2nd mag special: bbberlin

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使BBBPCスーツケース背面にはゴム製バンドが付いており、 伸ばしたキャリーハンドルにドッキングできる ジョイント可能 Function_1 ビジネス トローリーのサイズは、H41.5×W40.5 ×D20.5㎝。だから機内への持ち込みも可能 機内持ち込みサイズ Function_2 蛇腹状のオーガナイザーは3つの仕切りが付いた 構造で、書類の整理など、とても使いやすい オーガナイザー完備 Function_3 オーガナイザーはスナップボタン&面ファスナー 式で着脱できる。外せば、この通り収納力がUP 収納力も抜群 Function_4 Function_5 “ビジネス”の名の通り、 デフォルトで PC ケー スが付く。その背面に もゴム製バンド付き PCケース付き 筆者がセレクトしたのは安定性の 高い2輪トローリーホイールタイ プだが、機動性に優れた4輪マル チホイールタイプも発売中(7万 3500円)。好みや旅のスタイル に合わせて選択したい。スーツケ ース6万3000円[SALSA DELU XE/Business Trolley](林五☎ 03-3861-2297) 158 go with RIMOWA ドイツに行くなら やっぱりリモワでなくっちゃ

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BIG IN JAPAN… Berlin with the eyes of Kazuya Misawa of 2nd Magazine, Japan. A warm ARIGATO to Kazuya and his team for this beautiful review! Not to be missed…

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Page 1: 2nd Mag Special: BBBerlin

ラ、各種資料に見本誌数冊……、

これが出張ともなれば着替えま

で付いてくる。取材先は工場が

主。それらは郊外にあることが

多いから、飛行機や電車を降り

てからの移動距離もなかなかだ。

特に旧式の重厚感あふれるラッ

プトップを携行する筆者は、途

中でカバンを投げ出したくなる

こともしばしば(苦笑)。

 そんな時、出張族のサラリー

マン諸氏が小型スーツケースを

コロコロしているのを見て、妙

な憧れを抱いていた。そこに飛

び込んだ、ベルリン出張。ドイ

ツに行くんだもの、やっぱり相

棒はリモワに決まっている!

 今回、筆者はこのビジネス

ローリーをサブバッグとして使

用。つまりトートやバックパッ

クを持たず、デカトランクとこ

れだけで旅に出たのだ。結果は

良好。BBBの広い会場内はも

ちろん、石畳の多いベルリン市

内でもストレスフリーでいられ

た。これなら国内出張でも出色

の機能性を発揮してくれるはず。

編集者は“荷物持ち”だと

思う。ノートPCにカメ

スーツケース背面にはゴム製バンドが付いており、伸ばしたキャリーハンドルにドッキングできる

ジョイント可能

Function_1

ビジネス トローリーのサイズは、H41.5×W40.5×D20.5㎝。だから機内への持ち込みも可能

機内持ち込みサイズ

Function_2

蛇腹状のオーガナイザーは3つの仕切りが付いた構造で、書類の整理など、とても使いやすい

オーガナイザー完備

Function_3

オーガナイザーはスナップボタン&面ファスナー式で着脱できる。外せば、この通り収納力がUP

収納力も抜群

Function_4

Function_5

“ビジネス”の名の通り、デフォルトでPCケースが付く。その背面にもゴム製バンド付き

PCケース付き

筆者がセレクトしたのは安定性の高い2輪トローリーホイールタイプだが、機動性に優れた4輪マルチホイールタイプも発売中(7万3500円)。好みや旅のスタイルに合わせて選択したい。スーツケース6万3000円[SALSA DELU XE/Business Trolley](林五☎03-3861-2297)

1 5 8

go with RIMOWAドイツに行くなら、やっぱりリモワでなくっちゃ!

158.indd 158 13.2.27 0:18:19 PM

Page 2: 2nd Mag Special: BBBerlin

ブレッド&バターの会場にはなんとも美しい女性がそこら中にいらっしゃる。気付いたらカメラを向けてシャッターを切っていたのは

やっぱり男の性なのか? それとも僕が飢えてるだけなのか?それはさておき、やっぱり読者諸兄にもドイツで見かけた女神たちを

ご堪能していただこう!

やっぱり美しい女性も気になっちゃう!

Let's huntingbeautiful

girl!

凛とした表情で遠くを見つめる青い瞳はまるで女優のよう。ベルトに差し込んだインナーもお洒落!

国旗プリントのタイトなTシャツから目が離せなかった。思わず「ナイスバディ!」と叫びたくなる

ベルリン出身の美人姉妹のラピ(左)とイーデン(右)。ドイツの女性はデニム率が高いかも

褐色の肌が自慢のセクシーなイタリア美女のリタちゃん。人懐っこい笑顔にひと目ボレしちゃいそう

彫りの深い顔立ちと漆黒の黒髪の妖艶な女性。クレオパトラを連想させる雰囲気にもうメロメロ

I love Jeans!

会場を練り歩いていた不思議な衣装のギャル達をキャッチ。顔はともかくスタイルは抜群だ!

ブースのモデルをしていた彼女は超スレンダー。タイトなデニムに通した細いお御足に目を奪われた

ミリタリー調のロングコートが似合っていた彼女は超キュート。味のあるブーツもグッドです

おそらく180㎝近くある長身と抜群のスタイルで歩いてくる彼女はまるでモデルのよう

イタリア出身の彼女は、デニムのウエスタンシャツにチノを合わせたアメリカンカジュアル主体の着こなしに

美しい女性こそポンパドールのヘアスタイルがよく似合う。レザーJKTにデニムというコーディネイトがなんともクール

物静かな雰囲気を醸しているが、パンツはアニマル柄というギャップがなんともいえず魅力的

会場の受付や案内をする女性たちも美女ばかり。みんな学生でアルバイトをしているのだとか

ムートンコートがお似合いのロシア系美女。まさにクールビューティーという表現がピッタリ

アバンギャルドな髪型でひと際目立っていた彼女。一緒に飲みに行ったら絶対面白いに違いない

We areBBB48!

クラシカルなワンピースに身を包んだエニーはベルリン出身。優しい微笑みにドッキドキ

Gutenmorgen!

我々と同じプレスのタグを付けていた彼女は、もしかして編集者? ぜひ一緒に仕事をしてみたい!

会場の受付をする彼女達のユニフォームはツナギにスカーフ。これがまたカワイイ

バイク系ファッションのブランドブースに立つ彼女。ハーレーで休日走るのが趣味だという

My name isLITA♥

See younext time!

彼女はとにかく足が長〜い。キレイなAラインのコートにデニムで大人の色気を漂わせていた

Girls talk time!

Shall wetouring?

Welcome to Germany!

I wanna go toTOKYO!

FromBERLIN!

Gショックのブースで見かけたベルリン育ちのヤナ。彼女に個人的にミスBBBを差し上げたい

ローラースケートにタイツという'80年代ファッションの彼女達。この頃が好きな人も多いハズ?

1 5 61 5 7 2nd A p r i l  2 0 1 3

Great Germany Let's hunting beautiful girl!

156-157.indd 156-157 13/02/27 12:15

Page 3: 2nd Mag Special: BBBerlin

ブレッド&バターの会場にはなんとも美しい女性がそこら中にいらっしゃる。気付いたらカメラを向けてシャッターを切っていたのは

やっぱり男の性なのか? それとも僕が飢えてるだけなのか?それはさておき、やっぱり読者諸兄にもドイツで見かけた女神たちを

ご堪能していただこう!

やっぱり美しい女性も気になっちゃう!

Let's huntingbeautiful

girl!

凛とした表情で遠くを見つめる青い瞳はまるで女優のよう。ベルトに差し込んだインナーもお洒落!

国旗プリントのタイトなTシャツから目が離せなかった。思わず「ナイスバディ!」と叫びたくなる

ベルリン出身の美人姉妹のラピ(左)とイーデン(右)。ドイツの女性はデニム率が高いかも

褐色の肌が自慢のセクシーなイタリア美女のリタちゃん。人懐っこい笑顔にひと目ボレしちゃいそう

彫りの深い顔立ちと漆黒の黒髪の妖艶な女性。クレオパトラを連想させる雰囲気にもうメロメロ

I love Jeans!

会場を練り歩いていた不思議な衣装のギャル達をキャッチ。顔はともかくスタイルは抜群だ!

ブースのモデルをしていた彼女は超スレンダー。タイトなデニムに通した細いお御足に目を奪われた

ミリタリー調のロングコートが似合っていた彼女は超キュート。味のあるブーツもグッドです

おそらく180㎝近くある長身と抜群のスタイルで歩いてくる彼女はまるでモデルのよう

イタリア出身の彼女は、デニムのウエスタンシャツにチノを合わせたアメリカンカジュアル主体の着こなしに

美しい女性こそポンパドールのヘアスタイルがよく似合う。レザーJKTにデニムというコーディネイトがなんともクール

物静かな雰囲気を醸しているが、パンツはアニマル柄というギャップがなんともいえず魅力的

会場の受付や案内をする女性たちも美女ばかり。みんな学生でアルバイトをしているのだとか

ムートンコートがお似合いのロシア系美女。まさにクールビューティーという表現がピッタリ

アバンギャルドな髪型でひと際目立っていた彼女。一緒に飲みに行ったら絶対面白いに違いない

We areBBB48!

クラシカルなワンピースに身を包んだエニーはベルリン出身。優しい微笑みにドッキドキ

Gutenmorgen!

我々と同じプレスのタグを付けていた彼女は、もしかして編集者? ぜひ一緒に仕事をしてみたい!

会場の受付をする彼女達のユニフォームはツナギにスカーフ。これがまたカワイイ

バイク系ファッションのブランドブースに立つ彼女。ハーレーで休日走るのが趣味だという

My name isLITA♥

See younext time!

彼女はとにかく足が長〜い。キレイなAラインのコートにデニムで大人の色気を漂わせていた

Girls talk time!

