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ご使用前に必ずお読みください いつまでも大切に保管してください KOP - 1000 1AXBAAAAP0140

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Page 1: KOP-1000...-1 安全に作業するために 必ず読んでください 本機をご使用になる前に,必ずこの『取扱説明書』をよく読み理解した上で,安全な作業をし

ご使用前に必ずお読みくださいいつまでも大切に保管してください

KOP-1000

1AXBAAAAP0140

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Page 3: KOP-1000...-1 安全に作業するために 必ず読んでください 本機をご使用になる前に,必ずこの『取扱説明書』をよく読み理解した上で,安全な作業をし

は じ め に

安 全 第 一

本書に記載した注意事項や機械に貼られた の表示があるラベルは,人身事故の危

険が考えられる重要な項目です。よく読んで必ず守ってください。

なお, 表示ラベルが汚損したり,はがれた場合はお買上げの購入先に注文し,必ず

所定の位置に貼ってください。

本取扱説明書では,特に重要と考えられる取扱い上の注意

事項について,次のように表示しています。注意表示について

注意事項を守らないと,死亡又は重傷を負うことになるもの

を示します。

注意事項を守らないと,死亡又は重傷を負う危険性があるも

のを示します。

注意事項を守らないと,ケガを負うおそれのあるものを示し

ます。

注意事項を守らないと,機械の損傷や故障のおそれのあるも

のを示します。

その他,使用上役立つ補足説明を示します。

このたびはクボタ製品をお買上げいただきありがとうございました。

この取扱説明書は本製品の正しい取扱い方法,簡単な点検及び手入れについて説明し

ています。ご使用前によくお読みいただいてじゅうぶん理解され,お買上げの製品が

すぐれた性能を発揮し,かつ安全で快適な作業をするためこの冊子をご活用くださ

い。また,お読みになったあとも製品に近接して保存し,わからないことがあったと

きには取出してお読みください。なお,品質・性能向上あるいは安全上,使用部品の

変更を行なうことがあります。その際には,お買上げの製品とこの説明書の内容が一

致しない場合がありますので,あらかじめご了承ください。

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目 次

安全に作業するために

1. 安全作業をするため次のことがらを必ず守ってください........................12. 表示ラベルと貼付位置 ...............93. 表示ラベルの手入れ ................12

サービスと保証について

装置の名称と取扱い

機体方向説明..........................2装置の名称と各部のはたらき............3

エンジンスイッチ・緊急停止スイッチ ..... 4緊急停止レバー ......................... 5リコイルハンドル ....................... 5チョークレバー ......................... 5アクセルレバー ......................... 5主変速レバー ........................... 6副変速レバー ........................... 6走行クラッチレバー・駐車ブレーキ ........ 6操向クラッチレバー ..................... 6搬送コンベア部昇降レバー ............... 7作業クラッチレバー ..................... 7

運転前の点検

日常点検項目..........................9

移動走行と輸送

新車時の扱いかた.....................10ならし運転について .................... 10

エンジンの始動と停止のしかた.........10始動のしかた .......................... 10停止のしかた .......................... 12

移動走行について.....................12発進のしかた .......................... 13停車・駐車のしかた ..................... 14

輸送について.........................14トラックとあゆみ板の準備 .............. 14ピッカーの準備 ........................ 14ピッカーの積込み・積降しのしかた ....... 15トラック上での処置 .................... 15

収穫(ピッカー)作業のしかた

作業ができる作物とほ場条件...........17作物の条件 ............................ 17ほ場の条件 ............................ 18

ピッカー作業前の準備.................19ガードの取付け ........................ 19各コンテナ台 .......................... 19

コンテナ.............................. 20シート................................ 20

ピッカー作業のしかた ................ 21ほ場の出入りのしかた.................. 21ピッカーの概要........................ 22ピッカー作業の手順.................... 23旋回のしかた.......................... 23

ピッカー作業中の調節 ................ 24各部の調節のしかた.................... 24搬送コンベア深さの調整のしかた........ 25かき込みゴム羽根の圧力調節のしかた.... 25コンテナ排出高さ調節.................. 25

ピッカーの不調と処置 ................ 26不調と処置のしかた.................... 26

メンテナンス

各部の脱着のしかた .................. 28各カバーの脱着........................ 28

各部の掃除と注油のしかた ............ 29掃除のしかた.......................... 29注油のしかた.......................... 29

定期点検 ............................ 30オイルの交換とチェーン・ベルトの張り調整

................................... 31シャーピンの交換...................... 31廃棄物の処理について.................. 31洗車時の注意.......................... 32使用者が行なってはいけない修理........ 32定期点検一覧表........................ 33給・注油(水)点検一覧表............... 34燃料・オイルの点検・補給・交換........ 35燃料の補給............................ 35エンジンオイルの点検・補給・交換...... 36ミッションオイルの点検・補給・交換.... 37油圧パッケージオイルの点検・補給...... 37各部のグリース........................ 37燃料フィルタポットの点検・掃除........ 38エアクリーナエレメントの点検・掃除.... 38点火プラグの点検・掃除・調整.......... 39パイプ・ホース類の点検・交換.......... 39各部ベルトの点検...................... 41スプリングの張りの調整................ 41各部ベルト・チェーン張り調整一覧表.... 42リミットスイッチの点検・調整.......... 44

ピッカー作業後の手入れ .............. 45毎日の作業後.......................... 45長期格納時............................ 45

付表

主要諸元 ............................ 47付属部品 ............................ 48消耗部品(純正品を使いましょう)..... 48クボタ純オイル ...................... 52

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ず読んでください

必安全に作業するために

本機をご使用になる前に,必ずこの『取扱説明書』をよく読み理解した上で,安全な作業をし

てください。安全に作業をしていただくため,ぜひ守っていただきたい注意事項は下記の通り

ですが,これ以外にも,本文の中で ・ ・ ・ ・ としてそのつど取

上げています。

1. 安全作業をするため次のことがらを必ず守ってください

■ 安全指示順守

A 本書及び本機の警告ラベル・注意ラベルをよく読み理

解してください。

A 警告ラベル・注意ラベルはいつもきれいにしておいて

ください。また,破損・紛失したときは注文して再度

貼付けてください。

A 正しい運転,作業方法を覚えてください。

A 製品を勝手に改造しないでください。安全性をそこなったり,機能や寿命低下の原因になります。

A 本書記載事項以外についても安全には細心の注意を

払ってください。

A ほかの人に機械を貸すときは,取扱方法や安全の

ポイントをよく説明し,この取扱説明書をよく読む

ように指導してください。

■ 作業に合った服装及び健康状態

A 作業に合ったキチンとした作業着を着用してくださ

い。

だぶついた服装は,回転部に巻込まれやすく危険で

す。また靴は,すべらないものを使用してください。

A ヘルメット,安全靴,保護メガネや手袋などを必要に応じて着用してください。

A お酒を飲んでいる方,睡眠不足の方,妊娠中のご婦

人,過労,病気の人は使用しないでください。

A 初めて運転する人は,操作に慣れるまで低速で運転してください。

-1

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安全に作業するために 必ず読んでください

■ 長時間作業の留意点

A 2時間作業したら 10 分程度の休憩をとり心

身共にリフレッシュしてください。

安全で効率的な作業ができます。

■ 使用前の準備・点検

A 使用前には点検項目(9ページ参照)の点検を実施し

てください。

異常があれば整備してから運転してください。

A 取外した安全カバー,保護カバーは必ず元通りに取付

けてください。A 走行クラッチ・作業クラッチ関係の点検は,作業する

前に必ず行なってください。

A 燃料の給油・オイル交換・注油・機械の点検は,各ク

ラッチを切り,エンジンを必ず止めてから行なってく

ださい。A 燃料の補給や点検・調整などのときは,平たんな場所

で機体を上げた状態にして作業してください。

A 燃料補給中は火気を近づけないでください。

くわえタバコや裸火照明はしないでください。

A 燃料補給は,エンジンが冷えてから行なってくださ

い。

A 燃料やオイルが,こぼれたときは,きれいにふき

とってください。

A 燃料補給後,燃料タンクキャップは,燃料がもれない

ように,しっかり締めてください。

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安全に作業するために 必ず読んでください

■ エンジンの始動

A エンジンを始動するときは,各クラッチレバーを[切]

位置にし,主変速レバーを[中立]位置にして行なっ

てください。A リコイルハンドルを引張るときは,手が人や物に当た

らないよう注意してください。

A エンジンの始動や機械の発進のときは,周囲の安全を

じゅうぶんに確認し合図をして,人を機械に近づけな

いでください。

A 機械を始動及び動かすときは,周囲の人に合図して安

全に気をつけてください。

A エンジンの排ガスは有毒です。屋内で始動するとき

は,窓・扉を開け,外気がじゅうぶん入るようにして

ください。

■ 子供が近づくのは危険

A 点検・整備中及び収穫作業中機械に子供を近づけない

でください。見えないところで機械に触ったりかくれ

たりしてたいへん危険です。

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安全に作業するために 必ず読んでください

■ 走行運転

A この機械は一般道路は走れません。

A 一般道路はトラックなどで運搬してください。

A 機械の周囲の人・物に注意して,ゆっくり発進してください。

A 初めて運転される方は,操作になれるまで低速で運転

してください。

A 空コンテナ台・コンテナデッキの上などに物を乗せな

いで,荷物はめんどうでも,別にトラックなどで運搬

するようにしてください。

A 発進するときは,搬送コンベア部が地面や障害物に当

たらない程度まで搬送部昇降レバーで上げて,作業

クラッチレバーを[切]位置にして行なってください。

A 発進するときは,アクセルレバーを[低]位置にし,走行クラッチレバーをゆっくりと操作してください。

A カーブ・曲り角では早めにスピードを落としてくださ

い。

A わき見・手ばなし運転はしないでください。気のゆる

みが大事故につながります。

A 周囲の障害物に接触しないよう,ゆっくりと運転して

ください。特に,空コンテナ台の接触には注意してく

ださい。

A 傾きの大きいところでは機体が右又は,左に大きく傾

き,転倒するおそれがあるので,走行しないでください。

A 左右の傾きは 大5度までです。5度以下で使用して

ください。

■ 坂道走行

A 走行できる坂道の傾斜角度は 大 12 度までです。

A 坂の手前で一旦停止して,搬送コンベア部が地面や障

害物に当たらない程度まで搬送部昇降レバーで下げて,作業クラッチレバーを[切]位置にしてから,坂

道の登り降りをしてください。

A 坂道では絶対に操向クラッチレバーや走行クラッチ

レバー,主変速レバーを操作しないでください。

A 坂道での駐・停車は行なわないでください。やむをえ

ず駐・停車するときは,走行クラッチレバーを[切]

