有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤...

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371 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341 に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現 率が減少する傾向がみられた。 表ト-341 治療期間別中止例 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 0-12 13-24 1.1 0.0 4.3 1.7 頭痛 0-12 13-24 4.4 2.2 16.6 8.4 鼻炎 0-12 13-24 3.3 2.2 12.2 8.2 副鼻腔炎 0-12 13-24 0.0 1.1 2.4 2.9 血管拡張(潮紅) 0-12 13-24 0.0 0.0 8.9 7.2 (Pool 2) 発現時期別有害事象を図ト-6569 に,12 ヵ月完了例における投与期間別有害事象発現率を 表ト-342 に示す。 症状は投与開始後 90 日目までに発現している傾向がみられ,その後,発現率が大きく増加す る傾向はみられなかった。 消化不良 図ト-65 発現時期別有害事象(Kaplan-Meier

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Page 1: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�371�

⑤ 治療期間別有害事象

 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

率が減少する傾向がみられた。

表ト-341 治療期間別中止例

有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%)

消化不良

0-12週

13-24週

1.1

0.0

4.3

1.7

頭痛

0-12週

13-24週

4.4

2.2

16.6

8.4

鼻炎

0-12週

13-24週

3.3

2.2

12.2

8.2

副鼻腔炎

0-12週

13-24週

0.0

1.1

2.4

2.9

血管拡張(潮紅)

0-12週

13-24週

0.0

0.0

8.9

7.2

(Pool 2)

 発現時期別有害事象を図ト-65~69に,12ヵ月完了例における投与期間別有害事象発現率を

表ト-342に示す。

 症状は投与開始後 90日目までに発現している傾向がみられ,その後,発現率が大きく増加す

る傾向はみられなかった。

消化不良

図ト-65 発現時期別有害事象(Kaplan-Meier)

Page 2: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�372�

頭痛

図ト-66 発現時期別有害事象(Kaplan-Meier)

鼻炎

図ト-67 発現時期別有害事象(Kaplan-Meier)

Page 3: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�373�

副鼻腔炎

図ト-68 発現時期別有害事象(Kaplan-Meier)

血管拡張(潮紅)

図ト-69 発現時期別有害事象(Kaplan-Meier)

Page 4: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�374�

表ト-342 投与期間別有害事象(12ヵ月完了例)

0~12週 13~24週 25~36週 37~48週

(N=758) (N=758) (N=758) (N=758)

視覚障害 19 ( 2.5%) 4 ( 0.5%) 1 ( 0.1%) 5 ( 0.7%)

背部痛 6 ( 0.8%) 3 ( 0.4%) 5 ( 0.7%) 3 ( 0.4%)

消化不良 36 ( 4.7%) 5 ( 0.7%) 4 ( 0.5%) 3 ( 0.4%)

頭痛 110 (14.5%) 16 ( 2.1%) 4 ( 0.5%) 8 ( 1.1%)

鼻炎 70 ( 9.2%) 18 ( 2.4%) 15 ( 2.0%) 5 ( 0.7%)

副鼻腔炎 11 ( 1.5%) 5 ( 0.7%) 0 ( 0.0%) 4 ( 0.5%)

血管拡張(潮紅) 85 (11.2%) 10 ( 1.3%) 13 ( 1.7%) 4 ( 0.5%)

狭心痛/胸痛 4 ( 0.5%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.1%) 1 ( 0.1%)

心房性不整脈 2 ( 0.3%) 1 ( 0.1%) 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

低血圧 1 ( 0.1%) 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

心筋梗塞 0 ( 0.0%) 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

卒中発作 0 ( 0.0%) 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

失神 2 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.3%)

PDE5阻害剤共通にみられる有害事象,心血管系有害事象を選択(Pool 3)

⑥ 中止例

 バルデナフィル(17.9%)と比べプラセボ(26.6%)における中止率は高く,理由別では効

果不十分で中止した症例が多くみられた。バルデナフィルでは有害事象の発現で中止した症例

がプラセボと比べて多くみられた。投与量別の中止理由をみても同様な傾向がみられた。

中止理由別の中止率を表ト-343及び 344に示す。

表ト-343 中止例

プラセボ

(n= 793)

バルデナフィル

(n=1812)

n(%) n(%)

中止例 211 (26.6%) 325 (17.9%)

中止理由別

有害事象の発現 11 ( 1.4%) 67 ( 3.7%)

同意の撤回 54 ( 6.8%) 78 ( 4.3%)

効果不十分 89 (11.2%) 79 ( 4.4%)

来院せず 31 ( 3.9%) 54 ( 3.0%)

その他 26 ( 3.3%) 47 ( 2.6%)

(Pool 2)

Page 5: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�375�

表ト-344 投与量別中止例

プラセボ バルデナフィル

n=342

5 mg

n=350

10 mg

n=358

20 mg

n=351

n (%) N (%) n (%) n(%)

中止例 111 (32.5%) 76 (21.7%) 59 (16.5%) 76 (21.7%)

中止理由別

有害事象の発現 6 ( 1.8%) 10 ( 2.9%) 11 ( 3.1%) 24 ( 6.8%)

同意の撤回 31 ( 9.1%) 17 ( 4.9%) 16 ( 4.5%) 15 ( 4.3%)

効果不十分 46 (13.5%) 26 ( 7.4%) 12 ( 3.4%) 13 ( 3.7%)

来院せず 20 ( 5.8%) 11 ( 3.1%) 17 ( 4.7%) 11 ( 3.1%)

その他 8 ( 2.3%) 12 ( 3.4%) 3 ( 0.8%) 13 ( 3.7%)

(Pool 1)

⑦ 有害事象中止例

 有害事象の発現で中止した症例は,バルデナフィル(3.3%),プラセボ(1.4%)とバルデ

ナフィルに多くみられた。バルデナフィルで多くみられた有害事象は頭痛,血管拡張(潮紅),

鼻炎,頻脈,嘔気,肝機能検査異常,めまい及び感覚鈍麻であった。

 有害事象中止例を表ト-345に示す。

表ト-345 有害事象中止例における有害事象

プラセボ

n=793

バルデナフィル

n=1812有害事象(発現率)

11 (1.4%)* 60 (3.3%)*

頭痛 0 (0.0%) 13 (0.7%)

血管拡張(潮紅) 1 (0.1%) 8 (0.4%)

鼻炎 0 (0.0%) 5 (0.3%)

頻脈 0 (0.0%) 4 (0.2%)

嘔気 0 (0.0%) 4 (0.2%)

肝機能検査異常 2 (0.3%) 4 (0.2%)

めまい 0 (0.0%) 3 (0.2%)

感覚鈍麻 0 (0.0%) 3 (0.2%)

腹部痛 1 (0.1%) 2 (0.1%)

無力症 0 (0.0%) 2 (0.1%)

骨盤痛 0 (0.0%) 2 (0.1%)

胸痛 0 (0.0%) 2 (0.1%)

心悸亢進 0 (0.0%) 2 (0.1%)

高血圧 0 (0.0%) 2 (0.1%)

緊張亢進 0 (0.0%) 2 (0.1%)

不眠(症) 0 (0.0%) 2 (0.1%)

異常感覚 0 (0.0%) 2 (0.1%)

発汗 0 (0.0%) 2 (0.1%)

腎結石 0 (0.0%) 2 (0.1%)

いずれかの群で 2件以上発現した症状(Pool 2)*:中止率

Page 6: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�376�

⑧ 投与量別有害事象中止例

 投与量別有害事象中止例を表ト-346に示す。用量依存的な中止率の増加がみられた。

表ト-346 投与量別有害事象中止例における有害事象

プラセボ バルデナフィル

n=342

5 mg

n=350

10 mg

n=358

20 mg

n=351有害事象(発現率)

7 (2.0%)* 8 (2.3%)* 9 (2.5%)* 23 (6.6%)*

頭痛 0 (0.0%) 3 (0.9%) 0 (0.0%) 4 (1.1%)

腹痛 0 (0.0%) 0 (0.0%) 1 (0.3%) 1 (0.3%)

頻脈 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 2 (0.6%)

高血圧 0 (0.0%) 1 (0.3%) 0 (0.0%) 1 (0.3%)

血管拡張(潮紅) 1 (0.3%) 0 (0.0%) 1 (0.3%) 1 (0.3%)

肝機能検査異常 1 (0.3%) 0 (0.0%) 3 (0.8%) 1 (0.3%)

嘔気 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 3 (0.9%)

めまい 0 (0.0%) 1 (0.3%) 0 (0.0%) 1 (0.3%)

緊張亢進 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 2 (0.6%)

感覚鈍麻 0 (0.0%) 0 (0.0%) 2 (0.6%) 0 (0.0%)

鼻炎 0 (0.0%) 0 (0.0%) 1 (0.3%) 2 (0.6%)

発汗 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 2 (0.6%)

腎結石 0 (0.0%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 2 (0.6%)

いずれかの群で 2件以上発現した症状(Pool 1)*:中止率

⑨ 投与期間別有害事象中止例

 投与期間別有害事象中止率を図ト-70に示す。バルデナフィルが早い時期に中止しているこ

とがみられたが,投与 12週後にはプラセボと同様な値になっている。

図ト-70 有害事象による中止率の推移

00.20.40.60.8

11.21.41.61.8

2

0-4 週 <4-8週

>8-12週

>12-16週

>16-20週

>20-24週

>24-28週

>28 週

投与後投与後投与後投与後

有害

事象

中止

率有

害事

象中

止率

有害

事象

中止

率有

害事

象中

止率

PlaceboVardenafil

Page 7: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�377�

⑩ 重篤な有害事象

 重篤な有害事象はバルデナフィル 2.7%,プラセボ 3.3%にみられた。重篤な有害事象発現率

を表ト-347及び 348に示す。投与量別に重篤な有害事象の発現率をみると,プラセボ,バル

デナフィル共に同様な発現率を示した。因果関係が否定できない重篤な有害事象一覧表を表ト

-349に示す。

表ト-347 重篤な有害事象

プラセボ

n=793

バルデナフィル

n=1812有害事象(発現率)

26 (3.3%) 49 (2.7%)

事故による創傷 3 (0.4%) 5 (0.3%)

ヘルニア 3 (0.4%) 3 (0.2%)

高血糖 0 (0.0%) 3 (0.2%)

胸痛 3 (0.4%) 2 (0.1%)

心房細動 1 (0.1%) 2 (0.1%)

失神 1 (0.1%) 2 (0.1%)

胆石症 0 (0.0%) 2 (0.1%)

肝機能検査異常 0 (0.0%) 2 (0.1%)

糖尿病 3 (0.4%) 1 (<.1%)

泌尿器官手術 2 (0.3%) 0 (0.0%)

いずれかの群で 2件以上発現した症状(Pool 2)

表ト-348 投与量別重篤な有害事象

プラセボ バルデナフィル

n=342

5 mg

n=350

10 mg

n=358

20 mg

n=351有害事象(発現率)

18 (5.3%) 10 (2.9%) 11 (3.1%) 13 (3.7%)

ヘルニア 3 (0.9%) 0 (0.0%) 1 (0.3%) 2 (0.6%)

胸痛 2 (0.6%) 0 (0.0%) 1 (0.3%) 0 (0.0%)

失神 1 (0.3%) 1 (0.3%) 1 (0.3%) 0 (0.0%)

胆石症 0 (0.0%) 1 (0.3%) 1 (0.3%) 0 (0.0%)

糖尿病 3 (0.9%) 0 (0.0%) 0 (0.0%) 1 (0.3%)

高血糖 0 (0.0%) 1 (0.3%) 1 (0.3%) 0 (0.0%)

いずれかの群で 2件以上発現した症状(Pool 1)

Page 8: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�378�

表ト-349 因果関係が否定できない重篤な有害事象一覧表

症例番号 薬剤群 年 齢 有害事象(程度) 転 帰 因果関係 処置・経過

1* 20 mg 6□前立腺炎の悪化

(中等度)消失 判定不能 入院治療

2* 5 mg 6□ 失神(中等度) 消失 関係あるかもしれない入院治療

治験薬の投与中止

3* 10 mg 6□ 心房細動(中等度) 消失 関係あるかもしれない 入院治療

4* 5 mg 6□肝機能検査異常

(中等度)関係あるかもしれない

5* 10 mg 5□

胸痛(高度)

喘息(高度)

喉頭浮腫(高度)

呼吸困難(高度)

消失

消失

消失

消失

多分関係あり

多分関係あり

多分関係あり

多分関係あり

治験薬の投与中止

6* 10 mg 5□ ST低下(高度) 消失 関係あるかもしれない 入院治療

7* 20 mg 4□ 感触鈍麻(高度) 消失 関係あるかもしれない 治験薬の投与中止

8* 20 mg 6□ 健忘症(中等度) 消失 関係あるかもしれない 治験薬の投与中止

9* 20 mg 6□

無力感(高度)

倦怠感(高度)

心房細動(高度)

めまい(高度)

呼吸困難(中等度)

消失

消失

消失

消失

消失

関係あるかもしれない

関係あるかもしれない

関係あるかもしれない

関係あるかもしれない

関係あるかもしれない

入院治療

治験薬の投与中止

10* 20 mg 6□ 心房細動(中等度) 消失 関係あるかもしれない 薬物による治療

11* 20 mg 6□関節痛(高度)

筋肉痛(高度)

消失

消失

多分関係あり

多分関係あり治験薬の投与中止

12* 10 mg 6□ 脳血管障害(高度) 消失 関係あるかもしれない入院治療

治験薬の投与中止

13* 20 mg 6□ CK上昇(中等度) 消失 関係あるかもしれない 薬物による治療

14* 10 mg 6□ 血栓症(中等度) 消失 関係あるかもしれない入院治療

治験薬の投与中止

15* 10 mg 4□肝機能検査異常(高度)

γ-GTP上昇(高度)関係あるかもしれない 薬物による治療

16* 10 mg 6□呼吸困難(高度)

胸痛(高度)

消失

消失

判定不能

判定不能

入院治療

治験薬の投与中止

「*;新薬承認情報提供時に置き換えた」

⑪ 死亡例

 プラセボ対照比較試験においては 3例の死亡例が認められた,一覧表を表ト-350に示す。

 症例番号 1* の症例は,アパートで死亡していることが,警官によって発見された。

最後の患者日誌は 6週間前のものであり,治療開始 3ヵ月後のものであった。死因は断定され

ず有害事象は死亡とされた。患者は糖尿病,右脚ブロックの既往があった。薬剤関連性は否定

されている。

 症例番号 2* の症例は,バルデナフィル 2.5 mg投与 6日後,治療開始から 18日後に

心筋梗塞を起こした。その後肺炎を併発し,多臓器不全にて死亡した。有害事象の薬剤関連性

は否定されている。

 症例番号 3* の症例は,糖尿病,高血圧,高脂血症の既往がある 6□歳でシルデナフィ

ル 50 mgを性行前に服用し,洗面所に行く途中に死亡した。解剖の結果,心筋梗塞を発症した

ことが判明した。薬剤関連性は多分関係あり。死亡は治療期 3週目に発生し,患者は合計 8錠

服薬している。

Page 9: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�379�

表ト-350 死亡症例一覧表(比較試験)

