integrated routing system ixs-6600...

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INTEGRATED ROUTING SYSTEM IXS-6600 IXS-6700 OPERATION MANUAL [Japanese/English] 1st Edition (Revised 6) 電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、 火災や人身事故になることがあります。 このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と 製品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルを よくお読みのうえ、 製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、 いつでも見られるところに必ず保管してください。 IKS-6030M IKS-V6050M IKS-V6050SD IKS-A6050 IKS-V6010M IKS-V6010SD IKS-A6011 IKS-A6012 IKS-A6013 IKS-A6015 IKS-RS6010 IKS-V6060M IKS-V6060SD IKS-A6061 IKS-A6062 IKS-A6063 IKS-RS6060 IKS-TC6010 IKS-TC6060

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  • INTEGRATED ROUTING SYSTEM

    IXS-6600IXS-6700

    OPERATION MANUAL [Japanese/English]1st Edition (Revised 6)

    電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災や人身事故になることがあります。

    このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルをよくお読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してください。

    IKS-6030M IKS-V6050M IKS-V6050SDIKS-A6050 IKS-V6010M IKS-V6010SDIKS-A6011 IKS-A6012 IKS-A6013IKS-A6015 IKS-RS6010 IKS-V6060MIKS-V6060SD IKS-A6061 IKS-A6062IKS-A6063 IKS-RS6060 IKS-TC6010IKS-TC6060

  • 2

    日本語 JP

    安全のために

    電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や大けがなど人身事故につながることがあり、危険です。事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。

    安全のための注意事項を守る4 ~ 5 ページの注意事項をよくお読みください。

    定期点検を実施する長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施することをおすすめします。点検の内容や費用については、ソニーのサービス担当者または営業担当者にご相談ください。

    故障したら使用を中止するソニーのサービス担当者、または営業担当者にご連絡ください。

    万一、異常が起きたら

    m

    a 電源を切る。b 電源コードや接続コードを抜く。c ソニーのサービス担当者、または営業担当者に修理を依頼する。

    m

    すぐに電源を切り、消火する。

    異常な音、におい、煙が出たら

    炎が出たら

    警告表示の意味オペレーションマニュアルおよび製品では、次のような表示をしています。表示の内容をよく理解してから本文をお読みください。

    この表示の注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や大けがなど人身事故につながることがあります。

    この表示の注意事項を守らないと、感電やその他の事故によりけがをしたり周辺の物品に損害を与えたりすることがあります。

    注意を促す記号

    行為を禁止する記号

    行為を指示する記号

  • 目次 3

    目次

    警告 .................................................................................................................................. 4

    注意 .................................................................................................................................. 5

    その他の安全上のご注意 ........................................................................................................ 5

    インテグレーテッド・ルーティングシステムのマニュアル構成 ........................................... 6

    概要 ......................................................................................................................................... 6インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600/6700 の特長 ......................... 7IXS-6600/6700 の商品構成........................................................................................... 8構成例 ........................................................................................................................ 12インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600/6700 の制御システム ........ 13インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600/6700 の機能 ....................... 14S-BUS 制御システムの特長 ....................................................................................... 14システム接続例.......................................................................................................... 15

    各部の名称と働き ................................................................................................................. 17インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600............................................ 17インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6700............................................ 20オプション基板.......................................................................................................... 23

    ステータス表示 ..................................................................................................................... 26表示項目 .................................................................................................................... 26操作ボタンの働き ...................................................................................................... 27基本操作 .................................................................................................................... 27機器の状態の確認 ...................................................................................................... 27表示部のコントラストの調整 .................................................................................... 27

    エラー表示と対策 ................................................................................................................. 29ステータス表示ランプ............................................................................................... 29エラーステータス ...................................................................................................... 30

    付属のソフトウェア.............................................................................................................. 32BZR-21 のインストール ............................................................................................. 32

    主な仕様................................................................................................................................ 33インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6700............................................ 33インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600............................................ 34オプションボード ...................................................................................................... 35

    JP

  • 4

    外装を外さない、改造しない外装を外したり、改造したりすると、感電の原因となります。内部の調整や設定および点検を行う必要がある場合は、必ずサービストレーニングを受けた技術者にご依頼ください。

    事故を防ぐために、サービストレーニングを受けた技術者以外はサービスを行わない機器内部に手を触れると、感電やけがの原因となります。

    内部に水や異物を入れない水や異物が入ると火災や感電の原因となることがあります。万一、水や異物が入ったときは、すぐに電源を切り、電源コードや接続コードを抜いて、ソニーのサービス担当者または営業担当者にご相談ください。

    指定の電源コードを使用する指定以外の電源コードを使用すると、火災や感電の原因となります。オペレーションマニュアルの中で指定されている電源コードをお使いください。

    電源コードを傷つけない電源コードを傷つけると、火災や感電の原因となります。• 電源コードを加工したり、傷つけたりしない。

    • 重いものをのせたり、引っ張ったりしない。

    • 熱器具に近づけたり、加熱したりしない。

    • 電源コードを抜くときは、必ずプラグを持って抜く。

    • ラックマウントするとき、レールにはさみ込まない。万一、電源コードが傷んだら、ソニーのサービス担当者に交換をご依頼ください。

    電源コードのプラグおよびコネクターは、突き当たるまでしっかり差し込む電源コードのプラグおよびコネクターを、まっすぐに突き当たるまで差し込まないと、火災や感電の原因となります。

    油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所では設置・使用しない上記のような場所で設置・使用すると、火災や感電の原因となります。

    2人以上で運搬する本機は重量物ですので、1人で運搬すると腰を痛めたり、けがをすることがあります。

    運搬するときは取っ手を持つ(IXS-6700のみ)取っ手以外のところを持って運搬すると、機器が落下してけがの原因となることがあります。

    警告

  • その他の安全上のご注意

    日本国内で使用する電源コードセットは、電気用品安全法で定める基準を満足した承認品が要求されます。ソニー推奨の電源コードセットをご使用ください。

    通風孔をふさがない通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火災の原因となることがあります。• 逆さまや横倒しにしない。• 毛足の長い敷物(じゅうたんや布団など)の上に置かない。

    • 布をかけない。

    安定した場所に設置するぐらついた台の上や傾いたところなどに設置すると、機器が落下してけがの原因となることがあります。

    安全アースを接続する安全アースを接続しないと、感電の原因となることがあります。指定された電源コードを使用することで安全アースが接続されます。

    ファンが止まったままの状態で使用しないファンが止まると、ステータス表示ランプが赤く点滅します。そのまま使用し続けると、内部に熱がこもり、火災や感電の原因となることがあります。ソニーのサービス担当者にご連絡ください。

    電源コード

    注意

    その他の安全上のご注意 5注意 /

  • 6

    インテグレーテッド・ルーティングシステムのマニュアル構成

    インテグレーテッド・ルーティングシステムには、以下のマニュアルが用意されています。目的に合わせて、または本書の指示に従ってご覧ください。

    オペレーションマニュアル(本書、付属のCD-ROM)インテグレーテッド・ルーティングシステムの簡単な概要、接続例、各部の名称、仕様などの情報を提供します。

    システムセットアップマニュアル(付属のCD-ROM)インテグレーテッド・ルーティングシステムの初期設定や動作確認について説明したマニュアルです。本機だけでなく、インテグレーテッド・ルーティングシステムの主要構成機器に関する情報を提供します。

    インストレーションマニュアル(付属のCD-ROM)本機の保守に関する情報と、基板交換などの初期サービスに関する情報を提供します。

    メンテナンスマニュアル(別売り)部品レベルまでのサービスを前提とした情報(調整要項、マウント図、回路図、詳細なパーツリスト)を提供します。入手を希望される方は、お買い上げいただいた機器の販売担当者にお問い合わせください。

    プロトコルマニュアル(別売り)本機を制御するためのプロトコルに関する情報を提供します。本機がサポート可能なプロトコルに対し、次のようなマニュアルが用意されています。必要なプロトコルマニュアルについては、お買い上げいただいた機器の販売担当者にお問い合わせください。リモート1(S-BUS/ROT16)制御プロトコル:REMOTE1 (S-BUS/ROT16) PROTOCOL and COMMAND SPECIFICATIONS

    リモート2(Cart++)制御プロトコル:REMOTE2 (Cart++) PROTOCOL and COMMAND SPECIFICATIONS

    概要

    IXS-6600/6700 は、AES/EBUデジタルオーディオ、アナログオーディオ、デジタルビデオ(SDビデオ、HDビデオ)、データ(RS-422A 信号)、タイムコードを扱うインテグレーテッド・ルーティングシステムです。フレームモデルの IXS-6600/6700 に、各種オプション基板を組み合わせて搭載することで、異なる信号を混在させて使用することができます。

    ◆ 詳しくは、「IXS-6600/6700 の商品構成」(8ページ)をご覧ください。

    信号切り換え操作は、別売りのルーティングスイッチャーコントロールユニットBKS-R1617/R1617A/R1618/R3216/R3219/R3219A/R3220/R6010 などの外部制御機器から行います。

    ◆ 詳しくは、「インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600/6700 の制御システム」(13 ページ)をご覧ください。

    付属のルーティングスイッチャーリモートコントロールソフトウェアBZR-21 を、イーサネットまたは RS-232C に接続されたPCにインストールすることで、PCからも簡単な信号切り換え操作ができます。

