技術データw w.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ...

30
W W.1 技術データ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8 標準規格、指令、用語、 CEマーク W.10 一般技術情報 W.12 電気的データ W.14 取付手順 W.18 ATEX-爆発状態用のモジュール式端子台 W.24 ATEX 指令 W.26 ATEX コード W.27 ATEX 短絡接続の内容 W.28

Upload: others

Post on 15-Feb-2020

3 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.1

技術データ

目次

技術データ

技術データ

電線接続システム W.2

各種端子台の定義 W.4

素材-絶縁素材 W.6

素材-金属 W.8

標準規格、指令、用語、CEマーク W.10

一般技術情報 W.12

電気的データ W.14

取付手順 W.18

ATEX-爆発状態用のモジュール式端子台 W.24

ATEX 指令 W.26

ATEX コード W.27

ATEX 短絡接続の内容 W.28

Page 2: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.2

技術データ

電線接続システム -多様な選択

IDCシステム

IDC(絶縁除去接続)システムは、銅線用の接続タイプで、銅線を前処理する必要がなく、被覆剥きも圧接もありません。導線を接続する際に、導線の絶縁体が貫通し、同時に導線と電流バー間が電気的に導通します。

ワイドミュラーの IDC原理は、ワイドミュラーの他のタイプの接続と同様に、機械的機能と電気的機能を分離しています。

錆に強いステンレス鋼でできているバネが導線上にある電流バーを圧締めしているので、接点抵抗は低く、気密性の高く振動に強い接続が保証されます。

TOP接続

ワイドミュラーの TOP接続システムは、導線を挿入する方向と、クランプ ネジを締める方向が同じです。このような配列により、端子台側のスペースが少ない場合など、特定の取付で配線作業が楽になります。TOP接続システムは、スチールと銅の特殊な特性を組み合わせています。硬化鋼レバーと、銅または高品質の真ちゅうでできている電流バーで挿入された導線を圧締めしています。接点力が高く、導線と電力バーとの間で気密性が高く振動に強い接続が保証されます。

テンション クランプ接続

ワイドミュラーのテンション クランプ システムは、信頼性の高いクランプヨークと同じように機能します。ここでも、機械的機能と電気的機能が分離されています。高品質の防錆および耐酸性のスチールが、すずめっき銅製電流バーに対して導線を引っ張ります。このように銅を処理することで、接点抵抗が低くなり耐腐食性が高まります。バネとの相乗効果により、端子台の耐用期間中に安定した接点を保証します。

クランプ ヨーク

ワイドミュラーのクランプ ヨーク システムは、スチールと銅の特殊な特性を最適に組み合わせています。このクランプ ヨーク システムは、数多くのワイドミュラー製品で数十年にもわたって真価を発揮してきました。クランプ ヨークとクランプ ネジは、強化スチールからできています。このクランプ ヨークの組み合わせにより、必要な接点力が生まれます。クランプ ヨークは、銅または高品質の真ちゅうでできている電力バーで挿入される導線を圧締めしています。堅牢なワイドミュラーのクランプ ヨークにより、導線と電力バーとの間で、気密性の高く振動に強い接続が保証されます。

リーフ クランプ接続

ワイドミュラーの特許を取得したリーフクランプ接続システムは、大きな導線断面用のネジ接続システムです。クランプユニットを最初に取り出すことができるため、大きな導線をクランプポイントに挿入しやすくなっています。導線を挿入すると、導線が電流バーに直接接触し、再びクランプ ユニットを挿入してネジを締めると導線が固定されます。

電線接続システム

Page 3: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.3

技術データ

耐振動性の原理

クランプ ヨーク接続クランプ ネジを締めると、それによって生じる力によりネジの上部が跳ね返されてネジにロックナット効果が生じます。ワイドミュラーのクランプ ヨークシステムは、振動に強い設計になっています。導線の緩みはワイドミュラー クランプ ヨークの弾性によって補正されます。したがって、クランプ ネジを締め直す必要がありません。

リーフ クランプ接続クランプ ネジのシャフトとリーフ クランプとの間に隙間があるため、ネジを締めると弾性変形が生じます。耐振動性は、リーフ クランプのバネ力の大きさに依存していて、またこの力は導線が緩む現象を補正します。したがって、クランプ ネジを締め直す必要がありません。

TOP接続クランプ ヨークと同様に、ネジとしてのスチール レバーによって働く力は、TOP接続の 2つのネジ山部分に個別に加わる締め付け力となります。これがネジのロック効果を生み、優れた耐振動性を保証するものとなります。

d

プッシュイン システム

プッシュイン システムでは、先端処理された単線をクランプ ポイントに最後まで挿入するだけです。これで接続が完了するのです。工具は不要で、信頼性も高く、振動にも強い、機密性の高い接続となります。ワイヤ エンド圧着端子付きのフレキシブル導線や超音波溶接された導線であっても、問題なく接続することができます。ステンレス鋼バネは、個別のハウジングに納められていて、導線と電流バー(すずめっき銅)との間で高い接点力が保証されます。このシステムは導線の引き抜き力は、テンション クランプ システムよりも高くなっています。スチール製ハウジング内のスプリング ストップと導線ストップにより、最適な接続状態が保証され、導線を取り外すために必要なドライバがうまくはまるようになっています。

電線接続システム

Page 4: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.4

技術データ

各種端子台の定義

各種端子台の定義

PE端子台

PE端子台は、取付部分との導電接続に対する PE導線(PEおよび PEN導線)の接続や分岐用に、1つまたは複数のクランプ ポイントを持つコンポーネントです。部分的に絶縁されている PE端子台は、端子台の隣接帯電部から絶縁されていて、部分絶縁部は緑 /黄色になっています。

アプリケーション (IEC 60947-7-2)この標準規格は、PE機能を持つ 12mm2

までのサイズの PE端子台と、PEN機能を持つ 10mm2を超えるサイズの PE端子台で、(ネジありまたはネジなしの)クランプ ポイントが付いていて、断面が 0.2~ 120mm2(AWG 24/250kcmil)の丸形銅線用と、最大 1000VACで 1000Hzまたは最大 1500VDCの回路用のものに適用されます。PE端子台は、銅線と取付部分との間の電気および機械接続を生成するのに使用されます。

PEN機能IEC 60947-7-2により、銅製端子台レールのみが PEN機能に使用されます。スチール製端子台レールは使用できません。

TS 35 x 15の使用IEC 60947-7-2で必要とされる導電能力に準拠するために、断面積 16mm2以上の定格を持つ PE端子台には、TS 35 x 15端子台レールを使用しなければなりません。

ヒューズ端子台

ヒューズ端子台は、端子台ベースと筒型ヒューズ ホルダで構成されています。低電圧筒型ヒューズ(Dシステム)のヒューズ端子台の場合、技術データは IEC 60947-3と VDE 0636 part 301によって定義されています。デバイス保護型筒型ヒューズの端子台の場合、技術データは IEC 60947-7-3によって定義されています。これは、そのような製品の用途範囲を対象としたものです。デバイス保護用のヒューズ端子台は、IEC 60127-2に基づく特定の最大電力損失で格付けされており、Gタイプの筒型ヒューズを対象としています。製品ページには、短絡または過負荷保護に対する個別製品または製品群の最大電力損失の詳細が含まれています。

マルチ レベル分配端子台

マルチ レベル分配端子台は、位相導体、中性導体、PE導体と、導電 PE接続を有する取付部分とを接続するためのクランプポイントを持つユニットです。接続レベルは数種類あり、互いに絶縁されています。

用途 IEC 60947-7-1 / IEC 60947-7-2DIN VDE 0611-4 (一部)これらの標準規格は、単線、撚り導線、細撚り銅線の接続やリンクに使用する、ネジありまたはネジなしのクランプポイントを有する、マルチレベル分配端子台です。分配端子台では、位相導線とNおよび PE導線接続がすべてコンパクトなスペースで実現しています。N導線は、絶縁測定用に切断することができます。これは切断やスイッチングには使用されません。

PE

Page 5: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.5

技術データ

各種端子台の定義

N導線断路端子台

N導線断路端子台は、中性導線の接続やリンクのためのクランプ ポイントと、取り外し可能な接続を持つユニットです。これらの端子台は、互いに取り付けることで端子台ストリップを構成できます。

IEC 60947-7-1(2008年版 - 付属 D)に準拠しています。端子台は絶縁抵抗を測定するために使われます。中性導線を切断することなく簡単なテストが可能です。

空間及び沿面空間距離について、400Vの適用範囲位相導線間250Vの適用範囲位相導線とN導線間位相導線とPE導線間N導線とPE導線間

Test-disconnect terminals

切断テスト端子台は、負荷軽減時の状態を測定する目的で、一時的に回路を切断するために使用されます。IEC 60947-7-1 (2008年版 -付属 D)に準拠しています。開放された空間及び沿面空間距離は評価しません。しかし、定格サージ電圧抵抗は切断ポイントにおいて検証しなければなりません。

NT

Page 6: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.6

技術データ

絶縁素材

説明

特性IEC 60093に基づく特定の体積抵抗 Ω x cm

IEC 60243-1に基づく耐電圧 kV / mm

IEC 60112に基づく耐トラッキング性 CTI

最大許容温度 °C

最低許容温度、静的 °C

UL94に基づく難燃性クラス

鉄道標準に基づく燃焼挙動

熱硬化性プラスティックセラミック

GeminKrG

メラミン樹脂成形材料、MFタイプ 150

(DIN EN ISO 14 528)無機充填材

ミディアムイエロー

最も高い連続動作温度高い耐火性

高い耐トラッキング性

本質的に難燃性

1011

10

≥ 600

130

–60

V-0 (5 V-A)