症例番号 薬剤 死因最終投薬から

事象までの時間薬剤関連性

1* プラセボ 不明 不明 なし

2* バルデナフィル 2.5 mg 心筋梗塞後の多臓器不全 6 日 なし

3* シルデナフィル 50 mg 心筋梗塞 <1 日 多分関係あり

「*;新薬承認情報提供時に置き換えた」

 比較試験以外では 5例の死亡例が認められている。一覧表を表ト-351に示す。

 症例番号 4* の症例は,心疾患,高血圧の既往がある 6□歳で治験開始 1ヵ月後(継続

期),バルデナフィル10 mg服薬後 21 日目に急に死亡した。この男性は,試験 No.100250では

プラセボを服用し,継続期にバルデナフィル 10 mgに変更された。変更後合計 3錠服薬してい

る。治験期間中の心電図検査では,洞性徐脈,不完全 RBBB,非特異的 ST,T波変化,T波逆転,

ST低下(0.04 mV)がみられていた。治験責任医師はこれらの検査結果は臨床的に問題ではな

いと判断した。最近の心臓病専門医の診察によっても,症状は安定していると判断された。し

かしながら,患者は NGを悪化している胸痛に対して頻繁に使用していることを告げていなかっ

た。男性の妻により,最後の治験薬を服用したのは死亡 21 日前と確認され,回収した治験薬と

の整合性をとれた。死亡診断書には死因は,解剖はされていないが,心筋梗塞と記載された。

治験薬との因果関係は否定されている。

 症例番号 5* の症例は,男性の妻が進行の早い,致死性の不治の癌性の疾患に罹病

していることを告げられた。患者は銃によって自殺をはかり,割付後 12日後,男性の妻の死亡

15日前に死亡した。治験責任医師はこの重篤な有害事象は治験薬との関連性はないと判断した。

患者が治験薬を服用した形跡はない。

 症例番号 8* の症例は,治験薬を服薬する前に死亡し,安全性解析対照例から除

外されている。患者はバルデナフィル 10 mgに割り付けられた後,医療施設に来院せずに,貧

血,喀血検査のための気管支鏡検査でみつかった気管支原生癌(右気管支をほぼ完全にふさい

でいる)で死亡していることが判明した。死因は癌における縦隔静脈への侵食によるもので

あった。患者が治験薬を服用した形跡はなく,割付後 45日後に死亡している。

 症例番号 6* の症例は,6□歳の高血圧,糖尿病の既往をもつ患者で,6回の来院

は問題がなく,253日目に 7回目の来院が予定されていた。患者のパートナーが治験コーディ

ネーターに対して患者が 246日目に死亡した旨を伝えた。患者は睡眠中に死亡したもようで,

自宅で発見された。死亡の原因は合併症(心疾患,糖尿病,高血圧症)に起因するものと考え

られた。

 症例番号 7* の症例は長期投与試験(試験 No.10125)をさらに 12ヵ月継続してい

る試験(試験 No.10573)において報告された 5□歳の患者で,その未亡人からの情報では,患

者は窓から飛び降りて自殺したとのことである。死因がはっきりとしているため,剖検は行わ

Page 10: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�380�

れなかった。患者は自殺する直前に 4日間精神病棟に入院している。泌尿器科の主治医による

と,患者にはうつ病の既往はなかった。患者は試験 No.10125 に 年の 月から参加してお

り, 年 月 日~ 年 月 日の間,ほぼ 1~2 日おきに服薬していたことが患者日

誌に記録されている。 年 月 日に試験 No.10573 を開始しているがその後の患者日誌が

見つかっていないため,自殺する直前の服薬状況は不明である。 年 月 日が最後の来

院であるが,それまでに行われた調査でもうつ病の傾向はみられていない。なお,治験責任医

師による治験薬との因果関係は「なし」と判定されている。

表ト-351 死亡症例一覧表(比較試験以外)

症例番号症例番号症例番号症例番号 薬剤薬剤薬剤薬剤 死因死因死因死因最終投薬から最終投薬から最終投薬から最終投薬から

事象までの時間事象までの時間事象までの時間事象までの時間

薬剤薬剤薬剤薬剤

関連性関連性関連性関連性

安全性評価対象例 4* バルデナフィル 10 mg 心筋梗塞 21 日 なし

5* バルデナフィル 20 mg 自殺 - なし

6* バルデナフィル 10 mg 不明 不明 関係ないらしい

7* バルデナフィル 自殺 不明 なし

安全性評価除外例 8* バルデナフィル 10 mg 気管支原生癌 - なし

「*;新薬承認情報提供時に置き換えた」

本剤の承認申請後に海外で実施された臨床試験において認められた死亡例の詳細を以下に示す。

 症例番号 の症例は,5□歳の患者でⅡ型糖尿病,高血圧及び高脂血症を合併し

ていた。バルデナフィル 20 mg投与群に割付け 10日後に自宅で死亡しているところを発見され

た。飲酒の形跡がみられ,死因はアルコール摂取後の低血糖と判断され,薬剤関連性は否定さ

れた。

 症例番号 の症例は,7□歳の患者で胆嚢切除,虫垂炎,膀胱結石の既往,気管支

喘息,白内障,高血圧を合併していた。最後のバルデナフィル(10 mg or 20 mg)投薬後 22日

後に不安定狭心症を発症し入院,その 2日後に死亡した。治験責任医師によって薬剤関連性は

否定された。

 症例番号 の症例は、高血圧、高脂血症、糖尿病で治療中の 6□歳の患者で冠動脈

バイパス手術の既往を有する。治験開始 10ヵ月後(継続期)、バルデナフィル服薬後3ヵ月後

に自宅で死亡しているのを発見された。剖検は行われなかったが、死因は虚血性心疾患による

ものと判断された。治験参加医師により試験薬との関連性はないと判断された。

 症例番号 の症例は,糖尿病で治療中の 5□歳で治験開始 23ヵ月後(継続期)、バ

ルデナフィル服薬後 23日目に狭心症にて救急病院を受診、同日心筋梗塞にて死亡した。試験薬

服用 23日後に発症したことを勘案し、治験責任医師により試験薬との関連性はないと判断され

た。

Page 11: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�381�

⑫ 臨床検査値異常変動

(i) 血液検査

 血液検査項目での異常変動(高値)発現率を表ト-352に,異常変動(低値)発現率を表ト

-353に示す両群において顕著な差はみられなかった。

表ト-352 臨床検査値の異常変動(血液検査/高値)

検査項目

プラセボ

n=793

(%)

バルデナフィル

n=1812

(%)

ヘモグロビン 14/743 (1.9%) 37/1739 (2.1%)

好中球数 29/570 (5.1%) 106/1535 (6.9%)

分葉核球数 4/155 (2.6%) 11/154 (7.1%)

白血球数 34/721 (4.7%) 97/1692 (5.7%)

(Pool 2, 2%以上)

表ト-353 臨床検査値の異常変動(血液検査/低値)

検査項目プラセボ

n=793

バルデナフィル

n=1812

ヘマトクリット値 29/730 (4.0%) 69/1714 (4.0%)

好中球数数 12/581 (2.1%) 35/1560 (2.2%)

Pool 2, 2%以上

 血液検査において臨床上問題となり得る臨床検査値異常を検討するために,検査値を逸脱し

た症例の発現頻度を表ト-354に示す。逸脱がみられた症例では貧血症状と診断されたものは

なかった。

表ト-354 臨床上問題になりうる臨床検査値の異常

検査項目 プラセボ バルデナフィル

低ヘモグロビン

(ベースライン値からの減少>2 gm/dl又

はどれかの期間の値<11.5 gm/dl)

7/741 (0.9%) 19/1738 (1.1%)

低ヘマトクリット

(ベースライン値からの減少>8%又はどれ

かの期間の値<37%)

13/730 (1.8%) 33/1714 (1.9%)

(Pool 2)

 血液検査における有害事象の発現率を表ト-355に示す。これらの症例で,重篤又は,中止

に至ったものはない。

Page 12: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�382�

表ト-355 血液検査に関連する有害事象

事象プラセボ

n=793

バルデナフィル

n=1812

白血球増多(症) 1 (0.1%) 2 (0.1%)

血小板減少(症) 1 (0.1%) 1 (<0.1%)

貧血 0 (0%) 1 (<0.1%)

(Pool 2)

 投与量別血液検査値異常変動(低値)を表ト-356に示す。ヘモグロビン値の異常変動にわ

ずかな用量依存的な変動がみられた。ヘマットクリット値では用量依存的な変動はみられな

かったが,10 mg,20 mgではプラセボでの発現頻度より高い値であった。

表ト-356 投与量別血液検査値の異常変動(低値)

バルデナフィル

プラセボ

n=342

5 mg

n=350

10 mg

n=358

20 mg

n=351検査項目

% % % %

ヘモグロビン 4/319 (1.3%) 5/333 (1.5%) 7/349 (2.0%) 8/338 (2.4%)

ヘマトクリット 16/316 (5.1%) 15/329 (4.6%) 20/345 (5.8%) 20/333 (6.0%)

(Pool 1)

 アスピリン併用例における,血液検査の臨床的に意味のある異常変動が発現した頻度を表ト

-357に示す。アスピリン併用によるヘモグロビン値,ヘマトクリット値の異常はみられな

かった。

表ト-357 アスピリン投与量別臨床的意味のある異常変動(血液検査:低値)

検査項目 アスピリン併用プラセボ

(%)

バルデナフィル

(%)

低ヘマトクリット なし 10/703 (1.4%) 29/156 (1.9%)

あり 3/90 (3.3%) 3/251 (1.2%)

低ヘモグロビン なし 7/703 (1.0%) 17/156 (1.1%)

あり 0/90 (0.0%) 2/252 (0.8%)

(Pool 2)

(ii) 生化学検査

 生化学検査項目での異常変動(高値)発現率を表ト-358に示す。両群において顕著な差は

みられなかった。クレアチンキナーゼ,血糖値,SGPT/ALTの上昇が両群ともに比較的高頻度に

認められた。これらのベースライン値からの平均値の変動をみると(表ト-359),いずれの検

査値も大きな変動は認められなかった。

Page 13: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�383�

表ト-358 臨床検査値の異常変動(生化学検査:高値)

検査項目

プラセボ

n=793

(%)

バルデナフィル

n=1812

(%)

重炭酸イオン 21/735 ( 2.90%) 82/1710 ( 4.80%)

BUN 41/713 ( 5.80%) 98/1663 ( 5.90%)

カルシウム 28/743 ( 3.80%) 73/1723 ( 4.20%)

クレアチンキナーゼ(CK,CPK) 122/598 (20.40%) 313/1402 (22.30%)

血糖値(規定せず) 37/241 (15.40%) 80/487 (16.40%)

HDLコレステロール 4/127 ( 3.10%) 15/395 ( 3.80%)

SGOT/AST 57/698 ( 8.20%) 139/1630 ( 8.50%)

SGPT/ALT 66/664 ( 9.90%) 159/1565 (10.20%)

ナトリウム 27/735 ( 3.70%) 67/1725 ( 3.90%)

トリグリセリド 30/479 ( 6.30%) 82/1163 ( 7.10%)

尿酸 50/673 ( 7.40%) 130/1562 ( 8.30%)

(Pool 2)

表ト-359 臨床検査値の異常変動

プラセボ バルデナフィル

検査項目 平均値 レンジ 平均値 レンジ

クレアチンキナーゼ(U/L) -1.64 -2052 ~ 1402 -3.85 -1268 ~ 1213

血糖値(規定せず)(mg/dl) -2.00 -247 ~ 227 1.32 -232 ~ 283

血糖値(血清)(mg/dl) 3.13 -213 ~ 239 -0.13 -264 ~ 267

SGOT/AST(U/L) 0.09 -231 ~ 70 0.28 -168 ~ 232

SGPT/ALT(U/L) 0.92 -313 ~ 268 0.16 -158 ~ 209

(Pool 2)

 生化学検査項目での異常変動(低値)発現率を表ト-360に示す。総コレステロールの異常

変動率がプラセボでは 6.9%,バルデナフィルでは 9.2%とバルデナフィルで高い値を示した。

最終来院時の総コレステロール値の値はプラセボで 205 mg/dL,バルデナフィルでは 202 mg/dL

でその差は 3 mg/dLであった。

表ト-360 臨床検査値の異常変動(生化学検査:低値)

検査項目プラセボ

n=793

バルデナフィル

n=1812

総ビリルビン 15/741 (2.0%) 39/1727 (2.3%)

総コレステロール 31/450 (6.9%) 98/1065 (9.2%)

血糖値(血清) 12/423 (2.8%) 43/1093 (3.9%)

(Pool 2)

 生化学検査において臨床上問題となり得る臨床検査値異常を検討するために,基準範囲上限

(ULN)の 3倍,5倍,10倍の変動がみられた,クレアチンキナーゼ,SGOT/AST,SGPT/ALTを

表ト-361に示す。バルデナフィルにおけるクレアチンキナーゼの変動(>3xULN)がプラセボ

に比して少し高い傾向であった。

Page 14: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�384�

表ト-361 臨床上問題になり得る臨床検査値の異常(基準範囲上限の 3倍,5倍,10倍)

検査項目 プラセボ バルデナフィル

クレアチンキナーゼ >3xULN 16/746 (2.1%) 50/1745 (2.9%)

>5xULN 8/752 (1.1%) 18/1762 (1.0%)

>10xULN 2/753 (0.3%) 5/1764 (0.3%)

SGOT/AST >3xULN 2/753 (0.3%) 4/1760 (0.2%)

>5xULN 1/753 (0.1%) 3/1764 (0.2%)

>10xULN 0/754 (0%) 2/1765 (0.1%)

SGPT/ALT >3xULN 8/752 (1.1%) 4/1760 (0.2%)

>5xULN 2/753 (0.3%) 2/1764 (0.1%)

>10xULN 0/754 (0%) 0/1765 (0%)

(Pool 2)

 血液生化学検査に関連する有害事象の発現率を表ト-362に示す。2%以上の発現率がみられ

たのはクレアチンキナーゼのみであった。

表ト-362 血液生化学検査に関連する有害事象発現率

有害事象プラセボ

n=793

バルデナフィル

n=1812

肝機能検査異常 7 (0.9%) 15 (0.8%)

γ-GTP上昇 3 (0.4%) 2 (0.1%)

ビリルビン血症 0 (0%) 1 (<0.1%)

クレアチンキナーゼ上昇 9 (1.1%) 36 (2.0%)

高血糖 2 (0.3%) 19 (1.0%)

高脂血症 3 (0.4%) 13 (0.7%)

高コレステロール血症 2 (0.3%) 11 (0.6%)

低カリウム血症 2 (0.3%) 2 (0.1%)

低血糖 4 (0.5%) 0 (0%)

低血糖性反応 1 (0.1%) 0 (0%)

高リン酸塩血症 1 (0.1%) 0 (0%)

(Pool 2)

 血液生化学検査に関連する重篤な有害事象の発現率を表ト-363に示す。肝機能異常がみら

れた 1例(重篤な有害事象の項で既述,本概要ト 378頁)を除いて薬剤関連性は否定されてい

る。

表ト-363 血液生化学検査に関連する重篤な有害事象

有害事象プラセボ

n=793

バルデナフィル

n=1812

肝機能検査異常 0 (0%) 2 (0.1%)

クレアチンキナーゼ上昇 0 (0%) 1 (<0.1%)

高血糖 0 (0%) 3 (0.2%)

高脂血症 1 (0.1%) 0 (0%)

(Pool 2)

Page 15: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�385�

 血液生化学検査に関連する有害事象で中止した症例の発現率を表ト-364に示す。血液生化

学検査値異常で中止した症例は少なく,両群に差はみられなかった。

表ト-364 血液生化学検査に関連する中止例

有害事象プラセボ

n=793

バルデナフィル

n=1812

肝機能検査異常 2 (0.3%) 4 (0.2%)

クレアチンキナーゼ上昇 1 (0.1%) 0 (0.0%)

(Pool 2)

 血液生化学検査にて臨床上問題となり得る異常変動の発現頻度を用量別に表ト-365に示す。

異常変動の用量依存的な発現はみられなかった。

表ト-365 投与量別臨床上問題になり得る臨床検査値異常発現率

(基準範囲上限の 3倍,5倍,10倍)

バルデナフィル

検査項目

プラセボ

(%)

n=342

5 mg

(%)

n=350

10 mg

(%)

n=358

20 mg

(%)

n=351

クレアチンキナーゼ > 3*ULN 3.1 3.6 4.6 2.7

> 5*ULN 1.9 0.6 2.6 0.6

>10*ULN 0.3 0.0 0.9 0.3

AST > 3*ULN 0.3 0.0 0.9 0.3

> 5*ULN 0.3 0.0 0.6 0.0

>10*ULN 0.0 0.0 0.6 0.0

ALT > 3*ULN 1.6 0.0 0.6 0.3

> 5*ULN 0.3 0.0 0.3 0.0

>10*ULN 0.0 0.0 0.0 0.0

(Pool 1)

