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WebOTX WORKS イベント・セミナー 出展レポート 2006 年版 2006/12/26 NEC http://www.nec.co.jp/WebOTX/works/

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WebOTX WORKS イベント・セミナー

出展レポート 2006 年版

2006/12/26 NEC

http://www.nec.co.jp/WebOTX/works/

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「弱者逆転の組織営業をIT実装するには ~ NEC × カイエン セミナー ~」出展報告(2006年7月31日時点)

2006年7月28日に、NEC プラットフォームイノベーションセンター(春日ビル)で「弱者逆

転の組織営業をIT実装するには NEC×カイエンセミナー」が開催されました。本セミ

ナーは「WebOTX WORKS」に参加いただいたパートナー企業様と、第一回目のプロ

モーション活動となっております。

1. 集客状況、およびお客様層について

 本セミナーでは、ランチェスター戦略を活用して多くの企業の業績アップのコンサルティ

ングをされている岩月康隆氏を基調講演におむかえして「弱者逆転の法則」、ベンダー

エキスパートによる「SFA/CRMシステム導入成功のコツ」を解説することもあり、企業

トップの方やコンサルティングの方など、募集人数を大幅に超える申し込み希望があ

り、大変盛況でした。

セミナー開始時の様子。

経営層の方、およびコンサルティングの方の多くお申し込み希望がありました。

2. セミナー内容

 本セミナーでは、「弱者逆転の法則」を解説していただく基調講演を第一セッション。

「SFA/CRMシステム導入成功のコツ」を解説していただく第二セッション。「投資収益

率を意識したWebシステム基盤構築」の基盤インフラを紹介する第三セッションという三

部構成で開催いたしました。

 2.1. 基調講演「ランチェスター戦略に学ぶ」1 / 37 ページ

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  ~弱者逆転の営業戦略 7つのポイント、3つのルールとIT活用実践術~

 NPOランチェスター協会の理事・認定講師であり講演執筆活動で幅広く活躍され、

ランチェスター戦略を活用して多くの企業の業績アップの実践型コンサルティングで定評

をもつ岩月康隆氏の基調講演は、たいへん聴き応えのある内容でした。

 通常は150分という内容を100分に凝縮したというその基調講演は、ランチェスター戦

略理論をマーケティングへ応用した内容を、数多くの事例を交えながら「勝者の営業戦

略」「弱者の営業戦略」というわかりやすく、しかも具体的であることもあり、参加された

多くの方が熱心にメモを取られていました。

 基調講演はマーケティング戦略がきまったら、それを効率よく実現するためのIT活用

が重要であるとの、IT活用実践の重要性を説いて締めくくれられました。

アクチャーコンサルティング 岩月康隆 様による基調講演の様子。

 2.2. SFA/CRMシステム導入成功のコツ

  ~営業力向上にシステム導入は本当に必要なの?~

 マーケティングにおけるIT活用実践の重要性をうけて、第二セッションでは、株式会社

カイエンシステム開発 関根謙治氏より、SFA/CRMシステム導入成功のコツについ

て、ご講演をいただきました。

 営業力向上のためのITツールはSFA/CRMシステムであるといわれていますが、導入

しても活用されていないシーンが現実に存在するといったリアルな課題を提示するところ

からスタート。何のためのSFA/CRMなのかを原点から戻って解説をいただきました。講

演資料の中ではシステム導入事例を「成功事例」だけでなく「失敗事例」もケーススタ

ディとして紹介するなど、「SFA/CRMシステム導入成功のコツ」のタイトルどおりの内容

でした。

 しかしに「現場に使われなくちゃ、意味がない」をコンセプトとした カイエンシステム開

発様のBizMagicCRMは、講演資料の中だけでの紹介にとどまってしまったのが、大変

残念でした。

 経済産業省の外郭団体、IPAの認定プログラム採用製品であるBizMagicCRMは、

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WebアプリケーションでありそのインフラとしてNECのWebOTXを採用していただいており、

お客様に長期に渡って安心してご利用いただける「営業革新支援システム」です。

株式会社カイエンシステム開発 関根 謙治 様による講演の様子。

 2.3. 投資収益率を意識したWebシステム基盤構築

  ~WebOTX, WebOTX WORKSのご紹介~

 BizMagicCRMのように、Webインタフェースを持つさまざまなパッケージが市場投入さ

れています。Webインタフェースを持つパッケージを稼働させるために、必須なソフトウェア

があるのをご存知でしょうか?これこそがアプリケーションサーバです。

 第三セッションでは「長期に渡って安心して利用できる」アプリケーションサーバ

WebOTXについてご紹介。導入コストと運用保守ホストをどのように考えるのか。NEC

が提案するアプリケーションサーバなら投資収益率にどのような効果があるのかを解説

しました。

 企業トップの方が多い中での本セッション内容は、厳しいかなと思っておりましたが、参

加されたお客様から、WebOTXのパートナー制度であるWebOTX WORKS への参加

希望のご要望を承りました。セッションの内容がきちんと伝わっていること、製品の良さを

理解していただけたことがわかり安心した、そんなセッションでした。

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NEC 毛利 豊による講演の様子。

3. 総論

 WebOTX WORKSにおけるパートナー様との共同プロモーションの記念すべき第一回

目。

 パートナー様からの製品軸ではないテーマ軸での共同セミナーのご提案からスタート

し、共同打ち合わせ、NECの集客ツールを活用した集客、当日のセミナー準備を経て

の開催。

 集客人数、お客様の満足度、製品提案など、よいセミナーが開催できたと感じてい

ます。

 アプリケーションサーバWebOTXのパートナー様支援プログラムであるWebOTX

WORKSによるパートナー様とNECの共同プロモーションで、お互いのビジネスを広げてい

きたいと考えております。さまざまなテーマで共同セミナーを展開してまいりますので、ぜ

ひ次回以降もご期待ください。

 ホッとする間もなく、既に第二回目の共同プロモーションを展開中です。次回は、マー

キュリー・インタラクティブ・ジャパン様と「SOAを実現するインフラストラクチャー」というタイ

トルで共同セミナーを開催いたします。現在の事業環境を取りまく激しい変化に、柔軟

かつ迅速な対応が求められる昨今、SOAに基づいた情報システムの構築がたいへん注

目を浴びています。SOAを実現するシステム構築、評価にご興味をお持ちの方はぜひ

ご参加ください。

4. 更新履歴

 2006/7/31  初 版

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「SOAを実現するインフラストラクチャー ~ NEC + Mercury社 = 開発からテストまで ~」出展報告(2006年8月31日時点)

