夏合宿2010(2010年8月7日-8日網代) -...
TRANSCRIPT
夏合宿2010(2010年8月7日-8日網代)
【プロローグ】
○8月5日11時09分 なんの前ぶれも無く、大親分から一通のメールが届く。
「七日朝5:30頃いつもの場所で!、なお、当メールは自動的に消滅する」
何のミッションが発動された。
ほどなく、「もとい、5:00です」と訂正メールが届く。
いつもながら、朝は時間の早いミッションである。そんなに早くどこまで行くの?
【8月7日合宿初日】
○04時09分 目覚ましを4時15分に設定したのに、それより5分も前に目が覚めた。
親分から念力攻撃を受けたのだ、そうに違いない、間違いない。
頭の中に直接入ってくる、こ、これが噂のインセプションか。
○04時36分 親分より着電。あと5分で来るらしい。予定時刻よりかなり早い。
さすがは大親分。仕事が早い、いや早すぎる(汗)。
ロックインジャパンに関係して夜遅くまで対応していたのに恐るべし。
○04時50分 タヌキ号は&君を拉致して一路南下。
次は5時30分に待ち合わせしているサトちゃんだあ。
○05時15分 サトちゃん合流。早さはどんどん加速し、そして東名へ。
05時22分 ペンギン号は出遅れているようでやっといさわ氏乗車との連絡。
なんでも二度寝で不機嫌の子供の対応に手がかかったらしい。
タヌキ号が先行するのは初の珍事。
○05時27分 早くも用賀を越え高速に入る。早すぎるんとちゃうん?
ご乗車の品のよいお客様を怒らしてはならんと、タヌキは観光ルートを
スーパーコンピュータ顔負けのスピードで錬る。
がしかし、ひとまず行ってから考えようと、太鼓腹をポン!。
大陸的な性格で、細かいことを考えるのは大の大の苦手なのである。
○05時40分 港北PAに着いた。トイレ休憩を済まして一路伊豆へ、いずこへ。
もう休憩なしに一気に朝食地点へ向かうとタヌキは時間の皮算用。
○06時09分 すると、ペンギンから着電。
むっちゃ自慢しているアンドロイド携帯からの音声通話だ。
単なるゲーム機ではないことを証明してくる。
横浜青葉付近という報告に対して、こちらは厚木と応答。
1馬身から3馬身と引き離されていくことに屈辱の悲鳴が電話口からする。
それはさておき、タヌキ号は厚木を通過してさらに加速する。
○06時22分 大磯を通過し順調な流れに、タヌキの親分ががポツリと口にした。
こりゃあ長い1日だなぁ。太陽もまぶしく照りつけ過酷な1日が始まる。
ようーし、我々のコンセプトはだ、
クーラーの効いているところにしようと言い出した。
満場一致の賛成票2票を獲得して鼻息が荒い。
昨年、人っこ一人いない農場で山登りしてバテた思い出がよぎったのだ。
サトちゃんが美術館ならひょっこりひょうたん島の展示をしているところが
あると、池田20世紀美術館を候補として情報提案。
タヌキは自分の鞄からネットブックを出すようにサトちゃんに指示。
FO M AカードをつけてインターネットW eb検索開始だ。
スパイアクション映画顔負けのシナリオだが、この手のアクション経験が
ない一般人には、もれなく車に酔うというおまけがついた(汗)。
検索するとやはり、ひょっこりひょうたん島の企画展示がされている。
そこにしよう、決定!とタヌキが圧倒的賛成票をバックに宣言。
助手席で&君はポツリと、着いた時間には開館してないと思いますけど。
一気に上がったテンション支持率100%はつかの間、急降下0%に落ち込む。
民主党の支持率急降下をはるかに凌ぐ、これ以上は無いギネス記録だ。
額に斜線が入るも、完全寝不足大陸育ちのタヌキ首相は顔色一つ変えない。
さっと話題を変えてかわすところは今の政治家よりも頼もしい。
○07時50分 伊東の道の駅「伊東マリンタウン」に到着。
熱海は混むから一気に通過、美術館のある伊東まで来てゆっくり朝食との
タヌキの勘でここまでやってきてもうた。
車を止めて店舗の方へと歩いて行く。
開いてない、どこまかしこも開いてないぞー。
すれ違う人々、みな一様に同じ台詞をはいている。
店舗扉には8時30分開店と書いてあり、トイレも使えない。
タヌキの親分は、いかんなぁこれじゃあと駄目だし。
6時には店を開けないとと、客商売の何たるかを切々と語った。
集まって来ている民衆の不満を聞き、思わず浮動票獲得を高らかに宣言。
○08時10分 近くのファミレス「ジョナサン」を
カーナビで検索して朝食をとる。
ここは6時開店。よかった、
流石は民間営業のファミレス。
3セクの道の駅とは大違いだと、
タヌキはこの辺の事情を分析した。
朝食を注文した頃、ペンギンから
ガストに着いたぞーと連絡が来た。
いつもの待ち合わせ場所からだ。
今年の朝は別行動、昼からの合流となる。
ペンギン号は朝食の後海水浴、海釣りとマリンレジャー豊富な若年コース。
タヌキ号は美術館等施設を見学する壮年コース。
というか、単に冷房と休憩に身を任せるという
これからの長丁場の充電プランだ。
タヌキは朝飯前のお仕事を片付ける。
休日の無い首相は大変である。
ゆっくり朝ごはんを食べ、
美術館の場所(住所電話)をメモして出発。
○09時10分 カーナビに伊東市十足、じゅっそくと入れるが出てこない。
とそくだ!と、とを入れて見ると
所在検索一覧に十足が出てきた。
次に6-1-4と入れる。
そんな住所は無いとカーナビは応える。
ええいと大体のところを目的地に設定し(大陸的やん)、
10分くらいでつきますと運ちゃんは高らかに宣言して出発。
山道をくねくねと走り回ること30分。一向に看板すら出てこない。
どうも道を間違えているらしい。しかも「とそく」と読んでいた町名は、
バス停のふりがなから「とうたり」と判明。ばかたり、ちゃうやん。
関西人が乗車していたらさもありなん。
再度カーナビ君に問うことにした。
今度は電話番号で検索してみる。なんとヒット!