⑬ 心臓・血管系障害に分類された有害事象

 Pool 1 において,心臓・血管系障害に分類された有害事象の発現率は用量依存的に増加した。

しかしながら,そのうち投与中止に至った有害事象及び重篤な有害事象についてはいずれも少

数例であり,発現率はバルデナフィル用量群間で差異はなく,プラセボ群とほぼ同様であった

(表ト-366)。

 それぞれの有害事象の内訳をみると,心臓・血管系障害においては,血管拡張が大半を占め,

その発現率はプラセボ群及び 5 mg群に比べ,10 mg及び 20 mg群で高く,用量に依存して発現

率が上昇する傾向がみられた(表ト-367)。このうち投与中止に至ったものは,プラセボ群,

10 mg群,及び 20 mg群各 1例のみであった。また,重症度はほとんど軽度~中等度で,重篤

なものは認められなかった。

 血管拡張のほか,高血圧及び脚ブロックが 20 mg群でやや多くみられた(それぞれ 10例,5

例)が,このうち治験薬との関連性が否定できないものは,それぞれ 2例,1例と少なかった。

Page 16: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�386�

これら以外の有害事象は,いずれも発現頻度が少なく,心臓・血管系異常,心筋梗塞,うっ血

性心不全,冠動脈閉塞,末梢性浮腫,及び心筋虚血についても,臨床的に特に問題となるもの

ではなかった(表ト-368)。また,心電図上の各異常所見においても,用量依存的な発現率の

上昇は認められなかった。

表ト-366 心臓・血管系障害の有害事象(Pool 1)

バルデナフィルプラセボ

(N=342)5 mg

(N=350)

10 mg

(N=358)

20 mg

(N=351)

心臓・血管系障害(%) 19( 5.6%) 37(10.6%) 50(14.0%) 70(19.9%)

投与中止に至った有害事象(%) 4( 1.2%) 3( 0.9%) 3( 0.8%) 6( 1.7%)

重篤な有害事象(%) 7( 2.0%) 2( 0.6%) 3( 0.8%) 3( 0.9%)

表ト-367 心臓・血管系障害の有害事象発現率(Pool 1)

バルデナフィルCOSTART用語* プラセボ 5 mg 10 mg 20 mg

(N=342) (N=350) (N=358) (N=351)

心臓・血管系障害 19 ( 5.6%) 37 (10.6%) 50 (14.0%) 70 (19.9%)血管拡張(潮紅) 3 ( 0.9%) 22 ( 6.3%) 40 (11.2%) 46 (13.1%)高血圧 5 ( 1.5%) 6 ( 1.7%) 4 ( 1.1%) 10 ( 2.8%)脚ブロック 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 5 ( 1.4%)頻脈 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 4 ( 1.1%)心電図異常 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)心悸亢進 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.8%) 1 ( 0.3%)末梢性浮腫 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)失神 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%)心房細動 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)AVブロック,第一度 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)心血管系異常 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)心筋虚血 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)狭心症 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)大動脈弁狭窄症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)不整脈 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)心房性不整脈 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)心房粗動 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)徐脈 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)うっ血性心不全 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)冠動脈閉塞 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)心ブロック 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)ST上昇 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

T波逆転心室性期外収縮

00( 0.0%)( 0.0%)

01( 0.0%)( 0.3%)

00( 0.0%)( 0.0%)

10( 0.3%)( 0.0%)

低血圧 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)静脈炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)血管障害 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)心筋症 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)冠動脈疾患 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)心筋梗塞 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)ST低下 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)脳血管障害 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)偏頭痛 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)末梢血管障害 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)心血管系手術 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

* COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 17: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�387�

表ト-368 心・血管系障害の有害事象発現症例

症例番号 投与群年齢

(歳)有害事象

(COSTART用語)重症度

(重篤/非重篤)関連性 発現日 消失日

投与継続

/中止転 帰

1* 5 mg 5□ 心筋梗塞 中等度(重 篤) 関係ないらしい 1999/10/16 1999/10/21 中 止 回 復

2* 10 mg 6□ 心・血管異常末梢性浮腫

軽 度(非重篤)軽 度(非重篤)

関係ないらしい

関係ないらしい

1999/11/121999/11/12 1999/12/03

継 続継 続

不 変回 復

3* 20 mg 3□ 心筋梗塞 軽 度(非重篤) 関係あるかも

しれない

1999/08/08 1999/08/08 継 続 回 復

4* 5 mg 5□ 心筋虚血 軽 度(非重篤) 関係あるかも

しれない

2000/08/28 継 続 不 変

5* 10 mg 7□ 心・血管異常 高 度(重 篤) 関係ないらしい 2000/08/28 2000/09/03 中 止 回 復

6* 20 mg 7□ 心・血管異常 軽 度(非重篤) 関係なし 2000/11/09 継 続 不 変

7* 20 mg 6□ 冠動脈閉塞 高 度(重 篤) 関係ないらしい 2000/06/11 2000/07/19 中 止 回 復

8* 20 mg 5□ うっ血性心不全 中等度(重 篤) 関係なし 2000/11/01 2000/11/03 継 続 回 復

9* 20 mg 5□ 末梢性浮腫 軽 度(非重篤) 関係なし 2000/07/05 2000/08/15 継 続 回 復

10* プラセボ 5□ 心筋梗塞 中等度(重 篤) 関係なし 2000/11/15 2000/11/15 中 止 回 復

11* 5 mg 5□ 末梢性浮腫 軽 度(非重篤) 関係なし 2000/07/15 2000/08 継 続 回 復

12* 10 mg 6□ 心筋虚血 中等度(非重篤) 関係あるかも

しれない

2000/09/06 中 止 不 変

13* 10 mg 4□ 末梢性浮腫 軽 度(非重篤) 関係あるかも

しれない

2000/09/25 2000/11/10 継 続 回 復

14* 10 mg 6□ 末梢性浮腫 中等度(非重篤) 関係なし 2001/03/19 継 続 不 変

15* 20 mg 7□ 末梢性浮腫 中等度(非重篤) 関係なし 2001/02/17 2001/02/19 継 続 回 復

「*;新薬承認情報提供時に置き換えた」

(i) 血行動態に対する安全性

 血圧値,心拍数の統計量を表ト-369に,投与量別血圧値,心拍数の統計量を表ト-370に示

す。立位での,ベースライン値と最終投薬時の値の差をみると,バルデナフィルでは平均

-4.6 mmHg(SBP),-3.1 mmHg(DBP),2.0 bpm(HR),プラセボでは平均-0.1 mmHg(SBP),

0.0 mmHg(DBP),-0.2 bpm(HR)であった。投与量別の血圧値,心拍数では用量依存的な

SBP/DBPの変化がみられた。バルデナフィル 20 mgでは平均-6.4 mmHg(SBP),-4.5 mmHg

(DBP),プラセボでは平均-0.5 mmHg(SBP),-1.2 mmHg(DBP)であった。心拍数の増加がバ

ルデナフィル投与でみられたが,変化量は小さく,用量依存的な変動はみられなかった。

表ト-369 血圧値,心拍数の統計量

プラセボ バルデナフィル

ベースライン値 差(最終来院時の値-ベースライン値) ベースライン値 差(最終来院時の値-ベースライン値)

平均/中央値 平均 (SD) 中央値

(min, max)

平均/中央値 平均 (SD) 中央値

(min, max)

臥位 a

SBP, mmHg 135.1/134.0 -0.4 (15.3) 0.0 (-48.0, 32.0) 132.2/130.0 -4.3 (14.7) -2.0 (-66.0, 40.0)

DBP, mmHg 81.6/ 82.0 0.2 ( 9.1) 0.0 (-20.0, 38.0) 81.2/ 80.0 -3.8 ( 8.8) -4.0 (-34.0, 20.0)

HR, bpm 71.0/ 70.0 -0.6 ( 9.3) 0.0 (-28.0, 31.0) 69.6/ 68.0 1.8 ( 9.4) 2.0 (-29.0, 32.0)

立位 b

SBP, mmHg 132.5/130.0 -0.1 (15.7) 0.0 (-44.0, 40.0) 130.6/130.0 -4.6 (13.9) -4.0 (-56.0, 60.0)

DBP, mmHg 81.7/ 80.0 0.0 (10.1) 0.0 (-35.0, 38.0) 81.0/ 80.0 -3.1 ( 8.5) -4.0 (-30.0, 20.0)

HR, bpm 74.7/ 74.0 -0.2 (10.4) 0.0 (-30.0, 39.0) 72.9/ 72.0 2.0 (10.3) 2.0 (-57.0, 36.0)

a N=167 プラセボ,N=469バルデナフィルb N=183 プラセボ,N=520バルデナフィル

投与後 11分~5時間までに測定(Pool 2)

Page 18: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�388�

表ト-370 投与量別血圧値,心拍数の統計量

プラセボ バルデナフィル

5 mg 10 mg 20 mg

臥位, n 88 108 117 107

SBP

べースライン値, mmHg(平均/中央値) 133.8/130.0 131.0/130.0 130.6/130.0 132.1/130.0

差の平均, mmHg(SD) -0.8(13.5) -3.2(14.5) -6.6(14.2) -6.2(13.4)

差の中央値, mmHg(min,max) 0.0(-46.0, 28.0) -2.0(-44.0, 33.0) -4.0(-46.0, 26.0) -4.0(-46.0, 25.0)

DBP

べースライン値, mmHg(平均/中央値) 83.1/82.0 81.3/80.0 82.4/81.0 82.2/80.0

差の平均, mmHg(SD) -0.8(7.8) -3.4(9.5) -4.8(8.9) -4.4(8.9)

差の中央値, mmHg(min,max) 0.0 (-20.0, 16.0) -2.0(-34.0, 18.0) -5.0(-30.0, 18.0) -4.0(-26.0, 16.0)

HR

べースライン値, mmHg(平均/中央値) 68.7/70.0 67.6/67.0 69.6/68.0 67.6/64.0

差の平均, mmHg(SD) -1.0(9.4) 3.1(9.0) 1.2(10.5) 1.1(8.9)

差の中央値, mmHg(min,max) 0.0(-24.0, 31.0) 4.0(-29.0, 28.0) 1.0(-24.0, 32.0) 0.0(-20.0, 28.0)

立位, n 95 116 131 116

SBP

べースライン値, mmHg(平均/中央値) 132.1/130.0 130.3/128.0 128.6/130.0 130.6/130.0

差の平均, mmHg(SD) -0.5(13.8) -3.3(12.6) -5.7(13.2) -6.4(12.6)

差の中央値, mmHg(min,max) 0.0(-28.0, 36.0) -4.0(-36.0, 30.0) -5.0(-38.0, 30.0) -6.0(-40.0, 18.0)

DBP

べースライン値, mmHg(平均/中央値) 83.7/84.0 81.8/80.0 82.3/82.0 82.2/82.0

差の平均, mmHg(SD) -1.2(8.6) -1.9(9.5) -3.7(8.2) -4.5(7.8)

差の中央値, mmHg(min,max) 0.0(-28.0, 22.0) -2.0(-26.0, 20.0) -4.0(-26.0, 16.0) -4.0(-22.0, 12.0)

HR

べースライン値, mmHg(平均/中央値) 73.4/72.0 70.9/71.0 72.7/72.0 71.2/70.0

差の平均, mmHg(SD) -1.4(10.4) 3.4(9.6) 1.5(10.6) 2.1(9.8)

差の中央値, mmHg(min,max) -4.0(-24.0, 39.0) 4.0(-23.0, 26.0) 2.0(-32.0, 36.0) 0.0(-16.0, 32.0)

投与後 11 分~5時間までに測定(Pool 1)

 血圧値,心拍数の異常変動発現頻度を表ト-371に示す。バルデナフィルにおいて,SBPの異

常変動を示した症例がプラセボと比較して多くみられた。

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�ト�389�

表ト-371 臨床的問題となり得る血圧値,心拍数の異常変動

プラセボ バルデナフィル

臥位

SBP < 90 mmHgかつベースライン値からの低下 > 20 mmHg 0/167 (0.0%) 3/469 (0.6%)

DBP < 50 mmHgかつベースライン値からの低下 > 15 mmHg 0/167 (0.0%) 0/469 (0.0%)

HR > 120 mmHgかつベースライン値からの低下 > 15 mmHg 0/167 (0.0%) 0/469 (0.0%)

立位

SBP < 90 mmHgかつベースライン値からの低下 > 20 mmHg 0/183 (0.0%) 4/520 (0.8%)

DBP < 50 mmHgかつベースライン値からの低下 > 15 mmHg 0/183 (0.0%) 1/520 (0.2%)

HR > 120 mmHgかつベースライン値からの低下 > 15 mmHg 1/183 (0.5%) 0/520 (0.0%)

投与後 11 分~5時間までに測定(Pool 2)