2006年8月24日に、弊社 プラットフォームイノベーションセンター(春日ビル)で「SOAを

実現するインフラストラクチャー ~ NEC + Mercury社 = 開発からテストまで」が開催

されました。本セミナーは「WebOTX WORKS」に参加いただいたパートナー企業様と

の、第二回目のプロモーション活動となっております。

1. 集客状況、およびお客様層について

 現在の事業環境を取りまく激しい変化に、柔軟かつ迅速な対応が求められる昨今、

サービス指向アーキテクチャー(SOA)に基づいた情報システムの構築がたいへん注目を

浴びています。

本セミナーでは、「なぜSOAが注目を浴びているのか」「システムを柔軟に連携する

SOA標準仕様とは」「SOAシステムの効果的なテスティングソリューションは?」といっ

た、SOAによるシステム構築にフォーカスをあてたこともあり、マーケティングから経営企

画、開発者まで多くの方にご参加いただきました。

セミナー開始時の様子。

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マーケティングから経営企画、開発者まで幅広い層の方々にご参加いただきました。

2. セミナー内容

 本セミナーでは、「SOAをNECはこのように考える」第一セッション。「SOAの標準仕様

でシステムを柔軟に連携」の第二セッション。「SOAの品質と性能を最適化」する第三

セッション。最後に「SOA開発からテストまで」のライブデモ、という四部構成で開催いた

しました。

 2.1. SOAをNECはこのように考える

 SOAの背景を、IT投資において重視される目的の変化を例に、SOA導入による効

果をNECの視点で、NECのマーケティング本部マネージャ西野よりご説明しました。

 SOAの3つのアプローチ、4つのSOA導入パターンを解説した後で、BIGLOBEの事例

を例にとり、SOA導入による定量的な効果についてご紹介しました。SOAにおける効果

を数値でご説明した本事例については多くの方がメモを取られていました。

 また「SOAシステムの構築はどのようにスタートするのか」といったお客様向けに、NEC

が提供するSOAコンサルティング体系も紹介し、最後はNECが提供するSOA対応の

製品説明で締めくくりました。

 SOA全体についてNECの考えをご紹介する本セッション。SOAをNECはどのように考

え、どのようにアプローチするのか、多くの方にご理解いただけたのではないでしょうか。

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日本電気株式会社 西野 陽一郎 による講演

 2.2. SOAの標準仕様でシステムを柔軟に連携

 NECがご提供するSOA対応製品の紹介を受けて、第二セッションでは、日本電気

株式会社のマネージャ中村より、SOAシステムの基盤となるアプリケーションサーバ

「WebOTX」についてご紹介いたしました。

 WebOTXという製品のコンセプトと製品アドバンテージを説明したあとで、システム連

携における課題を Enterprise Service Bus(ESB) というアーキテクチャがどのように解

決するかをご説明。

 SOAの標準仕様である Java Business Integration(JBI) 1.0 が目指すもの、JBIに

準拠することでシステム開発者が将来に渡ってどのような恩恵を受けられるのかを、

JSP/Servletといった標準仕様によって急速に発展したWebシステム構築手法と対比

して解説しました。

 JBIがJava EEの将来仕様であるJava EE 6において、SOA実現の中核技術として

位置づけられていることをご説明しつつ、WebOTX Enterprise Service Busの機能を

紹介しました。

 WebOTX Enterprise Service Busの説明では、提供機能が果たす役割を、何故実

装したのかというコンセプトとあわせて紹介。iWay Software社のアダプタ群との提携に

よって、多くの既存システムとの連携が容易となるといった説明は、特に注目度が高かっ

たようです。

 最後は、「業務の流れを可視化するモデリング製品」から「ビジネスプロセス統合製

品で構築」までを、NECが提供するSOA対応製品でできるということを簡単な例を用

いて説明しました。

 しかし説明資料がいまひとつだったようで、きちんとNEC製品のよさを伝えられなかった

ように思います。これについては補足資料(「業務モデリングツール ARIS / iGrafxと

BPELエディタ連携のご紹介」)を準備いたしました。

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日本電気株式会社 中村 秀男 による講演

 2.3. SOAの品質と性能を最適化する

 テストツールの領域で圧倒的なシェアをもつマーキュリー・インタラクティブ・ジャパン様か

ら、SOAに着目したテスティングソリューションを鈴木 功彦様にご講演いただきました。

 まずは、ソフトウェアのブラックボックステストを自動化し、さらにスクリプト化されたテスト

シナリオを資産して再利用することで効率的に機能テストを自動化するMercury

QuickTest Professional 。特に自動化作業の効率化をはかるGUI機能検証ツール、

Webサービス特有のインタフェース定義ファイルからテストシナリオが自動生成されるWeb

Serviceテストウィザードには多くの方が興味を引かれていたようです。

 そして、より現実に近い負荷を生成して効率的なEnd to Endの負荷テストを実現す

るMercury LoadRunner。Webサービスに特化したWSDLスキャナ機能を使うことで、

Webサービスの呼び出し元であるフロントエンドが作成される前に負荷テストシナリオが

自動生成されるという説明があるとメモを取る方が多く見受けられました。

 最後は、パフォーマンスの問題点をピンポイントで把握する『パフォーマンス診断ツール

Mercury Diagnostics』を紹介して、テスティングソリューション全貌の説明を終えられま

した。「SOAの品質と性能を最適化」、まさにタイトルとおりのセッション。たいへん好評

でした。

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マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン 鈴木 功彦 様 による講演