エポキシ樹脂EP

エポキシ樹脂無機充填材

非常に良好な電気特性非常に高い連続動作温度

高熱放射への耐性

ハロゲンフリーおよび蛍光

フリーで難燃性

1014

160

≥ 600

160

–60

V-0

当社の製品に求められる多様な要件を満たすためには、アプリケーションのニーズに合わせたさまざまな絶縁素材を使用する必要があります。ワイドミュラーで使用されている絶縁素材には、危険な物質は含まれていません。第一に、カドミウムのない材料を使用することが当社の計画の最初に挙がっています。さらに、当社の絶縁素材には、重金属を原料とする色素も、ダイオキシンやフランの生成に結びつくような物質も使用していません。

熱硬化性プラスティックは、高い寸法安定性、低い水分吸収性、非常に優れた耐トラッキング性、優れた耐火性を発揮します。

連続動作温度は、熱可塑性物質よりも高いです。熱負荷の高いところでは、熱硬化性プラスティックの耐変形性は、熱可塑性物質よりも良好です。

熱可塑性物質と比べた場合の欠点は、熱硬化性プラスティックの方が柔軟性に欠けるところです。

プラスティック短縮形

セラミック

絶縁素材

最も高い連続動作温度高い耐火性

防水性

高い耐トラッキング性

本質的に難燃性

-

>10

≥ 600

250

–60

V-0 (5 V-B)

セラミックは、すべての要件を満たすために、電気エンジニアリング用としては良好な材料です。セラミックは、熱、液体、火花への耐性が高く、漏洩電流に対しても試験済みです。その機械的強度、少ない損失、高い耐熱性により、これらの材料は化学的な安定度が高く、摩擦がとても少ないために好んで選ばれます。

素材

Page 7: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.7

技術データ

ウエミッド

Wemidは、ワイドミュラーのコネクタ要件に合うように特別に考案された特性を有する改良型熱可塑性材料です。PAと比較した場合の優位点は、防火性が高く連続動作温度が高いことです。ワイドミュラーは、NF F 16-101に基づく鉄道産業向の厳しい要件を満たしています。

ワイドミュラーの特殊絶縁素材

ダークベージュ

高い連続動作温度

改善された防火性

ハロゲンフリーおよび蛍光フリー

難燃性材料燃焼時の煙の発生が少ない

NF F 16-101に基づく鉄道途用に認可

1012

25

600

120

–50

V-0

I2 / F2 *)

*)LUL E 1042の認可も取得

ポリアミドPA

ポリアミド (PA) は、最も有名な工業用プラスティックの1つです。この材料の利点は、電気および機械特性に優れているところ、柔軟性、および耐破損性です。さらにその化学構造により、PAは難燃性物質がなくても良好な耐火性を有しています。

絶縁素材

ベージュ

柔軟で、ほとんど破壊することができない

良好な電気および機械特性

自消性挙動

1012

30

600

100

–50

V-2

ポリアミド PAGF

グラスファイバ補強されたポリアミド(PAGF)は、優れた寸法安定性と非常に良好な機械特性を有しています。これにより、エンドブラケットの使用には理想的なものとなっています。補強されていないPA比べて、UL94難燃性クラス HBを達成することができます。

絶縁素材

ベージュ

優れた寸法安定性

非常に良好な機械特性

1012

30

500

100

–50

HB

ポリブチレンテレフタレート樹脂 PBTポリブチレンテレフタレート(PBT)は、優れた寸法安定性(プラグインコネクタに最適)と、高い連続動作温度を有しています。耐トラッキング性は、他の絶縁素材よりは低くなっています。

グラスファイバ補強のありなしは用途による

オレンジ

高い寸法安定性

良好な電気および機械特性

難燃性材料がダイオキシンやフランの生成につながら

ない

1013

28

200

115 / 130

–50

V-0

ポリカーボネートPC

グラスファイバ補強のありなしは用途による

グレー

高い寸法安定性

高い連続動作温度

高い電気絶縁容量

ハロゲンフリーで難燃性

1016

≥ 30

≥ 175

115 / 125

–50

V-2 / V-0

I2 / F2

熱硬化性プラスティック

素材

Page 8: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.8

技術データ

素材

金属

電気エンジニアリング用途に最適であると立証された素材のみがワイドミュラー製品で使用されています。すべての素材は、DIN EN ISO 9001の認定を受けた QMシステムの厳格な品質管理基準に従っています。環境適合性も、素材の選択では重要です。

ワイドミュラーで使用されているすべての素材の選択、処理、表面仕上げは、最新の技術標準に従って行われています。

スチール

接点力を永続的に維持するスチール部品は、電気亜鉛めっきが施されていて、表面安定化処理技術でさらに処理が加えられています。表面保護は、最も高い標準に準拠しています。研究所での試験によって得られた経験を、表面保護の設計に採用しています。亜鉛は、亜鉛コーティングが傷や穴によって部分的に損傷していても、長期間にわたって腐食から部品を保護します。電解液がある状態では、亜鉛はスチールに対して陰極(マイナス)となります。亜鉛の金属イオンがスチールに移動し、母材を長期間保護します。

導電素材

導電素材の銅、真ちゅう、青銅は、高い導電性と良好な機械特性という特徴を有しています。表面は通常すずでコーティングされていて、低い接触抵抗で非常に良好で、柔軟な接点となります。良好な機械特性を長期間保証する以外に、すずコーティングは腐食に対して優れた保護性能があります。はんだ付けする部分もコーティングされています。長期間のはんだ付け性(保存性)を保証するために、真ちゅう部分は拡散隔膜としてニッケル コーティングされています。ニッケル コーティングは、真ちゅうから亜鉛原子の消失に対する効果的な保護となります。

Zinc Zinc

Page 9: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.9

技術データ

Page 10: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.10

技術データ

国際規格

IEC 60947-7-1に準拠したモジュール式端子台低電圧開閉器および制御装置

パート 7-1:補助装置 – 銅線用端子台

欧州内において、この標準規格は CEN-ELECによって批准されました。したがって、この標準規格は、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、アイスランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国で有効です。

これと共に最も重要なのが以下のものです。IEC 60947-1

低電圧開閉器および制御装置 – 一般規則

(IEC 60947-7-1) (EN 60947-7-1)

この標準規格は、ネジありまたはなしのクランプ ポイントを持つモジュール式端子台の要件を定めたもので、産業用またはその類似用途を主に対象としており、銅線との電気および機械接続を成す支持レールに取り付けられます。こ

の標準規格は、断面が 0.2~ 300mm2

(AWG24/600kcmil)の丸形銅線を接続し、AC1000V/1000Hzまたは DC1500Vまでの電気回路用のモジュール式端子台で有効です。

注記:この標準規格は、特定のモジュール式端子台(独自の標準規格を持たない断路端子台など)のガイドにもなります。

• タブやワイヤーラップコネクタなど特別な固定具が求められる端子台。

• 例えば、IDCなど被覆を突き破り直接導線に接続するような端子台。

モジュール式端子台 /モジュール式貫通形端子台

1つまたは複数のクランプ調製をサポートする絶縁コンポーネントは互いに絶縁されていて、指示レールに固定できるように設計されています。

定格断面

モジュール式端子台の定格断面は、導線メーカーによって指定された端子台に接続可能な断面のサイズで、特定の熱、機

械、および電気要件に基づいており、端子台のマーキングに取り込まれています。

定格断面は、以下の標準断面から選ばれます。0.2 - 0.5 - 0.75 - 1.0 - 1.5 - 2.5 - 4.0 - 6.0 - 10 - 16 - 25 - 35 - 50 - 70 - 95 - 120 - 150 - 240 - 300mm2

モジュール式端子台の定格接続容量は、定格断面よりも少なくとも 2段階小さいものになります。導線は、単線、撚線、または細撚線で、必要に応じて終端処理されています。定格断面の確認は、IEC 60947-1に準拠したプラグゲージを使用して行われます。

Norms, Standards, Terms

Page 11: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.11

技術データ

定格電流 IEC 60947-1

IEC 60947-7-1に基づくテスト電流が定格断面に割り当てられます。これらの定格電流において、端子台内の温度上昇が許容範囲を超えてはなりません。

mm2 1,5 2,5 4,0 6,0 A 17,5 24 32 41

mm2 10 16 25 35 A 57 76 101 125

mm2 50 70 95 120 A 150 192 232 269

mm2 150 185 240 300 A 309 353 415 520

通常自由空気熱電流(Ith)

通常自由空気熱電流(Ith)は開放機器に対して行われる温度上昇試験で適用するものです。(IEC60947 - 1 セクション4. 3. 2. 1に基づく)これは、電流減少が許される多接続並びにテスト断路端子台に限り適用されます。低減された電流値は通常自由空気熱電流(Ith)として定義されます。仮にテスト電流を低減する必要がない場合は、条件として定格電流のままです。

CEマークが政府当局によって監督されている事を意見します。これは、欧州内で商品が自由に行き交う為に考案されました。例えば、50V~ 75Vのケーブルコネクタは、低電圧指令(2006/95/EC)の基本安全要求を満たしています。適切な技術情報と適応宣言は責任のある監督機関が見直すことができます。

(EMC) 免責事項 IEC/EN60947-7-1に基づくアプリケーションに使われる端子台は電磁外乱に対しては免責されます。この為、関連するテスト要求はありません。

Emitted interference IEC/EN 60947-7-1 は電磁外乱を発生しません。この為、関連するテスト要求はありません。

定格電圧 IEC 60947-7-1

モジュール式端子台の定格電圧は、絶縁テストと沿面空間距離に基づく定格絶縁電圧です。これらは、IEC 60664-1に従って決められます。

定格インパルス耐電圧 IEC 60947-7-1

これは、モジュール式端子台が耐えることのできるサージ電圧のピーク値で、IEC 60947-1または IEC 60664-1による空間距離に基づいています。

汚染クラス IEC 60947-7-1

汚染クラスは、電気的な強度または表面抵抗を減少させる固体、液体、あるいはガスなどの外部の物質の影響を定義します。汚染クラス 3は、産業用途のモジュール式端子台用に定義されています。これには、導電性の汚染の発生と、乾燥状態で導電性がないものでも結露が予想されるために導電性を帯びるものも含まれます。最少空間距離は、IEC 60947-7-1と定格インパルス耐電圧で定義されています。