(ii) 血行動態の異常に起因し得る有害事象

i) めまい

 Pool 2ではめまいはバルデナフィルにおいて 2.4%(43/1812例),プラセボにおいて 0.9%

(7/793例)にみられた。これらの多くは薬剤関連性が否定できない有害事象であり,バルデ

ナフィルにおいて 2.1%,プラセボにおいて 0.6%にみられた。Pool 1 では用量に依存した発

現頻度の増加がみられ,バルデナフィル 5 mgで 1.4%,10 mgで 2.8%,20 mgで 2.8%,プラ

セボでは 0.3%にみられた。重篤なめまいはバルデナフィルでは認められず,プラセボにおい

て 1例にみられた。バルデナフィル 3例にめまいによる中止例がみられた。めまいの発現頻度

は 65歳以上の症例においてはバルデナフィルで 3.2%,プラセボでは 0.6%,64歳未満の症例

ではそれぞれ 2.1%,1.0%にみられた。中止例 3例中の 2例は 65歳以上の症例であった。め

まいが認められたバルデナフィル 43例中約半分の症例が,治験期間中に血圧の低下を少なくと

も 1回経験している。同様にプラセボ投与群 7例中 5例が,治験期間中に血圧の低下を少なく

とも 1回経験している。Pool 3ではめまいはバルデナフィルにおいて 2.7%(86/3172例)に

みられ,2例(1例プラセボ,1例バルデナフィル 20 mg)に重篤なめまいがみられた。

ii) 失神

 Pool 2では失神は 4例認められ,バルデナフィルにおいて 3例(0.2%),プラセボでは 1

例(0.1%)にみられた。Pool 3では失神はバルデナフィル 10例に認められ,4例が重篤な有

害事象,その内 2例が治験を中止した。

iii) 事故による創傷

 事故による創傷はバルデナフィルにおいて 3.2%,プラセボでは 2.4%にみられたが,全ての

症例で薬剤関連性が否定されている。Pool 1 では用量依存的な増加は認められず,バルデナ

フィル 5 mgで 4.0%,10 mgで 3.1%,20 mgで 3.1%,プラセボで 2.6%にみられた。重篤な

事故による創傷はバルデナフィルで 5例(0.3%),プラセボでは 3例(0.4%)にみられた。

バルデナフィル 1例で事故による創傷による中止例がみられた。バルデナフィルでの事故によ

る創傷の発現頻度は 65歳未満の症例では 3.5%,65歳以上の症例では 2.2%で 65歳未満の症

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�ト�390�

例に多くみられた,プラセボではそれぞれ 2.4%,2.3%にみられた。事故による創傷がみられ

た症例において,降圧薬を併用された頻度はバルデナフィルで 40%,プラセボでは 42%と同様

な値であった。有害事象発症時の血圧は測定されていないが,各来院時でのベースライン値か

らの血圧の変化は両群で同様な傾向を示している。事故による創傷がみられた症例で頭痛,ほ

てり,嘔気・嘔吐,心血管系の症状の有害事象が発現した頻度は,全体のものと違いはなかっ

た。めまいが発現した頻度は 6.9%(4/58例)と全体での発現頻度 2.4%(43/1812例)と比し

て高かったが,例数は 4例と少なかった。

iv) 脳血管障害

 脳血管障害を過去 6ヵ月以内に発症している患者は治験から除外されている。Pool 2では脳

血管障害がプラセボのみに 1例みられた。Pool 3ではバルデナフィルにおいて脳血管障害が 5

例にみられた。5例すべて重篤な有害事象として報告され,5例中 4例は治験が中止されている。

重篤な有害事象として報告された 5例中 4例は薬剤との関連性は否定されている。

v) 急性冠不全

 急性冠不全の検討は,心筋梗塞と不安定狭心症に起因した重篤な有害事象及び中止例につい

て行った。Pool 2では心筋梗塞がバルデナフィル,プラセボそれぞれ 1例みられた。不安定狭

心症とみられた症状はバルデナフィルに 2例,プラセボに 1例みられた。Pool 3ではバルデナ

フィルにおいて心筋梗塞が 4例,不安定狭心症とみられた症状が 5例みられた。10例中 9例は

薬剤との関連性は否定されている。

⑭ ECG

(i) 臨床薬理試験

 臨床薬理試験において,バルデナフィル 5 mg~80 mgまでの用量で ECGに関する影響に対し

て検討を行ったが,PR,QRS,QT ECG間隔に対する一貫した影響はみられなかった。

(ii) 第Ⅲ相臨床試験

 心電図に関する異常変動はバルデナフィルで 48%(848/1757例),プラセボでは 45%

(336/748例)にみられたが,両群間で差はみられなかった。心電図に関する異常変動の発現

率を投与量別にみると,プラセボ群では 43%(138/322例),5 mg群では 49%(167/342例),

10 mg群では 49%(172/348例),20 mg群では 49%(166/339例)であり,プラセボ群とバル

デナフィル群に大きな差異は認められなかった。また,バルデナフィル群においても,用量依

存的な上昇は認められなかった(表ト-372)。

Page 21: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�391�

表ト-372 心電図の異常所見

ECG 異常所見 プラセボ バルデナフィル5 mg

バルデナフィル10 mg

バルデナフィル20 mg

全異常所見 138/322 (43%) 167/342 (49%) 172/348 (49%) 166/339 (49%)

洞性徐脈 28/266 (11%) 27/265 (10%) 32/296 (11%) 25/266 ( 9%)

洞性頻脈 2/320 (<1%) 5/341 ( 1%) 2/348 (<1%) 6/337 ( 2%)

上室性期外収縮 4/316 ( 1%) 13/334 ( 4%) 7/346 ( 2%) 11/333 ( 3%)

心房細動 1/321 (<1%) 0/342 ( 0%) 2/347 (<1%) 0/338 ( 0%)

心房粗動 0/321 ( 0%) 0/342 ( 0%) 0/348 ( 0%) 1/339 (<1%)

心室性期外収縮 12/315 ( 4%) 13/337 ( 4%) 13/342 ( 4%) 11/331 ( 3%)

AVブロック、第一度 4/299 ( 1%) 11/330 ( 3%) 11/329 ( 3%) 7/321 ( 2%)

異所性心房調律 0/321 ( 0%) 2/342 (<1%) 1/348 (<1%) 0/339 ( 0%)

AVブロック、Variable 0/322 ( 0%) 0/342 ( 0%) 0/348 ( 0%) 1/339 (<1%)

Rapid ventricular response 1/322 (<1%) 0/342 ( 0%) 2/348 (<1%) 0/339 ( 0%)

Short PR 1/321 (<1%) 0/341 ( 0%) 0/348 ( 0%) 0/339 ( 0%)

心室性二連脈 0/320 ( 0%) 0/342 ( 0%) 2/348 (<1%) 0/338 ( 0%)

RA enlargement 0/322 ( 0%) 1/342 (<1%) 0/348 ( 0%) 0/339 ( 0%)

LA enlargement 3/320 ( 1%) 2/340 (<1%) 1/345 (<1%) 4/338 ( 1%)

RA異常 0/322 ( 0%) 1/342 (<1%) 0/348 ( 0%) 0/339 ( 0%)

LA異常 12/301 ( 4%) 16/318 ( 5%) 16/327 ( 5%) 16/317 ( 5%)

心室内伝導防御 5/314 ( 2%) 3/326 ( 1%) 4/336 ( 1%) 4/329 ( 1%)

Poor R-wave progression 12/316 ( 4%) 8/326 ( 2%) 12/332 ( 4%) 13/325 ( 4%)

左心室肥大 0/319 ( 0%) 1/340 (<1%) 0/348 ( 0%) 1/337 (<1%)

LAH 3/315 ( 1%) 4/327 ( 1%) 4/336 ( 1%) 3/326 ( 1%)

LPH 0/322 ( 0%) 0/342 ( 0%) 0/348 ( 0%) 1/339 (<1%)

完全左脚ブロック 0/321 ( 0%) 1/342 (<1%) 0/347 ( 0%) 1/338 (<1%)

右心室肥大 2/317 (<1%) 2/342 (<1%) 1/345 (<1%) 4/336 ( 1%)

不完全 RBBB 3/310 ( 1%) 7/333 ( 2%) 5/343 ( 1%) 5/332 ( 2%)

完全右脚ブロック 2/315 (<1%) 2/332 (<1%) 2/335 (<1%) 2/327 (<1%)

MI, Age indeterminate 1/319 (<1%) 1/337 (<1%) 0/345 ( 0%) 2/335 (<1%)

QT延長 6/317 ( 2%) 7/339 ( 2%) 6/346 ( 2%) 9/334 ( 3%)

非特異的 ST変化 12/306 ( 4%) 15/323 ( 5%) 17/332 ( 5%) 21/324 ( 6%)

ST上昇 1/321 (<1%) 6/339 ( 2%) 2/345 (<1%) 2/334 (<1%)

ST下降 0/321 ( 0%) 0/341 ( 0%) 1/346 (<1%) 0/339 ( 0%)

非特異的T変化 19/293 ( 6%) 31/309 (10%) 23/315 ( 7%) 20/312 ( 6%)

U波 0/322 ( 0%) 1/342 (<1%) 0/348 ( 0%) 0/339 ( 0%)

Low voltage, 四肢のみ 6/315 ( 2%) 2/338 (<1%) 6/343 ( 2%) 5/337 ( 1%)

Low voltage, 四肢と前胸部 4/320 ( 1%) 3/337 (<1%) 5/343 ( 1%) 3/337 (<1%)

LVH by voltage only 6/313 ( 2%) 8/328 ( 2%) 4/342 ( 1%) 4/330 ( 1%)

LVH by voltage & ST-T segment abnorm 2/319 (<1%) 2/340 (<1%) 1/347 (<1%) 5/335 ( 1%)

Anterior MI 0/322 ( 0%) 1/341 (<1%) 0/347 ( 0%) 1/339 (<1%)

前壁中隔心筋梗塞 1/321 (<1%) 2/339 (<1%) 0/345 ( 0%) 0/338 ( 0%)

下壁心筋梗塞 1/314 (<1%) 1/338 (<1%) 4/342 ( 1%) 0/332 ( 0%)

Normal variant, early repolarization 9/304 ( 3%) 13/326 ( 4%) 17/322 ( 5%) 17/322 ( 5%)

非特異的 ST/T異常 6/306 ( 2%) 7/329 ( 2%) 5/335 ( 1%) 6/326 ( 2%)

ST/T異常,心筋虚血 1/319 (<1%) 4/337 ( 1%) 3/346 (<1%) 4/335 ( 1%)

不完全 LBBB 0/322 ( 0%) 0/342 ( 0%) 0/348 ( 0%) 1/339 (<1%)

High voltage QRS 1/322 (<1%) 2/342 (<1%) 4/348 ( 1%) 4/338 ( 1%)

右側伝導遅延 0/322 ( 0%) 0/341 ( 0%) 1/348 (<1%) 1/337 (<1%)

中隔梗塞 1/321 (<1%) 2/339 (<1%) 0/347 ( 0%) 0/335 ( 0%)

T波転位 0/320 ( 0%) 0/341 ( 0%) 1/348 (<1%) 0/339 ( 0%)

T波異常 0/322 ( 0%) 3/341 (<1%) 1/348 (<1%) 3/339 (<1%)

Normal variant 1/322 (<1%) 1/342 (<1%) 1/348 (<1%) 1/339 (<1%)

Incorrect electrode placement 7/320 ( 2%) 4/339 ( 1%) 10/343 ( 3%) 11/335 ( 3%)

電気軸偏位(左) 3/316 ( 1%) 3/332 ( 1%) 6/337 ( 2%) 5/329 ( 2%)

(Pool 1, 治験薬投与開始後の発現率(服用から測定までの時間は考慮せず))

Page 22: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�392�

 心電図の異常変動発現率を年齢別にみると,65歳以上での発現率が,バルデナフィルにおい

て 61%(241/392例),プラセボにおいて 54%(88/162例),65歳未満での発現率が,バル

デナフィルにおいて 44%(607/1365例),プラセボにおいて 42%(248/586例)とプラセボ,

バルデナフィルに係わらず 65歳以上での発現率が高い傾向がみられた。

 心電図の異常変動発現率を糖尿病合併別にみると,糖尿病を合併している群での発現率が,

バルデナフィルにおいて 48%(250/521 例),プラセボにおいて 47%(114/241 例),糖尿病

を合併していない群での発現率が,バルデナフィルにおいて 48%(598/1236例)と同様な値で

あった。

 心電図の異常変動発現率を心血管系障害の既往の有無別にみると,心血管系障害の既往があ

る症例での発現率が,バルデナフィルにおいて 61%(77/127例),プラセボにおいて 55%

(30/55例),心血管系障害の既往がない症例での発現率は,バルデナフィルにおいて 47%

(771/1630例),プラセボにおいて 44%(306/693例)とプラセボ,バルデナフィルに係わら

ず心血管系障害の既往がある症例での発現率が高い傾向がみられた。

⑮ 呼吸器系障害に分類された有害事象

 Pool 1 において,呼吸器系障害に分類された有害事象の発現率は用量依存的に増加した。し

かしながら,そのうち投与中止に至った有害事象及び重篤な有害事象についてはいずれも少数

例であり,発現率はバルデナフィル用量群間で差異はなく,プラセボ群とほぼ同様であった

(表ト-373)。

 呼吸器系障害については,鼻炎の発現が大半であり,その発現率は用量依存的に増加した

(表ト-374)が,鼻炎についても,重症度はほとんどが軽度あるいは中等度であった。

 鼻炎以外では,副鼻腔炎,咽頭炎,咳,及び気管支炎が比較的多くみられたが,いずれも用

量依存的な増加は認められず,それら以外の有害事象は少数例であった。

表ト-373 呼吸器系障害の有害事象(Pool 1)

バルデナフィルプラセボ

(N=342)

5 mg

(N=350)

10 mg

(N=358)

20 mg

(N=351)

呼吸器系障害(%) 27( 7.9%) 39(11.1%) 62(17.3%) 66(18.8%)

投与中止に至った有害事象(%) 0 1( 0.3%) 1( 0.3%) 2( 0.6%)

  重篤な有害事象(%) 0 1( 0.3%) 0 1( 0.3%)

Page 23: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�393�

表ト-374 呼吸器系障害の有害事象(Pool 1)

バルデナフィル

COSTART用語* プラセボ 5 mg 10 mg 20 mg

(N=342) (N=350) (N=358) (N=351)

呼吸器系障害 27 ( 7.9%) 39 (11.1%) 62 (17.3%) 66 (18.8%)

鼻炎 11 ( 3.2%) 19 ( 5.4%) 37 (10.3%) 44 (12.5%)

副鼻腔炎 2 ( 0.6%) 10 ( 2.9%) 7 ( 2.0%) 9 ( 2.6%)

咽頭炎 6 ( 1.8%) 4 ( 1.1%) 9 ( 2.5%) 8 ( 2.3%)

咳 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 6 ( 1.7%) 5 ( 1.4%)

気管支炎 7 ( 2.0%) 3 ( 0.9%) 6 ( 1.7%) 3 ( 0.9%)

肺機能障害 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)

肺炎 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)

鼻出血 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%)

喘息 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)

呼吸困難 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)

喀血 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

喉頭炎

音声変調

0

0

( 0.0%)

( 0.0%)

0

1

( 0.0%)

( 0.3%)

1

0

( 0.3%)

( 0.0%)

0

0

( 0.0%)

( 0.0%)

検査(呼吸器) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

無気肺 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

* COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

⑯ 視覚に対する安全性

 視覚に関する安全性の検討は,臨床薬理試験(試験 No.10197)において実施された(本概要

ト 48頁)。

 健康成人男子に 25例を対象に本薬 40 mg及びプラセボを投与し,ファーンスワース‐マンセ

ル試験を実施した結果,青緑領域及び紫領域における軽度かつ一過性の色覚障害が認められ,

網膜電位検査では,b波の振幅に軽度かつ一過性の低下が認められたがその他の眼科的検査で

は本薬投与の影響はみられなかった。アジア人種 2例においても本薬の色覚に対する影響は白

人被験者で認められたものと同様であり,網膜電位検査では臨床上有意な変動はみられなかっ

た。

 臨床薬理試験において,ファーンスワース‐マンセル試験で本薬の影響がみられたが,第Ⅱ/

Ⅲ相臨床試験においては,彩視症が 1例にみられたのみである。視覚異常に関連する有害事象

を表ト-375に示す。Pool 2ではバルデナフィル投与群の 3例で特殊感覚器系障害によって治

験が中止された。重篤な視覚異常に関連する有害事象は報告されていない。

 Pool 3では彩視症が 7例(0.2%)にみられているが,症状は軽度で一過性のものであった。

7例(0.2%)が視覚異常に関連する有害事象によって治験が中止されている。緑内障の 1例が

重篤な有害事象として報告されている。

Page 24: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�394�

表ト-375 視覚異常に関連する有害事象

有害事象プラセボ

(N=793)

バルデナフィル

(N=1812)

結膜炎 2 (0.3%) 16 (0.9%)

視覚異常 2 (0.3%) 11 (0.6%)

弱視 1 (0.1%) 7 (0.4%)

羞明 0 (0.0%) 7 (0.4%)

眼球出血 0 (0.0%) 5 (0.3%)

流涙異常 0 (0.0%) 5 (0.3%)

白内障 0 (0.0%) 4 (0.2%)

眼痛 0 (0.0%) 3 (0.2%)

眼の乾燥 0 (0.0%) 2 (0.1%)

緑内障 0 (0.0%) 2 (0.1%)

彩視症 0 (0.0%) 1 (<0.1%)

角膜損傷 0 (0.0%) 1 (<0.1%)

眼の異常 0 (0.0%) 1 (<0.1%)

散瞳 0 (0.0%) 1 (<0.1%)

屈折異常 0 (0.0%) 1 (<0.1%)

網膜障害 0 (0.0%) 1 (<0.1%)

網膜出血 0 (0.0%) 1 (<0.1%)

盲 1 (0.1%) 0 (0.0%)

硝子体障害 1 (0.1%) 0 (0.0%)

Pool 2

 用量依存性及び長期投与での影響を調べるために,長期投与試験(試験 No.10125)において,

動眼検査,結膜検査,スリットランプ,前眼房深度,水晶体,眼底検査,アムスラー試験,視

力,小窩内圧,色調(Farnsworth-Musell 100 test)の試験を行っている。視覚検査に関連す

る異常変動を表ト-376に示す。

 バルデナフィル 10 mgと 20 mgで大きな違いはみられなかった。

表ト-376 視覚検査に関連する異常変動(試験 No.10125)

