2014年3月7日 - mlit.go.jp2014年3月7日 目次 1....

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資料1 GPS利用した観光行動 調査分析結果概要 GPS利用した観光行動調査分析結果概要 ~調査対象地域間の分析結果及びケーススタディ~ 201437

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  • 資料1

    GPSを利用した観光行動 調査分析結果概要GPSを利用した観光行動の調査分析結果概要~調査対象地域間の分析結果及びケーススタディ~

    2014年3月7日

  • 目次

    1. 観光客の旅程・出発地等に関する分析結果比較1-1. 観光客の宿泊・日帰り状況

    1-2. 観光圏内宿泊者の平均宿泊数(圏内・圏外)

    1-3. 圏内宿泊比率×圏内宿泊数(1-1と1-2のクロス分析)

    1-4. 距離帯別の観光客比率

    1-5. 距離帯別の宿泊観光客比率

    1-6. 出発地都道府県別の観光客比率

    2. 交流エリア滞在・回遊状況の分析結果比較2-1. 交流エリア滞在率

    2 2 滞在した交流エリア数別観光客比率2-2. 滞在した交流エリア数別観光客比率

    2-3. 交流エリアにおける平均滞在時間

    2-4. 滞在交流エリア数×平均滞在時間(2-2と2-3のクロス分析)

    3. 交流エリア分析3-1. 滞在交流エリア分析 ~周遊する~

    3-2. 宿泊交流エリア分析 ~泊まる~

    1

    3-3. 滞在時間分析 ~長く居る~

    2-4. 昼食・夕食・宿泊地分析 ~消費する~

  • 1. 観光客の旅程・出発地等に関する分析結果比較

    2

  • 1. 観光客の旅程・出発地等に関する分析結果比較

    1-1. 観光客の宿泊・日帰り状況

    図表中央の水色部分は全旅程の中で、他地域には宿泊しているが、観光圏内では宿泊せず日帰り観光した「他地域宿泊・観光圏日帰り 客である この層は 観光圏の魅力を向上させることで観光圏内宿泊の可能性を有していると捉える事がで観光圏日帰り」客である。この層は、観光圏の魅力を向上させることで観光圏内宿泊の可能性を有していると捉える事ができる。

    雪国観光圏は他の観光圏に比べるとこの「他地域宿泊・観光圏内日帰り観光客」の比率が低いのに対し、富良野・美瑛観光圏や佐世保・小値賀観光圏では同観光客の比率が比較的高いと言える。

    各観光圏・エリアの観光客の宿泊・日帰りの状況(年間)

    雪国観光圏は「宿泊」観光客の比率は高いが、44 3% 21 9% 33 7%

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    雪国 「他地域宿泊観光圏日帰り」の比率は低い⇒周辺地域への宿泊需要流出が少ない

    44.3%

    44.3%

    40 5%

    21.9%

    26.3%

    31 9%

    33.7%

    29.4%

    27 6%

    雪国

    福島県

    富良野・美瑛

    富良野・美瑛観光圏、佐世保・小値賀観光圏は比較的「宿泊」観光客の比率は高いが、 「他地域宿泊観光圏日帰り」の比率も高い。

    ⇒周辺地域への宿泊需要流出を取り込むこと

    40.5%

    38.3%

    36.0%

    31.9%

    31.3%

    29.6%

    27.6%

    30.4%

    34.4%

    富良野 美瑛

    佐世保・小値賀

    阿蘇くじゅう⇒周辺地域への宿泊需要流出を取り込むことで、域内消費額増加等を図る事が有望

    35.0%

    30.8%

    29.8%

    26.1%

    35.2%

    43.0%

    八ヶ岳

    富士山エリア

    29.9% 29.8% 40.3%にし阿波・剣山

    宿泊 他地域宿泊観光圏内日帰り 日帰り

  • 1. 観光客の旅程・出発地等に関する分析結果比較

    1-1. 観光客の宿泊・日帰り状況

    阿蘇くじゅう観光圏は夏季と冬季で宿泊・日帰りパターンの変化が少ない。一方、富良野・美瑛観光圏は、夏季は他地域宿泊観光圏内日帰りの割合が多くなり 冬季は少なくなる泊観光圏内日帰りの割合が多くなり、冬季は少なくなる。

    ここから、観光客は、夏は他地域への訪問・宿泊と併せてより広域の観光行動を行っていることが示唆される。冬は、交通の便が悪い中で来訪するだけに、富良野目的で来訪して外部流出せずに富良野に留まり宿泊するか、そのまま日帰りするか、二極化する傾向が示唆される。

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    各観光圏・エリアの観光客の宿泊・日帰りの状況(夏季、冬季別)

    阿蘇くじゅう観光圏

    42.0%

    37.3%

    23.1%

    25.7%

    35.0%

    37.0%

    12,1,2月

    7,8,9月

    富良野・美瑛観光圏に比べると、夏季と冬季で違いが少ないと言える。

    宿泊 他地域宿泊 観光圏内は日帰り 日帰り

    富良野・美瑛観光圏

    38.1% 34.3% 27.6%

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    7,8,9月

    富良野・美瑛観光圏

    富良野・美瑛観光圏は、夏は他地域と併せた広域観光の一目的地として選ばれる。交通の便が悪い冬季は 富良野 美瑛のみを目的とし

    50.8% 17.1% 32.2%12,1,2月

    宿泊 他地域宿泊 観光圏内は日帰り 日帰り 4

    便が悪い冬季は、富良野・美瑛のみを目的とした行程が組まれる傾向が強いと推測される。

  • 1. 観光客の旅程・出発地等に関する分析結果比較

    1-1. 観光客の宿泊・日帰り状況

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    秋季(9,10,11月)春季(3,4,5月)

    43.5%

    41.7%

    37.6%

    15.8%

    24.9%

    25.7%

    40.7%

    33.4%

    36.7%

    佐世保・小値賀

    雪国

    富良野・美瑛

    42.7%

    41.9%

    41.9%

    26.5%

    19.6%

    29.3%

    30.8%

    38.5%

    28.9%

    佐世保・小値賀

    雪国

    富良野・美瑛

    33.6%

    32.6%

    31.7%

    28 9%

    26.9%

    25.5%

    25.6%

    21 6%

    39.5%

    41.9%

    42.7%

    49 5%

    阿蘇くじゅう

    八ヶ岳

    にし阿波・剣山

    富士山

    34.2%

    33.5%

    26.1%

    31 5%

    26.0%

    27.2%

    29.1%

    21 7%

    39.8%

    39.3%

    44.8%

    46 8%

    阿蘇くじゅう

    八ヶ岳

    にし阿波・剣山

    富士山28.9%

    53.6%

    21.6%

    15.5%

    49.5%

    30.9%

    富士山

    福島県

    宿泊 他地域宿泊 観光圏内は日帰り 日帰り

    31.5%

    57.3%

    21.7%

    15.3%

    46.8%

    27.4%

    富士山

    福島県

    宿泊 他地域宿泊 観光圏内は日帰り 日帰り

    冬季(12,1,2月)夏季(6,7,8月)

    47.7%

    46.2%

    37.5%

    17.7%

    25.3%

    25.7%

    34.5%

    28.5%

    36.7%

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    佐世保・小値賀

    雪国

    富良野・美瑛

    50.8%

    47.0%

    44 2%

    17.1%

    24.5%

    14 0%

    32.2%

    28.5%

    41 8%

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    佐世保・小値賀

    雪国

    富良野・美瑛

    37.3%

    37.0%

    32.5%

    25.5%

    35.0%

    27.4%

    37.2%

    28.0%

    40.1%

    富良野 美瑛

    阿蘇くじゅう

    八ヶ岳

    にし阿波・剣山

    44.2%

    42.0%

    35.8%

    34.6%

    14.0%

    23.1%

    21.1%

    24.1%

    41.8%

    35.0%

    43.1%

    41.3%

    富良野 美瑛

    阿蘇くじゅう

    八ヶ岳

    にし阿波・剣山

    5

    35.7%

    57.6%

    21.0%

    15.3%

    43.3%

    27.0%

    富士山

    福島県

    宿泊 他地域宿泊 観光圏内は日帰り 日帰り

    32.9%

    61.3%

    20.1%

    13.0%

    47.0%

    25.7%

    富士山

    福島県

    宿泊 他地域宿泊 観光圏内は日帰り 日帰り

  • 1. 観光客の旅程・出発地等に関する分析結果比較

    1-2. 観光圏内宿泊者の平均宿泊数(圏内・圏外)

    富良野・美瑛観光圏は、夏季は観光圏外宿泊数の方が多く、冬季は観光圏内で宿泊しあまり外部に流出しない。

    考えられる理由としては、富良野・美瑛観光圏では、夏はラベンダー畑等に代表されるように広域観光の一スポットとして他の観光地域とも併せて観光客が訪れるからではないか。

    一方、同じくスキー場をもつ雪国観光圏では、夏季、冬季間に圏内外宿泊数の変動はあまりない。雪国観光圏は、首都圏からの交通の便は良いが、観光圏から他の観光地域への交通の接続は悪く、観光圏内に留まる人が多いと考えられる。

    各観光圏内宿泊者の年間平均宿泊数(圏内・圏外)

    からの交通の便は良いが、観光圏から他の観光地域 の交通の接続は悪く、観光圏内に留まる人が多いと考えられる。

    3.0 圏外宿泊

    (泊)

    2 73

    観光圏外宿泊数1.22 2 0

    2.5 

    圏外宿泊

    圏内宿泊2.35

    2.21

    2.73

    2.34

    2.012.13

    1.96

    2.14

    観光圏外宿泊数

    (旅程内で圏内宿泊が有る者のみの平均泊数)

    0.74 0.88 

    0.56  0.70  0.87  0.62 

    0.64 

    1.5 

    2.0 

    観光圏内宿泊数

    (旅程内で圏内宿泊が有る者のみの平均泊数)

    1.61  1.51  1.46  1.46  1.44 1.27  1.34 

    1.57 

    0.5 

    1.0 

    6観光圏内宿泊数長 短

    0.0 にし阿波 富良野・美瑛 佐世保・小値賀 雪国 八ヶ岳 阿蘇くじゅう 富士山 福島県

  • 1. 観光客の旅程・出発地等に関する分析結果比較

    1-2. 観光圏内宿泊者の季節別平均宿泊数(圏内・圏外)

    秋季(9,10,11月)春季(3,4,5月)

    0.71 0.77 

    0.86 0.69 

    0 52

    0.58 2.0 

    3.0 

    圏外宿泊

    圏内宿泊

    (泊)

