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呑川レポート 2012-15 2012年7月24日 1 呑川散策ガイド作りスタート・東工大発表会 6 月の「呑川の会・総会」以後、雪谷小学校・久原小学校などの「呑川 walk」が続き、さらに新しい動きも始まっています。その動 きの一つに、「呑川散策ガイド」の作成委員会のスタートがあります。 昨年、「大田観光協会」からうれしいお話しをいただき、呑川を軸とした「散策ガイド(散策マップ)」を作ることになり、その原案作 りをスタートさせたのです。 mics 大田」の会議室で、2012/7/12 に「作成委員会」の第 1 回が開かれました。 上流から下流までの大まかな散策コースが検討されました。そしてさっそく、その 1 週間後、2012/7/19 に散策コ ースの初回下見が行われました。まずは大岡山の「東京工業大学」です。呑川沿いでは、「本門寺」に並ぶ名所 と言っても良いかもしれません。多くの人にとってあこがれの大学であり、あらゆる部門で「日本で一番」では なく「世界の最高水準」を目指しています。その「東京工業大学」が、現在の呑川の流れのスタート地点である 「大岡山」「緑が丘」にあるのです。 そして「呑川」は、「東京工業大学」と深い関係があるのです。これが東工大の「本館」です。 戦争中は高射砲などが置かれていたそうで、米軍の爆撃の対象とならないよう真っ黒に塗られていたそうです。 私が学生のときは、自分の学校の設備が不十分であり、東工大に実験設備(超音波関連)を借りに、しばらく通 ったことがあります。その時はこの「本館」も黒ずんで汚れていたように覚えています。 これは東工大付属「図書館」です。 実は図書館本体は「地下」にありますが、地上「学習 棟」は独特の建築技術で、V 字型フレームで支えら れています。縦に並んだ壁面の「日よけルーバー」に は、太陽光発電が取り付けられています。 ガラス面はセラミックプリントが施され、室内に入る太 陽光を和らげているそうです。 (身分証明書などが必要となりますが、事前に申し込 めば、館内を見学する事も出来るそうです。)

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呑川レポート 2012-15

2012年7月24日

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呑川散策ガイド作りスタート・東工大発表会

6月の「呑川の会・総会」以後、雪谷小学校・久原小学校などの「呑川 walk」が続き、さらに新しい動きも始まっています。その動

きの一つに、「呑川散策ガイド」の作成委員会のスタートがあります。

昨年、「大田観光協会」からうれしいお話しをいただき、呑川を軸とした「散策ガイド(散策マップ)」を作ることになり、その原案作

りをスタートさせたのです。

「mics大田」の会議室で、2012/7/12に「作成委員会」の第 1 回が開かれました。

上流から下流までの大まかな散策コースが検討されました。そしてさっそく、その 1週間後、2012/7/19に散策コ

ースの初回下見が行われました。まずは大岡山の「東京工業大学」です。呑川沿いでは、「本門寺」に並ぶ名所

と言っても良いかもしれません。多くの人にとってあこがれの大学であり、あらゆる部門で「日本で一番」では

なく「世界の最高水準」を目指しています。その「東京工業大学」が、現在の呑川の流れのスタート地点である

「大岡山」「緑が丘」にあるのです。

そして「呑川」は、「東京工業大学」と深い関係があるのです。これが東工大の「本館」です。

戦争中は高射砲などが置かれていたそうで、米軍の爆撃の対象とならないよう真っ黒に塗られていたそうです。

私が学生のときは、自分の学校の設備が不十分であり、東工大に実験設備(超音波関連)を借りに、しばらく通

ったことがあります。その時はこの「本館」も黒ずんで汚れていたように覚えています。

これは東工大付属「図書館」です。

実は図書館本体は「地下」にありますが、地上「学習

棟」は独特の建築技術で、V字型フレームで支えら

れています。縦に並んだ壁面の「日よけルーバー」に

は、太陽光発電が取り付けられています。

ガラス面はセラミックプリントが施され、室内に入る太

陽光を和らげているそうです。

(身分証明書などが必要となりますが、事前に申し込

めば、館内を見学する事も出来るそうです。)

