日本大学生物資源科学部1号館 - toto ltd.外観 トイレ入口 男性トイレ...

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外観 トイレ入口 男性トイレ 小便器コーナー 男性トイレ 洗面コーナー 日本大学生物資源科学部1号館 1号館は、藤沢の自然に包まれた広大なキャンパスの一角にある。 学生ホール等があり、学生のアクティブな学習をサポートする。 各フロアごとに水・水源・丘・森・空・太陽をモチーフとしたグラフィックやフロア カラーを取り入れている。出入口には学生の研究成果を発表する場として 展示コーナーを設置している。 外の景色を眺めながら用を足すことができる、開放感あふれた小便器 コーナー。小便器は節水のための最先端技術を備えたRESTROOM ITEM 01 を採用。傘が滑り落ちないように甲板に凹部を設けている。 洗面カウンターは、水濡れを心配せずに手荷物が置けるツインデッキ カウンターを採用。 女性トイレ 女性トイレ 大便器ブース 多機能トイレ トイレ図面 女性トイレにはフィッティングルームのほか、待ち合わせや荷物置きとして ベンチを設置。トイレのコンセプトである「自然を感じるトイレ」を表現するため、 トイレ内に植物プランターを設けている。 大便器はウォシュレット一体形便器を採用。1ヶ所のブースには手すりを設置。 防犯対策として天井まで壁を立ち上げている。 照明器具は環境に配慮して人体感知センサータイプを採用。 車いす使用者のほかオストメイトの方にも配慮して、オストメイト対応トイレ パックを設置。大便器は床の清掃性に優れ、車いすでアプローチしやすい 壁掛式を採用している。 女性トイレの洗面コーナーは、スムーズな動線を考慮して大便器コーナーの 両側に分散して設置している。 女性トイレ 洗面・パウダーコーナー 女性トイレ パウダーコーナー 建築概要 <施設の概要> 水まわりの特長 窓側に設けた洗面コーナー。自然光が射しこみ窓越しに樹木の眺めを楽しむ とが きる 手前は グタイプ パウダ 各フロアに設置されたシッティングタイプのパウダーコーナー。 照明や空調 も配慮した を想起さ るような おし れな 日本大学生物資源科学部1号館 神奈川県藤沢市亀井野1866 学校法人日本大学 株式会社 類設計室 東亜・TSUCHIYA共同企業体(建築) 日本リーテック株式会社(電気) 日比谷総合設備株式会社(設備) 20147竣工年月 生物資源科学部ならではの特徴を表現するため、トイレのコンセプトは「自 然を感じるトイレ」。各フロアごとに水・水源・丘・森・空・太陽をモチーフにし たグラフィックやフロアカラーを設定している。出入口には学生の研究成果 を並べる展示コーナーやベンチを設置。男女トイレ内には植物を植えたプラ ンターを設置するなど「自然を感じるトイレ」を表現している。女性トイレには、 待ち合わせ用のベンチやフィッティングルーム、スタンディング&シッティン グタイプのパウダーコーナーを設置するなど、用足しだけでなく身だしなみ やコミュニケーションの場としても活用されている。 <トイレの特長> 日本大学生物資源科学部では、「環境科学(地球環境の保全)」「生命科学 (人間活動)」「生産・科学(持続的な世界)」という3つの柱を中心に高度な 教育・研究が行われている。東京ドーム12個分の広さがある藤沢キャンパ スには、校舎やグラウンドのほか農場や演習林、各種実習場も備えている。 学部開設60周年記念事業の一環として、「60周年記念棟(12号館)」が計 画され、20147月には1号館が完成し、2号館は20162月に完成する。 キャンパスの新しい顔として学生たちの活気であふれている。 <施設の概要> とがきる手前はィングタイプパウダーコーー。 照明や空調も配慮したューティーロンを想起さるようなおしれな トイレとなっている。 2016.01 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2016 All Rights Reserved 29282

