u de 51 b (13) (12) d u h i i d (14)web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~hotta/emt2012/emt7.pdf ·...

13
2012年度 電磁波工学 ) 2 ( 0 0 ) 1 ( はソレノイダルベクト なので発散なし・・・ はラメラーベクトル なので渦なし・・・ H H H B i H E 0 E E D 0 E あるベクトルwは,その回転と発散が空間の関数として与えられるとラメラー成分u とソレノイダル成分vの和に書ける。 [ヘルムホルツの定理] ) 7 ( 0 ) 6 ( ] [ A 0 ベクトル公式 静電磁界(Static-Electromagnetic Field時間変化の無い(静的)な電磁界 スカラーポテンシャル,ベクトルポテンシャル 0 B 0 D t t Maxwell , 間依存性が無い場合 の方程式で電磁界の時 静電界 静磁界 (5) ) ; ( ' 4 ' ) 4 ( ) ; ( ' 4 ' ) 3 ( ベクトル 発散なし ダイバージェンスレス ソレノイダル ベクトル 渦なし イローテショナル ラメラー dV dV r' r w v r' r w u v u w 0 u 0 v 0 u u v v u v u w A v A v u v u v u w 0 A ) 15 ( 0 ) 14 ( ) 13 ( ) 12 ( B D i D i H D B B E j t j t v u w 51

Upload: others

Post on 01-Apr-2020

3 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

2012年度 電磁波工学

)2(00

)1(

ルはソレノイダルベクトなので発散なし・・・

はラメラーベクトルなので渦なし・・・

HHHB

iH

E0EED

0E

あるベクトルwは,その回転と発散が空間の関数として与えられるとラメラー成分uとソレノイダル成分vの和に書ける。

[ヘルムホルツの定理]

)7(0

)6(

][

A

0

ベクトル公式

静電磁界(Static-Electromagnetic Field) → 時間変化の無い(静的)な電磁界

スカラーポテンシャル,ベクトルポテンシャル

0B

0D

ttMaxwell , 間依存性が無い場合 の方程式で電磁界の時

静電界

静磁界

(5));('4

'

)4();('4

'

)3(

ベクトル発散なしダイバージェンスレスソレノイダル

ベクトル渦なしイローテショナルラメラー

dV

dV

r'r

wv

r'r

wu

vuw

0u

0 v

0uu

vvuvuw

AvAv

uvuvuw

0A

)15(0

)14(

)13(

)12(

B

DiD

iH

D

BB

E

jt

jt

vuw

51

2012年度 電磁波工学

)11('4

'4

)10(1

)9('4

'4

1

'4

)8(

dVdV

dVdVdVV

V

r'r

i

r'r

HA

AHw

r'rr'r

D

r'r

E

Ew

なので発散なしソレノイダルベクトル

で渦なしラメラーベクトルなの

)( りヘルムホルツの定理よ一意的に決まる。

を定めるとおよびは,※ 

ベクトルポテンシャル

スカラーポテンシャル

AAA

A

V

)15(0

)14(

)13(

)12(

B

DiD

iH

D

BB

E

jt

jt

(動)電磁界(Dynamic-Electromagnetic Field)のMaxwellの方程式 → 時間的に変化する電磁界

とする。フェザーを利用して, jt

式(12)の両辺発散をとると,

)16(BE j

HBAHAB

BB

&)17(1

(10)0(15)

 

ように書ける。の定義を用いると次のルとなり,式はソレノイダルベクトなので,より,式

より, 

次のように書ける。へ代入し整理すると,を式式

AAB0AE jjjj )18(

(12)(17)

なので0E

なので0 H

52

2012年度 電磁波工学

)20(VV

)91(V

AEDAE

E

AE

jj

j

 

よって,

 

式(17)および(20)を,Maxwellの方程式(14)へ代入すると

)22(

,

)21(1

22

2222

iAAA

iAAA

iAAH

Vjk

kVj

Vjj

。は非常に見やすくなると式が成り立つように置く

 

義。・・・式に関しては,まだ未定としたが,ここで,

ヘルムホルツの定理まる。を定めれば一意的に決とは,

(22)

)23(0

(17)

)(

VjA

ABA

AAA

ローレンツの条件

この時のAおよびVを

ローレンツゲージにおける

ベクトルポテンシャルおよびスカラーポテンシャル

と呼ぶ。

i

i

iAAAA

iAA

jVkV

VkjVj

kk

k

1

)23(

(24)

)24(

(22)

22

2

22

22

  

  

を用いるととなり,式  

の発散をとると,また,式  

する。から次の方程式を満足ャルは式するベクトルポテンシローレンツ条件を満足

!V

)(

を同定したと

,ローレンツ条件でを決定し

A

A

式(18)より, は回転(rot)が0なので,ラメラー(渦なし)ベクトルとなり,式(8)の定義と同様に次のように書ける。 AE j

うになる。について解くと次のよ

53

2012年度 電磁波工学 ・について考えると・・i

)25(

t

22

VkV

j

  