 2.4. SOA開発からテストまで ~ライブデモ~

 SOAシステム構築のための製品をご紹介してきましたが『百聞は一見にしかず』という

ことで実機マシンを用いてWebOTX Enterprise Service BusとMercury QuickTest

Professional 9.0を用いたライブデモを行いました。

 複数のサービス呼び出しをGUI上で繋げていくことで簡単にサービスを連携していく様

子をWebOTX Enterprise Service Bus の開発環境を使用してご紹介。

 第二セッションで既に解説したWebOTX Enterprise Service Busが提供している機

能をおさらいする形で日本電気株式会社の主任 柴田からご紹介いたしました。

 Webサービスで実装されたサービスのテストについては、Mercury QuickTest

Professional 9.0を利用して、Webサービスのインタフェース定義ファイルであるWSDL

ファイルを入力することでテストシナリオが自動生成されていく様子、テストシナリオ項目

がスプレッドシートで簡単に作成できる様子を前述の鈴木様にご紹介していただきまし

た。

 GUI操作で絵を描くようにサービスを連携されていく様子には、席を乗り出してその簡

易さに感心されておられる方もおられました。しかしなんといっても、テストシナリオ作成

の手軽さとそのメンテナンスの簡易さは圧巻でした。「テスティングソリューションで圧倒的

な市場シェアを誇る製品の実力を垣間見た」、そんなデモンストレーションでした。

 なお、WebOTX Enterprise Service Busの開発チュートリアルを公開しておりますの

で、興味のある方はご参照ください。

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WebOTX ESBのデモの様子

3. 総論

 サービス指向アーキテクチャー(SOA)のシステム構築という旬なテーマで開催した、

WebOTX WORKSにおけるパートナー様との共同プロモーション第二回目。本当に幅

広い方に参加していただきました。

 単なる製品紹介とならないように、SOA全体についての解説を入れ、実際のイメージ

をわかっていただけるように、マーキュリィ・インタラクティブ・ジャパン様にもご協力いただき

ライブデモも実施いたしました。

 すでに会社に訪問して製品紹介をして欲しいとの依頼を承っておりますし、セミナーア

ンケート結果からも、SOAについては多くの方が興味をもっておられることがわかりまし

た。本セミナーがお客様にとってプラスになっていれば幸いです。

 そして本当にホッとする間もなく、第三回目の共同プロモーションを9月1日に開催しま

す。

 日本ビジネスコンピュータ株式会社様と「危機的プロジェクトを救った帳票ソリューショ

ンの全貌」というタイトルで共同セミナーを開催いたします。日本ビジネスコンピュータ株

式会社様の帳票印刷ソリューションとNECのアプリケーションサーバWebOTXとの連携で

実現する効率的、かつ低コストな帳票設計・印刷ソリューションを、帳票業務の危機

的状況を打開した事例集とあわせて詳しくご説明いたします。

 アプリケーションサーバWebOTXのパートナー様支援プログラムであるWebOTX

WORKSによるパートナー様との共同プロモーションで、お互いのビジネスを広げていきた

いと考えております。さまざまなテーマで共同セミナーを展開してまいりますので、ぜひ次

回以降もご期待ください。

4. 更新履歴

 2006/8/31  初 版

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「危機的プロジェクトを救った帳票ソリューションの全貌 ~ コストパフォーマンスに優れたWeb業務プリンティング環境の実現 ~」出展報告(2006年10月6日時点)

2006年9月1日に、弊社 プラットフォームイノベーションセンター(春日ビル)で「危機的

プロジェクトを救った帳票ソリューションの全貌」が開催されました。本セミナーは

「WebOTX WORKS」に参加いただいたパートナー企業様と、第三回目のプロモーショ

ン活動となっております。

1. 集客状況、およびお客様層について

 今、どの事業分野にも厳しく要求されるコストパフォーマンスの追及と迅速な対応が

必要とされてきています。そして帳票業務についてもこの相反する課題がつきつけられて

います。

 本セミナーでは、日本ビジネスコンピュータ株式会社様から、実際に解決困難な状況

を乗り切った事例をご紹介いただけるとのことで、既に帳票業務でお悩みを持たれてい

る方から、これから製品検討をされる方まで、それぞれになんらかの解を得たいという多

くの方にご参加いただき、105%という高い出席率での開催となりました。

セミナー開始時の様子。

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短期Webシステム開発案件に伴い帳票印刷対応にも

柔軟性、迅速性が求められ悩みを抱える方が多いようです。

2. セミナー内容

 本セミナーでは、「事例からみる帳票ツールの活用」の第一セッションのあと休憩をはさ

み、「開発生産性向上の帳票ツールPrintProでの開発手法」の第二セッション。「日

本特有の企業システムのインフラ要件を満たすには」という三部構成で開催いたしまし

た。

 2.1. 事例からみる帳票ツールの活用

 実際のアンケート結果から垣間見える「システム開発における帳票開発」の実態とい

うリアリティのある内容でスタートした本セッション。日本ビジネスコンピュータ株式会社 

高垣 浩二様から、アンケート結果を証明するかのような、中小規模から大規模シス

テムまで様々な「危機的プロジェクト事例」をご紹介いただきました。例えば次のような

事例です。

「コストは極力抑えて1ヶ月で230帳票の移行!?」

「インフラ負荷+ランニングコストを同時に抑えたい!」

「お父さんお母さんでも使える人に優しいシステム!」

 セッションは「課題・検証・教訓」と構成されており、日本ビジネスコンピュータ株式会

社様が「PrintPro for Web」によって課題をどのように解決してきたかを、「製品の特

徴」と「帳票ソリューションに対する豊富なノウハウ」という二つの観点で、たいへんわかり

やすくご説明していただきました。このため、日本ビジネスコンピュータ株式会社様の帳

票ソリューションが、どのような効果を持つ製品であるのかをすんなりとご理解いただけた

のではないでしょうか。

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日本ビジネスコンピュータ株式会社 高垣 浩二 様 による講演

 2.2. 開発生産性向上の帳票ツールPrintProでの開発手法

 「PrintPro」がどのような課題を解決できる製品かというご理解いただいた後の第二

セッション。日本ビジネスコンピュータ株式会社 佐藤 雅邦 様より、より具体的に

「PrintPro」についてその機能をご紹介いただきました。

 開発生産性向上というタイトルではありましたが、お客様が特に関心をもたれていた

のは、Webシステムにおける帳票業務において誰もが共通的課題と考えられている

「サーバマシンの負荷」や「ネットワーク負荷」に対するアドバンテージだったようです。

Webシステムでの比較的スタンダードな手法であるPDF印刷との違いを定量的にご説

明いただいた箇所では、多くのお客様がメモをとられていたようです。コーディングレスだ

からこそのITスキルに関係ない高い開発生産性という点も説得力がありました。

 次バージョン製品における強化ポイントまで披露いただいボーナス付きの第二セッショ

ンは、「短期Webシステム開発にはPrintPro for Web」というメッセージでしめくくられまし

た。

日本ビジネスコンピュータ株式会社 佐藤 雅邦 様 による講演

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 2.3. 日本特有の企業システムのインフラ要件を満たすには