    2.27 2.45

    2.34

    2.10

    1.932.12

    1.97

    2.17

    1.26 2.0 

    3.0 

    圏外宿泊

    圏内宿泊

    (泊)

    2.67

    2.162.21

    1.98

    1.84

    2.031.87

    2.02

    1.98  1.86 1.58  1.57  1.55 

    1.36  1.43 

    1.87 

    0.52  0.83  0.61 

    1.0 

    1.41  1.39  1.34  1.32  1.29  1.19  1.27 1.42 

    0.77  0.87 0.66 

    0.55  0.84  0.60 0.60 

    1.0 

    冬季(12 1 2月)夏季(6 7 8月)

    0.0 にし阿波 富良野・美瑛 佐世保・小値賀 八ヶ岳 雪国 阿蘇くじゅう 富士山 福島県

    0.0 富良野・美瑛 にし阿波 佐世保・小値賀 八ヶ岳 雪国 阿蘇くじゅう 富士山 福島県

    冬季(12,1,2月)夏季(6,7,8月)

    1 54

    3.0 

    圏外宿泊

    圏内宿泊

    (泊)

    2.302.13

    2.35

    2.21

    2.93

    2.231.98

    2.26 0.71 0.77 

    0 58

    3.0 

    圏外宿泊

    圏内宿泊

    (泊)

    2.68 2.64

    2.44

    2.26

    2.082.19

    2.04

    2.45

    0.78 0.63 

    0.88  0.74 

    1.54 

    0.92 0.63 

    0.72 

    1.0 

    2.0 

    1.98  1.86 1 58 1 57 1 55

    1.87 

    0.86 0.69 

    0.52  0.83  0.61 

    0.58 

    1.0 

    2.0 

    7

    1.51  1.50  1.47  1.47  1.39  1.31  1.34 1.54 

    0.0 にし阿波 雪国 佐世保・小値賀 八ヶ岳 富良野・美瑛 阿蘇くじゅう 富士山 福島県

    1.58  1.57  1.55 1.36  1.43 

    0.0 にし阿波 富良野・美瑛 佐世保・小値賀 八ヶ岳 雪国 阿蘇くじゅう 富士山 福島県

  • 1. 観光客の旅程・出発地等に関する分析結果比較

    1-3. 圏内宿泊比率×圏内宿泊数(1-1と1-2のクロス分析)

    一般的に、宿泊観光客は域内消費額が高額となり、地域経済への貢献の観点からは、宿泊観光客の割合を増やすこと、さらに平均宿泊数を増やすことが重要となるらに平均宿泊数を増やすことが重要となる。

    雪国観光圏や、富良野・美瑛観光圏は8観光圏・エリアの中では宿泊数・宿泊者率ともに高くなっている。にし阿波~剣山・吉野川観光圏は宿泊者の比率は比較的低い反面、宿泊者の平均宿泊は長いという特徴を有している。

    平均圏内宿泊比率×平均圏内宿泊数の相関グラフ(年間)

    福島県全域

    観光圏内

    1.7泊

    1.6泊にし阿波~剣山・吉野川

    宿泊者の圏内平

    1.4泊

    1.5泊雪国

    富良野・美瑛

    佐世保・小値賀

    八ヶ岳

    富平均宿泊数

    1.3泊

    阿蘇くじゅう

    富士山エリア

    1.2泊地域経済への貢献という観点からは、右上に上

    がっていくことが望ましい。

    8全観光客のうち圏内宿泊者数の比率

    25% 30% 35% 40% 45%0泊0%

  • 1. 観光客の旅程・出発地等に関する分析結果比較

    1-4. 距離帯別の観光客比率

    各観光圏・エリアを訪れる観光客を、出発地からの距離帯別に整理・比較したものが下図表である。

    ほとんどの観光圏・エリアは250km圏内を出発地とする観光客の比率が8割以上となっている。その中で、富良野・美瑛観光圏のみは、首都圏や近畿圏が遠方に位置することもあり、より広域から観光客を集めていることが窺える。

    各観光圏・エリアの距離帯別観光客比率

    観光圏・エリア名

    距離帯別観光客比率

    備考100km未満

    100~250km

    250~500km

    500~750km

    750~1,000km

    1,000km以上

    富 美瑛50 4% 18 3% 0 7% 1 5% 16 2% 13 0% 近隣からの観光客に加え約750~1 000kmの距離にある首都圏

    富良野・美瑛50.4%

    (50.4%)18.3%(68.7%)

    0.7%(69.4%)

    1.5%(70.9%)

    16.2%(87.0%)

    13.0%(100%)

    近隣からの観光客に加え約750 1,000kmの距離にある首都圏からの観光客が多い

    雪国34.6%

    (34.6%)61.8%(96.5%)

    2.6%(99.1%)

    0.5%(99.6%)

    0.4%(100%)

    0.0%(100%)

    100~250kmの距離にある首都圏からの多くの観光客が訪れている

    八ヶ岳46.7%

    (46 7%)47.9%(94 6%)

    4.3%(98 9%)

    0.5%(99 4%)

    0.6%(99 9%)

    0.1%(100%)

    東京23区の大部分が含まれる100~250km、及び東京都西部や神奈川県西部が含まれる100km圏内からの観光客が多い(46.7%) (94.6%) (98.9%) (99.4%) (99.9%) (100%) 神奈川県西部が含まれる100km圏内からの観光客が多い

    にし阿波62.2%

    (62.2%)27.5%(89.7%)

    4.1%(93.8%)

    5.8%(99.6%)

    0.1%(99.8%)

    0.2%(100%)

    大阪等の阪神圏が含まれる100~250km圏よりも、四国東部・中部及び岡山市等が含まれる100km圏内からの観光客が多い

    佐世保・小値賀42.8%

    (42.8%)35.2%(78.0%)

    4.4%(82.4%)

    7.7%(90.1%)

    7.2%(97.3%)

    2.7%(100%)

    福岡市・長崎市等が含まれる100km圏内、及びその他九州の大部分と山口県が含まれる100~250km圏からの観光客が多い(42.8%) (78.0%) (82.4%) (90.1%) (97.3%) (100%) 部分と山口県が含まれる100 250km圏からの観光客が多い

    阿蘇くじゅう59.9%

    (59.9%)26.1%(86.0%)

    5.9%(91.9%)

    2.5%(94.4%)

    5.2%(99.6%)

    0.4%(100%)

    観光客の8割以上が九州地方内から訪れている。その他、近畿圏、首都圏から各5%程度の観光客が訪れている。

    富士山エリア65.9%

    (65.9%)26.3%(92.2%)

    6.0%(98.2%)

    0.8%(99.1%)

    0.8%(99.9%)

    0.1%(100%)

    9割以上が、首都圏・中京圏が位置する250km圏内からの観光客。関西以西・北関東より北の地域からの観光客の比率は低い。

    9

    福島県全域23.4%

    (23.4%)66.1%(89.5%)

    7.6%(97.2%)

    1.9%(99.1%)

    0.7%(99.7%)

    0.3%(100%)

    100~250kmの距離にある首都圏からの多くの観光客が訪れている

    ※( )内の数値は累計比率 累積比率80%ライン

  • 1. 観光客の旅程・出発地等に関する分析結果比較

    1-5. 距離帯別の宿泊観光客比率

    一般的に域内消費額が高額で域内産業への効果が大きい宿泊観光客が、どの距離帯から観光圏に訪れているかを整理したのが下図表であるしたのが下図表である。

    日帰り観光客を含めた観光客総数(前頁)と同様の傾向を示すものの、ほぼ全観光圏・エリアで日帰り観光客が多い100km圏内からの比率が低下する。

    各観光圏・エリアの距離帯別宿泊観光客比率

    観光圏・エリア名

    距離帯別観光客比率

    備考100km未満

    100~250km

    250~500km

    500~750km

    750~1,000km

    1,000km以上

    34 2% 19 3% 0 7% 1 8% 22 7% 21 3% 観光客総数に比べ 近畿圏を含む750~1 000km圏から富良野・美瑛

    34.2%(34.2%)

    19.3%(53.5%)

    0.7%(54.2%)

    1.8%(56.0%)

    22.7%(78.7%)

    21.3%(100%)

    観光客総数に比べ、近畿圏を含む750~1,000km圏からの宿泊観光客の比率が高くなっている。

    雪国20.8%

    (20.8%)73.6%

    (94.4%)4.0%

    (98.4%)0.8%

    (99.2%)0.7%

    (99.9%)0.1%

    (100%)100~250kmの距離にある首都圏からの宿泊観光客の比率が7割を超え、圧倒的に高くなっている。

    八 岳27.3% 64.1% 6.8% 0.6% 1.0% 0.1%

    観光客総数では100km圏内と100~250km圏内がほぼ同率であ たが 宿泊観光客では100 250k 圏内の比率八ヶ岳 27.3%

    (27.3%)64.1%

    (91.5%)6.8%

    (98,.3%)0.6%

    (98.9%)1.0%

    (99.9%)0.1%

    (100%)率であったが、宿泊観光客では100~250km圏内の比率が倍以上の6割強を占める

    にし阿波49.2%

    (49.2%)38.2%

    (87.4%)5.3%

    (92.7%)7.0%

    (99.7%)0.1%

    (99.8%)0.2%

    (100%)宿泊観光客についても100km圏内の比率が高い。

    51 2% 20 3% 5 7% 10 2% 10 5% 2 1% 8観光圏・エリアで唯一 100km圏内からの宿泊観光客比佐世保・小値賀

    51.2%(51.2%)

    20.3%(71.5%)

    5.7%(77.1%)

    10.2%(87.3%)

    10.5%(97.9%)

    2.1%(100%)

    8観光圏 エリアで唯 、100km圏内からの宿泊観光客比率が、同圏内からの観光客総数比率を上回っている。

    阿蘇くじゅう43.4%

    (43.4%)33.9%

    (77.3%)9.6%

    (86.8%)4.4%

    (91.2%)8.2%

    (99.4%)0.6%

    (100%)大阪・岡山等が含まれる250~500km圏内からの宿泊観光客の比率も約1割程度と比較的高くなっている。

    富士山エリア57.4% 30.4% 9.7% 1.1% 1.2% 0.2% 観光客総数と同様に、100km圏内の比率が8観光圏・エリ

    10

    富士山エリア(57.4%) (87.8%) (97.4%) (98.6%) (99.8%) (100%) ア中で最も高くなっている。

    福島県全域14.9%

    (14.9%)68.9%

    (83.8%)12.0%

    (95.8%)2.9%

    (98.7%)0.9%

    (99.6%)0.4%

    (100%)100~250kmの距離にある首都圏からの宿泊観光客の比率が約7割程度で、圧倒的に高くなっている。

    ※( )内の数値は累計比率累積比率80%ライン

  • 1. 観光客の旅程・出発地等に関する分析結果比較

    1-6. 出発地都道府県別の観光客比率

    近隣(100km圏内)および大都市圏からの観光客が多いことを踏まえ、3大都市圏からの観光客比率、3大都市圏外で最も来訪が多い都道府県からの観光客割合を分析したのが下図表である来訪が多い都道府県からの観光客割合を分析したのが下図表である。