Shall wetouring?

Welcome to Germany!

I wanna go toTOKYO!

FromBERLIN!

Gショックのブースで見かけたベルリン育ちのヤナ。彼女に個人的にミスBBBを差し上げたい

ローラースケートにタイツという'80年代ファッションの彼女達。この頃が好きな人も多いハズ?

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Great Germany Let's hunting beautiful girl!

156-157.indd 156-157 13/02/27 12:15

Page 4: 2nd Mag Special: BBBerlin

スニーカーはジャケットに合わせるのが新定番。ナイキのハイテクモデルなど、懐かしいアイテムがいま復活の予感。

SNEAKERSSTYLE

6

代表的なアイテムはストール。個性を出しやすく手軽にコーディネイトのポイントとして活躍。露出が少ない季節は顔周りを工夫したい。

NICE ACCESSORY

My standardshoes.

彼もまた個性的な柄のマフラーでポイントを作った。このワンアイテムの有無がコーディネイトのテンションを左右するといえる

短めに巻いて

カラーを際立たせる。

素材、色使いともに、この上なく軽快なストールをラフに巻く。ストールだけ浮かないようジャケットはブラウンをチョイス

首元から

季節を先取り。

左の彼は眩しいネオンカラーのキャップをグレーベースのコーディネイトにオン。ふたりともどことなくグルーヴを感じるスタイル

実はP151にも登場している彼。上からデニムジャケットを羽織れば、イエロー×グリーンの首元のスカーフがさらに効果を発揮

デニムの風合いを

小物で格上げ。

赤いタイの存在感が大! なニットジャケットの上品なコーディネイト。ウェリントンのメガネもマストアイテムだろう

やはりストールはコーディネイトに取り入れやすいうえに柄やカラーも豊富なので便利。ジャケパンスタイルにはもはや必須アイテム

スカーフ使いや頑丈なバッグのチョイス、そしてブルーとレッドのコントラストが素敵なふたりを発見。ボリュームのあるアクセも◎

アースカラーが中心のアイテムにはカラフルな短めのストールを。このワンテクニックだけで程よく武骨さが軽減される優れモノ

何にでも合うのが、

定番たる理由。

定番のアイリッシュセッターはカジュアルなコーディネイトにやはり相性抜群。トータルとしてすぐにでも真似したいスタイルだ

何だか、少年の頃に

戻った気分。

Have anice day!

Goodvibration!

アジのある色落ちデニムに合わせた理想的な足元。彼の足によく馴染んでいるのがうかがえる。少し短めなロールアップが◎

ボリュームのあるダウンジャケットに穿きこまれたブーツがよく似合う。パンツのカラーを選ばない点はさすがレッド・ウィング

Take it easy!トップスをレイヤードした'80s風の着こなしを仕上げるのはナイキのスニーカー。やや近未来的な雰囲気の彼のスタイルにマッチ

その汎用性の高さから、やはり世界中で愛用人口が多いレッド・ウィング。広い会場内を歩き回るのにも適している。

RED WING

7

5西海岸を思わせるカジュアルスタイル。チェックのシャツにデニム、スニーカーは言わずもがなだが抜群の相性を誇る組み合わせ

セットアップに迷いなくスニーカーを合わせた彼。実はソックスもブルーにドットというポップなチョイスをしているのが見逃せない

ふたりともナイキエアマックス1、マウンテンパーカ、キャップを着用。スポーティなテイストの主役としてスニーカーの存在感は大

最近は少し身をひそめていたが、今見ると新鮮なブラックをチョイス。同じトーンで統一した、スマートなスタイリング

感度の高い彼のファッションには、やはり短靴がベター。程よいボリュームがあり、洋服のバランスを邪魔しないのが魅力

1 5 41 5 5 2nd A p r i l  2 0 1 3

Great Germany A ticket to BBB's trend

150-155.indd 154-155 13/02/27 12:14

Page 5: 2nd Mag Special: BBBerlin

スニーカーはジャケットに合わせるのが新定番。ナイキのハイテクモデルなど、懐かしいアイテムがいま復活の予感。

SNEAKERSSTYLE

6

代表的なアイテムはストール。個性を出しやすく手軽にコーディネイトのポイントとして活躍。露出が少ない季節は顔周りを工夫したい。

NICE ACCESSORY

My standardshoes.

彼もまた個性的な柄のマフラーでポイントを作った。このワンアイテムの有無がコーディネイトのテンションを左右するといえる

短めに巻いて

カラーを際立たせる。

素材、色使いともに、この上なく軽快なストールをラフに巻く。ストールだけ浮かないようジャケットはブラウンをチョイス

首元から

季節を先取り。

左の彼は眩しいネオンカラーのキャップをグレーベースのコーディネイトにオン。ふたりともどことなくグルーヴを感じるスタイル

実はP151にも登場している彼。上からデニムジャケットを羽織れば、イエロー×グリーンの首元のスカーフがさらに効果を発揮

デニムの風合いを

小物で格上げ。

赤いタイの存在感が大! なニットジャケットの上品なコーディネイト。ウェリントンのメガネもマストアイテムだろう

やはりストールはコーディネイトに取り入れやすいうえに柄やカラーも豊富なので便利。ジャケパンスタイルにはもはや必須アイテム

スカーフ使いや頑丈なバッグのチョイス、そしてブルーとレッドのコントラストが素敵なふたりを発見。ボリュームのあるアクセも◎

アースカラーが中心のアイテムにはカラフルな短めのストールを。このワンテクニックだけで程よく武骨さが軽減される優れモノ

何にでも合うのが、

定番たる理由。

定番のアイリッシュセッターはカジュアルなコーディネイトにやはり相性抜群。トータルとしてすぐにでも真似したいスタイルだ

何だか、少年の頃に

戻った気分。

Have anice day!

Goodvibration!

アジのある色落ちデニムに合わせた理想的な足元。彼の足によく馴染んでいるのがうかがえる。少し短めなロールアップが◎

ボリュームのあるダウンジャケットに穿きこまれたブーツがよく似合う。パンツのカラーを選ばない点はさすがレッド・ウィング

Take it easy!トップスをレイヤードした'80s風の着こなしを仕上げるのはナイキのスニーカー。やや近未来的な雰囲気の彼のスタイルにマッチ

その汎用性の高さから、やはり世界中で愛用人口が多いレッド・ウィング。広い会場内を歩き回るのにも適している。

RED WING

7

5西海岸を思わせるカジュアルスタイル。チェックのシャツにデニム、スニーカーは言わずもがなだが抜群の相性を誇る組み合わせ

セットアップに迷いなくスニーカーを合わせた彼。実はソックスもブルーにドットというポップなチョイスをしているのが見逃せない

ふたりともナイキエアマックス1、マウンテンパーカ、キャップを着用。スポーティなテイストの主役としてスニーカーの存在感は大

最近は少し身をひそめていたが、今見ると新鮮なブラックをチョイス。同じトーンで統一した、スマートなスタイリング

感度の高い彼のファッションには、やはり短靴がベター。程よいボリュームがあり、洋服のバランスを邪魔しないのが魅力

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Great Germany A ticket to BBB's trend

150-155.indd 154-155 13/02/27 12:14

Page 6: 2nd Mag Special: BBBerlin

カラーアイテムは会場の雰囲気をもアップさせる。何も派手なことが大事なのではなく、そのカラーを活かせるか否かが大事。

GOODCOLOR

デニムポケットやボタンがまるで少年のような雰囲気。ここはあえて、丸みのあるキャップや無造作なロールアップで世界観を統一

素朴なディテールを

最大限に生かす。

襟をやや広めに開き首元にバンダナをプラス。大きなフレームのメガネやハンチングといった顔周りアイテムもジレと相性が良い

Vゾーンは

工夫の見せどころ。

シャツ、ジレともに上半身に明るさを集めたカジュアルスタイル。春先など、シャツ1枚じゃまだ物足りない季節にはジレが◎

カットソーやシャツなどインナー次第でカジュアルにもややアンニュイなテイストにも着こなし可能

ストールの巻き方やデニムのロールアップ具合等細かな点に注目。上質なレザーバッグは全体的に軽めの素材感に程よい重厚感を演出

2色で作る、

春のワークスタイル。

マスタードカラーのパンツに爽やかなスカイブルーのシャツを合わせた。アイテム自体は率直ながら絶妙なカラーリングセンスだ

パッチワークジャケットに柄のソックス、ウイングチップシューズとデコラティブだが嫌味じゃない計算されたシルエットに注目

挿し色とチェック柄の

相乗効果。

主役はもちろんパイピングが施されたチェック地のジャケット。意外に他を選ばないうえ、インナーやボウタイの赤ともよく馴染む

ぐるりと巻き付けた大判のストールや、ハズしアイテムとして効果的なカモフラ柄のバッグが、小物使いの上級者を予感させる

インナーで雰囲気がガラリ。

ベージュのニットは1枚は持っていたいアイテム。黒いタイやデニムなどとも相性が良く、全体として非常に好印象なコーディネイト

挿し色ではなくメインカラーとして赤を着用。ストールは2色使いで、身ごろの中央にあしらわれた編み模様も良いワンポイントだ

オリーブドラブとレッドは相性のいいカラー。大きなチェック柄や斜めにかけたレザーバッグは彼の体格によく似合うナイスチョイス

It's mybest bike.

Oh,you resemble me.

Somewhatshowy...?

左の彼と同一人物かと見間違う程そっくりな彼らだが、他にもこのコーディネイトの人を多く見かけた。鉄板コーデといってもいい

色落ちの少ないデニムonデニムはセットアップに近い感覚で着用できる。柄シャツの裾をのぞかせれば重みを軽減させられる

カモフラ柄のアウターにキャップやブーツを合わせつつも、ボウタイや少しまくった袖で茶目っ気さも出した絶妙なミックス感が◎

上半身をナチュラルカラーで統一すれば、足元のスニーカーがより活きる。左の彼のようにアウターをメインにするのも◎

Lovefree style.