初めから読めない町名でなく、電話番号にしときゃあよかった。
でもまあ時間を潰すという目的を無意識のうちに達成するあたり、この
政治家の手腕は本物だ!!!と感心するのは私だけか!?
○09時50分 美術館に到着する。
駐車場に車は1台もなし。
去年の農場と一緒で貸切。
受付嬢さんからも今は貸しきり状態、
ゆっくりご覧になれますと。
これはいかん、何だか嫌な予感。
絵を見ていると、タヌキは一枚の絵を写して今年参加できなかったぐっさん
のところへ送る。撮影禁止も何もあったものではない。
次いで、クイズだ。この絵はだーりだ?
ダリの絵である...(汗)。
ゆっくり館長室の休憩所で息を整えて昼食地点へと向かうことにする。
美術館を出発したのは10時50分。
○11時15分 車を運転しながらダイソーがあったらウロコ取りを買いたいと言っていた
のだが、国道沿いに大きなダイソーの看板を発見、迷わず突っ込む。
電話でペンギンに再度確認。鯛釣りしたのか?と。
これからするところということだった。
やっぱり買わなきゃウロコ取り。
果たしてそれは、2つぶら下がっている。
タヌキが眼光するどく、一方のウロコ取りを高々と上げて宣言、こっち!
左手にしたそのウロコ取りには、日本製と書いてあった。うーっ。
あと、紙コップ、お皿、箸を買って、そこを出発。
○11時40分 朝立ち寄った道の駅が見えてきた。
やっぱりソフトでしょとの私の提案が通り、休憩。
タヌキが奢るよと高らかに宣言!
私は350円×3は1050円と、必要な支払い
金額を計算。一応50円玉を右手に握りしめた。
案の定、会計で千円札を出してからおたおたするタヌキさん。
私はすっと50円を千円札の上に乗せたら、なぜか私が奢ったかのような
空気に変わる。うーん、よく冷える。
表の日陰の椅子に座って、海眺めながらプレミアムソフトの味は格別。
風もべたつかずなぜか心地よい。お昼寝したくなる。
12時15分、道の駅を出発。
○12時25分 昼食場所に到着。観光客目当てでなく、
広さもあってくつろげ、味もよいということで
いつもきているかつ源さんだ。
タヌキの親分は一足お先に、
ノンアルコールのビールで一息つき、
おしぼりで額の汗をぬぐう。
そこへ、12時40分若年コースが合流。
ペンギンだけ鼻の頭が赤い。
鼻が高くてねぇと頭をかいている。
ピノキオの鼻が高いのは何でだっけだったかなぁ。
ペンギンは男のかつ源定食と注文。さらにライスは小でと付け加える。
どこが男じゃあと思うかもしれませんが、この後、子供が残したご飯を
平らげるのであるから、計算高い。まさしく男なのである。
まだ1日目の半分もきてないのに紹介ネタが多すぎ。
○13時30分 すっかり満腹になってご満悦の一行はかつ源を後にして、買い物に。
いつものスーパーで、今年は人数も少ないし、年も一つ上がったし、
少なめで行こう、予算は2万もあればいいっしょと買い物スタート。
スイカ割のスイカが目に入る。
手前の大玉は大きすぎ、奥左手の小玉を選択。
まずまずの滑り出し。だが後半は、
これいいかな、これもあれもとカゴに突っ込む。
14時15分、買い物を終えて、
レジの金額に一同釘付け。
予算を1割オーバーだ。
子供達から悲鳴が上がる。
支払いの中に無駄がなかったのか、しっかり事業仕分けチェックが入る。
ペンギンしか食べなかった
宇治金時バーの箱物が
堂々ランク1位の無駄でした。
○14時40分 宿に到着。
勝手知ったる我が家に、仕事が早い。
2箇所の冷蔵庫への物資の格納
(今宵の夕飯は上、明日の朝食は下)、
バーベキューセットの設置
(あるべきところになくても探し出す)、
風呂のセッティング(バーベキュー前に入れるようにだ)。
役割分担、指示がないのに、
作業はてきぱきと進む。
だが、炎天下の中での火起こしは、
かなり過酷な作業のようで、
もうふらふらだ。
○15時00分 ダテポンが15時20分着の電車で
くるとのことでお迎えに。
定刻どおり到着。
ダテポンはご当地初デビューです。
施設の綺麗さ、広さに加えて、眺望の良さに感動。
毎年来ているメンバーは初心に戻り、また新鮮な気分を味わった。
○ここからは、しばし写真で様子を感じてください。