動作条件

モジュール式端子台は、以下の標準的な条件の下で使用することができます。

• 周囲温度 -5℃~ +40℃ 平均 +35℃ /24h• 高度:最大海抜 2000m• 相対湿度:50%(+40℃時)90%(+20℃時)

CEマーク

メーカーは関連する EU指令に従って CEマークに責任があります。このことは、

Norms, Standards, Terms

Page 12: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.12

技術データ

一般技術情報

保護等級の概要 DIN EN 60529

侵入保護クラスまたは IP等級は、IPの 2文字と保護クラスを表す 2桁の数字で構成されたコードで示されます。

例: I P 6 5 2桁目: 液体からの保護 1桁目: 固形異物からの保護

固形異物の侵入に対する保護 (1桁目)

Kennziffer

0 無保護

1直径 50 mm を超える固形異物の侵入に対する保護

(危険な部分に手の甲が接触するのを防ぐための保護)。

2 直径 12.5 mm を超える固形異物の侵入に対する保護(危険な部分に指が接触するのを防ぐための保護)。

32,5 mm

直径 2.5 mm を超える固形異物の侵入に対する保護

(危険な部分に工具が接触するのを防ぐための保護)。

41,0 mm

直径 1 mm を超える固形異物の侵入に対する保護

(危険な部分に電線の一部が接触するのを防ぐための保護)。

5粉塵の付着に対する保護。粉塵の侵入は完全には防げないが、機器の正常な動作に支障をきたすほど

の量は侵入しない。

6 粉塵の侵入に対する完全な保護。

液体の侵入に対する保護 (2桁目)

Kennziffer

0 無保護

1 鉛直に落下する水滴に対する保護。

2 鉛直から 15度の範囲で落下する水滴に対する保護。

3 鉛直から60度の範囲で落下する水滴に対する保護。

4 あらゆる方向からの水の噴流に対する保護。

5 あらゆる方向からの水の噴流に対する保護。

6 波浪または、あらゆる方向からの強い直接噴流からの保護。

7 1 m 定められた水圧と時間の条件で水中に没した場合の

浸水に対する保護。

8定められた水圧の条件(製造業者とユーザーの合間で合意し、7より劣悪でなければならない)で連続的に水中に没した場合の浸水に対する保護。

Page 13: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

技術データ

W

W.13

一般技術情報

AWG から mm2 導線への変換

AWG

AWG は、American Wige Guageの略です。この定義は、導線の実際の断面と全く類似していません。AWGと断面積との関係は以下の表の通りです。

IEC 60947-1 に基づくプラグゲージ

最大規定断面の終端処理をしない丸形導線の挿入自重での挿入による指定されたゲージでのテスト

AWG mm2

28 0.08

26 0.1324 0.2122 0.2220 0.5219 0.6518 0.8217 1.0416 1.3115 1.6514 2.0813 2.6312 3.3111 4.1710 5.269 6.638 8.377 10.556 13.305 16.774 21.153 26.672 33.631 42.410 53.48

接続電線サイズ プラグ ゲージ

形状 A 形状 B

フレキシブル 導線mm2

剛線(単線または撚り線)mm2

名称 直径 amm

幅bmm

名称 直径amm

a と b の許容誤差

1.5 1.5 A 1 2.4 1.5 B 1 1.9

2.5 2.5 A 2 2.8 2.0 B 2 2.4 0 – 0.05

2.5 4 A 3 2.8 2.4 B 3 2.7

4 6 A 4 3.6 3.1 B 4 3.56 10 A 5 4.3 4.0 B 5 4.4 0 – 0.06

10 16 A 6 5.4 5.1 B 6 5.3

16 25 A 7 7.1 6.3 B 7 6.925 35 A 8 8.3 7.8 B 8 8.2 0 – 0.0735 50 A 9 10.2 9.2 B 9 10.0

50 70 A 10 12.3 11.0 B 10 12.070 95 A 11 14.2 13.1 B 11 14.0 0 – 0.0895 120 A 12 16.2 15.1 B 12 16.0

120 150 A 13 18.2 17.0 B 13 18.0

Page 14: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.14

技術データ

1997年 4月から、空間距離と沿面距離が IEC 60664-1低電圧システム内部の電気機器のための絶縁調整に含まれるようになりました。

これらの条項からの設計データは、該当する場合本カタログの各製品の部分に記載されています。

空間距離と沿面距離の設計に対して、以下のような関係が絶縁調整に関する規定から得られます。

空間距離

空間距離は、以下の要因に関連して格付けされます。• 予想過電圧 定格インパルス耐電圧

• 使用された 過電圧保護対策

• 汚染防止基準 汚染度

沿面距離

沿面距離は、以下の要因に関連して格付けされます。• 計画 定格電圧

• 使用される絶縁基準 絶縁グループ

• 汚染回避基準 汚染度

溝の最小幅 xが以下の表と一致する場合、沿面距離の測定時に溝が考慮されます。

汚染度 最小幅 X [mm]

1 0.252 1.03 1.54 2.5 関連する空間距離が 3mm以内の場合、最小溝幅を空間距離の 1/3に減らすことができます。

電気機器の沿面距離と空間距離の設計 - 一般

電気的データ

Page 15: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.15

技術データ

定格インパルス耐電圧 定格インパルス電圧は、以下から導き出されます。• 電圧導線、アース(ネットワークの定格電圧、すべてのネットワークを考慮)• 過電圧カテゴリ

過電圧カテゴリ ドイツの標準規格 DIN VDE 0110-1(低電圧ネットワークから直接電力を供給される電気機器が対象)に従って規定されています。

過電圧 I• 建物の固定的電気設備に接続することを目的とする装置過渡過電圧を特定のレベルに制限するために、保護対策は装置の外部、つまり固定的電気設備内または固定的電気設備と電気機器との間のいずれかで講じられます。

過電圧 II• 建物の固定的電気設備に接続された装置(民生用機器、携帯型工具など)

過電圧 III• 固定的電気設備の一部である装置や、高い可用性が期待される装置(固定的電気設備内にある配電盤、回路ブレーカ、配線システム(ケーブル、バスバー、ジャンクション ボックス、スイッチ、電源ソケット等)、固定設備に永続的に接続される据え置き型モータなどの産業用の装置およびそのほかの装置)

過電圧 VI• 建物の電気設備の引き込み口またはその近くで使用され、主配電盤と電源との間にある機器(電気メータ、回路ブレーカ、中央リップル制御装置など)

汚染クラス カテゴリ

汚染クラス カテゴリ1• 汚染がないか、または乾燥した非導電性の汚染だけが生じます。汚染の影響はありません。

汚染クラス カテゴリ2• 非導電性汚染のみ生じます。時折発生する結露で一時的に導電状態となる可能性があります。

汚染クラス カテゴリ3• 導電性汚染が発生するか、または結露によって導電状態となりやすい乾燥した非導電性汚染が発生します。

汚染クラス カテゴリ4• 導電性の粉塵、雨、雪などによって発生する、常時導電状態になる汚染

特に明記のない限り、空間距離と沿面距離およびその結果として電気機械製品(端子台、端子板、PCB接続端子台、プラグイン コネクタ)の定格データは、汚染クラス3、過電圧カテゴリ III に基づいており、すべてのネットワークタイプを考慮に入れています。

電気機器の沿面距離と空間距離の設計 - 影響する要因

電気的データ

表 1: 電気機器の定格インパルスインパルス耐電圧

電源システムの定格電圧 *) (V) 定格インパルス耐電圧(kV)

3相システム

中性点付き単相システム 設備への引き

込み口部にある電気機器

(過電圧カテゴリ IV)

固定設備の一部である電気機器

(過電圧カテゴリ III)

固定設備に接続される電気機器

(過電圧カテゴリ II)

特別に保護された電気機器

(過電圧カテゴリ I)

120 ~ 240 4.00 2.50 1.50 0.80

230/400277/480 6.00 4.00 2.50 1.50

400/690 8.00 6.00 4.00 2.50

1000 数値は特定のプロジェクトによって変化します。数値が入手不可能な場合は、上記の 400/690Vの値を使用します。

*) to IEC 38

Page 16: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.16

技術データ

電気的データ

電気機器の沿面距離と空間距離の設計 - 影響する要因

定格電圧

定格電圧は、電源装置の公称電圧と対応するネットワーク タイプから得られます。

絶縁素材グループ

絶縁素材は、沿面距離(CTI = 比較トラッキング インデックス) の比較値により、4つのグループに分類されます。 

絶縁素材グループ I 600 ≤ CTIII 400 ≤ CTI < 600III a 175 ≤ CTI < 400III b 100 ≤ CTI < 175

比較トラッキング インデックスは、このために特別に準備したサンプルを使用して、IEC 60112(DIN IEC 60112/DIN VDE 0303-1)に準拠したソリューションAでテストして決定しなければなりません。

単相 3線または2線のACまたはDCシステム電源

(商用電源)の定格電圧 *)

表4の電圧

位相間の絶縁 1)位相とアース間の絶縁 1)

全システム 3線のシステム中性点をアース

V V V

12.5 12.5 –

24 / 25 25 –30 32 –

42 / 48 / 50**) 50 –60 63 –

30–60 63 32

100**) 100 –

110 / 120 125 –150**) 160 –

220 250 –

110–220 250 125120–240

300**) 320 –

220–440 500 250

600**) 630 –

480–960 1000 500

1000**) 1000 –

3相 3線または4線 AC システム電源(商用電源)の定格電圧 *)

表4の電圧位相間の絶縁 1)

位相とアース間の絶縁1)

全システム 3相4線システムの中性線を

アース2)