大胆に柄モノを取り入れた人もいれば、部分使いの人も。どちらにしろその分量や他のアイテムとのバランスがポイント。

GOODPATTERN

4

1 5 21 5 3 2nd A p r i l  2 0 1 3

メインアイテムとしても使えるジレ。小物やインナー次第で全体の表情が変わるため、着る人自身の技が光るスタイリングとなる。

GILETSTYLE

2

3

Great Germany A ticket to BBB's trend

150-155.indd 152-153 13/02/27 12:14

Page 7: 2nd Mag Special: BBBerlin

カラーアイテムは会場の雰囲気をもアップさせる。何も派手なことが大事なのではなく、そのカラーを活かせるか否かが大事。

GOODCOLOR

デニムポケットやボタンがまるで少年のような雰囲気。ここはあえて、丸みのあるキャップや無造作なロールアップで世界観を統一

素朴なディテールを

最大限に生かす。

襟をやや広めに開き首元にバンダナをプラス。大きなフレームのメガネやハンチングといった顔周りアイテムもジレと相性が良い

Vゾーンは

工夫の見せどころ。

シャツ、ジレともに上半身に明るさを集めたカジュアルスタイル。春先など、シャツ1枚じゃまだ物足りない季節にはジレが◎

カットソーやシャツなどインナー次第でカジュアルにもややアンニュイなテイストにも着こなし可能

ストールの巻き方やデニムのロールアップ具合等細かな点に注目。上質なレザーバッグは全体的に軽めの素材感に程よい重厚感を演出

2色で作る、

春のワークスタイル。

マスタードカラーのパンツに爽やかなスカイブルーのシャツを合わせた。アイテム自体は率直ながら絶妙なカラーリングセンスだ

パッチワークジャケットに柄のソックス、ウイングチップシューズとデコラティブだが嫌味じゃない計算されたシルエットに注目

挿し色とチェック柄の

相乗効果。

主役はもちろんパイピングが施されたチェック地のジャケット。意外に他を選ばないうえ、インナーやボウタイの赤ともよく馴染む

ぐるりと巻き付けた大判のストールや、ハズしアイテムとして効果的なカモフラ柄のバッグが、小物使いの上級者を予感させる

インナーで雰囲気がガラリ。

ベージュのニットは1枚は持っていたいアイテム。黒いタイやデニムなどとも相性が良く、全体として非常に好印象なコーディネイト

挿し色ではなくメインカラーとして赤を着用。ストールは2色使いで、身ごろの中央にあしらわれた編み模様も良いワンポイントだ

オリーブドラブとレッドは相性のいいカラー。大きなチェック柄や斜めにかけたレザーバッグは彼の体格によく似合うナイスチョイス

It's mybest bike.

Oh,you resemble me.

Somewhatshowy...?

左の彼と同一人物かと見間違う程そっくりな彼らだが、他にもこのコーディネイトの人を多く見かけた。鉄板コーデといってもいい

色落ちの少ないデニムonデニムはセットアップに近い感覚で着用できる。柄シャツの裾をのぞかせれば重みを軽減させられる

カモフラ柄のアウターにキャップやブーツを合わせつつも、ボウタイや少しまくった袖で茶目っ気さも出した絶妙なミックス感が◎

上半身をナチュラルカラーで統一すれば、足元のスニーカーがより活きる。左の彼のようにアウターをメインにするのも◎

Lovefree style.

大胆に柄モノを取り入れた人もいれば、部分使いの人も。どちらにしろその分量や他のアイテムとのバランスがポイント。

GOODPATTERN

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1 5 21 5 3 2nd A p r i l  2 0 1 3

メインアイテムとしても使えるジレ。小物やインナー次第で全体の表情が変わるため、着る人自身の技が光るスタイリングとなる。

GILETSTYLE

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Great Germany A ticket to BBB's trend

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Page 8: 2nd Mag Special: BBBerlin

7REDWING

2GILETSTYLE

1JACKET STYLE

6SNEAKERS

STYLE

3,4GOOD PATTERN

& COLOR

ビジネスの場でもある会場の主流は、やはりジャケット。とはいえイベントなので、その特別感はボウタイやタイでプラス。

JACKETSTYLE

時にエリア間の行き来が困難になるほど混雑をみせた会場。となれば、お洒落な来場者をハントするチャンス。

ベルリンに集ったファッション人たちにとって、いまどんなスタイルがリアルなんだろうか。

スナップで見つけた7つのファッション事情。

A Ticket To

BBB’s Trend

カジュアルなデニムスタイルの足元は、ブーツを合わせて全体が間延びするのを防止しよう。さらりと巻いたストールやキャップでポイント作りも忘れずに

3ピースを正統派に着こなした彼。温かみのあるボタンやラウンドフレームのメガネ、重厚感のあるバッグがさらにトラッド感を演出

味のあるデニムonデニムにナイキのエアマックス1を合わせた懐かしさのあるスタイルだが、あえて潔くシンプルに仕上げたことでスタイリッシュな印象に

時には

こんな冒険もアリ。

ジレを1枚羽織ればいつものスタイルがワンランクアップ。首元のボウタイもデニムを中心としたブルー系と合わせて、統一感を

柄と柄を組み合わせたハイレベルなスタイル。リジッドデニムやジャケットと同系色のスニーカーがバラつきを防止するキーポイント

ハイネックもワントーンで統一し、モード色の強いIラインシルエットの完成。赤いポケットチーフを少しのぞかせてドレッシーに

ドット柄のシャツやボウタイ、カラーパンツでポップに味付け。ただし子供っぽくならないよう細身のサイジングを心掛けたい

こちらはジャケットをチノパンやブーツイン、Vネックニットなどでカジュアルな着こなし。スーツライクなシーンで是非参考にしたい

同系色で

シックにまとめる。

寒色系でまとめたスタイルに、スタッズベルトをスパイスとして投入。シックだが遊び心のあるコーディネイトに仕上がった

チェックのタイが主役の、エレガントな英国調ジャケットスタイル。一辺倒になりがちな時はタイで思いっきり遊んでみよう

Have yougone there?

Welcometo BBB.

5NICE

ACCESSORY

1

カットソーとデニムのシンプルな組み合わせこそ複数投入した小物が映える。思い切って取り入れて華やかな印象に

ふたり揃って効果的にボーダーやカモフラ柄を取り入れている。ポイントとなるビビットカラーの割合も絶妙な、オリジナリティのある着こなしがお見事

タイトなデニムやシャツの開け具合が色っぽいが、やりすぎないようにしっかり襟を立てて、ホワイトの爽やかさを際立たせよう

1 5 1 2nd A p r i l  2 0 1 3

Great Germany A ticket to BBB's trend

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Page 9: 2nd Mag Special: BBBerlin

7REDWING

2GILETSTYLE

1JACKET STYLE

6SNEAKERS

STYLE

3,4GOOD PATTERN

& COLOR

ビジネスの場でもある会場の主流は、やはりジャケット。とはいえイベントなので、その特別感はボウタイやタイでプラス。

JACKETSTYLE

時にエリア間の行き来が困難になるほど混雑をみせた会場。となれば、お洒落な来場者をハントするチャンス。

ベルリンに集ったファッション人たちにとって、いまどんなスタイルがリアルなんだろうか。

スナップで見つけた7つのファッション事情。

A Ticket To

BBB’s Trend

カジュアルなデニムスタイルの足元は、ブーツを合わせて全体が間延びするのを防止しよう。さらりと巻いたストールやキャップでポイント作りも忘れずに

3ピースを正統派に着こなした彼。温かみのあるボタンやラウンドフレームのメガネ、重厚感のあるバッグがさらにトラッド感を演出

味のあるデニムonデニムにナイキのエアマックス1を合わせた懐かしさのあるスタイルだが、あえて潔くシンプルに仕上げたことでスタイリッシュな印象に

時には

こんな冒険もアリ。

ジレを1枚羽織ればいつものスタイルがワンランクアップ。首元のボウタイもデニムを中心としたブルー系と合わせて、統一感を

柄と柄を組み合わせたハイレベルなスタイル。リジッドデニムやジャケットと同系色のスニーカーがバラつきを防止するキーポイント

ハイネックもワントーンで統一し、モード色の強いIラインシルエットの完成。赤いポケットチーフを少しのぞかせてドレッシーに

ドット柄のシャツやボウタイ、カラーパンツでポップに味付け。ただし子供っぽくならないよう細身のサイジングを心掛けたい

こちらはジャケットをチノパンやブーツイン、Vネックニットなどでカジュアルな着こなし。スーツライクなシーンで是非参考にしたい

同系色で

シックにまとめる。

寒色系でまとめたスタイルに、スタッズベルトをスパイスとして投入。シックだが遊び心のあるコーディネイトに仕上がった

チェックのタイが主役の、エレガントな英国調ジャケットスタイル。一辺倒になりがちな時はタイで思いっきり遊んでみよう

Have yougone there?

Welcometo BBB.

