多摩 保護司会日野・多摩・稲城地区保護 司会の皆さまにおかれまして...

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日野・多摩・稲城地区保護 司会の皆さまにおかれまして は、日頃より更生保護活動を 通じ、青少年の健全育成に対 してご尽力をいただき、深く 感謝申し上げます。 さて、近年、少子高齢化の 進行や社会・経済の情報・グローバル化など様々 な課題があり、また、地域コミュニティの希薄 化や規範意識の低下などの問題も指摘されてい ます。稲城市においては、すでに、様々な角度 から子どもの成長を地域社会で見守る体制がで きておりますが、今後とも地域との連携を進め、 地域の大人達が子ども達を温かく見守りながら ともに育てる地域づくりを進めていくことが求 められます。 現在、保護司の皆さまが中心となり、更生保 護に対する協力と理解をPRするための「社会 を明るくする運動」を長年実施していただいて おります。稲城市の学校教育においては、全中 学生が参加させていただいており、地域活動へ の参加を通じ、保護司の皆さまが更生保護活動 を行うなかで培ってきた精神に触れる良い機会 をいただいているところです。このことは、「持 続可能な開発のための教育(ESD)」の実践に 必要な2つの観点である「人格の発達や自立心 などの人間性を育むこと」「他人との関係性、社 会との関係性との関係性を認識し、『関わり』 『つながり』を尊重できる個人を育むこと」に寄 与しており、今後も継続させていただきたいと 考えております。 日野・多摩・稲城地区保護司会の皆さまにお かれましては、「社会を明るくする運動」などの 地域活動を通じて青少年の育成にご協力をいた だいているところではございますが、変化の激 しい時代を迎えようとする子どもたちの成長の ため、今後とも各種ご支援いただきますようよ ろしくお願いいたします。 -1- 第57号 平成31年3月31日 日野・多摩・稲城地区保護司会だより 保護司会 だより 日野 多摩 稲城 地区 第57号 ―――地域社会に溶け込む保護司と連携――― 稲城市教育委員会 教育長