アース未接続1) または位相がアースされている3相3線システム

V V V V

60 63 32 63

110/120/127 125 80 125150**) 160 – 160

208 200 125 200220/230/240 250 160 250

300**) 320 – 320

380/400/415 400 250 400

440 500 250 500480/500 500 320 500

575 630 400 630

600**) 630 – 630660/690 630 400 630

720/830 800 500 800

960 1000 630 1000

1000**) 1000 – 1000

1) アースされていないシステムまたはインピーダンスでアースされているシステムの位相とアース間の絶縁レベルは、アースに対する動作電圧が、どの位相についても実際には最大位相間電圧に達することがあるため、位相間と同じです。これは、アースに対する実際の電圧が、各相とアース間の絶縁抵抗と容量性リアクタンスによって決定されているためです。従って、1相の絶縁抵抗が低い(許容値)と実質的にはその位相がアースされることがあり、他の2相のアースに対する相間電圧は最大になります。

2) 3相4線と3相3線の電源(アースされているものとアースされていないもの)の両方を使用する電気機器については、3線のシステムの数値だけを使用してください。

*) 電気機器の定格電圧が電源の公称電圧を下回ることがないことが、前提とされています。

**) 共通の変更のため、「**」マークの説明は表1内では使用されていません。つまり「/」マークは、4線3相配電システムを示します。下側の数値は、位相と中性線との間の電圧で、上側の数値は位相間電圧です。数値が1つしか示されていない場合は、3線3相システムの位相間の値を示しています。

表1内にあるこれらの数値は、表3aと3bの「**」マークで考慮されています

Page 17: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.17

技術データ

Page 18: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.18

技術データ

端子台並びにアクセサリの取付

アセンブリおよび終端止

• 端子台ならびにアクセサリを左から右に組み立てます。

• 閉じている方を左に、開いている方を右にします。

• 常にモジュール式端子台の開いている方を終端板や分離板(WAP/TW、ZAP/TW、IAP)で閉じます。

• 終端止を端子板の両端に固定します。• WDK/PEおよび ZPE 1.5 / R 3.5をのぞいて、PE端子台に隣接する終端止を省くことができます。さまざまな端子台の組み合わせ

• プロファイル変更時には常に終端板または分離板(WAP/TW、ZAP/TW、IAP)を取り付けます。

• 定格電圧が異なる端子台と隣接する場合は、各自の電圧を維持するために、常に終端板または分離板(WAP/TW、ZAP/TW、IAP)を間に取り付けます。

• 関連する同シリーズ同サイズの貫通形端子台の隣または間に PE端子台が必要になる場合、貫通形端子台の定格電圧および定格インパルス耐電圧は影響を受けません。

寸法 指定されている寸法は、モジュール式端子台の密閉型ハウジングのもので、固定コンポーネントは含まれますが許容誤差は含まれません。計画時に、指定の端子台幅の取付許容誤差 0.2mmを見ておく必要があります。 分離板

分離板は、電気回路間を視覚的に区別するためや、隣接した短絡接続間の電気的な絶縁を確保するために必要です。 小分離板

分離板は、モジュール式端子台の短絡接続間やソケットの間を、端子台幅最大12mmまで追加することができます。

定格絶縁電圧の維持

必要な端子板の長さは、すべてのワイドミュラー製品に対してmm単位で指定されています。その長さ(たとえば6±0.5mm、 ≧10±1mm)を維持しなければなりません。これは、Hスリーブを使用する際にも適用されます。圧接された Hスリーブは、IEC 60947-1 1999年度版に準拠していなければなりません。

非絶縁ドライバを使用した電気接続作業

非絶縁ドライバの使用は、絶縁されている電気システムでのみ可能です。電気コンポーネントが電源装置から切り離されているのを確認するために、作業を始める

前に以下の 5つの安全規則が厳守され、作業期間中もこれらが保証されていなければなりません。

取付手順

Page 19: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

技術データ

W

W.19

電源装置に接続されている未使用の クランプ ポイント

通電している未使用のクランプ ポイントに触れてしまうことによる感電を防ぐために、適切なカバー(ADP 1~ 4)を取り付ける必要があります。すべての未使用クランプ ポイントのクランプ ネジは、電源から絶縁されていても、所定の位置に完全にねじ込まれている必要があります。

VDE 0105 part 100 電源装置の動作 : このようなシステムでの作業

IEC 61243-3に準拠したテスト棒を含む2極電圧テスタを使用してトラブルシューティング作業を行います。

• 絶縁• 再接続の防止• 切断の確認• アースと短絡• 電源装置に接続されている隣接部品のカバーと保護

これらの 5つの安全規則は、電気システムおよび電気機器に対して作業を行う場合に実行すべき安全基準を表します。実行される個別の基準は、動作条件や局地的な条件を考慮しています(高電圧線または低電圧線、ケーブル、開閉装置の露出は VDE 0105 part 100で指定されています。)

クランプ ネジの締め付けトルク

クランプ ネジを適切なトルクで締め付けることで、次のようなことが保証されます。 • 安定した機密性の高い接続• クランプ部品に対する機械的な損傷がない

• 電圧降下が許容制限値以下

IEC 60947-1に準拠するテスト トルクや、メーカ指定のトルクは、最小限の許容トルク範囲です。これにより、すべての試験に合格していることが保証されます。

許容トルク範囲の上限は、ユーザによって適用される最大トルクです。

電動ドライバは、トルク範囲の中間値に設定しておくことが望ましいです。表の数値は一般的な数値です。製品ごとのトルクは、各製品に指定されています。

マイナス ネジ付き製品

ネジ山 締め付けトルク

スチールネジ

最小 8.8 A 2/A 4-80

[Nm] [Nm]

M 2 0.2...0.35 0.2...0.35

M 2.5 0.4…0.8 0.4…0.8

M 3 0.5…1.0 0.5…1.0

M 3.5 0.8…1.6 0.8…1.6

M 4 1.2…2.4 …

M 5 2.0…4.0 …

M 6 2.5…5.0 …

六角ソケット付きネジ

ネジ山 締め付けトルク

非鉄ネジ

Cu 2 (CuZn) Cu 5 (CuNi 60)

[Nm] [Nm]

M 2.5 0.4…0.45 …

M 3 0.5…0.6 0.5…1.0

M 3.5 … 0.8…1.6

M 4 1.2…1.9 1.2…2.4

M 5 2.0…3.0 2.0…4.0

M 6 … 2.5…5.0

六角ソケット付きネジ

ネジ山 締め付けトルク

スチールネジ

[Nm]

M 4 1.2…2.4

M 5 2.0…4.0

M 6 3.0…6.0

M 8 6.0…12

M 10 10.0…20

M 12 14.0…31

M 16 25.0…60

取付手順

Page 20: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.20

技術データ

端子台の接続

1つのクランプポイントに2つの導線個別の回路の割当、ラベリング、個別の機能ユニットへの分類に対する最適なソリューションは、すべてのクランプ ポイントで 1つの導線のみを接続することによって実現します。

ただし、1つのクランプ ポイントで同じ断面の 2つの導線を接続する必要がある場合、Wシリーズ(ネジ接続)のモジュール式端子台でこれを行うことができます。

DIN IEC 60999-1によれば、Zシリーズ(テンションクランプ)のモジュール式端子台で 2つの導線を 1つのクランプ ポイントに接続する場合、2本差 Hスリーブを使用しなければなりません。

しかしDIN IEC 60999-1では、ネジなしIDCシステム(Iシリーズ)で 2つの導線を 1つのポイントで接続することは禁止されています。

• 2つの導線での連続電流定格 2つの導線の合計電流は、モジュール式端子台の連続電流定格を越えてはいけません。連続電流定格は、モジュール式端子台が 45Kを越える温度上昇なしで対応可能な最大電流です。

• 定格絶縁電圧

2つの導線を適切に接続する場合、モジュール式端子台の定格絶縁電圧は変化しません。

ファイル E60693

トルク Nm

電圧 電流 WIカタログ No.

UL規格モジュール式端子台ワイヤサイズ AWG (mm²)

#30(0.05)

#28(0.08)

#26(0.13)

#24(0.21)

#22(0.33)

#20(0.5)

#18(0.75)

#16(1.5)

#14(2.5)

#12(4)

#10(6)

#8(10)

#6(16)

#4(25)

#2(35)

#1(40)

1/0(50)

2/0(70)

3/0(80)

端子台ごとの同サイズのワイヤ数 マルチ ワイヤ テスト:

セクション 38 0.8 600 25 WDU 2.5 4 4 4 4 4 4 3 3 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 1 600 35 WDU 4 - - - - 4 4 (29 A)1) 3 3 2 1 1 - - - - - - - -

セクション 38 1.6 600 50 WDU 6 - - - - 4 4 (30 A)1) 3 3 3 2 1 1 - - - - - - -

セクション 38 2.4 600 65 WDU 10 - - - - 4 4 4 4 (46 A)1) 3 (50 A)1) 2 (50 A)1) 1 1 1 - - - - - -

セクション 38 4 600 85 WDU 16 - - - - - - - 4 (67 A)1) 4 (62 A)1) 3 (71 A)1) 2 (67 A)1) 1 1 1 - - - - -

セクション 38 5 1000 125 WDU 35 - - - - - - - - 3 3 3 (90 A)1) 2 2 (114 A) 1) 1 1 1 - -

セクション 38 0.8 WPE 2.5 4 4 4 4 4 4 3 3 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 1 WPE 4 - - - - 4 4 3 3 2 1 1 - - - - - - - -

セクション 38 1.6 WPE 6 - - - - 4 4 3 3 3 2 1 1 - - - - - - -

セクション 38 2.4 WPE 10 - - - - 4 4 4 4 3 2 1 1 1 - - - - - -

セクション 38 4 WPE 16 - - - - - - - 4 4 3 2 1 1 1 - - - - -

セクション 38 5 WPE 35 - - - - - - - - 3 3 3 2 2 1 1 1 - -

セクション 38 0.8 300 20 WDK 2.5... 4 4 4 4 4 4 3 2 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 20 WDK 2.5/DU-PE 4 4 4 4 4 4 3 2 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.5 300 20 WDU 1.5/ZZ - - 4 4 4 3 1 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 0.5 WPE 1.5/ZZ - - 4 4 4 3 1 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 20/10 WDU 2.5/1.5/ZR 2.5 4 4 4 4 4 4 3 3 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.5 1.5 - - 4 4 4 3 1 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 WPE 2.5/1.5/ZR 2.5 4 4 4 4 4 4 3 3 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.5 1.5 - - 4 4 4 3 1 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 10 WPO 4 - - 4 4 4 2 2) 3 2 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.5 300 10 WDU 1.5/BLZ 5.08 - - 4 4 4 3 1 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 10 WDK 2.5/BLZ 5.08 4 4 4 4 4 4 3 2 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 16 WDU 2.5 F 4 4 4 4 4 4 3 3 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 16 WDK 2.5 F 4 4 4 4 4 4 3 2 2 1 - - - - - - - - -