眼検査項目 バルデナフィル 10 mg バルデナフィル 20 mg

動眼検査 2/111 ( 2%) 1/106 ( 1%)

結膜検査 2/103 ( 2%) 4/ 99 ( 4%)

スリットランプ 8/105 ( 8%) 3/104 ( 3%)

前眼房深度 2/115 ( 2%) 1/108 ( 1%)

水晶体 6/ 68 ( 9%) 9/ 67 (13%)

眼底検査 7/ 90 ( 8%) 9/ 88 (10%)

アムスラー試験 2/ 98 ( 2%) 7/ 94 ( 7%)

網膜電図検査 5/ 43 (12%) 6/ 48 (13%)

左眼あるいは右眼どちらかに異常がみられたもの

 国外第Ⅲ相臨床試験(Pool 1: 試験 No. 10128、100249)における視覚障害の発現率は、5

mgで 0.6%(2/350例),10 mgで 0.8%(3/358例),20 mgで 4.3%(15/351 例),計 1.9%

(20/1059例)であり,5 mgと 10 mgと比較すると 20 mgでやや高かった(表ト-377)。

Page 25: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�395�

表ト-377 視覚障害/投与量別関連性が否定できない有害事象(Pool 1)

バルデナフィル

視覚障害

プラセボ

N=342

5 mg

N=350

10 mg

N=358

20 mg

N=351

N=1059

視覚異常 1 (0.3%) 3 (0.9%) 4 (0.4%)

弱視 1 (0.3%) 1 (0.3%) 3 (0.9%) 4 (0.4%)

結膜炎 1 (0.3%) 2 (0.6%) 3 (0.3%)

流涙異常 1 (0.3%) 2 (0.6%) 3 (0.3%)

眼痛 1 (0.3%) 1 (0.3%) 2 (0.2%)

彩視症 1 (0.3%) 1 (<0.1%)

眼球出血 1 (0.3%) 1 (<0.1%)

散瞳 1 (0.3%) 1 (<0.1%)

羞明 1 (0.3%) 1 (<0.1%)

計 1 (0.3%) 2 (0.6%) 3 (0.8%) 15 (4.3%) 20 (1.9%)

 一方,ヨーロッパ第Ⅲ相臨床試験において認められた視覚障害の発現率を本薬と対照薬とし

たシルデナフィル 50 mgとで比較すると、本薬 5 mgで 0%(0/157例),10 mgで 0.6%

(1/159例),20 mgで 3.7%(6/163例),シルデナフィル 50 mg で 0.6%(1/164例)と,

本薬 20 mgでは若干高い発現率を示した(表ト-378)。

表ト-378 視覚障害/投与量別関連性が否定できない有害事象

-ヨーロッパ第Ⅲ相試験(試験 No. 10128)-

バルデナフィル シルデナフィル

視覚障害

プラセボ

N=160

5 mg

N=157

10 mg

N=159

20 mg

N=163

N=479

50 mg

N=164

弱視 2 (1.2%) 2 (0.4%) 1 (0.6%)

眼痛 1 (0.6%) 1 (0.6%) 2 (0.4%)

彩視症 1 (0.6%) 1 (0.2%)

結膜炎 1 (0.6%) 1 (0.2%)

眼球出血 1 (0.6%) 1 (0.2%)

計 1 (0.6%) 6 (3.7%) 7 (1.5%) 1 (0.6%)

 本薬の各臨床試験における視覚障害発現例の一覧を表ト-379及び 380に示す。

 視覚障害の程度は,北アメリカ第Ⅲ相臨床試験で報告された 1例(症例番号�����9*�����)を除き,

すべて軽度であり,重篤と判定された症例もなく,19例中,18例で投与を継続し得た(残る 1

例も中止後,再開・継続)。

 なお,国外臨床試験で「網膜障害」と「網膜出血」が各 1例報告されているが,いずれも軽

度で投与は継続され,無処置にて消失しており,本薬との関連性は否定されていることから,

網膜疾患(糖尿病性網膜症等)の悪化を示唆するようなものではないと判断し得る。

1.網膜障害(バルデナフィル 10 mg,7□歳)

 本症例では,投与開始約 2ヵ月後に,軽度の網膜障害(非重篤)が発現したが,本薬投与

との関連性は,否定された[“Unlikely(関係ないらしい)”]。発現後,特に治療を要せず,

本薬の投与は継続された。なお,網膜障害以外に,有害事象として,右腕挫傷(軽度),関

節痛(軽度)及び風邪(軽度)が発現したが,いずれも本薬との関連性はないと判断された。

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�ト�396�

2.網膜出血(バルデナフィル 20 mg,7□歳)

 本症例では,投与開始日に,軽度の網膜出血(非重篤)が発現したが,本薬投与との関連

性は,否定された[“Unlikely(関係ないらしい)”]。本薬投与は継続され,本症状は無処

置にて,発現 1週間後に消失した。なお,これ以外の有害事象はみられなかった。

表ト-379 視覚障害/関連性が否定できない有害事象発現症例(試験 No. 10128)

-ヨーロッパ第Ⅲ相試験(試験 No. 10128)-

試験番号 症例番号年齢

(歳)投与群

有害事象/程度

(COSTART用語)重篤/非重篤 関連性

発現まで

の日数

持続

日数継続/中止 転帰

1* 6□ Sild 50 mg 弱視/軽度 非重篤 多分関係あり 継続 Resolved

2* 5□ 10 mg 眼痛/軽度 非重篤 関係あるかもしれない 1 86 継続 Resolved

3* 7□ 20 mg 結膜炎/軽度 非重篤 多分関係あり 1 82 継続 Resolved

4* 5□ 20 mg眼痛/軽度

眼痛/軽度

非重篤

非重篤

関係あるかもしれない

関係あるかもしれない

5

7

1

1

継続

継続

Resolved

Resolved

5* 5□ 20 mg 眼球出血/軽度 非重篤 関係あるかもしれない 40 1 継続 Resolved

6* 4□ 20 mg弱視/軽度

彩視症/軽度

非重篤

非重篤

関係あるかもしれない

関係あるかもしれない 69 34

継続

継続

Resolved

Resolved

7* 3□ 20 mg 弱視/軽度 非重篤 関係あるかもしれない 38 1 継続 Resolved

「*;新薬承認情報提供時に置き換えた」

表ト-380 視覚障害/関連性が否定できない有害事象発現症例

- 北アメリカ第Ⅲ相試験(試験 No. 100249)-

試験番号 症例番号年齢

(歳)投与群

有害事象/程度

(COSTART用語)重篤/非重篤 関連性

発現まで

の日数

持続

日数継続/中止 転帰

8* 5□ プラセボ 弱視/軽度 非重篤 関係あるかもしれない 28 継続 Unchanged

9* 5□ 5 mg視覚異常/高度

視覚異常/中等度

非重篤

非重篤

関係あるかもしれない

多分関係あり84 6 中止後再開

継続

Resolved

Resolved

10* 5□ 10 mg

結膜炎/軽度

結膜炎/軽度

結膜炎/軽度

非重篤

非重篤

非重篤

多分関係あり

多分関係あり

多分関係あり

86

94

111

1

1

1

継続

継続

継続

Resolved

Resolved

Resolved

11* 5□ 10 mg 弱視/軽度 非重篤 多分関係あり 1 1 継続 Resolved

12* 7□ 20 mg 弱視/軽度 非重篤 関係あるかもしれない 52 1 継続 Resolved

13* 4□ 20 mg2000/6/23~2000/12/23の間に軽度の結膜炎(非重篤)を35回発

症。全ての事象で薬剤関連性:多分関係あり,持続日数:1日継続 Resolved

14* 4□ 20 mg 視覚異常/軽度 非重篤 関係あるかもしれない 83 29 継続 Resolved

15* 6□ 20 mg 視覚異常/軽度 非重篤 多分関係あり 2 1 継続 Resolved

16* 6□ 20 mg 視覚異常/軽度 非重篤 多分関係あり 1 46 継続 Resolved

「*;新薬承認情報提供時に置き換えた」

⑰ 止血に対する影響

 出血に関する有害事象の報告は少なく,プラセボ投与群と同様な発現率がみられている。

⑱ 持続勃起

 臨床薬理試験において 40 mg投与例において持続勃起が 2例みられている。

⑲ 過量投与

 臨床試験において推奨用量の 4倍までの用量のバルデナフィルが投与されている。健常人に

対する 20 mg以上の用量では背部痛,筋肉痛の症状が発現する。これらの症状の程度は高度で

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�ト�397�

あっても,臓器障害に起因するものではない。20 mg錠を 1日 2回以上(24時間内に 2回以

上)服用した場合でも,発現した有害事象は,通常用量でみられる有害事象とその種類・発現

頻度が同様であり,特に問題となるものはなかった。1日 2回以上(24時間内に 2回以上)服

用した症例による有害事象発現率を表ト-381に示す。

表ト-381 1 日 2回以上(24時間内に 2回以上)服用した症例による有害事象発現率

バルデナフィル

プラセボ 5 mg 10 mg 20 mgCOSTART用語*

(N=42) (N=54) (N=44) (N=41)

2 ( 4.8%) 2 ( 3.7%) 5 (11.4%) 4 ( 9.8%)

一般的全身障害 0 ( 0.0%) 1 ( 1.9%) 1 ( 2.3%) 2 ( 4.9%)

頭痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 2.3%) 1 ( 2.4%)

腹痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 2.4%)

かぜ症候群 0 ( 0.0%) 1 ( 1.9%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

心臓・血管系障害 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 2.3%) 2 ( 4.9%)

高血圧 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 2.3%) 1 ( 2.4%)

血管拡張(潮紅) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 1.3%) 1 ( 2.4%)

消化管障害 1 ( 2.4%) 2 ( 3.7%) 3 ( 6.8%) 1 ( 2.4%)

消化不良 0 ( 0.0%) 1 ( 1.9%) 2 ( 4.5%) 0 ( 1.4%)

嘔吐 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 2.4%)

肝機能検査異常 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 2.3%) 0 ( 0.0%)

直腸障害 0 ( 0.0%) 1 ( 1.9%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

口内乾燥 1 ( 2.4%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

血液障害 1 ( 2.4%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

溢血斑 1 ( 2.4%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

代謝・栄養障害 1 ( 2.4%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

CPK上昇 1 ( 2.4%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

筋・骨格系障害 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 2.3%) 1 ( 2.4%)

下肢痙直 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 2.3%) 0 ( 0.0%)

呼吸器系障害 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 2.3%) 1 ( 2.4%)

鼻出血 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 2.4%)

鼻炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 2.3%) 0 ( 0.0%)

* COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。(Pool 1)

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�ト�398�

3) 可変用量試験(試験 No.10769)での検討

用量パターン別の有害事象の発現症例数・発現率を,表ト-382に示す。

表ト-382 可変用量群別の有害事象

プラセボ バルデナフィル

投与期間(週)

N

0-4

weeks

4-8

weeks

8-12

weeks N

0-4

weeks

4-8

weeks

8-12

weeks

用量パターン(mg) 有害事象発現例数 有害事象発現例数

10-20-201) 120 17

(14%)

11

( 9%)

11

(9%)

82 21

(26%)

18

(22%)

11

(13%)

10-10-102)  3 1

(33%)

2

(67%)

0 26 10

(38%)

5

(19%)

2

(12%)

10-10-203)  4 0 1

(25%)

0 20 5

(25%)

1

( 5%)

2

(10%)

1) 10-20-20:10 mg (0-4週後) -20 mg(4-8週後)-20 mg投与(8-12週後)2) 10-10-10:10 mg (0-4週後) -10 mg(4-8週後)-10 mg投与(8-12週後)3) 10-10-20:10 mg (0-4週後) -10 mg(4-8週後)-20 mg投与(8-12週後)

投与 4週後に 20 mgに増量された投与群(以下,10-20-20群)では,バルデナフィル群での有

害事象発現率が,プラセボ群に比して高かった。しかしながら,バルデナフィル群内の比較では,

10 mgが投与された 0-4週後の有害事象発現率が 26%であり,それ以降 20 mgが投与された 4-8週

後では 22%,8-12週後では 13%と,20 mgに増量しても発現率の上昇は認められなかった。

また,投与 8週後に 20 mgに増量された投与群(以下,10-10-20群)において,バルデナフィ

ル群で,20 mgが投与された 8-12週後の有害事象の発現率は 10%と,10 mgが投与された 4-8週

後(5%)より高かったが,10 mgが投与された 0-4週後の発現率(25%)よりは低く,むしろ投

与時期に依存していると思われるが,同群の症例数が少ないので結論づけることはできないと考え

る。

次に,有害事象の発現により,減量された症例を表ト-383に示す。

減量された症例 11 例のうち,20 mgから 10 mgに減量された症例が 5例あったが,いずれの症

例においても重篤な有害事象はみられず,投与が中止されたものもなかった。

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�ト�399�

表ト-383 有害事象発現により,投与量を減量された症例一覧

可変用量群 症例番号 有害事象 重篤

/非重篤

重症度

10/5/51) 360015 鼻炎 非重篤 中等度

10/5/102) 200016 頭痛 非重篤 中等度

270004 頭痛 非重篤 軽度

10/10/53) 320002 発疹,潮紅 非重篤 軽度

10/20/104) 100005 背部痛 非重篤 高度

200008 潮紅,口内乾燥 非重篤 中等度,軽度

200023 便秘,頭痛 非重篤 軽度

200025 めまい 非重篤 中等度

370016 感冒 非重篤 軽度

10/5/-5) 300008 腹部痛 非重篤 高度

360018 嚥下障害,不眠 非重篤 軽度,中等度

1) 10/5/5:10 mg (0-4週後) / 5 mg(4-8週後)/ 5 mg投与(8-12週後)2) 10/5/10:10 mg (0-4週後) / 5 mg(4-8週後)/ 10 mg投与(8-12週後)3) 10/10/5:10 mg (0-4週後) / 10 mg(4-8週後)/ 5 mg投与(8-12週後)4) 10/20/10:10 mg (0-4週後) / 20 mg(4-8週後)/ 10 mg投与(8-12週後)5) 10/5/-:10 mg (0-4週後) / 5 mg(4-8週後)/ 投与中止(8-12週後)

以上のことから,10 mgから 20 mgに増量された症例において,有害事象の発現率が上昇するこ

とはなく,また,20 mgへの増量に伴う有害事象の発現により投与が中止された症例はなかった。

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�ト�400�

4) 血管拡張(潮紅)の読みかえについて

 本薬の安全性評価上,臨床試験において認められた有害事象を集計・解析する場合,バイエル社

では治験担当医師が症例調査表に記載した有害事象用語を統一するため,COSTARTを採用している。

そのため,COSTART 用語にない“flush”あるいは“flushing”などの有害事象については,

“Vasodilatation(血管拡張)”としてコード化された。

 国外臨床試験において報告され,“Vasodilatation(血管拡張)”に分類されたすべての有害事

象名(治験担当医師による有害事象名)を,表ト-384 に示したが,それらの大部分は,

“flushing”,“heat”,“flashes”,“flushes”,“warmth”(J‐ART の“ほてり”,“潮

紅”,“熱感”,“のぼせ”などに該当するもの)であり,その発現部位は,ほとんどが顔面で,

それ以外は手足,体などであった。なお,“Vasodilatation”としてコード化された計 372 件の有

害事象のうち,治験担当医師が元々“ Vasodilatation”として報告した事象は 3 件

(“Vasodilatation face”2 件,“Vasodilatation head”1 件)であったが,これらの発現部位

を勘案すると,上述の“flushing”などと同類の有害事象であると考えられる。

 また,国内用量反応試験において報告された有害事象で,“Vasodilatation(血管拡張)”とし

て集計された事象は,大多数が“ほてり”,“ほてり感”,“紅潮”であり,すべて J‐ART の基

本語“ほてり”に分類されるものであった(表ト-385)。

 以上のように,COSTART用語の“Vasodilatation(血管拡張)”は,治験担当医師が報告した有

害事象名を必ずしも適確に反映しておらず,これらを統一するための有害事象名としては J‐ART

の基本語である“ほてり”を用いる方がより適切であると判断したことから,本薬の「使用上の注

意」における,“血管拡張(潮紅)”を“ほてり”に変更した。

表ト-384 「VASODILATATION(血管拡張)」に関する有害事象

-国外臨床試験-

COSTART用語 治験担当医師による有害事象名

VASODILATATION EARS(FLUSH)