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  • 日野・多摩・稲城地区保護

    司会の皆さまにおかれまして

    は、日頃より更生保護活動を

    通じ、青少年の健全育成に対

    してご尽力をいただき、深く

    感謝申し上げます。

    さて、近年、少子高齢化の

    進行や社会・経済の情報・グローバル化など様々

    な課題があり、また、地域コミュニティの希薄

    化や規範意識の低下などの問題も指摘されてい

    ます。稲城市においては、すでに、様々な角度

    から子どもの成長を地域社会で見守る体制がで

    きておりますが、今後とも地域との連携を進め、

    地域の大人達が子ども達を温かく見守りながら

    ともに育てる地域づくりを進めていくことが求

    められます。

    現在、保護司の皆さまが中心となり、更生保

    護に対する協力と理解をPRするための「社会

    を明るくする運動」を長年実施していただいて

    おります。稲城市の学校教育においては、全中

    学生が参加させていただいており、地域活動へ

    の参加を通じ、保護司の皆さまが更生保護活動

    を行うなかで培ってきた精神に触れる良い機会

    をいただいているところです。このことは、「持

    続可能な開発のための教育(ESD)」の実践に

    必要な2つの観点である「人格の発達や自立心

    などの人間性を育むこと」「他人との関係性、社

    会との関係性との関係性を認識し、『関わり』

    『つながり』を尊重できる個人を育むこと」に寄

    与しており、今後も継続させていただきたいと

    考えております。

    日野・多摩・稲城地区保護司会の皆さまにお

    かれましては、「社会を明るくする運動」などの

    地域活動を通じて青少年の育成にご協力をいた

    だいているところではございますが、変化の激

    しい時代を迎えようとする子どもたちの成長の

    ため、今後とも各種ご支援いただきますようよ

    ろしくお願いいたします。

    -1-

    第57号 平成31年3月31日日野・多摩・稲城地区保護司会だより

    保護司会だより日野多摩稲城

    地区 第57号

    ―――地域社会に溶け込む保護司と連携―――稲城市教育委員会

    教育長 加 藤 明

    駅駅駅今今今昔昔昔

    多多多摩摩摩市市市 聖聖聖蹟蹟蹟桜桜桜ヶヶヶ丘丘丘駅駅駅

  • 専門部の活動

    研 修 部○地域別定例研修会

    第Ⅰ期「良好措置・不良措置」

    第Ⅱ期「薬物事犯者の処遇について」

    第Ⅲ期「再犯防止と地域連携」

    講義・グループ討議・発表をした後、活発な

    意見交換が行われた。

    今年度の地域特別研修会出欠状況

    ○SST研修

    9月5日に開催し40名が参加、SSTの基本的

    な考え方ややり方を練習。

    講師:明治学院大学 八木原律子教授

    ○視察研修

    9月25,26日に、22名が参加して実施。宮城

    刑務所訪問。

    ○地域処遇会議

    2月20日に開催。5名の方が発表し、44名が

    参加。

    地域活動部平成30年度も例年通り、社会参加活動3回、

    関係機関との連携活動1回行いました。

    百草台コミュニティーセンターにおける社会

    参加活動は、実施日を本年度は、土曜日から対

    象者が参加しやすい日曜日に変更して行いまし

    た。近年、対象者の参加はありませんでしたが、

    本年度は6月1名、11月3名と曜日変更の成果

    があったように思われます。

    関連機関の連携活動におきましては、「非行

    と少年の心 パートⅡ」として、来賓で多摩市

    教育委員会 清水哲也教育長に出席していただ

    きました。講師として警視庁八王子少年センター

    心理技術主任 副島友里様に講演していただき

    ました。内容は現在犯罪件数の多いオレオレ詐

    欺の「使いパシリ」を描いたビデオ「後悔」を

    基に少年心理の行動等お話していただきました。

    我々保護司の身近な問題であったため、時間オー

    バーする程白熱した質疑応答が行われました。

    -2-

    第57号 平成31年3月31日日野・多摩・稲城地区保護司会だより

    【日野市】

    *東京都推進委員会委員長感謝状

    ・日野市立日野第三中学校

    ・日野市立夢が丘小学校

    ・日野市立七生緑小学校

    ・東京都立七生特別支援学校

    *東京保護観察所長感謝状

    ・日野市立日野第三中学校PTA

    ・日野市三中地区青少年育成会

    【多摩市】

    *東京都推進委員会委員長感謝状

    ・多摩市立鶴牧中学校

    ・多摩市立青陵中学校

    *東京保護観察所長感謝状

    ・多摩市青少年問題協議会第二地区委員会

    ・多摩市青少年問題協議会北諏訪地区委員会

    【稲城市】

    *東京都推進委員会委員長感謝状

    ・稲城市自治会連合会

    地域処遇会議

    平成31年度 定期総会のお知らせ

    期日 平成31年4月24日(水)

    時間 午後2時から

    場所 百草台コミュニティセンター集会室

    非行と少年の心 パートⅡ

    第68回“社会を明るくする運動”