ウロコ取りと火起こし。 子供は焼きマシュマロ、大人は宇治金時バー。
二人で即興演奏。 鯛の粗汁を作る前に臭みをとる兜焼きね。
まずはビールで乾杯。 私寝不足なの、お願い一休みさせて。
今年は火力が弱くいい感じ。 外も涼しくなっていい感じ。
・・・
ペンギンが自慢する、俺の携帯は凄いんだぞーって。
アップルのシールが貼ってあってみんな振り返るそうです。
他にも、ペンギンがアンドロイド携帯の凄いところを自慢する。
まず、おみくじができる(1日一回)。
それに、子供にしか聞こえない周波数帯域が分かる。
な、なんと、美人時計が見られる
ほんで、向けた方角の星座が見れる。
→早速外で星を見ながら星座を観ることにした。
あれが金星だ、あれが北極星だ、とアンドロイド携帯を空に向けて
星を見て言い当てる。
はやぶさ帰還の年に相応しい宇宙ロマンの満喫三昧。
これは凄い、使えるじゃないの。
と使っているうちにバッテリーがなくなってしまいました。
これは大誤算。明日は携帯電話として使えなくなっちゃいました。
明日は午前4時に起床、そして釣りに行くぞー!
だからいつでも寝れる様に準備しましょ。
そうしましょ。
早起きチームの寝床を作る。
親分は隣の部屋へ移動。
俺はいびきがうるさいからこっちね。
と一人布団を隣の部屋、ソファーの横へ持っていく。
これが後に大事件となるのを、
この時点では知る由もなかった。
ダテポンはさきと君とトランプバトル。
世の中の厳しさをとくと教え込む。
手加減はなし、男の1対1の真剣勝負。
さきと君も負けてはいない。
なかなかいい勝負であった。
ソファーでペンギンがギターを弾く。
それにつられてタヌキの親分が踊るったら踊る。
ムーンウォークもお手の物。体型に似ず軽やかだ。
焼酎ロックを片手に酔拳のように華麗なダンス。
踊りはだんだんエスカレートして...
ガシャン。
○21時10分 大事件、だっぴ!
焼酎を持っていた右手が椅子に当たって、布団の上にこぼしたのだ。
覆水盆に返らず。
報道写真どころではない、まずは水気をとらねば。
シーツをとり、布団を乾かして、
寝るために他の布団を引っ張り出す。
このときシーツをとったときに親分が発声した。「だっぴ!」
これがなぜか大うけ。
このワンフレーズはいただきだ。
これからの企画に使うべく、ペンギン、ダテポン、イサワ氏は
だっぴの使い方を論議し始めた。こんこんと論議は1時間にもおよぶ。
近々、このフレーズが流行りになることは間違いなさそうだ、っぴ!
○22時過ぎ 今日も早かったけど、明日も早い。
もう寝ましょ。
【8月8日合宿2日目】
○04時30分 出漁じゃー!
去年は雨に降られたけど、
今年の天気は良好。
水平線に日の出が見られた。
途中で釣りに必要な餌を買い、
伊東の防波堤で釣ることにした。
横断歩道はないけど、
なんかのアルバムジャケット
みたいでしょ。
なかなか大きい! でもないか(汗)。
⇒
海面を見ていたら、ゆったりとエイが泳いでいた。
後で報告してもエイの他にビーもいたんじゃないか
と信じてくれない。
これが衝撃のスクープ写真だ!
(ホントヨ、ほんとだってばぁ)
カワハギが釣れました こちらはコチです。
○07時30分 朝食
今年はダテポンが担当。
みんなが「まいう~♪」と叫んだのは
ミルクオムレツだ。
とてもマイルドな逸品です。
パジェローっ! 百発百中!(周りの点々はって!?)
⇒
○09時00分 スイカ割り
高齢の、いや恒例のスイカ割り。
みんな真剣にスイカを割ろうと力が入る。
エイ、ヤア、トゥ!
だが、親分だけはマイ目隠しでペンギンを追う。
ペンギン危うし~!
白い縁の部分がないスイカだ。
ちょうどいいサイズでしたが、これでも余るほど。
甘くて美味しかったです。
○09時50分 集合写真
外はパラパラと雨が降っていたので
室内で集合写真です。
1+1はー、
にぃー。
だっぴ!
【エピローグ】
今年も無事に夏合宿を終えました。
月曜日は台風の影響から雨でしたけど、晴天に恵まれました。
毎年必ず一つは流行語大賞が生まれます。
今年は「だっぴ!」。
そのうち一世風靡しますので、
皆様お忘れなきよう。
正しい使い方はそのうち、幹事さんから伝えてもらいます。
おわり。