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TRANSCRIPT
PCON-C(F)A/C(G)(F)BACON-CA/C(G)BDCON-CA/C(G)B
PIO仕様クイックスタートガイド
p1
p2
p3
p6
p13
p20
立ち上げ作業を始める前に
必要な機器を確認しよう
電源およびアクチュエーターを接続しよう
パソコン対応ソフトを接続しよう
アクチュエーターを動かしてみよう
上位PLCから動かしてみよう
序章
STEP1
STEP2
STEP3
STEP4
STEP5
FAQ p28よくある質問
コントローラー消費電流、原点復帰、一時停止、押付け動作
SCON-CA/CB/CGB/LC/LCG/CAL/CGAL コントローラー
SCON-CA/CB/CGB/LC/LCG
SCON-CAL/CGAL
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ
NP :NPN仕様(シンクタイプ)(標準)PN :PNP仕様(ソースタイプ)DV :DeviceNet 仕様CC :CC-Link 仕様PR :PROFIBUS 仕様CN :CompoNet 仕様
ML :MECHATROLINKⅠⅡ 仕様ML3:MECHATROLINK Ⅲ(モーション) 仕様EC :EtherCAT 仕様EP :Ethernet/IP 仕様PRT:PROFINET-IO 仕様
p1
型式の確認
本書ではPIO仕様(NPN仕様及びPNP仕様)についてかかれたものです説明しています。それ以外のI/O種類については記載がございませんので、予めご了承ください。
製番シール
コントローラー本体
序章STEP1
STEP2
STEP3
STEP4
STEP5
序章 立ち上げ作業を始める前に
!注意
1 コントローラー本体左側面部分に張り付けられた製番シール“Model” 部分にコントローラー型式が記載されています。この項目④番目の記載(I/O種類を表示)が“NP”(NPN仕様)または“PN”(PNP仕様)となっているか確認ください。
2 製番シール上に接続するアクチュエーター型式が記載されています。この型式が、アクチュエーター左側面部記載の型式と一致しているか確認ください。一致しない場合には、一致するアクチュエーターと交換してください。
アクチュエーター側面
FAQ
① ② ③ ④
MODEL
Actuator Type :RCS3-SA8C-WA-100-10-100-T2-M-A1E-B
<I/O 種類>
SCON - CB - 100WAI - NP - 2 - 2
MODEL SCON-CB-100WAI-NP-2-2SERIAL No. **********INPUTOUTPUT
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p2
序章STEP2
STEP3
STEP4
STEP5
STEP
1 必要な機器を確認しよう
STEP1
FAQ
付属品
I/O フラットケーブル 数量1型式:CB-PAC-PIO***
電源コネクター 数量1型式:MSTB2.5/6-STF-5.08
システム I/O コネクター 数量1型式:FMC1.5/4-ST-3.5
ブレーキ電源コネクタ 数量1型式:MC1.5/2-ST-3.5
アブソリュートバッテリー 数量1型式:AB-5
モーターケーブル / エンコーダーケーブル 数量 各1型式:CB-***-MA*** / CB-***-P(L)A***
本書は、PIO仕様のコントローラーSCONシリーズと、RCS3スライダータイプアクチュエーターの接続を別にあげて説明します。それ以外のI/O種類及びアクチュエーターとの接続については、シリーズにより異なる場合がありますのでご了承ください。
また、ツール操作は、パソコン対応ソフトにて説明します。
コントローラー型式例:SCON-CA/CB/CGB
アクチュエーター型式例:RCS3-SA8*
※アブソリュート仕様の場合コントローラーに付属
お客様準備品
付属品
24V電源 数量1型式:PS-24*
ノイズフィルター 数量1推奨品:NF2010A-UP(双信電機)
:NAC-10-472(COSEL)
サーキットブレーカー 数量1
漏電ブレーカー 数量1
クランプフィルター 数量2推奨品:ZCAT 3035-1330(TDK)
※ブレーキ付アクチュエーター接続時必要※市販の24V電源でも可
※コントローラーの電源容量は接続するアクチュエーター型式により異なります。仕様に適合したサーキットブレーカーおよび漏電ブレーカーを選定ください。
※ティーチングボックスとパソコン対応ソフトはどちらか一方の用意が必要です。
ティーチングボックス 数量1型式:TB-02-C
パソコン対応ソフト 数量1型式:RCM-101-USB
コントローラー設定用ツール
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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電源およびアクチュエーターを接続しよう
電源回路の配線
STEP
2
コントローラー/電源コネクター/電線/ノイズフィルター
用意する物
ノイズフィルターは必ず設置してください。取付けない場合、ノイズによりエラーや誤動作が発生する場合があります。また、複数台のコントローラーを使用する場合でもノイズフィルターは、SCON 1台 に対して1個接続をしてください。
!注意2
配線図 <電源回路の接続例>ノイズフィルター 注2)
コントローラーの電源容量は接続するアクチュエーター型式により異なります。仕様に適合したサーキットブレーカー、および漏電ブレーカーを選定ください(p28 FAQ:コントローラーの電源容量確認参照)。
!注意1
差込口
配線方法 <電源コネクター接続図>
7mmストリップ
電線
電源コネクター(型式:MSTB2.5/6-STF-5.08)
コントローラー
コントローラー側電源コネクター
コントローラー
端子ねじ
電源コネクターに配線します。配線図を見ながら、 ~ の配線をしてください。
電源コネクターのL1の端子ねじをマイナスドライバーで緩めて差込口を開きます。
適合電線 (p4 補足を参照)の配線を 7mm程ストリップし、電線を差込口に差し込みます。
マイナスドライバーで電源コネクター L1 の端子ねじを締め、差込口を閉じます。※手で軽く引っ張り、抜けない事を確認ください。 (締付トルク0.5~0.6N・m)
同様の手順で下の配線図のように、「L2」、「L1C」、「L2C」、「PE」全ての配線を施した後、電源コネクターをコントローラー側電源コネクターに差し込み、ねじを締めて固定してください。
1
2
1
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4
4
序章STEP2
STEP3
STEP4
STEP5
STEP1
FAQ
AC100V
or
AC200V
電源
接地抵抗100Ω以下(D種接地)
漏電ブレーカー
サーキットブレーカー
注1)
お客様にてご用意
コネクターを奥まで差し込みねじ固定
クランプフィルター
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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ブレーキ電源の配線
序章STEP2
STEP3
STEP4
STEP5
STEP1
コントローラー/ブレーキ電源コネクター/電線
用意する物
FAQ
補足 電源コネクターに用いる電線の線径
適合電線の線径よりも細い電線を使用した場合、電流不足によりエラーが発生したり、アクチュエーターの能力が低下する恐れがあります。
!注意
電源コネクターに配線する電線は、下記適合電線を使用してください。
信号名 内 容 適合電線の線径