    ◆ 詳しくは、「付属のソフトウェア」(32 ページ)をご覧ください。

    また、本システムを動作させるためには、あらかじめPCのターミナルエミュレーターソフトウェアなどによる各種の設定(テーブルデータ作成やシステムの設定)が必要です。

    ◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧ください。

    扱う信号の種類に応じて、使用するオプション基板が異なります。• HDTV SDI 信号を扱う信号系には、入力から出力まですべてHD/SD タイプのオプション基板を使用してください。組み合わせは、以下のとおりです。プロセッサー基板:IKS-V6050M入力基板:IKS-V6010M出力基板:IKS-V6060M

    • 出力にHD/SD デジタルビデオアウトプットボードを使用しても、プロセッサー基板が SDTV SDI 信号専用プロセッサー(SDビデオルータープロセッサー)の場合には、HDTV SDI 信号を出力できません。

    • RS-422 基板を装着する際、入力基板 IKS-RS6010 と出力基板 IKS-RS6060 をペアで扱うため、入力基板用スロットと出力基板用スロットのスロット番号を同じにする必要があります。たとえば、入力基板を入力基板用スロット 3に装

    ご注意

    インテグレーテッド・ルーティングシステムのマニュアル構成 / 概要

  • 着したら、出力基板も出力基板用スロット 3に装着してください。

    • 540 Mbps SDTV SDI 信号は、SDデジタルビデオ基板では対応しません。HD/SD対応のデジタルビデオ基板にのみ対応します。

    ◆ 詳しくは、付属のインストレーションマニュアルをご覧ください。

    インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600/6700の特長

    2種類の筐体より選択可能IXS-6700 は、デジタルビデオ信号の場合 16 入力× 17 出力から最大 128 入力× 136 出力を 8RUの筐体に収納します。IXS-6600 は、16 入力× 17 出力から最大 64 入力× 68 出力を4RUの筐体に収納します。

    同一フレームで異なる信号フォーマットに対応IXS-6600/6700 では、以下の信号に対応しています。• ビデオ:HDTV SDI 信号• ビデオ:SDTV SDI 信号• オーディオ:AES/EBUデジタルオーディオ信号

    アナログオーディオ信号• データ:RS-422A 信号• タイムコード:LTC信号ひとつの筐体内で異なる信号フォーマットのボードを同時に動作させることができるため、従来複数台に分けていた筐体を 1台に集約できます。

    フレキシブルな入出力構成ビデオ信号は、入力は 16 単位、出力は 17 単位で、それぞれ増設が可能です。デジタルオーディオ信号(バランス)は、入力は 32 単位、出力は 34 単位で、それぞれ増設が可能です。デジタルオーディオ信号(アンバランス)とタイムコード信号(LTC)は、入力は 16 単位、出力は 17 単位で、それぞれ増設が可能です。アナログオーディオ信号(バランス)は、入出力とも 8ステレオ単位で増設が可能です。データ信号は 7入力 /7 出力をペアで扱うため、7入力 /7 出力単位で増設が可能です。オーディオ信号は、デジタルで入力した信号をアナログで出力することも、アナログで入力した信号をデジタルで出力することも可能です。

    AES/EBUインプットボードに入力したドルビー E信号をアナログ信号で出力することはできません。

    マルチビットレートに対応ビデオ信号は、マルチビットレート対応のオプション基板を使用することで、SDTV SDI 信号(143 Mbps、177 Mbps、270 Mbps、360 Mbps、540 Mbps)およびHDTV SDI 信号(1.485 Gbps、1.485/1.001 Gbps)、DVB-ASI 信号(270 Mbps)に対応します。1入出力単位でこれらの異なるレートに対応できます。

    オーディオ信号での非同期システムに対応SRC(サンプリングレートコンバーター)ボードをご使用いただくと、非同期デジタル入力信号にも対応します。

    オーディオ信号でビデオの2倍のマトリックスサイズを実現TDM(Time Division Multiplexing:時分割多重)技術で、デジタルオーディオ信号(バランス)は、ビデオ信号に対し、2倍のマトリックスサイズ(256 × 272)を実現しています。

    ドルビー E(圧縮オーディオ)に対応

    リニアPCMオーディオでサポートしている機能• ソフトスイッチング(V1.10以上)スイッチングポイントでゆるやかにオーディオデータをゼロにすることで、オーディオ成分のポップ音やクリック音を低減します。

    ソフトスイッチング機能は、ドルビー Eには対応していません。

    • SRC(サンプリングレートコンバーター) ON/OFF 機能サンプリングレートコンバーター機能は、入力信号(AES/EBUデジタルオーディオ)単位でON/OFF を設定できます。

    ◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧ください。

    • SRC(サンプリングレートコンバーター)マッチドフェイズモードサンプリングレートコンバーターに入力されたオーディオ信号において、隣接するチャンネル間の位相差を保持する機能です。

    同一入力基板内で有効です。複数の入力基板にまたがる信号間では機能しません。

    ◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧ください。

    • 多様なオーディオ2チャンネル出力

    ご注意

    ご注意

    ご注意

    概要 7

  • 8

    オーディオ信号はステレオチャンネルです。この 2チャンネルの音源を出す方法として、デフォルトの stereo のほかに Lboth、Rboth、swap、Mix (L+R) があります。(V1.10 以上 )

    AES/EBU信号のアンシラリーデータ(チャンネルステータス、ユーザーデータ、バリディティフラグ)に対して、Lboth、Rboth、swap、Mix (L+R) は機能しません。

    リニアPCM/ 圧縮オーディオでサポートしている機能• チャンネルステータスの リジェネレーション(V1.10以上 )AES/EBU信号を切り換えたとき、ブロック内のデータとCRC(サイクリック・リダンダンシー・チェック)が不整合を起こし、出力次段の機器が CRC エラーなどでミューティングを起こすのを防ぐために、チャンネルステータスのリジェネレーションを行います。

    RS-422Aのフィジカルアサインメントに対応

    リダンダントCPU/リダンダント電源を標準装備信頼性を重視する放送業務用機器として不可欠なバックアップ用コントロール基板、およびバックアップ用電源ユニットが標準で装備されています。

    イーサネットコネクターおよびケーブルの二重化IXS-6600/6700 では、ひとつの筐体に 2つのイーサネットコネクターを装備しています。それぞれに異なる IP アドレスを付加して、ネットワークの二重化をしています。

    Web設定(V2.0 以上)1 次局 /2 次局をWebブラウザーから設定できます。

    対象機器1 次局:IXS-6600/IXS-6700 (V2.0 以上)2次局:IXS-6600/IXS-6700 (V2.0 以上)、HDS-X5800(対応ブラウザー:Internet Explorer 6)

    ◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧ください。

    2系統のリファレンス信号に対応IXS-6600/6700 では、ビデオリファレンス入力をそれぞれ 2系統(A、B)備え、出力のブロック単位で選択できます。たとえば、放送局のハウスシンクと、それと異なる位相/周波数のリファレンスをひとつの筐体内で別々のマトリックスのリファレンスとして使用することができます。

    ワードシンク信号に対応オーディオワードシンク信号入力は、IXS-6700 では 2系統、IXS-6600 では 1系統装備されています。

    3系統のS-BUSコントロールIXS-6700 には、独立した 3系統 4チャンネル(A、 B1、 B2、C)の S-BUS 用コネクターが装備されています。IXS-6600には独立した 3系統 3 チャンネル(A、 B、 C)の S-BUS 用コネクターが装備されています。それぞれ 1本の同軸ケーブルで動作をコントロールできます。

    BZR-IF830(4093× 4093)コントロールソフトウェアに対応BZR-IF830 をインストールしたルーティングスイッチャーコントローラーHKSP-R80 を、イーサネットおよび S-BUSデータリンクで本機と接続することにより、S-BUS 空間を4093 × 4093 まで拡張できます。拡張された S-BUS 空間内で、複数の S-BUS 空間を制御することもできます。

    IXS-6600/6700の商品構成

    フレーム

    インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6700IXS-6700 の本体は、EIA 8RUです。ひとつの筐体内で、単一のフォーマットに限定した場合の最大マトリックスサイズは、それぞれ以下のとおりになります。

    基本構成は、電源ユニット4台、制御用CPU基板2枚で、それぞれリダンダント構成になっています。以下のオプション基板が装着可能です。

    インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600IXS-6600 の本体は、EIA 4RUです。ひとつの筐体内で、単一のフォーマットに限定した場合の最大マトリックスサイズは、それぞれ以下のとおりになります。

    ご注意

    信号 最大マトリックスサイズ

    ビデオ 128 入力× 136 出力

    AES/EBU デジタルオーディオ信号(バランス)

    256 入力× 272 出力

    AES/EBU デジタルオーディオ信号(アンバランス)

    128 入力× 136 出力

    アナログオーディオ信号(バランス)

    64ステレオ入力× 64 ステレオ出力

    タイムコード(アンバランス) 128 入力× 136 出力

    RS-422A 112 ポート

    信号 最大マトリックスサイズ

    ビデオ 64入力× 68 出力

    AES/EBU デジタルオーディオ信号( バランス)

    128 入力× 136 出力

    概要

  • 基本構成は、電源ユニット2台、制御用 CPU基板2枚で、それぞれリダンダント構成になっています。以下のオプション基板が装着可能です。

    マトリックスボード(オプション)

    マトリックスボード IKS-6030M128 入力× 68 出力のマトリックス基板です。IXS-6700 への最大装着枚数は 2枚で、最大 128 入力× 136出力まで拡張できます。IXS-6600 に装着した場合は、64 入力× 68 出力になります。オーディオ信号を取り扱う場合は、IXS-6700 では最大 256入力× 272 出力、IXS-6600 では最大 128 入力× 136 出力です。