る。電荷密度から次式を得連続の式の時間変化となる。ここで,電流 i

時間変化のあるMaxwellの方程式の解法

)25(22

VkV

)24(22iAA k

上式を満足するベクトルA,

スカラポテンシャルVを求める。

V AE j

AH

1

上式に適用して電界磁界

ベクトルを求める。

式(24)および(25)の一般積分解は次式で与えられる。

)27('4

)26('4

dVe

V

dVe

jk

jk

r'r

r'r

iA

r'r

r'r

  ポアソンの方程式

  ラプラスの方程式

0

002

k

)'27('

4

cosRe

)'26('4

cosRe

dVkt

Ve

dVkt

e

tj

tj

r'r

r'r

r'r

r'riA

遅延ポテンシャル 波源とiの影響は|r-r’|だけ離れた点に

だけ遅れて伝わる。

1,

v

v

kt

r'rr'r

54

2012年度 電磁波工学

[補足]

電磁界の双対性(duality)[バビネの原理]

自由空間では,Maxwellの方程式は同形で,一方の式で,電界・磁界および誘電率・透磁率を次の様に

入れ替えると他方の式になる。

EH

HE

問:スカラポテンシャル が,ヘルムホルツ方程式

を満足することを確認しなさい。

2221 , zyxrr

ecV

jkr

022 VkV

O r̂

'r̂'ˆˆ rr

波源

観測点

55

電流分布iを与える

ベクトルポテンシャルA

を求める

A を計算する。

磁界Hを求める。

アンテナの電磁界(後半)

2012年度 電磁波工学

2012年度 電磁波工学

平成24年度 電磁波工学期末試験対策問題

※ 文中の課題を期末試験までに各自でやってみる事。

2012年度 電磁波工学

1. 右図に示す様にx=0面に於いて誘電率0,透磁率0の媒質 I

(空気)と誘電率e1(= r1 0),透磁率0の媒質 IIが接している。(ここで,0 および0は自由空間

の誘電率及び透磁率)この境界面に,電界に入射面と垂直な成分しか存在しない電磁波(偏波a)と磁界に入射面と垂直な成分

しか存在しない電磁波(偏波b)が共に同じ入射角qi で同時に入

射する場合について以下の問に答えよ。 1-1 入射面とはどの様な面か?

説明しなさい。

境界面の面法線と入射波の伝搬方向が形成する面(xz面)

58

2012年度 電磁波工学

1-2 偏波aと偏波bは,それぞれ,TE波あるいはTM波のどちらか?答えなさい。

偏波a:TE波,偏波b:TM波

1-3 入射角がブリュースタ角の時に反

射波が観測されるのは偏波aまたは偏波bのどちらか? 全透過が観測されるのはTM波のみであるので,ブリュースタ角で入射したTE

およびTM波の内,反射波が観測できる

のはTE波 ∴偏波a

59

2012年度 電磁波工学

1-4 媒質IIの比誘電率が r1=5.0,入射角qiが60.0°の場合,偏波aに対する境界面での透過係数を小数点以下3桁目まで計算(4桁目を四捨五入)しなさい。

偏波a,すなわちTE波の透過係数より

iri

i

i

r

ri

i

tri

i

ti

r

i

r

ti

r

i

r

ti

iTE

i

r

i

r

itt

i

r

ttrtii

rti

iTE

T

nn

T

qq

q

q

q

q

qq

q

qq

q

q

q

q

qq

q

q

q

q

qq

q

qqqqq

qq

q

2

12

1

11

1

1

0

0

01

0

01

0

01

1

2

1

2

01

02

1

02

1

121

01

0

1

01

0

00

01

1

sincos

cos2

sin1

1cos

cos2

coscos

cos2

coscos1

cos1

2

coscos

cos2

coscos

cos2

sin1

1sin1sin1sin1cos

sin1

sin,sinsinsin1sin

,,,coscos

cos2

60

2012年度 電磁波工学

390.039038.0

16

1172

117

1172

171

2

41721

2

435

21

1

60sin560cos

60cos2

sincos

cos2

22

1

iri

i

qq

q

[課題] 媒質Iの比誘電率r1,媒質IIの比誘電率r2として,TEおよびTMモードの反射係数を上記同様に入射角と比誘電率のみで書き表しなさい。

61

2012年度 電磁波工学 62

2. 電界ベクトルが次式で表現される平面波が自由空間中をx方向に伝搬している。

xjkj 0exp2 zyE

2-1 この波の磁界ベクトルの瞬時値を自由空間の特性インピーダンスを0として書きなさい。但し,式中で使用するベクトルは何を表しているかを全て明記の事。

xktxkt

xktjje

xjkjxjkj

tj

00

0

0

0

0

0

0

00

sincos21

exp21

ReRe

exp21

exp211

yzy

zyH

zyzxyxExH

xはx方向の単位ベクトル

xjkj 0exp2 zyH

[課題] 磁界ベクトルが次式で表現される平面波が自由空間中をx方向に伝搬している。

この電磁波が持つ電界の瞬時値を求めなさい。

2012年度 電磁波工学 63

2-2 この波はどの様な偏波か?その軸比と旋回方向と共に答えなさい。

lr

lr

lr

ljjjjjBAl

rjjjjjBAr

jBA

,8284.5223222112

21

21

21

2,11212

121

2

1

2

1

1,1212

121

2

1

2

1

2,1

2

軸比5.82の左旋楕円偏波