L1 モーター電源AC入力2mm2(AWG14)
L2 モーター電源AC入力
L1C 制御電源AC入力0.75mm2(AWG18)
L2C 制御電源AC入力
NC 未接続
PE 保護接地線 2mm2(AWG14)
DC24V
電源
24V
0V
7mmストリップ
コントローラー側ブレーキ電源コネクター
電線
差込口
ブレーキ電源コネクター(型式: MC1.5/2-ST-3.5 )
端子ねじ
コントローラー
配線図 <ブレーキ電源の配線>
アクチュエーターがブレーキ付仕様の場合(型式に「-B」が含まれる場合)、下記ブレーキ用電源配線を必ず行ってください。
配線は、ブレーキ電源コネクターに配線します。接続図を見ながら、 ~ の配線をしてください。
マイナスドライバーで端子ねじを緩めて差込口を開きます。
適合電線 (p5補足参照)の配線を 7mm程ストリップし、電線を差込口に差し込みます。
マイナスドライバーでブレーキ電源コネクターの端子ねじを締め、差込口を閉じます。※手で軽く引っ張り、抜けない事を確認ください。 (締付トルク0.5~0.6N・m)
同様の手順でもう片方の配線を施した後、ブレーキ電源コネクターをコントローラー側のブレーキ電源コネクターに差し込んでください。
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クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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補足
p5
ブレーキ電源コネクターに用いる電線の線径
適合電線の線径よりも細い電線を使用した場合、ブレーキが正常に動作しない恐れがあります。!注意
アクチュエーターとの接続
アクチュエーターを接続する前に、コントローラーとの組合せが一致しているかどうか必ずご確認ください。接続可能なアクチュエーター型式はコントローラー左側面の製番シールに記載されています(p1:序章「型式の確認」を参照)。
!注意
序章STEP2
STEP3
STEP4
STEP5
STEP1
コントローラー/アクチュエーター/モーターケーブル/エンコーダーケーブル
用意する物
ブレーキ電源コネクターに配線する電線は下記適合電線を使用してください。
FAQ
接続図 <モーターケーブル、エンコーダーケーブルの接続>
モーターケーブルの接続
エンコーダ―ケーブルの接続
モーターケーブルCB-***-MA***
エンコーダ―ケーブルCB-***-P(L)A***
コネクタを奥まで
差し込みねじ固定
“カチッ”と音がするまで
差し込む
信号名 内 容 適合電線の線径
BK PWR + DC24V 電源入力0.5mm2(AWG20)
BK PWR - DC24V 電源グランド
コントローラー
モーターケーブルとエンコーダーケーブルを使用して、アクチュエーターとコントローラーを接続します。以下の接続図を見ながら、 ~ の配線をしてください。
モーターケーブルの白いコネクター(4Pin)を、アクチュエータ―側のモーターコネクター(4Pin)に差し込みます。カチッと音がするまで差し込んでください。
エンコーダ―ケーブルの白いコネクター(18Pin)を、アクチュエータ―側のエンコーダ―コネクター(18Pin)に差し込みます。カチッと音がするまで差し込んでください。
モーターケーブルの緑のコネクターを、コントローラー側のモーター電源コネクターに差し込み、ねじを締めて固定してください。
エンコーダ―ケーブルの黒いコネクターを、コントローラー側エンコーダーコネクターに差し込みます。カチッと音がするまで押し込んでください。
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3
4
1 4
“カチッ”と音がするまで
差し込む
アクチュエーター
“カチッ”と音がするまで
差し込む
アクチュエーター側モーターケーブル
アクチュエーター側エンコーダ―ケーブル
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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パソコン対応ソフトを接続しよう
パソコン対応ソフトのインストール
CD-ROMを挿入した際に起動方法の確認画面が表示される場合は、“自動再生”を選択してく
ださい。フォルダーの中身が表示された場合は“IAI_Install”をダブルクリックで実行してください。POINT
序章STEP3
STEP2
STEP4
STEP5
STEP1
STEP
3
1パソコンのCDドライブにRCM-101-USB付属のCD-ROMを挿入します。
パソコン/RCM-101-USB
用意する物
アクション
インストールツール画面が起動します。
2インストールツール画面が表示されたら、[RC用パソコン対応ソフト日本語版]ボタンをクリックします。
アクション
インストールウィザードが起動します。
3[次へ(N)]ボタンをクリックします。
アクション
インストールの準備が始まります。
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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4ユーザー情報を入力した上で[次へ(N)]ボタンをクリックします。
5インストール先のフォルダを指定し、[次へ(N)]ボタンをクリックします。
6[インストール(I)]ボタンをクリックします。
アクション
インストールが開始されます。
7[プログラムの起動]項目のチェックを外し、[完了(F)]ボタンをクリックします。
チェックを外す
アクション
パソコン対応ソフトのインストールが完了しました。
序章STEP3
STEP2
STEP4
STEP5
STEP1
FAQ
※特に指定が無い場合は、インストール先フォルダを変更する必要はありません。
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p8
USBドライバーのインストールとオンライン接続
CD-ROMを挿入した際に起動方法の確認画面が表示される場合は、“自動再生”を選択してく
ださい。フォルダーの中身が表示された場合は“IAI_Install”をダブルクリックで実行してください。POINT
1 パソコンのCDドライブにRCM-101-USB付属のCD-ROMを挿入します。
2インストールツール画面が表示されたら、[USB変換アダプタのドライバ]ボタンをクリックします。
SCONコントローラー/パソコンRCM-101-USB
用意するもの
アクション
インストールツール画面が起動します。
3[はい(Y)]ボタンをクリックします。
アクション
インストールウィザードが起動します。
USBドライバーのインストール手順はWindows Vista以降のWindows OSを対象に説明します。Windows XP以前のOSをお使いの場合には別冊のRCM-101-USB取扱説明書をご参照ください。
序章STEP3
STEP2
STEP4
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p9
5[完了]ボタンをクリックします。
6 RCM-101-USB付属の通信ケーブルを1本のケーブルになるよう接続します。通信ケーブルでコントローラーとパソコンを接続し、コントローラーの電源を ONにします。
アクション
自動的にドライバーのインストールが開始されます。
4[次へ(N)]ボタンをクリックします。
アクション
インストールウィザードが起動します。
接 続
型式:RCM-101-USB 付属ケーブル
丸コネクターUSB
コントローラー
通信ケーブル
パソコン側はUSBポート
コントローラー側は SIOポート(丸コネクター)
白矢印を合わせて挿入!