 短期Webシステム開発には「PrintPro For Web」という内容を受けて、第三セッション

では、Webシステム開発でのインフラとなるアプリケーションサーバについて、日本電気株

式会社の毛利よりご紹介いたしました。

 日本国内のエンドユーザからのアンケート結果から日本特有の企業システムの特徴

を、業務システムとインフラとなるアプリケーションサーバで分析。両者の差異からインフラ

として特に重要視される要件を提示したうえで「WebOTX」がそれらにどのように応えて

いるのか、その結果お客様にとってどんな効果をもたらすのかをご説明いたしました。

 WebOTXは常にベンチマークをしながら製品強化を行っています。WebOTXの製品強

化コンセプトが最新の市場認識のベクトルとあっているかをベンチマークするという講演

は、実は今回が初めての試みでした。WebOTXのベクトル、お客様のベクトルとあってお

りましたでしょうか。ベクトルが一致しており、それがきちんと伝えられていればと思いま

す。

日本電気株式会社 毛利 による講演

3. 総論

 今回のセッションで共通していたのは「課題ありき」もしくは「要望ありき」で、それを

「PrintPro for Web」および「WebOTX」がどのように解決するのかというアプローチでし

た。単なる製品説明ではなく、アンケートや市場データからの分析から見出される提案

ポイントは多くの方にご理解いただけたのではないでしょうか。

 製品説明だけでなく、実データの分析部分でメモを取られる方が比較的多かったよう

です。コストパフェーマンスを強く意識されるSMB領域に向けてのどういったメッセージをも

つ製品であるかを伝えられていればと思いました。

 アプリケーションサーバWebOTXのパートナー様支援プログラムである、WebOTX

WORKSによるパートナー様とNECの共同プロモーションで、お互いのビジネスを広げてい

きたいと考えております。

 次回のパートナー様との共同セミナーは11月の開催予定です。前回好評だった

「SOAを実現するインフラストラクチャー」の第2弾となります。SOAといってもいろんな切15 / 37 ページ

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り口があります。今回の切り口はどのようになるのか。ぜひ次回以降もご期待ください。

4. 更新履歴

 2006/10/6  初 版

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「intra-mart Enterprise Web Solution 2006」出展報告(2006年12月6日時点)

2006年10月25日に、WebOTX WORKSのパートナー様であるNTTデータイントラマー

ト社様の、Enterprise Web Solution 2006 イベントに、WebOTXを出展させていただき

ました。

日本電気ブース

NTTデータイントラマート社様のフレームワークの上で稼動する豊富なパッケージが出展

するなかで、NTTデータイントラマート社様の基盤としての出展。お客様も「これは

何?」という不思議な面持ちで展示を眺めておられる様子。われわれも「いつもの展示

会とは勝手が違うぞ」ということで緊張しながらのスタートとなりました。

このような中でこの緊張を取り去ってくれたのが、あるお客様の一言でした。「広報で出

ていたものだよね。intra-mart(TM)標準のものとは何が違うんだい?」。

本イベント出展と連動する形で、2006年10月23日にNTTデータイントラマー

ト社様とNECの両社で行った「NTTデータ イントラマートとNECがintra-mart

(TM)のコストパフォーマンスに優れた高信頼基盤分野で提携」というタイトル

で広報をしていました。

この質問に答える形で、WebOTXの特長である「運用管理」について、なぜその機能を

NECが作ったのかという理由ありきでご説明させていただきました。基幹システムを多く

手がけてきたNECだからこそ「システム稼動後の運用管理が重要である」。この点、多

くの方にご賛同を得られたと感じました。

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http://www.nec.co.jp/middle/WebOTX/event/20061025intramart.html

デモによるご説明

この最初の説明で、説明員の緊張もほぐれました。WebOTX導入効果という点で、

NECのこだわりとそれを実現する機能、その機能についてデモを交えてご紹介させていた

だきました。

また、NECのもうひとつのこだわりである「安心サポート」についても、あわせてご説明させ

ていただきました。『パソコン購入で安心サポートを期待するならNEC』これはハードウェ

アだけではないということ。WebOTXというソフトウェアについても「安心サポート」をご提供

している点についても強くアピールしてまいりました。エンドユーザ様にハードウェア

(Express5800)で安心、ソフトウェア(WebOTX)で安心という付加価値があるという点

で、多くの方にNECとしての訴求ができたと考えています。

また、お客様の中にはintra-mart(TM)社上

で稼動するパッケージをお持ちのベンダー様も

多数おられました。

ベンダー様にはWebOTX WORKSというパート

ナー支援プログラムでの訴求もさせていただき

ました。intram-mart(TM)を活用して構築さ

れた豊富なパッケージを、コストパフォーマンス

(導入コスト・運用コスト・保守コスト)に優れ

たWebOTX上で稼動できること。その効果を多くの方にお伝えさせていただきました。

プロモーション活動をパートナー様のパークに対して行えた貴重なイベント活動。今後も

WebOTXは積極的に活動してまいります。「ビジネスを広げる」から「ビジネスに繋げる」

への次ステージに向かって邁進してまいります。

 2006/12/6  初 版

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「SOAを実現するインフラストラクチャー 第二弾 ~NEC + アイウェイ・ソフトウェア = 効率的な既存資産の利活用~」出展報告(2006年12月6日時点)