セクション 47 0.5 300 10 BLZ 5.08/2 4 4 4 4 4 4 2 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 WDU 50N 2 2 1 1 1 1

セクション 38 WPE 50N 2 2 1 1 1 1

セクション 75 WDU 70N 5 5 5 2 2 2 1 1 1 1

セクション 75 WPE 70N 5 5 5 2 2 2 1 1 1 1

セクション 38 WDK 2.5/TR DU/oTNHE 4 4 3 2 1 1

セクション 38 WDK 2.5/TR DU-PE/oTNHE 4 4 3 2 1 1

セクション 38 WTR 2.5 4 4 4 3) 4 3) 3 3) 3 3) 3 3) 3 3) 2 3) 1

WDU 50N 2 2 1 1 1 1

WPE 50N 2 2 1 1 1 1

WDU 70N 5 5 5 2 2 2 1 1 1 1

WPE 70N 5 5 5 2 2 2 1 1 1 1

WDK 2.5/TR DU/oTNHE 4 4 3 2 1 1

WDK 2.5/TR DU-PE/oTNHE 4 4 3 2 1 1

WTR 2.5 4 4 4 4 3 3 3 3 2 1

WDK 4N 1492-JD4C

WDK 4N PE 1492-JD4C

WDK 4N V 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

WDU 4/ZR 1492-JKD4Q

WDU 4/ZZ 1492-JKD4Q

WPE 4/ZR 1492-JKD4Q

WPE 4/ZZ 1492-JKD4Q

WTR 4/ZR 1492-JKD4Q

WTR 4/ZR STB 2.3 1492-JKD4Q

WTR 4/ZZ 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

WTR /ZZ STB 2.3 1492-JKD4Q

WTL 4/2 STB 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

WTL 4 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

WTR 4 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

WTR 4 STB 1492-JKD4

KDKS 1/EN4 1492-JDG3FB

KDKS 1 PE/35 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

MAK 2.5 DB 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

1)最小電流規格でクリア 2)複数のワイヤを使ってクリア 3)テスト中

取付手順

Page 21: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.21

技術データ

1つのクランプポイントに2つの導線個別の回路の割当、ラベリング、個別の機能ユニットへの分類に対する最適なソリューションは、すべてのクランプ ポイントで 1つの導線のみを接続することによって実現します。

ただし、1つのクランプ ポイントで同じ断面の 2つの導線を接続する必要がある場合、Wシリーズ(ネジ接続)のモジュール式端子台でこれを行うことができます。

DIN IEC 60999-1によれば、Zシリーズ(テンションクランプ)のモジュール式端子台で 2つの導線を 1つのクランプ ポイントに接続する場合、2本差 Hスリーブを使用しなければなりません。

しかしDIN IEC 60999-1では、ネジなしIDCシステム(Iシリーズ)で 2つの導線を 1つのポイントで接続することは禁止されています。

• 2つの導線での連続電流定格 2つの導線の合計電流は、モジュール式端子台の連続電流定格を越えてはいけません。連続電流定格は、モジュール式端子台が 45Kを越える温度上昇なしで対応可能な最大電流です。

• 定格絶縁電圧

2つの導線を適切に接続する場合、モジュール式端子台の定格絶縁電圧は変化しません。

ファイル E60693

トルク Nm

電圧 電流 WIカタログ No.

UL規格モジュール式端子台ワイヤサイズ AWG (mm²)

#30(0.05)

#28(0.08)

#26(0.13)

#24(0.21)

#22(0.33)

#20(0.5)

#18(0.75)

#16(1.5)

#14(2.5)

#12(4)

#10(6)

#8(10)

#6(16)

#4(25)

#2(35)

#1(40)

1/0(50)

2/0(70)

3/0(80)

端子台ごとの同サイズのワイヤ数 マルチ ワイヤ テスト:

セクション 38 0.8 600 25 WDU 2.5 4 4 4 4 4 4 3 3 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 1 600 35 WDU 4 - - - - 4 4 (29 A)1) 3 3 2 1 1 - - - - - - - -

セクション 38 1.6 600 50 WDU 6 - - - - 4 4 (30 A)1) 3 3 3 2 1 1 - - - - - - -

セクション 38 2.4 600 65 WDU 10 - - - - 4 4 4 4 (46 A)1) 3 (50 A)1) 2 (50 A)1) 1 1 1 - - - - - -

セクション 38 4 600 85 WDU 16 - - - - - - - 4 (67 A)1) 4 (62 A)1) 3 (71 A)1) 2 (67 A)1) 1 1 1 - - - - -

セクション 38 5 1000 125 WDU 35 - - - - - - - - 3 3 3 (90 A)1) 2 2 (114 A) 1) 1 1 1 - -

セクション 38 0.8 WPE 2.5 4 4 4 4 4 4 3 3 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 1 WPE 4 - - - - 4 4 3 3 2 1 1 - - - - - - - -

セクション 38 1.6 WPE 6 - - - - 4 4 3 3 3 2 1 1 - - - - - - -

セクション 38 2.4 WPE 10 - - - - 4 4 4 4 3 2 1 1 1 - - - - - -

セクション 38 4 WPE 16 - - - - - - - 4 4 3 2 1 1 1 - - - - -

セクション 38 5 WPE 35 - - - - - - - - 3 3 3 2 2 1 1 1 - -

セクション 38 0.8 300 20 WDK 2.5... 4 4 4 4 4 4 3 2 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 20 WDK 2.5/DU-PE 4 4 4 4 4 4 3 2 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.5 300 20 WDU 1.5/ZZ - - 4 4 4 3 1 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 0.5 WPE 1.5/ZZ - - 4 4 4 3 1 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 20/10 WDU 2.5/1.5/ZR 2.5 4 4 4 4 4 4 3 3 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.5 1.5 - - 4 4 4 3 1 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 WPE 2.5/1.5/ZR 2.5 4 4 4 4 4 4 3 3 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.5 1.5 - - 4 4 4 3 1 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 10 WPO 4 - - 4 4 4 2 2) 3 2 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.5 300 10 WDU 1.5/BLZ 5.08 - - 4 4 4 3 1 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 10 WDK 2.5/BLZ 5.08 4 4 4 4 4 4 3 2 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 16 WDU 2.5 F 4 4 4 4 4 4 3 3 2 1 - - - - - - - - -

セクション 38 0.8 300 16 WDK 2.5 F 4 4 4 4 4 4 3 2 2 1 - - - - - - - - -

セクション 47 0.5 300 10 BLZ 5.08/2 4 4 4 4 4 4 2 1 1 - - - - - - - - - -

セクション 38 WDU 50N 2 2 1 1 1 1

セクション 38 WPE 50N 2 2 1 1 1 1

セクション 75 WDU 70N 5 5 5 2 2 2 1 1 1 1

セクション 75 WPE 70N 5 5 5 2 2 2 1 1 1 1

セクション 38 WDK 2.5/TR DU/oTNHE 4 4 3 2 1 1

セクション 38 WDK 2.5/TR DU-PE/oTNHE 4 4 3 2 1 1

セクション 38 WTR 2.5 4 4 4 3) 4 3) 3 3) 3 3) 3 3) 3 3) 2 3) 1

WDU 50N 2 2 1 1 1 1

WPE 50N 2 2 1 1 1 1

WDU 70N 5 5 5 2 2 2 1 1 1 1

WPE 70N 5 5 5 2 2 2 1 1 1 1

WDK 2.5/TR DU/oTNHE 4 4 3 2 1 1

WDK 2.5/TR DU-PE/oTNHE 4 4 3 2 1 1

WTR 2.5 4 4 4 4 3 3 3 3 2 1

WDK 4N 1492-JD4C

WDK 4N PE 1492-JD4C

WDK 4N V 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

WDU 4/ZR 1492-JKD4Q

WDU 4/ZZ 1492-JKD4Q

WPE 4/ZR 1492-JKD4Q

WPE 4/ZZ 1492-JKD4Q

WTR 4/ZR 1492-JKD4Q

WTR 4/ZR STB 2.3 1492-JKD4Q

WTR 4/ZZ 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

WTR /ZZ STB 2.3 1492-JKD4Q

WTL 4/2 STB 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

WTL 4 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

WTR 4 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

WTR 4 STB 1492-JKD4

KDKS 1/EN4 1492-JDG3FB

KDKS 1 PE/35 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

MAK 2.5 DB 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 4 2) 3 2) 3 2) 2 2) 1 2) 1 2)

1)最小電流規格でクリア 2)複数のワイヤを使ってクリア 3)テスト中

取付手順

Page 22: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.22

技術データ

取付手順

端子台の接続

短絡接続システム ワイドミュラーには、短絡接続 WQVおよび ZQVがあり、感電に対して完全に絶縁されていて、多様な極数(2~ 20極)があります。

短絡接続を使用する場合定格電圧が低下することに注意してください。

短くカットされた短絡接続のカット面では、感電保護はありません。

そのような短絡接続の場合は、定格電圧を維持するために、分離板または終端板とともに使用する必要があります。

大きな断面用のリーフクランプ導線接続 大きな断面の導線を無理矢理クランプ ポイントに押し込む必要はなくなりました。いまでは、簡単にモジュール式端子台に挿入することができます。個別の形式に加えて、どのタイプの端子台も 3、4、5極ブロックの形でも供給されています。すべてのブロックは互いに固定的にネジ止めされるので、さらに剛性が加わります。端子台の下部の穴が広げられたために、直接接続が可能になります。端子台は、25mmピッチで取付プレートに直接ネジ止めすることができます。

