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ORCAイノベーション 2012(案) ORCAのゆくえ 65

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ORCAイノベーション

2012(案) ORCAのゆくえ

65

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ORCAイノベーション2012(案) ORCAの新たな価値の創造

日医の知財に新たな付加価値を(レセコンから○○へ) センサ型

医療の状況の目と鼻と耳として → 感染症サーベイランスの発展形

IT化促進型 地域医療貢献のための付加ツール開発 → 新APIの活用

算定日記録の活用

持続可能なプロジェクトの体制へ

事業展開モデルの確立を ライセンスによりソフトウェアは無償公開

現在はサポート(OSC)も無料

開発体制(ミニマム人数)の維持は必要

プロジェクトが大きくなるにつれて期待されるものも増え、コストは増大する 黒字倒産の可能性

今の体制を崩すことは、今まで協力してくれた医療機関やサポート業者の理解を得られない可能性が高い

ユーザ数増加に伴い、持続可能なモデルを

クラウド化への検討

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持続可能なプロジェクトの

体制へ ORCAのゆくえ

67

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ORCAプロジェクトのオープンソースモデル

開発者

PCユーザ

(伽藍とバザール型)

開発者

PCユーザ

(ORCAプロジェクトの場合)

一般ユーザ

日本医師会

認定事業所

ヘビーユーザ

医療機関

このモデルで成功しなければ

オープンソースはメジャーにならない

自由

結果としての無料

68

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非会員ユーザ

非認定事業所

日レセ

オープンソース

本体

日医マスタ

他社マスタ類

会員ユーザ

サポート

地域公費

帳票類

OS対応

インストール対応

セキュリティ対応

センターサーバ

維持管理

+回線

普及活動

ベンダ教育

認定事業

=日医の約束

=日医の努力

認定事業所

電カル業者

学校

動作検証

日医が

何もかもをやりすぎている?

現在

供給しているサービス

69

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ORCA事業運営費(サポート費用)の 徴収について

趣旨

医療IT委員会「ORCAの評価と今後」の答申(平成23年9月)において、ORCA事業運営費徴収の提案が行われた

ユ-ザが10,000人を超えサポ-ト業務が増加し、維持の

コスト(費用)が増加してきていることや、非ユ-ザの日医会員の不公平感を取り除くため、平成24度後半より、日医標準レセプトソフトのサポートの有償化をすすめることとしてはどうか

H24.1.10

常任理事会

結論: 「徴収方法など細かく検討」

プロジェクトの発展と土台の安定に基軸を置いた提案が必要

このままでは発展性がない

【予算】減ることはあっても増えることはない

70

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問題点 検討課題

徴収額

徴収タイミング

徴収名目

徴収方法・委託先

徴収対象

非会員対策

徴収免除ルール

請求先リスト作成

自力導入ユーザ

電子カルテ等周辺業者

告知内容

等々・・

問題点

OSSなのに全ユーザから費用を徴収するように見える矛盾

通常、有償サポートビジネスモデルは希望者のみ

プロジェクト維持費は寄附モデル多い

大病院と診療所の徴収額切り分け

自力ユーザと一般事業所からの徴収 自力ユーザの請求先特定の手間

機能制限にはシステム開発が必要

運用ルールの複雑化

公益法人取得後の運用も考えておく必要

定点参加で無料になると徴収額激減の可能性

定点参加数が増加しても定点活用の成果はすぐに出ない

議論百出、強力な反対も予想され、誰をも納得させるのは困難

日医の理念や姿勢の部分で揉める可能性

「話が違う」

会員/非会員医療機関の区別・見分けが正確に行えるか

徴収に関して不平等の発生を避けることは難しい

自力ユーザに完全無料の道は残しておくべきではないか

イメージダウン、競争力低下

等々・・

手間・コストがかかる上、労多く、

喜ばれる事も少ない割に、さまざまなトラブルが起きるのは確実ではないか

(ユーザからの徴収開始に伴う問題点と予想)

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ORCA事業の俯瞰

日本医師会

日医総研

ORCA「日医標準レセプトソフト」 オープンソース※(無償公開ソフト)

※オープンソース 【主な特徴】 ・非独占かつ利用が無償

・変更/再配布が可能

・無保証

(「日医IT化宣言」 2001.11.20による)

継続開発

メンテナンス

その他

・介護ソフト

・特定健診ソフト

・電子認証局

etc…

ORCA

サポートセンター (無償サービス(現在))

認定事業所 (日医認定ベンダ)

その他 (日医非認定ベンダ) (連携電子カルテメーカ) (周辺機器・ソフトメーカ)

業務委託

(サポート業務)

全国のORCA利用医療機関 (会員&非会員) (約1万700ユーザ 2011.12)

公開

公開 公

日医会費(日医会員のみ)

導入

サポート契約

ベンダ経由

の問い合わせ

ユーザから直接の

問い合わせ

(自力導入)

(矢印の太さで

ソフト利用の割合を

模式化)