位置(ブレーキ[入])にしてクローラに車止めをし

てください。

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安全に作業するために 必ず読んでください

■ 農道,ほ場の移動

A 主変速レバーを[1速]位置にして,ゆっくり走行し

てください。

A 路肩くずれに注意してください。A 雨あがりのとき,狭い農道では,速度を落として慎重

に走行するようにしてください。

A 対向車をさけるときは,無理に端いっぱいに寄らず,

一旦停止して対向車をやりすごしてください。

A 周囲の障害物に接触しないよう,ゆっくりと運転して

ください。

A 傾きの大きいところでは機体が右又は,左に大きく傾

き,転倒するおそれがあるので,走行しないでくださ

い。(左右の傾きは 大5度までです。)

A 機械の上には,どんな場合も,補助者シート,空コンテナ台,コンテナデッキには絶対に乗らないでくださ

い。

■ ほ場の出入り

A 機械をあぜ・溝に直角に向けて止め,主変速レバーを

[1速]位置に,副変速レバーを[低]位置にし,ゆっくり発進してください。

A ほ場の出入りの途中で操向クラッチレバー,主変速レ

バーを操作しないでください。

A ほ場の出入り,土手などの急斜面の登り降り,溝越え

のときには,必ずあゆみ板を使うか,ほ場に出入口傾

斜や渡り橋をつくって,前進で登ってください。

A あゆみ板は,機械の重量に耐える強度(金属製)で,段差に対して4倍以上の長さのもの,また,横サンス

ベリ止めのついたものを使用してください。

あゆみ板の基準

A あぜ・溝に対して機械を直角にとめ,左右の2枚のあ

ゆみ板が機械のクローラに合い,平行になっているか

を確認してください。

長 さ トラックの荷台の高さの4倍以上

幅 30cm 以上

数 量 2枚

強 度 1枚が 600kg 以上の重量に耐えうる

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安全に作業するために 必ず読んでください

■ ほ場での作業

A 異常に気付いたらすぐに各クラッチを切り,エンジン

を止めてください。

A 回転部分・作動部分・高温部に触れないように注意してください。

A 補助者がいる場合,互いに合図で確認するようにして

ください。

A 作業中は,ほ場に人を入れたり,機械に人を近づけた

りしないでください。

A 搬送コンベア部に詰まった土や玉ねぎなどを取り除

くときは,必ず走行クラッチを切り,エンジンを止め

てから行なってください。

A あぜ際で旋回するときは,あぜの周囲の人や物にじゅ

うぶん注意してください。A ほ場内外へ移動するときや旋回するときは搬送コン

ベア部を停止させてください。

A 夜間や雨の日は作業をしないでください。

■ 機械から離れるとき及び走行,作業途中の駐車・点検

A 機械を草やワラの上に止めて,エンジンのカラふかし

をしたり,高回転で運転しないでください。

A 機械から離れるときは,坂道などの傾斜地を避け,平たんな場所へ移動してください。

A 搬送コンベア部を地面まで下げてください。

A 駐車及び点検するときは,各クラッチを切ったあと,

エンジンを止めてください。

A ヤケドのおそれがあるのでエンジン・マフラ・排気管

などの高温部に触れないよう注意してください。

A 火災のおそれがあるので,エンジン・マフラ・排気管

などの高温部に枯れ草などが触れないように注意し

てください。

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安全に作業するために 必ず読んでください

■ トラックなどへの積込み・積降し

A コンテナデッキ台,空コンテナ台などにのせてあるも

のは必ず降し,折りたたんでください。。

A 積込み・積降しは平たんな場所で行ない,必ず前進で積込み,後進で積降してください。

A 積込み・積降しを開始する前に,トラックの駐車ブ

レーキがかかっているかを確認してください。

A 搬送コンベア部の高さを地面や障害物に当たらない

程度の位置にし,アクセルレバーを[低]位置にして

走行クラッチレバーをゆっくりと操作してください。

A あゆみ板の前でいったん停止し,あゆみ板の中央に左

右のクローラの中心を合わせ,あゆみ板と平行になっ

ているか確認してから積込み・積降しをしてくださ

い。A あゆみ板の途中では,絶対に操向クラッチレバーを操

作しないでください。

A あゆみ板とクローラがずれてきたら,積込み・積降し

を中止してもう一度戻ってやり直してください。

A あゆみ板は,段差の4倍以上の長さのものを使ってく

ださい。

あゆみ板の基準

A 誘導者を付け,周囲の安全をじゅうぶん確認してくだ

さい。また,機械の前には絶対に立たないでください。

■ トラックなどでの運搬

A 搬送コンベア部を下げエンジンを止め,走行クラッチ

レバーを[切]位置(ブレーキ[入])にして機体が

動かないようにしてください。

A トラックの上では機体のロープフックにロープ掛けを行ないしっかり床に固定してください。

A 空コンテナ台枠,補助者シートは別途トラックにしっ

かりロープ等で固定してください。

長 さ トラックの荷台の高さの4倍以上

幅 30cm 以上

数 量 2枚

強 度 1枚が 600kg 以上の重量に耐えうる

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安全に作業するために 必ず読んでください

■ 使用後の手入れ

A 点検・手入れ・掃除・調整は,エンジンを止めて行

なってください。A 搬送コンベア部を上げて点検,掃除をするときは必ず

油圧ロック金具を[ロック]位置にして作業を行なっ

てください。

A 格納するときは,空コンテナ台,コンテナデッキを折

りたたみ平たんな場所で搬送コンベア部を下げて置

いてください。

A 走行クラッチレバー,作業クラッチレバーは[切]位

置にしてください。

A 本機にカバーなどを掛ける場合は,エンジン,マフラ

など高温部分がじゅうぶん冷えてからにしてください。火災の原因になります。

A 長期格納時には,燃料タンク内,燃料フィルタポット

内及び気化器(キャブレター)内のガソリンを抜取っ

てください。

■ 廃棄物の処理について

A 廃棄物をみだりに捨てたり,焼却すると,環境汚

染につながり,法令により処罰されることがあります。

A 機械から廃液を抜く場合は,容器に受けてくださ

い。

A 地面へのたれ流しや河川,湖沼,海洋への投棄は

しないでください。

A 廃油,ゴム類,その他の有害物を廃棄,又は焼却

するときは,購入先,又は産業廃棄物処理業者等

に相談して,所定の規則に従って処理してくださ

い。

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安全に作業するために 必ず読んでください

2. 表示ラベルと貼付位置

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安全に作業するために 必ず読んでください

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安全に作業するために 必ず読んでください

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安全に作業するために 必ず読んでください

3. 表示ラベルの手入れ

A ラベルはいつもきれいにして,傷つけないようにしてください。

A 表示ラベルがよごれた場合は,石鹸水で洗い,やわらかい布で拭いてください。

シンナーやアセトンなどの溶剤を使うと,文字や絵が消えることがありますので絶対に使わ

ないでください。

A 高圧洗浄機で洗車すると,高圧水によりラベルが剥がれるおそれがあります。高圧水を直接

ラベルにかけないでください。

A 破損や紛失したラベルは,製品購入先に注文し,新しいラベルに貼替えてください。A 新しいラベルを貼る場合は,貼付け面の汚れを完全に拭取り,乾いた後,元の位置に貼って

ください。

A ラベルが貼付けされている部品を新部品と交換するときは,ラベルも同時に交換してくださ

い。

表示ラベルをよく読み理解して,安全注意事項を守る

-12

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サービスと保証について

この製品には,保証書が添付してありますのでご

使用前によくご覧ください。

■ ご相談窓口ご使用中の故障やご不審な点及びサービスにつ

いてのご用命は,お買上げいただいた購入先にそ

れぞれ[ご相談窓口]を設けておりますのでお気

軽にご相談ください。

その際銘板に記載している

 1. 型式名・区分と製造番号

 2. 搭載機関(エンジン)の型式名と番号

をあわせてご連絡ください。

なお,部品ご注文の際は,購入先に純正部品表を

準備しておりますので,そちらでご相談くださ

い。

◆ 認定番号

安全鑑定の農機型式名及び番号が必要な場合は,

下記の型式名及び番号をご使用ください。

■ 補修用部品の供給年限についてこの製品の補修用部品の供給年限(期限)は製造

打切り後9年といたします。

ただし,供給年限内であっても特殊部品につきま

しては,納期などについてご相談させていただく

場合もあります。

補修用部品の供給は原則的に上記の供給年限で

終了致しますが,供給年限経過後であっても部品

供給のご要請があった場合には,納期及び価格に

ついてご相談させていただきます。

* 機械の改造は危険ですので,改造しないで

ください。改造した場合や取扱説明書に述

べられた正しい使用目的と異なる場合は,

メーカ保証の対象外になるのでご注意くだ

さい。

商品名 型式名 安全鑑定番号

KOP-1000 クボタ V0901 34089

1

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装置の名称と取扱い

機体方向説明

この取扱説明書で使用している前後・左右・左回り・右回りなどの方向は,図示の通りです。

2

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装置の名称と取扱い

装置の名称と各部のはたらき

3

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装置の名称と取扱い

■エンジンスイッチ・緊急停止スイッチ

エンジンの始動準備・停止を行なうスイッチで

す。

* エンジンスイッチを [ 運転 ] 位置にするとき

は,[ 停止 ] 位置でスイッチを押しながら時

計方向に回してください。

* エンジンが始動中([ 運転 ] 位置)にエンジ

ンスイッチを押すと,エンジンスイッチは[停

止 ] 位置に戻ります。エンジンを停止すると

きは押してください。また,異常が発生した

とき,緊急停止をするときにも使用してくだ

さい。

◆ エンジン操作関係

4

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装置の名称と取扱い

■緊急停止レバー

コンベアに手がはさまれたとき,安全にエンジン

を停止させるレバーです。

■リコイルハンドル

エンジンの始動を行なうハンドルです。

* 走行クラッチレバーを[切]位置にして駐車

ブレーキを掛けてからエンジンを始動してく

ださい。

■チョークレバー

エンジンの始動を容易にするレバーです。

レバーを引くと燃料の混合気が濃くなります。

* エンジンの始動時以外は使用しないでくださ

い。

■アクセルレバー

エンジンの回転数をコントロールするレバーで

す。レバーを[ ](高)側に引くと回転数が上

がり,[ ](低)側に押すと回転数は下がります。

5

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装置の名称と取扱い

◆ 走行(操向)操作関係

■主変速レバー

[1速],[2速],[N](中立),[R](後進)操作

の切換えを行なうレバーです。

* 主変速レバーを操作するときは,走行クラッ

チレバーを[切]位置にして,いったん走行

を停止して行なってください。

■副変速レバー

走行速度の[高],[低]の調整をワンタッチで行

なうレバーです。

■走行クラッチレバー・駐車ブレーキ

走行部や搬送コンベア部への動力伝達の入・切と

ブレーキの入・切の切換えを行なうレバーです。

■操向クラッチレバー

機体を旋回(方向転換)させるときに操作するレ

バーです。

6

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装置の名称と取扱い

■搬送コンベア部昇降レバー

搬送コンベア部の[上昇],[下降]を操作するレ

バーです。

◆ ピッカー操作関係

■作業クラッチレバー

搬送コンベア部の動力伝達の入・切を操作するレ

バーです。

7

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運転前の点検

故障を未然に防ぐには,機械の状態をいつもよく知っておくことが大切です。日常点検は一日一回,運

転前に欠かさず行なってください。(点検・調整方法の詳細は,28 ページを参照。)