    にし阿波、佐世保、阿蘇くじゅうは近隣県からの来訪者が多く、近畿より東に所在する観光圏は首都圏からの来訪が半数を占めることが明らかとなった

    観光圏名 同一道県内3大都市圏・同一道県外で最も観光客が多い

    都道府県(※)

    3大都市圏首都圏

    (東京,神奈川,千葉,埼玉)中京圏(愛知)

    近畿圏(京都,大阪,兵庫)

    富良野・美瑛 69% 茨城:0.8% 13.3% 1.7% 5.5%

    雪国 36.8%新潟:22.6%群馬:11.5%長野:2.7%

    茨城:2.2% 52.4% 0.7% 0.9%

    八ヶ岳 33.3% 山梨:20.0%長野:13.3% 群馬:5.1% 44.7% 4.5% 2.8%長野:13.3%

    にし阿波~剣山・吉野川

    31.1% 香川:18.2% 5.4% 1.3% 19.1%

    佐世保・小値賀 27.5% 福岡:28.0% 6.9% 1.6% 4.6%

    阿蘇くじ う 51 5%熊本:32.8%宮崎 6 6% 福岡 22 2% 4 3% 1 2% 4 1%阿蘇くじゅう 51.5% 宮崎:6.6%大分:12.2%

    福岡:22.2% 4.3% 1.2% 4.1%

    富士山エリア 23.9% 山梨:9.4%静岡:21.7% 長野:1.9% 55.0% 4.8% 3.4%

    福島県全域 - 宮城:13.3% 40.2% 1.0% 2.2%福島県全域 宮城 3 3% 0 % 0% %

    にし阿波、佐世保、阿蘇くじゅうでは、観光客の多くが、近隣県から来訪する。

    近畿より東に所在する観光圏は東京を中心とした首都圏からの観光客が約半数を占める。

    11

  • 富良野・美瑛観光圏

    凡例

    雪国観光圏

    出発地の割合別に以下のように色分け

    阿蘇くじゅう観光圏20%以上

    10~20%未満

    5~10%未満

    1~5%未満

    阿蘇くじゅう観光圏

    1 5%未満

    八ヶ岳観光圏 にし阿波~剣山・吉野川観光圏

    阿蘇くじゅう観光圏 阿蘇くじゅう観光圏

    12

  • 阿蘇くじゅう観光圏佐世保・小値賀観光圏

    凡例

    出発地の割合別に以下のように色分け

    阿蘇くじゅう観光圏阿蘇くじゅう観光圏20%以上

    10~20%未満

    5~10%未満

    1~5%未満1 5%未満

    福島県全域富士山エリア

    阿蘇くじゅう観光圏阿蘇くじゅう観光圏

    13

  • 2. 交流エリア滞在・回遊状況の分析結果比較

    14

  • 2.交流エリア滞在・回遊状況の分析結果比較

    2-1. 交流エリア滞在率過半数の観光客が滞在する交流エリアはないが、富士山エリアは比較的一極集中型のエリアであることが窺える。

    富良野・美瑛観光圏、雪国観光圏、佐世保・小値賀観光圏のように、3箇所ないし2箇所に集中する傾向のある観光圏がみられる。

    1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 12位 13位 14位

    交流滞在率順位 交流エリア訪問せず

    観光圏・エリア名

    一方、阿蘇くじゅう観光圏では観光客が分散する傾向にある。なお、福島県は他の観光圏・エリアよりも対象範囲が広いため分散傾向が強い。

    八ヶ岳観光圏、阿蘇くじゅう観光圏では、交流エリアを訪問せず、その他のエリアに滞在する観光客の比率が3割超と高くなっている。交流エリア滞在率 :30%超

    1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 12位 13位 14位

    富良野 美瑛 中富良野 麓郷・山部東山 上富良野 白金温泉 占冠 トマム かなやま湖・幾寅 十勝岳温泉

    47.0% 35.5% 31.9% 25.5% 14.1% 11.9% 10.6% 10.4% 8.0% 5.3% 3.2%六日町 湯沢温泉 水上温泉 上毛高原 苗場・かぐら 十日町 湯之谷温泉郷 猿ヶ京温泉

    津南温泉・松山温泉

    秋山郷キャンピアグリーン

    30.2% 30.2% 18.7% 13.5% 13.4% 8.1% 7.4% 6.5% 3.2% 1.5% 0.8% 7.3%

    富良野・美瑛

    雪国

    訪問せず名

    30.2% 30.2% 18.7% 13.5% 13.4% 8.1% 7.4% 6.5% 3.2% 1.5% 0.8% 7.3%小海線沿線滞在促進(清

    里・大泉)

    小海線沿線滞在促進(小

    渕沢)

    北杜市・歴史と名水の里

    交流

    北杜市・八ヶ岳横断歩道

    交流

    三代校舎ふれあいの里・

    ひまわり畑とフラワーセン

    ター

    富士見町・入笠山交流 富士見高原滞在促進原村ペンショ ンビレッジ・

    8つの頂き増富温泉郷滞在促進

    オオムラサキ・神代桜とこ

    めの郷交流

    27.2% 25.9% 11.1% 8.6% 6.1% 4.4% 4.0% 3.4% 3.4% 2.1% 31.9%脇町 阿波池田 大歩危・にしいや かずら橋

    吉野川ハイウェイオアシス

    剣山 美馬町 穴吹 貞光 井川 落合集落

    27.2% 22.4% 22.2% 20.7% 12.1% 9.5% 7.2% 7.1% 7.0% 3.7% 2.5%

    八ヶ岳

    にし阿波% % % % % % % % % % %

    ハウステンボス佐世保中心市街地

    南九十九島 針尾島 吉井・世知原 江迎 三川内小佐々・鹿町・相浦

    小値賀 宇久島 黒島

    45.2% 42.7% 16.9% 3.7% 2.7% 2.1% 1.7% 1.5% 1.5% 0.8% 0.2%南阿蘇 黒川温泉 阿蘇山上 阿蘇駅周辺 高千穂郷 阿蘇神社門前町 阿蘇内牧温泉 高森商店街 宮原商店街 竹田城下町 杖立温泉

    18.0% 13.0% 11.8% 9.6% 9.6% 8.4% 5.7% 5.7% 4.6% 3.2% 1.8% 35.9%

    佐世保・小値賀

    阿蘇くじゅう

    河口湖・河口浅間神社

    山中湖本栖湖・精進湖・西湖

    サファリパーク・こどもの国

    風穴、ふじてんスノーリゾート

    忍野八海人穴富士講遺跡・白糸ノ滝

    富士山本宮・山宮・村山・浅間神社

    冨士浅間神社山頂の信仰遺跡群

    御殿場

    41.2% 13.3% 11.7% 11.3% 10.7% 9.3% 8.5% 7.9% 3.4% 2.4% 1.3% 16.3%会津若松中心 猪苗代 大内宿 喜多方市街 東山温泉 南会津 西会津 芦ノ牧温泉 柳津・三島 尾瀬・檜枝岐温泉

    23.2% 14.9% 8.5% 7.1% 6.1% 3.8% 3.7% 2.3% 2.0% 1.2%会津

    富士山エリア

    磐梯高原 南湖公園 磐梯熱海温泉 はたけんぼ 飯坂温泉 土湯 霞ヶ城 高湯温泉 荒川 三春 ルネサンス棚倉 岳温泉 母畑・石川温泉 あぶくま洞

    11.1% 8.9% 5.2% 4.7% 4.0% 3.7% 3.2% 3.2% 3.1% 3.0% 2.4% 2.0% 1.8% 1.6%小名浜 ハワイアンズ 原ノ町 いわき湯本 被災 夏井川渓谷

    8.9% 7.1% 4.7% 4.3% 1.4% 0.4%

    中通り

    浜通り 15

  • 2.交流エリア滞在・回遊状況の分析結果比較

    2-2. 滞在した交流エリア数別観光客比率

    佐世保・小値賀観光圏は、平均滞在エリア数が1.19であり、8割超の観光客の滞在エリア数が1箇所に留まることから1つの交流エリア の直行直帰型観光客が多いことが窺える交流エリアへの直行直帰型観光客が多いことが窺える。

    「2-1.交流エリア滞在率」とあわせて考えると、ハウステンボス、あるいは佐世保中心市街地への直行直帰型が多くを占めるものと推察される。

    一方、富良野・美瑛観光圏は、平均滞在エリア数が唯一2を超えており、滞在エリア数にもばらつきがあることから、複数の方、富良野 美瑛観光圏は、平均滞在エリア数が唯 2を超えており、滞在エリア数にもばらつきがあることから、複数の交流エリアを周遊する観光客が多いことが窺える。

    滞在した交流数別観光客比率

    1箇所 2箇所 3箇所4箇所以

    滞在交流エリア数別観光客比率平均滞在エリア数

    観光圏・エリア名

    最大富良野・美瑛 2.08 39.2% 31.4% 17.5% 12.0%雪国 1.44 63.8% 29.5% 5.6% 1.0%八ヶ岳 1.41 68.0% 24.0% 6.6% 1.3%にし阿波 1 42 66 6% 26 4% 5 8% 1 1%

    最大

    にし阿波 1.42 66.6% 26.4% 5.8% 1.1%佐世保・小値賀 1.19 83.4% 14.3% 2.2% 0.1%阿蘇くじゅう 1.43 67.7% 23.8% 6.7% 1.7%富士山エリア 1.45 68.9% 21.2% 7.2% 2.7%

    最小

    16

    福島県 1.57 64.3% 21.9% 8.5% 5.3%

    累計8割ライン

  • 2.交流エリア滞在・回遊状況の分析結果比較

    2-3. 交流エリアにおける平均滞在時間スキー場(トマム、苗場・かぐらなど)、温泉地(十勝岳温泉、増富温泉卿~など)、離島(宇久島、小値賀)では、平均滞在時間が長い傾向にある。