    メインプロセッサーボード(オプション)メインプロセッサーボードとしては、以下の 3種類の基板があります。これらの基板を組み合わせて搭載できます。• HD/SD ビデオルータープロセッサーボード IKS-V6050M• SDビデオルータープロセッサーボード IKS-V6050SD• オーディオ /データルータープロセッサーボード IKS-A6050

    HD/SDビデオルータープロセッサーボード IKS-V6050M34 系統のHD/SD デジタルビデオ信号を扱うルータープロセッサーです。SDTV SDI 信号レート(143 Mbps、177 Mbps、270 Mbps、360 Mbps、540 Mbps)、HDTV SDI 信号レート(1.485 Gbps、1.485/1.001 Gbps)、DVB-ASI 規格の信号(270 Mbps)に対応します。

    1枚のHD/SDビデオルータープロセッサーボードの後段には、出力基板を最大 2枚まで装着できます。IXS-6700 では、HD/SDビデオルータープロセッサーボードを 4枚装着すると、136 系統のビデオ信号を出力できます。IXS-6600 では、HD/SDビデオルータープロセッサーボードを 2枚装着すると、68 系統のビデオ信号を出力できます。出力基板には、HD/SDデジタルビデオアウトプットボード、SDデジタルビデオアウトプットボードとタイムコードアウトプットボードを混在させて使用することができます。

    出力基板にHD/SD デジタルビデオアウトプットボードを使用しないと、HDTV SDI 信号は出力できません。

    SDビデオルータープロセッサーボード IKS-V6050SD34 系統の SDデジタルビデオ信号を扱うルータープロセッサーです。SDTV SDI 信号レート(143 Mbps、177 Mbps、270 Mbps、360 Mbps)、DVB-ASI 規格の信号(270 Mbps)に対応します。1枚の SDビデオルータープロセッサーボードの後段には、デジタルビデオ信号アウトプットボードまたはタイムコードアウトプットボードを最大 2枚まで装着できます。IXS-6700 では、SDビデオルータープロセッサーボードを 4枚装着すると、136 系統のビデオ信号を出力できます。IXS-6600 では、SDビデオルータープロセッサーボードを 2枚装着すると、68 系統のビデオ信号を出力できます。

    出力基板にHD/SD デジタルビデオアウトプットボードを使用しても、HDTV SDI 信号は出力できません。

    オーディオ/データルータープロセッサーボードIKS-A605068 系統のAES/EBUオーディオ信号、16 ステレオのアナログオーディオ信号、28 系統のデータ信号(RS-422A)、34 系統のタイムコード信号を扱うルータープロセッサー基板です。1枚のオーディオ /データルータープロセッサーボードの後段には、出力基板を最大2枚まで装着できます。出力基板には、AES/EBUオーディオアウトプットボード、アナログオーディオアウトプットボード、RS-422Aアウトプットボードとタイムコードアウトプットボードを混在させて使用することができます。

    AES/EBU デジタルオーディオ信号(アンバランス)

    64 入力× 68 出力

    アナログオーディオ信号(バランス)

    32 ステレオ入力× 32 ステレオ出力

    タイムコード(アンバランス) 64 入力× 68 出力

    RS-422A 56 ポート

    オプション型名 商品名最大装着枚数

    IXS-6600 IXS-6700

    IKS-6030M マトリックスボード 1 2

    オプション型名 商品名最大装着枚数

    IXS-6600 IXS-6700

    IKS-V6050M HD/SD ビデオルータープロセッサーボード

    2 4

    IKS-V6050SD SD ビデオルータープロセッサーボード

    IKS-A6050 オーディオ /データ ルータープロセッサーボード

    信号 最大マトリックスサイズ

    ご注意

    ご注意

    概要 9

  • 10

    インプットボード(オプション)

    16 HD/SD デジタルビデオインプットボードIKS-V6010M16 系統のHD/SD デジタルビデオ信号を扱う入力基板です。入力端子は、SDTV SDI 信号レート(143 Mbps、177 Mbps、270 Mbps、360 Mbps、540 Mbps)、HDTV SDI 信号レート(1.485 Gbps、1.485/1.001 Gbps)、DVB-ASI 規格の信号(270 Mbps)に対応します。IXS-6700 は 16 単位で、16 入力から最大 128 入力まで拡張できます。IXS-6600 は 16 単位で、16 入力から最大 64 入力まで拡張できます。

    16 SD デジタルビデオインプットボード IKS-V6010SD 16 系統の SDデジタルビデオ信号を扱う入力基板です。入力端子は、SDTV SDI 信号レート(143 Mbps、177 Mbps、270 Mbps、360 Mbps)、DVB-ASI 規格の信号(270 Mbps)に対応します。IXS-6700 は 16 単位で、16 入力から最大 128 入力まで拡張できます。IXS-6600 は 16 単位で、16 入力から最大 64 入力まで拡張できます。

    IKS-V6010SD は、540 Mbps SDTV SDI 信号レートには対応しません。

    32 D-sub AES/EBUインプットボード IKS-A601132 系統のAES/EBUオーディオ信号(バランス)を扱う入力基板です。本機のリファレンス用ワードシンク信号に同期した 48 kHz のサンプリング周波数に対応しています。

    IXS-6700 では、32 単位で、32 入力から最大 256 入力まで拡張できます。IXS-6600 では、32 単位で、32 入力から最大 128 入力まで拡張できます。

    AES/EBUデジタルオーディオインプットボードは、非同期のAES/EBU信号には対応しません。非同期のAES/EBU信号を扱う場合は、32 サンプリングレートコンバーターボード IKS-A6015 と合わせてお使いください。

    16 BNC AES/EBUインプットボード IKS-A601216 系統のAES/EBUオーディオ信号(アンバランス)を扱う入力基板です。本機のリファレンス用ワードシンク信号に同期した 48 kHz のサンプリング周波数に対応しています。IXS-6700 は 16 単位で、16 入力から最大 128 入力まで拡張できます。IXS-6600 は 16 単位で、16 入力から最大 64 入力まで拡張できます。

    AES/EBUデジタルオーディオインプットボードは、非同期のAES/EBU信号には対応しません。非同期のAES/EBU信号を扱う場合は、32 サンプリングレートコンバーターボード IKS-A6015 と合わせてお使いください。

    32 サンプリングレートコンバーターボード IKS-A601532 系統のサンプリングレートコンバーターを扱う基板です。この基板を 32 D-sub AES/EBUインプットボード IKS-A6011 または 16 BNC AES/EBUインプットボード IKS-A6012 に搭載することで、非同期デジタル入力信号に対応します。

    アナログオーディオインプットボード IKS-A60138 ステレオのアナログオーディオ信号(バランス)を扱う入力基板です。IXS-6700 は 8 ステレオ単位で、8ステレオ入力から最大 64ステレオ入力まで拡張できます。IXS-6600 は 8 ステレオ単位で、8ステレオ入力から最大 32ステレオ入力まで拡張できます。

    信号の切り換えは、ステレオペア単位です。

    7 RS-422インプットボード IKS-RS60107 系統のデータ信号(RS-422A)を扱う入力基板です。38.4 kbps にのみ対応します。RS-422 基板は、入力基板と出力基板をペアで扱うため、7入力/7出力単位で増設できます。IXS-6700 は 112 ポートまで、IXS-6600 は 56 ポートまで拡張できます。

    オプション型名 商品名最大装着枚数

    IXS-6600 IXS-6700

    IKS-V6010M 16 HD/SD デジタルビデオインプットボード

    4 8

    IKS-V6010SD 16 SD デジタルビデオインプットボード

    IKS-A6011 32 D-sub AES/EBU(バランス)インプットボード

    IKS-A6012 16 BNC AES/EBU(アンバランス)インプットボード

    IKS-A6015 32 サンプリングレートコンバーターボード

    IKS-A6013 アナログオーディオインプットボード

    IKS-RS6010 7 RS-422 インプットボード

    IKS-TC6010 16 タイムコードインプットボード

    ご注意

    ご注意

    ご注意

    ご注意

    概要

  • RS-422 インプットボードとRS-422 アウトプットボードは必ずペアでご使用ください。RS-422 基板(入力基板 IKS-RS6010 と出力基板 IKS-RS6060)を装着する場合、入力基板用スロットと出力基板用スロットのスロット番号を同じにする必要があります。たとえば、入力基板を入力基板用スロット 3に装着したら、出力基板も出力基板用スロット 3に装着してください。

    ◆ 詳しくは、付属のインストレーションマニュアルをご覧ください。

    16 タイムコードインプットボード IKS-TC601016 系統のタイムコード信号(LTC)を扱う入力基板です。IXS-6700 は 16 単位で、16 入力から最大 128 入力まで拡張できます。IXS-6600 は 16 単位で、16 入力から最大 64 入力まで拡張できます。

    アウトプットボード(オプション)

    17 HD/SD デジタルビデオアウトプットボードIKS-V6060M17 系統のHD/SD デジタルビデオ信号を扱う出力基板です。SDTV SDI 信号レート(143 Mbps、177 Mbps、270 Mbps、360 Mbps、540 Mbps)、HDTV SDI 信号レート(1.485 Gbps、1.485/1.001 Gbps)、DVB-ASI 規格の信号(270 Mbps)に対応します。IXS-6700 は 17 単位で、17 出力から最大 136 出力まで拡張できます。IXS-6600 は 17 単位で、17 出力から最大 68 出力まで拡張できます。