パソコン側 コントローラー側
変換器
通信ケーブル
序章STEP3
STEP2
STEP4
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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7
表示されているCOMポートを使用してコントローラーと通信します。通信設定を確認するときにCOM No.の情報が必要となりますので、メモしてください。
POINT
ドライバーが正常にインストールされているかデバイスマネージャーで確認します。
<デバイスマネージャーの開き方>[Windowsスタートメニュー] → [コントロールパネル] → [システム] → [デバイスマネージャー]
「ポート(COMとLPT)」項目に以下の名称が表示されていれば、インストールが正常に完了しています。
9接続軸チェックの画面が表示されます。青字で“接続”と表示されれば、接続に成功しています。
接続できない場合は通信ケーブルの抜き差し及び、通信ポートの設定確認を行います。
8 「パソコン対応ソフト」のショートカットをダブルクリックします。
アクション
パソコン対応ソフトが起動します。
COM №をメモします。(後ほど必要です。)
序章STEP3
STEP2
STEP4
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ
補足1 “接続チェック”の画面ではなく、下記“通信設定”画面が表示された場合・・・
p11
通信設定画面の[ポート]項目を、前頁でメモしたCOM No.に合わせた後、[OK]ボタンをクリックします。
※ [ボーレート]及び[最終軸No.]を変更する必要はありません。
アクション
通信確認を開始します。
10MANU動作モード選択画面が表示されますので、[ティーチモード1]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
同じCOM No.になるように変更します
Windows側:デバイスマネージャー画面内表示 RCソフト側:アプリケーション設定画面内表示
補足2 補足1“通信設定”画面も出なかった場合・・・
パソコン対応ソフト画面上の左上にある“設定”→“アプリケーション設定”画面のポート番号が、Windows側デバイスマネージャー画面COM №と同じ №になるよう変更します。その後、“設定”→“コントローラー設定”→“再接続”を選択します。
序章STEP3
STEP2
STEP4
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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11 以下のようなメイン画面が表示され、パソコン対応ソフトの起動が完了します。
ツリービューが表示されない場合、コントローラーとパソコン対応ソフトが接続されていません。画面の左上にある “設定”→“コントローラー設定”→“再接続”を選択しても改善されない場合は
もう一度 p9の項目 6 の手順から再確認してください。
POINT★
序章STEP3
STEP2
STEP4
STEP5
STEP1
FAQ
★ ツリービュー
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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アクチュエーターを動かしてみよう
各機器の接続と通信の確立
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
STEP
4
1コントローラー、アクチュエーター、パソコンをそれぞれ接続し、パソコン対応ソフトを立上げます。下記画面が表示されているか確認します。
コントローラー/アクチュエーター/パソコン通信ケーブル/モーターケーブル/エンコーダーケーブル
用意する物
FAQ
アクチュエーター
コントローラー
パソコン
通信ケーブル
★ ツリービュー
コントローラーへ電源投入する前に、ブレーキ電源コネクターとPIOコネクターへ DC24V電源を供給します。そうしないと、コントローラーからアラームが発生します。ブレーキ電源コネクターについてはp4、PIOコネクターについては p21を参照してください。
!注意
ツリービューが表示されない場合、コントローラーとパソコン対応ソフトが接続されていません。画面の左上にある “設定”→“コントローラー設定”→“再接続”を選択しても改善されない場合は
もう一度 p9の項目 6 の手順から再確認してください。
POINT★
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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アクチュエーターの試運転コントローラー/アクチュエーター/パソコン通信ケーブル/モーターケーブル/エンコーダーケーブル
用意する物
ツリービュー内の[ポジションデータ]をダブルクリックします。
アクション
下記のポジションデーター編集画面が表示されます。
アクチュエーターを動作させる前に、アクチュエーター可動範囲に干渉物がないか十分に確認してください。
!注意
1 コントローラー前面パネルの
動作モード設定スイッチを「MANU」側にブレーキリリーススイッチを「NOM」側に
倒します。
MANU側へ倒す
2
NOM側へ倒す
サーボON/OFF切替
原点復帰動作実行
停止ポジション連続移動
ポジションステップ移動
ジョグ動作
ダブルクリック
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p15
3 [サーボ]ボタンをクリックします。
アクション
モーターがサーボONし、サーボランプが水色に点灯します。
4 [原点]ボタンをクリックします。
アクション
アクチュエーターが原点復帰動作を開始し、原点ランプが緑色に点灯します。
5 [速度]目盛を任意の速度に合わせて[前進(+)]ボタンをクリックします。
アクション
アクチュエーターがプラス方向に動作します。
6 [速度]項目の目盛を任意の速度に合わせて[後退(-)]ボタンをクリックします。
アクション
アクチュエーターがマイナス方向に動作します。
サーボON/OFF切替
原点復帰動作
ジョグ動作(プラス方向)
ジョグ動作(マイナス方向)
水色点灯
サーボ ON サーボ OFF
緑点灯
原点復帰完了
原点復帰未完了
速度調整
速度調整
原点位置変更方法は p30、原点復帰方向を変更する方法は p32、原点復帰の信号入力を不要としたい場合は p34を参照してください。
POINT
原点復帰速度は変更できません。この速度を大きくしますと、アクチュエーター動作部がメカエンドに当たる際の衝撃が大きくなり、長期的にアクチュエーター機構に悪影響を及ぼすもしくは原点位置の誤差量が大きくなる等の可能性があります。
!注意
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p16
7 ポジションテーブルの『位置』にカーソルを合わせ、“入力範囲”に表示されている値の範囲で任意の座標値を登録します。サンプル画面ではNo.0に0mm、No.1に100mmを登録しています。