このほかの利点には、次のようなものがあります。

• 自己調整接続システムを通じた安定的な締付力の伝達

• どの方向からでも取付可能• ドイツの標準規格 VBG-4に準拠した感  電保護(指保護)と、短絡接続• 強いねじり剛性

カバーを開いてネジ部品を取り外します。

導線を挿入してネジ部品を元の位置に戻します。

カバーを閉じて、Allenキーでネジを締めます。

Page 23: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.23

技術データ

取付手順

アルミニウム導線の使用

ワイドミュラーのモジュール式端子台は、単線、丸形線および平角線のアルミ導線を直接接続するのに最適です。銅と対照的に、アルミニウムには、電気エンジニアリングで導線として使用する場合、注意しなければならない特性があります。

アルミニウムの表面は、空気に触れると すぐに酸化物の薄膜を生成します。この層により、アルミニウム導線と端子台の電流バーとの間で接点抵抗が増加します。最悪の場合、接点が劣化する可能性があります。また、撚り導線の場合、個別の撚り線の接点抵抗が加わります。このような欠点にも関わらず、アルミニウム導線が低い定格電流と以下の取付条件に従っている場合、アルミニウム導線はワイドミュラーのモジュール式端子台に接続することが可能です。

1. 導線の表面をナイフなどでひっかき、酸化層を取り除いてください。

注意:アルミニウム粒子が他の導線に付着する可能性があるので、ブラシ、ファイル、あるいは紙ヤスリを使用しないでください。

2. 酸化層を取り除いたら直ちに、中性グリース(酸やアルカリなしのワセリンなど)を導線に塗り、すぐに端子台に挿入します。

3. 導線を取り外して再び接続するたびに、この作業を繰り返します。

4. これは、単線、丸形、または平角の導線にのみ有効です。

単線、丸形、および平角導線

端子台のタイプ 定格電線断面積 アルミ導線 クランプネジの 締め付けトルク 接続時の サイズ 定格電流接続時の

定格電流W-シリーズ(スクリュークランプ) mm2 „A“ Nm

WDU 2.5 2.5 20 M 2.5 0.5-0.8

WDU 4 4 27 M 3 0.6-1.0

WDU 6 6 35 M 3.5 1.2-1.6

WDU 10 10 48 M 4 2.0-2.4

WDU 16 16 64 M 5 3.0-4.0

WDU 35 35 105 M 6 4.0-6.0

WDU 70 70 163 M 8 10.0-12.0

WDU 120 120 230 M 10 15.0-20.0

WDU 240 240 – M 10 12.0-20.0

SAKシリーズSAK 2.5 2.5 20 M 2.5 0.5-0.8

SAK 4 4 27 M 3 0.6-1.0

SAK 6 6 35 M 3.5 1.2-1.6

SAK 10 10 48 M 4 2.0-2.4

SAK 16 16 64 M 4 2.0-2.4

SAK 35 35 105 M 6 4.0-6.0

撚り導線W-シリーズ(スクリュークランプ) WFF 35 35 105 M 6 3.0-6.0

WFF 70 70 163 M 8 6.0-12.0

WFF 120 120 230 M 10 10.0-20.0

WFF 185 185 300 M 12 15.5-31.0

WFF 300 300 409 M 16 30.0-60.0

平型ケーブル ラグを使用して 取り付ける際の注意

端子を締め付ける際に、端子台レールを変形させず、端子台の支持部がねじれないように、導線を保持することが望ましいです。アルミニウム撚り導線をモジュール端子台に接続する際に、ケーブルラグ メーカの取付手順に従って、導線や接続のタイプに合ったアルミニウム製ケーブル ラグを使用することが望ましいです。

固定ネジ

電流バー

1 3

24

5アルミニウム側

アルミニウム導線

銅メッキされたアルミニウム ワッシャ

アルミニウム ケーブル ラグとモジュール式端子台の銅製電流バーとの間に銅メッキのアルミニウム製ワッシャを入れる必要があります。これは、銅とアルミニウムとの間で信頼性の高い遷移が保証された唯一の方法です。銅側が電流バーと接触し、アルミニウム側をケーブル ラグと接触するようにワッシャを固定してください。

アルミニウム ケーブル ラグ 銅側

1

2

3

4

5

Page 24: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.24

技術データ

ATEX

ATEX terminals blocks

マーキングRL94/9EG: T II 2 G-D

T 爆発状態用の機器II 2-G グループ II カテゴリ 2 の機器(ゾーン1機器)II 2-D グループ II カテゴリ 2 の機器(ゾーン21機器)EN 60079-7: Ex e IIEx 爆発保護e 安全増II 機器グループKEMA 97ATEX4677U (例)KEMA 通知本体ATEX 94/9/EGに準拠U コンポーネント

爆発性状態のモジュール式端子台-欧州ATEX指令94/9/ECに準拠

基本

IEC 60947-7-1(EN 60 947-7-1/VDE 0611pt.1)および IEC 60947- 7-2(EN 60 947-7-2/VDE 0611pt.3)は、モジュール式端子台や PE端子台に関する基本的な条項を規定しています。さらに、EN 60079-0および安全増“e”EN 60079-7が、爆発する可能性のある領域での使用について取り扱っています。EN 60079-0によれば、爆発環境用のモジュール式端子台は、防爆形コンポーネントと呼ばれます。コンポーネントは、装置の安全な動作に必要な部品とアセンブリ、およびそれ自体は自律的な機能を実行しない保護システムです。欧州 ATEX指令 94/9/ECに従って、爆発領域用のモジュール式端子台には CEマークがつけられてません。爆発領域用のモジュール式端子台は、安全増“e”タイプの保護の認定を受けています。

RL 94/9/EC指令下の EU 事務局は、EN 60079 - 0/60079 - 7 及び ATEX 指令 94/9/EC に準拠した EC 型式認定書を発行しました。メーカーが「生産品質保証書」を発生することにより、認定機関である KEMA は、メーカーが ATEX 指令付録Ⅳ及びⅦに準拠した要求事項を満たしていることを確認します。EC の型式認定書や宣言書のコピーはウェブサイトから提供しております。

モジュール式端子台のクランプ ヨーク、テンション クランプ、 および IDCシステムは、漸次的なゆるみの防止が強化されていて、細撚り導線の終端を処理する必要がないように設計されています。

Page 25: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

技術データ

W

W.25

ATEX

1.5 17.5 15.225 15 2.5 24 20.88 21 4 32 27.84 28 6 41 35.67 36 10 57 49.59 50 16 76 66.12 66 25 101 87.87 88 35 125 108.75 109 50 150 130.5 131 70 192 167.04 167 90 232 201.84 202 120 269 234.03 234 150 309 268.83 267 185 353 307.11 307 240 415 361.05 361 300 520 452.4 452

EEx i 用の設計

本質安全回路“i”用のモジュール式端子台は、温度上昇動作が電気データのように指定されている前述のコンポーネントです。したがって、本質安全回路で使用している場合は ECタイプの検査証は不要です。明確なマーキングと迅速に識別ができるように、青い端子台を使用することを推奨します。これらの端子台は、EN 60079 - 11の要件に準拠しています。

アクセサリ

記載されているアクセサリを使用可能で、EN 60079-11に準拠しています。

取付

標準的なアプリケーションに関する一般的な記述については、EEx iアプリケーションにも有効です。特に、EEx i要件は、常に回路全体に適用されるので、爆発の危険のない領域の部分にも適用されます。

Ex eアプリケーション内にある 2つの導線のクランプ

Wシリーズのあらゆる端子台のクランプポイントごとに 2つの導線を接続することは一般的に可能です。ただし、これらの導線の断面が同一で定格断面を越えていないことを確認してください。

VDE 0298 part 4 (IEC364-5-523) 電線の通電容量

周辺温度 30 °C係数 1.0 - 絶縁タイプ C + 3

通電配線PVC 70 °C

A

EN 60079-7 第 2版タイプの発火安全増接続端子台周囲温度 40 °C、温度上昇 40 K

接続している導線と同量の電流

A

周辺温度 40 °C係数 0.87 - 絶縁タイプ C + 3

通電配線PVC 70 °C

A

断面

欧州 ATEX指令94/9/ECによる

電気的データ

カタログに掲載されている通電容量は、40℃の周囲温度に基づいています。定格電流よりも 10%増加した電流負荷がかかった場合、モジュール式端子台の電流バーの温度は 40K以上上昇することはありません。EN 60079-0に従った安全性要因を考慮した結果、次の定義となりました。

温度クラス 周囲温度

T6 –50 °C to +40 °CT5 to T1 –50 °C to +55 °C

設備内のケーブルおよび電線の通電容量は、VDE 0298 part 4に定義されていて、周囲温度30℃が通常となっています。40℃で、動作電流は0.87の係数で低下させなければなりません。

実際の周囲温度の方が高くなると、許容定格電流をそれに応じて下げる必要があります。EN 60079-0に基づく連続動作温度は、KrG素材の場合 130℃、Wemidの場合120℃PAの場合 80℃です。

アクセサリ

記載されているアクセサリを使用可能で、ATEX認定が含まれています。Ex eカテゴリの沿面距離と空間距離を保持するために、終端板や分離板を指定通りに使用してください。

ケーブルおよび電線の通電容量定格電流

Page 26: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.26

技術データ

ATEX

ATEX 指令

2003年 7月 1日に新しい指令 94/9/ECに置き換えられ、ATEX95(ATEX:AT-mosphre EXplosive=潜在的爆発雰囲気)としても知られます。新しい指令のみが現在有効で、いわゆる新規アプローチ指令の 1つです。これは、欧州連合全加盟国とアイスランド、リヒテンシュタイン、およびノルウェーに適用されます。これらのすべての国で、この指令はガス、蒸気、ミスト、粉塵が充満するような潜在的爆発雰囲気で使用するために特に開発された製品の販売および運用に適用されます。これは採掘作業と純粋な機械装置を含みます。