    17 SD デジタルビデオアウトプットボードIKS-V6060SD17 系統の SDデジタルビデオ信号を扱う出力基板です。SDTV SDI 信号レート(143 Mbps、177 Mbps、270 Mbps、360 Mbps)、DVB-ASI 規格の信号(270 Mbps)に対応します。IXS-6700 は 17 単位で、17 出力から最大 136 出力まで拡張できます。IXS-6600 は 17 単位で、17 出力から最大 68 出力まで拡張できます。

    IKS-V6060SD は、SDTV SDI 信号レート(540 Mbps)には対応しません。

    34 D-sub AES/EBUアウトプットボード IKS-A606134 系統のAES/EBUオーディオ信号(バランス)を扱う出力基板です。リファレンス用ワードシンク信号に同期した48 kHz のサンプリング周波数に対応します。IXS-6700 は 34 単位で、34 出力から最大 272 出力まで拡張できます。IXS-6600 は 34 単位で、34 出力から最大 136 出力まで拡張できます。

    17 BNC AES/EBUアウトプットボード IKS-A606217 系統のAES/EBUオーディオ信号(アンバランス)を扱う出力基板です。リファレンス用ワードシンク信号に同期した 48 kHz のサンプリング周波数に対応します。IXS-6700 は 17 単位で、17出力から最大 136 出力まで拡張できます。IXS-6600 は 17 単位で、17出力から最大 68 出力まで拡張できます。

    アナログオーディオアウトプットボード IKS-A60638 ステレオのアナログオーディオ信号(バランス)を扱う出力基板です。IXS-6700 は 8 ステレオ単位で、8ステレオ出力から最大 64ステレオ出力まで拡張できます。IXS-6600 は 8 ステレオ単位で、8ステレオ出力から最大 32ステレオ出力まで拡張できます。

    • 信号の切り換えは、ステレオペア単位です。• AES/EBUインプットボードに入力したドルビーE信号を出力することはできません。

    7 RS-422アウトプットボード IKS-RS60607 系統のデータ信号(RS-422A)を扱う出力基板です。38.4 kbps にのみ対応します。RS-422 基板は、入力基板と出力基板をペアで扱うため、7入力 /7出力単位で増設できます。IXS-6700 は 112 ポートまで、IXS-6600 は 56 ポートまで拡張できます。

    ご注意

    オプション型名

    商品名最大装着枚数

    IXS-6600 IXS-6700

    IKS-V6060M 17 HD/SD デジタルビデオアウトプットボード

    4 8

    IKS-V6060SD 17 SD デジタルビデオアウトプットボード

    IKS-A6061 34 D-sub AES/EBU(バランス)アウトプットボード

    IKS-A6062 17 BNC AES/EBU(アンバランス)アウトプットボード

    IKS-A6063 アナログオーディオアウトプットボード

    IKS-RS6060 7 RS-422 アウトプットボード

    IKS-TC6060 17 タイムコードアウトプットボード

    ご注意

    ご注意

    概要 11

  • 12

    RS-422 インプットボードとRS-422 アウトプットボードは必ずペアでご使用ください。RS-422 基板(入力基板 IKS-RS6010 と出力基板 IKS-RS6060)を装着する場合、入力基板用スロットと出力基板用スロットのスロット番号を同じにする必要があります。たとえば、入力基板を入力基板用スロット 3に装着したら、出力基板も出力基板用スロット 3に装着してください。

    ◆ 詳しくは、付属のインストレーションマニュアルをご覧ください。

    17タイムコードアウトプットボード IKS-TC606017 系統のタイムコード信号(LTC)を扱う出力基板です。IXS-6700 は 17 単位で、17 出力から最大 136 出力まで拡張できます。IXS-6600 は 17 単位で、17 出力から最大 68 出力まで拡張できます。IKS-A6050、IKS-V6050M、IKS-V6050SD いずれのプロセッサーボードとも組み合わせて使用することができます。

    構成例

    IXS-6600のハイブリッド構成例

    上記のように構成することで、異なる信号フォーマットにそれぞれ対応する複数ルーティングスイッチャーを筐体内に同時に構成することができます。それぞれのフォーマットに対するクロスポイントのサイズは次表のとおりです。

    ご注意

    17

    17

    34

    7

    16 16 32 7

    マトリックスボード128× 68

    HD/SD ビデオルータープロセッサーボード

    17 HD/SDデジタルビデオアウトプットボード

    オーディオ /データルータープロセッサーボード

    16 HD/SDデジタルビデオ

    インプットボード

    16 SDデジタルビデオ

    インプットボード

    32 D-sub AES/EBU

    (バランス)インプットボード

    7 RS-422インプットボード

    17 SD デジタルビデオアウトプットボード

    34 D-sub AES/EBU(バランス)アウトプットボード7 RS-422アウトプットボード

    マザーボード

    商品名

    入力端子数

    出力端子数 商品名

    信号フォーマット マトリックスサイズ

    SDI ルーター部 32 × 34(うち HD SDI は 16 × 17)

    デジタルオーディオルーター部 32 × 34

    RS-422A ルーター部 14 ポート

    概要

  • IXS-6700のハイブリッド構成例

    前記のように構成することで、異なる信号フォーマットにそれぞれ対応する複数ルーティングスイッチャーを筐体内に同時に構成することができます。それぞれのフォーマットに対するクロスポイントのサイズは下表のとおりです。

    インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600/6700の制御システムIXS-6600/6700 では、システム設定にはPCのターミナルエミュレーターを使用し、信号の切り換えにはリモコンパネル(ルーティングスイッチャーコントロールユニット)などの制御装置を使用します。付属のルーティングスイッチャーリモートコントロールソフトウェア BZR-21(GUI ソフトウェア)でも PC上で基本的なクロスポイントの切り換えができます。制御システムには、BNC型のREMOTE 1 端子を使用するS-BUS、D-sub 9 ピンの REMOTE 2 端子を使用する RS-422A、REMOTE 3 端子を使用する RS-232C、および

    NETWORK端子を使用するイーサネットの 4種類があります。4系統の制御を同時に使うこともできます。

    S-BUSによる制御S-BUS は、ソニーがルーティングスイッチャーシステムの制御用に開発したプロトコルです。複数のルーティングスイッチャーとリモコンパネル(ルーティングスイッチャーコントロールユニット)を、1本の同軸ケーブルで接続し、通信することができます。S-BUS により制御できる機器の台数は、ルーティングスイッチャー、リモコンパネルなど合わせて254 台です。IXS-6600/6700 では、RS-422A のコマンドを S-BUS コマンドに変換することにより、D-sub 9 ピンのREMOTE 2 端子を通した S-BUS 制御も可能です。

    RS-422Aによる制御本システムでは、RS-422A のコマンドを内部で S-BUS のコマンドに変換して、REMOTE 2 端子から S-BUS 制御をすることも可能です。RS-422A コマンドでそのまま制御するモードをダイレクトモード、S-BUS コマンドに変換して制御するモードを S-BUS 変換モードとよびます。S-BUS 変換モードでは、制御できる系統を最大 1024 系統、8レベルの入出力まで拡張できますが、応答速度はダイレクトモードより遅くなります。制御できる内容は、RS-422A 用プロトコルで行えるものに限定されます。

    16

    17

    17

    17

    17

    34

    34

    7

    7

    16 16 16 32 32 7 7

    マトリックスボード128× 68

    HD/SDビデオルータープロセッサーボード

    オーディオ /データルータープロセッサーボード

    17 HD/SDデジタルビデオアウトプットボード

    SDビデオルータープロセッサーボード

    オーディオ /データルータープロセッサーボード

    マトリックスボード128× 68

    16 HD/SDデジタルビデオ

    インプットボード

    16 SDデジタルビデオ

    インプットボード

    32 D-sub AES/EBU

    (バランス)インプットボード

    7 RS-422インプットボード

    17 SD デジタルビデオアウトプットボード

    34 D-sub AES/EBU(バランス)アウトプットボード

    7 RS-422アウトプットボード

    商品名

    入力端子数

    出力端子数 商品名マザーボード

    信号フォーマット マトリックスサイズ

    SDI ルーター部 64 × 68(うち HD SDI は 16 × 17)

    デジタルオーディオルーター部 64 × 68

    RS-422A ルーター部 28 ポート

    概要 13

  • 14

    S-BUS リモートが 1次局に設定されると S-BUS 変換モードに固定され、2次局に設定されるとダイレクトモードに固定されます。

    レベル設定による複数信号の同時制御多種類の信号を同時に扱う場合、それぞれの信号別にルーティングスイッチャーが必要になります。たとえば、VTRで記録を行うために必要な信号には、ビデオ、オーディオ、タイムコード、リモートコントロールがあり、それぞれビデオ、オーディオ、タイムコード、リモートの各ルーティングスイッチャーで信号を切り換えます。これらの切り換えを行う信号を総称してレベルと呼びます。本システムでは最大16 種類のレベルを設定し、レベルごとに異なる入力信号の番号を設定して同時に制御することができます。

    インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600/6700の機能IXS-6600/6700 は次のような機能を備えています。

    設定した入出力系統の保護機能設定した出力系統を、他のリモコンパネル(ルーティングスイッチャーコントロールユニット)から切り換えられないようにするプロテクト機能と、入力系統をすべてリモコンパネルから隠して切り換えられないようにするシークレット機能を備えています。

