アプリケーションノート232 emg:...

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アプリケーションノート 232 EMG: MVC このアプリケーションノートでは MVC への EMG のノーマライゼーションについて説明します。 1. 筋電図計測をおこない被験者が最大限に力を入れたところを観測します。下のグラフで黒く塗られ ている部分が最大に力を入れたところとすると、その時の Max 値を確認すると 1.83mV となります。 2. File->New をクリックし新規の計測画面を開いてください。 3. SetUpDataAcquisition!Channels をクリックしてください。 4. をクリックし EMG の周波数帯を選択してください。(ここでは 30-250Hz5. EMG MVC にノーマライズします。 a. をクリックしてください。 b. をクリックしてください。 c. Max 筋電 1.83mV 100%(MVC)としますので。100/1.83=54.64 となります。 よって 54.64 MVC の最大値となります。

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Page 1: アプリケーションノート232 EMG: MVCbiopac-sys.jp/support/files/app232.pdfアプリケーションノート232 EMG: MVC このアプリケーションノートではMVCへのEMGのノーマライゼーションについて説明します。

アプリケーションノート 232EMG:MVC

このアプリケーションノートではMVCへの EMGのノーマライゼーションについて説明します。

1. 筋電図計測をおこない被験者が最大限に力を入れたところを観測します。下のグラフで黒く塗られ

ている部分が最大に力を入れたところとすると、その時のMax値を確認すると 1.83mVとなります。

2. File->Newをクリックし新規の計測画面を開いてください。

3. SetUpDataAcquisition!Channelsをクリックしてください。

4. をクリックし EMGの周波数帯を選択してください。(ここでは 30-250Hz)

5. EMGをMVCにノーマライズします。

a. をクリックしてください。

b. をクリックしてください。

c. Max筋電 1.83mVを 100%(MVC)としますので。100/1.83=54.64 となります。

よって 54.64がMVCの最大値となります。

Page 2: アプリケーションノート232 EMG: MVCbiopac-sys.jp/support/files/app232.pdfアプリケーションノート232 EMG: MVC このアプリケーションノートではMVCへのEMGのノーマライゼーションについて説明します。

d. scaleで以下のように入力します。

6. 計測を開始すると%MVCで表示されます。

7. Edit!Duplicate Waveformを選択し波形をコピーします。

8. コピーされたグラフの左端でダブルクリックすると波形に名称をつけられます。ここでは

IntegratedEMGとします。

Page 3: アプリケーションノート232 EMG: MVCbiopac-sys.jp/support/files/app232.pdfアプリケーションノート232 EMG: MVC このアプリケーションノートではMVCへのEMGのノーマライゼーションについて説明します。

9.Transform->Integratedをクリックしてください。

a)Samplesに 300と入力してください。300サンプルを平均化します。

b)OKをクリックしてください。以下のような波形が表示されます。

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9. 2つの谷を iビームで囲ってください。

a) Analysis->FindCycleを選択してください。

b) Negativeを選択してください。

c) Thresholdレベルを 0.45に設定してください(データにより変わりますのでご注意ください。)

d) Selectionタブをクリックし first cursorを PreviousPeakに設定してください。

e) Outputタブをクリックし Paste measurementsを Journalに

f) OKをクリックしてください。

Page 5: アプリケーションノート232 EMG: MVCbiopac-sys.jp/support/files/app232.pdfアプリケーションノート232 EMG: MVC このアプリケーションノートではMVCへのEMGのノーマライゼーションについて説明します。

10. マウスカーソルをデータの先頭でクリックしてください。

11. Analysis->Findオプションを選択してください。

a) FindCycleを使い、各々のサイクルを検出する為に FindNextCycleを選択してください。

b) Find all Cyclesで一度に一括全ての算出をおこなってください。

c) ピークの後に十分なデータがない場合、最後のピークは検出できません。

d) File!Preferences!Journalを使い、計測の詳細を出力してください。

e) Display!Preferences!Generalを選択してください。