    民間協力者に対する感謝状

    第Ⅰ期 第Ⅱ期 第Ⅲ期

    サポートセンター 47 44 42

    補講(支部) 7 9 16

    補講(本庁) 1 4 2

    欠 席 16 16 16

    出席率(%) 77.4 78.1 78.9

  • ▼ 日野分区

    本年度の日野分区視察研修は12月4日(火)昭

    島市にある国連アジア極東犯罪防止研修所(略

    称アジ研)を訪れました。広大な敷地に近代的

    な建物があり、国際的な感覚がみなぎる施設で

    す。アジ研は国内外での多彩な技術協力事業と

    国連の犯罪防止・刑事司法活動に参加・協力し

    ており、海外の多くの刑事司法関係の実務者が

    研修等に参加しています。我々が事業説明を受

    けた場所は、国際会議が行われるような大会議

    室で大型スクリーンと各席には通訳装置があり、

    また通訳者のためのガラス張りのブースも設置

    されています。

    次に研修参加者のための宿泊施設を見学しま

    した。宗教儀式のためのコーナーもあります。

    また、施設内で学習・研究する図書コーナーに

    は沢山の書籍が並んでおり国際図書館のようで

    す。今回の研修

    会に参加して、

    日本が国際社会

    の安全・安心に

    大きく貢献して

    いることを強く

    実感することが

    出来ました。

    ▼ 多摩分区

    平成30年度の多摩分区視察研修を、10月18日

    (木)に東京家庭裁判所立川支部で16名が参加し

    実施しました。

    研修の内容は事件を起こした少年審判の一般

    的な流れ(非行の有無→非行の動機、原因、環境

    等の確認→試

    験観察および

    決定の告知)