各部への給油と交換

* 点検するときは機体を水平な場所において行なってください。傾いていると正確な量を示しませ

ん。

* 使用するエンジンオイル,ミッションオイル,グリースは,指定の[クボタ純オイル・スペアグ

リース]を必ず使用してください。

* 燃料補給の際は,ゴミや水が混入しないようにしてください。

* 燃料のガソリンは1ヶ月以上放置すると,気化や酸化をしてガソリンが変質し,エンジンの不調

や故障の原因となりますので必ず燃料タンク内及び気化器,フィルタポット内のガソリンは抜取

り,新しいガソリンを給油してください。

◆ 前日の異常箇所

前日の作業中に異常を感じたところがあれば,使用前に支障がないか点検してください。

◆ ピッカーの周りを歩いて

1. ボルトやナットのゆるみや脱落がないか点検します。

2. 車体各部の変形や損傷がないか点検します。

3. 油もれなどないか点検します。

4. 機体各部にごみや泥がたまっていないか点検します。

* 平たんな場所で駐車ブレーキを掛け,必ずエンジンを停止してから行なってください。

* 燃料の補給中は火気厳禁です。

* 取外した回転部のカバー類は,衣服などが巻込まれるおそれがあるので,点検後は必ず取付けてか

ら作業をしてください。

* オイル補給中は火気厳禁です。

* 運転前にブレーキ・クラッチや安全装置などの日常点検を行ない,摩耗や損傷している部品があれ

ば交換してください。また,定期的にボルトやナットがゆるんでいないか点検してください。

* 使用前にはオイル,燃料が規定量入っているか必ず点検してください。

* 燃料,オイルを補給したときは,キャップや給油栓を確実に締め,こぼれた燃料やオイルは,きれ

いにふき取ってください。

* マフラ・エンジン・燃料タンクやベルトカバー内の配線部周辺にごみや燃料の付着,泥の堆積など

があると火災の原因になることがあります。日常点検をして取除いてください。

8

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運転前の点検

日常点検項目

* 処置したあとに異常が直らないときは,購入先に連絡してください。

<ここを> <点検し異常があれば> <こうする(処置)>参照

ページ

機体の周りを歩いて

機体各部

1.損傷や変形はないか。2.ボルトやナットのゆるみや脱落はない か。3.ゴミや泥などがたまってないか。4.安全ラベル( 表示ラベル)の損傷 やはがれはないか。

1.修理又は,交換する。2.補充や増締めをする。

3.掃除する。4.新しいラベルに貼替える。

――

―9

燃料計

・作業に必要な燃料はあるか。 (表示が[E](空)になっていないか。)・表示は動くか。 (燃料を補給後,[E]→[F]方向に表 示しているか。)

・自動車用レギュラガソリン (無鉛)を補給する。・購入先に連絡してください。 35

エアクリーナ・エレメントが汚れたり,ほこりが詰まっ ていないか。

・掃除する。38

エンジンオイル・油量は規定量(オイルゲージの上限線と 下限線の間)あるか。

・規定量まで補給する。…クボタ純オイルスーパー G10W-30 又は,API 分類 SE 級以上

36

燃料,パイプ ・燃料もれはないか。 ・取付部の締付け又は,交換する。 39

クローラ・摩耗や損傷はないか。・張りの過不足はないか。

・交換する。・調整する。

42

かき込みゴム羽根揺動ゴムチューブ搬送コンベアゴム

・摩耗や損傷はないか。 ・交換する。-

しゅう動部,各チェーン

・錆びの発生や動作異常はないか。

・摩耗や損傷はないか。

・注油やグリースの塗布をする。 オイル・・・・・・クボタ純オイル G30 グリース・・・・クボタスペアグリース・交換する。

29,37

配線コード・コネクタの外れはないか。・被覆の損傷はないか。

・接続をする。・交換する。

エンジンを始動して・機体を動かしてみて

エンジン・マフラ・始動するか。・異音はしないか。・排気ガスの色に異常はないか。

・購入先に連絡してください。 ―

各操作レバー・各操作レバーの作動と各作動部に異常は ないか。

・調整する。42

走行クラッチレバー

(駐車ブレーキ)

・ブレーキ[入]位置でブレーキが効く か。

・調整する。42

9

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移動走行と輸送

新車時の扱いかた

新車時の上手な運転操作やメンテナンスが収穫

機の寿命に影響を及ぼします。新車の収穫機は厳

重な検査のもとに出荷されていますが収穫機の

各部の部品はならし運転されていません。ならし

運転期間中は収穫機各部の部品がなじむまでは

走行速度は低速で,過負荷となる収穫作業は避け

てください。

収穫機の性能を 大に発揮させたり,長期にわた

る耐久力を維持させるためには,適正なならし運

転が重要です。

新車時の取扱いは次項を遵守してください。

■ならし運転について

* 急発進や急ブレーキ操作はしないでくださ

い。

* 寒い日や冬期,エンジンはじゅうぶん暖機運

転をしてください。

* 収穫機のならし運転中(約 10a)は,エンジ

ン回転を急に上げたり,長時間に渡りエンジ

ンを高速回転で使用するなど急激に負荷の掛

かる運転や収穫作業は避けてください。

* 整地されていない凹凸道路では低速走行をし

てください。

以上はならし運転以降も必要な事項ですが,新車

時は特に注意してください。

エンジンの始動と停止のしかた

■始動のしかた

1. 燃料コックを開きます。

機体の左前下(エンジンの左側)にある燃料コッ

クレバーの矢印を[0](開)位置に合わせます。

* この取扱説明書前編の黄色のページ[安全

に作業をするために]の内容を必ずお読み

ください。

* 収穫機に貼ってある警告・注意ラベルの内

容を必ずお読みください。

* エンジン排気ガスによる排気ガス中毒をさ

けるため,換気の不じゅうぶんな納屋・倉

庫でエンジンを回さないでください。

* 周囲の人に始動の合図をして,始動操作は

運転操作部の前に必ず立ってから行なって

ください。

* リコイルハンドルを引っ張る方向に人がい

ないか,突起物・障害物がないか確かめて

から始動してください。傷害事故のおそれ

があります。

10

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移動走行と輸送

2. 各レバー位置の確認をします。

* 走行クラッチレバーを[切]位置にしないと

エンジンは始動しません。

3. スイッチ,レバー位置の確認をします。

4. エンジンを始動します。

* エンジンを始動してからすぐに負荷をかける

と,エンジンの焼付きや破損などの故障の原

因になります。

* エンジン始動後,約5分間は負荷を掛けずに

暖機運転を行なってください。暖機運転を

じゅうぶん行なわないと,エンジンが停止す

ることがあります。

11

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移動走行と輸送

■停止のしかた

1. 走行クラッチレバーを[切]位置にして走行

を停止したあと,搬送コンベア部昇降レバー

を操作して搬送コンベア部を[最下降]位置

にします。

2. 主変速レバーを[N](中立)位置にします。

3. アクセルレバーを[低]側(低速回転)いっ

ぱいまで戻したあと,エンジンスイッチを押

してエンジンを停止します。

4. 燃料コックレバーを[C](閉)の位置にします。

移動走行について

このピッカーは,道路運送車両法の保安基準に適

合していませんので,法令により公道は走行でき

ません。従って,公道を移動するときはトラック

などで輸送してください。

* 搬送コンベア部を 下降した状態で走行する

と,前ガードや搬送コンベア部が破損するこ

とがあります。

* コンテナデッキには絶対に乗らないでくださ

い。コンテナデッキが破損するおそれがあり

ます。

* エンジン停止後,マフラが高温になってい

ますので触らないでください。

* 機体に本機カバーを掛けるときは,エンジ

ン・マフラが冷えてから掛けてください。エ

ンジン停止直後に本機カバーを掛けると火

災を起こすおそれがあります。* 段差(あぜやコンクリート畦畔など)の高

いところではあゆみ板を使ってください。

* 空コンテナ台,コンテナデッキにのせてあ

るものは降してください。

* 搬送コンベア部の高さが地面や障害物に当

たらない程度の位置にし,アクセルレバー

を[低]位置,作業クラッチレバーを[切]

の位置にして走行クラッチレバーをゆっく

りと操作してください。

* 暴走や転倒をしてケガをするおそれがある

ので,あぜごえや傾斜地(あゆみ板や坂道

など)を走行するときは,下記事項に注意

してください。

A 走行速度を落とす。(ゆっくりと走行す

る。)

A あぜや斜面に対して直角に進入する。

A あぜや斜面に対して上り方向は前進,下

り方向は後進で走行する。

A あぜや斜面の走行途中に操向クラッチ

レバーの操作をしない。

* 下記のようなところを走行するときは,暴

走や転倒をしてケガをするおそれがあるの

で注意してください。

A 両側が傾斜していたり,溝のある道路の

路肩

A 道幅に余裕がなく高いところにある道

路(土手)

A 路肩の弱い道路

A 路面の凹凸(溝や穴・窪地など)の落差

の大きいところや路面が草などでおお

われて良く見えないところ

A 傾斜地での走行は,速度を落として

(ゆっくりと)走行してください。

12

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移動走行と輸送

■発進のしかた

1. エンジンを始動します。 (10 ページ参照)