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ここは「富士見橋」から見た東急線(大井町線・目黒

線)です。この日は、富士山は残念ながら望めません

でした。

私は結婚当初(1972年頃)、たった一部屋の、6畳

に小さなキッチンが付いただけのアパートに

住んでいました。子どもが産まれ、どうしようも無くなり、

新しい住まいを探したとき、ここに来て夜空を仰ぎ、

星を見るのが救いでした。その頃は、大井町線(この

写真の電車が見える線路)の鉄橋下に、へばりつくよ

うにバラックが並んでいて、おそらく不法占拠だったと

思いますが、電車の通る響きが直接伝わる家に住ん

でいた人々が沢山いました。その脇には、まだフタ掛けをしていない臭い「呑川」が流れていました。

さて、ここからは東工大の「呑川」関連の場所を訪ねましょう。

上の写真の線路の北側(右側)を下ると、こんな場所に出逢います。

ヤブ状の林の中を進みます。こんなところを歩く人は滅多にいません。

そして現れたのは「ひょうたん池」・・・ここは「呑川」の水源の一つでした。今は流入する湧水もなく、雨水が貯ま

っているだけです。植物プランクトンの発生がひどく、かなり汚れています。

それでも、昔からの「池」ですので、人工池のような漏水は無く、蒸発を補う以上の雨がたまり、枯れることは無

いようです。山の上の方にある棚田が、雨水だけが水源の「ため池」の水で、稲作が出来ているのがよく判りま

す。

ちなみに、「田園調布せせらぎ公園」の田んぼや隣接した「人工池」は、湧水が止まれば、池の水や田んぼの

水はすぐ枯れてしまいます。自然に貯まる「自然池」と「人工池」とは大

きく違うようです。ここに、なにか魚がいないかと見ていると・・・

初めはコイかと思いましたが、どうも違うようです。それにしても水が濁

っていて、小魚がいるとしても全く見えません。まあ、水質浄化の実験

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をするには、良いかもしれません。

それにしても、この「ひょうたん池」が比較的高いフェンスに囲まれているのにはがっかりしました。周辺の林地や

通路とはフェンスにより分断され、一体感が全く無いからです。東大の「三四郎池」はじめ、いくつかの大学構内

の池を見たことがありますが、フェンスがあるのを見たのは初めてでした。でも、この「ひょうたん池」は「呑川散策

ガイド」にぜひ載せたい場所です。「呑川散策ガイド」は、他の「お散歩マップ」と違う「思わぬ発見」

「人知れぬ発見」がある「わくわくマップ」でありたいと思います。私たちにとっては、「呑川」に関係のある大切な

場所ですが、散策する人にとって、「わくわく感」があるかどうかは、「呑川」に関係があるか無いか・・・より

大切に思います。この「ひょうたん池」のすぐそばに、「不思議な木」を発見しました。

「不思議」というより、どこにでもある「プラタナス」のように見えます。

でもよく見ると、まっすぐに伸びた大木というより、木の枝のようにす

こし曲がりくねっているようにも見えます。はたして、この写真の下の

根の部分はどうなっているでしょうか?

なんと、ななめに伸びた枝から、垂直に木のような枝が何本も伸び

ています。一つ前の写真は、この腕から伸びた枝の中の一つです。その一本一本が大木のように伸びて、「プラ

タナス」の小さな林を作っています。ただ、木の本体と違って、枝なので、垂直と言ってもややカーブを描いてい

るようです。これも「ビックリ発見」でした。

こんな木は、日本中を探しても、滅多に無いような気がしま

す。

さて「プラタナス」は、「すずかけの木」と呼ばれます。古代ギ

リシャの「プラトン」が創設した学校「アカデミア」には、この木

がたくさん植えられていたそうです。それで「すずかけ」は学

問と深い関係のある木として、東工大名誉教授の谷口修が

東急に駅名として要望し、東工大「長津田キャンパス」は、

「すずかけ台キャンパス」になったと言います。

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東工大の「すずかけ」の木が特異な姿をしているのは、なにかプラトンの想いが発現されているように感じざるを

得ませんでした。この不思議な「プラタナス」の木を見て、少し行くと・・・

なんと、木の橋が架かっています。実は東工大の構内には「呑川」が流れていて、これはそれをまたぐ橋なので

す。橋の上から「呑川」を眺めてみましょう・・・

今は呑川の水は流れず、フタかけされて「呑川本流

緑道」となっています。東工大のこの橋の下は、ちょう

ど近所の中学の「100m走」のトラックになっています。

ここに「呑川」の水が流れていた頃は、どんな情景だ

ったでしょう・・・?