    をビデオ観賞

    しながら説明

    を受けました。

    また家庭裁判

    所調査官の調

    査についても話がありました。説明後に審判室

    の見学をしながら、我々の質問に応答をしてい

    ただき研修を修了しました。多摩に帰って研修

    の意見交換を行いました。

    ▼ 稲城分区

    平成30年11月12日(月)、市職員2名の方と稲

    城分区保護司18名で立川拘置所の視察研修を実

    施しました。

    立川拘置所は、外見からは収容施設には見え

    ない外壁の無い10階建ての都市型拘置所で、規

    模も東京、大阪に次ぐ3番目の収容を誇り、収

    容定員は1000名で未決拘禁者が多く収容されて

    います。

    担当官によるDVDなどでの説明や、施設内の

    見学エレベーターはドアで二つに区切ることが

    でき収容者と看守は空間を別にしているところ

    が新しい感じでした。居住スペース屋上の共同

    運動場、収容者の作業場なども見学しました。

    冷暖房も完備され、入所者への人権上の配慮

    もされた素晴らしい収容施設であり、勉強にな

    りました。

    最後に活発

    な質疑応答

    を行い、有

    意義な研修

    をさせて頂

    きました。

    -3-

    第57号 平成31年3月31日日野・多摩・稲城地区保護司会だより

    平成30年度

    視 察 研 修 報 告

    2019年「新春の集い」は、平成31年1月9日

    (水)京王プラザホテル多摩にて、来賓9名、名

    誉会員8名、会員56名の出席で開かれました。

    安西会長よりユーモア溢れる新年の挨拶と、

    「再犯防止」についての所感を伺いました。続け

    て、東京保護観察所立川支部 柴田支部長、多摩

    地区保護司会連絡協議会 野崎会長、そして大坪

    日野市長、阿部多摩市長、髙橋稲城市長より、

    ご祝辞を頂きました。来賓・名誉会員、今年度の

    被表彰者の紹介では、表彰者を代表し瑞寶雙光

    章を受けられた安西会長が挨拶をしました。

    懇親会は紀副会長の乾杯に始まり、日野・多

    摩・稲城地区更生保護女性会 関戸会長、東京保

    護観察所立川支部 中島、佐藤保護観察官のご挨

    拶、更に新任保護司紹介と挨拶がありました。

    会食・歓談は和やかに楽しく、恒例のビンゴ、各

    分区ごとのカラオケ合唱・記念撮影が行われまし

    た。最後に参加

    者全員で「いつ

    でも夢を」を歌

    い、本年の保護

    司活動の充実

    と互いの親睦

    を深め合うひ

    とときでした。

    新新新春春春ののの集集集いいい開開開催催催222000111999

  • 法法務務大大臣臣表表彰彰のの受受賞賞ににああたたっってて

    ・平成30年12月7日(金)・立川グランドホテル

    今年の東京保護観察所立川支部管内の受彰者

    は、叙勲6名・褒章5名・法務大臣表彰17名・

    全国保護司連盟会長表彰22名で、計50名でした。

    祝賀会当日は、受彰者とご来賓、多摩連理事等、

    総勢104名が集い、賑やかな会となりました。会

    に先立ち、受彰者と地区会長の記念撮影が行わ

    れ、午後2時に第一部が開宴。受彰を期に受彰

    者の皆様のますますのご活躍を祈念いたします。

    多摩連HPご参照ください。http://www.bz-jpn.com/tamaren/

    ―20年を振り返って―

    日野分区 中嶋 ヒロ子

    PTAの役員を終え、ホッとしていた頃、地域

    の先輩保護司さんから推薦を受け、保護司を引き

    受けることにしたのが私、46歳の時でした。それ

    以来多くの対象者と向き合い、時代の変化を感じ

    つつも今日に至っております。

    処遇に関して困ったり悩んだ時は、私はいつも

    先輩の保護司さんや主任官に電話して相談にのっ

    てもらいました。

    保護司会は時間と行動が必要なボランティア活

    動だと思いますが、今後保護司になり手が少ない

    現状をふまえ新たな対策を考慮すべき時期に来て

    いると思います。ますますの発展を祈ります。

    日野分区 澤田 研二

    法務大臣表彰の栄に浴するとの知らせに頭をよ

    ぎった言葉「辿たど

    り来き

    て未いま

    だ山さん

    麓ろく

    」でした。古くは中

    国から伝わって来た言葉ですが、ある有名将棋士

    が名人位を獲得した時引用し、日本でも広く知ら

    れました。意図するのは、辿り着いた所は頂点ではな

    く、未だ山の麓ふもと

    で更なる努力が必要との戒めで、私

    はこの意に添ってこの賞に恥じない活動の継続に努

    めます。

    日野分区 土方 喜久弘

    此度、栄えある法務大臣表彰を頂き、喜びとと

    もに御指導頂いた諸先輩や、関係者の方々に感謝

    しております。

    平成10年に保護司に任命され、周囲の方々の協

    力と理解を頂き20年間続けることが出来、平成30

    年に此度の受賞となり大変区切りの良い年となり

    ました。今後も対象者との面接の中で、更生・改

    善の処遇に努めたいと思います。

    日 時:平成30年11月28日(水)

    会 場:港区「メルパルクホール」

    受彰者:当地区からは、次の25名の方々

    心からお祝い申し上げます (敬称略)

