かした体験(コケ散策、湖面カヌー、動力ボート遊覧等)の普及と利用促進。

・現代アートに彩られた市街地と十和田湖/奥入瀬周辺を、点ではなく線で繋ぎエリア相互の回遊を促す。

・冬季や観光ピーク時の最寄り交通拠点と観光スポットを結ぶ二次交通インフラ強化のために、バス運行ダイヤ拡充等を、行政機関と連携して働きかける。

・着地型観光商品の造成・販売促進(旅行サービス手配業に着手し、コンテンツのパッケージ化による自主材検獲得を目指す。)

指標項目 単位 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年

(実績) (実績)未調査 未調査 23,838 24,553 25,507 25,983 26,460 26,992

【 - 】【 103% 】【 107% 】【 109% 】【 111% 】【 113% 】292,967 320,211 331,708 368,196 378,147 388,098 398,050 420,000

( 59,301 ) ( 72,000 ) ( 86,000 ) ( 102,500 ) ( 122,300 ) ( 147,000 )【 - 】【 111.0% 】【 114.0% 】【 117.0% 】【 120.0% 】【 126.6% 】

未調査 未調査 74.1 74.5 76.3 78.5 80.0 81.5( 82.2 ) ( 82.6 ) ( 84.7 87.1 88.8 90.4 )【 - 】【 101% 】【 103% 】【 106% 】【 108% 】【 110% 】

未調査 未調査 45.3 49.8 54.4 58.9 63.4 66.7【 - 】【 110% 】【 120% 】【 130% 】【 140% 】【 147% 】

※( )内は、うち外国人に関する値、【 】内は基準年である対2018年実績対比

●旅行消費額

【1人当たり】円

●延べ宿泊者数

( )内は外国人の数値人泊

●来訪者満足度()内は外国人の満足

%

(目標)(実績) (目標) (目標) (目標) (目標)

%

●リピーター率