ポジション登録
位置を入力すると速度及び加速度、減速度の欄に初期値が自動入力されます。変更が必要な場合はそれぞれカーソルを移動させて数値を入力してください。入力範囲は画面下方に表示されます。
POINT
①入力したいポジションNo.の「位置」欄をクリック
②パソコンの数字キーから座標を入力し、[Enter]キーで確定
8 ポジションデーター編集画面の左上にある[コントローラーへ転送]アイコンをクリックします。
入力範囲 表示
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p17
確認画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
10 転送が完了すると、入力した数値が赤字から黒字に替わります。
9
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p18
11 移動先のポジションNo.の「位置」欄をクリックして選択します。
ステップ移動
選択
12 「ポジション移動」欄の ボタンをクリックします。
アクション
選択したポジションへの移動を実行します。
13 連続移動を開始したいポジションNo.の「位置」欄をクリックで選択します。
連続移動
選択
14 「ポジション移動」欄の ボタンをクリックします。
アクション
選択したポジションから連続移動を開始します。
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p19
15 「ポジション移動」欄の ボタンをクリックします。
アクション
アクチュエーターが停止します。
停止
補足
試運転を行う場合には、ツールバーの[MANU動作モード]で“セーフティー速度”機能の有効 / 無効をご確認ください。セーフティー速度機能が有効になっている場合は、パラメーターNo.35「セーフティー速度」に設定された速度で制限がかかってしまう為、ポジションデーターに設定された速度通りに動作しない可能性があります。ポジションデーターに設定された速度で試運転を行いたい場合は、以下の手順でセーフティー速度機能を無効化してください。
① ツールバーの[MANU動作モード]で「ティーチモード2」を選択します。
② 警告画面で「はい(Y)」をクリックします。
③ セーフティ速度機能が切替わりました。
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
試運転動作時の速度について
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p20
上位PLCから動かしてみよう
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
STEP
5
上位機器(PLC等)からコントローラーに信号を入力することで、アクチュエーターは動作します。また、コントローラーが出力する信号を上位機器が受け取ることで、アクチュエーターの状態を把握することができます。
本書では、PLCを上位機器として接続する場合の例をご紹介します。
!注意
本書では、弊社工場出荷時設定のPIOパターン0「位置決めモード」における配線内容について説明します。それ以外のPIOパターンについては別冊の SCON 取扱説明書をご参照ください。
PLC配線・プログラミング担当者向け
FAQ
接続イメージ 上位PLC と SCONの接続
① PLCからポジションNo.を指定し、スタート信号を入力します。② アクチュエーターが動作します。③ 位置決め完了後、コントローラーから位置決め完了信号が出力されます。
PLC
位置決め完了信号
ポジションNo.指定 スタート信号+
コントローラー
①
③
②
アクチュエーター
PIOフラットケーブルPIOコネクター
動作
動作
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p21
PLCとの配線
1 コントローラーのPIOコネクター部にPIOフラットケーブルのコネクターを挿入します。
コントローラー/アクチュエーター/パソコン/通信ケーブルモーターケーブル/エンコーダーケーブル/PLC/PIOフラットケーブル
用意する物
コントローラー<PIOコネクター部>
PIOフラットケーブルPLC
2 PIOフラットケーブルのバラ線側をPLCのI/O部に接続します。
爪がロックされているか確認してください
PLCとコントローラーをPIOフラットケーブルで接続します。
挿入
PLC側の仕様に応じて、端子処理を施した上で配線を行ってください。上記写真は一例です。
バラ線PIO
コネクター
コントローラー
<PIOコネクター部>
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p22
補足 PIOフラットケーブル配線詳細
弊社工場出荷時設定のPIOパターン0「位置決めモード」における配線内容です。それ以外のPIOパターンについては別冊のSCON取扱説明書をご参照ください。
配線色 信号略称茶-1(1A) P24V赤-1(2A) P24V橙-1(3A) 配線不要黄-1(4A) 配線不要緑-1(5A) PC1青-1(6A) PC2紫-1(7A) PC4灰-1(8A) PC8白-1(9A) PC16黒-1(10A) PC32茶-2(11A) 配線不要赤-2(12A) 配線不要橙-2(13A) 配線不要黄-2(14A) BKRL緑-2(15A) RMOD青-2(16A) HOME紫-2(17A) *STP灰-2(18A) CSTR白-2(19A) RES黒-2(20A) SON
コントローラー
PIOフラットケーブル
PLC側出力端子
A列
B列
PLCからSCONへの入力信号
SCONからPLCへの出力信号
配線色 信号略称茶-3(1B) PM1赤-3(2B) PM2橙-3(3B) PM4黄-3(4B) PM8緑-3(5B) PM16青-3(6B) PM32紫-3(7B) MOVE灰-3(8B) ZONE1白-3(9B) PZONE黒-3(10B) RMDS茶-4(11B) HEND赤-4(12B) PEND橙-4(13B) SV黄-4(14B) *EMGS緑-4(15B) *ALM青-4(16B) *BALM紫-4(17B) 配線不要灰-4(18B) 配線不要白-4(19B) 0V黒-4(20B) 0V
DC24V電源供給
挿入
※各信号の機能については次頁をご覧ください。
DC24V電源供給
PLC側入力端子
PLC
※配線イメージ
信号略称の * は負論理の信号を表します。負論理の信号とは、入力信号は OFFしたとき処理され、出力信号は電源が入った状態では通常 ON 、信号を出力するときOFFする信号です。
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p23
補足 PIO信号機能詳細
区分
信号略称 信号名称 機能
入力
PC1~PC32 指令ポジションNo. 移動したいポジションの番号を入力(バイナリ入力)します。
BKRL ブレーキ強制解除 ブレーキを強制的に解除します。
RMOD 運転モード切替コントローラーのMODE スイッチがAUTO の時、運転モードを切り替えることが出来ます。(信号OFF でAUTO、ON でMANU)
