osc2013 tokyo spring 小江戸らぐプレゼン資料
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軽薄短小Linuxディストロ
はメジャーな夢を見るか
~草の根で育むディストロ開発 第9回~
2013年2月23日小江戸らぐ@OSC2013 Tokyo/Spring
羽鳥 健太郎島田 啓史篠崎 眞太郎
● 主宰が川越在住なので「小江戸らぐ」● でも活動は大江戸(東京)が主● 毎月1回のオフ(勉強会)とメーリングリスト● コミケに活動報告誌「Linux User」発表● メーリングリスト登録メンバはのべ300名● メンバ構成は初心者からエキスパートまで● 勉強会の内容も失敗ネタから濃ネタまで多彩● 仲間になりませんか
http://hatochan.dyndns.org/koedolug
まいど小江戸らぐです
はじめに
小江戸らぐでは、日々のメーリングリストは元より毎月オフで様々なテーマを取り上げて、あーでもないこーでもないとやり取りを重ねています。地域LUGですから技術者からユーザまで、
様々なレベルのユーザがお互い語るため、新鮮な発見も少なくありません。今回もそんな小江戸でのトピックを紹介します。
これまで細々と続けてきたローカルなディストロ開発。使ってもらってこそのディストロにどんな工夫をしているのか、その一端をご紹介しつつ、ディストロ開発の面白さを感じていただけたらと思います。
軽薄短小とは
● 軽い:ストレスなく操作ができちゃう● 薄い:必要な機能がコンパクトに揃ってる● 短い:素早く起動できちゃう● 小さい:全体の容量が絞られてる
でも、最近のディストロって必要なものはネットから持ってくるので、LiveCD化してるかも...
誰もが知っているメジャーな軽薄短小
● Puppy Linux● Knoppix● TinyCore● Slax
メジャーなディストロでも● Ubuntu● Fedora● CentOS● openSUSE(アップグレードはできないけど)
僕たちのやっている軽薄短小
● Hiyoco○ 東京都の水道水のようなディストロを○ 基本機能をおさえてユーザ自身で育てる
● opencocon○ Thin Client○ 超古15年前のPCも有効利用
● Yadokari Linux○ NTFS上で利用可能
どんな感じで開発しているか
● カスタマイズが基本● 先人やメジャーディストロの成果を活かす● たまには機能を追加する
Hiyocoの現状
● あいかわらず外側から攻めてます● デスクトップをRazor-qtにしようと日本語訳● パッケージはSlackwareからDebianに浮気● ベースのLiveCDをお試し中● Grub2でisoイメージをそのまま起動に挑戦● ディストロ毎に違うのに泣かされる● いまだに姿が見えず...
つまりこんな感じ
フィリピンの郷土料理バロット
孵化直前のアヒルの卵を茹でたもの
opencoconの現状
● 概ね使えるところまで来ました● opencocon v5a 配布中 (SPICE VDI対応)● Linux 3.7ベースの新しいバージョン作成途中
フルコンパイルに6時間かかるよ!● 開発ドキュメントなどをせっせと書いてます● 一緒に作ってみませんか
Yadokariの現状
● LiveCD起動可能● 標準の window manager は fluxbox● anaconda を用いて HDD へ install 可能● 一部 software は 自前 repository で保守
○ なるべく最新 version にしてある● RPM Fusion repository を設定済み● NTFS への intaller は動いてます
○ ただし Yadokari Linux の boot は調整中○ Windows 上へ reiserfs progs を移植した
■ Virtual disk を reiserfs で format およびサイズ変更可能になった
● くわしくは○ http://www.yadokari-linux.org まで