2. 搬送コンベア部の高さが地面や障害物に

当たらない程度の位置にします。

3. 各レバー位置の確認をします。

4. 走行速度を選んで発進します。

* 発進するときは,副変速レバーは[低]位置

にし,走行クラッチレバーをゆっくり操作し

て発進してください。走行クラッチレバーを

急に操作すると,機体前方が浮上がり機体が

転倒し,機体が破損するおそれがあります。

* エンジン回転が低いためにエンジンが停止す

るときは,アクセルレバーを操作してエンジ

ン回転数を少し上げてください。

* 見通しのよい広い道路や平たんな広いほ場を

移動するときは,走行しながら副変速レバー

を[高]位置にしてください。

* 始動操作は,運転操作部の前に立って必ず

行なってください。

* 周囲の人に合図をしてから始動してくださ

い。

* 急発進すると機体前方が浮上がり危険です

ので,ゆっくりと発進してください。

13

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移動走行と輸送

■停車・駐車のしかた

1. アクセルレバーを[低]側いっぱいまで戻し

ます。

2. 走行クラッチレバーを[切]位置にします。

3. 主変速レバーを[N](中立)位置にします。

4. 搬送コンベア部を[最下降]位置にしたあと,

エンジンを停止します。

* 走行クラッチレバーを[切]位置にすると駐

車ブレーキがかかります。

輸送について

■トラックとあゆみ板の準備

あゆみ板の基準

■ピッカーの準備

空コンテナ台,コンテナデッキ,選別用コンテナ

台の荷物はすべて降します。そのあと,空コンテ

ナ台,コンテナデッキ,選別用コンテナ台を機体

の収納位置に収納します。

* 長時間に渡り機械を停車するときは,平た

んで安全な場所に置き,搬送コンベア部を

下げて走行クラッチレバーを[切]位置に

してください。(駐車ブレーキがかかりま

す。)

* やむをえず坂道で駐車するときは,駐車ブ

レーキを掛け,木片などで車止めをし,暴

走を防いでください。

* 積込み・積降しは平たん地を選び,トラック

の駐車ブレーキをしっかり掛け,トラックの

変速レバーを R(後進)又は,1速に入れた

あと,さらにタイヤに歯止めを行ない,ト

ラックが動かないようにしっかりと固定し

てください。

* あゆみ板はフックが付いているもので,じゅ

うぶんな強度,幅(30cm 以上),長さ(高さ

の4倍以上)のある基準に合ったすべり止め

付きのものを使用し,ピッカーの重量であゆ

み板が傾いたりしない場所を選んでくださ

い。

* あゆみ板を荷台に掛けるときは,段差がなく

平行で,左・右のあおりに機体が接触しない

位置に合わせてください。

長 さ トラックの荷台の高さの4倍以上

幅 30cm 以上

数 量 2枚

強 度 1枚が 600kg 以上の重量に耐えうる

14

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移動走行と輸送

■ピッカーの積込み・積降しのしかた

◆ 操作のしかた

1. 搬送コンベア部の高さが地面や障害物に当た

らない程度の位置にして,作業クラッチレ

バーを[切]位置にします。

2. 主変速レバーを積込み時は[1速]位置,積

降し時は[R](後進)位置にしたあと,副変

速レバーを[低]位置にし走行クラッチレバー

をゆっくり操作して走行します。

3. あゆみ板の前でいったん停止し,あゆみ板の

中央に左右のクローラの中心を合わせ,あゆ

み板と平行になっているか確認します。

4. 走行クラッチレバ-を[入]にし,機体が水

平状態のままゆっくりと斜面に対して直角に

積込み・積降しをしてください。

5. 荷台に乗り終わると走行を停止して,駐車ブ

レーキを掛けます。

■トラック上での処置

1. 搬送コンベア部を[最下降]位置まで下降さ

せます。

2. 走行クラッチレバーを[切]位置にしてブレー

キを効かせたあとエンジンを停止します。

3. 燃料コックレバーを閉じ([C](閉)位置)ます。

* トラック輸送時に燃料もれの原因になりま

す。

4. 機体前後左右にあるロープ掛けフックにロー

プを掛けます。

* 積込みは前進,積降しは後進で,低速で走

行してください。

* 共同作業者は,あゆみ板上を走行中のピッ

カーからは離れてください。

* 平たん地を選び,できるだけ助手の立ち会

い誘導のもとに行なってください。また,

ピッカーの周辺に人を近づけないでくださ

い。

* あゆみ板の途中で主変速レバー,走行ク

ラッチレバー,作業クラッチレバーや操向

クラッチレバーの操作をすると,機械が急

降下や急旋回し転倒・転落するおそれがあ

りますので,操作しないでください。方向

を変えるときは,いったん地上又は荷台に

戻って方向を修正し,再度上り下りし直し

てください。

* 駐車ブレーキを掛け,車止めをし,ロープ

でしっかりトラックに固定してください。

15

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移動走行と輸送

* 指定のロープ掛けフック以外にロープ掛けす

ると機体が破損するおそれがあります。

* トラックの荷台から機体がはみ出すような積

み方はしないでください。

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収穫(ピッカー)作業のしかた

作業ができる作物とほ場条件

作物とほ場の条件によっては,正常な収穫(ピッカー)作業ができないことがあります。

まず,次に示す作物とほ場条件を確認してください。

* 収穫(ピッカー)作業とは,玉ねぎ収穫機(OH-3 等)で堀取られて,うねの上に並べられた玉ねぎ

を拾い集めてコンテナにいれていく作業のことをいいます。以下ピッカー作業と記載します。

* コンテナは[玉ねぎコンテナ4形]相当品をご使用ください。(52.1 × 36.3 ×高さ 30.8cm)

■作物の条件

1. この玉ねぎピッカーは,玉ねぎ専用です。玉ねぎ以外のピッカー作業には使用しないでください。

2. ピッカー作業は,傷の付きにくい晩生品種の玉ねぎ以外に使用しないでください。

もし晩生品種以外の品種で作業を行なう場合は、問題ないか十分確認してから作業を行なってくだ

さい。

3. 拾い上げられる玉ねぎの大きさ(直径)は,φ 5~ 13cm,茎葉の長さ2~ 20cm の範囲です。

* φ 5 cm 以下の玉ねぎはコンベアから落ちてしまいます。(コンベア間隔 50mm のため)

* 茎葉が長すぎると,駆動軸,コンベアバーに巻き付いたりして,引き込みや持ち回りの原因にな

ります。

4. キズ,土の混入防止のため,根の付いた部分又は付着した土が乾燥してからピッカー作業をしてく

ださい。そのために,玉ねぎ収穫機で掘取ってから,1~2日天日で乾燥してからピッカー作業を

してください。

適応範囲

玉の大きさ φ 5~ 13cm

茎葉の長さ 2~ 20cm

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収穫(ピッカー)作業のしかた

■ほ場の条件

1. 玉ねぎ収穫機(OH-3 等)で作業できる露地用うねに適応します。

2. ほ場のぬかるみ度合い

* ほ場内に雑草が多いとピッカー作業ができない場合があります。作業前にほ場内の除草を行なって

ください。

3. 機体の傾斜角度……5度以下

寸法(mm)

天幅 A 1000 ~ 1100

うね間 B 1230 ~ 1370

うね高さ H 150 ~ 200

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収穫(ピッカー)作業のしかた

ピッカー作業前の準備

■ガードの取付け

A 作業前にガード(2個)を下図のように取付

けてください。

ガードはゴムタレがコンベアバーに接するよ

うに調整して組付けることで,石などの

チェーンへの侵入を防ぎます。

■各コンテナ台

◆ 空コンテナ台

1. 空コンテナ台を手で支え,連結アームを解除

しながら空コンテナ台を手前に開きます。

2. 延長空コンテナ台を開きます。

空コンテナ台枠を空コンテナ台・延長空コン

テナ台に差込み連結板で固定します。

(空コンテナ台枠と空コンテナ台のマークを

合わせて取付けてください。)

* 平たんな場所に置き,エンジンは必ず止め

てください。

* 取外したカバー類は必ず取付けてくださ

い。

19

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収穫(ピッカー)作業のしかた

◆ コンテナデッキ

1. コンテナデッキを手前に引き上げロックを解

除して開きます。

2. 延長コンテナデッキを開きます。

◆ 選別用コンテナ台(左右)

1. 選別用コンテナ台を固定しているセットピン

を外しコンテナ台を開きます。

2. セットピンはステップ台の穴に差込んで収納

してください。

■コンテナ

1. 空コンテナ台(延長コンテナ台)にコンテナ

を 大 27 個搭載することができます。

2. コンテナデッキ(延長コンテナデッキ)にコ

ンテナ3個載せます。

3. 選別用コンテナ台に選別用のコンテナを左右

各1個載せます。

* コンテナは 52.1 × 36.3 ×高さ 30.8cm,[玉

ねぎコンテナ4形]相当品をご使用ください。

■シート

1. 収納されているイス移動金具を移動させま

す。(右側のみ)

2. シートを差込みます。(左右共)

3. シートの調節は上下,前後共に3段階に調節

できます。

20

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収穫(ピッカー)作業のしかた

ピッカー作業のしかた

* 雨の日は,ピッカーの性能がじゅぶんに発揮

できないので,ピッカー作業は避けてくださ

い。

■ほ場の出入りのしかた

* 搬送コンベア部の玉ねぎ・草・茎葉などの

詰まりなどを取除くときは,各レバー類を

[切]位置にして,回転部を止め,エンジン

を必ず停止させてから作業をしてくださ

い。

* 外装部品(保護カバーなど)を取外しての

作業は絶対にしないでください。

* 回転物でケガをするおそれがあるので,手

や衣服が巻込まれないよう注意してくださ

い。

* ほ場で作業するとき以外は補助者シートに

乗らないでください。

* 異常が発生したときは,エンジンを必ず止

めてください。

* 作業中は機体の周りに人を近付けないでく

ださい。

* 路肩の弱いところや傾斜地で後進するとき

などは,周りにじゅうぶん気を付けて低速

で運転してください。

* 夜間作業は行なわないでください。思わぬ

事故を起こすおそれがあります。

* 傾斜角度が 12 度以上の段差(あぜやコンク

リート畦畔など)のあるところではあゆみ

板を使って傾斜角度が12度以下になるよう

にしてください。

* 暴走や転倒をしてケガをするおそれがある

ので,あぜごえや傾斜地(あゆみ板や坂道

など)を走行するときは,下記事項に注意

してください。

A 走行速度を落とす。(ゆっくりと走行す

る。)

A あぜや斜面に対して直角に走行する。

A あぜや斜面に対して上り方向は前進,下

り方向は後進で走行する。

* あぜや斜面の走行途中に主変速レバー,走

行クラッチレバーや操向クラッチレバーを

操作すると,機械が急降下や急旋回し,転

倒・転落するおそれがあるので操作しない

でください。

21

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収穫(ピッカー)作業のしかた

■ピッカーの概要

1. 作業は4人作業で行ないます。(A: 運転・コ

ンテナ詰め,B: コンテナ供給,C・D: 選別者

(左右))