    *瑞寶雙光章受章 安西 清

    *法務大臣表彰中嶋 ヒロ子 澤田 研二 土方 喜久弘

    *全国保護司連盟理事長表彰 平田 紘一

    *関東地方更生保護委員会委員長表彰鹿島 正二 川島 保之

    *関東地方保護司連盟会長表彰須崎 勝政 佐倉 英明 渡邉 幸子高橋 勝浩 渡邉 力

    *東京保護観察所長表彰津守 範学 山上 貴久 大坪 冬彦三島 憲治

    *東京都保護司会連合会会長表彰岩田 利夫 髙木 禎信 池田 教秀

    *東京保護観察所長感謝状〈家族功労者〉紀 隆叡(紀 初子の夫)〈更生保護女性会員〉 川井 真里子

    *日本更生保護女性連盟会長表彰〈更生保護女性会員〉 西村 智子〈協力雇用主、民間篤志家〉梅沢 美代子 株式会社西ビル管理

    *東京更生保護女性連盟会長表彰〈更生保護女性会員〉小林 満起子

    -4-

    第57号 平成31年3月31日日野・多摩・稲城地区保護司会だより

    多多摩摩連連受受彰彰祝祝賀賀会会をを開開催催平成30年度

    平成30年度東京更生保護事業関係者顕彰式典開催

    澤田・中嶋・会長・土方各氏

  • 日野分区 金かね

    子こ

    晃てる

    久ひさ

    〈研修部〉

    この度は、保護司のご命を

    頂き、仕事の重さに大変恐縮し

    ております。研修を受けて感じ

    たことは、青少年の犯罪には、

    家庭環境が著しく影響してるとのこと、掘り下

    げれば夫婦の仲が元にあるようにも感じました。

    対象者の話をじっくり聞かせて頂き、共に歩む

    ことを心において勤めさせて頂きます。行き届

    きませんが、ご指導の程、どうぞ宜しくお願い

    致します。

    日野分区 芝しば

    田た

    晴一朗せいいちろう

    〈地域活動部〉

    3年前ボランティアでNPO法

    人フードバンクTAMAを立ち上

    げました時より、親身に相談に

    乗って下さり力になって下さっ

    た日野市社会福祉協議会の方より保護司のお話

    を頂き、昨年12月に保護司の委嘱をお受けい

    たしました。日野市を中心に、フードバンク

    TAMAとして多摩地域で社会福祉協議会、ひ

    とり親家庭、養護施設、自立援助ホーム、シェ

    ルター、子ども食堂などの団体や施設へ食品を

    届けております。また、学習塾に行けない子供

    たちのために、無料学習塾も開いております。

    保護司として『己に徹し人のために尽くせ』と

    の思いで、諸先輩からご指導を頂き真剣に取り

    組んで参ります。どうか宜しくお願い致します。

    日野分区 眞ま

    木き

    定さだ

    義よし

    〈広報部〉

    「君の笑顔に会いたくて」の映

    画に深く関心を持ったのは、私

    が保護司を拝命して間もない頃

    でした。原作は大沼えり子さん

    が書かれた「絲」であることを知り、書籍を取

    り寄せて読み、大きな感動を得ました。

    親による虐待や犯罪、子ども達の貧困といじ

    め、そして子ども達を取りまく孤独…等。それ

    らは子ども達の未来に警笛を鳴らされているか

    のような現代社会であると気付かされました。

    子ども達の健やかな成長が地域社会と国の未来

    の最低条件であるとするならば、私は保護司と

    して、犯罪を犯した方の立ち直りと犯罪予防活

    動に微力ながら役に立てるよう尽くしたいと考

    えます。

    先輩の皆様のご指導を宜しくお願い致します。

    多摩分区 山やま

    田だ

    英えい

    二じ

    〈地域活動部〉

    日頃から地域で大変お世話に

    なっており、長年にわたって保

    護司活動に携われた大先輩から

    保護司活動へのお誘いを受けま

    して12月22日に保護司の委嘱をお受けしました。

    これから研修や会議で知識を身につけるととも

    に、様々な分野で活躍し、経験豊かな保護司の

    諸先輩の皆さまから指導や助言を頂戴しながら

    実務を経験して、少しでも地域社会のお役に立

    つよう、日々研鑽していきたいと思います。今

    後ともよろしくお願いいたします。

    -5-

    第57号 平成31年3月31日日野・多摩・稲城地区保護司会だより

    保 護 司 に な っ て平成30年12月22日付委嘱

    ありがとうございました

    萩 原 実 夫 氏 多摩分区

    平成30年12月21日付(在職16年)

    なお同氏は、平成31年1月3日にご逝去され

    ました。

    生前のご功績を称えるとともに、ご冥福をお祈

    りいたします。

    岩 田 利 夫 氏 日野分区

    平成30年12月21日付(在職4年)

    三 島 憲 治 氏 多摩分区

    平成30年11月15日付編入平成31年3月31日付退任(在職4ヶ月)

    退 任 保 護 司 紹 介

    表 紙 写 真 の 説 明

    <聖蹟桜ヶ丘駅> 多摩市教育委員会所蔵

    聖蹟桜ヶ丘駅は、1925年(大正14年)に玉

    南電気鉄道の関戸駅として開業、その後京王

    電気鉄道に合併され、1937年(昭和12年)に

    聖蹟桜ヶ丘駅に改称されました。

    写真は1964年(昭和39年)町制施行時に撮

    影されたものです。当時の駅は現在よりもや

    や東南に離れた位置にありました。昭和44年、

    現在の場所に移転して高架駅となり、多摩市

    の玄関口として、現在も1日6万人以上に利

    用されています。

  • 東京保護観察所立川支部 保護観察官 中島 美紀

    平成30年版犯罪白書によれば、仮釈放者及び

    保護観察付執行猶予者の保護観察開始人員は、

    仮釈放者は前年より減少し(前年比3.8%減)、保

    護観察付執行猶予者も前年より減少(同6.3%減)