HOME 原点復帰信号ON で原点復帰動作を行います。(速度変更はできません。)(入力不要にする方法→ p34 )
*STP 一時停止移動中に本信号をOFF すると減速停止します。停止中残りの移動は保留状態で、信号をON すると移動を再開します。(無効にする方法→ p34 )
CSTR スタート信号 指令ポジション番号で設定されたポジションへ移動を開始します。
RES エラーリセット信号ON でアラームのリセットを行います。また一時停止状態(*STPがOFF)でON すると、残移動量のキャンセルが可能です。
SON サーボONON の間サーボON、OFF の間サーボOFF となります。(電源投入後、自動でサーボONする方法→ p34 )
出力
PM1~PM32 完了ポジションNo. 位置決め完了後に到達したポジションの番号を出力(バイナリ出力)します。
MOVE 移動中 アクチュエーターが移動中(原点復帰、押付け動作時を含む)にON します。
ZONE1 ゾーンアクチュエーターの現在位置が、パラメーターのゾーン設定範囲内にあるとON します。
PZONE ポジションゾーンポジション移動時に、アクチュエータ―の現在位置がポジションデーターで設定したゾーン範囲に入るとON します。ZONE1との併用は可能ですが、PZONE は設定したポジションNo.による運転に限り有効となります。
RMDS 運転モード状態運転モードの状態を出力します。コントローラーがマニュアルモードのときONします。
HEND 原点復帰完了 原点復帰が完了するとON します。原点が失われない限りON しています。
PEND 位置決め完了移動後、位置決め幅の範囲に達するとON します。PENDは位置決め幅を超えてもOFF しません。INP はOFF します。PEND とINP はパラメーターで切り替えられます。
SV サーボON サーボON 状態の時にON します。
*EMGS 非常停止コントローラーが非常停止解除状態でON となり、非常停止状態になるとOFFします。(アラームとは無関係です。)
*ALM アラーム コントローラーが正常な状態でON、アラームになるとOFFします。
*BALMアブソリュートバッテリー
電圧低下警告
アブソリュートエンコーダー搭載のアクチュエーターで、バッテリーが正常電圧の範囲にある時はONします。インクリメンタル仕様のアクチュエーターの場合は常時ONとなります。
信号略称の「*」は負論理の信号を表しています。
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
©2017 /株式会社アイエイアイ p24
基本タイミングチャート
区分 信号略称 タイミングチャート 備考
電源 電源投入 DC24V電源を投入します。
出力 *ALMアラームが発生していなければON状態になります。
出力 *EMGS非常停止状態でなければ ON状態になります。
入力 SON(※)アクチュエーターに動力電源を供給(サーボON)します。
出力 SVアクチュエーターが正常にサーボONできたことを確認します。
入力 *STP(※) 一時停止状態を解除します。
出力 PENDアクチュエーターがサーボON状態かつ停止中にONします。
入力 HOME(※)原点復帰動作を指令します。(速度変更はできません。)
出力 HEND原点復帰動作が完了したことを確認します。
入力 PC1~PC32動作させたいポジションNo.を二進数で指定します。
入力 CSTR スタート信号を入力します。
出力 PM1~PM32動作完了したポジションNo.を二進数で出力します。
出力MOVE
(アクチュエーター動作)アクチュエーターが動作中にONします。
動作動作
※SON信号及び*STP信号、HOME信号はパラメーター設定で無効化(信号入力不要)することができます。 無効化したい場合は、 p34を参照してください。
PPOINT *STP信号をONしないと動作できません
PPOINT SON信号をONしないと動作できません
PEND信号のOFFでCSTR信号をOFFします
6ms 以上間隔を空けてください
出力 入力PLC → SCONへの入力信号
SCON → PLCへの出力信号
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON ON ONOFF OFF
OFF
OFF
OFF
ON
ON
ON
ON
ON
ONON OFF OFF
手順
PLCからの指令入力
コントローラーに信号を入力して動作確認をしましょう。一例として、
<電源投入> → <サーボON> → <原点復帰> → <ポジション移動>
までの流れを、下記タイミングチャートに沿って、次頁1~11手順を実行します。
2
3
4
5
6~11
コントローラー/アクチュエーター/パソコン/通信ケーブルモーターケーブル/エンコーダーケーブル/PLC/PIOフラットケーブル
用意する物
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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1 コントローラーの動作モード設定スイッチを「AUTO」側に倒します。 AUTO側へ倒す
2 電源 (AC100V/200V) を投入します。
アクション
コントローラーが起動します。
電源投入
3 「SON」信号をONします。
アクション
アクチュエーターがサーボONします。
サーボON
4 「*STP」信号をONします。
アクション
一時停止状態が解除されます。※アクチュエーターは動作しません。
一時停止状態の解除
ON
AC100/200V電源
ON
SON
ON
*STP
「SON」信号及び「*STP」信号が入力されていない状態では、アクチュエーターを動作させることができません。なお、「SON」信号及び「*STP」信号はパラメーター設定で無効化することができます。無効化した場合は、サーボON/OFF及び一時停止の機能は無効となります。
POINT
(*STP信号入力を無効にする方法→p34 )
(「SON」信号を無効にする方法 → p34 )
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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5 「HOME」信号をONしてください。
アクション
アクチュエーターが原点復帰動作を開始します。
原点復帰動作
6 「HEND」信号及び「PEND」信号がONしていることを確認し、PC1~PC32信号をOFFしてください。
ポジションNo.指定
7 「CSTR」信号をOFF→ONにします。
アクション
アクチュエーターがポジションNo.0へ移動を開始します。
スタート指令
ON
HOME
OFF
PC1~PC32
ON
アラームが発生した場合、「*ALM」信号がOFF状態となり、アクチュエーターは動作することができません。その際は、「RES」信号を入力することでアラームが解除されます。
POINT
HEND PEND
ON ON
OFF
CSTR
OFF
( HOME信号を不要にする方法→p34 )
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