選別の必要がない場合は2人作業で行なえま

す。(選別作業とは,土落し,腐れ球・キズ

球・変形球などの除去です。)

2. チェーンバーコンベア先端は,うねの上面か

らチェーン軸芯(50mm)位置まで土の中に入

れます。クボタ独自のロング直線かき込みで

ゴム羽根を採用しているので,フローティン

グ機構とゴム羽根で玉ねぎをやさしく拾い上

げます。

(1) コンベア深さの調整はかき込み部全体を

油圧シリンダで上下させます。(運転者が

操作します)

(2) 土の上がり多い場合は浅めに,玉ねぎが

持ち上がりにくい場合は深めにゲージを

見ながら調節します。

3. 選別者は機体中央部左右の補助者シートに

座って選別し,除去した玉ねぎは前側のコン

テナに入れます。

4. コンベアで上げられた玉ねぎは揺動式土落と

し上に供給され振動で土を落としてコンテナ

に入ります。

5. コンテナがいっぱいになったら空のコンテナ

と一緒に左にスライドすると,自然に地面に

落ちていきます。

* 機械が右又は,左に大きく傾くような場所

では転倒するおそれがあるので,傾斜が大

きいところでの走行はしないでください。

* 空コンテナ台には,コンテナを乗せないで

ください。

また,機体には荷物を積まないでください。

* 搬送コンベア部が地面や障害物に当たらな

い程度の位置にし,アクセルレバーを[低]

位置にして走行クラッチレバーをゆっくり

と操作してください。

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収穫(ピッカー)作業のしかた

* 選別作業者が危険を感じた場合は,緊急停止

レバーを動かすとエンジンを停止させること

ができます。

■ピッカー作業の手順

1. エンジンを始動します。

2. 主変速レバーを[1速]位置に,副変速レバー

は[低]位置に入れます。

3. 搬送部昇降レバーを[下]位置にし,うねの

上面まで搬送コンベア部を降してください。

4. 作業クラッチレバーを[入]位置にします。

5. 走行クラッチレバーを入れます。

* エンジン回転はアイドリングで作業を開始後

徐々に回転を上げます。

* 搬送コンベア深さはうね上面から作業を開始

し,徐々に深くしていきます。(チェーン軸芯

まで 50mm 程度)

■旋回のしかた

1. 搬送部昇降レバーを[上昇]位置にして搬送

コンベア部を上昇させます。

2. 旋回する方向の操向クラッチレバーを引き機

体を旋回させ,次のうねに移り作業を始めま

す。

* ほ場内で急旋回するとクローラに負担がかか

りますので操向クラッチレバーを断続的に操

作して大きく旋回してください。

* 傾斜地での旋回は,転倒のおそれがありま

すので,急旋回しないでください。また,搬

送コンベア部が地面や障害物に当たらない

程度まで搬送コンベア部を上げた状態で行

なってください。

コンベアを上昇させずに旋回すると,コン

ベアカバーの破損,ガードについているゴ

ムタレが変形するおそれがあります。

23

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収穫(ピッカー)作業のしかた

ピッカー作業中の調節

■各部の調節のしかた

試し作業を行なったあと,下記点検項目を確認し,異常があれば調整・調節を行なってください。

* 上記一覧表は機械の調整・調節を行なう場合です。異常の原因がほ場(うね)及び機体各部の点検

整備が必要な場合は,ピッカーの不調と処置(26 ページ参照)を参照してください。

* 調整・調節を行なっても異常が直らないときは,購入先に連絡してください。

* 各部の点検・調整・調節・交換を行なうときは,各レバー類を[切]位置にして,回転部を止め,

エンジンを必ず停止させてから作業をしてください。

* 取外した回転部のカバー類は,衣服などが巻込み危険ですので,点検後は必ず取付けてから作業を

してください。

* 機械は平たんで,周りにゴミなどの燃えやすいごみのない場所へおいてください。また,マフラや

エンジン周辺部にごみや燃料の付着,ワラの堆積などがあると火災の原因となります。

点検項目 点検内容 調整・調節箇所参照

ページ

搬送コンベア深さ ・ゲージが適性範囲内にあるか ・搬送部昇降レバー操作 25

かき込みゴム羽根圧力 ・玉ねぎがスムーズに搬送されているか ・ダンパの取付位置 25

コンテナ排出高さ ・コンテナがスムーズに降りているか ・コンテナデッキ角度の調節 25

24

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収穫(ピッカー)作業のしかた

■搬送コンベア深さの調整のしかた

ピッカー作業中に,ゲージが適正範囲内に入るよ

うに搬送部昇降レバーで調整を行なってくださ

い。

* ピッカー作業中は常にゲージ位置を確認しな

がら適正な搬送コンベア深さに調節してくだ

さい。

* うねの高さにより適正位置が変わるため必要

に応じてゲージにテープ等で目印を付けてく

ださい。

■かき込みゴム羽根の圧力調節のしかた

玉ねぎの搬送が乱れる場合はかき込みゴム羽根

の圧力をダンパ位置を換えて調節してください。

■コンテナ排出高さ調節

うねの高さに合わせたコンテナデッキの排出角

度を調節してください。

* うね高さは推奨させている 150 ~ 200mm にし

てください。

うね高さ(mm) 取付位置

150 ~ 200 ①

100 ~ 150 ②

50 ~ 100 ③

25

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収穫(ピッカー)作業のしかた

ピッカーの不調と処置

■不調と処置のしかた

◆ エンジンがかからない。

◆ 走行クラッチレバーを入れても動かない。

* 各部の点検・調整・調節・交換を行なうときは,各レバー類を[切]位置にして,回転部を止め,

エンジンを必ず停止させてから作業をしてください。

* 取外した回転部のカバー類は,衣服などが巻込み危険ですので,点検後は必ず取付けてから作業を

してください。

* 機械は平たんで,周りにゴミなどの燃えやすいごみのない場所へおいてください。また,マフラや

エンジン周辺部にごみや燃料の付着,ワラの堆積などがあると火災の原因となります。

* 点検・作業するときは,駐車ブレーキを掛けてください。

* カバーを外すときは,内部がじゅうぶん冷え,ヤケドのおそれがないことを確認してください。

原  因 処  置参照

ページ

1 エンジンスイッチが[停止]位置になっている。押しながら右に回して[運転]位置にする。 4,10

2緊急停止レバーが[停止]位置になっている。

レバーを[運転]位置にする。 5,10

3 走行クラッチレバーが[入]位置になっている。レバーを[切]位置にする。 5,10

4 燃料がない。 確認して,必要な場合は補給する。 35

5 燃料コックが閉じている。 燃料コックレバーを[O](開)位置にする。 10

6 ハーネス・リミットスイッチが外れている。 リミットスイッチ,ハーネスを接続する。 44

7 点火プラグが悪くなっている。 外して掃除をする。悪かったら交換する。 39

原  因 処  置参照

ページ

1 主変速レバーが[N]位置になっている。 変速を[1],[2],[R]位置にする。 6,13

2 ベルトがスリップしている。テンションスプリング長さを適正に調節する。

42

26

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収穫(ピッカー)作業のしかた

◆ 作業クラッチを入れても動かない。

◆ 拾い残しが多い又は土が沢山上がってくる。

原  因 処  置参照

ページ

1搬送コンベア等に異物が噛み込んでロックした。

搬送コンベア部を上げて点検し,異物を除去する。

7

2 ベルトがスリップまたは折損した。テンションスプリング長さを適正に調節する。ベルトを交換する。

42

3 シャーピンが切れている。コンベア等をロックした異物を除去しシャーピンを交換する。

31

原  因 処  置参照

ページ

1搬送コンベア深さが浅いと拾い残しがでる。搬送コンベア深さが深いと土が沢山上がってくる。

コンベアをゲージを見ながら深さを調節する。

25

27

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メンテナンス

各部の脱着のしかた

■各カバーの脱着

◆ かき込み駆動カバー,かき込みチェーンカ

バー

A 取外しかた

ボルトを取外してカバーを外します。

A 取付けかた

取外しかたと逆の手順で取付けます。

◆ 左プーリカバー

A 取外しかた

ノブボルトを取外してカバーを外します。

A 取付けかた

取外しかたと逆の手順で取付けます。

◆ 揺動プーリ上カバー,揺動スライドカバー(左

右)

A 取外しかた

ノブボルト,ボルトを取外してカバーを外しま

す。

A 取付けかた

取外しかたと逆の手順で取付けます。

* 平たんで安全な場所で,エンジンを必ず止

めてから行なってください。

* 取外したカバー類は,必ず取付けてくださ

い。

* エンジンが冷えてないときに,カバーを取

外すとマフラなどの高温部に接触してヤケ

ドするおそれがあります。

28

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メンテナンス

◆ 後カバー

A 取外しかた

ボルトを取外してカバーを外します。

A 取付けかた

取外しかたと逆の手順で取付けます。

各部の掃除と注油のしかた

機械の故障などトラブルが発生しないように,各

部の手入れをじゅうぶん行なってください。

■掃除のしかた

一日の作業が終わったあとは,各部の泥やゴミの

掃除を必ず行なってください。

* カバー内部や操作パネル下部の電装品には水

を掛けないでください。故障の原因となりま

す。

* 取外したボルト,ナットは,必ず締付けてく

ださい。

◆ 主な掃除箇所

■注油のしかた

機体各部の掃除が終わったあと又は,ピッカー作

業を始める前には各部の注油やグリースの塗布

又は,注入を行なってください。

* 注油やグリース塗布をする前に,水が付着し

ているときは,ふき取って行なってください。

◆ 注油

A 搬送コンベアチェーン(左右)

