mcquay サイトレポート 2016 - daikin...shenzhen mcquay air conditioning co., ltd....

Shenzhen McQuay Air Conditioning Co., Ltd. 2016 年度サイトレポート

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所在地中国深圳市

敷地面積 100,000m2

設立 1992 年

従業員数 1,458 人

主要製品主な製品：空冷式スクリュチラー（ヒートポンプ／冷専／INV／熱

回収）ユニット、モジュール型空冷式チラー（ヒートポンプ／冷専／

INV／熱回収）ユニット、水冷式スクロールチラーユニット、エアハンド

リングユニット（機能組合型／外気処理用型／全熱回収型）、ファ

ンコイルユニット（天井吊式カセット型／天井埋込ダクト型／床置き

型）、水冷式エアコン、水冷ヒートポンプユニット（セパレート型／一

体型）、モジュール型水冷式チラーユニット、モジュール型空冷ヒート

ポンプ温水機など

ISO14001 認証取得 2004 年 3 月

ISO9001 認証取得 1996 年 2 月

OHSAS18001 認証取得 2010 年 4 月

グリーンハートファクトリー認証取得スーパーグリーンハートファクトリー認証 2014 年 10 月

【環境】環境配慮製品

製品を更新し続けると共に、オゾン層破壊係数（ODP）がゼロではない R22 冷

媒製品の使用を徐々に減らし、ODP がゼロの冷媒（R410A、R134a 等）に転

換していきます。なお、新しく開発する製品では、全て ODP がゼロの冷媒

（R410A、R134a、R407C 等）を使用しています。

2016 年には低外気高温モジュールユニット R32 の開発を行い、将来発売しま

す。さらに、新しい冷媒製品の技術研究や技術準備を進め、2017 年にはスクリュヒ

ートポンプユニット（冷媒 R513A を使用）とカスケード式圧縮ヒートポンプユニット

（CO2、R410A／R134a 冷媒を使用）の活用に関する予備研究を行う予定で

す。

McQuay China（Shenzhen）サイトレポート 2016 年度


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【環境】環境負荷低減の主な取り組み事例

■銅管洗浄の自動化

以前は、銅管ラインの銅管洗浄は手作業で行っており、洗浄後の廃液は外

部に処理を委託していましたが、2016 年 4 月～11 月にかけて、自動洗浄に

切り替えました。自動化後は、洗浄後の廃液はろ過することで循環利用でき、

洗浄液の使用量を抑えるだけではなく、廃棄物の排出量も削減しました。

結果、廃棄物の排出量を年間 10t 削減でき、年間 43 万元のコストを節

約することができました。

銅管自動洗浄設備

■押抜機の省エネ改造－定時停止装置の設置

以前は、従業員の休憩時に、熱交換ライン及び板金ラインの押抜機は待

機状態にあり、余計な電力を消費していましたが、2016 年 4 月、熱交換ライ

ンの押抜機 6 台と板金ラインの押抜機 8 台に対して省エネ改善を図り、停止

装置（タイムトリガー）を設置しました。これにより、設備の待機時間が 500

秒に達したら自動的に停止し、無駄な電力の消費を削減できました。

その結果、年間 3.4 万 kwh の電力を節約し、年間 32t の CO2 排出量を

削減。さらに年間 3.4 万元のコストを節約することができました。

設置したタイムトリガー

【環境】環境コミュニケーション事例

■環境研修道場の開設

2016 年 10 月、環境研修道場を開設し、環境要因の識別、ゴミの分

類に関する学習及び実習、危険廃棄物の処理訓練、環境意識向上のた

めの訓練などが行われました。2017 年には環境月間を設定し、全従業員

による環境改善活動を順次展開する予定です。

環境改善事業の紹介とゴミの分類

■優れた環境改善取り組みを現場で紹介

工場内に優れた環境改善取り組み紹介する掲示物を作成し、全従業

員に展示することで、環境意識を向上させました。

環境要素の分析と省エネ体験


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【環境】緊急事態への対応

■2016 年消防訓練

①2016 年 11 月、第三工場棟の天然ガス管で漏洩が起こり、火災が発

生したことを想定した訓練を行いました。現場の可燃ガス濃度警報器に