FACAIL FLUSHING

FACE FLUSH

FACIAL FLUSH

FACIAL FLUSHES

FACIAL FLUSHING

FEELING WARM/ FLUSHED

FLUSH

FLUSH FACIAL

FLUSHED FACE

FLUSHED HEAD

FLUSHES

FLUSHES FACIAL

FLUSHING

FLUSHING - FACE

FLUSHING AFTER DOSIS INTAKE

FLUSHING AFTER EACH DOSES INTAKE

FLUSHING IN THE FACE

FLUSHING OCCASIONAL

Pool 1

Page 31: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�401�

表ト-384 「VASODILATATION(血管拡張)」に関する有害事象

-国外臨床試験-(つづき)

COSTART用語 治験担当医師による有害事象名

VASODILATATION FLUSHING OF THE FACE

HOT FLASH

HOT FLASHES

HOT FLUSH

HOT FLUSHES

INTERMITTENT FACIAL FLUSHING

INTERMITTENT FLUSHING

LIPS FLUSHES

MILD FACIAL FLUSHING

OCCASIONAL FLUSHING

VASODILATION FACE

VASODILATION HEAD

WARM SENSATION OVER BODY

Pool 1

表ト-385 「VASODILATATION(血管拡張)」に関する有害事象

-国内用量反応試験-

COSTART用語 治験担当医師による有害事象名

VASODILATATION 顔面熱感

おなかが熱くなってくる

後頭部熱感

熱感

紅潮

手足紅潮

手背紅潮

潮紅

大腿前面のほてり感

(顔の)ほてり感

顔のほてり

顔のほてり感

顔面のほてり

顔面のほてり感

顔面ほてり感

のぼせ(顔面紅潮)

顔面紅潮

顔面紅潮(熱感)

顔面潮紅

のぼせ

ほてり

ほてり感

ホテリ感

火照り

耳のほてり

体がほてる感じ

体のほてり

背部ほてり感

Page 32: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�402�

結論

 安全性の全体集計を行った症例の患者背景についてはバルデナフィルとプラセボ,バルデナフィ

ル 5 mg,10 mg,20 mg間で差異はみられなかった。全体の症例の 58%に何らかの有害事象が認め

られた。器官分類別にみると,全身障害,消化管系障害,心血管系障害そして呼吸器系障害に多く

みられた。プラセボと比較して多くみられた有害事象は PDE5阻害薬でみられる,頭痛,ほてり,

鼻炎,消化不良であった。これらの有害事象は高用量にて多くみられるが,症状の多くは一過性で

あり,軽度から中等度のものである。薬剤関連性が否定できない有害事象としては,頭痛,ほてり,

消化不良,めまい,鼻炎が認められている。

 PDE5阻害薬でみられる有害事象又はその他の重要な有害事象に関して,特定の患者背景におい

て発現リスクが大きくなる傾向はみられなかった。心血管系障害の有害事象は 2%以下と低く,視

覚異常の発現率も 2%以下であった。長期投与(6ヵ月~12ヵ月)した場合においても,発現した

有害事象は,3ヵ月投与の場合と同様で,PDE5阻害薬共通なものであり,予想し得ない新たな有害

事象は認められなかった。有害事象の発現頻度は投与開始後 12ヵ月の間で上昇することはなく,

頭痛,鼻炎は減少する傾向がみられた。有害事象で治験を中止した症例はプラセボに比してバルデ

ナフィルに多くみられたが,治験開始 16週後にはプラセボと同様な中止率に低下した。重篤な有

害事象はプラセボ,バルデナフィル共に同程度の発現頻度であった。死亡例はバルデナフィルで

11 例あったが,本薬との因果関係はすべて否定されている。

 臨床的に意味のある臨床検査値の変動はプラセボ,バルデナフィル共に少なく,異常変動の発現

率の差異はみられなかった。アスピリンの併用によるヘモグロビン値,ヘマトクリット値の異常は

みられなかった。血行動態の検討では血圧に対する軽度の影響がみられたが,血行動態の変動に起

因した重篤な有害事象は認められていない。ECGにおける異常所見などの有害事象発現率はプラセ

ボ,バルデナフィル共に同様な値であった。

 バルデナフィル 20 mg投与では,5 mgあるいは 10 mgに比べて高度な有害事象の発現率がやや

高値を示したが,

・多くの症例では投与継続が可能であり,投与の中止に至った症例の有害事象についても,いず

れも発現後速やかに消失しており,臨床上特に問題となるものではないと考えられた。

・発現した症状としては頭痛,消化不良,鼻炎が主なものであり,これら PDE5阻害薬に共通し

た有害事象において他の用量群と比べやや高い発現率を示したが,重篤な,あるいは 20 mgに

特有の副作用は認められなかった。

・20 mgにおける重篤な有害事象の発現率は,プラセボ,5 mg,あるいは 10 mgと同程度であり,

臨床上問題となる血液生化学的検査値の異常変動や心電図に関する異常変動の発現にも用量依

存性は認められなかった。

 ことから,20 mg投与の安全性については,臨床的に特に問題となり得るものではないと考える。

 また,可変用量試験の成績から,10 mgから 20 mgに増量された症例に,有害事象の発現率が上

昇することはなかった。

Page 33: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�403�

表ト-386 有害事象

プラセボ バルデナフィルCOSTART用語** (N=793) (N=1812)

315 (39.7%) 1043 (57.6%)

一般的全身障害 131 (16.5%) 492 (27.2%)

頭痛 44 ( 5.5%) 282 (15.6%)

事故による創傷 19 ( 2.4%) 58 ( 3.2%)

かぜ症候群 18 ( 2.3%) 49 ( 2.7%)

背部痛 19 ( 2.4%) 39 ( 2.2%)

腹痛 6 ( 0.8%) 28 ( 1.5%)

感染 5 ( 0.6%) 19 ( 1.0%)

胸痛 6 ( 0.8%) 19 ( 1.0%)

疼痛 5 ( 0.6%) 15 ( 0.8%)

無力症 1 ( 0.1%) 12 ( 0.7%)

下肢痛 1 ( 0.1%) 8 ( 0.4%)

ヘルニア 5 ( 0.6%) 7 ( 0.4%)

アレルギー反応 2 ( 0.3%) 6 ( 0.3%)

頚部痛 3 ( 0.4%) 6 ( 0.3%)

発熱 3 ( 0.4%) 5 ( 0.3%)

嚢胞 2 ( 0.3%) 4 ( 0.2%)

側腹部痛 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

さむけ 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

腫瘍 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

光線過敏反応 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

顔面浮腫 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

骨盤痛 1 ( 0.1%) 3 ( 0.2%)

疼痛(腕) 2 ( 0.3%) 3 ( 0.2%)

フレグモーネ 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)

細菌感染 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)

真菌感染症 2 ( 0.3%) 2 ( 0.1%)

臨床検査値異常 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)

疼痛(手) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

腹部腫脹 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

肉芽腫病変 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

口臭 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

宿酔 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

熱射病 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

肥大 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

ウイルス感染 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

倦怠感 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

モニリア症 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

事象不明* 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

敗血症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

頚部硬直 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

癌 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

死亡 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

浮腫 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

ホルモン量変化 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

血胸 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

心臓・血管系障害 38 ( 4.8%) 299 (16.5%)

血管拡張(潮紅) 5 ( 0.6%) 212 (11.7%)

高血圧 9 ( 1.1%) 33 ( 1.8%)

頻脈 2 ( 0.3%) 14 ( 0.8%)

心悸亢進 2 ( 0.3%) 10 ( 0.6%)

末梢性浮腫 1 ( 0.1%) 10 ( 0.6%)

心電図異常 5 ( 0.6%) 9 ( 0.5%)

脚ブロック 1 ( 0.1%) 7 ( 0.4%)

不整脈 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

心房細動 1 ( 0.1%) 3 ( 0.2%)

AVブロック,第一度 1 ( 0.1%) 3 ( 0.2%)

心血管障害 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

失神 1 ( 0.1%) 3 ( 0.2%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 2)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 34: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�404�

表ト-386 有害事象(つづき)

プラセボ バルデナフィル

COSTART用語** (N=793) (N=1812)

315 (39.7%) 1043 (57.6%)

心臓・血管系障害(つづき)

心房粗動 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

徐脈 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

低血圧 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

心筋虚血 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

狭心症 2 ( 0.3%) 1 (<.1%)

大動脈弁狭窄症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

心房性不整脈 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

うっ血性心不全 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

冠動脈疾患 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

冠動脈閉塞 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

心ブロック 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

心不全 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

心筋梗塞 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

ST低下 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

ST上昇 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

上室性期外収縮 2 ( 0.3%) 1 (<.1%)

T波逆転 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

心室性期外収縮 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

偏頭痛 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

閉塞 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

静脈炎 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

血管障害 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

血管障害 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

心筋症 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

QT延長 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

洞性徐脈 2 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

脳血管障害 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

末梢血管障害 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

起立性低血圧 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

検査(心血管系) 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

手術(心血管系) 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

消化管障害 54 ( 6.8%) 219 (12.1%)

消化不良 6 ( 0.8%) 70 ( 3.9%)

嘔気 6 ( 0.8%) 41 ( 2.3%)

下痢 10 ( 1.3%) 28 ( 1.5%)

嘔吐 4 ( 0.5%) 15 ( 0.8%)

肝機能検査異常 7 ( 0.9%) 15 ( 0.8%)

口内乾燥 4 ( 0.5%) 11 ( 0.6%)

歯痛 2 ( 0.3%) 9 ( 0.5%)

歯周膿瘍 1 ( 0.1%) 8 ( 0.4%)

手術(消化器官) 2 ( 0.3%) 7 ( 0.4%)

歯周炎 0 ( 0.0%) 6 ( 0.3%)

胃腸障害 1 ( 0.1%) 5 ( 0.3%)

歯肉炎 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

大腸炎 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

便秘 3 ( 0.4%) 4 ( 0.2%)

直腸障害 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

食道炎 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

胆石症 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

胃炎 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

齲歯 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

嚥下障害 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

胆嚢炎 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

食欲不振 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

おくび 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 2)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 35: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�405�

表ト-386 有害事象(つづき)

プラセボ バルデナフィル

COSTART用語** (N=793) (N=1812)

315 (39.7%) 1043 (57.6%)

消化管障害(つづき)

鼓腸放屁 2 ( 0.3%) 2 ( 0.1%)

胃腸炎 2 ( 0.3%) 2 ( 0.1%)

γ―GTP上昇 3 ( 0.4%) 2 ( 0.1%)

歯牙障害 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

胃腸出血 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

食欲増進 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

肝腫 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

肝障害 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

直腸出血 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

胃アトニー 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

胃潰瘍 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

検査(消化管) 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

口腔内モニリア症 2 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

消化管悪性腫瘍 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

肝腫瘍 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

C型肝炎 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

肝脂肪沈着 2 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

膵炎 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

流涎過多 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

内分泌障害 5 ( 0.6%) 11 ( 0.6%)

糖尿病 4 ( 0.5%) 10 ( 0.6%)

甲状腺機能低下 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

甲状腺疾患 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

血液障害 6 ( 0.8%) 13 ( 0.7%)

溢血斑 3 ( 0.4%) 6 ( 0.3%)

白血球増多症 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)

点状出血 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

リンパ節症 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

血小板減少症 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

貧血 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

リンパ性白血病 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

代謝・栄養障害 27 ( 3.4%) 101 ( 5.6%)

CPK上昇 9 ( 1.1%) 36 ( 2.0%)

高血糖 2 ( 0.3%) 19 ( 1.0%)

高脂血症 3 ( 0.4%) 13 ( 0.7%)

高コレステロール血症 2 ( 0.3%) 11 ( 0.6%)

痛風 3 ( 0.4%) 9 ( 0.5%)

低カリウム血症 2 ( 0.3%) 2 ( 0.1%)

高尿酸血症 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)

脱水症 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

体重減少 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

糖尿 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

高カルシウム血症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

高カリウム血症 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

ケトーシス 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

ビリルビン血症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

体重増加 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

低血糖 4 ( 0.5%) 0 ( 0.0%)

低血糖性反応 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

高リン酸塩血症 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

ビタミン欠乏症 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

筋・骨格系障害 26 ( 3.3%) 84 ( 4.6%)

関節痛 8 ( 1.0%) 36 ( 2.0%)

筋肉痛 2 ( 0.3%) 12 ( 0.7%)

関節炎 4 ( 0.5%) 7 ( 0.4%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 2)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 36: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�406�

表ト-386 有害事象(つづき)

プラセボ バルデナフィル

COSTART用語** (N=793) (N=1812)

315 (39.7%) 1043 (57.6%)

筋・骨格系障害(つづき)

関節症 2 ( 0.3%) 6 ( 0.3%)

下肢痙直 1 ( 0.1%) 6 ( 0.3%)

腱障害 5 ( 0.6%) 6 ( 0.3%)

関節異常 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

骨疾患 1 ( 0.1%) 3 ( 0.2%)

滑液包炎 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

腱鞘炎 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

手術(筋・骨格) 2 ( 0.3%) 3 ( 0.2%)

骨髄炎 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

骨粗鬆症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

検査(筋・骨格) 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

リウマチ様関節炎 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

ミオパシー 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

精神・神経系障害 36 ( 4.5%) 125 ( 6.9%)

めまい 7 ( 0.9%) 43 ( 2.4%)

不眠症 7 ( 0.9%) 19 ( 1.0%)

うつ病 8 ( 1.0%) 10 ( 0.6%)

感覚鈍麻 1 ( 0.1%) 10 ( 0.6%)

異常感覚 1 ( 0.1%) 10 ( 0.6%)

不安 1 ( 0.1%) 6 ( 0.3%)

神経痛 2 ( 0.3%) 6 ( 0.3%)

緊張亢進 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

傾眠 4 ( 0.5%) 4 ( 0.2%)

眩暈 2 ( 0.3%) 3 ( 0.2%)

運動過多 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

神経過敏症 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

多発性硬化症 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

異夢 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

嗜癖 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

健忘症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

中枢神経新生物 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

痙攣 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

離人症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

幻覚 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

攻撃的反応 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

協調不能 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

睡眠障害 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

思考異常 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

前庭障害 2 ( 0.3%) 1 (<.1%)

顔面麻痺 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

振戦 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

リビドー減退 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

呼吸器系障害 74 ( 9.3%) 317 (17.5%)

鼻炎 30 ( 3.8%) 186 (10.3%)

副鼻腔炎 6 ( 0.8%) 56 ( 3.1%)

咽頭炎 20 ( 2.5%) 43 ( 2.4%)

気管支炎 14 ( 1.8%) 20 ( 1.1%)

咳 4 ( 0.5%) 19 ( 1.0%)

肺機能障害 3 ( 0.4%) 8 ( 0.4%)

喘息 3 ( 0.4%) 6 ( 0.3%)

呼吸困難 1 ( 0.1%) 6 ( 0.3%)

肺炎 1 ( 0.1%) 5 ( 0.3%)

鼻出血 2 ( 0.3%) 3 ( 0.2%)

喀血 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

呼吸障害 2 ( 0.3%) 2 ( 0.1%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 2)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 37: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�407�

表ト-386 有害事象(つづき)

プラセボ バルデナフィル

COSTART用語** (N=793) (N=1812)

315 (39.7%) 1043 (57.6%)

呼吸器系障害(つづき)