PEND
OFF
CSTR
(「HOME」信号を不要にする方法 → p34 )
アクチュエーターが移動開始後、「PEND」信号が ON→OFF になる事を確認したら、「CSTR」信号をON→OFF に切り替えます。
POINT
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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8 「PEND」信号がON、「PM1~PM32」信号がOFFしていることを確認します。
完了確認
10 「CSTR」信号をOFF→ONにします。
その後、PEND信号が ON→OFF になる事を確認したら「CSTR」信号をON→OFF に切り替えます。
アクション
アクチュエーターがポジションNo.1へ移動を開始します。
スタート指令
PEND PM1~32
ON OFF
アクション
ポジションNo.0への移動が完了しました。
9 PC1信号をONします。
ポジションNo.指定
ON
PC1
11 「PEND」信号および「PM1」信号がONしていることを確認します。
完了確認 PEND PM1
ON ON
アクション
ポジションNo.1への移動が完了しました。
ポジションNo.は二進数を用いて指定します。No.1ならPC1のみをON、No.3ならPC1とPC2をON、No.6ならPC2とPC4をON、といった具合に、PC**信号の数字を足し算した合計値が移動先のポジションNo.となります。
POINT
!注意
「CSTR」信号がOFF、「*STP」信号がONとなっていない場合は、正常に位置決め完了もしくは押付け完了している場合でも「PEND」信号はONしません。
序章STEP4
STEP2
STEP3
STEP5
STEP1
FAQ
ON
OFF
CSTR
OFF
PEND
OFF
CSTR
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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アクチュエーターモーターW数
モーター電源容量〔VA〕
瞬時最大モーター電源容量〔VA〕
制御電源容量〔VA〕
定格電源容量〔VA〕
瞬時最大電源容量〔VA〕
12 41 123
48
89 171
20 26 78 74 126
30D 46 138 94 186
30R 138 414 186 462
60 138 414 186 462
60 (RCS3-CTZ5) 197 591 245 639
100 234 702 282 750
100S (LSA) 283 851 331 899
150 328 984 376 1032
200 421 1263 469 1311
200S (DD) 503 1509 551 1557
200S(LSA(S)-N15H 以外)
486 1458 534 1506
200S (LSA(S)-N15H) 773 2319 821 2367
300S (LSA) 662 1986 710 2034
400 920 2760 968 2808
400 (RCS3-CT8) 1230 3690 1278 3738
600 1164 2328 1212 2376
600 (DD) 1462 4386 1510 4434
7501521
30421569
3090
750S 4563 4611
p28
よくある質問FAQ
コントローラーの電源容量を教えてください。Q1
A1
アクチュエーター型式の「シリーズ」、「モーターW数」、コントローラー型式「モーターW数」を確認してください。
電源容量の確認
例) アクチュエーター型式 RCS3 -SA8C-WA- 100 -10-100-T2-M-A1E-B
コントローラー型式 SCON-CB- 100 WAI-NP-2-2
コントローラー型式 / アクチュエータ―型式によって電源容量は異なります。下表を確認してください。
1
2
電源容量
R:回転軸(RS)、 LSA:リニアアクチュエーター、 DD:ダイレクトドライブモーター
下記表より、コントローラーの「瞬時最大電源容量」 を算出する事が可能です。
を例にした場合は、モーターW数が 100W なので、以下の通りになります。
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
1「瞬時最大モーター電源容量」 + 「制御電源容量」 = 「瞬時最大電源容量」
702 〔VA〕 + 48 〔VA〕 = 750 〔VA〕
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補足 SCON-CA / CAL / CGAL / CB / CGB 電源仕様
p29
電源容量
400W 未満 400 ~ 750W
電源電圧
単相 AC100~115V
単相 AC200~230V
(電源変動10%以内)
単相 AC200~230V
(電源変動10%以内)
突入電流 注1電源電圧 AC100V 30A(制御側)
80A(駆動側)電源電圧 AC200V 30A(制御側)、80A(駆動側)
電磁ブレーキ用電源
(ブレーキ付アクチュエータ―の場合)
DC24V ±10% 1A(最大)
(外部からの供給)
瞬時停電耐性 20ms(50Hz)、16ms(60Hz)
注1 電源投入時、約20msの間流れます。
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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原点の位置変更方法を教えてください。Q2
A2 “パラメーター№22 原点復帰オフセット量(mm)” ※を変更する事により原点位置を調整できます。
p30
ME(メカエンド)原点SE(ストロークエンド)
有効ストローク
ME
パラメーター№22原点オフセット移動量(mm)設定値
1 原点復帰動作を実行します。 (p15 の手順 5 )
2 現在の原点位置から、変更したい位置までの“距離”を確認します。
【調整の手順】
元々“パラメーター №22 原点復帰オフセット移動量”に設定されていた値①に
手順 2 で確認した“距離”を加えた値②を入力します。
(弊社ティーチングボックスまたは、パソコン対応ソフト入力手順は下記を参照してください。)3
!注意
パラメーター№22原点復帰オフセット量に、工場出荷時初期値よりも小さな値を入力しないでください。また、アクチュエーターエンコーダー仕様がアブソリュート仕様の場合にはパラメーターNo.22原点復帰オフセット量にアクチュエーターボールねじリード長の整数倍の近傍(0含む)値を入力しないでください。アラーム発生や原点位置ズレの原因となります。
① パラメーター(P) をクリック② 編集(E) をクリック③ パラメーター №22 を選択④ 設定値(mm)を入力⑤ コントローラー再起動
① メニュー1② パラメーター編集画面を選択③ パラメーター№22 を選択④ 設定値 (mm) を入力⑤ コントローラ再起動
【TB-02】 【パソコン対応ソフト】
原点復帰
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
Z相