より通報。火災自動通報システムが火災信号を検知し、連動して現場

の非常ベルの作動を確認しました。

②非常事態を受け、統合グループの従業員 3 名がそれぞれの担当に応じ

て、速やかに応急措置を講じました。従業員 A は、会社の応急救援指

揮部門に報告を行い、同時に 110（警察）及び深燃社の緊急対応

窓口 2519999 に電話をかけ、通報しました。従業員 B は、直ちに天然

ガスバルブを閉め、緊急排気バルブを開けた。従業員 C は、消火器を使

って初期火災の消火にあたりました。

③延焼を抑え、人身の被害を防ぐため、会社の応急救援指揮部門は直ち

に火災応急対応策を発動しました。

1)各避難グループの責任者が 3 分以内に会社内の全人員を安全地帯

（第 4 工場棟と資材倉庫荷下ろしエリアの間の空き地）に避難させ、

避難者数の点呼・報告を行いました。

2)消火器消火グループの有志消防員 30 名は、消火器を使って初期火災

の消火にあたりました。

3)消火栓消火グループの有志消防員 8 名は、2 組に分かれて 2 か所の室

外消火栓にホースを接続し、初期火災の消火にあたりました。

④平湖消防隊の消防車が現場に到着後は、消防隊長の指揮に従い、会

社の有志消防員は現場を離れ、集合エリアに戻り命令を待った。平湖消

防隊は消火・救援活動を行いました。

⑤深燃社の緊急対応グループは、現場でガス検査と配管の応急修理を行

いました。火の勢いはおよそ 20 分で制御され、ガス管の応急修理に成功

しました。現場ではガス漏れは検知されず、ガスの供給も再開しました。

⑥訓練について、消防隊のリーダーが評価を行い、副総指揮官が総括し、

終了を宣言しました。各部門の責任者は、秩序だって従業員を連れ戻

し、生産技術部が水と電気の供給を再開しました。

集合場所で点呼

消防車による加圧給水

消防隊が水を噴水して

ガス濃度を薄める

消火栓を用いて消火


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【環境】環境パフォーマンスデータ

■温室効果ガス排出量

■エネルギー起源 CO2 排出量

■排出物量

■取水量

■VOC 排出量


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【人材】従業員に対する人材育成

■技能道場の開設

過去 2 年間における経済の低迷に伴い、多くの産業で技術の革新や

転換が行われるようになりました。製造業者に対する要求は一層大きくな

り、多くの製造業者は経済環境の変化に伴う不安定要素に対応するた

め、「製品の製造は、人材育成から始まる」とした理念を掲げています。

従業員研修を常に重視してきたマッケイ中国（深圳）は、ダイキンの

「ものづくりが人を育て、人を育てると己が育つ」とする理念を重視していま

す。また効果的な学習方法や学習体系を構築することで、はじめて従業

員の技能水準を持続的に引き上げると共に、安全や品質に関する知識を

強化することができ、延いては会社の競争力の強化につながると考えていま

す。

そこで、マッケイ中国（深圳）は 2015 年 11 月から 2016 年 10 月に

かけて、「技能道場」を開設しました。戦略的技能道場、一般技能道場、

設備保全道場、安全道場、品質環境道場などがあり、2017年に研修を

開始しました。

技能道場が開幕

設備保全道場

安全道場

一般技能道場

戦略的技能道場

品質環境道場


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■コミュニケーション研修を実施

中堅以上の人材のコミュニケーション能力をより強化するため、研修セン

ターでは 2016 年、会社のマネージャー、責任者クラスの従業員を対象に

「職場効率的コミュニケーション研修（報・連・相）」を実施しました。部門

間の連携や情報共有が活発になっただけではなく、適切にコミュニケーショ

ンが取れずに生じていた問題の発生が少なくなりました。

職場効率的コミュニケーション研修

■トレーニングの実施

2017 年 1 月、人材部門、研修センター、生産部門、品質保証部門

の優秀な従業員 40 名が、団結力、行動力、多角的思考力の強化を目

的に「冬季トレーニング」を 2 回に分けて開催しました。高所チャレンジ、障

害壁（4.5m）の乗り越え、ムカデ競争などのプログラムを通じて、従業員

の各能力を強化しました。楽しみながら学び、トレーニングを通じてより一層

の団結や協力を育みました。

トレーニングの実施

【人材】多様性の確保

■日本の技術者を招聘