5NICE

ACCESSORY

1

カットソーとデニムのシンプルな組み合わせこそ複数投入した小物が映える。思い切って取り入れて華やかな印象に

ふたり揃って効果的にボーダーやカモフラ柄を取り入れている。ポイントとなるビビットカラーの割合も絶妙な、オリジナリティのある着こなしがお見事

タイトなデニムやシャツの開け具合が色っぽいが、やりすぎないようにしっかり襟を立てて、ホワイトの爽やかさを際立たせよう

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Great Germany A ticket to BBB's trend

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Page 10: 2nd Mag Special: BBBerlin

自転車でショート&ロングトリップする人のために向けた「バイシクルトラベラー」が2013AWのテーマ。自転車カルチャーが進んでいる欧州でも高い評価を得る

大人のカジュアルスタイルに合わせるデザインには絶対的な自信を持つクレドラン。愛着を持てるモノ作りは欧州でも人気

U.K.ブランドながらディレクターである岡部氏のフィルターを通してロンドンのエッセンスを注入する

ワールドスタンダードアイテムはもちろん、スタンプタウンコレクションもお目見え。新旧ダナーの名品が鎮座していた

何年も大切に着続けられ、何度も洗濯した服の自然なダメージを再現。MADE IN JAPANにこだわり、ヴィンテージ通をも唸らせる

2013年AWのテーマに“Further” 一歩先へ、を掲げる老舗は革新を生み出すべく海を越え、BBBでもひときわ輝きを放っていた

海外事業部 営業

掛水聖貴さん

デザイナー兼代表取締役

鈴木秀人さん

Founder

DAG EVEN TRESSELT

ブースには'50sのアメリカのカレッジからインスパイアを受けた2013AWの世界観が広がっていた

Designer

GUIDO BIONDI

INTERNATIONAL&STUMPTOWN PRODUCT

MATT SCHNEIDER

ディレクター

岡部隆志さん

代表取締役

吉武和彦さん

初出展となるLVC。デニムブランドが

ひしめく中でもオリジンが魅せる世界観

はひときわ輝きを放っていた

Allevolロンドンのエッセンスを加えた逆輸入デニム。

アレヴォル

U.K.

14BRAND

色鮮やかなネイティブ柄からチェックやストライプといった様々なパターンが目を楽しませてくれるブランケットがラインナップ。伝統にモダンな要素がミックスされている

JAPAN

09BRAND ジャパンメイドの威信にかけて欧州の舞台へ。

ビッグジョン

BIG JOHN

NORWAY

11BRAND ハイテク&テーラーリングが融合。

ウーバー

URBER

ITALY

12BRAND イタリア目線のアメリカンカジュアルを体現。

ロイ ロジャース

ROY ROGER'S

JAPAN

13BRAND

世界に通用する日本の繊細なモノ作り。

フラットヘッド&アール.ジェー.ビー

THE FLAT HEAD &R.J.B

U.S.A.

17BRAND 芸術の域に達するダメージ加工。

ピーアールピーエス

PRPS

U.S.A.

16BRAND 名品を輩出した老舗の新たな挑戦。

ダナー

Danner

JAPAN

15BRAND 汎用性の高さは万国共通。

クレドラン

CLEDRAN 自転車カルチャーに高いファッション性を。

ペダレッド

JAPAN

10BRAND

PEdALED

MARTIN WHITE

U.S.A.

08BRAND オリジンが魅せる珠玉の世界観に傾倒。

リーバイス ビンテージ クロージング

LEVI'S VINTAGE CLOTHING

U.S.A.

18BRAND 100年を超える老舗の新たなベクトルを見た。

ペンドルトン

PENDLETON

JAPAN

23回目の出展となるBBBきっての老舗。

エドウイン

EDWIN19BRAND

ONにもOFFにも着ることができ、軽くて暖かいという冬アウターの要望を兼ね備えたウーバー。欧州ではもちろんのこと、日本でもジワジワ人気を博す

デニムを基軸としたトータルワードローブの提案を2013AWのテーマに掲げる老舗。加工デニムのクオリティの高さは群を抜く

旧き良きアメリカンテイストと現代の融合を得意とし、メイドインジャパンの誇らしさを世界へ発信する

1 4 81 4 9 2nd A p r i l  2 0 1 3

統括副部長

小嶋武さん

Bread&butter BerlinGreat Germany

144-149.indd 148-149 13/02/27 12:14

Page 11: 2nd Mag Special: BBBerlin

自転車でショート&ロングトリップする人のために向けた「バイシクルトラベラー」が2013AWのテーマ。自転車カルチャーが進んでいる欧州でも高い評価を得る

大人のカジュアルスタイルに合わせるデザインには絶対的な自信を持つクレドラン。愛着を持てるモノ作りは欧州でも人気

U.K.ブランドながらディレクターである岡部氏のフィルターを通してロンドンのエッセンスを注入する

ワールドスタンダードアイテムはもちろん、スタンプタウンコレクションもお目見え。新旧ダナーの名品が鎮座していた

何年も大切に着続けられ、何度も洗濯した服の自然なダメージを再現。MADE IN JAPANにこだわり、ヴィンテージ通をも唸らせる

2013年AWのテーマに“Further” 一歩先へ、を掲げる老舗は革新を生み出すべく海を越え、BBBでもひときわ輝きを放っていた

海外事業部 営業

掛水聖貴さん

デザイナー兼代表取締役

鈴木秀人さん

Founder

DAG EVEN TRESSELT

ブースには'50sのアメリカのカレッジからインスパイアを受けた2013AWの世界観が広がっていた

Designer

GUIDO BIONDI

INTERNATIONAL&STUMPTOWN PRODUCT

MATT SCHNEIDER

ディレクター

岡部隆志さん

代表取締役

吉武和彦さん

初出展となるLVC。デニムブランドが

ひしめく中でもオリジンが魅せる世界観

はひときわ輝きを放っていた

Allevolロンドンのエッセンスを加えた逆輸入デニム。

アレヴォル

U.K.

14BRAND

色鮮やかなネイティブ柄からチェックやストライプといった様々なパターンが目を楽しませてくれるブランケットがラインナップ。伝統にモダンな要素がミックスされている

JAPAN

09BRAND ジャパンメイドの威信にかけて欧州の舞台へ。

ビッグジョン

BIG JOHN

NORWAY

11BRAND ハイテク&テーラーリングが融合。

ウーバー

URBER

ITALY

12BRAND イタリア目線のアメリカンカジュアルを体現。

ロイ ロジャース

ROY ROGER'S

JAPAN

13BRAND

世界に通用する日本の繊細なモノ作り。

フラットヘッド&アール.ジェー.ビー

THE FLAT HEAD &R.J.B

U.S.A.

17BRAND 芸術の域に達するダメージ加工。

ピーアールピーエス

PRPS

U.S.A.

16BRAND 名品を輩出した老舗の新たな挑戦。

ダナー

Danner

JAPAN

15BRAND 汎用性の高さは万国共通。

クレドラン

CLEDRAN 自転車カルチャーに高いファッション性を。

ペダレッド

JAPAN

10BRAND

PEdALED

MARTIN WHITE

U.S.A.

08BRAND オリジンが魅せる珠玉の世界観に傾倒。

リーバイス ビンテージ クロージング

LEVI'S VINTAGE CLOTHING

U.S.A.

18BRAND 100年を超える老舗の新たなベクトルを見た。

ペンドルトン

PENDLETON

JAPAN

23回目の出展となるBBBきっての老舗。

エドウイン

EDWIN19BRAND

ONにもOFFにも着ることができ、軽くて暖かいという冬アウターの要望を兼ね備えたウーバー。欧州ではもちろんのこと、日本でもジワジワ人気を博す

デニムを基軸としたトータルワードローブの提案を2013AWのテーマに掲げる老舗。加工デニムのクオリティの高さは群を抜く

旧き良きアメリカンテイストと現代の融合を得意とし、メイドインジャパンの誇らしさを世界へ発信する

1 4 81 4 9 2nd A p r i l  2 0 1 3

統括副部長

小嶋武さん

Bread&butter BerlinGreat Germany

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Page 12: 2nd Mag Special: BBBerlin

アメリカをはじめ、日本のセレクトショップでも人気のテラソン。欧州にもその名が知れ渡るのは、もはや時間の問題だ

欧州を舞台にさらなる飛躍を狙う。

19 OUR STANDARD BRAND IN BBB.

我々『2nd』でもお馴染みブランドがBBBでもひときわ輝きを放ち、どのブースも世界中から来訪したバイヤー陣でごった返していた。特に世界のカジュアルシーンを牽引するブランドが

ひしめく「L.O.C.K.」「FIRE DEPT.AT L.O.C.K.」エリアにブースを構えるブランドに注目。そんな『2nd』的ブランドの2013年FWの雰囲気を駆け足でご紹介していく。

日本が世界に誇るザ・リアルマッコイズは初出展ながら、その独自の世界観は欧州でも評判は上々。多くの外国人バイヤーたちを魅了していた

全米で愛用されるものの、'60s後半になると化学繊維の台頭により消滅。日本で復刻、欧州でのセールスにも精力的に取り組む

帆布のバッグをはじめ、服から小物までトータルでラインナップする岡山ブランド。オールハンドメイドは欧州でも話題沸騰中

2013AWのテーマは「ハンティング、フィッシング、英国貴族」。そしてエドモンド・ヒラリーとその探検隊のエベレスト初登頂から60周年記念のコレクションとなっている

加工した「AGED SERIES」とヴィンテージの資材を使用した「GRAND TETON CO LLECTION」が新たにラインナップし、目が離せない

Sales &

PR

信岡淳さん

Wytse Hylkema

Designer

Nigel Cabourn

代表取締役

奥谷誠さん

日本市場ではお目にかかれないモデルもあるレッド・ウィングのブースは常にごった返していた

Designer

Pete Searson

マネージャー

柳井悠太さん

JAPAN

01BRAND 欧州でも異彩を放つ唯一無二の世界観。

ザ・リアルマッコイズ

THE REAL McCOY'S

U.S.A.

03BRAND ドイツでもすでに高い人気を誇るワークブーツの雄。

レッド・ウィング

RED WING

U.S.A.

02BRAND 米国発、日本を経由し世界中へ飛び火。

ロッキーマウンテン フェザーベッド

Rocky Mountain Featherbed

U.S.A.

05BRAND 生地から縫製までアメリカンクラフツに固執。

テラソン

TELLASON

欧州でも“ゴマ塩”旋風を巻き起こす。

ブラウンズ ビーチ ジャケットU.S.A.

04BRAND

Brown's BEACH JACKET

JAPAN

07BRAND 不動の人気を誇る岡山ブランドが檜舞台に立つ。

ザ シュペリオール レイバー

THE SUPERIOR LABOR

U.K.