★
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ME
p31
設定後に、原点復帰(p15 の手順 5 )を再度行ってください。この操作を数回繰返し、原点位置が同一となる事を確認してください。4
5原点位置を変更した(②)分、パラメーター№3 ソフトリミット+側初期値(③)の調整を行います。③から②を引いた値を“パラメーター№3ソフトリミット+側”に入力します。
(パラメーター変更方法は前頁手順 3 と同様の方法でいます。)
原点ソフトリミット変更
前のSEソフトリミット変更後のSE(ストロークエンド)
ME(メカエンド)
“パラメーター№3ソフトリミット+側”にソフトリミット変更後の値(③ー②)を入力します。
③
③+②
パラメーター№3 ソフトリミット+側③ー②
原点復帰
アクション
アクチュエーターはME(メカエンド)へ移動後(下図Ⅰ→)、前頁手順 3 で再設定した分、
反転移動(① + ②)します。
ME(メカエンド)
②
ⅠME
①
パラメーター №3ソフトリミット+側
初期値③
原点復帰オフセット変更後のSE
パラメーター№22“ 原点復帰オフセット量 ”
に変更後のZ相から原点までの
距離(元の値②+③)を3で
再設定
原点復帰オフセット量変更前のSE(ストロークエンド)
原点復帰オフセット量変更後の原点
原点復帰オフセット量変更前の原点
②
調整例) パラメーター№22 原点復帰オフセット量”初期値2mmを4.5mm (+2,5mm) に変更した場合、 パラメーター№3 ソフトリミット+側は、初期値100mm を97.5mm (-2.5mm)に変更する必要があります。
POINT
パラメーター№3 ソフトリミット+側初期値③
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
Z相
アブソリュート仕様の場合、原点復帰オフセット量を調整後にコントローラーの電源を一度切り、再度コントローラーへ電源を投入し現在位置の確認を行います。
POINT
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パラメーターNo.5 「原点復帰方向」 設定値
1 0
モーターストレートタイプ
原点正 原点逆
モーター折返しタイプ
原点逆 原点正
-9-
原点復帰方向の変更(座標を逆方向にする)方法を教えてください。
p32
Q3
A3 “パラメータ №5 原点復帰方向”にて変更できます。
【調整の手順】
● アクチュエーターオプションに「原点逆仕様オプション(-NM)」が設定されていない(弊社カタログをご確認ください)
● ご購入済みのアクチュエーターに「原点リミットスイッチ(-L*)」、「クリープセンサー(-C*)」 がオプションで設定されている(ロータリータイプを除く)
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
原点復帰
アクチュエーターのモーター取付方法(ストレート / 折返し)や、ご希望の原点復帰方向(正 / 逆)により“パラメータ- №5 原点復帰方向”設定値(1/0)は以下のように変化します。 設定値「」を確認してください。
まず、以下の項目に該当するかを確認します。該当する場合、原点復帰方向を変更することはできません。1
原点 原点
スライダー位置 スライダー位置
モーター モーター
SEストロークエンド
SEストロークエンド
原点 原点
スライダー位置 スライダー位置
モーター モーター
SEストロークエンド
SEストロークエンド
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補足 原点復帰方向の変更に関する諸注意
p33
2
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
原点復帰
!注意
製品出荷時、個々のアクチュエーター毎にエンコーダーのZ相の位置調整を行っています。そのため、原点逆仕様にお客様にて変更した場合には、正常な原点復帰動作ができない場合もあります。パラメーター変更後には、必ず原点復帰動作を繰返し行い、原点の位置が同一になるか(アクチュエーターのボールねじリード分のズレが発生していないか)確認をお願いします。
※ 万が一、原点位置が同一にならない場合には、弊社コールセンター(0800-888-0088)までお問合わせください。
ME(メカエンド)、原点センサー位置
原点位置(正)
原点位置(逆)
原点復帰経路
原点復帰経路(逆)
回転軸座標
パラメーター №5 を設定してください。
① パラメーター(P) をクリック② 編集(E) をクリック③ パラメーター №5 を選択④ 設定値(mm)を入力⑤ コントローラー再起動
① メニュー1② パラメーター編集画面を選択③ パラメーター№5 を選択④ 設定値 (mm) を入力⑤ コントローラー再起動
【TB-02】 【パソコン対応ソフト】
● 原点リミットスイッチ付アクチュエーター
原点リミットスイッチを無効化(パラメータ№18 原点センサー入力極性を「0」(無効)に変更)し、通常の押し当て原点復帰方式に切り替えれば、 原点逆仕様にする事ができます。その際合わせて、パラメーター№19 オーバーランセンサー入力極性を「0」(無効)にしてください。但し、標準で原点リミットスイッチを持つアクチュエーターには対応できません。
原点復帰方向を変える場合は、クリープセンサーを無効化してください。(パラメータ№20クリープセンサー入力極性を「0」(無効)に変更)無効化せず原点復帰を行うと、クリープ速度(100mm/s以下)でメカエンドに衝突し、エラー「0BF:クリープセンサー未検出」が発生します。
ロータリーアクチュエーターを原点復帰方向を“逆”にしますと、下図の様に原点位置が原点(正)→原点(逆)に変化(座標が変化)します。ご注意ください。
● クリープセンサー付アクチュエーター
● ロータリーアクチュエーター
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上位PLC等からコントローラーへの以下信号入力を不要にする方法はありませんか?
(1) サーボON (SON信号)(2) 一時停止 (*STP信号)(3) 原点復帰 (HOME信号)
以下のパラメーター設定値を変更してください。
Q4
A4
p34
「原点復帰入力」を上記設定にすることで、電源再投入後、原点復帰完了信号(出力、HEND)がOFFしている場合には、一番初めのポジション移動信号指令を入れると、自動的に原点復帰動作をしてから、指定位置に移動します。
POINT
「サーボON入力」を上記設定にすることで、コントローラーへのAC100/200Ⅴ電源投入後自動でアクチュエーターのモーターをサーボONします。
POINT
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
原点復帰
① パラメーター(P) をクリック② 編集(E) をクリック③ 変更したいパラメーター № を選択④ 設定値を入力⑤ コントローラー再起動
① メニュー1② パラメーター編集画面を選択③ 変更したいパラメーター№ を選択④ 設定値を入力⑤ コントローラー再起動
【TB-02】 【パソコン対応ソフト】
パラメーターNo.