    阿蘇・くじゅう観光圏は平均滞在時間が2時間26分であり、最も長い竹田城下町でも3時間10分と、1箇所あたりの滞在時間が他の観光圏と比し

    交流エリア別平均滞在時間1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 11位 12位 13位 14位

    平均滞在時間観光圏・エリア

    ゅ 長て短い傾向にある。また、富良野・美瑛観光圏や福島県会津地域も比較的平均滞在時間が短い。

    交流エリアにおける平均滞在時間 :5時間超

    トマム 十勝岳温泉 富良野 上富良野 かなやま湖・幾寅 白金温泉 美瑛 中富良野 麓郷・山部東山 占冠

    2:52 7:15 6:34 3:28 3:19 2:55 2:17 2:16 2:01 1:43 1:37苗場・かぐら

    キャンピアグリーン

    湯沢温泉 水上温泉 六日町 十日町 秋山郷津南温泉・松山温泉

    猿ヶ京温泉 湯之谷温泉郷 上毛高原

    5:20 8:23 7:32 5:45 5:31 5:28 4:11 4:03 3:39 3:38 3:36 3:20三代校舎ふれあいの里

    富良野・美瑛

    雪国最長

    増富温泉郷滞在促進 富士見町・入笠山交流 富士見高原滞在促進小海線沿線滞在促進(清

    里・大泉)

    北杜市・八ヶ岳横断歩道

    交流

    原村ペンショ ンビレッジ・

    8つの頂き

    小海線沿線滞在促進(小

    渕沢)

    三代校舎ふれあいの里・

    ひまわり畑とフラワーセン

    ター

    北杜市・歴史と名水の里

    交流

    オオムラサキ・神代桜とこ

    めの郷交流

    3:52 5:11 4:42 4:22 4:18 3:52 3:47 3:33 3:08 3:04 2:55井川 穴吹 剣山 落合集落 美馬町 阿波池田 脇町 貞光 大歩危・にしいや

    吉野川ハイウェイオアシス

    かずら橋

    3:00 5:21 4:17 4:15 4:02 3:53 3:33 3:33 2:57 1:59 1:57 1:33にし阿波

    八ヶ岳

    宇久島 小値賀 黒島 ハウステンボス 吉井・世知原小佐々・鹿町・相浦

    江迎 南九十九島 三川内佐世保中心市街地

    針尾島

    3:54 10:09 9:41 6:51 5:17 4:12 4:02 3:09 2:50 2:36 2:29 2:22竹田城下町 南阿蘇 黒川温泉 宮原商店街 高千穂郷 高森商店街 阿蘇内牧温泉 阿蘇神社門前町 杖立温泉 阿蘇駅周辺 阿蘇山上

    2:26 3:10 3:09 2:51 2:37 2:34 2:30 2:30 2:08 1:59 1:38 1:21パ 湖 浅 信仰遺跡 富士山本宮 山 本栖湖 精進湖 穴富 講遺跡 穴

    佐世保・小値賀

    阿蘇くじゅう最短

    サファリパーク・こどもの国

    山中湖河口湖・河口浅間神社

    山頂の信仰遺跡群

    御殿場富士山本宮・山宮・村山・浅間神社

    冨士浅間神社本栖湖・精進湖・西湖

    人穴富士講遺跡・白糸ノ滝

    風穴、ふじてんスノーリゾート

    忍野八海

    3:42 4:57 4:30 4:16 4:02 3:48 3:44 3:14 2:50 2:45 2:32 1:53尾瀬・檜枝岐温泉 南会津 会津若松中心 猪苗代 柳津・三島 西会津 東山温泉 大内宿 喜多方市街 芦ノ牧温泉

    2:41 6:11 3:22 3:00 2:44 2:29 2:25 2:12 2:09 2:07 2:05

    富士山エリア

    会津

    磐梯高原 ルネサンス棚倉 南湖公園 はたけんぼ 母畑・石川温泉 荒川 飯坂温泉 霞ヶ城 岳温泉 磐梯熱海温泉 高湯温泉 土湯 三春 あぶくま洞

    3:08 4:10 4:01 3:28 3:25 3:18 3:13 2:59 2:54 2:27 2:25 2:08 2:02 1:56 1:53ハワイアンズ 原ノ町 被災 いわき湯本 夏井川渓谷 小名浜

    3:43 5:33 3:58 3:37 3:00 2:46 2:26浜通り

    中通り

    17

  • 2.交流エリア滞在・回遊状況の分析結果比較

    2-4. 滞在交流エリア数×平均滞在時間(2-2と2-3のクロス分析)

    滞在エリア数:少、交流時間:長 滞在エリア数:多、交流時間:長

    該当する観光圏なし

    雪国

    5.0

    5.5長←

    特定の交流エリアに長期滞在する傾向が強い観光圏。訪問率の高い交流エリアから訪問率の低い交流エリアへの誘客を図る仕組み構築が望まれる。

    滞在する交流エリアが多く、かつ各エリアの滞在時間も長い観光圏。滞在交流型のモデルとなり得る。

    観光圏なし

    八 岳4.0

    4.5

    平均滞在時間 八ヶ岳

    佐世保・小値賀富士山エリア3.5

    4.0間(単位:時

    富良野・美瑛

    にし阿波

    阿蘇くじゅう

    福島県

    2.5

    3.0間)

    2.01.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2

    少← 平均滞在交流エリア数 →多多くの交流エリアを巡る仕組みは

    来 個

    滞在エリア数:少、交流時間:短 滞在エリア数:少、交流時間:長0.00.0

    出来ている一方で、個別エリアの滞在時間が短い観光圏。個別エリアの観光コンテンツ拡充による滞在時間の長期化が望まれる。

    滞在交流型の観光地を目指す上で、課題を抱える観光圏

    18

  • 3. 交流エリア分析

    19

  • 3 .交流エリア分析 :ケーススタディ

    ケーススタディ: 4つの切り口から観光客の行動特性を分析し、有効な打ち手を考える

    滞在交流型観光圏を実現するため、明らかになった観光圏の特徴を基に、有効な打ち手を導出することが求められる。

    観光圏内を周遊する観光客の行動特性から、「観光圏を牽引する交流エリア」「特徴的な滞在パターン」「滞在交流型に寄与していない交流エリア」等を明らかにすることが有効である。

    そこで、観光圏の発展に寄与する4つの観光行動=“1.より多くのエリアを周遊する”、“2.より長く泊まる”、“3.より長く居る”、“4 より多く消費する”を切り口として、交流エリア間の観光行動特性を分析する。

    1 周遊する 2 泊まる

    る 、 4.より多く消費する を切り口として、交流エリア間の観光行動特性を分析する。

    1.周遊する 2.泊まる

    → 滞在交流エリア分析 → 宿泊交流エリア分析滞在交流エリア分析 宿泊交流エリア分析

    4.消費する3.長く居る

    20

    → 滞在時間分析 → 昼食・夕食・宿泊地分析

  • 3 .交流エリア分析 :ケーススタディ八ヶ岳観光圏

    (参考)八ヶ岳観光圏 交流エリア

    交流エリア 滞在者数

    小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉) 1,067,109

    小海線沿線滞在促進地区(小淵沢) 1,018,488北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区 437,828北杜市・歴史と名水の里交流地区 336,992

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    238,572

    富士見高原滞在促進地区 174,479

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き 159 004

    21

    原村 ンションビレッジ 8つの頂き 159,004

    富士見町・入笠山交流地区 134,542

    増富温泉郷滞在促進地区 132,092

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷交流地区 80,562

  • 1.周遊する(滞在交流エリア分析) :滞在した交流エリア数

    3 .交流エリア分析 :ケーススタディ八ヶ岳観光圏

    .周遊す (滞在交流 分析) 滞在し 交流 数→北杜市・八ヶ岳横断歩道は滞在交流エリア数が多い一方、増富温泉郷などは1箇所の滞在に留まる人が多い

    滞在した交流エリアの数滞在交流エリア

    滞在した交流エリアの数

    1箇所 2箇所 3箇所 4箇所 5箇所 6箇所

    小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉)

    48.4% 35.1% 13.4% 2.8% 0.3% 0.1%

    小海線沿線滞在促進地区45 2% 37 4% 14 4% 2 8% 0 3% 0 1%

    (小淵沢)45.2% 37.4% 14.4% 2.8% 0.3% 0.1%

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    20.3% 44.7% 27.1% 7.1% 0.8% 0.0%

    富士見高原滞在促進地区 50.0% 30.3% 15.0% 4.2% 0.5% 0.1%

    2箇所以上周遊する人の比率が高い

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    47.5% 29.9% 17.3% 4.3% 0.5% 0.4%

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    52.5% 30.0% 12.4% 4.5% 0.7% 0.0%

    増富温泉郷滞在促進地区 76.5% 16.0% 5.0% 1.7% 0.6% 0.1%

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    47.7% 34.7% 12.8% 4.3% 0.5% 0.1%

    富士見町・入笠山交流地区 72.6% 19.3% 6.1% 1.6% 0.3% 0.2%

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷交流地区

    62.2% 24.7% 8.9% 3.5% 0.7% 0.0%

    平均 47 7% 34 2% 14 2% 3 5% 0 4% 0 1%

    22

    平均 47.7% 34.2% 14.2% 3.5% 0.4% 0.1%

    ■平均より高いものをピンクで塗りつぶし1箇所だけ滞在する人の比率が高い

  • 1.周遊する(滞在交流エリア分析) :滞在交流エリア間の結びつき

    3 .交流エリア分析 :ケーススタディ八ヶ岳観光圏

    .周遊す (滞在交流 分析) 滞在交流 間 結び き→滞在交流エリア数(周遊先)が多い地区でも、結びつきの強いエリアに偏りがある

    小海線沿線滞在促進地

    小海線沿線滞在促進地

    北杜市・八ヶ岳横断歩道

    富士見高原滞在促進地

    原村ペンションビレッジ・8

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑と

    増富温泉郷滞在促進地

    北杜市・歴史と名水の里

    富士見町・入笠山交流地

    オオムラサキ・神代桜と

    区(清里・大泉)

    滞在促進地区(小淵沢)

    岳横断歩道交流地区

    滞在促進地区

    ンビレッジ・8つの頂き

    ひまわり畑とフラワーセンター

    滞在促進地区

    と名水の里交流地区

    笠山交流地区

    こめの郷交流地区

    小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉)

    31.4% 54.9% 13.1% 15.8% 29.7% 12.4% 19.6% 6.2% 12.8%

    小海線沿線滞在促進地区

    【表の解説①】

    「オオムラサキ 神代桜とこ

    ほとんどのエリアの滞在者が小海線沿線2地区を経由

    小海線沿線滞在促進地区(小淵沢)