06BRAND 世界基準のコレクションがズラリ。

ナイジェル・ケーボン

Nigel Cabourn

1 4 61 4 7 2nd A p r i l  2 0 1 3

This is L.O.C.K.!!

Great Germany Bread&butter Berlin

144-149.indd 146-147 13/02/27 12:14

Page 13: 2nd Mag Special: BBBerlin

アメリカをはじめ、日本のセレクトショップでも人気のテラソン。欧州にもその名が知れ渡るのは、もはや時間の問題だ

欧州を舞台にさらなる飛躍を狙う。

19 OUR STANDARD BRAND IN BBB.

我々『2nd』でもお馴染みブランドがBBBでもひときわ輝きを放ち、どのブースも世界中から来訪したバイヤー陣でごった返していた。特に世界のカジュアルシーンを牽引するブランドが

ひしめく「L.O.C.K.」「FIRE DEPT.AT L.O.C.K.」エリアにブースを構えるブランドに注目。そんな『2nd』的ブランドの2013年FWの雰囲気を駆け足でご紹介していく。

日本が世界に誇るザ・リアルマッコイズは初出展ながら、その独自の世界観は欧州でも評判は上々。多くの外国人バイヤーたちを魅了していた

全米で愛用されるものの、'60s後半になると化学繊維の台頭により消滅。日本で復刻、欧州でのセールスにも精力的に取り組む

帆布のバッグをはじめ、服から小物までトータルでラインナップする岡山ブランド。オールハンドメイドは欧州でも話題沸騰中

2013AWのテーマは「ハンティング、フィッシング、英国貴族」。そしてエドモンド・ヒラリーとその探検隊のエベレスト初登頂から60周年記念のコレクションとなっている

加工した「AGED SERIES」とヴィンテージの資材を使用した「GRAND TETON CO LLECTION」が新たにラインナップし、目が離せない

Sales &

PR

信岡淳さん

Wytse Hylkema

Designer

Nigel Cabourn

代表取締役

奥谷誠さん

日本市場ではお目にかかれないモデルもあるレッド・ウィングのブースは常にごった返していた

Designer

Pete Searson

マネージャー

柳井悠太さん

JAPAN

01BRAND 欧州でも異彩を放つ唯一無二の世界観。

ザ・リアルマッコイズ

THE REAL McCOY'S

U.S.A.

03BRAND ドイツでもすでに高い人気を誇るワークブーツの雄。

レッド・ウィング

RED WING

U.S.A.

02BRAND 米国発、日本を経由し世界中へ飛び火。

ロッキーマウンテン フェザーベッド

Rocky Mountain Featherbed

U.S.A.

05BRAND 生地から縫製までアメリカンクラフツに固執。

テラソン

TELLASON

欧州でも“ゴマ塩”旋風を巻き起こす。

ブラウンズ ビーチ ジャケットU.S.A.

04BRAND

Brown's BEACH JACKET

JAPAN

07BRAND 不動の人気を誇る岡山ブランドが檜舞台に立つ。

ザ シュペリオール レイバー

THE SUPERIOR LABOR

U.K.

06BRAND 世界基準のコレクションがズラリ。

ナイジェル・ケーボン

Nigel Cabourn

1 4 61 4 7 2nd A p r i l  2 0 1 3

This is L.O.C.K.!!

Great Germany Bread&butter Berlin

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Page 14: 2nd Mag Special: BBBerlin

Welcome To BBB!!!

続々と新ブランドも参加し、500以上ものブランドが出展するBBB。広い会場で目的のブースにスムースに辿り着くために、いたる所でガイドが配布されていた

竹下通り沿いにある小さなヴィンテージショップ。'50年代のアイテムをメインに、ミリタリーとデニムブランド、シューズはすべて

『CLUTCH

』、『Lightning

』、『2nd

』を販売する弊社のブースは、

最終日にはほぼ完売状態。日本のファッションシーンへの関心

の高さが窺い知れる

空港内のフライトボードやターンテーブルといった設備はそのまま使用しており雰囲気は抜群ターミナルビルに入ると人の多さに圧倒される

This is our booth.

Many ManyPeople!!

BREAD&BUTTER BERLIN世界的な大規模なトレードショーは数あれど、近年特に盛り上がりを見せているのが

ドイツはベルリンで春夏、秋冬と年2回開催される「Bread&Butter」だ。今年も2013年秋冬コレクションを中心に1月14日〜17日までの4日間にわたり、

2008年に封鎖されたテンペルホーフ国際空港を舞台に多くのメーカー、バイヤー陣で埋め尽くされた。欧米の名だたるメゾンブランドから『2nd』に馴染み深いジャパンブランドも多数参戦。

どのブースも黒山の人だかりで各社ともにセールスを伸ばし、確かな手応えを感じ取ったようだ。マイナス気温のベルリンが最も熱を帯びた4日間の模様をご覧あれ。

2013 AUTUMN & WINTER FASHION TRADESHOW IN AIRPORT BERLIN TEMPELHOF

1 4 41 4 5 2nd A p r i l  2 0 1 3

Great Germany Bread&butter Berlin

144-149.indd 144-145 13/02/27 12:14

Page 15: 2nd Mag Special: BBBerlin

Welcome To BBB!!!

続々と新ブランドも参加し、500以上ものブランドが出展するBBB。広い会場で目的のブースにスムースに辿り着くために、いたる所でガイドが配布されていた

竹下通り沿いにある小さなヴィンテージショップ。'50年代のアイテムをメインに、ミリタリーとデニムブランド、シューズはすべて

『CLUTCH

』、『Lightning

』、『2nd

』を販売する弊社のブースは、

最終日にはほぼ完売状態。日本のファッションシーンへの関心

の高さが窺い知れる

空港内のフライトボードやターンテーブルといった設備はそのまま使用しており雰囲気は抜群ターミナルビルに入ると人の多さに圧倒される

This is our booth.

Many ManyPeople!!

BREAD&BUTTER BERLIN世界的な大規模なトレードショーは数あれど、近年特に盛り上がりを見せているのが

ドイツはベルリンで春夏、秋冬と年2回開催される「Bread&Butter」だ。今年も2013年秋冬コレクションを中心に1月14日〜17日までの4日間にわたり、

2008年に封鎖されたテンペルホーフ国際空港を舞台に多くのメーカー、バイヤー陣で埋め尽くされた。欧米の名だたるメゾンブランドから『2nd』に馴染み深いジャパンブランドも多数参戦。

どのブースも黒山の人だかりで各社ともにセールスを伸ばし、確かな手応えを感じ取ったようだ。マイナス気温のベルリンが最も熱を帯びた4日間の模様をご覧あれ。

2013 AUTUMN & WINTER FASHION TRADESHOW IN AIRPORT BERLIN TEMPELHOF

1 4 41 4 5 2nd A p r i l  2 0 1 3

Great Germany Bread&butter Berlin

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Page 16: 2nd Mag Special: BBBerlin

こちらも2013 S/Sの新作。右/パッチワークシャツとニット。その奥に見えるのはアヅキちゃんの散歩用の手袋とリード 上/リネンシャツ。今季もリネンがキーファブリックとなる

さり気なく置かれたオブジェたち。ミ

ステリアスなのに絶対的に美しい。黄

金律は、こんなところにも隠れていた

ラウンジスペースのソファもフランクの自作

オフィススペースの先にあるラウンジスペース。フランクの好きなものが整然とディスプレイされている

1800年代製の暖炉。おそらくこの建物ができた当初から、ずっとここにあるもの。中央の装飾も美麗

窓辺に並ぶのは、60年以上前のフルーツ漬けが入ったままの瓶。フランク同様、変わったもの好きという画家の友人から購入したもの。日光を受け、それらはとてもカラフルで幻想的だった。これが今回のトイレタリーシリーズの着想のタネ

一見シンプルに見えて、その実こだわりが満載。これはフランク リーダーの服ともリンクするフィロソフィーだと思う

彼の城たるアトリエから生まれた、13 S/S新作。

New creation

「服ではないものをプロデュースしてみたくて」と手掛けたのがパーソナルケア用品。構想2年を経て、ようやく商品化。日本でも今後リリース予定だという。 ビールの匂いのするシャンプーやドイツ人ならだれもが幼少期を思い出すというホルンダーシロップの香りのボディウォッシュ、ソーセージ作りに欠かせないクミンやマジョラム、ホワイトペッパーが薫るハンドウォッシュなどをラインナップ。 1930〜'40年代の技術を使って作られたボトルや、ボタン職人が手掛けたボトルキャップ、オーストリア製のデッドストックのヒモなど、パッケージにも一家言あり。それでいて“フランク リーダー”の文字は入れていない。「ブランド名をプリントしたら売れるかもしれない。だけどボクはディテールに納得して選択してほしいんです。だからあえて名前は外しました」とフランク。

1 4 21 4 3 2nd A p r i l  2 0 1 3

Great Germany Frank Leder

138-143.indd 142-143 13/02/27 12:13

Page 17: 2nd Mag Special: BBBerlin

こちらも2013 S/Sの新作。右/パッチワークシャツとニット。その奥に見えるのはアヅキちゃんの散歩用の手袋とリード 上/リネンシャツ。今季もリネンがキーファブリックとなる

さり気なく置かれたオブジェたち。ミ

ステリアスなのに絶対的に美しい。黄

金律は、こんなところにも隠れていた

ラウンジスペースのソファもフランクの自作

オフィススペースの先にあるラウンジスペース。フランクの好きなものが整然とディスプレイされている

1800年代製の暖炉。おそらくこの建物ができた当初から、ずっとここにあるもの。中央の装飾も美麗

窓辺に並ぶのは、60年以上前のフルーツ漬けが入ったままの瓶。フランク同様、変わったもの好きという画家の友人から購入したもの。日光を受け、それらはとてもカラフルで幻想的だった。これが今回のトイレタリーシリーズの着想のタネ