    しています。全部執行猶予者の保護観察率は、平

    成25年以降10.0%が続いたが、平成28年に8.9%

    となり、平成29年は8.0%と前年より0.9pt低下し

    ています。平成29年末の保護観察対象者の人員は、

    仮釈放者が4,820人(前年末比2.3%減)、保護観

    察付執行猶予者が9,855人(同4.7%減)でした。

    保護観察処分少年及び少年院仮退院者のうち、

    保護観察処分少年の保護観察開始人員は、平成29

    年は1万4,465人(前年比1,839人(11.3%)減)であり、

    平成26年以来2万人を下回り減少を続けています。

    少年院仮退院者の保護観察開始人員は平成29

    年2,469人(前年比274人(0.1%)減)平成15年

    以降減少傾向にあります。

    立川管内では、保護観察係属事件数は平成28

    年から増加しており、平成29年は825人(交通短

    期保護観察を除く)前年より25人(前年比3.1%)

    増加しています。

    下表は平成30年末の立川管内及び日野・多摩・

    稲城地区の係属事件数と平成30年1年間の受理

    件数です。

    保護観察事件については、10件増加しています。

    分区ごとに見てみると、稲城分区の事件数が半数

    近く減少している(前年比6件減)に対して、多摩

    分区が微増(同3件増)、及び日野分区が大きく

    増加(同13件増)しています。受理件数について

    は、日野分区も多摩分区も昨年とほとんど変わら

    ず、稲城分区は前年に引き続いて減少しています。

    生活環境調整事件(更生保護施設分を除く)

    については、立川管内としては、昨年同様50件以

    上の大幅に減少し、地区全体の係属件数として前

    年より2件減少しています。分区ごとに見ると、

    日野分区は前年より9件減、多摩分区は4件増

    加、稲城分区3件増加となっています。

    今後とも保護司の皆様と協同して、犯罪予防

    活動及び対象者の改善更生に尽力したい所存です

    ので、どうぞよろしくお願いします。

    -6-

    第57号 平成31年3月31日日野・多摩・稲城地区保護司会だより

    情情情情報報報報BBBBOOOOXXXX日野・多摩・稲城地区管内の動向

    平成発行の最後となる広報57号は、原稿の

    提出を頂く多くの方々のご協力のもとに、部

    員の皆様方の編集努力で生み出されています。

    皆様方にとって平成とは? seeyounext!

    ■サポートセンター百草台

    〒191-0033 日野市百草999番地

    電話 042-593-0950 FAX042-506-5474

    メールアドレス:[email protected]

    編 集 後 記

    部 長 貴志 義孝 書 記 荻原 豊子

    副部長 川井 博之 会 計 河内 惠子

    石坂齊雅 土谷縷美 須崎勝政 松永 健

    津守範学 飯島文彦 髙木禎信 池田教秀

    出沼恵美子 伊野直美 山口慶隆 庚塚克子

    眞木定義

    広報部員

    編集 広報部

    刑事施設 少年院 合計

    立川管内 669 51 720

    日 野 18 1 19

    多 摩 28 3 31

    稲 城 17 0 17

    全 体 63 4 67

    生活環境調整事件数

    平成30年12月31日の係属事件数

    平成30年12月31日の係属事件数

    保護観察事件数

    1号 2号3号 4号

    合計全部実刑一部猶予一部猶予全部猶予

    立川管内 366 76 126 10 34 213 825

    日 野 17 4 5 0 1 11 38

    多 摩 16 1 5 0 1 5 28

    稲 城 3 0 3 0 0 2 8

    全 体 36 5 13 0 2 18 74

    平成30年1月1日から同年12月31日までの受理件数

    1号 2号 3号 4号 合計

    立川管内 352 74 386 124 936

    日 野 14 2 9 6 31

    多 摩 11 3 9 1 24

    稲 城 4 0 3 2 9

    全 体 29 5 21 9 64

    (更生保護施設分を除く)