    30.1% 43.0% 31.3% 27.3% 16.3% 5.3% 29.8% 12.9% 12.6%

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    17.2% 14.1% 5.2% 5.2% 6.5% 2.9% 7.7% 2.9% 4.6%

    富士見高原滞在促進地区 2 0% 4 9% 2 5% 20 1% 0 9% 0 2% 1 6% 3 0% 0 5%

    キ・神代桜とこめの郷交流地区」に滞在した観光客の12.8%が「小海線沿線滞在隣接しており

    結び きが強い富士見高原滞在促進地区 2.0% 4.9% 2.5% 20.1% 0.9% 0.2% 1.6% 3.0% 0.5%

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    2.0% 3.6% 2.1% 16.7% 1.0% 0.6% 1.5% 6.8% 0.7%

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    6.7% 3.8% 4.7% 1.3% 1.8% 8.0% 4.6% 0.5% 2.2%

    促進地区(清里・大泉)」にも滞在している

    結びつきが強い

    まわり畑 ラワ ンタ

    増富温泉郷滞在促進地区 1.5% 0.7% 1.1% 0.2% 0.6% 4.4% 1.0% 0.1% 1.3%

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    8.0% 12.8% 10.0% 4.4% 4.8% 8.3% 3.3% 4.7% 16.4%

    富士見町・入笠山交流地区 1.1% 2.3% 1.5% 3.4% 9.1% 0.4% 0.1% 1.9% 1.1%

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷交流地区

    1.0% 1.0% 1.1% 0.3% 0.5% 0.8% 0.8% 3.1% 0.5%

    合計 69 6% 74 6% 120 9% 75 9% 85 2% 68 3% 33 6% 70 8% 37 6% 52 2%

    23

    合計 69.6% 74.6% 120.9% 75.9% 85.2% 68.3% 33.6% 70.8% 37.6% 52.2%

    【表の解説②】

    「増富温泉郷」と「富士見町・入笠山」を訪れた観光客は、平均して観光圏内の他エリア0.3~0.4箇所に滞在している

    「北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区」に滞在する観光客の約半数が小海線沿線を訪れている。ただし、小海線沿線と北杜市以外のエリアとの

    結びつきは弱い

  • 1.周遊する(滞在交流エリア分析) :滞在した交流エリアの組合せ

    3 .交流エリア分析 :ケーススタディ八ヶ岳観光圏

    .周遊す (滞在交流 分析) 滞在し 交流 組合→複数の交流エリアに滞在する人は、“王道コース” 中心に行動

    複数の交流エリアを滞在する観光客の “王道コース”が確立されている

    「小海線沿線(小淵沢)」 「小海線沿線(清里・大泉)」 「北杜市・八ヶ岳横断歩道」の3箇所間の組合せが王道コース(※青色ハイライト 2箇所滞在の47%)「小海線沿線(小淵沢)」、「小海線沿線(清里 大泉)」、「北杜市 八ヶ岳横断歩道」の3箇所間の組合せが王道コ ス(※青色ハイライト、2箇所滞在の47%)「小海線沿線(小淵沢)」または「小海線沿線(清里・大泉)」と「北杜市・歴史と名水の里」の組合せが準王道コース(※水色ハイライト、2箇所滞在の16%)

    3箇所滞在者の多くが、“王道コース”との組合せで周遊 (3箇所滞在の75%が王道コースとの組合せ、12%が準王道コースとの組合せ)

    3箇所滞在者の15%が、王道/

    滞在エリア組合せ順位(2箇所) 滞在エリア組合せ順位(3箇所)

    順位

    交流エリア(順不同) 推計人数(人)

    順位

    交流エリア(順不同) 推計人数(人)エリア1 エリア2 エリア3

    2箇所滞在者の62%が“王道/準王道コース”の組合せ

    /準王道コースと「三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター」の組合せ

    位 (人)エリア1 エリア2

    1 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 325,015

    2 小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流 186,558

    3 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流 146,062

    4 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 北杜市・歴史と名水の里交流 130,670

    位 (人)エリア1 エリア2 エリア3

    1 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流 81,2212 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 北杜市・歴史と名水の里交流 35,635

    3 三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    小海線沿線滞在促進(小淵沢)小海線沿線滞在促進(清里・大泉)

    21,039

    4 小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流 北杜市・歴史と名水の里交流 18,8504 海線沿線滞在促進( 淵沢) 杜市 歴史 名水 交流 ,

    5 小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 北杜市・歴史と名水の里交流 86,779

    6 三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 72,165

    7 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 富士見高原滞在促進 50,697三代校舎ふれあいの里・ひまわり

    4 海線沿線滞在促進(清 大泉) 北杜市 ヶ岳横断歩道交流 北杜市 歴史 名水 交流 ,5 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流 北杜市・歴史と名水の里交流 18,7376 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 富士見高原滞在促進 11,719

    7 三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流 11,041

    8 原村ペンションビレッジ・8つの頂き 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 小海線沿線滞在促進(清里・大泉)

    10,8828 三代校舎ふれあいの里 ひまわり

    畑とフラワーセンター小海線沿線滞在促進(小淵沢) 39,712

    9 原村ペンションビレッジ・8つの頂き 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 37,085

    10 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流 北杜市・歴史と名水の里交流 34,170

    11 原村ペンションビレッジ・8つの頂き 富士見高原滞在促進 26,774

    12 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 富士見町 入笠山交流 22 893

    泉),

    9 原村ペンションビレッジ・8つの頂き 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 富士見高原滞在促進 9,406

    10 三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 北杜市・歴史と名水の里交流 7,396

    11 三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    小海線沿線滞在促進(小淵沢) 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流 6,870

    24

    12 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 富士見町・入笠山交流 22,893

    13 原村ペンションビレッジ・8つの頂き 小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 21,852

    14 小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 富士見高原滞在促進 21,419

    15 三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    北杜市・歴史と名水の里交流 19,801

    12 三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    小海線沿線滞在促進(小淵沢) 北杜市・歴史と名水の里交流 5,313

    13 小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 富士見高原滞在促進 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流 4,89614 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 小海線沿線滞在促進(清里・大泉) 富士見町・入笠山交流 4,84415 原村ペンションビレッジ・8つの頂き 小海線沿線滞在促進(小淵沢) 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流 4,835

  • 【仮説】富士山登頂者は、周辺エリアにも足を運んでいるか?

    3 .交流エリア分析 :ケーススタディ富士山エリア

    ⇒4人に1人は「風穴、ふじてんスノーリゾートエリア」、「河口湖・河口浅間神社エリア」に滞在している

    富士山登頂者(山頂の信仰遺跡群エリアに滞在した観光 富士山登頂者についての、周辺エリアでの滞在状況(上位3位)富士山登頂者(山頂の信仰遺跡群 リアに滞在した観光客)について、域内の他の交流エリアへの滞在状況を分析した。

    その結果、登頂者の3割弱は、 「風穴、ふじてんスノーリゾートエリア」 「河口湖・河口浅間神社エリア」にも滞在していることが

    富士山登頂者についての、周辺エリアでの滞在状況(上位3位)

    道の駅かつやま

    道の駅なるさわ

    リア」、「河口湖・河口浅間神社エリア」にも滞在していることが、また登頂者の1割強は、サファリパーク・こどもの国エリアにも滞在していることが分かった。

    冬季は閉山しているため、風穴、ふじてんスノーリゾートエリアへの滞在者は (スキー場ではなく)同エリア内の道の駅なるさわに立

    道の駅朝霧高原

    道の駅富士吉田在者は、(スキー場ではなく)同エリア内の道の駅なるさわに立ち寄っていることなどが推察される。

    富士山登頂者の他エリア訪問比率

    風穴 ふじてんスノーリゾートエリア 28 8%

    道の駅すばしり

    風穴、ふじてんスノ リゾ トエリア 28.8%

    河口湖・河口浅間神社エリア 25.0%

    サファリパーク・こどもの国エリア 13.9%

    富士山本宮・山宮・村山・浅間神社エリア 8.6%

    冨士浅間神社エリア 4.2%

    山中湖エリア 3.8%

    本栖湖・精進湖・西湖エリア 2.5%

    御殿場エリア 2 4%

    25

    御殿場エリア 2.4%

    人穴富士講遺跡・白糸ノ滝エリア 1.7%

    忍野八海エリア 1.6%

  • 【仮説】福島県への観光客は、会津・中通り・浜通りを横断して周遊しているか?

    3 .交流エリア分析 :ケーススタディ福島県全域

    【仮説】福島県 観光客は、会津 中通り 浜通り 横断し 周遊し⇒会津・中通り両地域間での周遊行動が一定程度みられる一方、浜通り地域は独立気味

    会津・中通り・浜通り地域の各交流エリアに滞在した観光客について、他の地域の交流エリアへの滞在状況(=地域間

    中通りの交流エリアに滞在した観光客の他地域訪問状況

    、他 域 流 滞在 ( 域間交流状況)を分析した。

    その結果、中通りの交流エリアでの滞在者は平均して会津の交流エリアに0.434箇所滞在し、会津の交流エリアでの滞在者は平均して中通りの交流エリアに0 261箇所滞在し