一見シンプルに見えて、その実こだわりが満載。これはフランク リーダーの服ともリンクするフィロソフィーだと思う

彼の城たるアトリエから生まれた、13 S/S新作。

New creation

「服ではないものをプロデュースしてみたくて」と手掛けたのがパーソナルケア用品。構想2年を経て、ようやく商品化。日本でも今後リリース予定だという。 ビールの匂いのするシャンプーやドイツ人ならだれもが幼少期を思い出すというホルンダーシロップの香りのボディウォッシュ、ソーセージ作りに欠かせないクミンやマジョラム、ホワイトペッパーが薫るハンドウォッシュなどをラインナップ。 1930〜'40年代の技術を使って作られたボトルや、ボタン職人が手掛けたボトルキャップ、オーストリア製のデッドストックのヒモなど、パッケージにも一家言あり。それでいて“フランク リーダー”の文字は入れていない。「ブランド名をプリントしたら売れるかもしれない。だけどボクはディテールに納得して選択してほしいんです。だからあえて名前は外しました」とフランク。

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Great Germany Frank Leder

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Page 18: 2nd Mag Special: BBBerlin

っぱり。それを証明するかのよ

うに現在は25%がヴィンテージ

ファブリック、45%がデッドス

トック、残りの30%を旧い時代

の生地にインスパイアされたオ

リジナルが構成している。

 日本のユーザーになぜ受け

入れられたと思うかと問うと、

「アメリカや英国のブランドに

比べて、ドイツブランドは当時

まだ馴染みが薄く、感度の高い

カスタマーを中心に斬新に映っ

たのではないでしょうか。また

ディテールコンシャスなところ

など、ボクの行っていることと

日本のみなさんの嗜好で重なる

ところがあったのでは」と分析。

 最後に今後の展望を聞くと、

「フランク

リーダーはとても小

さなメゾンです。それを大きく

することも可能かもしれません

が、そうすればクオリティコン

トロールが難しくなります。そ

れは絶対に避けなくてはなりま

せん。ビジネスだからと無計画

な拡大路線を取るつもりはあり

ません」と答えてくれた。

 フランク

リーダーのアトリ

エは本当に居心地が良かった。

ここで作られるものが、そして

フランクのように服作りに真摯

な人が作るものが着心地が悪い

わけがない、そう素直に思える

訪問だった。

1800年代、刑務所で使われていたというデッドストックのマットレス生地(左)。「いままで見たことがないものだから、とても創造性を刺激されています」とフランク。ちなみにこれはベルリン近郊で見つけたものだとか

フランク リーダーの服に付くボタンはすべてヴィンテージ。「ボタンひとつにも、しっかりストーリーがあると信じていますので」。ただし100着の服には、その数倍のボタンが必要になり、なおかつフランクの眼鏡に叶ったものを揃えるとなると、それだけで大変な労力なのだとか

リネン100%のシャツに、ネイビーのコットンのセットアップを颯爽と合わせたフランク。いずれも2013 S/Sの新作だ

オフィススペース。チェアの後ろに見えるのは、レザーに森林柄をスクリーンプリントしたパーテーション。フランクの自作。「森の中に分け入っていくイメージです」

ロングインタビューから彼のアタマの中を探る。

Design source

ク・リーダー。本人も把握でき

ないほどの数を所有していると

いう。フランク

リーダーの服

は、すべて生地から創造される。

ドイツらしい男らしさも作品制

作の根底に置かれるもので、生

地選びも当然、その視座に立っ

て行われる。

 ただし、そのヴィンテージ生

地は都市部では、なかなか見つ

かりにくくなってきているとい

う。「12年前、ロンドンから引

き上げた理由のひとつも実はそ

れなんです」と打ち明けてくれ

ヴィンテージ生地フリーク

としても知られるフラン

た。現在はベルリン郊外やオー

ストリアなど近隣諸国を探索し

ているとか。「ありがたいこと

に世界中にファブリックに詳し

い知人がいて、出物があれば一

報もらえるようになっているん

です」とフランク。ただ、すご

いのは必ず、それがどこの国で

あろうと、本人が出向き生地を

確認するという点だ。

「フランク

リーダーにとって

ヴィンテージ生地はとても大事

なファクターです。でも最終

的に、生地は生地に過ぎません。

やはり服は、人に着てもらわな

くては意味をなしません」とき パートナーであるアヅキちゃん

(♀)用のクッションは、約100年前の小麦の運搬袋をリメイクしたもの。よく見ると、村の名前がプリントされている

3/16〜31の期間、原宿のインターナショナルギャラリー ビームスにおいて2013 S/Sの新作に、過去のアーカイブコレクションから厳選したアイテムを加え、展示、販売する「フランク リーダー ヒストリーファイル」を開催予定

Information

1 4 01 4 1 2nd A p r i l  2 0 1 3

Great Germany Frank Leder

138-143.indd 140-141 13/02/27 12:13

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っぱり。それを証明するかのよ

うに現在は25%がヴィンテージ

ファブリック、45%がデッドス

トック、残りの30%を旧い時代

の生地にインスパイアされたオ

リジナルが構成している。

 日本のユーザーになぜ受け

入れられたと思うかと問うと、

「アメリカや英国のブランドに

比べて、ドイツブランドは当時

まだ馴染みが薄く、感度の高い

カスタマーを中心に斬新に映っ

たのではないでしょうか。また

ディテールコンシャスなところ

など、ボクの行っていることと

日本のみなさんの嗜好で重なる

ところがあったのでは」と分析。

 最後に今後の展望を聞くと、

「フランク

リーダーはとても小

さなメゾンです。それを大きく

することも可能かもしれません

が、そうすればクオリティコン

トロールが難しくなります。そ

れは絶対に避けなくてはなりま

せん。ビジネスだからと無計画

な拡大路線を取るつもりはあり

ません」と答えてくれた。

 フランク

リーダーのアトリ

エは本当に居心地が良かった。

ここで作られるものが、そして

フランクのように服作りに真摯

な人が作るものが着心地が悪い

わけがない、そう素直に思える

訪問だった。

1800年代、刑務所で使われていたというデッドストックのマットレス生地(左)。「いままで見たことがないものだから、とても創造性を刺激されています」とフランク。ちなみにこれはベルリン近郊で見つけたものだとか

フランク リーダーの服に付くボタンはすべてヴィンテージ。「ボタンひとつにも、しっかりストーリーがあると信じていますので」。ただし100着の服には、その数倍のボタンが必要になり、なおかつフランクの眼鏡に叶ったものを揃えるとなると、それだけで大変な労力なのだとか

リネン100%のシャツに、ネイビーのコットンのセットアップを颯爽と合わせたフランク。いずれも2013 S/Sの新作だ

オフィススペース。チェアの後ろに見えるのは、レザーに森林柄をスクリーンプリントしたパーテーション。フランクの自作。「森の中に分け入っていくイメージです」

ロングインタビューから彼のアタマの中を探る。

Design source

ク・リーダー。本人も把握でき

ないほどの数を所有していると

いう。フランク

リーダーの服

は、すべて生地から創造される。

ドイツらしい男らしさも作品制

作の根底に置かれるもので、生

地選びも当然、その視座に立っ

て行われる。

 ただし、そのヴィンテージ生

地は都市部では、なかなか見つ

かりにくくなってきているとい

う。「12年前、ロンドンから引

き上げた理由のひとつも実はそ

れなんです」と打ち明けてくれ

ヴィンテージ生地フリーク

としても知られるフラン

た。現在はベルリン郊外やオー

ストリアなど近隣諸国を探索し

ているとか。「ありがたいこと

に世界中にファブリックに詳し

い知人がいて、出物があれば一

報もらえるようになっているん

です」とフランク。ただ、すご

いのは必ず、それがどこの国で

あろうと、本人が出向き生地を

確認するという点だ。

「フランク

リーダーにとって

ヴィンテージ生地はとても大事

なファクターです。でも最終

的に、生地は生地に過ぎません。

やはり服は、人に着てもらわな

くては意味をなしません」とき パートナーであるアヅキちゃん

(♀)用のクッションは、約100年前の小麦の運搬袋をリメイクしたもの。よく見ると、村の名前がプリントされている

3/16〜31の期間、原宿のインターナショナルギャラリー ビームスにおいて2013 S/Sの新作に、過去のアーカイブコレクションから厳選したアイテムを加え、展示、販売する「フランク リーダー ヒストリーファイル」を開催予定

Information

1 4 01 4 1 2nd A p r i l  2 0 1 3

Great Germany Frank Leder

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Page 20: 2nd Mag Special: BBBerlin

ベルリン中心部にある広大な公園、ティーアガルテンの西。旧西ドイツエリアにフランク リーダーのアトリエはある。

5年前に転居してきたという1800年代の建物。「ベルリンの街は日進月歩でイノベーションされていて、こういった物件は、いまとなってはとても貴重なんです」とフランク。

求道的でエキセントリックで、それでいて実際的。フランク リーダーを評する言葉は無限にありそうだが、彼に会って改めてわかったことがある。

それはフランクが本当に祖国ドイツを愛しているということ。

日曜日の訪問にも関わらず、またコレクションサンプル生産の最盛期にも関わらず、笑顔で応対してくれたフランクに根掘り葉掘り聞いてみた。

A man namedFrank Leder

フランク・リーダーという創造性。

ヴィンテージのボタンと生地、ともにフランク リーダーのものづくりの起点とも言えるものだ。取材時、彼はまさに2013-2014 F/Wシーズンのクリエーションを手掛けていた。後ろの黒板にガムテープ留めされているのは、まさにその源泉。貴重な瞬間を見せてもらった

1 3 81 3 9 2nd A p r i l  2 0 1 3

Great Germany Frank Leder

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Page 21: 2nd Mag Special: BBBerlin

ベルリン中心部にある広大な公園、ティーアガルテンの西。旧西ドイツエリアにフランク リーダーのアトリエはある。

5年前に転居してきたという1800年代の建物。「ベルリンの街は日進月歩でイノベーションされていて、こういった物件は、いまとなってはとても貴重なんです」とフランク。