    クロスポイントを無効にする機能出力系統ごとに選択できる入力系統を制限し、特定の入力系統を指定した出力系統にしか出力できないようにすることができます。

    パスワード機能パスワードを設定しておき、オペレーターを制限することができます。

    名称設定機能入出力端子に名称を設定し、接続する信号を識別できます。名称は 2種類の設定方法があり、ひとつは「タイプ名(VTR、カメラなどの機器名)+番号」(例:VTR1)で、もうひとつは任意の 16 文字の名前をつける「デスクリプション(記述)名称」です。設定した名称は、別売りのコントロールユニット BKS-R1617/R1618/R3216/R3219/R3220 に表示させることができます。

    バーチャルマッピッング機能仮想マトリックス上にクロスポイントを配置することができます。

    フリーアサイメント機能ひとつの端子名称に、レベルごとに異なる端子番号を割り当てることができます。

    タイライン機能3 台までのルーティングスイッチャーを接続する信号線を自動的に選択できます。

    ファントム機能複数のクロスポイントを同時に切り換えることができます。

    自己診断機能入出力の有無やエラーの発生を、前面のステータス表示ランプに表示したり、一次局に接続したターミナルエミュレーターに表示させることができます。また後面のALARM出力端子にパラレルで出力することも可能です。

    ◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧ください。

    S-BUS制御システムの特長S-BUS 制御システムでは、複数のルーティングスイッチャーとリモコンパネル(ルーティングスイッチャーコントロールユニット)を 1本の同軸ケーブルで接続し、制御信号の通信を行います。ひとつの S-BUS 制御システム内の 1台のスイッチャーを 1次局に設定し、この 1次局がシステム全体の制御を行います。ほかのスイッチャーとリモコンパネルは 2次局になり、1次局の制御により信号の通信を行います。

    S-BUS 制御システムは次のような特長があります。• 75Ω同軸ケーブル 1本による、LAN(Local Area Network)形式の制御信号の通信

    • 同軸ケーブル(5C-2V ケーブル使用時)を 500 m まで延長可能

    • 電源を切らずにシステムを動作状態のまま、S-BUS ラインへの接続、取り外しが可能

    • 1 次局に設定したルーティングスイッチャーは、複数の S-BUS ラインを制御し、最大 254 台(1次局を含む)までのルーティングスイッチャーとリモコンパネルを制御

    • 1本のS-BUSラインには、最大128台のルーティングスイッチャーとリモコンパネルが接続可能

    • 自己診断機能によって検出されたエラーの内容を、S-BUSライン上の 1次局に接続されたPC(ターミナルエミュレーター)に表示

    • PC(ターミナルエミュレーター)で設定した内容(システムの設定やテーブルデータ)およびクロスポイントデータを、付属のルーティングスイッチャーデータバックアップソフトウェアBZR-20 を使用して PCのハードディスクに保存し、必要に応じて復元可能

    概要

  • システム接続例

    主要構成機器本システムは 75Ω同軸ケーブルで接続された S-BUS データリンクを核に形成されます。S-BUS データリンクの主要構成機器は以下のとおりです。

    接続時のご注意• 1 次局に使用するインテグレーテッド・ルーティングシステムでは、内部 CPU基板の P/S スイッチ1) を Pに設定します。

    • 2 次局に使用するルーティングスイッチャーでは、内部CPU基板の P/S スイッチ1) を Sに設定します。

    • 1本のS-BUSラインに接続できる2次局は最大128台です。• 1本のS-BUSラインのケーブル長は最大500 m(5C-2Vケーブル使用時)です。

    • S-BUS ラインの最終機に取り付けるT型ブリッジ、および各スイッチャーの使用しない REMOTE 1 端子は、必ず75Ω終端器で終端してください。

    • 2次局のルーティングスイッチャーのREMOTE 1端子は1個のみ使用可能です。

    1) IXS-6600/6700 では CA-65 基板の S1203-3 P/S スイッチ

    T型ブリッジ(Bタイプ)の使いかたIXS-6600/6700 には、BタイプのT型ブリッジが付属しています。使用するときは、50 cm以下の同軸ケーブル(5C-2V)を用意し、次のように接続してください。

    S-BUSデータリンク主要構成機器

    S-BUSデータリンク上の種別

    使用機器 台数 機能

    1 次局 システムコントローラー

    ルーティングスイッチャーコントローラー

    HKSP-R80 1 S-BUS データリンク全体の通信制御。同時に 2次局として動作することも可能。

    ルーティングスイッチャー

    インテグレーテッド・ルーティングシステム

    IXS-6600/6700

    ルーティングスイッチャープロセッサー

    HDS-X5800

    2 次局 ルーティングスイッチャー

    ルーティングスイッチャープロセッサー

    HDS-X5800 最大 253 台 各機器ごとの通信制御。1次局からの指示に従って動作する。

    インテグレーテッド・ルーティングシステム

    IXS-6600/6700

    リモコンパネル(ルーティングスイッチャーコントロールユニット)

    X-Y コントロールユニット BKS-R3220

    32 ボタンコントロールユニット BKS-R3219/R3219A

    ユニバーサルコントロールユニット BKS-R1617/R1617A

    16 ボタンコントロールユニット BKS-R1618

    8 デスティネーションコントロールユニット

    BKS-R3216

    ユニバーサルLCDリモートパネル BKS-R6010

    ターミナル ターミナルエミュレーター PC 一般 1 システムの各種設定。S-BUS ラインで発生したエラーの表示と管理。

    REMOTE 1 端子(BNC型、凹) T型ブリッジ

    (Bタイプ)

    5C-2V同軸ケーブル(50 cm以下)

    概要 15

  • 16

    接続例IXS-6700 を 1 次局とする S-BUS データリンクの接続例を示します。モニター S-BUS 系のコントロール機能はありません。

    Network A

    RE

    MO

    TE

    1 A

    RE

    MO

    TE

    1 C

    RE

    MO

    TE

    1 B

    2

    RE

    MO

    TE

    1 B

    1

    Network B

    ターミナル ターミナル

    パーソナルコンピューター(ターミナルエミュレーター)

    a)(S) は2次局を表します。2次局の機器には、2~254のステーション ID を重複しないように設定してください。

    パーソナルコンピューター(ターミナルエミュレーター)

    :S-BUS:信号系ライン:イーサネット:T型ブリッジ(A):T型ブリッジ(B):75Ω終端器:マトリックスの階層1 次局 レベル1

    インテグレーテッド・ルーティングシステムIXS-6700 (P)

    イーサネットスイッチ

    ビデオ

    オーディオチャンネル1/2オーディオチャンネル3/4

    タイムコード

    デスティネーションVTR

    ビデオ

    ソースVTR

    2 次局 レベル2 レベル 3 レベル 4 レベル 8

    オーディオルーティングスイッチャー (S)a)

    オーディオルーティングスイッチャー (S)a)

    タイムコードルーティングスイッチャー (S)a)

    各種ルーティングスイッチャー (S)a)

    オーディオチャンネル 1/2

    オーディオチャンネル3/4

    タイムコード

    最大128 台

    最大16台

    リモコンパネル

    リモコンパネル

    リモコンパネル

    サブネットコントローラー

    サブネットコントローラー

    リモコンパネル

    リモコンパネル

    3次局

    ディスプレイユニット

    ディスプレイユニット

    ディスプレイユニット

    ディスプレイユニット

    概要

  • 各部の名称と働き

    インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6600

    前面

    a POWER(電源)スイッチ本機の電源をON/OFFします。電源ユニットAと Bはバックアップ動作を行っていますので、使用するときは両方のスイッチをONにしてください。

    b POWER(電源)表示ランプそれぞれ対応する電源ユニットに通電されると点灯します。正常動作時は緑で点灯し、各ユニット内のファンが停止すると赤で点灯します。

    電源投入時に一瞬表示ランプが赤く点灯したり、両方のPOWER スイッチがONの状態で片側の POWERスイッチをOFF にしたときに、OFF になっている電源ユニットの表示ランプが赤く点灯したりすることがありますが、これは故障ではありません。また、両方のPOWER スイッチがONの状態で、片側のPOWER スイッチをOFFにした後すぐに POWERスイッチを再びONにすると、まれにONにした電源ユニットの表示ランプが赤く点灯したままになることがあります。このようなときは、表示ランプが赤く点灯している電源ユニットの

    POWERスイッチをOFFにして表示ランプが消灯するまで20 秒ほど待ってから、POWERスイッチを再びONにしてください。すべての POWERスイッチをONにした後、POWER スイッチやブレーカーをOFFにする場合は、20 秒以上待ってからOFFにしてください。

    c 表示部本機の状態を表示します。

    ◆ 詳しくは、「ステータス表示」(26 ページ) をご覧ください。

    d ステータス表示ランプランプの色や点灯によって、本機の状態を表示します。本機の電源が入り、正常に動作しているときは消灯または緑で点灯します。エラーが発生すると赤点灯で知らせます。