パラメーター名 変更内容
15 一時停止入力設定値を「0」(有効:工場出荷時初期設定)→ 「1」(無効)
21 サーボON入力
40 原点復帰入力
変更するパラメーターを以下に記載します。
設定方法は以下の通りです。
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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押付け動作を以下事例を元に説明いたします。
押付け動作
Q5 押付け動作をさせる時の、ポジションデーター設定方法を教えてください。
A5
p35
押付け動作の概要
【 ポジションデーターテーブル設定例 (動作を開始する位置は0mmとします。) 】
押付け動作を行う為のポジションデーターは以下1~4のように作成します。
“押付け動作開始位置”①を設定します。
通常移動を行う際の速度、加速度、減速度を設定します。
押付け動作を行う際の押付力を%で設定します。
①位置が“押付け動作開始位置”となりますが、ここを起点として押付け動作を最大で④mm分行います。上記設定例では、100mmの位置を起点として130mmの位置まで押付け動作を行います。
アクチュエーター定格推力を100%としています。設定できる数値はアクチュエーターにより異なりますが通常20%~70%の範囲です。
POINT
「押付け(%)」に1以上の整数値入力を行いますと、このポジションデーターがコントローラー側で押付け動作であると認識します。
POINT
押付け速度は、 『パラメーター№34』 で変更可能です。但し、工場出荷時
設定値より大きな値は入力できません。アクチュエーター仕様によりますが、通常20mm/sです。
POINT
上位PLC等へ押付完了信号(PEND)出力
ワークを押付けて停止設定された押付力にて保持
止まらずに低速で
押付け動作
上位PLC等からポジション№+スタート信号入力
通常移動
通常移動
押付動作ワーク
押付け動作 開始位置
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
1
2
3
4
①②
③ ④
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ポジション№(PC*)の入力からスタート信号(CSTR)のONまで 6ms 以上の時間を空けてください。PLCで 6ms のタイマー処理をしてもコントローラーには同時に入力され、別のポジションへ位置決めしてしまうことがありますので、PLCのスキャンタイムも考慮したタイマー設定をお願いします。
空振り判定は、以下のように行う事ができます。
Q6押付け動作中に、“空振り”した事(位置決め幅内でワークに当たらなかった場合)を判定する方法を教えてください。
A6
!注意1
!注意2
完了ポジション№出力は、移動中は“0”(全てOFF)となります。
押付け動作完了(ワークに押し当たって停止した状態)と“空振り”をした場合の違いを以下に記載します。(空振りの判定を確認する場合には、必ず完了ポジション№出力(PM*)を考慮してください。)
p36
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
押付け動作
押付け動作のI/Oタイムチャートを以下に記載します。
状態位置決め完了信号
「PEND」完了ポジションNo.
「PM *」
押付け完了 ON ON
空振り OFF ON
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【 ポジションデーターテーブル設定例 】
ポジションデーターテーブルで設定された“位置決め幅”外で押付け動作が行われた場合に発生するアラームです。(下記発生例参照)このアラームが発生した場合には、押付動作が“位置決め幅”内で行えるようポジションデーターの再設定してください。
100mm(①)速度
200mm/s(②)
速度
時間
20mm/s
30mm(⑤)
押付速度
【通常移動】 【押付け動作】
加速(③)
減速(④) ワーク
『位置決め幅』内
●通常移動範囲でワークに当たって停止
●位置決め幅内でワークに当たって停止したが、その後、通常移動範囲まで押し戻されてしまった場合
通常移動範囲内
押付け動作設定
この範囲(位置決め幅内)で押付け動作が行えるよう
設定してください。
『位置決め幅』内通常移動範囲内
※押付け動作開始位置(上記例=100mmの位置)への移動指令が終了した後であれば、このアラームが発生します。但し、終了する前(押付け開始位置よりだいぶ手前)の場合は“0E0:過負荷”が発生します。
Q7
A7
押付け動作中に 『 0DC 押付け動作範囲オーバーエラー 』 が発生!対処方法は?
p37
【 押付け動作範囲オーバーエラー発生例 】
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
押付け動作
① ② ③ ④ ⑤
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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押付け動作時の移動速度は変更できますか?
アクチュエーターシリーズ
タイプ 押付け速度(mm/sec)
RCS2(ロッドタイプ)
RA13R (リード2.5)10
RA13R (リード1.25)
RCS3(ロッドタイプ)
RA4R
10
RA6R
RA7R
RA8R
RA10R
RA15R
RA20R
押付け速度は、入力上限を20mm/s(初期値20mm/s)としてコントローラー『パラメーター№34』で変更可能です。 但し、入力値が20mm/s未満のアクチュエーターがありますのでご注意ください。上限値以上の数値は入力できません。(入力値過大メッセージが表示されます。)
Q8
A8
1
『パラメーター №34 』の設定は、弊社パソコン対応ソフトまたは、ティーチングボックスにて設定できます。2
p38
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
押付け動作
① パラメーター(P) をクリック② 編集(E) をクリック③ パラメーター№34 を選択④ 設定値を入力⑤ コントローラー再起動
① メニュー1② パラメーター編集画面を選択③ パラメーター№34 を選択④ 設定値を入力⑤ コントローラー再起動
【TB-02】 【パソコン対応ソフト】
SCONに接続できるアクチュエーターシリーズの内、最大押付け速度が20mm/sec未満に設定されているアクチュエーターを以下に記載いたします。
クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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“空振り”停止時の推力設定は出来ますか?押付け力をそのまま維持したいのですが・・・
●パラメーター №91 設定値 『0』 (出荷時) = アクチュエーターの最大電流値を制限値として停止しています。
●パラメーター №91 設定値『1』 = ポジションデーターテーブル内『押付け(%)』で設定した押付け電流制限値で停止
【 ポジションデータテーブル設定例 】
押付け動作設定
Q9
A9 設定可能です。
1【調整の手順】
空振り停止時のアクチュエーター推力は、パラメーター№91『押付け空振り停止時電流制限値』を「0」から「1」に変更する事によりポジションデーターで設定した押付け力をそのまま維持して停止させる事ができます。
p39
2
序章STEP4
STEP2
STEP3
FAQSTEP1
STEP5
押付け動作
『パラメーター №91 』の設定は、弊社パソコン対応ソフトまたは、ティーチングボックスにて設定できます。
① パラメーター(P) をクリック② 編集(E) をクリック③ パラメーター№91 を選択④ 設定値を入力⑤ コントローラー再起動
① メニュー1② パラメーター編集画面を選択③ パラメーター№91 を選択④ 設定値を入力⑤ コントローラー再起動
【TB-02】 【パソコン対応ソフト】
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クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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MEMO
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クイックスタートガイド ~PIO仕様~
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MEMO
p42
管理番号 MJ0369-1A (2017年5月)