* エンジンを必ず止めてください。

* 取外した回転部のカバー類は衣服などが巻

込み危険ですので必ず取付けてください。

* 搬送コンベア部を上げた状態で作業すると

きは,油圧ロック金具を[ロック]位置に

してください。

* オイルがこぼれた場合は,きれいにふき

取ってください。

* マフラやエンジン・燃料タンク周辺部にご

みや燃料の付着,泥の堆積などがあると火

災の原因になることがありますので,取除

いてください。

29

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メンテナンス

A かき込みチェーン(左右)・かき込み駆動

チェーン

A 搬送コンベア駆動チェーン

左カバーを取外して注油してください。

注油後は左カバーを取付けてください。

定期点検

定期点検は,ピッカー作業を行なう人が定期的に

行なう点検です。

ピッカー作業は,使用時間と使用状況に応じて劣

化が進み,その構造や装置の性能が低下します。

これを放置しておくと故障や事故の原因となり,

ひいてはピッカーの寿命を短くしてしまいます。

ピッカーの持つ性能がいつまでもじゅうぶん発

揮できるよう,定期的に点検を行ないましょう。

* 専門的な技術や特殊工具を必要とする場合及

び定期点検一覧表の参照ページ欄に☆印のあ

る項目は,購入先にご相談ください。

* 点検・交換の時期は,使用条件や環境に大き

く左右されます。従ってひとつの目やすとし

て早めの点検をお願いします。

* 各部の点検・調整・交換作業を行なうとき

は,平たんな場所で駐車ブレーキを掛け,各

レバー類を[切]位置にして,回転部を止

め,エンジンを必ず止めてから作業をしてく

ださい。

* 取外した回転部のカバー類は,衣服などが巻

込まれるおそれがありますので,点検後はカ

バー類を必ず取付けてから作業をしてくだ

さい。

* 燃料の補給中は火気厳禁。

* カバーを取外すときは,エンジンやマフラが

じゅうぶん冷え,ヤケドのおそれがないこと

を確認してください。

* オイルの補給中は火気厳禁。

* 燃料やオイルがこぼれたときは,きれいにふ

き取ってください。

30

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メンテナンス

■オイルの交換とチェーン・ベルトの張り調整

1. 新車時はピッカーの回転・しゅう動部の各部

品はなじみがついていませんのでならし運転

期間中に細かい金属粉が生じ , 部品の極度な

摩耗につながるおそれがあります。よって,

オイルは初期 20 時間で交換してください。

2. チェーンやベルト類はならし運転中に初期伸

びが発生します。初期 20 時間で張り調節をし

てください。

(交換したときも同様です。)

■シャーピンの交換

1. 左カバーを取外して,コンベア駆動スプロ

ケットを手で回すとスプロケットが回る場合

は,シャーピンが切れています。工具箱(ハ

ンドル左横)に入っている予備のシャーピン

((コネジ (M5× 22) とナット (M5)) を取付け

てください。

2. 取付けは,スプロケットボスとスプロケット

をコネジ (M5) とナット (M5) で連結してくだ

さい。

3. 取付穴は,左側上部で取付けると締め付けし

やすいです。取付穴は2種類の径が異なる円

周上にあります。

通常は小さい径の取付穴に取付けます。

石等が多くシャーピンが切れる頻度が高い場

合は,大きい径の円周上の取付穴にシャーピ

ンを取付けてください。(ただし,この場合は

チェーンの破損につながるおそれがありま

す。)

■廃棄物の処理について

廃棄物をみだりに捨てたり,焼却すると,環境汚染につながり,法令により処罰されることがあります。廃棄物を処理するときは* 機械から廃液を抜く場合は,容器に受けて

ください。

* 地面へのたれ流しや河川,湖沼,海洋への

投棄はしないでください。

* 廃油,燃料,冷却水(不凍液),冷媒,溶剤,

フィルタ,バッテリ,ゴム類,その他の有

害物を廃棄,又は焼却するときは,購入先,

又は産業廃棄物処理業者などに相談して,

所定の規則に従って処理してください。

31

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メンテナンス

■洗車時の注意

高圧洗車機の使用方法を誤ると人をケガさせた

り,機械を破損・損傷・故障させることがありま

すので,高圧洗車機の取扱説明書・ラベルに従っ

て,正しく使用してください。

■使用者が行なってはいけない修理

下記部品に異常があるときは購入先に必ず修理

を依頼してください。

A エンジン本体

A トランスミッションケース

A ギヤ(ベベルギヤを含む)を内蔵したケース類

A 油圧系統

A 電気系統の機器や部品

* 分解・調整・交換などを自ら行なうと機械の

トラブルの原因となります。また , メーカ保

証の対象外となりますのでご注意ください。

機械を損傷させないように洗浄ノズルを拡散にし,2 m以上離して洗車してください。もし,直射にしたり,不適切に近距離から洗車すると,1. 電気配線部被覆の損傷・断線により,火災

を引き起こすおそれがあります。

2. 油圧ホースの破損により,高圧の油が噴出

して傷害を負うおそれがあります。

3. 機械の破損・損傷・故障の原因になります。

例)(1) シール・ラベルの剥がれ

  (2) 電装部品,エンジン・ラジエータ

    室内等への浸入による故障

  (3) タイヤ,オイルシール等のゴム類,

    樹脂部品,ガラス等の破損

  (4) 塗装,メッキ面の皮膜剥がれ

32

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メンテナンス

■定期点検一覧表

※処置項目:点検・調整・掃除・締付け(バンド)・充填

点検項目点検・処置 /

交換点検・交換時期

参照ページ

◆エンジン部

点火プラグ掃除 100 時間ごと

39すき間調整 200 時間ごと

燃料フィルタポット 掃除 長期格納前及び作業シーズン前 38

燃料フィルタ 洗浄 長期格納前及び作業シーズン前 38

キャブレター(気化器)掃除 200 時間ごと

☆調整 エンジン不調時

エアクリーナエレメント

点検 作業前

38掃除 50 時間ごと

交換 破損や汚れがひどいとき

燃料タンクのこしあみ 掃除 長期格納前及び作業シーズン前 35

燃料パイプ

点検 作業前

39☆

バンドの締付け

作業前に点検し,燃料もれをしているとき

交換 燃料もれをしているとき又は,2 年ごとの早いほうで交換

◆走行(操向)・操作部

ブレーキワイヤ

点検 作業前

☆調整 初回又は,交換後:20 時間後,それ以降 80 時間ごと

交換 400 時間ごと

操向クラッチワイヤ(左右)

点検 作業前

☆調整 初回又は,交換後:20 時間後,それ以降 100 時間ごと

交換 400 時間ごと

各駆動ベルト

点検 初回:20 時間後,それ以降 50 時間ごと

☆調整 50 時間ごと

交換 150 時間ごと

ブッシュ類点検 初回:20 時間後,それ以降 100 時間ごと

☆交換 200 時間ごと

クローラ

点検 作業前42☆調整 初回又は,交換後:20 時間後,それ以降 50 時間ごと

交換 300 時間ごと

◆堀取り・搬送コンベア部・揺動土落部・コンテナデッキ部

コンベアチェーンかき込みチェーン

点検 初回:20 時間後,それ以降 50 時間ごと

☆調整 50 時間ごと

交換 150 時間ごと

貼付ゴム・クッション類点検 初回又は,交換後:20 時間後,それ以降 50 時間ごと

☆交換 150 時間ごと

ゴム板・かき込みゴム点検 初回又は,交換後:20 時間後,それ以降 50 時間ごと

☆交換 100 時間ごと

樹脂部ローラ点検 初回:20 時間後,それ以降 100 時間ごと

☆交換 200 時間ごと

33

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メンテナンス

* 参照ページに☆印のある整備項目(交換)については,購入先又は,整備工場で行なってください。

* 上表の時間は目安です。機械の使用条件や使用環境によって,消耗部品の調整や交換時期は異なり

ます。

* 作業面積に対する所要時間は以下の表を参考にしてください。

* 各ベルト・チェーン・各ワイヤを交換したあとは,ならし運転後の点検と調整を行なってください。

■給・注油(水)点検一覧表

* 上記の時間は作業・作物条件やメンテナンス(保守・点検)により,異なる場合があります。

[各部への補給と交換]

* 点検するときは機体を水平な場所において行なってください。傾いていると正確な量を示しません。

* 使用するオイルグリースは,指定のクボタ純正オイル・スペアグリースを使用してください。

* 補給や交換の際は,ゴミや水が混入しないようにしてください。

点検項目点検・処置 /

交換点検・交換時期

参照ページ

◆電装関係

各配線コード点検 作業前 44

☆交換 破損時

作業時間 作業面積 作業時間 作業面積

20 時間 1.3ha 150 時間 10ha

50 時間 3.3ha 200 時間 13ha

100 時間 6.5ha 400 時間 26ha

種類

点検箇所 処置点検・処置時期

容量・規定量 (L) 種類参照

ページ点検 処置

燃料

燃料タンク 給油

作業前又は,作業後

- ・容量・・・・・・・・約 2.5自動車用レギュラガソリン(無鉛)

35

オイル

エンジン

補給・交換

・初回 ・・・ 20 時間目・2回目以降 ・・・ 50時間ごと

※規定量 オイルゲージの下限と上限の間・容量・・・・・・・・約 0.5

クボタ純オイルスーパー G10W-30

又は,API 分類SE 級以上

36

ミッションケース

・初回 ・・・ 50 時間目・2回目以降 ・・ 300時間ごと

※規定量・容量・・・・・・・・約 2.2

SAE90 37

油圧パッケージ点検・補給

・初回 ・・・ 50 時間目・2回目以降 ・・ 200時間ごと

・容量・・・・・・・・約 0.9 HM VG46 相当 37

かき込み駆動チェーン

注油

作業前及び,作業後

(洗車後)

- 適   量クボタ純オイルスーパー G10W - 30

29かき込みチェーン

搬送コンベア駆動チェーン

グリ|ス

クローラテンションボルト(左右)

塗布作業

シーズン前,後

- 適   量クボタ

スペアグリース37

揺動部(左右)

34

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メンテナンス

■燃料・オイルの点検・補給・交換

* 補給・交換を行なうときは,機械の故障の原

因となりますので下記事項を守ってくださ

い。

A 廃油は使用しないでください。

A 給油口やその周辺からゴミなど異物や水の混

入を防ぐため掃除してください。

A 使用するオイルはクボタ純オイルを使用して

ください。

* 点検するときは機体を水平な場所に置いて行

なってください。傾いていると正確な量を示

しません。

■燃料の補給

燃料計の表示ゲージが[E](空)に近づいたら早

めに燃料を補給してください。

◆ 給油

燃料を給油するときは平たんな場所でエンジン

を止め,燃料キャップを外してください。

* 燃料は,自動車用レギュラーガソリン(無鉛)

を必ず使用してください。また,下記のよう

な燃料は使用しないでください。エンジンが

かからなかったり,エンジンの不調や故障の

原因になります。

A 燃料タンク内に1ヵ月以上放置した燃料

A 樹脂製タンクに長期間保管した燃料

A ゴミや水など異物の混ざった燃料

A 変色のひどい燃料

A くさった古い燃料

(昨年使用した燃料は,新しい燃料に交換して

ください。)