保護クラス

保護タイプ コード CENELEC EN IEC 製品カテゴリ 防爆

一般要件 – 60079-0 60079-0 – 油浸 o 60079-6 60079-6 2 内圧防爆機器 p 60079-2 60079-2 2 粉末充填 q 60079-5 60079-5 2 難燃性エンクロージャ d 60079-1 60079-1 2 安全増 e 60079-7 60079-7 2 本質安全性 ia 60079-11 60079-11 1 本質安全性 ib 60079-11 60079-11 2 本質安全性 ic 60079-11 60079-11 3 ゾーン2の機器 (Ex n) n 60079-15 60079-15 3 カプセル化 m 60079-18 60079-18 2

潜在的爆発領域の分類

CENELEC 潜在的爆発 製品 米国分類 可燃性媒体 分類 雰囲気の存在 カテゴリ NEC 500 IEC60079-10

ゾーン 0 永続的、長期、 1G クラス I, ディビジョン1 ガス、蒸気 ゾーン 20 または頻繁 1D クラス II, ディビジョン1 塵 ゾーン 1 時折 2G クラス I, ディビジョン1 ガス、蒸気 ゾーン 20 2D クラス II, ディビジョン1 塵 ゾーン 2 まれで 3G クラス I, ディビジョン2 ガス、蒸気 ゾーン 22 一時的 3D クラス II, ディビジョン2 塵

Explosion groups

ガス (e.g.) CENELEC NEC 500

プロパン IIA D エチレン IIB C 水素 IIC B アセチレン IIC A メタン(鉱山) I 鉱山 (MSHA)

温度クラス

最大表面 温度クラス 温度クラス 温度 (°C) CENELEC NEC 500-3

450 T1 T1 300 T2 T2 280 – T2A 260 – T2B 230 – T2C 215 – T2D 200 T3 T3 180 – T3A 165 – T3B 160 – T3C 135 T4 T4 120 – T4A 100 T5 T5 85 T6 T6

Page 27: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.27

技術データ

ATEX

ATEX コード

マーキング例 -モジュール端子台WDK4NV

• 定格電圧

• 欧州の防爆マーク

• 認定番号

• 導線の定格断面

• CENELEC爆発保護タイプ “e” 機器グループ II - 陸上 (ガス、蒸気、ミスト、塵)

• 保護カテゴリ 2 – ゾーン 1または 2での 使用

• ガスの中での使用許可“G”/塵の中での使用許可“D”

1

2

3

4

5

1

2

3

4

5

Page 28: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.28

技術データ

ATEX

ATEX 短絡接続の内容

端子台と短絡接続の配列

以下に示すEx eアプリケーションの最大電圧は、使用されている端子台、短絡接続、および使用されている配列(A~J)に基づいて決定されます。

A 連続

F PE端子台に隣接(アース) 分離板または終端板あり

C 隣接(QVと共に使用) 分離板または終端板によって分離

G PE端子台をバイパス(アース)

D バイパス 1つまたは複数の末接続端子台(たとえば3つおき)をブリッジング

H 2並列短絡接続

E PE端子台に隣接(アース) 分離板または終端板なし

I 3並列短絡接続

最大電圧範囲 1) 認定番号 定格

電圧定格

電流定格電流

(QVと共に使用)公称

断面

AKZ… / V / A / A / mm² A C D E F G H IAKZ 1.5 SIRA 02ATEX3001 U 176 15 15 1.5 176 176 -- 176 176 -- -- --

AKZ 2.5 SIRA 02ATEX3001 U 176 21 21 2.5 176 176 -- 176 176 -- -- --

AKZ 4 SIRA 02ATEX3001 U 275 28 28 4 275 275 -- 275 275 -- -- --

BK…BK 2/E ... BK 12/E SIRA 01ATEX3247 U 275 28 25 4 176 -- -- -- -- -- -- --

DK 4 …DK 4 SIRA 02ATEX3316 U 275 28 21 4 275 275 -- 275 275 -- -- --

DK 4Q SIRA 02ATEX3316 U 275 28 21 4 275 275 -- 275 275 -- -- --

DK 4QV SIRA 02ATEX3316 U 275 28 21 4 275 275 -- 275 275 -- -- --

I ... SeriesIDK 1.5N KEMA 02ATEX2241 U 275 15 15 1.5 275 275 275 -- -- -- -- --

IDK 1.5N/V KEMA 02ATEX2241 U 275 15 15 1.5 275 275 275 -- -- -- -- --

IDU 1.5N KEMA 02ATEX2241 U 275 15 15 1.5 275 275 275 275 275 275 275 --

IDU 1.5N/2X2AN KEMA 02ATEX2241 U 275 15 15 1.5 275 275 275 275 275 275 275

IDU 1.5N/ZF KEMA 02ATEX2241 U 275 15 15 1.5 275 275 275 275 275 275 275 --

IDU 1.5N/3AN/ZF KEMA 02ATEX2241 U 275 15 15 1.5 275 275 275 275 275 275 275

IDU 1.5N/ZB KEMA 02ATEX2241 U 275 15 15 1.5 275 275 275 275 275 275 275 --

IDU 1.5N/3AN/ZB KEMA 02ATEX2241 U 275 15 15 1.5 275 275 275 275 275 275 275

IDU 2.5N DEMKO 03ATEX134054 U 550 21 21 2.5 550 550 550 550 550 550 -- --

IDU 2.5N/3AN DEMKO 03ATEX134054 U 550 21 21 2.5 550 550 550 550 550 550 -- --

IDU 2.5N/4AN DEMKO 03ATEX134054 U 550 21 21 2.5 550 550 550 550 550 550 -- --

IDU 2.5N/2x2AN DEMKO 03ATEX134054 U 550 21 21 2.5 550 550 550 550 550 550 -- --

IDU 2.5N/ZF DEMKO 03ATEX134054 U 550 21 21 2.5 550 550 275 550 550 275 -- --

IDU 2.5N/ZB DEMKO 03ATEX134054 U 550 21 21 2.5 550 550 275 550 550 275 -- --

MK …MK 3/…/E SIRA 01ATEX3248U 275 21 21 2.5 176 -- -- -- -- -- -- --

MK 6/…/E SIRA 01ATEX3249U 440 36 36 6 275 -- -- -- -- -- -- --

1)どの項目が承認されているかについての正確な内容は、カタログおよび認定詳細を参照してください。

最大電圧 (V)(各アルファベットについては上記の図を参照)