肺動脈塞栓症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

声門痙攣 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

喉頭炎 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

喉頭水腫 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

音声変調 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

気胸 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

検査(呼吸器) 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

無気肺 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

肺線維症 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

皮膚・皮膚付属器障害 10 ( 1.3%) 49 ( 2.7%)

発疹 4 ( 0.5%) 20 ( 1.1%)

ざ瘡 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

単純疱疹 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

そう痒 1 ( 0.1%) 4 ( 0.2%)

皮膚疾患 2 ( 0.3%) 4 ( 0.2%)

発汗 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

帯状疱疹 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

小水疱水疱性皮疹 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

皮膚癌 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

湿疹 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

真菌性皮膚炎 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

皮膚肥厚 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

皮膚潰瘍形成 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

皮膚乾燥 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

せつ腫 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

爪疾患 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

手術(皮膚・皮膚付属器) 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

蕁麻疹 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

検査(皮膚・皮膚付属器) 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

特殊感覚器系障害 13 ( 1.6%) 82 ( 4.5%)

結膜炎 2 ( 0.3%) 16 ( 0.9%)

視覚異常 2 ( 0.3%) 11 ( 0.6%)

手術(特殊感覚器) 3 ( 0.4%) 9 ( 0.5%)

中耳炎 4 ( 0.5%) 8 ( 0.4%)

弱視 1 ( 0.1%) 7 ( 0.4%)

羞明 0 ( 0.0%) 7 ( 0.4%)

眼球出血 0 ( 0.0%) 5 ( 0.3%)

流涙異常 0 ( 0.0%) 5 ( 0.3%)

白内障 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

耳鳴 1 ( 0.1%) 3 ( 0.2%)

眼痛 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

耳痛 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

眼の乾燥 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

緑内障 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

難聴 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

耳の障害 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

彩視症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

角膜損傷 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

眼の異常 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

散瞳 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

屈折異常 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

網膜障害 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

網膜出血 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

味覚倒錯 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

盲 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 2)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 38: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�408�

表ト-386 有害事象(つづき)

プラセボ バルデナフィル

COSTART用語** (N=793) (N=1812)

315 (39.7%) 1043 (57.6%)

特殊感覚器系障害(つづき)

硝子体障害 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

泌尿・生殖器系障害 24 ( 3.0%) 63 ( 3.5%)

血尿 5 ( 0.6%) 7 ( 0.4%)

腎結石 2 ( 0.3%) 5 ( 0.3%)

射精障害 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

前立腺新生物 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

前立腺疾患 2 ( 0.3%) 4 ( 0.2%)

睾丸疾患 2 ( 0.3%) 4 ( 0.2%)

尿路感染 2 ( 0.3%) 4 ( 0.2%)

検査(泌尿・生殖器) 0 ( 0.0%) 4 ( 0.2%)

勃起障害 1 ( 0.1%) 3 ( 0.2%)

前立腺特有の抗原の増加 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)

腎機能異常 1 ( 0.1%) 3 ( 0.2%)

尿失禁 1 ( 0.1%) 3 ( 0.2%)

亀頭炎 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

副睾丸炎 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

尿中アルブミン増加 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)

膀胱炎 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

排尿困難 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)

腎臓痛 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

尿異常 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)

勃起増大 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

陰茎疾患 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

前立腺癌 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

膀胱結石 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

膀胱狭窄 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

乏尿 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

尿道痛 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

尿道障害 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

頻尿 2 ( 0.3%) 1 (<.1%)

尿路障害 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

尿意切迫 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

手術(泌尿・生殖器) 2 ( 0.3%) 1 (<.1%)

乳房痛 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

夜間頻尿 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

膿尿 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

尿閉 2 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 2)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 39: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�409�

表ト-387 投与量別有害事象

バルデナフィルプラセボ 5 mg 10 mg 20 mg

COSTART用語**

(N=342) (N=350) (N=358) (N=351)130 (38.0%) 169 (48.3%) 210 (58.7%) 228 (65.0%)

一般的全身障害 52 (15.2%) 80 (22.9%) 99 (27.7%) 115 (32.8%)頭痛 17 ( 5.0%) 38 (10.9%) 55 (15.4%) 77 (21.9%)事故による創傷 9 ( 2.6%) 14 ( 4.0%) 11 ( 3.1%) 11 ( 3.1%)かぜ症候群 4 ( 1.2%) 16 ( 4.6%) 9 ( 2.5%) 9 ( 2.6%)背部痛 11 ( 3.2%) 11 ( 3.1%) 11 ( 3.1%) 6 ( 1.7%)腹痛 2 ( 0.6%) 4 ( 1.1%) 8 ( 2.2%) 9 ( 2.6%)感染 3 ( 0.9%) 2 ( 0.6%) 4 ( 1.1%) 4 ( 1.1%)疼痛 1 ( 0.3%) 3 ( 0.9%) 4 ( 1.1%) 3 ( 0.9%)胸痛 5 ( 1.5%) 1 ( 0.3%) 4 ( 1.1%) 3 ( 0.9%)下肢痛 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.8%) 3 ( 0.9%)頭部痛 3 ( 0.9%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 4 ( 1.1%)無力症 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 2 ( 0.6%) 1 ( 0.3%)ヘルニア 3 ( 0.9%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.8%) 2 ( 0.6%)嚢胞 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 1 ( 0.3%)側腹部痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)アレルギー反応 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)臨床検査値異常 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%)骨盤痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)腹部腫脹 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)フレグモーネ 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)さむけ 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)発熱 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)肉芽腫病変 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)宿酔 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)細菌感染 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)真菌感染症 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)ウイルス感染 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)倦怠感 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)腫瘍 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)事象不明 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)敗血症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)顔面浮腫 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)頚部硬直 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)疼痛(腕) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)疼痛(手) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)癌 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)モニリア症 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

心臓・血管系障害 19 ( 5.6%) 37 (10.6%) 50 (14.0%) 70 (19.9%)血管拡張(潮紅) 3 ( 0.9%) 22 ( 6.3%) 40 (11.2%) 46 (13.1%)高血圧 5 ( 1.5%) 6 ( 1.7%) 4 ( 1.1%) 10 ( 2.8%)脚ブロック 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 5 ( 1.4%)頻脈 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 4 ( 1.1%)心電図異常 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)心悸亢進 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.8%) 1 ( 0.3%)末梢性浮腫 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)失神 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%)心房細動 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)AVブロック,第一度 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)心血管障害 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)心筋虚血 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)狭心症 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)大動脈弁狭窄症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)不整脈 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)心房性不整脈 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)心房粗動 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)徐脈 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)うっ血性心不全 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)冠動脈閉塞 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)心ブロック 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)ST上昇 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)T波逆転 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 1)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 40: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�410�

表ト-387 投与量別有害事象(つづき)

バルデナフィルプラセボ 5 mg 10 mg 20 mg

COSTART用語**

(N=342) (N=350) (N=358) (N=351)130 (38.0%) 169 (48.3%) 210 (58.7%) 228 (65.0%)

心臓・血管系障害(つづき)心室性期外収縮 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)低血圧 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)静脈炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)血管障害 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)心筋症 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)冠動脈疾患 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)心筋梗塞 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)ST低下 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)脳血管障害 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)偏頭痛 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)末梢血管障害 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)心血管系手術 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

消化管障害 21 ( 6.1%) 31 ( 8.9%) 44 (12.3%) 56 (16.0%)消化不良 2 ( 0.6%) 7 ( 2.0%) 14 ( 3.9%) 23 ( 6.6%)嘔気 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 5 ( 1.4%) 12 ( 3.4%)下痢 3 ( 0.9%) 4 ( 1.1%) 3 ( 0.8%) 8 ( 2.3%)肝機能検査異常 5 ( 1.5%) 1 ( 0.3%) 7 ( 2.0%) 4 ( 1.1%)嘔吐 2 ( 0.6%) 4 ( 1.1%) 3 ( 0.8%) 3 ( 0.9%)歯痛 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 2 ( 0.6%) 2 ( 0.6%)消化管手術 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 2 ( 0.6%) 1 ( 0.3%)歯肉炎 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%)歯周膿瘍 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 3 ( 0.9%)直腸障害 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 1 ( 0.3%)口内乾燥 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)歯周炎 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)大腸炎 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%)胆石症 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)胃腸障害 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%)便秘 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)嚥下障害 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)食道炎 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)胆嚢炎 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)齲歯 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)食欲不振 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)おくび 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)鼓腸放屁 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)胃腸炎 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)食欲増進 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)γ―GTP上昇 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)肝障害 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)胃炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)胃アトニー 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)胃潰瘍 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)口腔内モニリア症 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)消化管悪性腫瘍 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)肝腫瘍 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)C型肝炎 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)肝脂肪沈着 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)膵炎 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

内分泌障害 4 ( 1.2%) 4 ( 1.1%) 3 ( 0.8%) 2 ( 0.6%)糖尿病 3 ( 0.9%) 4 ( 1.1%) 3 ( 0.8%) 2 ( 0.6%)甲状腺疾患 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

血液障害 4 ( 1.2%) 1 ( 0.3%) 5 ( 1.4%) 2 ( 0.6%)溢血斑 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)白血球増多症 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%)点状出血 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)リンパ節症 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)血小板減少症 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)リンパ性白血病 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

代謝・栄養障害 14 ( 4.1%) 27 ( 7.7%) 25 ( 7.0%) 22 ( 6.3%)CPK上昇 8 ( 2.3%) 9 ( 2.6%) 11 ( 3.1%) 10 ( 2.8%)高血糖 0 ( 0.0%) 8 ( 2.3%) 3 ( 0.8%) 1 ( 0.3%)高コレステロール血症 1 ( 0.3%) 4 ( 1.1%) 2 ( 0.6%) 2 ( 0.6%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 1)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 41: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�411�

表ト-387 投与量別有害事象(つづき)

バルデナフィルプラセボ 5 mg 10 mg 20 mg

COSTART用語**

(N=342) (N=350) (N=358) (N=351)130 (38.0%) 169 (48.3%) 210 (58.7%) 228 (65.0%)

代謝・栄養障害(つづき)痛風 2 ( 0.6%) 3 ( 0.9%) 2 ( 0.6%) 3 ( 0.9%)高脂血症 2 ( 0.6%) 1 ( 0.3%) 4 ( 1.1%) 2 ( 0.6%)脱水症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)糖尿 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)高カルシウム血症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)低カリウム血症 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)ケトーシス 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)ビリルビン血症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)高尿酸血症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)体重減少 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)低血糖 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

筋・骨格系障害 12 ( 3.5%) 21 ( 6.0%) 22 ( 6.1%) 13 ( 3.7%)関節痛 3 ( 0.9%) 8 ( 2.3%) 4 ( 1.1%) 9 ( 2.6%)筋肉痛 2 ( 0.6%) 3 ( 0.9%) 4 ( 1.1%) 2 ( 0.6%)関節炎 3 ( 0.9%) 5 ( 1.4%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)関節症 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 5 ( 1.4%) 0 ( 0.0%)腱障害 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 4 ( 1.1%) 0 ( 0.0%)滑液包炎 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)下肢痙直 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%)関節異常 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)腱鞘炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%)筋・骨格系手術 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)骨疾患 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)骨髄炎 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)骨粗鬆症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)検査(筋・骨格) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

精神・神経系障害 6 ( 1.8%) 17 ( 4.9%) 28 ( 7.8%) 30 ( 8.5%)めまい 1 ( 0.3%) 5 ( 1.4%) 10 ( 2.8%) 10 ( 2.8%)不眠症 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 3 ( 0.8%) 4 ( 1.1%)うつ病 3 ( 0.9%) 4 ( 1.1%) 1 ( 0.3%) 3 ( 0.9%)感覚鈍麻 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 3 ( 0.9%)神経痛 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 3 ( 0.8%) 1 ( 0.3%)異常感覚 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%)緊張亢進 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%)眩暈 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)不安 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)傾眠 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)多発性硬化症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%)異夢 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)中枢神経新生物 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)痙攣 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)離人症 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)攻撃的反応 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)協調不能 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)神経過敏症 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)睡眠障害 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)思考異常 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)前庭障害 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)顔面麻痺 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

呼吸器系障害 27 ( 7.9%) 39 (11.1%) 62 (17.3%) 66 (18.8%)鼻炎 11 ( 3.2%) 19 ( 5.4%) 37 (10.3%) 44 (12.5%)副鼻腔炎 2 ( 0.6%) 10 ( 2.9%) 7 ( 2.0%) 9 ( 2.6%)咽頭炎 6 ( 1.8%) 4 ( 1.1%) 9 ( 2.5%) 8 ( 2.3%)咳 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 6 ( 1.7%) 5 ( 1.4%)気管支炎 7 ( 2.0%) 3 ( 0.9%) 6 ( 1.7%) 3 ( 0.9%)肺機能障害 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)肺炎 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)鼻出血 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%)喘息 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)呼吸困難 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)喀血 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)喉頭炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 1)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 42: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�412�

表ト-387 投与量別有害事象(つづき)

バルデナフィルプラセボ 5 mg 10 mg 20 mg

COSTART用語**

(N=342) (N=350) (N=358) (N=351)130 (38.0%) 169 (48.3%) 210 (58.7%) 228 (65.0%)

呼吸器系障害(つづき)音声変調 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)検査(呼吸器) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)無気肺 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

皮膚・皮膚付属器障害 4 ( 1.2%) 10 ( 2.9%) 11 ( 3.1%) 6 ( 1.7%)発疹 2 ( 0.6%) 4 ( 1.1%) 6 ( 1.7%) 3 ( 0.9%)ざ瘡 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)帯状疱疹 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)そう痒 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)皮膚疾患 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)発汗 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)単純疱疹 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)皮膚癌 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)皮膚肥厚 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)皮膚潰瘍形成 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)皮膚乾燥 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)爪疾患 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

特殊感覚器系障害 2 ( 0.6%) 9 ( 2.6%) 7 ( 2.0%) 31 ( 8.8%)結膜炎 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 1 ( 0.3%) 6 ( 1.7%)視覚異常 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 5 ( 1.4%)手術(特殊感覚器) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%)中耳炎 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 4 ( 1.1%)弱視 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 3 ( 0.9%)眼球出血 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%)流涙異常 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)耳痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)耳鳴 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)白内障 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)眼の乾燥 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)眼痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)難聴 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)彩視症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)角膜損傷 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)緑内障 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)散瞳 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)羞明 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)屈折異常 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)網膜出血 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)味覚倒錯 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)

泌尿・生殖器系障害 11 ( 3.2%) 10 ( 2.9%) 10 ( 2.8%) 10 ( 2.8%)血尿 3 ( 0.9%) 2 ( 0.6%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%)前立腺新生物 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%)前立腺疾患 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)睾丸疾患 2 ( 0.6%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%)射精障害 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)腎結石 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)腎臓痛 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)亀頭炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)副睾丸炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)勃起増大 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)勃起障害 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)前立腺癌 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)前立腺特有の抗原の増加 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)尿中アルブミン増加 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)膀胱結石 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)排尿困難 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)尿道痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)尿失禁 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)尿路感染 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)尿異常 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)手術(泌尿・生殖器) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)乳房痛 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)膿尿 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)尿閉 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 1)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 43: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�413�

表ト-388 因果関係が否定できない有害事象

プラセボ バルデナフィルCOSTART用語** (N=793) (N=1812)

70 ( 8.8%) 580 (32.0%)

一般的全身障害 27 ( 3.4%) 262 (14.5%)頭痛 18 ( 2.3%) 225 (12.4%)腹痛 2 ( 0.3%) 17 ( 0.9%)背部痛 2 ( 0.3%) 10 ( 0.6%)無力症 0 ( 0.0%) 7 ( 0.4%)腰痛 2 ( 0.3%) 5 ( 0.3%)疼痛 1 ( 0.1%) 5 ( 0.3%)顔面浮腫 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)さむけ 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)光線過敏性反応 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)骨盤痛 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)口臭 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)肥大 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)事象不明* 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)頚部痛 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)頚部硬直 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)疼痛(腕) 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)