* 1ヵ月エンジンを始動しないと,燃料は変質

し,エンジントラブルの原因となります。

* 給油口の燃料こしあみは外さないでくださ

い。燃料タンクにゴミなどの異物が混入する

とエンジンの故障の原因となります。

* 燃料やオイル補給中は火気厳禁です。

* エンジン停止直後は,エンジン回りや各部オ

イルが熱くなっているため,引火火災やヤケ

ドをするおそれがあります。

* 燃料やオイルがこぼれたときは,きれいにふ

きとってください。

* 燃料を補給する前に給油口やタンク周辺の

ごみを取除いてください。

燃料の種類 燃料タンク容量

自動車用レギュラーガソリン(無鉛)

2.5 L

35

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メンテナンス

■エンジンオイルの点検・補給・交換

◆ 点検・補給

オイルゲージを抜いて,先端をきれいにふき取り

ます。もう一度差し込んでから抜き、ゲージの上

限と下限の間にオイルがあるか点検します。不足

しているときは,給油口から規定量になるまで給

油してください。さらに,油もれのないことも調

べてください。

◆ 交換

A 排油のしかた

1. 前輪に台をかまして後傾姿勢にしてくださ

い。

2. オイルゲージを外してから,排油プラグを外

し,オイルを排出してください。

A 給油のしかた

排油プラグを締付けて,給油口から規定量のオイ

ルを給油し,オイルゲージを締付けてください。

* 指定以外のオイルを使用すると,出力が低下

したり,エンジンオイルが異常に消耗又は劣

化し,エンジントラブルの原因になります。

* クボタ純オイルの入手が困難な場合は,API分

類 SE 級以上のオイルをお使いください。

* 停止直後はしばらくマフラが熱くなってい

ます。手を触れないでください。ヤケドの

おそれがあります。

* マフラやエンジンオイルがじゅうぶん冷え

てからオイルを排出してください。

オイルの種類 オイル容量

クボタ純オイルスーパー G(ガソリン・

エンジン用)10W-30

約 0.5 L

36

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メンテナンス

■ミッションオイルの点検・補給・交換

1. エンジンを停止します。

2. 後カバーを取外します。

3. 点検・補給・交換後は,後カバーを取付けます。

◆ 交換

A 排油のしかた

オイルゲージを外してから,排油プラグを外し,

オイルを排出してください。

A 給油のしかた

排油プラグを締付けて,給油口から規定量のオイ

ルを給油し,給油栓を差し込んでください。

■油圧パッケージオイルの点検・補給

1. エンジンを停止します。

2. 後カバーを取外します。

3. 点検・補給・交換後は,後カバーを取り付け

ます。

■各部のグリース

クボタスペアグリースを塗布してください。

◆ 揺動スライド部(左右)

◆ クローラテンション部(左右)

オイルの種類 オイル容量

SAE90 約 2.2L

オイルの種類 オイル容量

HM VG46 相当 約 0.9L

37

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メンテナンス

■燃料フィルタポットの点検・掃除

掃除は燃料を給油する前に行なってください。

* 燃料内にゴミなどの異物や水が混入すると,

フィルタのエレメントの目詰まりが早くなっ

たり,フィルタ内に水が溜まりやすくなりま

す。

* フィルタポット下部に水が溜まっているとき

は,早目に掃除又は交換してください。

◆ 点検・掃除

1. 燃料コックレバーを[O](開)位置から[C]

(閉)位置にします。

2. フィルタポットをゆるめて取外します。

3. フィルタエレメントを取出してガソリンで洗

浄(すすぎ洗い)をします。このとき,汚れ

のひどい場合は交換してください。

* フィルタエレメントやパッキンは傷つけない

ようにしてください。また,失くさないでく

ださい。

* 汚れ(目詰まり)がひどい場合は,充分洗浄

を行なわれないと短時間で目詰まりします。

4. パッキンやエレメントにゴミが付着しないよ

うに元通りに組付けます。

* ゴミが燃料内に混入すると,故障の原因とな

ります。

■エアクリーナエレメントの点検・掃除

* エアクリーナにほこりが詰まったまま運転す

ると,エンジンの出力が低下したり,エンジ

ンオイルが異常に消耗又は劣化し,エンジン

トラブルの原因となります。点検は運転前に

欠かさず行なってください。

◆ 点検・掃除

1. エアクリーナのカバーを取外します。

2. ウレタンエレメントを取外します。

3. エレメントの掃除は,エレメントのエンジン

側から圧縮空気の吹きつけ又は,軽くたたい

てゴミを取除きます。このとき,汚れのひど

い場合は,交換してください。

4. ウレタンエレメントの掃除は,付着している

ゴミやわらくずを取除きます。

* 点検・掃除中は火気厳禁です。

38

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メンテナンス

5. ウレタンエレメントを装着し,エアクリーナ

カバーを取付けます。

■点火プラグの点検・掃除・調整

* 点火プラグの電極が溶けて,すき間が広がっ

たり,カーボンが付着したり,碍子(ガイシ)

部が損傷するとエンジンの不調の原因となり

ます。

◆ 点検・掃除・調整

1. エアクリーナカバーを取外します。

2. 点火プラグのキャップを外します。

3. 付属部品のプラグレンチでプラグを取外しま

す。

4. ワイヤブラシで電極の汚れやカーボンを落と

して掃除したあと,電極のすき間を確認し,

異常があれば,すき間調整又は,点火プラグ

の交換を行ないます。すき間は,0.6 ~ 0.7mm

に調整します。

* 点火プラグを交換するときは,必ず同じ型式

のものを使用してください。異なったプラグ

を使用すると,失火や始動不良を起こすおそ

れがあります。

■パイプ・ホース類の点検・交換

◆ 点検

エンジン,燃料タンク各部,油圧シリンダにある

各パイプや油圧ホースを点検し,燃料もれや油も

れが発生しているときは,パイプやホースの交換

やバンドを締付けてください。

* 油もれや水もれをしていなくても,2年経過

しているときや劣化の激しい場合は交換して

ください。

◆ 交換

交換時の取付け不良やバンドの締付忘れ,締付不

足がないよう取付けてください。

* 交換時にパイプやホースなどにゴミが入らな

いように注意してください。

* 点火プラグの取外しは,エンジンが冷えた

状態で行なってください。

点火プラグ型式 数量

BPR6HS 1

* 燃料系ゴムホースが破損していると燃料も

れを起し火災の原因となります。

39

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メンテナンス

A 燃料パイプ

A 油圧ホース

40

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メンテナンス

■各部ベルトの点検

◆ 点検

ベルトを点検するときは,下記の事項をよく確認

してください。

1. ベルトの焼付きや摩耗,被覆のはがれ,き裂

やひび割れ

2. ベルトの底部とプーリ溝部のすき間

3. ベルトの伸び(たわみ量)

* ベルトは必ずクボタ純正のものを使用してく

ださい。

■スプリングの張りの調整

スプリングの取付け長さは,フックの内寸法を測

定してください。また,調整ナットを締付けたと

き,フックを 10 度以上ねじれるような締付けか

たはしないでください。

41

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メンテナンス

■各部ベルト・チェーン張り調整一覧表

◆ 走行クラッチスプリングの点検・調整 ◆ 作業クラッチ・揺動クラッチスプリング,

搬送コンベア張りの点検・調整

* 各部の点検・調整・調節・交換を行なうときは,各レバー類を[切]位置にして,回転部を止め,

エンジンを必ず停止させてから作業をしてください。

* 取外した回転部のカバー類は,衣類などが巻込み危険ですので,点検後は必ず取付けてから作業を

してください。

部位

番号

ベルト・チェーン名称 種類とサイズ調節寸法

(スプリングはフック内側間寸法)

走 行 部

① 走行クラッチベルト E →カウンター軸:SB-48 スプリング長さ:85 ± 1mm

② 作業クラッチベルト カウンター軸→中間軸:SB-44 スプリング長さ:85 ± 1mm

③ 揺動クラッチベルト カウンター軸→揺動軸:SA-22.5 スプリング長さ:85 ± 1mm

④ カウンター軸2駆動ベルトカウンター→カウンター2:タイミングベルト

スプリング長さ:85 ± 5mm

⑤ 低速クラッチベルト カウンター軸2→ T/M:SB-38 スプリング長さ:85 ± 1mm

⑥ 高速クラッチベルト カウンター軸→ T/M:SB-38 スプリング長さ:85 ± 1mm

⑦ 油圧ポンプ駆動ベルト E →油圧ポンプ:SB-51 ベルト中央を 4kg で押す:15 ± 3mm

コンベア部

⑧ 搬送コンベア駆動チェーン 中間軸→駆動軸:#40 × 70 スプリング長さ:85 ± 5mm

⑨ 搬送コンベアーチェーン コンベアチェーン完備 ベルト中央を 15kg で引く:55 ± 5mm

⑩ かき込み駆動チェーン 駆動軸→かき込み軸:#40 × 73 タイトナ 3kg で押し締め付ける。

⑪ かき込みチェーン かき込みチェーン完備 羽根中央を 5kg で引く:5 ± 1mm

クロ|ラ部

⑫ クローラの張り調節 幅 150-38 リンク(ピッチ 72mm) 中央部たわみ量:2.5 ± 2.5mm

* スプリング長さはクラッチが入った状態で測定してください。

42

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メンテナンス

◆ タイミングベルトスプリングの点検・調整

◆ 副変速クラッチスプリングの点検・調整

◆ ポンプ・主駆動ベルトの点検・調整

◆ 搬送コンベアチェーンの点検・調整

◆ かき込み駆動チェーン・

かき込みチェーン

43

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メンテナンス

◆ クローラの点検・調整

クローラ上側中央部のたるみを0~5mmに調整し

てください。また,調整は片側ずつ行なってくだ

さい。

1. ピンを抜きます。

2. まわり留め金具を外します。

3. スパナで調整ボルトをまわし張りの調整を行

ないます。

■リミットスイッチの点検・調整

1. 緊急停止レバーを[運転]位置にしてリミッ

トスイッチとのすき間が 0 ~ 1mm になるよう

調整します。

2. 調整後,緊急停止レバーを[運転]位置にし

てエンジンを始動させます。

エンジン始動後,緊急停止レバーを[エンジ

ン停止]の位置にしてエンジンが停止するこ

とを確認します。

* 点検・調整を行なうときは,平たんな場所

で駐車ブレーキを掛け,各レバー類を[切]

