hitoshi abe masahiro uehara kentaro okumura catstrophic innovation
Post on 19-Dec-2015
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TRANSCRIPT
理論
• カタストロフィックイノベーションとは
• 大規模に急激に構造を破壊する• 既存企業がそれへ進出すると自らのビジネ
スモデルが崩壊していまうようなポイントを狙うため、既存企業にとっては防ぎようが無い
• まさに大災害( Catastrophe )である
従来の企業は対応すると自己破壊的な行動を要求される
ある特定の業界においてシステム・手段のシフトを起こす
その隙をつき急速にシェアを奪い、その業界における新規軸での地位の確立
理論
シフト ジレンマ 確立
ケース分析ケース紹介
CASE 1 CASE 2 CASE 3
iPod&iTunevs
CO ・MD
フルブラウザvs
i-modeezweb
Bordafone live
フィルムカメラ
v sデジタルカメ
ラ
Case # 1 apple iPod&iTunes• 今最も話題を呼んでいる商品である iPod
&iTunes
• ライバルである SONY と比較しながら分析していく 画像: apple web サイ
ト
SONY の輝かしい歴史
テー
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発売
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初
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テム
発売
世界
初
1950 1979 1982 1992
SONY JAPAN 商品・技術開発の歩み より
SONY の輝かしい歴史
• 自社レコードレーベルも保有 1968 年 CBS ソニーレコード (現 SONY MUS
IC )世界5大レーベルの一角を担う( EMI Group ・ Bertelsmann Music Group ・ Vivendi Univasal ・ Time Warner ・ Sony Music Grou
p )
画像: SONY WEB
なぜSONY他が失敗したか
• レーベルごと囲い込み戦略をしていた
• 巨大なCD販売網を持っている
• 楽曲資産を持っている
• iTunes Music Store のようなことをすると自分のビジネスモデルを破壊してしまう
相乗効果• Apple iPod+iTunes= 完璧な+の相乗効果
iTunes Music Store で購入し iPod で聞くiPod を購入し iTunes Music Store で曲を購入
iPod の急速な売上げ
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2002Q1
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2003Q1
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2004Q1
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2004Q3
iPod 販売台数
iTunes の急速な発展
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2003 5 2003 5 2003 6 2003 9 200312
2004 3 2004 7 200410
楽曲ダウンロード数
Jig ブラウザの登場
• jig.jp が今年 10月 1 日に発表• FOMAやWIN端末にダウンロードして
フルブラウザを使うことができる 6090円 / 年間
• Docomo や au が同質化しようとしても、自社のコンテンツが無効化してしまうため動作が遅くなる
• 三年で100万ダウンロードを目指している
jig ブラウザの画面例
CASE #3 デジタルカメラ
登場登場 ジレンマジレンマ 結果結果
1995 年、カシオが世界初のデジタルカメラ「QV-10」を発売
デジタルカメラを作ればフィルムカメラは売れなくなる。しかし、デジカメ市場は拡大の一途
カメラメーカー以外のメーカーが参入
初めからデジカメ市場へ積極的な参加が出来なかった既存のカメラメーカーはシェアを失うことに
カメラ業界の市場シェア キヤノン17.2%松下14.1%ニコン12.8%ソニー12.7%カシオ11.0%コニカミノルタ7.5%オリンパス7%富士フィルム6%PENTAX6%リコー5.7%
デジタルカメラ(2004 年 9月時点)
キヤノン
ニコン
コニカミノルタ
オリンパス
富士フィルム
PENTAX
リコー
その他
もしフィルムカメラメーカーが躊躇せずにデジカメ市場に参入出来たなら
提案 カーナビの新システム
カーナビの新システムカーナビの新システムカーナビの新システムカーナビの新システム
それらをすべて解消
値段が高い値段が高い 地図が古い地図が古い ルートの精ルートの精度が低い度が低い
カーナビの三つの不満
メリット値段が高い 地図が古い
ルートがおかしい さらに
機材は安価に作れる。
リアルタイムに更新
計算処理能力は車載の比ではないため正確
メインサーバーを一台変えるだけで、すべてのシステムが更新される。買い替えの必要なし。
なぜ他社が対抗できないか
我々・ 車 載 ハ ー ドウェアは最低限でよい・ 集 中 処 理 とネットワークというまったく新しい技術
他社・どんどん車載ハードウェアを強化している・その資産への投資、保有技術が大きい=足かせ
戦略の違いジレンジレンママ
試算• もし実用化されたならば、料金形態は月賦もし
くは年賦制とする。• カーナビの年間出荷台数は約1450万台、自動車の保有台数が7000万台超(国土交通省)、当調査では2台に1台がカーナビを搭載している。
オートバイテル・ジャパン、カーナビなど「最新カーエレクトロニクス製品」に関する調査 より
• 日本で半数のシェアが取れたと仮定して、使用料が1万円 / 年とすると最低でも年商3500億という計算になる。
最後に
そこを突き利益をあげる。
さらに、既存企業にとっては対応しようとすると自己破壊を引き起こしてしまうため、動作が遅れる。
我々の提案するビジネスモデルを実現できたならば、顧客が満足するよりよいサービスを提供することが出来る。
参考資料• Itmedia http://www.itmedia.co.jp/ • 「イノベーションのジレンマ」 著 クレイトン クリステ・
ンセン 昭栄社• 2004/01/12 日経ビジネス Express、【時流超流】• 2004/07/12 日経ビジネス Express、【水野博の「話題潜行」】
• 2004/07/16 日経ビジネス Express、【寺山正一の「産業夜話」】
• Apple ホームページ http://www.apple.com/jp/• オートバイテル・ジャパン、カーナビなど「最新カーエレクトロニク
ス製品」に関する調査 http://car.nikkei.co.jp/release/index.cfm?i=79481
• 総務省「『通信利用動向調査』の結果」