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Page 1: 日本大学生物資源科学部1号館 - Toto Ltd.外観 トイレ入口 男性トイレ 小便器コーナー 男性トイレ 洗面コーナー 日本大学生物資源科学部1号館

外観 トイレ入口 男性トイレ 小便器コーナー 男性トイレ 洗面コーナー

日本大学生物資源科学部1号館

1号館は、藤沢の自然に包まれた広大なキャンパスの一角にある。学生ホール等があり、学生のアクティブな学習をサポートする。

各フロアごとに水・水源・丘・森・空・太陽をモチーフとしたグラフィックやフロアカラーを取り入れている。出入口には学生の研究成果を発表する場として展示コーナーを設置している。

外の景色を眺めながら用を足すことができる、開放感あふれた小便器コーナー。小便器は節水のための最先端技術を備えたRESTROOM ITEM 01を採用。傘が滑り落ちないように甲板に凹部を設けている。

洗面カウンターは、水濡れを心配せずに手荷物が置けるツインデッキカウンターを採用。

女性トイレ 女性トイレ 大便器ブース 多機能トイレ トイレ図面

女性トイレにはフィッティングルームのほか、待ち合わせや荷物置きとしてベンチを設置。トイレのコンセプトである「自然を感じるトイレ」を表現するため、トイレ内に植物プランターを設けている。

大便器はウォシュレット一体形便器を採用。1ヶ所のブースには手すりを設置。防犯対策として天井まで壁を立ち上げている。照明器具は環境に配慮して人体感知センサータイプを採用。

車いす使用者のほかオストメイトの方にも配慮して、オストメイト対応トイレパックを設置。大便器は床の清掃性に優れ、車いすでアプローチしやすい壁掛式を採用している。

女性トイレの洗面コーナーは、スムーズな動線を考慮して大便器コーナーの両側に分散して設置している。

女性トイレ 洗面・パウダーコーナー 女性トイレ パウダーコーナー 建築概要

<施設の概要>

水まわりの特長

窓側に設けた洗面コーナー。自然光が射しこみ窓越しに樹木の眺めを楽しむとが きる 手前は タ デ グタイプ パウダ ナ

各フロアに設置されたシッティングタイプのパウダーコーナー。照明や空調 も配慮した ビ サ を想起さ るような おし れな

日本大学生物資源科学部1号館

神奈川県藤沢市亀井野1866

学校法人日本大学

株式会社 類設計室

東亜・TSUCHIYA共同企業体(建築)

日本リーテック株式会社(電気)

日比谷総合設備株式会社(設備)

2014年7月

名 称

所 在 地

施 主

設 計

施 工

竣 工 年 月

生物資源科学部ならではの特徴を表現するため、トイレのコンセプトは「自然を感じるトイレ」。各フロアごとに水・水源・丘・森・空・太陽をモチーフにしたグラフィックやフロアカラーを設定している。出入口には学生の研究成果を並べる展示コーナーやベンチを設置。男女トイレ内には植物を植えたプランターを設置するなど「自然を感じるトイレ」を表現している。女性トイレには、待ち合わせ用のベンチやフィッティングルーム、スタンディング&シッティングタイプのパウダーコーナーを設置するなど、用足しだけでなく身だしなみやコミュニケーションの場としても活用されている。

<トイレの特長>

日本大学生物資源科学部では、「環境科学(地球環境の保全)」「生命科学(人間活動)」「生産・科学(持続的な世界)」という3つの柱を中心に高度な教育・研究が行われている。東京ドーム12個分の広さがある藤沢キャンパスには、校舎やグラウンドのほか農場や演習林、各種実習場も備えている。学部開設60周年記念事業の一環として、「60周年記念棟(1・2号館)」が計画され、2014年7月には1号館が完成し、2号館は2016年2月に完成する。キャンパスの新しい顔として学生たちの活気であふれている。

<施設の概要>

ことができる。手前はスタンディングタイプのパウダーコーナー。 照明や空調にも配慮した、ビューティーサロンを想起させるような、おしゃれなトイレとなっている。

2016.01 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2016 All Rights Reserved 29282