    ◆ 詳しくは「エラー表示と対策」(29 ページ)をご覧ください。

    e 操作ボタン表示部の表示を切り換えます。

    ◆ 詳しくは、「ステータス表示」(26 ページ) をご覧ください。

    POWER A

    POWER B

    INTEGRATED ROUTING SYSTEM IXS-6600MENU ENTERCANCEL

    aPOWERスイッチbPOWER表示ランプ

    dステータス表示ランプe操作ボタン

    c表示部

    ご注意

    各部の名称と働き 17

  • 18

    後面

    a 出力基板用スロット別売りの出力基板を装着します。

    ◆ 別売り出力基板の詳細は、「IXS-6600/6700 の商品構成」(8ページ)をご覧ください。

    b 入力基板用スロット別売りの入力基板を装着します。

    ◆ 別売り入力基板の詳細は、「IXS-6600/6700 の商品構成」(8ページ)をご覧ください。

    c REMOTE 3(リモート3)端子(D-sub 9 ピン)本機をシステムの 1次局1)(CA-65 基板の S1203-3 P/S スイッチを P側)に設定している場合、システムの動作に必要な設定を行うためのターミナルエミュレーターを、この端子に接続します。接続にはインチねじ付きのD-sub 9 ピンコネクターをお使いください。

    この端子を使うときは、CA-65 基板の S1203-3 P/S スイッチを P側に設定してください。

    ◆ 詳しくは、付属のインストレーションマニュアルをご覧ください。

    1) S-BUS プロトコルによるリモート制御では、1本の同軸ケーブルラインでデータ伝送路を構成し、データリンク内の複数の機器(ルーティングス

    イッチャー、リモコンパネル(ルーティングスイッチャーコントロールユニット)など)が、時分割方式でそのデータ伝送路を利用します。各機器のうち、伝送路利用の管理を行うのが 1次局で、2次局は 1次局の指示に従って伝送路を利用します。このため、多数の 2次局が接続されると、数に応じて応答速度が遅くなります。

    d REMOTE 2(リモート2)端子(D-sub 9 ピン)RS-422A インターフェースを介して、外部のコントローラーと接続します。本機を 1次局(CA-65 基板の S1203-3 P/S スイッチを P側)に設定すると S-BUS 変換モードになり、この端子を使ってS-BUS 制御が可能になります。接続にはミリねじ付きのD-sub 9 ピンコネクターをお使いください。

    ◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧ください。

    e REMOTE 1(リモート1)端子(BNC型)A、B、Cの 3系統がそれぞれ 1端子ずつあり、合計 3端子です。S-BUS 制御を行うために、リモコンパネル(ルーティングスイッチャーコントロールユニット)やルーティングスイッチャーを同軸ケーブルで接続します。本機が 1次局(CA-65 基板の S1203-3 P/S スイッチが P側)に設定されている場合は、合計 253 台までのリモコンパネルやルーティングスイッチャーを接続できます。

    OUT1

    OUT2

    IN1

    IN2

    OUT3

    OUT4

    IN3

    IN4

    A

    REMOTE 1A

    REFINA

    75ΩON

    OFF

    REMOTE 1B

    REFINB

    75ΩON

    OFF

    REMOTE 1C

    WORDSYNC

    IN75ΩON

    OFF

    TC IN

    NETWORK

    REMOTE 2

    REMOTE 3

    REMOTE 2/ALARM

    B

    B AU

    - AC IN

    a出力基板用スロット

    b入力基板用スロット

    dREMOTE 2 端子

    eREMOTE 1 端子

    fREF IN端子と75Ω終端スイッチ

    cREMOTE 3 端子

    gWORD SYNC IN 端子と75Ω終端スイッチ

    hTC IN 端子iREMOTE 2/ALARM端子

    jNETWORK端子kAC IN 端子

    lU(アース)端子

    ご注意

    各部の名称と

    働き

  • 本機が 2次局(CA-65 基板の S1203-3 P/S スイッチが S側)に設定されている場合は、どれかひとつの端子を付属のT型ブリッジ(B)を使って S-BUS リンクと接続します。

    ◆ 詳しくは、「システム接続例」(15 ページ)をご覧ください。

    使用しない端子には、1次局、2次局とも付属の 75Ω終端器を接続してください。

    f REF IN(同期信号入力)端子(BNC型)と75Ω終端スイッチA、Bの 2系統の端子です。アナログのリファレンスビデオ信号(CCIR624 に準拠したブラックバースト信号またはHDTV用 3値シンク)を入力します。

    75Ω終端スイッチ入力インピーダンスを切り換えます。ON:入力信号は 75Ωで終端されます。OFF:ハイインピーダンスになります。外部同期信号をループスルーで使用するとき、この位置にします。

    信号の切り換えをリファレンスビデオ信号に同期させたいときは、切り換えタイミング(奇数フィールドまたは偶数フィールド)やリファレンス信号A/B の選択をターミナルエミュレーターから設定する必要があります。

    ◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧ください。

    g WORD SYNC IN(オーディオワードシンク入力)端子(BNC型)と75Ω終端スイッチオーディオワードシンク信号を入力します。

    75Ω終端スイッチ入力インピーダンスを切り換えます。ON:入力信号は 75Ωで終端されます。OFF:ハイインピーダンスになります。外部同期信号をループスルーで使用するとき、この位置にします。

    h TC IN(タイムコード入力)端子(BNC型)タイムコード信号入力用の端子です。

    i REMOTE 2/ALARM(リモート2 /アラーム)端子(D-sub 9 ピン)本機の状態を出力します。REMOTE2 端子の B系統として使うこともできます。接続にはミリねじ付きのD-sub 9 ピンコネクターをお使いください。

    ◆ 詳しくは、「主な仕様」(33 ページ)、付属のインストレーションマニュアルおよびシステムセットアップマニュアルをご覧ください。

    j NETWORK(ネットワーク)端子(モジュラージャック)A、Bの 2系統、100 BASE-TX通信用の 2端子です。付属の BZR-20/21 をインストールしたPCのイーサネットコネクターと接続します。

    安全のために、周辺機器を接続する際は、過大電圧を持つ可能性があるコネクターを以下のポートに接続しないでください。• NETWORK A 端子• NETWORK B 端子上記のポートについては本書の指示に従ってください。

    NETWORKケーブルご使用の際は、輻射ノイズによる誤動作を防ぐため、シールドタイプのケーブルを使用してください。

    k AC IN(AC電源入力)端子A、Bの 2端子です。AC電源コードを使用して、AC電源に接続します。電源ユニットAと Bでそれぞれバックアップ動作を行っていますので、使用するときは 2つのインレットの両方に接続してください。

    lU(アース)端子アースに接地してください。

    ご注意

    ご注意

    ご注意

    ご注意

    各部の名称と働き 19

  • 20

    インテグレーテッド・ルーティングシステム IXS-6700

    前面

    a POWER(電源)スイッチ本機の電源をON/OFFします。電源ユニットA1と B1、A2と B2 でそれぞれバックアップ動作を行っていますので、使用するときは 4 個すべてをONにしてください。

    b POWER(電源)表示ランプそれぞれ対応する電源ユニットに通電されると点灯します。正常動作時は緑で点灯し、各ユニット内のファンが停止すると赤で点灯します。

    電源投入時に一瞬表示ランプが赤く点灯したり、すべてのPOWER スイッチがONの状態で一部の POWERスイッチをOFFにしたときに、OFF になっている電源ユニットの表

    示ランプが赤く点灯したりすることがありますが、これは故障ではありません。また、すべての POWERスイッチがONの状態で、一部のPOWERスイッチをOFFにした後すぐに POWERスイッチを再びONにすると、まれにONにした電源ユニットの表示ランプが赤く点灯したままになることがあります。このようなときは、表示ランプが赤く点灯している電源ユニットのPOWERスイッチをOFFにして表示ランプが消灯するまで20 秒ほど待ってから、POWERスイッチを再びONにしてください。すべての POWERスイッチをONにしたあと、POWER スイッチやブレーカーをOFFにする場合は、20 秒以上待ってからOFFにしてください。

    INTEGRATED ROUTING SYSTEM IXS-6700MENU ENTERCANCEL

    POWER A1

    POWER A2

    POWER B1

    POWER B2

    aPOWERスイッチ

    bPOWER表示ランプ

    c表示部dステータス表示ランプ

    e操作ボタン

    ご注意

    各部の名称と働き

  • c 表示部本機の状態を表示します。

    ◆ 詳しくは「ステータス表示」(26 ページ)をご覧ください。

    d ステータス表示ランプランプの色や点灯によって、本機の状態を表示します。

    本機の電源が入り、正常に動作しているときは消灯または緑で点灯します。エラーが発生すると赤点灯で知らせます。

    ◆ 詳しくは「エラー表示と対策」(29 ページ)をご覧ください。

    e 操作ボタン表示部の表示を切り換えます。

    ◆ 詳しくは「ステータス表示」(26 ページ)をご覧ください。

    後面

    a 出力基板用スロット別売りの出力基板を装着します。

    ◆ 別売り出力基板の詳細は、「IXS-6600/6700 の商品構成」(8ページ)をご覧ください。

    b 入力基板用スロット別売りの入力基板を装着します。

    ◆ 別売り入力基板の詳細は、「IXS-6600/6700 の商品構成」(8ページ)をご覧ください。

    U

    A

    NETWORK REMOTE 2

    REF IN

    REMOTE 3 ALARM

    B

    A B

    A

    B

    WORDSYNC IN

    A

    B

    REMOTE 1

    TC IN

    A

    B1

    C

    B2

    OUT1

    OUT2

    IN1

    IN2

    OUT3

    OUT4

    IN3

    IN4

    OUT5

    OUT6

    IN5

    IN6

    OUT7

    OUT8

    IN7

    IN8

    OUT1 A1

    A2

    OUT2

    IN1

    IN2

    OUT3

    OUT4

    IN3

    IN4

    B2

    B1

    15

    9 6

    15

    9 6

    15

    9 6

    - AC IN

    - AC IN

    - AC IN

    - AC IN

    a出力基板用スロット b入力基板用スロット

    dREF IN 端子

    eWORD SYNC IN 端子

    fREMOTE 1 端子

    cAC IN 端子

    gTC IN 端子

    hU(アース)端子

    iNETWORK 端子jREMOTE 2 端子

    kREMOTE 3 端子lALARM端子

    cAC IN 端子

    各部の名称と働き 21

  • 22

    c AC IN(AC電源入力)端子A1、A2、B1、B2 の 4端子です。AC電源コードを使用して、AC電源に接続します。電源ユニットA1と B1、A2と B2 でそれぞれバックアップ動作を行っていますので、使用するときは 4つのインレットのすべてに接続してください。

    d REF IN(同期信号入力)端子(BNC型)A、Bの 2系統、ループスルー付き 4端子です。アナログのリファレンスビデオ信号(CCIR624 に準拠したブラックバースト信号またはHDTV用 3値シンク)を入力します。各 2個の端子は内部でスルー接続されています。スルーアウト信号を使用しないときは、使用しない端子に市販の 75Ω終端器を接続して終端してください。