2006年11月13日(月)に、NECブロードバンドソリューションセンター(品川)で「SOAを

実現するインフラストラクチャー第二弾」が開催されました。本セミナーは「WebOTX

WORKS」に参加いただいたパートナー企業様と、第四回目のプロモーション活動となっ

ております。

1. 集客状況、およびお客様層について

 本セミナーは「既存資産の効率的な利用・活用方法とは」を主軸としながら、サービ

ス指向アーキテクチャ(SOA)という切り口での企画となっています。

 参加者の大半がSEやプログラマだったことやアンケート結果から、「既存資産」をどの

ように次期システムで活用していくかといった点で多くの方に参加いただきました。

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セミナー開始時の様子

2. セミナー内容

 本セミナーは、「NECの考えるSOA」、「SOA実現のためのインフラストラクチャー

WebOTX」の2セッションの後、休憩をはさみ、「ライブデモ ~SOA基盤編~」から

「SOAの標準仕様で既存資産を柔軟に連携」、「既存資産をSOAコンセプトに基づ

き利用可能とするiWay Adaptive Framework」、「ライブデモ ~既存資産連携編~」

まで、合計6セッション構成で開催いたしました。

 2.1. NECの考えるSOA

 まず、『SOAが求められる背景』ということで、IT投資において重視される目的が、単

なるコスト削減から変化しているという分析結果をNECマーケティング本部の西野よりご

説明しました。

 その後、目的に応じた『SOAの導入パターン』を大別してご紹介し、それぞれの導入

パターンの肝を簡潔に解説いたしました。今回のセミナーのテーマである「既存資産の

活用」も「既存資産・サービスの再利用」という導入パターンとして解説しています。

 その上でSOAを導入するための、具体的なアプローチをNECのSOAソリューションとし

て紹介しました。WebOTXなどの関連ソフトウェアはもちろんのこと、今回新たに強化し

たSOAコンサルティングについて、『SOA導入支援サービス』『SOAアーキテクチャ策定

サービス』『SOA構築支援サービス』という3つのサービスについてご説明いたしました。講

演資料と一緒に配布した『NECのSOAコンサルティングリーフレット』に具体的な内容が

掲載されていたこともあり、講演資料ではなくこちらの資料を入念にチェックされている方

も見受けられました。

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NEC マーケティング本部 西野 陽一郎

 2.2. SOA実現のためのインフラストラクチャーWebOTX

 「既存資産・サービスの利活用」という導入パターンと、その導入で必要とされるソフト

ウェアとしてWebOTXの紹介を受けて、第二セッションでは、NEC第二システムソフトウェ

ア事業部主任の酒井より、SOAシステムの基盤となるアプリケーションサーバ

「WebOTX」についてご紹介いたしました。

 最新バージョンであるWebOTX Ver6.5を紹介する本セッションでは、アプリケーション

サーバWebOTXの特長を振り返ることで、何に注力して強化を図っている製品であるか

をご紹介。その上でVer6.5について、次の機能を3本柱として概要レベルでその効果を

解説しました。

BPMをITで実現するために新製品(既存資産の活用)1.

ACOS資産の効率的なWeb化を促進する新製品紹介(既存資産の利用)2.

3. 業務システムの安定稼働のため強化された実行基盤3.

 WebOTX Ver6.5では、WebOTXファミリー製品として2つの新製品を発表しています。

業務アプリケーションをビジネスプロセスフローで連携するビジネスプロセス管理製品

『WebOTX Process Conductor』。NEC製のメインフレームであるACOS-4で構築済

みの既存アプリケーション、再利用性を考慮して効率的にWeb化する『WebOTX

Gateway Builder』。

 そして業務システムの安定稼働のために行った実行基盤強化では、アプリケーション

の信頼性および可用性の向上と、応答時間保障という効果についてご紹介しました。

 2つの新製品についてはデモンストレーションを準備していないこともあり、上手くその

特徴を伝え切れなかったように思えます。しかし実行基盤強化については、次セッション

で実機を使ったデモンストレーションによって、どのような効果があるのかを伝えられたと

思います。21 / 37 ページ

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NEC 第二システムソフトウェア事業部 酒井 寿

 2.3. ライブデモ ~SOA基盤編~

 「SOAだからこそ、機会損失となるシステム全体停止の抑制が重要だ」と機能強化

を図ったWebOTX Ver6.5。より具体的にその効果を理解していただくために、第三セッ

ションでは高信頼について実機を用いたデモンストレーションをNECシステムテクノロジー

主任の井伊 則和からご紹介させていただきました。準備しておいたデモストーリは次の

3つ。

Webアプリケーションが停止してもシステムを止めない1.

わかりにくいWebアプリケーションのストールも検知、迅速に復旧2.

障害の予兆を検知、未然に防止3.

