次亜塩素酸ナトリウム活性化装置 hca－555 による 透析液清浄 … ·...
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次亜塩素酸ナトリウム活性化装置(ＨＣＡ－５５５)による
透析液清浄化対策、及び院内における活用状況
幸善会 前田病院 腎センター
○都知木康行 小林稔行 七種博庸 前田利朗
次亜塩素酸の存在比
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100 ClO-(次亜塩素酸イオン)
HClO (次亜塩素酸)
＜殺菌の主成分＞
次亜塩素酸ナトリウム 活性水
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 (pH)
(%)
Cl2(塩素ガス)
次亜塩素酸ナトリウム
酸を加えてpHを調整することによりHClOの存在比が変化する。
活性水の特徴
• 強力な殺菌効果
• コスト削減
• 安全性が高い
• 環境負荷が低い
活性水導入前と現在の透析装置配管内の比較
活性水導入前 現在
NCS-V
次亜活性水装置HCA555
NCS-N
NPS40S
P3 P1 P2
PTS200S
活性水
活性水
活性水
活性水
次亜活性水タンク
B液タンク
A液タンク
薬液ライン 薬液ライン
NRX-84P
ＲＯ水
ＲＯ水
ＲＯ水
ＲＯ水
ＲＯ水
透析機械室配管系統図
次亜活性水装置HCA555
東亜ＤＫＫ社製 次亜塩素酸ナトリウム活性化装置
NCS-V NCS-N
NPS40S
P3 P1 P2
PTS200S
B液タンク
A液タンク
NRX-84P
ＲＯ水
ＲＯ水
透析機械室配管系統図
薬液ライン 薬液ライン
次亜活性水装置HCA555
活性水
活性水
活性水
活性水
次亜活性水タンク
ＲＯ水
ＲＯ水
ＲＯ水
次亜活性水装置HCA555
東亜ＤＫＫ社製 次亜塩素酸ナトリウム活性化装置
１．透析・水洗工程
NCS-V
次亜活性水装置HCA555
NCS-N
P3 P1 P2
活性水
活性水
薬液ライン 薬液ライン
NRX-84P
ＲＯ水
ＲＯ水
透析機械室配管系統図
次亜活性水装置HCA555
東亜ＤＫＫ社製 次亜塩素酸ナトリウム活性化装置
NPS40S
PTS200S
活性水
活性水
次亜活性水タンク
B液タンク
A液タンク
ＲＯ水
ＲＯ水
ＲＯ水
２．薬洗工程
次亜活性水装置HCA555
P3 P1 P2
活性水
活性水
次亜活性水タンク
NRX-84P
ＲＯ水
ＲＯ水
ＲＯ水
透析機械室配管系統図
次亜活性水装置HCA555
東亜ＤＫＫ社製 次亜塩素酸ナトリウム活性化装置
NCS-V NCS-N
NPS40S
PTS200S
活性水
活性水
B液タンク
A液タンク
薬液ライン 薬液ライン
ＲＯ水
ＲＯ水
３．次亜活性水タンク貯留工程
洗浄・消毒方法の比較
次亜消毒 500ppm
酢酸洗浄 1%
コンソール台数 60台
事前水洗
事後水洗
酢酸洗浄
水洗 次亜消毒
水洗
60分 30分 40分 30分 40分 40分
次亜 50ppm(高) 2ppm(低)
酢酸 0.05% (高) 0.001% (低)
コンソール台数 60台
従来法
活性水
事前水洗
事後水洗
活性水洗浄(高)
活性水洗浄(低)
60分 30分 60分 30分
腎センターにおける活性水の活用
対象 活性水濃度 従来の薬剤
手指の消毒
25PPM
ゴージョー (エタノール)
膿盆、角バット、止血ベルト ミルクポン
(0.02％ 50倍)
オーバーテーブルなど
ベット周辺、準備台
水
コンソール外装 アロマ液６％
(次亜塩素酸ナトリウム液0.05％ 120倍)
鉗子 25PPM
<超音波洗浄>
５％ステリクロン
(グルコンサンクロルヘキシジン 0.01％ 500倍)
血液汚染鉗子 及び
ピンセット
50PPM ステリハイド
(２％グルタラールアルデヒド 原液)
新型インフルエンザ対策
加湿器
活性水
RO水
活性水を2倍希釈 （12.5ppm）
鎖骨下静脈カテーテル
50ppm活性水による洗浄
出口部感染
腎センター以外における活性水の活用
コンソールの生菌数・ET値
感度以下（＜0.001）
0
2
4
6
8
10
0 0.005 0.01 0.015 0.02 0.025 0.03
生菌未検出
ET活性値 EU/ml
生菌数
CFU/ml n = 33
RO水の生菌数・ET値
感度以下（＜0.001）
0
2
4
6
8
10
0 0.005 0.01 0.015 0.02 0.025 0.03
ET活性値 EU/ml
生菌数
CFU/ml
生菌未検出
n = 7
考察
• 透析装置の洗浄・消毒に活性水は有効である。
• 院内感染対策やコスト削減に活性水の果たす役割は大きい。