    磐梯高原エリア

    西会津エリア

    猪苗代エリア

    土湯エリア

    柳津・三島エリア

    荒川エリア

    高湯温泉エリア

    被災エリア

    飯坂温泉エリア

    岳温泉エリア

    磐梯熱海温泉エリア

    原ノ町エリア

    東山温泉エリア

    会津若松中心エリア

    霞ヶ城エリア

    喜多方市街エリア

    新潟県

    滞在者は平均して中通りの交流エリアに0.261箇所滞在していることから、両地域間での回遊行動が一定程度みられることが分かった。

    一方、浜通りの交流エリアでの滞在者については、平均して他の地域の交流エリアに0 1箇所程度の滞在に留ま て

    会津 中通り

    浜通り

    南会津エリア

    大内宿エリア

    夏井川渓谷エリア

    母畑・石川温泉エリア

    三春エリア

    南湖公園エリア

    芦ノ牧温泉エリアあぶくま洞エリア

    東山温泉エリア

    はたけんぼエリア

    福島県

    0.065箇所0.434箇所

    て他の地域の交流エリアに0.1箇所程度の滞在に留まっていることから、観光行動が浜通り地域内で完結する傾向が高いといえる。

    尾瀬・檜枝岐温泉エリア

    ルネサンス棚倉エリア ハワイアンズエリアいわき湯本エリア

    小名浜エリア栃木県

    群馬県

    茨城県

    浜通りの交流エリアに滞在した観光客の他地域訪問状況会津の交流エリアに滞在した観光客の他地域訪問状況

    磐梯高原エリア

    西会津エリア

    土湯エリア

    荒川エリア

    高湯温泉エリア

    被災エリア

    飯坂温泉エリア

    岳温泉エリア

    原ノ町エリア

    霞ヶ城エリア

    喜多方市街エリア

    新潟県

    磐梯高原エリア

    西会津エリア

    土湯エリア

    荒川エリア

    高湯温泉エリア

    被災エリア

    飯坂温泉エリア

    岳温泉エリア

    原ノ町エリア

    霞ヶ城エリア

    喜多方市街エリア

    新潟県

    浜通りの交流 リアに滞在した観光客の他地域訪問状況会津の交流 リアに滞在した観光客の他地域訪問状況

    会津 中通り

    猪苗代エリア

    大内宿エリア

    夏井川渓谷エリア

    柳津・三島エリア

    三春エリア

    磐梯熱海温泉エリア

    芦ノ牧温泉エリアあぶくま洞エリア

    東山温泉エリア

    会津若松中心エリア

    霞 城

    はたけんぼエリア

    福島県会津 中通り

    猪苗代エリア

    大内宿エリア

    夏井川渓谷エリア

    柳津・三島エリア

    三春エリア

    磐梯熱海温泉エリア

    芦ノ牧温泉エリアあぶくま洞エリア

    東山温泉エリア

    会津若松中心エリア

    霞 城

    はたけんぼエリア

    福島県 0.118箇所0.132箇所0.261箇所 0.044箇所

    26

    浜通り

    尾瀬・檜枝岐温泉エリア

    南会津エリア

    ルネサンス棚倉エリア

    母畑・石川温泉エリア南湖公園エリア

    ハワイアンズエリアいわき湯本エリア

    小名浜エリア栃木県

    群馬県

    茨城県

    浜通り

    尾瀬・檜枝岐温泉エリア

    南会津エリア

    ルネサンス棚倉エリア

    母畑・石川温泉エリア南湖公園エリア

    ハワイアンズエリアいわき湯本エリア

    小名浜エリア栃木県

    群馬県

    茨城県

  • 【仮説】福島県への観光客は、会津・中通り・浜通りの各地域内で周遊しているか?

    3 .交流エリア分析 :ケーススタディ福島県全域

    ⇒会津地域内では周遊行動が盛んであるが、中通り・浜通り地域では逆の傾向

    会津・中通り・浜通り地域の各交流エリアに滞在した観光客について 当該地域の他交流エリア の滞在状況( 地域

    中通りの各交流エリア滞在者の、同地域内の他交流エリア滞在比率

    同地域内の他の交流エリアにも足を運ぶ観光客:約6割未満

    40.1%20.3%

    34.0%39 8%

    0% 50% 100% 150% 200% 250%

    あぶくま洞エリア

    はたけんぼエリア

    ルネサンス棚倉エリア

    霞ヶ城エリア

    中通り地域内の他の交流エリアへの滞在比率(延べ人数ベース)について、当該地域の他交流エリアへの滞在状況(=地域内での交流状況)を分析した。

    その結果、会津地域では、いずれの交流エリア滞在者についても、その6割以上が、同じ会津地域内の他交流エリア

    同地域内の他の交流 リア も足を運ぶ観光客 約6割未満

    39.8%49.9%

    41.6%61.7%

    21.7%62.5%

    17.4%

    霞ヶ城エリア

    岳温泉エリア

    荒川エリア

    高湯温泉エリア

    三春エリア

    土湯エリア

    南湖公園エリア

    にも滞在しており、地域内での周遊が盛んにおこなわれていることが窺える。

    一方、中通り・浜通りの両地域では、いずれの交流エリアでの滞在者についても 同じ地域内の他交流エリアを訪問す

    25.8%17.1%

    42.0%11.6%

    飯坂温泉エリアア

    磐梯熱海温泉エリア

    母畑・石川温泉エリア

    柳津・三島エリア

    の滞在者についても、同じ地域内の他交流エリアを訪問する比率が6割程度以下となっており、地域内での周遊があまり盛んでないと言える。

    浜通りの各交流エリア滞在者の、同地域内の他交流エリア滞在比率会津の各交流エリア滞在者の、同地域内の他交流エリア滞在比率

    57.8%

    0% 50% 100% 150% 200% 250%

    いわき湯本エリア

    浜通り地域内の他の交流エリアへの滞在比率(延べ人数ベース)

    206.1%

    0% 50% 100% 150% 200% 250%

    芦ノ牧温泉エリア

    会津地域内の他の交流エリアへの滞在比率(延べ人数ベース)

    同地域内の他の交流エリアにも足を運ぶ観光客:6割以上 同地域内の他の交流エリアにも足を運ぶ観光客:6割未満

    57.8%

    45.6%

    21.2%

    いわき湯本 リア

    ハワイアンズエリア

    夏井川渓谷エリア

    103.4%

    120.8%

    64.9%

    147.1%

    105 2%

    会津若松中心エリア

    喜多方市街エリア

    西会津エリア

    大内宿エリア

    猪苗代エリア16.8%

    36.0%

    53.9%

    原ノ町エリア

    小名浜エリア

    被災エリア

    105.2%

    180.1%

    63.6%

    109.4%

    79.7%

    猪苗代エリア

    東山温泉エリア

    南会津エリア

    磐梯高原エリア

    尾瀬・檜枝岐温泉エリア 27

  • 【仮説】福島県の被災エリアを訪れた観光客は、県内の他のエリアにも足を運んでいるか?

    福島県全域3 .交流エリア分析 :ケーススタディ

    【仮説】福島県 被災 訪れ 観光客は、県内 他 も足 運ん⇒隣接する原ノ町エリアを除くと、ほとんど足を運んでいない

    被災エリア(南相馬市沿岸部)に滞在した観光客について、県内の他の交流エリアへの滞在状況につて分析を実施。

    その結果 割超の観光客は隣接する原ノ町 リ にも滞在し る とが分か た しかし 福島県内のその他の交流 リその結果、5割超の観光客は隣接する原ノ町エリアにも滞在していることが分かった。しかし、福島県内のその他の交流エリアに滞在した観光客は、1割程度に留まることが分かった。以上の分析結果を踏まえた、本調査事業における分析手法に関する課題は以下の通り。

    「被災エリアへの観光客」として特定したGPSデータサンプルの中には、短期ボランティアや視察・短期出張者が多分に含まれていること被災 リア の観光客」として特定したGPSデ タサンプルの中には、短期ボランティアや視察 短期出張者が多分に含まれていることが推察される。そのため、観光地である他の交流エリアに滞在する観光客の比率が小さく算出されている可能性が高い。

    被災エリア滞在者についての、他の交流エリアでの滞在比率(上位抜粋)

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%他の交流エリアにも滞在した比率1.1%

    52.3%

    2.3%

    1.1%

    1.1%

    原ノ町エリア

    会津若松中心エリア

    飯坂温泉エリア

    猪苗代エリア

    52.3%2.3%1.1%

    0.9%

    0.9%

    0.8%

    0.7%

    土湯エリア

    岳温泉エリア

    磐梯高原エリア

    小名浜エリア

    28

    0.7%霞ヶ城エリア

  • 2.泊まる(宿泊交流エリア分析) :交流エリア別宿泊状況

    八ヶ岳観光圏3 .交流エリア分析 :ケーススタディ

    .泊ま (宿泊交流 分析) 交流 別宿泊状況→延べ宿泊数上位5エリアが観光圏の周遊ハブとなっている

    宿泊交流エリア 延べ宿泊者数 平均宿泊数平均滞在

    交流 リ 数(※ )宿泊交流エリア 延 宿泊者数 平均宿泊数

    交流エリア数(※1)

    小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉) 419,809 1.38 1.49

    小海線沿線滞在促進地区(小淵沢) 260,837 1.32 1.49

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区 199,484 1.48 2.21 特にこの3地区

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き 62,654 1.38 1.61

    富士見高原滞在促進地区 62,303 1.34 1.66

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター 50,022 1.29 1.12

    に宿泊した人は他の交流エリアに多く滞在

    増富温泉郷滞在促進地区 46,947 1.27 1.15

    北杜市・歴史と名水の里交流地区 45,920 1.23 1.00

    富士見町・入笠山交流地区 14,308 1.25 1.08

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷交流地区 10,027 1.42 1.21

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    オオムラサキ 神代桜とこめの郷交流地区 10,027 1.42 1.21

    その他(交流エリア外) 802,874 1.35 -

    合計 1,975,185 1.36(※2) 1.63(※3)

    68.8%

    52.5%

    29.1%

    21.9%

    29.5%

    39.7%

    6.8%

    12.4%

    21.2%

    1.7%

    4.1%

    7.2%

    0.5%

    0.9%

    1.6%

    0.2%

    0.3%

    0.6%

    0.1%

    0.3%

    0.2%

    0.1%

    0.0%

    0.3%

    1箇所

    2箇所

    3箇所

    在交

    流エ

    リア

    【グラフの解説】

    滞在する交流エリア数が多いほど宿泊数が増える

    14.9%

    0.0%

    44.9%

    37.2%

    27.8%

    32.6%

    8.1%

    0.0%

    2.2%

    0.0%

    1.6%

    0.0%

    0.0%

    0.0%

    0.0%

    0.0%

    4箇所

    5箇所

    滞在

    日帰り 1泊 2泊 3泊 4泊 5泊 6泊 7泊 29

    ■各項目上位3つをピンクで塗りつぶし※1 当該宿泊交流エリアに宿泊した人の平均滞在交流エリア数

    ※2 交流エリアに分割して計算しているため、観光圏全体の平均宿泊日数(1.44)より小さい

    ※3 観光圏内宿泊者の平均滞在交流エリア数を記載

  • 2.泊まる(宿泊交流エリア分析) :宿泊地の組合せ上位30

    八ヶ岳観光圏3 .交流エリア分析 :ケーススタディ

    .泊ま (宿泊交流 分析) 宿泊地 組合 位→2泊以上の滞在者は、1つの交流エリアを宿泊拠点にして行動する傾向

    泊数 宿泊地の組合せ 宿泊者数

    2泊 小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉) 2泊 96,674泊 小海線沿線滞在促進地区(清里 大泉) 泊 ,