    信号の切り換えをリファレンスビデオ信号に同期させたいときは、切り換えタイミング(奇数フィールドまたは偶数フィールド)やリファレンス信号A/Bの選択をターミナルエミュレーターから設定する必要があります。

    ◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧ください。

    e WORD SYNC IN(オーディオワードシンク入力)端子(BNC型)A、Bの 2系統、ループスルー付き 4端子です。オーディオワードシンク信号を入力します。各 2個の端子は内部でスルー接続されています。スルーアウト信号を使用しないときは、使用しない端子に市販の 75Ω終端器を接続して終端してください。

    f REMOTE 1(リモート1)端子(BNC型)A、B、Cの 3系統があり、A、Cはそれぞれ 1端子、Bのみ B1、B2 の 2端子で、合計 4端子です。S-BUS 制御を行うために、リモコンパネルやルーティングスイッチャーを同軸ケーブルで接続します。本機が 1次局1)(CA-65 基板の S1203-3 P/S スイッチが P側)に設定されている場合は、合計 253 台までのリモコンパネルや他のルーティングスイッチャーを接続できます。本機が 2次局1)(CA-65 基板の S1203-3 P/S スイッチが S側)に設定されている場合は、どれかひとつの端子を付属のT型ブリッジ(B)を使って S-BUS リンクと接続します。

    ◆ 詳しくは、「システム接続例」(15 ページ)をご覧ください。

    使用しない端子には、1次局、2次局とも付属の 75Ω終端器を接続してください。

    1) S-BUS プロトコルによるリモート制御では、1本の同軸ケーブルラインでデータ伝送路を構成し、データリンク内の複数の機器(ルーティングス

    イッチャー、リモコンパネル(ルーティングスイッチャーコントロールユニット)など)が、時分割方式でそのデータ伝送路を利用します。各機器のうち、伝送路利用の管理を行うのが 1次局で、2次局は 1次局の指示に従って伝送路を利用します。このため、多数の 2次局が接続されると、数に応じて応答速度が遅くなります。

    g TC IN(タイムコード入力)端子(BNC型)タイムコード信号入力用の端子です。

    h U(アース)端子アースに接続(接地)してください。

    i NETWORK(ネットワーク)端子(モジュラージャック)A、Bの 2系統、100BASE-TX通信用の 2端子です。付属のBZR-20/21 をインストールしたPCのイーサネットコネクターと接続します。

    安全のために、周辺機器を接続する際は、過大電圧を持つ可能性があるコネクターを以下のポートに接続しないでください。• NETWORK A 端子• NETWORK B 端子上記のポートについては本書の指示に従ってください。

    NETWORKケーブルご使用の際は、輻射ノイズによる誤動作を防ぐため、シールドタイプのケーブルを使用してください。

    j REMOTE 2(リモート2)端子(D-sub 9 ピン)A、Bの 2系統です。RS-422A インターフェースを介して、外部のコントローラーと接続します。本機を 1次局(CA-65 基板の S1203-3 P/S スイッチが P側)に設定すると S-BUS 変換モードになり、この端子を使ってS-BUS 制御が可能になります。接続にはミリねじ付きのD-sub 9 ピンコネクターをお使いください。

    ◆ 詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧ください。

    k REMOTE 3(リモート3)端子(D-sub 9 ピン)本機をシステムの 1次局(CA-65 基板の S1203-3 P/S スイッチをP側)に設定している場合、システムの動作に必要な設定を行うためのターミナルエミュレーターを、この端子に接続します。接続にはインチねじ付きのD-sub 9 ピンコネクターをお使いください。

    ご注意

    ご注意

    ご注意

    ご注意

    各部の名称と働き

  • この端子を使うときは、CA-65 基板の S1203-3 P/S スイッチを P側に設定してください。

    ◆ 詳しくは、付属のインストレーションマニュアルをご覧ください。

    l ALARM(アラーム)端子(Mini D-sub 15 ピン)前面のステータス表示ランプと同様に、本機の状態を出力します。接続にはミリねじ付きのミニD-sub 15 ピンコネクターをお使いください。

