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被災地に集結した緊急 消防援助隊の京都府隊 (東日本大震災) 市消防本部(☎62-0119)ホームページもご覧ください。 http://www.city.kyotango.lg.jp/kcfd/ 11 ついていますか? 住宅用火災警報器 半年に一度は作動確認 9 火事・救急・救助 72 28 30 4 28 16 7 47 使Vol. 69 ▲阪神・淡路大震災の被害状況(神戸市提供) ▲熊本地震で救助活動を実施する緊 急消防援助隊の京都府隊 お問い合わせ先 12 2016.07 住宅用火災警報器が 大 切な「命」「財産 」 を守る! 消防法等により、全ての 住宅に住宅用火災警報器(住 警器)の設置が義務付けら れてから 10 年(既存の住宅 は5年)が経ちましたが、皆 さんのお家には住警器が付 いていますか!? 住警器の設置が義務付け られた理由は、住宅火災に よる死者が増加しており、死 に至った原因として「逃げ遅 れ」の割合が非常に高くなっ ているからです。また、死者 の半数以上が 65 歳以上の 高齢者であり、今後、高齢 化が進むにつれて、さらに 増加することが懸念されま す。火災を早期に発見し、 「逃 げ 遅れによる死 者をなくす」 「被害の拡大を防ぐ」ことが、 住警器を設置する最大の目 的です。 市消防本部では、街頭で の呼び掛けやチラシ配布な どに取り組み、市内の住宅 への住警器の設置率100 ㌫を目指しています。台所・ 寝室等に正しく設置し、あな たの大切な「命」「財産」を 守りましょう! Column 市消防本部峰山消防署 久美浜分署 分署長 小森 英志 29 90 市消防本部 次長兼予防課長 吉岡  浩 2016.07 13

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  • 被災地に集結した緊急消防援助隊の京都府隊(東日本大震災)

    市消防本部(☎62-0119)ホームページもご覧ください。http://www.city.kyotango.lg.jp/kcfd/

    緊急消防援助隊

    全国から集結し共に支え合う

    消防の広場 11 ついていますか?住宅用火災警報器半年に一度は作動確認9火事・救急・救助 大規模な災害に対し、早期に対応するために組織される「緊急消

    防援助隊」。人命救助において重要とされる「発災から72時間」とい

    う限られた時間の中で、最大限の力を発揮する消防の精鋭部隊で

    す。今回は、今年4月に発生した「平成28年熊本地震」でも活躍した

    緊急消防援助隊について紹介します。

    阪神・淡路大震災がきっかけ

     平成7年の「阪神・淡路大震災」

    では、建物の倒壊や火災が同時多

    発的に発生し、神戸市など被災地

    の消防機関だけでは対応が困難な

    状況になりました。このため、全

    国各地から消防機関が応援に駆け

    付け、救助や消火活動に当たりま

    した。

     この震災を機に、国内の消防機

    関による応援が速やかに実施でき

    るよう、緊急消防援助隊(緊援隊)

    が創設されました。

    数多くの災害現場で活動

     「緊援隊」は、消火や救助、救急

    搬送を行う隊の他に、指揮隊や航

    空隊、後方支援隊などで構成され、

    4月1日現在で全国726消防

    本部の5301隊が登録されてお

    り、平成30年度末には6000隊

    規模への増隊が計画されています。

     これまで、地震や豪雨などの自

    然災害や列車事故など、数多くの

    災害現場に派遣されており、今後

    発生が危惧される「南海トラフ地

    震」などを想定した活動計画も策

    定され、これに基づく訓練も全国

    で積極的に取り組まれています。

    「熊本地震」に隊員9人を派遣

     

    市消防本部では、消火隊2隊、

    救急隊1隊の計3隊を「緊援隊」

    に登録しており、国からの要請に

    基づき災害派遣を行っています。

    また、今年度救助工作車を更新し、

    新たに救助隊の登録も行います。

     本年4月に発生した「平成28年

    熊本地震」では、地震発生直後に

    救急隊を派遣し、9人の隊員が、

    7日間にわたり救援活動を行いま

    した。

     過去には、「平成16年7月福井豪

    雨」や「東日本大震災」にも派遣

    しており、これまでに総勢47人の

    隊員が、被災地で活動しています。

    消防も共に支え合う

     

    普段はそれぞれのまちで市民の

    安心・安全を守る消防本部。しか

    し、ひとたび大規模な災害が発生

    すれば、使命と任務を同じくする

    仲間が全国から集結し、「緊援隊」

    として被災地での活動に当たりま

    す。

     「緊援隊」は、国民、市民の「安

    心・安全」を守るべく、全国の消

    防が支え合いながら、危険な現場

    で任務に当たっています。

    Vol. 69

    ▲阪神・淡路大震災の被害状況(神戸市提供) ▲熊本地震で救助活動を実施する緊急消防援助隊の京都府隊

    お問い合わせ先

    122016.07

    住宅用火災警報器が

    大切な「命」「財産」

    を守る!

     消防法等により、全ての住宅に住宅用火災警報器(住警器)の設置が義務付けられてから10 年(既存の住宅は5年)が経ちましたが、皆さんのお家には住警器が付いていますか!? 住警器の設置が義務付けられた理由は、住宅火災による死者が増加しており、死に至った原因として「逃げ遅れ」の割合が非常に高くなっているからです。また、死者の半数以上が65 歳以上の高齢者であり、今後、高齢化が進むにつれて、さらに増加することが懸念されます。火災を早期に発見し、「逃げ遅れによる死者をなくす」「被害の拡大を防ぐ」ことが、住警器を設置する最大の目的です。 市消防本部では、街頭での呼び掛けやチラシ配布などに取り組み、市内の住宅への住警器の設置率100㌫を目指しています。台所・寝室等に正しく設置し、あなたの大切な「命」「財産」を守りましょう!

    Column

    市消防本部峰山消防署久美浜分署 分署長

    小森 英志

    2度の緊援隊派遣を経験して

     

    消防士となり29年になります

    が、緊援隊として出動する大地震

    が2回も発生するとは思ってもい

    ませんでした。

     

    東日本大震災の時は、京丹後市

    では経験したことのない「気温マ

    イナス7℃」の中での活動となり

    ました。津波に流された建物や車

    など、悲惨な光景が今でも目に焼

    き付いています。電気や水など「当

    たり前にあるものが無い」という

    非日常的な状況に、被災した方々

    のご苦労と災害に対する「日頃の

    備え」の重要性を改めて実感しま

    した。

     

    熊本地震へも出動しましたが、今

    もなお収まらない余震に怯え、避難

    生活を余儀なくされている方々の心

    情を考えると心が痛みます。亡くな

    られた方々のご冥福をお祈りすると

    ともに、一日も早く安心・安全な生

    活を取り戻されるよう心からお祈り

    申し上げます。

     

    私たちのまち京丹後市も、丹後大

    震災から約90年が経ち、いつ大きな

    地震に襲われるか分かりません。ま

    た、今後発生が懸念されている南海

    トラフ地震では、これまで以上の大

    きな津波が発生するとも言われてい

    ます。今一度、災害に対する「日頃

    の備え」について、家族や職場など

    で考える機会にしていただきたいと

    思います。

    市消防本部次長兼予防課長吉岡  浩

    2016.0713