    2泊 その他 2泊 70,282

    2泊 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区 2泊 67,928

    2泊 小海線沿線滞在促進地区(小淵沢) 2泊 50,400

    3泊 小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉) 3泊 23,622

    3泊 小海線沿線滞在促進地区(小淵沢) 3泊 18,815特定エリアに

    複数日宿泊する

    50%

    3泊 小海線沿線滞在促進地区(小淵沢) 3泊 18,815

    3泊 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区 3泊 17,135

    3泊 その他 3泊 16,571

    2泊 富士見高原滞在促進地区 2泊 13,623

    2泊 原村ペンションビレッジ・8つの頂き 2泊 10,911

    2泊 三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター 2泊 9 173

    複数日宿泊するパターンが上位を占める

    2泊 三代校舎ふれあいの里 ひまわり畑とフラワ センタ 2泊 9,173

    2泊 小海線沿線滞在促進地区(小淵沢),その他 6,040

    2泊 小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉),その他 5,639

    2泊 その他,小海線沿線滞在促進地区(小淵沢) 5,373

    3泊 原村ペンションビレッジ・8つの頂き 3泊 5,322

    2泊 北杜市・歴史と名水の里交流地区 2泊 5 2982泊 北杜市・歴史と名水の里交流地区 2泊 5,298

    4泊 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区 4泊 5,160

    2泊 増富温泉郷滞在促進地区 2泊 5,147

    2泊 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区,その他 4,836

    2泊 その他,小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉) 4,425

    4泊 その他 4泊 4 4144泊 その他 4泊 4,414

    2泊 その他,富士見高原滞在促進地区 4,246

    2泊 富士見高原滞在促進地区,その他 3,940

    4泊 小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉) 4泊 3,369

    2泊 小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉),北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区 2,991

    2泊 北杜市 八ヶ岳横断歩道交流地区 小海線沿線滞在促進地区(清里 大泉) 2 977上位の中で、交流 宿2泊 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区,小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉) 2,977

    2泊 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区,小海線沿線滞在促進地区(小淵沢) 2,969

    2泊 原村ペンションビレッジ・8つの頂き,富士見高原滞在促進地区 2,607

    4泊 その他 4泊 2,582

    2泊 原村ペンションビレッジ・8つの頂き,その他 2,572 30

    流エリア間の宿泊組合せは4パターンのみ

    80%

  • 2.泊まる(宿泊交流エリア分析) :宿泊地と日中の滞在交流エリアの結びつき

    八ヶ岳観光圏3 .交流エリア分析 :ケーススタディ

    .泊ま (宿泊交流 分析) 宿泊地 日中 滞在交流 結び き→富士見高原と原村の宿泊者は様々なエリアに滞在しているが、他地域との交流がほとんどないエリアもある

    日中の滞在交流エリア

    宿泊場所

    小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉)

    小海線沿線滞在促進地区(小淵沢)

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    富士見高原滞在促進地区

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンタ

    増富温泉郷滞在促進地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    富士見町・入笠山交流地区

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷交流地区

    合計(平均滞在エリア数)

    ター 区

    小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉)

    91.4% 23.4% 15.5% 1.4% 1.1% 5.4% 0.9% 8.1% 1.3% 0.5% 149.0%

    小海線沿線滞在促進地区(小淵沢)

    22.7% 93.3% 9.6% 3.9% 2.1% 2.9% 0.3% 10.8% 2.8% 0.8% 149.4%

    小海線沿線と北杜市での滞

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    50.4% 48.1% 93.3% 3.6% 3.1% 5.3% 1.3% 11.9% 2.8% 1.1% 220.9%

    富士見高原滞在促進地区

    11.1% 36.7% 1.3% 86.4% 12.6% 1.0% 0.0% 8.4% 7.8% 0.3% 165.5%

    原村ペンションビレッ

    4箇所以上と強い結び

    市での滞在が中心

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    13.1% 19.7% 0.9% 21.7% 87.6% 0.6% 0.4% 5.3% 10.2% 0.8% 160.5%

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    14.9% 5.7% 2.5% 0.7% 0.0% 80.6% 1.7% 5.6% 0.0% 0.0% 111.7%

    増富 泉郷 在促進

    あまり周遊をしない、

    と強い結びつきがある

    増富温泉郷滞在促進地区

    7.4% 2.7% 0.4% 0.0% 0.0% 5.8% 95.4% 3.3% 0.0% 0.4% 115.4%

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    7.5% 11.3% 2.4% 0.4% 0.0% 3.2% 0.4% 71.0% 0.4% 2.9% 99.5%

    富士見町・入笠山交1 6% 3 8% 0 0% 0 0% 3 9% 0 0% 0 0% 3 8% 95 0% 0 0% 108 1%

    をしな 、また宿泊地区に滞在しない人が多い地区もある

    31

    流地区1.6% 3.8% 0.0% 0.0% 3.9% 0.0% 0.0% 3.8% 95.0% 0.0% 108.1%

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷交流地区

    10.7% 9.2% 4.2% 0.0% 0.0% 4.2% 0.0% 11.1% 0.0% 81.2% 120.6%

    ※「日中の滞在交流エリア」は、10時~18時に滞在したもののみを集計

    区もある

  • 3.長く居る(平均滞在時間分析) :平均滞在時間

    3 .交流エリア分析 :ケーススタディ八ヶ岳観光圏

    →小海線沿線滞在促進(清里・大泉)は観光客が多く長く滞在している

    小海線沿線(清里・大泉)は滞在者数及び滞在時間が長く、観光圏の平均滞在時間を押し上げている。

    一方、小海線沿線(小淵沢)と北杜市・歴史と名水の里は平均滞在時間の押し下げ要因となっている。

    平均滞在時間が長い上位2エリアに滞在する観光客は、同地域での滞在のみを目的にとして、長く滞在する傾向にある。

    観光圏平均滞在時間3時間52分

    平均滞在時間交流エリア別平均滞在時間

    1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位

    増富温泉郷滞 富士見町 入 富士見高原滞小海線沿線滞 北杜市・八ヶ 原村ペンショ 小海線沿線滞

    三代校舎ふれあいの里 ひ

    北杜市・歴史 オオムラサ

    滞在時間

    観光圏全体増富温泉郷滞在促進

    富士見町・入笠山交流

    富士見高原滞在促進

    小海線沿線滞在促進(清里・大泉)

    北杜市 八ヶ岳横断歩道交流

    原村 ンションビレッジ・8つの頂き

    小海線沿線滞在促進(小淵沢)

    あいの里・ひまわり畑とフラワーセンター

    北杜市 歴史と名水の里交流

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷交流

    3:52 5:11 4:42 4:22 4:18 3:52 3:47 3:33 3:08 3:04 2:55

    交流エリア滞在率

    - 3.4% 4.4% 4.0% 27.2% 8.6% 3.4% 25.9% 6.1% 11.1% 2.1%

    滞在者数 132,092 134,542 174,479 1,067,109 437,828 159,004 1,018,488 238,572 336,992 80,562

    32

  • 3.長く居る(平均滞在時間分析) :宿泊地別滞在先交流エリアでの平均交流時間

    3 .交流エリア分析 :ケーススタディ八ヶ岳観光圏

    →宿泊エリアによって周遊と平均交流時間の特徴が異なる

    宿泊地① 増富温泉郷滞在促進地区 ①1箇所に長時間滞在

    1,005

    0 100,000 200,000 300,000

    小海線沿線滞在促進地区(小淵

    沢)

    訪問人数(推計)

    2.7%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    小海線沿線滞在促進地区(小淵沢)

    訪問比率

    2:07

    0:00 2:00 4:00 6:00 8:00 10:00

    小海線沿線滞在促進地区(小淵

    沢)

    平均交流時間 5:11

    2,735

    35,305

    2,132

    小海線沿線滞在促進地区(清里・

    大泉)

    増富温泉郷滞在促進地区

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり

    畑とフラワ センタ

    7.4%

    95.4%

    5.8%

    小海線沿線滞在促進地区(清里・大

    泉)

    増富温泉郷滞在促進地区

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり畑

    とフラワ センタ

    3:58

    7:33

    1:52

    小海線沿線滞在促進地区(清里・

    大泉)

    増富温泉郷滞在促進地区

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり

    畑とフラワ センタ

    宿泊地② 富士見町・入笠山交流地区

    ,

    1,240

    畑とフラワーセンター

    北杜市・歴史と名水の里交流地区 3.3%

    とフラワーセンター

    北杜市・歴史と名水の里交流地区 2:20

    畑とフラワーセンター

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    ②特定の周遊先でも長時間滞在

    441

    0 100,000 200,000 300,000

    小海線沿線滞在促進地区(小淵

    沢)

    訪問人数(推計)

    3.8%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    小海線沿線滞在促進地区(小淵沢)

    訪問比率

    2:50

    0:00 2:00 4:00 6:00 8:00 10:00

    小海線沿線滞在促進地区(小淵

    沢)

    平均交流時間

    宿泊地② 富士見町・入笠山交流地区

    4:42

    ②特定の周遊先でも長時間滞在

    446

    10,905

    沢)

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    富士見町・入笠山交流地区

    3.9%

    95.0%

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    富士見町・入笠山交流地区

    7:15

    8:55

    沢)

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    富士見町・入笠山交流地区

    33

    439 北杜市・歴史と名水の里交流地区 3.8%北杜市・歴史と名水の里交流地区 0:42北杜市・歴史と名水の里交流地区

  • 3.長く居る(平均滞在時間分析) :宿泊地別滞在先交流エリアでの平均交流時間

    3 .交流エリア分析 :ケーススタディ八ヶ岳観光圏

    →宿泊エリアによって周遊と平均交流時間の特徴が異なる

    宿泊地③ 富士見高原滞在促進地区 ③周遊先で短時間立ち寄り

    17,063

    5,158

    0 100,000 200,000 300,000

    小海線沿線滞在促進地区(小淵…

    小海線沿線滞在促進地区(清…

    訪問人数(推計)

    36.7%

    11.1%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    小海線沿線滞在促進地区(小淵沢)

    小海線沿線滞在促進地区(清里・…

    訪問比率

    2:25

    2:23

    0:00 2:00 4:00 6:00 8:00 10:00

    小海線沿線滞在促進地区(小淵…

    小海線沿線滞在促進地区(清…

    平均交流時間 4:22

    ,

    40,165

    5,847

    455

    3,622

    富士見高原滞在促進地区

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    三代校舎ふれあいの里・ひまわ…

    富士見町・入笠山交流地区

    86.4%

    12.6%

    1.0%

    7.8%

    富士見高原滞在促進地区

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり…

    富士見町・入笠山交流地区

    6:31

    2:49

    2:18

    4:44

    富士見高原滞在促進地区

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    三代校舎ふれあいの里・ひまわ…

    富士見町・入笠山交流地区

    宿泊地④ 小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉)