求道的でエキセントリックで、それでいて実際的。フランク リーダーを評する言葉は無限にありそうだが、彼に会って改めてわかったことがある。

それはフランクが本当に祖国ドイツを愛しているということ。

日曜日の訪問にも関わらず、またコレクションサンプル生産の最盛期にも関わらず、笑顔で応対してくれたフランクに根掘り葉掘り聞いてみた。

A man namedFrank Leder

フランク・リーダーという創造性。

ヴィンテージのボタンと生地、ともにフランク リーダーのものづくりの起点とも言えるものだ。取材時、彼はまさに2013-2014 F/Wシーズンのクリエーションを手掛けていた。後ろの黒板にガムテープ留めされているのは、まさにその源泉。貴重な瞬間を見せてもらった

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Great Germany Frank Leder

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Page 22: 2nd Mag Special: BBBerlin

14ozのNEW SHOPの規模に圧倒

Best of select shop in Berlin

欧州にその名を轟かせるセレクトショップ「14オンス」これまでは東ベルリンのファッションタウン・ミッテ地区の本店だけだったが、

昨年、西ベルリンのファッションエリアにも新店舗をオープン。平日でも感度の高い人がたくさん集まるこのショップは、

ベルリンのファッションシーンを牽引しているといっても過言では無い。

14オンスのスタッフたちは、アメリ

カンブランドを取り入れた武骨なコ

ーディネイト。いま大人気のワーク

ブーツを履く人が多かった

お客で賑わうフロアから隔離されたVIPルームにはバーカウンターやソファが備わり落ち着いた空間ながらも重厚な雰囲気が漂っている。窓際のカウンターに置かれた赤いミルク缶には、デニムブランド「デンハム」の社長から贈られた直筆の手紙が入っている

店舗奥の2階にはVIPルームが!

店内に備わる螺旋階段は19 20年代の建築から移設したもの。見事に調和している。階段を昇り、壁沿いに続く張り出した廊下も同年代のもの

1.レッドウィングやオールデンなどのアメリカ靴から、トリッカーズなどの英国靴まで一流ブランドが並ぶシューズコーナー 2、3.老舗文具ブランドの「ミドリ」やハバーザックのアパレルなどの日本ブランドも取り扱う 4.大きな什器を占領していたのは「ナイジェル・ケーボン」。本店にはショップ・イン・ショップもあるという人気ぶり

12

4 3

挙げられるクーダム通りはドイ

ツのシャンゼリゼとも比喩され

るほど、ハイブランドの旗艦店

や高級レストランが軒を連ねる

一等地。そんな場所にベルリン

屈指のセレクトショップ「14オ

ンス」の新店舗がオープン。ち

なみにこのショップ、欧州最大

規模を誇る合同アパレル展示会

「ブレッド&バター

ベルリン」

(詳細は144ページ)の主催

西ベルリンに位置し、世界

有数の大通りのひとつに

者としても知られる超メジャー

店。「14oz S

tore haus C

u

m

b

e r

land

」としてオープンした新店

舗は、ミッテにある本店に比べ

ると敷地面積が格段に広い。店

内に足を踏み入れると、まず目

に飛び込んでくるのはデニムが

壁一面に収まった棚。ここには

ジャパンデニムも数多く並んで

いたのが印象的だった。他にも

ナイジェル・ケーボンやウール

リッチ、カナダグースといった

弊誌でもお馴染みのアウターが

目白押し。また店舗が入る建物

は旧く、店内は1920年代を

中心としたヴィンテージ什器や

内装で構成し、世界感作りにも

注力しているのが、ひしひしと

伝わってくる。ここまで作り込

んだショップは世界中でも中々

お目にかかれない。またこのク

ーダム通りですら稀有な存在と

なっている14オンスの新店舗は

ベルリンに訪れた際は絶対に行

く価値があるといえるはずだ。

14oz Store haus CumberlandKurfürstendamm 193-19410707 Berlin, Germany☎+49(0)30-889-218-14www.14oz-berlin.com

Shop Data

1 3 61 3 7 2nd A p r i l  2 0 1 3

Great Germany Best of select shop in Berlin

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Page 23: 2nd Mag Special: BBBerlin

14ozのNEW SHOPの規模に圧倒

Best of select shop in Berlin

欧州にその名を轟かせるセレクトショップ「14オンス」これまでは東ベルリンのファッションタウン・ミッテ地区の本店だけだったが、

昨年、西ベルリンのファッションエリアにも新店舗をオープン。平日でも感度の高い人がたくさん集まるこのショップは、

ベルリンのファッションシーンを牽引しているといっても過言では無い。

14オンスのスタッフたちは、アメリ

カンブランドを取り入れた武骨なコ

ーディネイト。いま大人気のワーク

ブーツを履く人が多かった

お客で賑わうフロアから隔離されたVIPルームにはバーカウンターやソファが備わり落ち着いた空間ながらも重厚な雰囲気が漂っている。窓際のカウンターに置かれた赤いミルク缶には、デニムブランド「デンハム」の社長から贈られた直筆の手紙が入っている

店舗奥の2階にはVIPルームが!

店内に備わる螺旋階段は19 20年代の建築から移設したもの。見事に調和している。階段を昇り、壁沿いに続く張り出した廊下も同年代のもの

1.レッドウィングやオールデンなどのアメリカ靴から、トリッカーズなどの英国靴まで一流ブランドが並ぶシューズコーナー 2、3.老舗文具ブランドの「ミドリ」やハバーザックのアパレルなどの日本ブランドも取り扱う 4.大きな什器を占領していたのは「ナイジェル・ケーボン」。本店にはショップ・イン・ショップもあるという人気ぶり

12

4 3

挙げられるクーダム通りはドイ

ツのシャンゼリゼとも比喩され

るほど、ハイブランドの旗艦店

や高級レストランが軒を連ねる

一等地。そんな場所にベルリン

屈指のセレクトショップ「14オ

ンス」の新店舗がオープン。ち

なみにこのショップ、欧州最大

規模を誇る合同アパレル展示会

「ブレッド&バター

ベルリン」

(詳細は144ページ)の主催

西ベルリンに位置し、世界

有数の大通りのひとつに

者としても知られる超メジャー

店。「14oz S

tore haus C

u

m

b

e r

land

」としてオープンした新店

舗は、ミッテにある本店に比べ

ると敷地面積が格段に広い。店

内に足を踏み入れると、まず目

に飛び込んでくるのはデニムが

壁一面に収まった棚。ここには

ジャパンデニムも数多く並んで

いたのが印象的だった。他にも

ナイジェル・ケーボンやウール

リッチ、カナダグースといった

弊誌でもお馴染みのアウターが

目白押し。また店舗が入る建物

は旧く、店内は1920年代を

中心としたヴィンテージ什器や

内装で構成し、世界感作りにも

注力しているのが、ひしひしと

伝わってくる。ここまで作り込

んだショップは世界中でも中々

お目にかかれない。またこのク

ーダム通りですら稀有な存在と

なっている14オンスの新店舗は

ベルリンに訪れた際は絶対に行

く価値があるといえるはずだ。

14oz Store haus CumberlandKurfürstendamm 193-19410707 Berlin, Germany☎+49(0)30-889-218-14www.14oz-berlin.com

Shop Data

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Great Germany Best of select shop in Berlin

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Page 24: 2nd Mag Special: BBBerlin

こちらは別の博物館で旧ナショナルギャラリー。ギリシア神殿のような堂々たる外観が印象的。マネやセザンヌ、仏印象派絵画コレクションを中心に名品が並ぶ

ベルリンの中心に位置する公園のティーアガルテンの東側に位置する巨大なブランデンブルグ門は、ベルリン観光ではマストで訪れたいスポット。ギリシアのアクロポリスにある前門をモデルに1791年に作られた。第二次世界大戦直後は東ベルリン側にあったが、1961年にはすぐ近くに壁が築かれ、東西分裂時代は無人地帯となっていたことも。現在は統一ドイツの象徴としてユーロコインにも刻まれている。夜はライトアップされ幻想的な雰囲気を醸し出す。ブランデンブルグ門

BRAndenburger GATE

SPOT

2

勝利の女神ヴィクトリアが率いる4頭立ての馬車が門の頂点に鎮座している。かつての軍国主義を連想させるという理由で取り外されていた時代もあった

門の前は記念撮影をする抜群のスポット。アメリカとソ連の兵士姿に扮した人と一緒に撮影することもできる

ベルリン大聖堂

BERLINER DOME

SPOT

3

ハッケンシャー・マルクト駅から徒歩10分のところにそびえ立ち、大きな青いドームが特徴のベルリン大聖堂。建造されたのは1893年〜1905年で、正面に立った時の壮大な佇まいは圧巻のひとこと。もちろん外から眺めるのもよいが、ここは絶対に入館するのがオススメ。美しい天井の大ドームやパイプオルガンが見られる。また階段でドームまで登れてベルリンの町を見渡せる。地下にはカフェやおみやげ屋も併設されている。入館料は7ユーロ。

大聖堂の内部は贅の限りを尽くしたような装飾で息を呑んでしまうほど。高さ114mに位置する大きなドームに誰しもが圧倒されてしまうはず。館内は自由に歩けるので時間があれば全部まわろう

博物館の島

MUseum sinsel

SPOT

4

博物館の島はシュプレー川の中洲にあり、先に紹介したベルリン大聖堂に隣接する。この島には19世紀から20世紀にかけて建てられた全部で5つの博物館からなり、すべてを回ると1日では足りないほど。どれか1つ選ぶならぜひペルガモン博物館に足を運びたい。中には古代ギリシア時代のゼウスの大祭壇や古代バビロニアのイシュタール門など巨大な遺跡がそっくりそのまま展示されている。なお日本語でのガイドサービスがあるのも嬉しい。

大迫力の大祭壇やミレトスの市場門、立体的なレンガで表現されたライオンのイシュタール門、また生活品なども展示され、文明の高さに驚かされる

フリーマーケット

Flea market

SPOT

5

旧いモノを大切にするカルチャーのドイツ人たちにとって、フリーマーケット(ドイツ語ではフローマルクト)は身近な存在。そのためベルリンでも土日になると至るところでフリマが開催される。服や雑貨はもちろん、ドイツらしい刃物やミニカーなども売られていることが多い。開催場所によって販売しているものにカラーがあるが、観光地では体験できない現地ならではの空気感が味わえるはず。今回は中でもオススメの2箇所にフォーカスしてみた。

I WANNA GETNICE BOOK !