 WebOTXと他アプリケーションサーバを並べた上でのその挙動の違いは明確なものだっ

たはずです。実運用におけるその違いが何を意味するか。デモンストレーションが始まる

前から配布資料に目を通し、実機デモでは前のめりになって画面を凝視されている方

が少なくありませんでした。実システムでの経験があるお客様には、WebOTXの良さを

十分に理解していただけたと思います。

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NECシステムテクノロジー 主任 井伊 則和

 2.4. SOAの標準仕様で既存資産を柔軟に連携

 『既存資産・サービスの再利用』について具体的なイメージを持っていただくために、現

状システムとSOAシステムとの構造的な差異を明確化し、その差異が「何故必要なの

か」について、NEC第二システムソフトウェア事業部 主任の柴田 昌宏より説明いたし

ました。

 その上で、その差異を実現するための新たなソフトウェアであるEnterprise Service

Bus製品(以下、ESB)を説明。その後でアイウェイ・ソフトウェア社のアダプタ製品との関

連を再定義。それぞれのソフトウェアがどのような役割で『既存資産の再利用』に寄与

するのかを解説いたしました。

 今回のテーマである「既存資産の効率的な利用・活用方法」については、ここからの

セッションがメインとなります。上記の役割整理はたいへん有効だったようで、多くの方が

ここでメモをとっておられました。

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NEC 第二システムソフトウェア事業部 柴田 昌宏

 2.5. 既存資産をSOAコンセプトに基づき利用可能とするiWay Adaptive

Framework

 前セッションでの『アイウェイ・ソフトウェア社のアダプタ製品の役割』の説明を受けて、

アイウェイ・ソフトウェア株式会社 山口 智彰 様から『既存資産をSOAコンセプトに

基づき利用可能とする、250種類以上のシステムへ接続可能なiWay Adaptive

Framework』についてご紹介をいただきました。

 まずは、アダプタ製品の必要性と、それをハードコーディングで実現した場合のデメリッ

ト(時間・費用・リスク)を明確化し、iWay アダプタ製品を導入した場合の効果を説明さ

れていました。しかし、この効果がより顕著にクローズアップされたのは、本製品が提供し

ている「iWayアプリケーション エクスプローラ」という構成管理ツールの説明が始まったとき

でしょう。その手軽さ、容易さを目の当たりとすることで、デメリットが圧倒的な欠点にし

か見えなくなったと感じた方も少なくなかったのではないでしょうか。その手軽さは最終

セッションのライブデモでも浮き彫りにされていました。本説明では多くの方がデモ画面や

説明画面を凝視しておられました。

 また接続するシステム毎に必要となるソフトウェア構成を紹介することで、お客様がま

さに知りたいという構成情報についても言及されており(SAP、Siebel、IBM CICS、IBM

IMS/TM、Oracle DB、IBM IMS/DB)、お客様にとってはたいへん有用なセッションだっ

たのではないでしょうか。

アイウェイ・ソフトウェア株式会社 山口 智彰 様

 2.6. ライブデモ ~既存資産連携編~

 本セミナーの最終セッションでは『既存資産・サービスの再利用』というSOA導入パ

ターンの具体的なシステム開発イメージをご理解いただくために、WebOTX Enterprise

Service Bus製品とiWayアダプタ製品を用いたデモンストレーションを、実機を用いて説

明いたしました。説明の中で繰り返したキーワードは「既存資産のロジックは変更しな

い」ことです。24 / 37 ページ

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 今回のセミナーでの「既存資産の効果率的な利活用」の鍵の一つは、「既存資産=

既存アプリケーションロジック資産+既存データベース資産」という条件を満たしつつ、

既存資産の「ロジックは変更しないこと」で効率的に利用すること。そしてもう一つの鍵

は、ESB製品を介することで、従来のような限定されたOS・ミドルウェア・開発言語の

枠を超えて効率的に活用することでした。この二点が参加された方に正しく伝わってい

れば幸いです。

 また気づかれた方もいたようですが、今回のデモンストレーションでは隠れた訴求点が

ありました。それは、既存資産の参照から、既存資産を連携する設定、アプリケーショ

ンサーバへの登録、稼動状況確認までをすべてWebOTX Developer's Studio

(Eclipseベースの開発環境)で実現していることです。

 今回のデモンストレーションではお見せできなかった「ACOS-4の既存資産をWeb化す

るためのWebOTX Gateway Builder」製品も、同様にWebOTX Developer’s Studio

上で動作します。WebOTX Developer's Studioという統合開発環境による効率的な

既存システム連携。これが製品提供者からのメッセージでした。上手く伝わっていたで

しょうか。

デモンストレーションの様子

3. 総論

 今回のセッションは、これから考えていかなければならない「既存資産」とどのように向

かい合っていくかというアプローチでした。

 従来からある課題でありながら、テーマとしては最新のアーキテクチャを取り入れての

訴求でした。シナリオ作成では、実機を使ったデモをまじえて多くの方に理解いただける

ことに注力して作成しています。

 デモンストレーションと説明の相乗効果によって、多くの方に製品の特長や良さをご理

解いただけたようです。参加された方の7割が開発・SEの方だったこともあったのかもし

れませんね。しかしその一方で、「デモンストレーションの時間が短いために満足にはい

たらない」「デモ内容が具体的でないので理解にいたらない」との厳しいコメントもいただ25 / 37 ページ

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いております。

 これらのアンケート結果を加味して、具体的なイメージをもっていただくことに注力をお

いた本セミナーの第2弾をアイウェイ・ソフトウェア様と一緒に企画をしております。

 改善すべき点は確実にフィードバック。この精神は製品開発だけでなく、製品プロモー

ションにも適用しています。時期は今年度末を予定しておりますので、ぜひご期待くださ

い。

 次回のパートナー様との共同セミナーは12月19日にサイバーテック社様と開催いたし

ます。今回のテーマは「Web2.0」。注目するキーワードは「XML」です。Web2.0とXMLの

関わり、そして高速XML-DBがどのように連動するのかをサイバーテック社とNECで訴求

します。こちらのセミナーにもぜひご参加ください。

 詳細については、「Web2.0時代のエンタープライズシステム導入セミナー ~高信頼の

Webサービス基盤は「国産」Webアプリケーションサーバ&XMLDBで決まり!」からどう

ぞ。

4. 更新履歴

 2006/12/6  初 版

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「Software WORKS Summit 2006」出展報告(2006年12月25日時点)

2006年11月17日に、NECとパートナー企業様の良好な連携関係とその成果を、エン

ドユーザ様及び業界関係者に広く発表させていただく『Software WORKS Summit

2006』が開催されました。

「CLUSTERPRO WORKS」「WebSAM WORKS」「RFID Manager WORKS」を追いか

けるように、2006年6月1日に発足した「WebOTX WORKS」。発足より6ヶ月に満たな

い新参WORKSではありますが、多くのパートナー様にご出席いただきました。誠にあり

がとうございました。

■ WORKSパートナー講演

 本セミナーでは「基調講演」「NECソフトウェアパートナー制度のご紹介」セッションの

後で、それぞれのWORKS毎にパートナー様によるご講演をいただいています。

 WebOTX WORKSのパートナー講演では、『株式会社NTTデータイントラマート 代表

取締役社長 中山 義人様』より、「導入実績No1!intra-martフレームワークが

WebOTXと連携し、新しい価値を創造します」というタイトルでご講演をいただきまし

た。本当にありがとうございました。

株式会社NTTデータイントラマート 代表取締役社長 中山 義人 様

■ 懇親会

 セミナー終了後の懇親会では、WebOTX WORKSだけで30名を越えるパートナーの

方々にご参加いただきました。なお懇親会では、WebOTX WORKSのパートナーでい

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らっしゃいます「株式会社サイバーテック社 代表取締役CEOの橋元 賢次 様」に乾杯