○ ソフトの利用は無償。サポート業務においても万人からの問い合わせを無償で受け付けており、ユーザ増加に伴って委託費が嵩んできた。

○ なお、ベンダは、ソフトとハードを組合せ、独自の動作保障のもと、有償で導入や現地サポートを行っている。

年会費 (団体損害賠償保険料

+管理費)

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ORCA事業の将来像(案1)

日本医師会

日医総研

ORCA「日医標準レセプトソフト」 オープンソース※(無償公開ソフト)

※オープンソース 【主な特徴】 ・非独占かつ利用が無償

・変更/再配布が可能

・無保証

(「日医IT化宣言」 2001.11.20による)

新規・改良

改定対応

メンテナンス

その他

・介護ソフト

・特定健診ソフト

・電子認証局

etc…

認定事業所 (日医認定ベンダ)

その他 (連携電子カルテメーカ) (周辺機器・ソフトメーカ)

全国のORCA利用医療機関 (会員&非会員) (約1万700ユーザ 2011.12)

公開

公開

日医会費(日医会員のみ)

導入

サポート契約

役員

ユーザから直接の

問い合わせ

(自力導入)

(矢印の太さで

ソフト利用の割合を

模式化)

○ 日医は著作権を保持する。日医総研は最先端の研究開発のみに特化する。成果は極めて高度なITスキルと医事知識を持つ者のみが自力活用できる

○ 非営利or営利の新組織を創設し、商用版をメンテナンスし、ユーザや周辺企業の大部分に供給する

最先端の開発に特化

新規・改良

リクエスト

資格認定

委託

マル適

発行

非認定(一般) 事業所

販売 地域公費・マスタなど購入(自力)

会員

新組織による商用パッケージの供給(有償)

サポートセンタ、ORCA業者の工業会、日医IT認定試験の受託運営、旧OS&安定&検証済みインストールパッケージの供給、広報普及、

動作検証、ハード検証、マニュアル作成、リクエスト仕分け、地域公費メンテ&供給、各種帳票メンテ&供給、周辺機器検証、電子カルテ検証、付加価値マスタ供給、サードパーティ業者認定、周辺ソフト開発、日医認証局カード発行(RA)対応、DPC対応、将来のクラウド

化・・・

独自サーバによる

サイト構築

ベンダ経由の問い合わせ

供給

73

発展の為の

ヒトとカネを

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新API

ORCAのゆくえ

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新API(Application Program Interface)

日レセとの連携API

かゆいところに手が届く日レセとの「密結合」を

より一体型の電子カルテ開発が可能に

今後の周辺アプリ連携規格の標準としたい

CLAIM相当機能の実装は完了

野望(目標)

電カルのみならず、業者から日曜プログラマまでを対象にツール開発が花開く

小技開発に利用できる

地域医療連携支援やアンケートツールなど

入院オーダリングにまで使えるAPIを

http://www.orca.med.or.jp/receipt/tec/api/

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感染症サーベイの拡大

ORCAのゆくえ

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78

日レセによるデータ収集

78

ORCA

プロジェクト

10年前の

スライド

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感染症サーベイランスについて 概要

日医標準レセプトソフト(日レセ)への日々の入力(検査・投薬・傷病名)から、疑い症例や確定診断の地域的な集積を探知する

定点調査の安全なネットワークを使い自動収集するため、迅速でかつ医師に負担がかからない

ほぼ全自動で24時間以内に地域の関係者で情報共有が可能 2011年2月より15分単位のリアルタイム化を実施予定

現在はインフルエンザのみ。順次対応する病原体を拡大予定

月次レセプトデータも含め、最終的には、地域医師会が主導権を持って活用できる仕組みが目標

本事業のルーツ 2007年頃より国立感染症研究所(感染研)にて、日レセを使ったリアルタイムサーベイランスシステムが検討、試作されていた

本格運用に向けて日医総研との共同研究開発を進めていたが、新型インフルの流行により感染研側が多忙となりペンディング。本年(2010年)より再度始動

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80 http://www.orca.med.or.jp/das/infection_map/information.html

数字によるデータ提供

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感染症サーベイランス

①定点調査研究事業と連動したリアルタイムのインフルエンザ流行マップ

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約15分おき (リアルタイム件数)

将来は

医療の

天気予報へ

直近1週間累積 (定点あたり)

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被災地・避難所における感染症リスクアセスメントの試み

被災地・避難所における感染症リスクアセスメントに基づく注意すべき感染症

国立感染症研究所感染症情報センター(2011.3.14)

急性下痢症

インフルエンザ

急性呼吸器感染症(インフルエンザ以外)

麻疹

破傷風

創傷関連感染症

独自追加

尿路感染症、エコノミークラス症候群

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85 85

2011年4月時点で定点 or 感染症の送信があった

医療機関

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算定日記録の活用

ORCAのゆくえ

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電子版お薬手帳

(資料)高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 第12回 医療情報化に関するタスクフォース

院内処方の

医療機関

にも

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電子レセプトフォーマット(H24年度から)