この付近は「呑川」に「ホタル」が舞っていたと、近所

の農家の方から聞いたことがあります。緑道のこういう

環境の中に「清流」が流れていれば、きっと「ホタル」

は乱舞したことでしょう。「呑川」を渡るこの橋の上から

「緑道」を眺めると、いろんな想いが頭を駆け巡りまし

た。

この「呑川本流緑道」を橋の上からで無く、下から見

ると、とてもさわやかな散歩道になっています。

この道は、人通りも少なく、秋は紅葉も楽しめます。道

沿いには学校も多く、近所の小学生が「持久走」でが

んばっている姿も見られます。せっかくですから、東

工大からこの「緑道」にも出て散策するコースも考えたのですが、東工大から直接「呑川本流緑道」に出る道が

無いのが残念です。しかし、東工大の中を「呑川」が走っていたように、構内をいろいろ散策すると、「東京工業

大学」は「呑川」と深い関係があるのが判ります。

さて、ここから少し戻り、桜の巨木が立ち並ぶ桜並木

に出ました。

広々として、さわやかな風が流れ、実に気持ちの良

い空間です。

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かなり歩いたので、私たちもここで一休みです。桜の周りには、ちょうど良いベンチがしつらえてあります。

そして向かったのは・・・

ここは石川町など近隣住民のための通路で、東工大の周りを周回しなくても、

構内を通って、石川町-大岡山方面をつないでいる小道です。この小道を下っていくと、意識しないと途中で見

落とす、側路があります。この道を入ると・・・

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なんとも獣道のような、怖いような、初めてだと通る気がしない暗く細い道を勇気を出して進みます。

すると、ありました!・・・ここは「石川神社」です。無人の神社で、お祭りになると近所の神社から神主さんが出

張して来ます。「石川」とは「呑川」のことで、「石川神社」は「呑川神社」と言っても良いかもしれません。ここも、

「人知れぬ発見」が楽しめる場所でしょう。ここから、すぐ「呑川」に出ることが出来ます。

さて、私はしばらく前、もういつだったか忘れたのですが、呑川の支流の一つ「九品仏川」を調べに、「奥沢図書

館」に行ったことがあります。きちんとした本には「呑川」や「九品仏川」に関する記述は少なく、いわゆる庶民の

目から見た当時の状況は、「地域情報紙」などに投稿された記事に頼るしか無いことが多いのです。そうしてや

っと見つけたコピーがあります。

これはわずか数ページの「奥沢」の地元情報誌でしたが、あいに

く欄外に「奥沢情報誌」と私のメモがあるだけで、その発行日がい

つだったか、誰が書いた記事なのかまで記入していませんでした。

ただ見つけたうれしさに、コピーしただけなのでしょう。今なら、き

ちんとメモするのですが、今度また「奥沢図書館」で探してみたい

と思います。「本」でなく「ちらし」だったような気がするので、今は

もう無いかもしれません。

しかし、東工大の中を「呑川」が流れ、「ひょうたん池」の位置関係

も明示され、本館の脇に「高射砲」や「飛行機の残骸」があり、本

館が黒く塗られた背景も判ります。大岡山駅のすぐ下に「風洞実

験室」がありますが、私が実験設備を借りに東工大に通ったとき

はこれがあったのを覚えています。そばにある「プール」は船舶研

究用で、近所の子どもたちは夏によく遊びに行ったようですが、

水泳用でなく、とても深いので、毎年死者が出たと言います。

緑が丘駅のそばにある「学生寮」にそって「崖」がありますが、この

崖線の地層を調べた結果、「呑川」は大昔は「多摩川」が流れた

(削った)川であることが判りました。これは目黒区で昔発行した

「呑川物語」に記載されていたと思います。(コピーを取っておけば良かった・・・)