VERYCONFUSION!

ティーアガルデン駅のすぐそばで開催される6月17日通りの蚤の市。洋服や雑貨が多く、バブアーやハリスツイードのジャケットも並ぶことも。また雑貨も軍モノからドアノブ(?)まで幅広い商品が売られている

博物館の島の脇で開催されるフリマは、旧東ドイツの本を中心に切手、コイン、ピンバッチなどがズラリと並ぶ。土日に博物館に行った際はついでに寄りい。祝日と重なる日は開催しない場合もある

1 3 41 3 5 2nd A p r i l  2 0 1 3

Great Germany Sightseeing

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こちらは別の博物館で旧ナショナルギャラリー。ギリシア神殿のような堂々たる外観が印象的。マネやセザンヌ、仏印象派絵画コレクションを中心に名品が並ぶ

ベルリンの中心に位置する公園のティーアガルテンの東側に位置する巨大なブランデンブルグ門は、ベルリン観光ではマストで訪れたいスポット。ギリシアのアクロポリスにある前門をモデルに1791年に作られた。第二次世界大戦直後は東ベルリン側にあったが、1961年にはすぐ近くに壁が築かれ、東西分裂時代は無人地帯となっていたことも。現在は統一ドイツの象徴としてユーロコインにも刻まれている。夜はライトアップされ幻想的な雰囲気を醸し出す。ブランデンブルグ門

BRAndenburger GATE

SPOT

2

勝利の女神ヴィクトリアが率いる4頭立ての馬車が門の頂点に鎮座している。かつての軍国主義を連想させるという理由で取り外されていた時代もあった

門の前は記念撮影をする抜群のスポット。アメリカとソ連の兵士姿に扮した人と一緒に撮影することもできる

ベルリン大聖堂

BERLINER DOME

SPOT

3

ハッケンシャー・マルクト駅から徒歩10分のところにそびえ立ち、大きな青いドームが特徴のベルリン大聖堂。建造されたのは1893年〜1905年で、正面に立った時の壮大な佇まいは圧巻のひとこと。もちろん外から眺めるのもよいが、ここは絶対に入館するのがオススメ。美しい天井の大ドームやパイプオルガンが見られる。また階段でドームまで登れてベルリンの町を見渡せる。地下にはカフェやおみやげ屋も併設されている。入館料は7ユーロ。

大聖堂の内部は贅の限りを尽くしたような装飾で息を呑んでしまうほど。高さ114mに位置する大きなドームに誰しもが圧倒されてしまうはず。館内は自由に歩けるので時間があれば全部まわろう

博物館の島

MUseum sinsel

SPOT

4

博物館の島はシュプレー川の中洲にあり、先に紹介したベルリン大聖堂に隣接する。この島には19世紀から20世紀にかけて建てられた全部で5つの博物館からなり、すべてを回ると1日では足りないほど。どれか1つ選ぶならぜひペルガモン博物館に足を運びたい。中には古代ギリシア時代のゼウスの大祭壇や古代バビロニアのイシュタール門など巨大な遺跡がそっくりそのまま展示されている。なお日本語でのガイドサービスがあるのも嬉しい。

大迫力の大祭壇やミレトスの市場門、立体的なレンガで表現されたライオンのイシュタール門、また生活品なども展示され、文明の高さに驚かされる

フリーマーケット

Flea market

SPOT

5

旧いモノを大切にするカルチャーのドイツ人たちにとって、フリーマーケット(ドイツ語ではフローマルクト)は身近な存在。そのためベルリンでも土日になると至るところでフリマが開催される。服や雑貨はもちろん、ドイツらしい刃物やミニカーなども売られていることが多い。開催場所によって販売しているものにカラーがあるが、観光地では体験できない現地ならではの空気感が味わえるはず。今回は中でもオススメの2箇所にフォーカスしてみた。

I WANNA GETNICE BOOK !

VERYCONFUSION!

ティーアガルデン駅のすぐそばで開催される6月17日通りの蚤の市。洋服や雑貨が多く、バブアーやハリスツイードのジャケットも並ぶことも。また雑貨も軍モノからドアノブ(?)まで幅広い商品が売られている

博物館の島の脇で開催されるフリマは、旧東ドイツの本を中心に切手、コイン、ピンバッチなどがズラリと並ぶ。土日に博物館に行った際はついでに寄りい。祝日と重なる日は開催しない場合もある

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Great Germany Sightseeing

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Page 26: 2nd Mag Special: BBBerlin

イーストサイドギャラリーを旧東ドイツ側から見たところ。残念ながら、こちら側は落書き感が強い

ミューレン通りに沿って壁が続き、そこにはドイツ内外のアーティストの手による思い思いのアートワークが展開されている。ユーモラスなもの、センセーショナルなもの、アート毎に考えさせられることは多い

あまりにも有名なブレジネフ元ソ連共産党書記長と

ホーネッカー元東ドイツ国家評議会議長の「兄弟の

キス」。この前でキス写真を撮るのが観光客のお約束

イーストサイドギャラリー

East Side Galleryベルリンの中心を横断するシュプレー川沿いには、いまもベルリンの壁がオープンギャラリーとして1.3㎞に渡り残されている。Sバーン(近郊電車)の主要駅のひとつ、オスト駅が最寄り

Souvenir shop

観光だって忘れずに!

Sightseeing

ベルリンと聞いて、おそらく多くの人が真っ先に連想するのが「ベルリンの壁」なのではないだろうか? 1961年8月13日、東ドイツは4m強の壁を全長155㎞に渡り築造。以降、1989年11月9日まで東西冷戦の象徴として、それは存在した。その崩壊は「ひとつのドイツ」、新しい時代の幕開けを印象付けたのだった。

ベルリンの壁

Berliner Mauer

SPOT

1

1.ベルリンの壁を真横から見たところ。厚さは15〜30㎝で、素材は硬質コンクリート 2.シュプレー川に掛かるネオゴシック様式のオーバーバウム橋。ちょうど地下鉄が通過 3.鉄扉。冷戦下、ここを通れた者は稀だったはず

123

イーストサイドギャラリーのオーバーバウム橋側にある土産物屋。壁の破片などが売られている。写真はポストカード付きで5ユーロ

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Great Germany Sightseeing

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イーストサイドギャラリーを旧東ドイツ側から見たところ。残念ながら、こちら側は落書き感が強い

ミューレン通りに沿って壁が続き、そこにはドイツ内外のアーティストの手による思い思いのアートワークが展開されている。ユーモラスなもの、センセーショナルなもの、アート毎に考えさせられることは多い

あまりにも有名なブレジネフ元ソ連共産党書記長と

ホーネッカー元東ドイツ国家評議会議長の「兄弟の

キス」。この前でキス写真を撮るのが観光客のお約束

イーストサイドギャラリー

East Side Galleryベルリンの中心を横断するシュプレー川沿いには、いまもベルリンの壁がオープンギャラリーとして1.3㎞に渡り残されている。Sバーン(近郊電車)の主要駅のひとつ、オスト駅が最寄り

Souvenir shop

観光だって忘れずに!

Sightseeing

ベルリンと聞いて、おそらく多くの人が真っ先に連想するのが「ベルリンの壁」なのではないだろうか? 1961年8月13日、東ドイツは4m強の壁を全長155㎞に渡り築造。以降、1989年11月9日まで東西冷戦の象徴として、それは存在した。その崩壊は「ひとつのドイツ」、新しい時代の幕開けを印象付けたのだった。

ベルリンの壁

Berliner Mauer

SPOT

1

1.ベルリンの壁を真横から見たところ。厚さは15〜30㎝で、素材は硬質コンクリート 2.シュプレー川に掛かるネオゴシック様式のオーバーバウム橋。ちょうど地下鉄が通過 3.鉄扉。冷戦下、ここを通れた者は稀だったはず

123

イーストサイドギャラリーのオーバーバウム橋側にある土産物屋。壁の破片などが売られている。写真はポストカード付きで5ユーロ

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Great Germany Sightseeing

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Page 28: 2nd Mag Special: BBBerlin

13時間を超えるフライトの先に見えてきたのは、自然と人の営みが共存するヨーロッパの美しい街並み。葉を落とした木々のブラウンとカラフルな屋根、そして純白の雪が見事なコントラストを描く。

ここはベルリン。

ドイツの首都でありながら決して都会すぎず、旧いものへの尊敬の念をそこここに感じ取ることができる。今回『2nd』は、そんなEUのリーダー国に初入国。

アーティスティックな作風で日本にもファンの多いフランク・リーダーの単独取材をはじめ、全世界が注目するトレードショー、ブレッド&バターのレポート。そこに集まったバイヤーやエキシビターのスナップも敢行。

静かに世界を動かす“欧州の巨人”のリアルないまに迫ってみたいと思う。

Photo/T.Tawarayama 俵山忠 Y.Higuchi 樋口勇一郎Text/T.Miura 三浦正行 S.Mishima 三島総太郎 K.Misawa 三澤和也 K.Sakamoto 坂本桂樹 A.Matsuba 松葉郁奈

Great Germany 「ド

イツ=ファッション」の図式が見えてきた。

ドーム型の屋根が目を引くこちらは、“ベルリンの原宿”とも言えるミッテ区にあるベルリン大聖堂

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Page 29: 2nd Mag Special: BBBerlin