日本から技術者を招き、講演会を開催しました。

【人材】労働安全衛生の取り組み

■龍崗消防隊による消防知識研修

2016 年 4 月 6 日、従業員 35 名が龍崗消防隊による消防知識研修に

参加しました。主な研修内容は、消火器取扱練習、救命設備取扱練習、消

防知識講座、避難体験です。

避難ロープの使い方を説明


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【品質・CS】品質向上の取り組み

■「品質月間」供給業者品質管理研修

マッケイ中国（深圳）品質保証部門は 2016 年 11 月 14 日から 15 日にかけて、「共に学び、共に進み、

WinWin に」とする「品質月間」供給業者品質管理研修を実施しました。供給業者37 社の 41 名と当社SQE

の 8 名、IQC の 2 名、資材の 2 名、R&D の 2 名、品質保証部門その他グループの 10 名の計 65 名が本研

修に参加しました。

主な研修内容：

① 外部講師による、サプライチェーンの管理、不良コストの管理、顧客の要求をいかに満たし超えるか、マネ

ジメントの効果、品質管理ツール、持続的改善等に関する活気あふれる詳細な講義を通じて、供給業

者と当社の双方は供給業者品質管理の要件や過程を十分に理解することができ、供給業者の当社向

け供給商品の品質管理に対する誤解を解消し、双方の協力した管理や業務水準の引き上げに役立ち

ました。

② 研修に参加した供給業者に対して、2016 年度品質評価・品質評点規則や評価結果について説明を

行い、各供給業者にそれぞれの現在の品質状況や以後必要な改善方向について明確に理解していただ

きました。

③ 研修に参加した供給業者に対して、McQuay供給業者品質管理要件について説明すると共に、品質フ

ィードバック書類の記載について現状や要件について説明を行いました。

④ 供給業者と当社の双方の 2017 年度品質管理重点活動を明確にしました。

【社会貢献】環境保全活動

■深圳梧桐山でゴミ拾い

マッケイ中国（深圳）環境管理委員会は 2016 年、「環境に

やさしく、健康に」をテーマに、深圳にある梧桐山においてゴミ拾い

活動を実施し、50 名余りが参加しました。

首尾よく登頂


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たくさんの「収穫」

■ボランティア活動

マッケイ中国（深圳）は 2016 年 9 月 10 日から 15 日にかけて、環境

にやさしい外出方法や低炭素社会を提唱するため、一週間にわたって平湖

鳳凰大道において交通誘導のボランティア活動を実施し、ボランティア 13 名

が本活動に参加しました。

ボランティア活動

【社会貢献】教育活動への支援

■マッケイ中国で科学の魅力に触れよう！平湖センター小学生社会科見学

2016 年 11 月 14 日、平湖センターの小学生 5 年生、6 年生の生徒

約 40 人がマッケイ中国（深圳）を訪問しました。生徒たちは期待と好奇心

を胸に、暮らしの中で身近な機器であるエアコンがどのように製造されるのか、

会社がどのように動いているのかを理解しようと、多くの質問を担当者になげか

けるなど、意欲的な社会科見学となりました。

マッケイ中国（深圳）の展示ホール

製造工場を見学ゴミを分別計器

安全実験一生懸命打ち込む様子ろう付けを説明


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【社会貢献】その他の地域貢献

■第三回山地自転車レースを通じて環境保護活を啓発

マッケイ中国（深圳）は 2016 年 12 月 10 日、低炭素社会や環境保護を啓発するため、第三回山地自

転車レースを開催し、20 人余りが参加しました。

■3 月 12 日「植樹の日」の活動

自然保護の呼びかけに応えると共に、当社の緑化を進め、会社従業員を連れて緑化成長のための貢献活動

を行い、全員の環境意識やエコ意識を強化するため、マッケイ中国（深圳）環境管理委員会は 2017 年 3 月

12 日、「3.12 植樹の日」の活動を行いました。棟のそばに生える木の移植や工場地区内の植樹活動などが行

われ、計 22 名が本活動に参加しました。移植した大木は 9 本、新しく植えた花や草は 9 平方メートルにおよび、

枯れた小木 6 か所を補いました。

食堂近辺を掘り起こす第三工場トイレのわきに移植した後に水やり

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