位置にして,回転部を止め,エンジンを必

ず止めてから行なってください。

* 平たんな場所で搬送コンベア部を上げて,

搬送コンベア部昇降レバーを[下]位置に

して搬送コンベア部の下降防止を行なって

ください。さらに,枕木などを使用して,落

下防止の歯止めをしてください。

* ジャッキアップを行なうときは,コンク

リートなど地面の固い場所でバランスのと

れた位置にして作業してください。

* ジャッキは持上荷重が2トン以上の物を使

用してください。

* 機体にセットする木材やブロックなどは,

じゅうぶんな強度があるもので,セットす

るときは機体から外れないように注意しな

がら行なってください。

44

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メンテナンス

ピッカー作業後の手入れ

ピッカー作業後,機械の点検・整備を怠らず,翌

日,又は,翌年のピッカー作業に備えてください。

■毎日の作業後

1. 平たんな場所にピッカーを停めます。

2. 機械各部の泥などを取除いたあと,必要に応

じて各部に注油を行ないます。

(45 ページ参照)

3. 格納場所に格納します。

* 狭い場所に収納するときは,空コンテナ台・

コンテナデッキを収納してください。(19ペー

ジ参照)

4. 搬送コンベア部を 下降します。

(駐車ブレーキを掛けます。)

5. 走行クラッチ[切]にします。

■長期格納時

ピッカー作業が終了して翌年まで長期間使用し

ないとき,格納する前の下記事項を行なってくだ

さい。

A 走行クラッチレバーは[切]位置,作業クラッ

チレバーは[固定]位置にしてください。

A アクセルレバーは[低]方向いっぱいまで回

した位置にしてください。

A 1ヶ月以上使用しないときは,燃料タンク内

及び気化器(キャブレター)内,燃料フィル

タポット内のガソリンは全て抜取ってくださ

い。

A オイルを交換し,各部をきれいに掃除してく

ださい。

A エアクリーナエレメントの掃除をしてくださ

い。

A エンジンのシリンダ内に湿気が入って,始動

が困難になるのを防止するため,リコイルハ

ンドルを引張って圧縮位置(重く手ごたえの

ある位置)で止めてください。

A 本機カバーを掛け,湿気や草及びホコリのな

い場所に置いてください。

* ほ場に保管していると,地面からの湿気が多

いので錆びやすくなります。

◆ 各部の掃除・注油と補修

機械を平たんな場所に停めて下記事項を行なっ

てください。

A 水洗い後,ゴミ・水滴をじゅうぶんふき取り,

油をしみこませた布で清掃してください。

* 機体を洗う場合は,電装部品に水がかからな

いようにしてください。

A 各グリース塗布個所にはグリース,注油個所

には注油を行なってください。

A 各部のゆるみを調べ,増締めを行なってくだ

さい。

* 機械にカバーをかけるときは,エンジン・マ

フラが冷えてからかけてください。停止直

後にカバーをかけると火災のおそれがあり

ます。

* 掃除や注油,グリースの塗布をする場合は,

必ずエンジンを停止させてから行なってく

ださい。

* 燃料抜取り時は火気厳禁。

45

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メンテナンス

◆ 燃料の排出

1ヶ月以上使用しないとき又は,来シーズンに備

えて燃料タンク内及び気化器(キャブレター)内,

燃料フィルタポット内のガソリンを全て抜取っ

てください。

1. 燃料タンク内のガソリンをポンプなどを使っ

て抜取ります。

2. 燃料フィルタポットの下に容器を準備しま

す。

3. 燃料コックレバーをいったん [C](閉)位置

にしたあと,燃料フィルタポットを取外して

フィルタポット内のガソリンを排出します。

4. 容器に受けながら燃料コックレバーを [O]

(開)位置にして燃料タンク内及び燃料ホース

内のガソリンを排出します。

5. ガソリンを完全に排出したあと,フィルタ

ポットを取付けます。

6. 燃料コックレバーを [C](閉)位置にします。

7. スクリューをゆるめて気化器(キャブレター)

内のガソリンを完全に排出します。

* 燃料のガソリンは1ヶ月以上放置しておくと,

燃料タンクや気化器(キャブレター)内のガ

ソリンが腐って,エンジンの不調や故障の原

因になります。必ずタンク内及びフィルタ

ポット内のガソリンは抜取ってください。

* 燃料のガソリンを保管するときは,必ず鋼製

の容器に保管してください。ポリタンクなど

の樹脂製の容器に保管すると,ガソリンが樹

脂成分を溶解したり,紫外線透過によりガソ

リンが変質し,エンジンの不調や故障の原因

となります。

* 燃料を排出するときは,エンジンやマフラ

がじゅうぶん冷えてから行なってくださ

い。火災が発生するおそれがあります。

* 燃料がこぼれた時はきれいにふき取ってく

ださい。

46

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付表

主要諸元

※この主要諸元は,改良のため予告なく変更することがあります。

名         称 オニオンハーベスタ(玉ねぎピッカー)

型  式  名 V0901

販 売 型 式 名 KOP-1000

機体寸法

全長 [作業時] (mm) 2640[2670]

全幅 [作業時] (mm) 1510[3160]

全高 [作業時] (mm) 1510[1690]

機体質量 (kg) 563

エンジン部

名称 単気筒 OHV ガソリンエンジン

型式 GB131LN-470

総排気量 (L{cc}) 0.126 {126}

出力/回転速度 (kW{PS}/rpm) 定格 2.3 {3.1}/1800, 大 3.0 {4.2}/2000

使用燃料 自動車用レギュラーガソリン(無鉛)

燃料タンク容量 (L) 2.5

始動方式 リコイルスタータ式

走行部

走行方式 エンドレスゴムクローラ方式

クローラ中心距離 (mm) 1350

クローラ幅×接地長 (mm) 150 × 963

クローラ平均接地圧 kPa{kgf/ } 19.7 {0.20}

低地上高 (mm) 258(T/M 下点)

変速方式 有段ギヤ変速式

変速段数 前進4段,後進2段

走行速度[前進] (m/s) 1速低:0.15,高:0.32,2速低:0.31,高 0.71

[後進] (m/s) R 速低:0.13,R 速高:0.25

旋回方式 サイドクラッチ

駐車ブレーキ 有(走行クラッチ連動)

かき込み部

先端側板幅 (mm) 1030

コンベア方式 チェーンバーコンベア方式

コンベア幅 (mm) 920

かき込み幅 (mm) 840

かき込み方式 直線軌跡楕円運動・ゴム羽根かき込み式

土落し・収容

土落とし方式 揺動・フルイ棒方式

径×長さ×取付ピッチ (mm) φ18 × 300 × 60

回転数 (rpm) 380

コンテナ供給方式 連続投入・半自動排出方式

待機コンテナ数 (個) 常時3

空コンテナ積載量 (個) 30(待機コンテナ数含む)

作業能率 (h/10a) 1.5 ~ 3.0(1.5 は 0.3m/s 車速時)

安全鑑定適合番号 34089

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付表

付属部品

次の部品が付属していますのでお調べください。

消耗部品(純正品を使いましょう)

◆ 点火プラグ

◆ 燃料フィルタポット・エレメント

◆ エアクリーナエレメント

◆ 燃料パイプ

1. 保証書 1

2. 取扱説明書 1

3. ヨウリョウショ 1

4. コネジ(M5 × 22) 30

5. ナット(M5) 30

6. スパナ(8× 10) 1

図番 品 名 品 番 個数

1 スパークプラグ 5J120-8951-0 1

図番 品 名 品 番 個数

1 フューエルフィルタ,アッシ LMK02-1084-0 1

2 フューエルフィルタ LMK02-1087-0 1

3 パッキン 5J120-8968-0 1

4 カップ 5J120-8969-0 1

図番 品 名 品 番 個数

1 クリーナエレメント 5J120-8925-0 1

図番 品 名 品 番 個数

1 フューエルチューブ 5J120-8952-0 1

2 フューエルチューブ E2149-4217-0 1

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付表

◆ ポンプ・主駆動ベルト

◆ 副変速ベルト

◆ タイミングベルト

◆ 搬送コンベアベルト・チェーン

◆ 揺動ベルト

図番 品 名 品 番 個数

1 V ベルト(SB-51) 5J120-2116-0 1

2 V ベルト(SB-49) 5J120-2124-0 1

図番 品 名 品 番 個数

1 V ベルト(SB-38) 5J120-2153-0 1

2 V ベルト(SB-38) 5J120-2153-0 1

図番 品 名 品 番 個数

1 ハツキベルト(150S8M560) 5J120-2139-0 1

図番 品 名 品 番 個数

1 V ベルト (SB-44) 5J120-2179-0 1

2チェーン(70,コンベアクドウ )

5J120-2185-0 1

図番 品 名 品 番 個数

1 V ベルトウスガタ A22.5 50590-5972-0 1

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付表

◆ かき込み駆動チェーン ◆ ゴム・ローラ

図番 品 名 品 番 個数

1 チェーン(カキコミクドウ) 5J120-3885-0 2

図番 品 名 品 番 個数

1 ハネ(カキコミ,ゴム):7枚 5J120-3851-0 7

2 ハンプ(コンベア,R) 5J120-3625-0 1

3 ハンプ(コンベア,L) 5J120-3669-2 1

4ハンプ

(コンベアカバーウシロ)5J120-3621-0 1

5 ハンプ(マキコミボウシ) 5J120-3152-2 1

6 ゴムチューブ 335 5J120-3172-0 6

7 ローラ(30,コンテナ) 5J110-7116-0 18

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付表

◆ 搬送コンベア補修部品 ◆ ガード

図番 品 名 品 番 個数

1コンベア,アッシ(24 リンク) 5J120-9111-0 1

メインコンベアを 6 分割した部品

2

チェーン(3リンク,ホシュウヒン)

5J120-9115-0 1

チェーン補修部品(3リンクセット)※ 1箇所の補修に本部品が 2セット必要です。

3バー,アッシ(コンベア A) 5J120-9131-0 1

M6 取付ボルト,ナットがセットのサービス部品

4バー,アッシ(コンベア B) 5J120-9141-0 1

M6 取付ボルト,ナットがセットのサービス部品

5

コンベア,アッシ(ハンソウ,カンビ)

5J120-3590-0 1

メインコンベアのアッシ部品

図番 品 名 品 番 個数

1 ガード(マエ,L) 5J120-3651-2 1

2 プレート(ゴムオサエ,L) 5J120-3654-0 1

3 バインドコネジ 03017-50620 4

4 ガード(マエ,R) 5J120-3652-2 1

5 プレート(ゴムオサエ,R) 5J120-3655-0 1

6 バインドコネジ 03017-50620 4

7 ガード(ゴムカバー) 5J120-3653-0 2

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付表

クボタ純オイル

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品番 5J120-8511-5