識別情報 レコード種別 主に必要となる項目

IR 医療機関情報レコード 都道府県、医療機関名称、電話番号 ○

RE レセプト共通レコード 診療年月、氏名、男女区分、生年月日、入院年月日、カルテ番号等、診療科名 ○

HO 保険者レコード 保険者の情報 ○

KO 公費レコード 公費の情報 ○

KH 国保連固有情報レコード ×

SY 傷病名レコード ○

SI 診療行為レコード (算定日情報あり) ○

IY 医薬品レコード (算定日情報あり) ○

TO 特定器材レコード (算定日情報あり) ○

CO コメントレコード ○

NI 日計表レコード 平成24年4月診療分より廃止(算定日情報へ移行) ×

SJ 症状詳記レコード ○

臓器提供者レセプト情報 △

GO 診療報酬請求書レコード ×

参考:記録条件仕様2010年4月版

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算定日記録のサンプル(H24年度から)

ミニマムな

電子カルテ

フォーマット

と言える

89

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日レセに実装する機能(案)

エクスポート機能

患者単位での過去データを含めた算定日付きレセ電出力

インポート機能

日レセへの算定日付きレセ電のインポート機能

新来患者がデータを持参(患者単位)

新患登録

DO処方登録

データ移行にも活用(請求月/全件/入外別)

可能になること

他システム(電カル同士も可)との患者単位での情報交換

患者によるデータ管理(どこMY)

地域医療連携

【課題】 ・手書きなど院外処方

・包括算定項目 90

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簡易電子レセプトビューア(案)

概要

Linux、Mac、WindowsなどOSを問わない

携帯端末(iPhone、Android)、タブレット端末対応

カルテ2号紙風表示

経年データ表示

日付 診療内容

2 / 1

2 / 5

2012年

* インフルエンザ検査

* タミフル 3錠 3日分

* 人工腎臓

患者と家族向け

91

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患者によるデータ管理 患者サービス

NFC※でのデータ提供と取込(手間がかからない) セカンドオピニオンで利用

旅行先での緊急受診で利用

日医認証局の電子署名を活用

医師会ストレージに預けられる(どこMY) 家庭用電子カルテ(医療日記)の実現(どこMY)

家族の服薬、健康状態などを追加入力可能とする

地域医療連携

患者単位の情報交換の簡易フォーマット

レセコンしか持たない医師も地域医療連携に参加できる

緊急災害時

お薬手帳の代用

その他診療支援ツール

サードパーティ

1億2千万人を

対象とした医師会のORCAプロジェクトへ

Pi

!

※NFC:近距離無線通信(near field communication) 92

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さいごに

次は俺たちの番

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寄り道(40年前の偉大な先達)

昭和47年(請求事務改善専門委員会)

武見太郎会長(当時)肝いりのプロジェクト委員会

オフコンの時代に卓上型のレセコンが可能かどうかを検討

時は皆保険スタートの10年後

請求事務の負担増が大問題

レセではいくつかの大病院がパンチカードで計算機センターの空き時間を使う程度

(報告書内容)現状調査、業務フロー解析、カルテ、アーキテクチャ、採算性、被保険者証の1人1枚化提案 etc…

会外にてレセコンの開発開始

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寄り道の寄り道(40年前の偉大な先達)

日本医師会請求事務改善専門委員会 報告書

「請求事務簡素化システムの検討」(解説編より)

4-2-2 コードの標準化

1-3で述べたように、すでに全国のいくつかの医療機関では、請求事務にコンピュータを利用していることは前にも述べたが、現状では押ボタン式端末機のようにコードを用いない機器、あるいはタイプライターのように省略名を用いる機器などの他に、費用の上から多少手間がかかり面倒であっても、数字コードに変換し、インプットを行っている場合も少なくない。

ところが、省略名、数字コードのいずれにも共通した問題であるが、医療機関では各々が独自の省略名、数字コードなどを作成して使用しているのが現状である。したがってコンピューター利用の初期段階としてはやむを得ないが、将来コンピュータの利用が盛んになった場合には大変混乱をきたすであろうし、また非能率的であることが明らかである。そして、最終的にはこれらの異なった省略名や数字コードを用いていた医師やパラメディカルの人々が最も迷惑を被ることになろう。

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寄り道の寄り道 続き(40年前の偉大な先達)

ましてや、コードの標準化は、近い将来確立されるであろう地域医療システム、そして医療のデータ・バンクなどには是非必要なものであり、単に請求事務のコード化であっても、これらを想定したものでなければならない。このように考えるならば、当然のことながら標準コードとしての省略名、数字コードの作成が必要とされよう。また、システム維持のためには、薬価基準、点数表の改正時に、速やかにそのコードが改編されるものでなければならない。・・・

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「メディコム開発物語」より

竹中淳氏 http://www.medicom-

soft.co.jp/mcdevhistory.html

石から叩いて

レセコンを作った

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歴史は繰り返す

98

次は俺たちの番!

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最後に一言

99

「これからはORCAの時代だ」

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100

オープンソース

1万1千ユーザ (業界3位)

全国に約200ベンダ