    604

    3,892

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    1.3%

    8.4%

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    2:48

    2:26

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    ④周遊先で短時間立ち寄り宿泊地④ 小海線沿線滞在促進地区(清里・大泉)

    71,235

    278 354

    0 100,000 200,000 300,000

    小海線沿線滞在促進地区(小淵…

    小海線沿線滞在促進地区(清…

    訪問人数(推計)

    23.4%

    91 5%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    小海線沿線滞在促進地区(小淵沢)

    小海線沿線滞在促進地区(清里・…

    訪問比率

    2:13

    7:19

    0:00 2:00 4:00 6:00 8:00 10:00

    小海線沿線滞在促進地区(小淵…

    小海線沿線滞在促進地区(清…

    平均交流時間 4:18

    ④周遊先で短時間立ち寄り

    278,354

    2,803

    4,219

    1,541

    3,420

    16,560

    小海線沿線滞在促進地区(清

    増富温泉郷滞在促進地区

    富士見高原滞在促進地区

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷…

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    三代校舎ふれあいの里・ひまわ…

    91.5%

    0.9%

    1.4%

    0.5%

    1.1%

    5.4%

    小海線沿線滞在促進地区(清里

    増富温泉郷滞在促進地区

    富士見高原滞在促進地区

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷…

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり…

    7:19

    2:58

    2:39

    1:40

    1:46

    2:09

    小海線沿線滞在促進地区(清

    増富温泉郷滞在促進地区

    富士見高原滞在促進地区

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷…

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    三代校舎ふれあいの里・ひまわ…

    34

    6,560

    3,880

    47,119

    24,544

    代校舎ふれあ の里 ひまわ

    富士見町・入笠山交流地区

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    5 %

    1.3%

    15.5%

    8.1%

    代校舎ふれあ の里 ひまわり

    富士見町・入笠山交流地区

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    09

    3:42

    4:03

    2:24

    代校舎ふれあ の里 ひまわ

    富士見町・入笠山交流地区

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

  • 3.長く居る(平均滞在時間分析) :宿泊地別滞在先交流エリアでの平均交流時間

    3 .交流エリア分析 :ケーススタディ八ヶ岳観光圏

    →宿泊エリアによって周遊と平均交流時間の特徴が異なる

    宿泊地⑤ 北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区 ⑤周遊先で短時間立ち寄り

    64,968

    68,050

    0 100,000 200,000 300,000

    小海線沿線滞在促進地区(小淵…

    小海線沿線滞在促進地区(清…

    訪問人数(推計)

    48.1%

    50.4%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    小海線沿線滞在促進地区(小淵沢)

    小海線沿線滞在促進地区(清里・…

    訪問比率

    2:32

    3:05

    0:00 2:00 4:00 6:00 8:00 10:00

    小海線沿線滞在促進地区(小淵…

    小海線沿線滞在促進地区(清…

    平均交流時間 3:52

    1,711

    4,913

    1,541

    4,167

    7,134

    増富温泉郷滞在促進地区

    富士見高原滞在促進地区

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷…

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    三代校舎ふれあいの里・ひまわ…

    1.3%

    3.6%

    1.1%

    3.1%

    5.3%

    増富温泉郷滞在促進地区

    富士見高原滞在促進地区

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷…

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    三代校舎ふれあいの里・ひまわり…

    2:45

    2:36

    1:38

    1:55

    1:50

    増富温泉郷滞在促進地区

    富士見高原滞在促進地区

    オオムラサキ・神代桜とこめの郷…

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    三代校舎ふれあいの里・ひまわ…

    宿泊地⑥ 原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    3,803

    126,142

    16,119

    富士見町・入笠山交流地区

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    2.8%

    93.3%

    11.9%

    富士見町・入笠山交流地区

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    3:25

    5:53

    2:12

    富士見町・入笠山交流地区

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    ⑥特定の周遊先で平均時間以上滞在宿泊地⑥ 原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    8,954

    0 100,000 200,000 300,000

    小海線沿線滞在促進地区(小淵

    沢)

    海線 線滞在促進 清

    訪問人数(推計)

    19.7%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    小海線沿線滞在促進地区(小淵沢)

    海線 線滞在促進 清

    訪問比率

    1:44

    0:00 2:00 4:00 6:00 8:00 10:00

    小海線沿線滞在促進地区(小淵

    沢)

    海線 線滞在促進 清

    平均交流時間 3:47

    ⑥特定の周遊先で平均時間以上滞在

    5,959

    9,858

    39,794

    4,647

    小海線沿線滞在促進地区(清里・

    大泉)

    富士見高原滞在促進地区

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    富士見町・入笠山交流地区

    13.1%

    21.7%

    87.6%

    10.2%

    小海線沿線滞在促進地区(清里・大

    泉)

    富士見高原滞在促進地区

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    富士見町・入笠山交流地区

    2:00

    4:27

    5:31

    4:22

    小海線沿線滞在促進地区(清里・

    大泉)

    富士見高原滞在促進地区

    原村ペンションビレッジ・8つの頂き

    富士見町・入笠山交流地区

    35

    ,

    429

    2,398

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    0.9%

    5.3%

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

    1:03

    1:57

    北杜市・八ヶ岳横断歩道交流地区

    北杜市・歴史と名水の里交流地区

  • 4.消費する(昼食・夕食・宿泊地分析) :時間帯別の滞在度

    3 .交流エリア分析 :ケーススタディ富士山エリア

    .消費す ( 食 夕食 宿泊地分析) 時間帯別 滞在度→昼食時間帯は全域的に滞在者数が多い。宿泊時間帯が優勢であるエリアも確認

    富士山エリアについての、各時間帯における混雑度の分布状況(当該メッシュの1日平均値=100%に換算)- 50%

    50.1% - 100%

    100.1% - 200%

    200.1% - 500%

    500 1%

    :昼食時間帯が最も混雑度が高いエリアの例 :時間帯によって混雑度の高いエリアに変化がみられる箇所の例

    昼食時間帯(11-14時)

    夕食時間帯(18-21時)

    宿泊時間帯(0-6時)

    500.1% -:宿泊時間帯が最も混雑度が高いエリアの例

    ゴルフ場が集中

    ペンションが集中

    こどもの国

    36

    昼間時間帯は広い範囲で100%超だが、夕食時間帯には100%超のエリアは縮小、宿泊時間帯には概ね100%を下回る

  • 3 .交流エリア分析 :ケーススタディ

    ケーススタディ: 観光客の行動特性から考え得る打ち手(例)

    小海線沿線(清里・大泉)、同(小淵沢)、北杜市・八ヶ岳横断歩道は、八ヶ岳観光圏のハブであり、これらの王道コースを軸にして商品を展開することが有効 特に 他エリアとの組合せ効果が高い交流エリアについては 重点的に商品開発を行うことが有効と考えられるることが有効。特に、 他エリアとの組合せ効果が高い交流エリアについては、重点的に商品開発を行うことが有効と考えられる。

    原村や富士見高原は、他の交流エリアへの送客効果や長時間滞在効果があることから、長期間滞在者向けに様々な交流エリアを楽しむ旅行商品の開発が有効と考えられる。

    一方、増富温泉郷や富士見町・入笠山は、同交流エリアのみに長時間滞在する観光客が多く、現時点では滞在交流への寄与は低い。他の交流エリアへの立ち寄りを促す施策を検討する必要があると考えられる

    1.周遊する 2.泊まる

    流エリアへの立ち寄りを促す施策を検討する必要があると考えられる。

    【方針案】• 観光ルートは“王道コース”を中心に据えて設計• 他地域との結びつきが弱いエリアは王道コースと組合わせた商

    品開発を検討• 「北杜市・八ヶ岳横断歩道」や「三代校舎ふれあいの里・ひまわり

    【方針案】• 複数泊する観光客は1箇所に長く宿泊する傾向があり、宿泊

    地を拠点として複数の交流エリアを周遊する働き掛けが有効• 他地域への送客効果の高い北杜市・八ヶ岳や富士見高原、原

    村を宿泊拠点に、様々な交流エリアを楽しむ旅行商品を開発

    4 消費する3 長く居る

    畑とフラワーセンター」は他エリアとの組合せ効果が高いため、プロモーションに力を入れる など

    • 宿泊者の滞在交流が弱い地区は、宿泊施設と観光拠点との連携強化を図る など

    4.消費する3.長く居る【方針案】• 滞在時間の押し下げ要因となっている2つの交流エリアは、長

    時間周遊するよう観光コンテンツの発掘・強化を図る• 原村は平均滞在時間は短いが、周遊先の交流エリアにも長

    【方針案】• 昼食や夕食の時間帯になると観光客が流出してしまう地区は、

    食の商品開発を検討する• 昼食や夕食の誘客力がある地区と観光施設の連携を検討す

    37

    時間滞在する傾向にあるため、結びつきの高いエリアでは原村と組合わせた長時間滞在者向け観光メニューを強化する

    • 1箇所のみに長時間滞在する交流エリアは、その強みを伸ばしつつ、他の交流エリアへの立ち寄りを促す施策を検討する。

    る など

  • 【参考資料】. 大河ドラマが観光圏の滞在・交流に与える影響

    38

  • 試行的に、テレビ放送による集客効果の有無などに係る分析を実施

    NHK大河ドラマ「八重の桜」では、会津地域の「会津若松中心エリア」を中心に、会津地域各所が作中の舞台として登場す大 ラ 桜」 、会津 域 会津若松中 リ 」を中 、会津 域各所 作中 舞台 場する。

    そこで、テレビ放送による効果について、分析をおこなった。

    GPSデータの取得時期 と 放送時期 の関連

    2013年1月

    2013年10月

    2013年12月

    2012年11月

    GPSデータの取得時期

    「八重の桜」放送時期

    会津が舞台(1~7月)

    39

  • 【仮説】「八重の桜」放送によって、会津への観光客は他地域と比して増加したといえるか?⇒4月以降、他地域と比して滞在者数の増加傾向がみられるものの、有意な差といえるか要検証

    テレビ放送での会津地域の紹介によって、会津地域の交流エリアでの滞在者数が、他の地域と比して増加したといえそうか、月別の滞在者数の推移を分析した月別の滞在者数の推移を分析した。

    その結果、4月以降、会津若松中心エリアは、県内全地域と比して観光エリアでの滞在者数の増加傾向がみられた。ただし、会津・中通り・浜通りといった地域の特性(観光客の季節変動など)による影響か、テレビ放送による効果なのか、本調査事業で取得した情報からは判断できない。

    以上の分