    ◆ 詳しくは、「主な仕様」(33 ページ)および付属のインストレーションマニュアル、システムセットアップマニュアルをご覧ください。

    オプション基板

    16 HD/SDデジタルビデオインプットボード IKS-V6010M

    a HD/SD IN 1 ~ 16端子(BNC型)SDI 信号(143 ~ 1485 Mbps) を入力します。

    16 SDデジタルビデオインプットボード IKS-V6010SD

    a SD IN 1 ~ 16端子(BNC型)SDTV SDI 信号(143 ~ 360 Mbps) を入力します。

    32 D-sub AES/EBUインプットボード IKS-A6011

    a AES/EBU IN 1-12、13-24端子(D-sub 37ピン)AES/EBUデジタルオーディオ信号を入力します。

    b AES/EBU IN 25-32端子(D-sub 25 ピン)AES/EBUデジタルオーディオ信号を入力します。

    16 BNC AES/EBUインプットボード IKS-A6012

    a AES/EBU IN 1 ~ 16端子(BNC型)AES/EBUデジタルオーディオ信号を入力します。

    アナログオーディオインプットボード IKS-A6013

    a ANALOG AUDIO IN 1-4、 5-8、 9-12、 13-16端子(D-sub 25ピン)アナログオーディオ信号(バランス)を入力します。

    ご注意

    1

    HD/SD

    2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 IN

    aHD/SD IN 1 ~ 16端子

    SD

    21 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 IN

    aSD IN 1 ~ 16端子

    119

    37 20

    119

    37 20

    113

    25 14

    AES/EBU 1-12

    13-24 25-32 IN

    aAES/EBU IN 1-12、13-24 端子

    bAES/EBU IN 25-32 端子

    AES/EBU

    21 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 IN

    aAES/EBU IN 1 ~ 16端子

    1-4 5-8 9-12 13-16 IN

    ANALOG AUDIO

    113

    25 14

    113

    25 14

    113

    25 14

    113

    25 14

    aANALOG AUDIO IN 1-4、 5-8、 9-12、 13-16 端子

    各部の名称と働き 23

  • 24

    7 RS-422インプットボード IKS-RS6010

    a RS-422 IN 1~ 7端子(D-sub 9ピン)RS-422A 信号を入力します。

    16タイムコードインプットボード IKS-TC6010

    a TIME CODE IN1 ~ 16端子(BNC型)タイムコード信号(LTC)を入力します。

    17 HD/SDデジタルビデオアウトプットボード IKS-V6060M

    a HD/SD OUT 1 ~ 17端子(BNC型)SDI 信号(143 ~ 1485 Mbps)を出力します。

    17 SDデジタルビデオアウトプットボード IKS-V6060SD

    a SD OUT 1 ~ 17端子(BNC型)SDTV SDI 信号(143 ~ 360 Mbps) を出力します。

    34 D-sub AES/EBUアウトプットボード IKS-A6061

    a AES/EBU OUT 1-12、13-24端子(D-sub 37 ピン)AES/EBUデジタルオーディオ信号を出力します。

    b AES/EBU OUT 25-32端子(D-sub 25ピン)AES/EBUデジタルオーディオ信号を出力します。

    c AES/EBU OUT 33-34端子(D-sub 9 ピン)AES/EBUデジタルオーディオ信号を出力します。

    17 BNC AES/EBUアウトプットボード IKS-A6062

    a AES/EBU OUT 1 ~ 17端子(BNC型)AES/EBUデジタルオーディオ信号を出力します。

    115

    9 6

    215

    9 6

    315

    9 6

    415

    9 6

    515

    9 6

    615

    9 6

    7 IN15

    9 6

    RS-422

    aRS-422 IN 1 ~ 7端子

    TIME CODE

    21 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 IN

    aTIME CODE IN 1 ~ 16端子

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17

    OUTHD/SD

    aHD/SD OUT 1~17端子

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17

    OUTSD

    aSD OUT 1 ~ 17端子

    119

    37 20

    119

    37 20

    113

    25 14

    15

    9 6

    AES/EBU 1-12

    13-24 25-32 33-34 OUT

    aAES/EBU OUT 1-12、13-24端子

    bAES/EBU OUT 25-32 端子

    cAES/EBU OUT 33-34 端子

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17

    OUTAES/EBU

    aAES/EBU OUT 1~17端子

    各部の名称と働き

  • アナログオーディオアウトプットボード IKS-A6063

    a ANALOG AUDIO OUT 1-4、 5-8、 9-12、 13-16端子(D-sub 25 ピン)アナログオーディオ信号(バランス)を出力します。

    7 RS-422アウトプットボード IKS-RS6060

    a RS-422 OUT 1~ 7端子(D-sub 9ピン)RS-422A 信号を出力します。

    17 タイムコードアウトプットボード IKS-TC6060

    a TIME CODE OUT 1 ~ 17端子(BNC型)タイムコード信号(LTC)を出力します。

    1-4 5-8 9-12 13-16 OUT

    ANALOG AUDIO

    113

    25 14

    113

    25 14

    113

    25 14

    113

    25 14

    aANALOG AUDIO OUT 1-4、 5-8、 9-12、 13-16 端子

    115

    9 6

    215

    9 6

    315

    9 6

    415

    9 6

    515

    9 6

    615

    9 6

    7 OUT15

    9 6

    RS-422

    aRS-422 OUT 1 ~ 7端子

    TIME CODE

    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17

    OUT

    aTIME CODE OUT 1~17端子

    各部の名称と働き 25

  • 26

    ステータス表示

    前面の操作ボタンを使って、運用中の本機の状態を表示部に 表示することができます。

    表示項目表示部に表示される項目は以下のようなツリー構成で、操作ボタンで表示を切り換えることができます。

    表示部のバックライトは、約5分間キー操作がないと消灯し、ボタンをどれか押すと再び点灯します。

    xxxxxxxx ERR

    xxxxxxxx ERR

    SBUS STATION ID

    IP ADDRESS

    CPU SW SETTING

    CPU RUN

    INTEGRATED ROUTING SYSTEM

    ERROR STATUS

    DISP UNIT STATUS

    FAN ELAPSED TIME

    PSU ELAPSED TIME

    [MENU]

    [ENTER]

    [CANCEL]

    [MENU]

    [MENU]

    [MENU]

    [ENTER]

    [CANCEL]

    $4

    $4

    $4

    $4

    $4

    $4

    $4

    $4

    $4

    $4

    $4

    トップ表示

    エラーの内容を重要度の高い順に表示します。◆表示内容は「エラーステータス」(30 ページ)を参照してください。

    エラー表示:機器内のエラーを表示します。

    メイン /バックアップのどちらのCPUが働いているかを表示します。

    CA基板のDIP スイッチの設定を表示します。

    CPUのネットワーク接続の IP アドレスを表示します。

    S-BUSのステーション ID を表示します。

    トップメニュー

    ステータス表示:機器の状況や、設定の状態を表示します。

    電源ユニットの使用積算時間を表示します。

    ファンユニットの使用積算時間を表示します。

    ステータス表示

  • 操作ボタンの働き

    a MENUボタントップ表示に戻ります。

    b CANCELボタントップメニューより下の階層にいるとき、ひとつ上の階層に移動します。設定を変更したときに、変更した内容を取り消して、現在保存されている設定に戻ります。

    c ENTERボタン下の階層に移動します。設定を変更したときに、変更した内容を保存します。MENUボタンと同時に押すと、設定メニューに移行します。

    d G、 gボタン選択肢や変更する数値の桁を選択するときに押します。

    e F、 fボタン同じ階層内で表示内容を変更するときに押します。

    基本操作操作ボタンを使った基本操作は次のとおりです。

    表示部にトップ表示を表示するにはMENUボタンを押します。INTEGRATED ROUTING SYSTEMが表示されます。バックライトが消灯しているときは、もう一度MENUボタンを押してください。点灯します。

    ひとつ下の階層に移動するにはENTERボタンを押します。

    ひとつ上の階層に戻るにはCANCEL ボタンを押します。

    同じ階層で表示を切り換えるにはFまたは fボタンを押します。

    トップ表示に戻るにはMENUボタンを押します。

    機器の状態の確認本機のステータス表示機能を使って、内部基板のDIP スイッチの設定や S-BUS ステーションのステーション IDなどを表示することができます。次の手順で操作します。

    1 MENUボタンを押して、トップ表示を表示部に表示する。

    2 Fまたは fボタンを押して表示部にDISP UNIT STATUSを表示する。

    3 ENTERボタンを押す。

    4 Fまたは fボタンを押して、設定を確認したい項目を選択する。

    CPU RUN: メイン / バックアップのどちらの CPUが働いているか

    CPU SW SETTING:CA-65 基板のDIP スイッチの設定

    IP ADDRESS:CPUのネットワーク接続の IP アドレス

    SBUS STATION ID:S-BUS ステーションのステーション ID

    PSU ELAPSED TIME:各電源ユニットの使用積算時間

    FAN ELAPSED TIME:各ファンユニットの使用積算時間

    5 ENTERボタンを押す。手順 4で選択した項目の設定が、表示部の 2行目に表示されます。Fまたは fボタンを押して表示される設定内容を切り換えることができます。

    表示部のコントラストの調整表示部のコントラストを調整することができます。次の手順で操作します。

    MENU ENTERCANCEL

    aMENUボタン

    bCANCEL ボタンcENTERボタン

    dG、 gボタンeF、 fボタン

    ステータス表示 27

  • 28

    1 MENUボタンを押して、表示部にトップ表示を表示する。

    2 Gまたは gボタンを押して、コントラストを調整する。gボタンを押すとコントラストは強くなり、Gボタンを押すと弱くなります。

    ステータス表示

  • エラー表示と対策

    本機は、電源投入時または、リダンダント CPU基板のうちメイン側のリセットボタンが押されたと同時に自己診断を行い、その後の動作中にも定期的に自己診断を実行します。エラーを検出すると、直ちにステータス表示ランプによって知らせ、その内容をコントロールターミナル(PC上のターミナルエミュレーター)に出力します。

    また、CA-65 基板上のステータス表示器にもエラーの内容が、エラーコードとエラー記号で表示されます。これらの情報をもとに、簡易的に故障箇所を知ることができます。ここでは、前面のステータス表示ランプ、および表示部に表示されるエラーと、その対策を示します。

    ステータス表示ランプ電源投入時に数秒間ステータス表示ランプの表示が乱れることがありますが、これは異常ではありません。

    ステータス表示ランプ

    内容状態

    対策緑点灯

    オレンジ点灯

    赤点灯

    1 リダンダントステータス(電源ユニット、CA-65基板の状態)

    正常(電源ユニットも CA-65 基板の動作もすべて正常である。)

    • 2枚の CA-65基板のうち、どちらか一方がスロットに挿入されていない。

    • 電源ユニットが抜けている。

    • 電源ユニットの使用積算時間による電源ユニットの定期交換の時期を過ぎている。

    • CA-65 基板の動作に異常がある。

    • 電源ユニットに異常がある。

    操作仕様に従って、エラー内容を確認し、その内容に応じて対策をとる。• 電源ユニットのスイッチがONになっているか確かめる。

    • 電源ケーブルの接続を確かめる。• 不良の電源ユニットを交換する。• 不良の CA-65 基板を交換する

    2 ユニットステータス(本体ファン、機器内温度、別売り基板の状態)

    正常(本体ファン、機器内温度、別売り基板のすべてが正常である。)

    • 本体ファンの使用積算時間による定期交換の時期を過ぎている。

    • 本体ファン、機器内温度、別売り基板のいずれかが異常である。

    操作仕様に従って、エラー内容を確認し、その内容に応じて対策をとる。• 不良のファンユニットを交換する。

    • 不良の別売り基板を交換する。

    3 リモートコントロ-ル /タイミングステータス(REMOTE1, NETWORK、基準信号入力の状態)

    正常(REMOTE1, NETWORKの通信は正常、かつ通常の基準信号が入力されている。または基準信号がないが非同期でクロスポイントを切り換える設定になっている。)

    ― • REMOTE1 通信、NETWORK通信、リファレンスビデオ信号入力のいずれかに異常がある。

    操作仕様に従って、エラー内容を確認し、その内容に応じて対策をとる。• REMOTE1、NETWORKの設定、接続を正しく行う。

    • リファレンス信号を入力するか、クロスポイントの切リ換えタイミングを非同期(ASYNC)に設定する。◆詳しくは、付属のシステムセットアップマニュアルをご覧ください。

    エラー表示と対策 29

  • 30

    エラーステータス表示部に本機内のエラーの内容を表示することができます。次の手順で操作します。

    1 MENUボタンを押して、トップ表示を表示部に表示する。

    2 fボタンを押す。ERROR STATUS が表示されます。

    3 ENTERボタンを押す。

    エラーの内容が重要度の高い順に表示されます。Fまたは fボタンを押して表示されるエラーの内容を切り換えることができます。

    ひとつ上の階層に戻るにはCANCEL ボタンを押します。

    トップ表示に戻るにはMENUボタンを押します。

    エラーステータスと対策

    表示 1行目 表示 2 行目 "x" に入る単語 内容 対策

    REMOTE1 ERR DISCONNECT CH.xx

    A/B1/B2/C • S-BUS 回線が断線した。 • 応答のない機器との接続を確認し、正しく接続する。

    • 75Ω終端器を取り付ける。

    REF ERR FAIL CH.x A/B 異常• リファレンスビデオ信号に同期してクロスポイントを切り換えるように設定されているが、リファレンスビデオ信号の入力がない。

    • サポート外の基準信号が入力された。

    • REF IN端子にリファレンスビ