心臓・血管系障害 13 ( 1.6%) 229 (12.6%)血管拡張(潮紅) 5 ( 0.6%) 205 (11.3%)頻脈 2 ( 0.3%) 11 ( 0.6%)心悸亢進 2 ( 0.3%) 10 ( 0.6%)高血圧 0 ( 0.0%) 7 ( 0.4%)心筋虚血 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)末梢性浮腫 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)失神 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)不整脈 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)心房細動 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)脚ブロック 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)ST低下 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)ST上昇 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)上室性期外収縮 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)低血圧 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)AVブロック,第一度 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)QT延長 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)起立性低血圧 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

消化管障害 11 ( 1.4%) 125 ( 6.9%)消化不良 1 ( 0.1%) 60 ( 3.3%)嘔気 3 ( 0.4%) 28 ( 1.5%)口内乾燥 3 ( 0.4%) 11 ( 0.6%)下痢 2 ( 0.3%) 8 ( 0.4%)肝機能検査異常 0 ( 0.0%) 8 ( 0.4%)嘔吐 1 ( 0.1%) 5 ( 0.3%)嚥下障害 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)おくび 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)胃腸障害 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)歯周膿瘍 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)歯周炎 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)便秘 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)食道炎 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)鼓腸放屁 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)食欲増進 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)直腸出血 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)胃炎 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)肝障害 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)流涎過多 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

血液障害 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)貧血 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 2)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 44: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�414�

表ト-388 因果関係が否定できない有害事象(つづき)

プラセボ バルデナフィルCOSTART用語** (N=793) (N=1812)

70 ( 8.8%) 580 (32.0%)

代謝・栄養障害 5 ( 0.6%) 14 ( 0.8%)CK上昇 4 ( 0.5%) 9 ( 0.5%)糖尿 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)ビリルビン血症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)高尿酸血症 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)体重増加 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)体重減少 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)高リン酸塩血症 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

筋・骨格系障害 1 ( 0.1%) 7 ( 0.4%)下肢痙直 1 ( 0.1%) 3 ( 0.2%)筋肉痛 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)関節痛 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)関節異常 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

精神・神経系障害 13 ( 1.6%) 77 ( 4.2%)めまい 5 ( 0.6%) 38 ( 2.1%)不眠症 2 ( 0.3%) 13 ( 0.7%)異常感覚 1 ( 0.1%) 8 ( 0.4%)感覚鈍麻 1 ( 0.1%) 5 ( 0.3%)不安 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)緊張亢進 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)運動過多 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)神経過敏症 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)異夢 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)健忘症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)痙攣 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)離人症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)うつ病 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)幻覚 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)協調不能 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)傾眠 3 ( 0.4%) 1 (<.1%)思考異常 1 ( 0.1%) 1 (<.1%)眩暈 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)リビドー減退 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

呼吸器系障害 9 ( 1.1%) 117 ( 6.5%)鼻炎 5 ( 0.6%) 96 ( 5.3%)副鼻腔炎 0 ( 0.0%) 16 ( 0.9%)呼吸困難 1 ( 0.1%) 3 ( 0.2%)喘息 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)鼻出血 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)喀血 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)呼吸障害 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)声門痙攣 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)喉頭水腫 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)肺機能障害 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)気胸 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)咽頭炎 2 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

皮膚・皮膚付属器障害 1 ( 0.1%) 10 ( 0.6%)発疹 0 ( 0.0%) 7 ( 0.4%)そう痒 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)発汗 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)ざ瘡 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 2)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 45: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�415�

表ト-388 因果関係が否定できない有害事象(つづき)

プラセボ バルデナフィルCOSTART用語** (N=793) (N=1812)

70 ( 8.8%) 580 (32.0%)

特殊感覚器系障害 2 ( 0.3%) 45 ( 2.5%)結膜炎 1 ( 0.1%) 9 ( 0.5%)視覚異常 1 ( 0.1%) 8 ( 0.4%)弱視 1 ( 0.1%) 7 ( 0.4%)羞明 0 ( 0.0%) 7 ( 0.4%)流涙異常 0 ( 0.0%) 5 ( 0.3%)眼痛 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)耳鳴 0 ( 0.0%) 2 ( 0.1%)耳痛 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)中耳炎 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)彩視症 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)眼の異常 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)眼球出血 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)緑内障 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)散瞳 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)味覚倒錯 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)

泌尿・生殖器系障害 3 ( 0.4%) 10 ( 0.6%)射精障害 0 ( 0.0%) 3 ( 0.2%)勃起障害 1 ( 0.1%) 2 ( 0.1%)亀頭炎 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)勃起増大 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)腎臓痛 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)乏尿 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)尿道痛 0 ( 0.0%) 1 (<.1%)腎機能異常 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)尿閉 1 ( 0.1%) 0 ( 0.0%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 2)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 46: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�416�

表ト-389 投与量別因果関係が否定できない有害事象

バルデナフィルプラセボ 5 mg 10 mg 20 mg

COSTART用語**

(N=342) (N=350) (N=358) (N=351)29 ( 8.5%) 67 (19.1%) 110 (30.7%) 144 (41.0%)

一般的全身障害 10 ( 2.9%) 30 ( 8.6%) 47 (13.1%) 74 (21.1%)頭痛 7 ( 2.0%) 28 ( 8.0%) 42 (11.7%) 61 (17.4%)腹痛 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%) 3 ( 0.8%) 8 ( 2.3%)背部痛 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%)疼痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%)無力症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)胸痛 2 ( 0.6%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)さむけ 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)事象不明* 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)顔面浮腫 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)頚部痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)頚部硬直 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)骨盤痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)

心臓・血管系障害 5 ( 1.5%) 23 ( 6.6%) 45 (12.6%) 50 (14.2%)血管拡張(潮紅) 3 ( 0.9%) 20 ( 5.7%) 39 (10.9%) 45 (12.8%)心悸亢進 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.8%) 1 ( 0.3%)頻脈 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%)高血圧 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%)心筋虚血 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)失神 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)不整脈 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)心房細動 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)脚ブロック 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)ST上昇 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)低血圧 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)末梢性浮腫 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

消化管障害 4 ( 1.2%) 14 ( 4.0%) 19 ( 5.3%) 41 (11.7%)消化不良 1 ( 0.3%) 7 ( 2.0%) 10 ( 2.8%) 21 ( 6.0%)嘔気 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 3 ( 0.8%) 10 ( 2.8%)肝機能検査異常 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 3 ( 0.9%)下痢 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%)嘔吐 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 1 ( 0.3%)口内乾燥 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)嚥下障害 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)胃腸障害 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)歯周炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)食道炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)おくび 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)鼓腸放屁 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)食欲増進 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)

代謝・栄養障害 3 ( 0.9%) 5 ( 1.4%) 2 ( 0.6%) 5 ( 1.4%)CK上昇 3 ( 0.9%) 4 ( 1.1%) 1 ( 0.3%) 4 ( 1.1%)糖尿 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)ビリルビン血症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)高尿酸血症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)

筋・骨格系障害 0 ( 0.0%) 4 ( 1.1%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)下肢痙直 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)関節痛 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)関節異常 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)筋肉痛 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 1)** COSTART用語のJ-ARTによる和訳を用いた。

Page 47: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�417�

表ト-389 投与量別因果関係が否定できない有害事象(つづき)

バルデナフィルプラセボ 5 mg 10 mg 20 mg

COSTART用語**

(N=342) (N=350) (N=358) (N=351)29 ( 8.5%) 67 (19.1%) 110 (30.7%) 144 (41.0%)

精神・神経系障害 2 ( 0.6%) 6 ( 1.7%) 16 ( 4.5%) 18 ( 5.1%)めまい 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 9 ( 2.5%) 10 ( 2.8%)不眠症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.8%) 4 ( 1.1%)緊張亢進 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)感覚鈍麻 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)異常感覚 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)異夢 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)不安 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)痙攣 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)離人症 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)うつ病 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)協調不能 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)神経過敏症 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)思考異常 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)眩暈 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)

呼吸器系障害 4 ( 1.2%) 4 ( 1.1%) 26 ( 7.3%) 33 ( 9.4%)鼻炎 3 ( 0.9%) 4 ( 1.1%) 24 ( 6.7%) 27 ( 7.7%)副鼻腔炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%) 5 ( 1.4%)鼻出血 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)肺機能障害 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)呼吸困難 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)咽頭炎 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

皮膚・皮膚付属器障害 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 2 ( 0.6%)発疹 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%)ざ瘡 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)そう痒 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

特殊感覚器系障害 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%) 3 ( 0.8%) 16 ( 4.6%)視覚異常 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 3 ( 0.9%)弱視 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 3 ( 0.9%)結膜炎 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 2 ( 0.6%)流涙異常 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 2 ( 0.6%)眼痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)耳痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)耳鳴 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)彩視症 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)眼球出血 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)散瞳 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)羞明 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)味覚倒錯 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)

泌尿・生殖器系障害 1 ( 0.3%) 3 ( 0.9%) 1 ( 0.3%) 1 ( 0.3%)射精障害 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%)勃起増大 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)腎臓痛 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)尿道痛 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%)尿閉 1 ( 0.3%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%) 0 ( 0.0%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 1)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 48: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

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表ト-390 因果関係が否定できない有害事象

バルデナフィルCOSTART用語** (N=3172)

1075 (33.9%)

一般的全身障害 487 (15.4%)頭痛 426 (13.4%)腹痛 28 ( 0.9%)無力症 16 ( 0.5%)背部痛 11 ( 0.3%)胸痛 10 ( 0.3%)疼痛 9 ( 0.3%)光線過敏性反応 5 ( 0.2%)顔面浮腫 5 ( 0.2%)かぜ症候群 3 (<.1%)下肢痛 3 (<.1%)さむけ 2 (<.1%)骨盤痛 2 (<.1%)発熱 1 (<.1%)口臭 1 (<.1%)宿酔 1 (<.1%)肥大 1 (<.1%)倦怠感 1 (<.1%)事象不明* 1 (<.1%)頚部痛 1 (<.1%)頚部硬直 1 (<.1%)疼痛(腕) 1 (<.1%)

心臓・血管系障害 420 (13.2%)血管拡張(潮紅) 372 (11.7%)頻脈 21 ( 0.7%)心悸亢進 20 ( 0.6%)高血圧 13 ( 0.4%)心房細動 3 (<.1%)低血圧 3 (<.1%)末梢性浮腫 3 (<.1%)失神 3 (<.1%)不整脈 2 (<.1%)心電図異常 2 (<.1%)心筋虚血 2 (<.1%)脳血管障害 1 (<.1%)脚ブロック 1 (<.1%)ST低下 1 (<.1%)ST上昇 1 (<.1%)上室性期外収縮 1 (<.1%)偏頭痛 1 (<.1%)血栓症 1 (<.1%)静脈瘤 1 (<.1%)血圧上昇 1 (<.1%)

消化管障害 267 ( 8.4%)消化不良 128 ( 4.0%)嘔気 57 ( 1.8%)口内乾燥 25 ( 0.8%)肝機能検査異常 16 ( 0.5%)下痢 15 ( 0.5%)胃炎 15 ( 0.5%)嘔吐 11 ( 0.3%)食道炎 4 ( 0.1%)鼓腸放屁 4 ( 0.1%)γ-GTP上昇 4 ( 0.1%)おくび 3 (<.1%)胃腸障害 3 (<.1%)嚥下障害 2 (<.1%)口渇 2 (<.1%)歯周膿瘍 1 (<.1%)歯周炎 1 (<.1%)便秘 1 (<.1%)食欲増進 1 (<.1%)直腸出血 1 (<.1%)手術(消化器官) 1 (<.1%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 3)** COSTART用語のJ-ARTによる和訳を用いた。

Page 49: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�419�

表ト-390 因果関係が否定できない有害事象(つづき)

バルデナフィルCOSTART用語** (N=3172)

1075 (33.9%)

内分泌障害 2 (<.1%)糖尿病 2 (<.1%)

血液障害 2 (<.1%)血小板増加(症) 1 (<.1%)貧血 1 (<.1%)

代謝・栄養障害 36 ( 1.1%)クレアチンフォスフォキナーゼ上昇 28 ( 0.9%)高脂血症 2 (<.1%)高尿酸血症 2 (<.1%)糖尿 1 (<.1%)ビリルビン血症 1 (<.1%)体重増加 1 (<.1%)体重減少 1 (<.1%)

筋・骨格系障害 15 ( 0.5%)関節痛 6 ( 0.2%)筋肉痛 5 ( 0.2%)下肢痙直 3 (<.1%)関節異常 1 (<.1%)筋無力症 1 (<.1%)

精神・神経系障害 130 ( 4.1%)めまい 73 ( 2.3%)不眠症 18 ( 0.6%)異常感覚 9 ( 0.3%)傾眠 8 ( 0.3%)感覚鈍麻 6 ( 0.2%)神経過敏症 4 ( 0.1%)眩暈 4 ( 0.1%)不安 3 (<.1%)緊張亢進 3 (<.1%)運動過多 2 (<.1%)異夢 1 (<.1%)健忘症 1 (<.1%)痙攣 1 (<.1%)離人症 1 (<.1%)うつ病 1 (<.1%)幻覚 1 (<.1%)協調不能 1 (<.1%)精神病 1 (<.1%)思考異常 1 (<.1%)

呼吸器系障害 239 ( 7.5%)鼻炎 197 ( 6.2%)副鼻腔炎 29 ( 0.9%)呼吸困難 12 ( 0.4%)鼻出血 4 ( 0.1%)喘息 2 (<.1%)喀血 1 (<.1%)呼吸障害 1 (<.1%)声門痙攣 1 (<.1%)喉頭水腫(浮腫) 1 (<.1%)音声変調 1 (<.1%)気管支炎 1 (<.1%)肺機能障害 1 (<.1%)気胸 1 (<.1%)

皮膚・皮膚付属器障害 35 ( 1.1%)発疹 17 ( 0.5%)そう痒(症) 6 ( 0.2%)皮膚変色 6 ( 0.2%)発汗 6 ( 0.2%)ざ瘡 1 (<.1%)単純疱疹 1 (<.1%)毛髪変色 1 (<.1%)男性型多毛(症) 1 (<.1%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 3)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。

Page 50: 有害事象 プラセボ(%) バルデナフィル(%) 消化不良 1 …...ト 371 ⑤ 治療期間別有害事象 有害事象と治療期間の関係を表ト-341に示す。有害事象の多くは投与期間につれて,発現

�ト�420�

表ト-390 因果関係が否定できない有害事象(つづき)

バルデナフィルCOSTART用語** (N=3172)

1075 (33.9%)

特殊感覚器系障害 109 ( 3.4%)視覚異常 25 ( 0.8%)結膜炎 24 ( 0.8%)弱視 16 ( 0.5%)羞明 13 ( 0.4%)耳鳴 7 ( 0.2%)彩視症 7 ( 0.2%)眼痛 6 ( 0.2%)流涙異常 5 ( 0.2%)眼の異常 4 ( 0.1%)耳痛 3 (<.1%)緑内障 2 (<.1%)中耳炎 1 (<.1%)眼の乾燥 1 (<.1%)眼球出血 1 (<.1%)散瞳 1 (<.1%)網膜障害 1 (<.1%)味覚倒錯 1 (<.1%)

泌尿・生殖器系障害 20 ( 0.6%)射精障害 4 ( 0.1%)勃起障害 3 (<.1%)勃起増大 2 (<.1%)血尿 2 (<.1%)腎機能異常 2 (<.1%)乳房痛 1 (<.1%)亀頭炎 1 (<.1%)前立腺疾患 1 (<.1%)腎臓痛 1 (<.1%)乏尿 1 (<.1%)尿道痛 1 (<.1%)尿失禁 1 (<.1%)

*:有害事象による中止例(詳細な症状は不明,初診以後来院せず)(Pool 3)

** COSTART用語の J-ARTによる和訳を用いた。