Page 29: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

技術データ

W

W.29

ATEX

最大電圧範囲 1) 認定番号 定格

電圧定格

電流定格電流

(QVと共に使用)公称

断面

P … / V / A / A / mm² A C D E F G H IPDU 2.5/4 KEMA 06ATEX0177U 550 29 25.5 4 275 550 176 275 275 176 176

PDU 2.5/4/3AN KEMA 06ATEX0177U 550 29 25.5 4 275 550 176 275 275 176 176

PDU 2.5/4/4AN KEMA 06ATEX0177U 550 29 26.5 4 275 550 176 275 275 176 176

PDU 6/10 KEMA 06ATEX0177U 550 37 26.5 6 550 550 275 550 550 -- 220

PDU 6/10/3AN KEMA 06ATEX0177U 550 36.5 29.5 6 550 550 275 550 550 -- 220

PDU 16 KEMA 06ATEX0177U 550 59 57.5 16 275 550 -- 275 275 -- 110

PEI 16 KEMA 06ATEX0177U 550 66.5 25 (37) 4) 16 275 -- -- -- -- -- --

SAK …TS 32/TS 35SAK 2.5 KEMA 97ATEX1798 U 550 21 21 2.5 550 550 176 550 550 -- -- --

SAK 4 KEMA 97ATEX1798 U 550 28 28 4 550 550 176 550 550 -- -- --

SAK 6N KEMA 97ATEX1798 U 550 36 36 6 550 550 176 550 550 -- -- --

SAK 10 KEMA 97ATEX1798 U 550 50 50 10 550 550 176 550 550 -- -- --

SAK 16 KEMA 97ATEX1798 U 690 66 66 16 550 550 176 690 690 -- -- --

SAK 35 KEMA 97ATEX1798 U 550 109 99 35 550 550 176 550 550 -- -- --

SAK … EN on TS32SAK 2.5 EN KEMA 97ATEX1798 U 440 21 21 2.5 440 440 440 440 440 -- -- --

SAK 4 EN KEMA 97ATEX1798 U 440 28 28 4 440 440 440 440 440 -- -- --

SAK 6N EN KEMA 97ATEX1798 U 440 36 36 6 440 440 440 440 440 -- -- --

SAK 10 EN KEMA 97ATEX1798 U 440 50 50 10 440 440 440 440 440 -- -- --

SAK 16 EN KEMA 97ATEX1798 U 440 66 66 16 440 440 440 440 440 -- -- --

SAK 35 EN KEMA 97ATEX1798 U 440 109 109 35 440 440 440 440 440 -- -- --

SAK … EN on TS35SAK 2.5 EN KEMA 97ATEX1798 U 690 21 21 2.5 690 690 440 690 690 -- -- --

SAK 4 EN KEMA 97ATEX1798 U 690 28 28 4 690 690 690 690 690 -- -- --

SAK 6N EN KEMA 97ATEX1798 U 690 36 36 6 690 690 690 690 690 -- -- --

SAK 10 EN KEMA 97ATEX1798 U 690 50 50 10 690 690 690 690 690 -- -- --

SAK 16 EN KEMA 97ATEX1798 U 690 66 66 16 690 690 690 690 690 -- -- --

SAK 35 EN KEMA 97ATEX1798 U 690 109 109 35 690 690 690 690 690 -- -- --

SAK 4 EP/SAKH 6-35 EPSAK 4 EP/SW KEMA05ATEX2061U 550 32 32 4 550 550 176 550 550 --

SAKH 6 EP/SW KEMA05ATEX2061U 1100 57 57 10 1100 1100 176 1100 1100 --

SAKH 10 EP/SW KEMA05ATEX2061U 1100 57 57 10 1100 1100 176 1100 1100 --

SAKH 35 EP/SW KEMA05ATEX2061U 1100 125 125 35 1100 1100 440 1100 1100 --

SAKK …SAKK 4 SIRA 03 ATEX3425 U 275 28 28 4 275 275 -- 275 275 --

SAKK 10 SIRA 03 ATEX3425 U 275 50 50 10 275 275 -- 275 275 --

W …WDK 1.5/R3.5 KEMA 99ATEX6545 U 275 14 11 1.5 176 275 -- -- -- -- -- --

WDK 2.5 KEMA 98ATEX1687 U 275 21 21 2.5 275 275 60 275 275 60 -- --

WDK 2.5V KEMA 98ATEX1687 U 275 21 21 2.5 275 275 60 275 275 60 -- --

WDK 2.5DU-PE KEMA 98ATEX1687 U 275 21 21 2.5 275 275 60 275 275 60 -- --

WDK 2.5/EX KEMA 98ATEX1687 U 440 24 22 2.5 440 440 176 440 440 176 -- --

WDK 2.5N KEMA 00ATEX2061 U 550 21 21 2.5 550 550 275 550 550 275 -- --

WDK 2.5N V KEMA 00ATEX2061 U 550 21 21 2.5 550 550 275 550 550 275 -- --

WDK 4N KEMA 00ATEX2061 U 550 28 28 4 550 550 275 550 550 275 -- --

WDK 4N V KEMA 00ATEX2061 U 550 28 28 4 550 550 275 550 550 275 -- --

WDU 1.5/ZZ KEMA 98ATEX1685 U 550 15 15 1.5 550 550 110 550 550 110 110 --

WDU 2.5/1.5/ZR KEMA 98ATEX1685 U 550 15 15 1.5 550 550 110 550 550 110 110 --

WDU 1.5/R3.5 KEMA 99ATEX6545 U 275 15 11 1.5 176 275 -- -- -- -- -- --

WDU 2.5N KEMA 98ATEX1683 U 440 21 21 2.5 440 440 110 440 440 110 -- --

WDU 2.5 KEMA 98ATEX1683 U 550 21 21 2.5 550 550 110 440 550 110 110 2) 60 3)

WDU 4 KEMA 98ATEX1683 U 690 28 28 4 690 690 110 440 690 110 -- --

WDU 4N TÜV 04ATEX2630 U 440 27 27 4 440 275 69 440 440 69 69 --

WDU 6 KEMA 98ATEX1683 U 550 36 36 6 550 550 110 440 550 110 -- --

WDU 10 KEMA 98ATEX1683 U 550 50 50 10 550 550 110 440 550 110 -- --

WDU 16 KEMA 98ATEX1683 U 690 66 66 16 690 690 110 690 690 110 -- --

WDU 35 KEMA 98ATEX1683 U 690 109 109 35 690 690 110 690 690 110 -- --

WDU 50N KEMA 98ATEX1683 U 690 126 126 50 550 -- -- 550 550 -- -- --

WDU 70N KEMA 98ATEX1683 U 690 167 167 70 550 -- -- 550 550 -- -- --

WDU 70/95 KEMA 98ATEX1686 U 690 202 202 95 690 -- -- 690 690 -- -- --2)外部の短絡接続の開口部にはタイプZQVを使用する必要があります。3)ZQV のみ使用可能

1)どの項目が承認されているかについての正確な内容は、カタログおよび認定詳細を参照してください。 4)PDU2.5/4 と ZQV 2.5 用短絡: 25 A、PDU 6/10 と ZQV 6N 用短絡: 37 A

最大電圧 (V)(各アルファベットについてはW.28の図を参照)

Page 30: 技術データW W.1 技 術 デ ー タ 目次 技術データ 技術データ 電線接続システム W.2 各種端子台の定義 W.4 素材-絶縁素材 W.6 素材-金属 W.8

W

W.30

技術データ

ATEX

最大電圧範囲 1) 認定番号 定格

電圧定格

電流定格電流

(QVと共に使用)公称

断面

W … / V / A / A / mm² A C D E F G H IWDU 95N/120N KEMA 98ATEX1683 U 880 243 243 120 880 -- 880 880 -- -- --

WDU 120/150 KEMA 98ATEX1686 U 1100 234 234 120 1100 -- -- 1100 1100 -- -- --

WDU 240 KEMA 01ATEX2186 U 1100 350 270 240 -- -- -- -- -- -- -- --

WDU 4 SL SIRA 02ATEX3242 U 275 28 28 4 275 275 176 275 275 176 176 --

WDU 6 SL SIRA 02ATEX3242 U 275 36 36 6 275 275 176 275 275 176 176 --

WDU 10 SL SIRA 02ATEX3242 U 275 50 50 10 275 275 176 275 275 176 176 --

Z …ZDK 2.5/1.5 KEMA 97ATEX4677 U 275 18 18 2.5 275 275 275 275 275 275 -- --

ZDK 2.5/1.5V KEMA 97ATEX4677 U 420 20 19 2.5 275 275 275 275 275 275 -- --

ZDK 2.5/1.5NDU KEMA 97ATEX4677 U 275 20 20 2.5 275 275 275 275 275 275 -- --

ZDK 2.5/1.5NPE KEMA 97ATEX4677 U 275 20 20 2.5 275 275 275 275 275 275 -- --

ZDK 2.5/1.5DU-PE KEMA 97ATEX4677 U 275 20 20 2.5 275 275 275 275 275 275 -- --

ZDK 2.5-2 KEMA 97ATEX4677 U 550 20 18 2.5 440 440 275 440 440 275 -- --

ZDK 2.5-2V KEMA 97ATEX4677 U 550 22 18 2.5 440 440 275 440 440 275 -- --

ZDK 2.5-2DU-PE KEMA 97ATEX4677 U 550 20 18 2.5 440 440 275 440 440 275 -- --

ZDK 2.5/3AN KEMA 06ATEX0271U 550 21.5 21 2.5 275 275 275 275 275 -- -- --

ZDK 2.5/3AN V KEMA 06ATEX0271U 550 21 18,5 2.5 275 275 275 275 275 -- -- --

ZDK 2.5/3AN DU-PE KEMA 06ATEX0271U 550 21 21 2.5 275 275 275 275 275 -- -- --

ZDU 1.5 KEMA 01ATEX2106 U 550 15 15 1.5 275 275 176 275 275 176 176 --

ZDU 1.5/3AN KEMA 01ATEX2106 U 550 15 15 1.5 275 275 176 275 275 176 176 --

ZDU 1.5/4AN KEMA 01ATEX2106 U 550 15 15 1.5 275 275 176 275 275 176 176 --

ZDU 2.5 KEMA 97ATEX2521 U 550 21 21 2.5 275 275 275 275 275 275 60 --

ZDU 2.5/3AN KEMA 97ATEX2521 U 550 21 21 2.5 275 275 275 275 275 275 -- --

ZDU 2.5/4AN KEMA 97ATEX2521 U 550 21 21 2.5 275 275 275 275 275 275 -- --

ZDU 2.5N KEMA 06ATEX0271U 550 20.5 19 2.5 440 550 275 440 440 -- -- --

ZDU 2.5N/3AN KEMA 06ATEX0271U 550 21.5 21 2.5 440 550 275 440 440 -- -- --

ZDU 2.5N/4AN KEMA 06ATEX0271U 550 21 20 2.5 440 550 275 440 440 -- -- --

ZDU 4 KEMA 97ATEX2521 U 550 28 28 4 275 275 275 275 275 275 -- --

ZDU 4/3AN KEMA 00ATEX2107 U 550 28 28 4 550 550 275 -- -- -- -- --

ZDU 4/4AN KEMA 00ATEX2107 U 550 28 28 4 550 550 275 -- -- -- -- --

ZDU 6 KEMA 97ATEX2521 U 550 36 36 6 275 275 275 275 275 275 -- --

ZDU 6/3AN KEMA 00ATEX2107 U 550 36 36 6 550 550 275 -- -- -- -- --

ZDU 10 KEMA 99ATEX5514 U 550 50 50 10 550 -- -- -- -- -- -- --

ZDU 10/3AN KEMA 00ATEX2107 U 550 50 50 10 550 550 -- -- -- -- -- --

ZDU 16 KEMA 99ATEX5514 U 550 66 66 16 550 -- -- -- -- -- -- --

ZDU 35 KEMA 00ATEX2107 U 690 109 100 35 550 550 -- 550 550 -- -- --

ZDU 2.5-2/2AN KEMA 97ATEX4677 U 550 21 20 2.5 440 440 275 440 -- 275 176

ZDU 2.5-2/3AN KEMA 97ATEX4677 U 550 21 21 2.5 440 440 275 440 -- 275 176 --

ZDU 2.5-2/4AN KEMA 97ATEX4677 U 550 21 21 2.5 440 440 275 440 -- 275 176 --

ZDU 4-2/2AN KEMA 97ATEX4677 U 550 28 26 4 440 440 275 440 -- 275 110 --

ZDU 4-2/3AN KEMA 97ATEX4677 U 550 28 26 4 440 440 275 440 -- 275 110 --

ZDU 4-2/4AN KEMA 97ATEX4677 U 550 28 26 4 440 440 275 440 -- 275 110 --

ZDU 6-2/2AN KEMA 97ATEX4677 U 550 36 30 6 440 440 110 440 -- 110 -- --

ZDU 6-2/3AN KEMA 97ATEX4677 U 550 36 36 6 440 440 110 440 -- 110 -- --

ZDUA 2.5-2 KEMA 97ATEX4678 U 275 20 19 2.5 275 275 110 275 275 110 -- --1) どの項目が承認されているかについての正確な内容は、カタログおよび認定詳細を参照してください。

最大電圧 (V)(各アルファベットについてはW.28の図を参照)