のご挨拶をしていただきました。

株式会社サイバーテック社 代表取締役CEOの橋元 賢次 様

 WebOTX WORKSの活動では、WebOTX WORKS事務局ということでフロント要員

以外は、パートナー様とお目にかかる機会がありません。懇親会では弊社のアプリケー

ションサーバ責任者を始め、製品技術者などパートナー様にご挨拶させていただきまし

た。

 FaceToFaceでのコミュニケーション。わずかな時間ではありましたが、今後のプロモー

ション活動をする上での貴重なきっかけをいただけたと弊社担当者はたいへん喜んでお

りました。パートナー様にも同じように感じていただけたら、良いですね。

ITプラットフォーム販売推進本部 初岡 道暢

 懇親会の中では、それぞれのWORKS担当者からご挨拶をさせていただきました。

WebOTX WORKSではITプラットフォーム販売推進本部 初岡 道暢からパートナー

様への感謝の言葉と、懇親会ならではのWORKS活動における『マスコットキャラクター

誕生裏話』などもご紹介いたしました。

 『ボツになったキャラクター達』。失笑を受けながらも、12月にはマスコットキャラクターを

公開すると『宣言』。その一方で、WebOTX WORKS事務局はこっそりとパートナー様に

ヒアリングをして、キャラクター選定のヒントをもらっていました。ヒアリング結果を反映した

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キャラクターはどうなったのか?。既に公開済みですよね。コンセプトはこちらをご参照く

ださい。

 2006/12/25  初 版

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「Web2.0時代のエンタープライズシステム導入セミナー ~高信頼のWebサービス基盤は『国産』Webアプリケーションサーバ&XMLDBで決まり!」出展報告(2006年12月21日時点)

2006年12月19日(火)に、NEC プラットフォームイノベーションセンター(春日ビル)で

「Web2.0時代のエンタープライズシステム導入セミナー」が開催されました。本セミナー

は「WebOTX WORKS」に参加いただいたパートナー企業様と、第五回目のプロモー

ション活動となっております。

1. 集客状況、およびお客様層について

 本セミナーは「XML」を主軸としながら、Web2.0時代の企業システムという切り口での

企画となっています。「高速XMLデータベース」だけでなく「Web2.0」というキーワードのた

めでしょうか。SEの方だけでなく、マーケティングの方から営業の方まで広い分野で多く

の方にご参加いただきました。

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セミナー開始時の様子

2. セミナー内容

 本セミナーは、「Web2.0時代のアプリケーションサーバの必要要件」、「WebOTXデモ」

というアプリケーションサーバパート、「膨大なXMLを効率よく管理・高速で検索できる

データベースとは」、「XML専用データベース『Cyber Luxeon Ver 2.0』デモンストレー

ション」のXMLデータベースパートの、合計4セッション構成で開催いたしました。

 2.1. Web2.0時代のアプリケーションサーバの必要要件

 Web2.0ってそもそも何?本セミナーではWeb2.0をどのように捉えているのか、そして

Web2.0時代のアプリケーションサーバの必要要件をどのようにNECが考えているのか、

をNEC第二システムソフトウェア事業部の毛利からご紹介いたしました。

 本セッションでは技術面とビジネス面で「MashUp」(マッシュアップ)に着目。「MashUp」

とは「複数のサービスやコンテンツを組み合わせて新しいサービスやサイトを作り上げるこ

と」。市場動向や事例を解説しながら、この「MashUp」に関連した今後の企業ビジネス

の可能性について解説いたしました。「世間では少なくとも1日に数件のペースで

MashUpが出現している」。この情報に多くの方が興味を持たれた様子でした。

 その上であなたの企業が、MashUpを「使う立場」ではなく、MashUpで「使われる立

場」になれるとしたら?準備すべきミドルウェアは?そのミドルウェアに要求される要件

は?

 ミドルウェアの要件の一つとしては『Webサービス』でAPIを公開できること。APIで公開

されるデータフォーマットはXML。使用されるミドルウェアとしてアプリケーションサーバの存

在。このアプリケーションサーバは、Webサービスを提供する単なるインフラではなく、安

定稼動の責任を持つ必要があると締めくくり、第一セッションを終了いたしました。

 Web2.0は単なる現象として捉えるのではなく、「技術」「ビジネスモデル」「ユーザ」とい

う異なる視点で整理整頓すると、着目すべき点が見えてくること。その上で、さらに

「Web2.0の7つの原則」に従って、その着目する点を明確にするアプローチをご紹介させ31 / 37 ページ

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ていただきました。Web2.0の7つの原則や、市場動向を示す本説明資料には多くの方

がメモを取られていた様子。『Web2.0』の捉え方として参考にしていただければ幸いで

す。

NEC 第二システムソフトウェア事業部 毛利 豊

 2.2. WebOTXデモ

 「Web2.0時代だからこそ、提供したシステムには一層の信頼性が求められる」。そして

そのシステムの安定稼動のインフラを提供するのがミドルウェアである「アプリケーション

サーバ」の役目。第一セッションの講演を受けて、より具体的にその効果を理解してい

ただくために、第二セッションでは高信頼について実機を用いたデモンストレーションを

NECシステムテクノロジーの井伊 則和からご紹介させていただきました。

 準備しておいたデモストーリは次の3つ。

Webアプリケーションが停止してもシステムを止めない1.

わかりにくいWebアプリケーションのストールも検知、迅速に復旧2.

障害の予兆を検知、未然に防止3.

 WebOTXと他アプリケーションサーバを並べた上でのその挙動の違いは明確なものだっ

たはずです。「アプリケーションはナマモノ」と言葉の例えは悪いかもしれませんが、プログ

ラムとしては動作していても実際には期待通りの動作をしていない状態。ソフトウェア特

有のストールという現象。システム部門よりもお客様のほうが先に気づくケースが少なく

ないこのやっかいな問題。

 現場でこの現象が発生してしまった場合の、苦労を運用管理者として経験のある井

伊が切々と語りながら「わかりにくいWebアプリケーションのストールも検知、迅速に復

旧」のデモンストレーション。この現象が発生した場合の実運用におけるその違いが何を

意味するか。WebOTXの良さはきちんと伝わっていたでしょうか。アンケート結果からは

運用経験のある方にはこのライブデモたいへん好評だったようです。32 / 37 ページ

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NECシステムテクノロジー 主任 井伊 則和

デモンストレーションの様子(画像クリックでデモ画面を拡大)