こうして、「呑川散策ガイド」作成のための第 1回下見は、終わりました。

実際にガイドにどう取り込むかは課題ですし、地図にどう表現するかも課題です。これから、呑川全域を歩いて、

全体のイメージも変わってくると思います。

とにかく、「散策ガイド」作りはスタートしました。皆さんも下見を一緒に歩いて、散策を楽しみませんか・・・

だれでも、いつでもご都合の良いときにご参加ください。そして「呑川散策ガイド」完成記念で、多くの市民の方

と一緒にガイドツアーが出来る日が、楽しみです。

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この「呑川散策ガイド」の下見の午後、東工大で土木工学科 2年生の「環境計画演習」授業で、「最終発表会」

が行われました。大学院理工学研究科の吉村千洋准教授と藤井学助教の指導の下、「呑川」をテーマに演習

が行われ、それぞれの学生が 6班に分かれ、呑川を調査し、その環境を把握し、将来に向けての改善案を提起

したのです。その発表会には「呑川の会」からは 6名、その他に大田区のまちなみ維持課からも参加されまし

た。

大学 2 年生と言えば、まだ 19才前後、まだまだ少年と

言ってもおかしくない青年たちです。1 年の時は「教養

課程」でしたから、4月に2年生になったばかりの学生た

ちに

とっては、「土木工学」も「河川工学」もまだ習っていな

いか、習い始めというところでしょう。

ところが発表を聞くと、そのプレゼンテーションは発表

容も、発表の仕方も実に素晴らしく、舌を巻くモノでし

た。

実は、私は何年か前、同じような演習の発表をここで聞

いたことがあります。その時からの進歩は明らかで、事実を良く把握し、改良案を具体的に検討し、計算をし、費

用まで算出して、その現実性に迫りました。

もちろん、数年前の発表も天真らんまん、大胆不敵で、楽しいモノでしたが、現実性という視点では、今回の発

表は数段の進歩だったと思います。将来を夢見る青年たちですから、現実性にばかり捕らわれてはいけないと

思いますが、私たち年寄りからすると勇気づけられる良い提案ばかりでした。

また今回の発表の素晴らしさは、自分たちの案を、具体

的な模型を作り説明した班が多かったことでした。頭の

中で、理屈だけで考えるので無く、それを具体的な形で

表現してみることは、その作業自体が楽しいだけで無く、

それにより自分たちの計画がより深く、より現実的になり、

その計画の弱点をも浮かび上がらせてくれます。私た

ちも、それぞれの発表に質問やコメントをする時間が与

えられましたが、発表内容の矛盾や、少しおかしいと思

われる点を指摘するばかりになりがちでした。

「もうちょっとこうすれば・・・」という建設的なコメントは、

私には

なかなか出来ませんでした。 若い青年たちが、しかもまだ 2年生ということを考えれば、若干の矛盾があるのは

当たり前で、それを援助してあげるのが私たちの役割であったはずなのに、ちょっと申し訳ないと反省しました。

まあ、私の力が無かっただけなのですが・・・

しかしこの発表会は実にステキな、楽しい時間でした。

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この青年たちが、大きく成長してくれるのを楽しみにしています。

8月にも子どもたち向けの行事が予定されており、9月からは「呑川講座」が連続 5回で計画されており、最終回

には首都大学の菊地俊夫教授にまとめの講演をお願いいたしました。

暑い日が続きますが、大いにがんばりましょう。

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(当面の日程)

2012/8/1(水) 西蒲田地区の呑川犬走りに付着したヘドロの臭気調査

(大田区都市基盤管理課)10時 西蒲田太平橋児童公園集合

2012/8/8(水) 呑川ネット定例会 10:00 生活センター

2012/8/10(金) 久原小・夏ドキ 六郷用水(おおたく環境探検隊)

2012/8/18(土) 呑川の会・定例会 14:00- こらぼ大森

2012/8/29(水) 雪小ワクワク教室 呑川学習&ウォーク

2012/9/13(木) 呑川散策ガイド作成委員会

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-----photo essay by--------------------------

高橋 光夫

〒145-0061 東京都大田区石川町 1-26-8

(tel) 03-3727-8419 (fax) 03-3727-8505

(mail) [email protected]

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