 2.3. 膨大なXMLを効率よく管理・高速で検索できるデータベースとは

 「Cyber Luxeonは、古くて新しいネイティブXMLデータベースです。ネイティブXMLデー

タベースのパイオニアですから」と、株式会社サイバーテック 白井 千晶氏。XML DBの

特徴をRDBと対比させながらの、たいへん分かりやすい解説から第3セッションが開始さ

れました。

 日本製XMLネイティブデータベースとしてのリリースこそ2005年8月ですが、実は1999

年に米国でリリースされた世界初の商用XMLネイティブデータベースの後継製品。

「XMLデータ管理部分には20年の歴史と実績を持つObject Storeを利用しており、第

一セッションのWeb2.0の事例で紹介されたamazon.comでも採用されています」との紹

介に、お客様の目の色が明らかに変わりました。

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 現時点での最新テクノロジーであるデータプロセシング志向のアーキテクチャ。実は

1999年のリリース当初から採用されているとのこと。その上でトランザクション処理(2

フェーズコミットまで!)などDBMSとしても安定した性能を確保。スケールアウトによって

性能強化が容易に行える「XMLキャッシュ」など、なるほど現場で使われて鍛えられた

でもあるわけだ。「古くて新しい」に隠された理由はここだったようです。

 「XML DBを採用することになったら、既存のRDBもデータベース統合したほうがよいで

すか?」との質問に対しては「いいえ、統合はお勧めしません」とのきっぱりとした回答。

「RDBへのアクセスとXMLへのアクセスが1つのサーバに集中することで、運用リスクのほう

が大きくなってしまいます。RDBはRDBのままのサーバで継続して管理したほうが上手く

いきます。多くのお客様にそのように提案してきています」。現場で使われる=システム

構築ノウハウも豊富ということが伺えました。

 事例をはさんだ後では、12月25日からリリース予定の「Cyber Luxeon Ver2.0」の目

玉機能の紹介で第三セッションは終了。目玉機能は「百聞は一見にしかず」ということ

で、その効果はライブデモに引き継がれました。

株式会社サイバーテック 白井 千晶 氏

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講演の様子

 2.4. XML専用データベース『Cyber Luxeon Ver 2.0』デモンストレーション

 本セミナーの最終セッションでは『高速なXMLデータベース』を実証するべく、WebOTX

上で稼動するデモンストレーションが行われました。しかも12月25日からリリース予定と

なっているVer2.0でのターボサーチ機能も今回のデモでお披露目していただきました。

 デモマシンは普通のノートパソコン。そこにWebOTXとCyber Luxeonが稼動していると

いう比較的制約された環境で、「女性SE さばいばる日記」でもおなじみの株式会社サ

イバーテック 伊藤 翠さんからデモ解説をしていただきました。

 準備していただいたデモストーリは次の3つ。

Cyber Luxeon Ver 2.0 ターボサーチ機能の性能デモ1.

多言語自然文検索による類似度算出デモ2.

ダイナミックモデリングによるデータベース構造改変デモ3.

 性能デモですが、今回は比較のためにVer1.0との実測比較が行われました。まずは

Ver1.0での全件検索です。Webアプリケーションの画面がでて、条件を入力して検索ボ

タンを「ポチッ!」。しばしの沈黙のあと、画面に表示されたのは「7.5秒」。

 次にVer2.0でのターボ検索です。条件はそのままで検索ボタンを「ポチッ!」とほぼ同

時に表示されたのは「0.25秒」という結果。データ件数は数百万件。1件あたりの要素

数は数千程度。条件が限定されているとはいえ、その差は歴然でした。

 多言語・自然文検索では、検索文字に対して類似度を算出しての検索結果を表

示するデモが行われました。類似度の数値算出方法については「参加者からそのアル

ゴリズムを聞きたい」との質問が飛び出すなど、注目を浴びていたようです。

 またデータベース構造改変デモでは、「XMLが本来持つデータ構造の変化に対する35 / 37 ページ

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柔軟性」を、データベースにも適用するといった内容でした。デモ自身はデータ構造を追

加してそれを確認するというシンプルな内容でしたが、その奥に隠れていて見逃してはい

けない点がありました。「運用中のデータベースを停止せずにデータ構造を変更してい

た」ということです。企業が扱うデータが、市場変化に応じて動的に変化していくなか

で、本機能がいかに重要であるのかを感じ取った方は少なくなったようです。

 たいへんシンプルなデモにもかかわらず、いえシンプルだったからこそ、製品優位性が浮

き彫りになったのではないでしょうか。

「女性SE さばいばる日記」でおなじみ、株式会社サイバーテック 伊藤 翠 氏

3. 総論

 今回のセミナーでは、昨年末から話題となっていた「Web2.0」というトレンドなキーワー

ドに焦点を当てた内容でした。しかしWeb2.0を現象として捉えるのではなく、また比較

的フォーカスされがちな「ブログ」や「SNS」とも違う視点でのアプローチをとりました。

 「マッシュアップ」。作るのではなく使う。しかもインターネット環境をプラットフォームとする

こと。企業にとってその効果は果たしてどういうものなのか。それを使われる立場になった

場合のメリットは?リスクは?

 「XMLデータ」。企業の情報系基盤システムが外部のシステムと双方向でリアルタイム

につながりはじめる中、そこで流通されるデータは間違いなくXML。そのXMLの柔軟さを

損なわずに効率的にデータとして活用するには?性能面でのリスクは?

 ITの切り口としては、「可用性」と「高速性+柔軟性」。アプリケーションサーバの果た

すべき役割を「可用性」。XMLデータベースの果たすべき役割を「高速性+柔軟性」と

割り切ったシナリオにしています。製品としての訴求すべき点を明確にし、製品の良さは

解説だけでなく、ライブデモで効果を感じてもらうようにいたしました。デモンストレーション

と解説の相乗効果によって、多くの方に製品の特長や良さをご理解いただけたのでは

ないでしょうか。それぞれのセッションでは終了時に参加者からたくさんの拍手をいただき

ました。

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http://www.nec.co.jp/middle/WebOTX/event/20061219cybertech.html

 アプリケーションサーバWebOTXのパートナー様支援プログラムであるWebOTX

WORKSによるパートナー様との共同プロモーションで、お互いのビジネスを広げていきた

いと考えております。さまざまなテーマで共同セミナーを展開してまいります。

 次回のパートナー様との共同セミナーは少し時間をおいて来年2月の予定です。どの

ようなテーマでの訴求となるのか。ぜひ次回以降もご期待ください。

4. 更新履歴

 2006/12/21  初 版

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