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ギルソン社日本総代理店 MLH_007_10
ピペットマンの メンテナンス
~清掃手順(Lタイプ)~
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目次
1. 準備するもの
2. 外部の清掃
3. 内部の清掃
4. 潤滑剤の塗布
5. 注意点
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清掃 -1.準備するもの-
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アルコールや中性洗剤、キムワイプをご準備ください
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汚れを落とすのに使います
70-80%エタノールや中性洗剤は
一般的で危険性も低いです
丈夫で紙粉の少ないものが
適しています
上記以外は駄目というわけではないので
目的に応じて身近にあるものをご使用ください
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清掃 -1.準備するもの-
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ピペットマンPシリーズと違い、潤滑剤を使用します
ピストン周りの汚れを落とした後、
ピペットマンL専用の潤滑剤を塗布してください
ピペットマンL専用の潤滑剤(型番:5440011070)
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清掃 -1.準備するもの-
基本的にアルコール(または中性洗剤など)で
湿らせたキムワイプなどで、汚れた個所を拭いていきます
綿棒やピンセットなどがあると、より細かい部分の
清掃を行うことができます
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内部清掃を行う際には
別途資料【分解】も合わせてご参照ください
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清掃 -2.外部の清掃-
【オペレイティングロッド】
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この部分の汚れはストロークに引っかかりを生み、
吸引時の量を一定に保てなくなる恐れがあります
容量を最大にしておくと磨きやすくなります
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清掃 -2.外部の清掃-
【チップホルダー&イジェクター】
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チップと触れるパーツでもあるので、
きちんと磨いておきましょう
イジェクターの汚れは放置すると腐食に繋がります
チップと密着する部分は
特に念入りに!
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清掃 -2.外部の清掃-
【ハンドグリップ及びその他】
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アルコール等で表面の汚れを拭き取ってください
いつも使うものだからこそ、綺麗に保っておきましょう
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清掃 -3.内部の清掃-
【チップホルダー】
内部が汚れているとシール/O-リングとの密着性が
保てなくなり、リークが発生する可能性があります 8
綿棒やキムワイプを内側から
押し当て、中を拭いてください
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清掃 -3.内部の清掃-
【チップホルダー】
稀に先端に汚れやゲルが詰まっていることがありますが、
その場合は安全ピンやクリップなどの細い針で
先端側から中に押し出すようにしてください 9
奥の汚れが綺麗に取れない場合は
中性洗剤で超音波洗浄をしたり
左図のようにアルコールや中性洗剤を
流し入れて、内部を洗いましょう
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清掃 -3.内部の清掃-
【ピストン-P5000/P10ml】
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ピンク色の部分も外し、下側からバネを親指で
押し上げるようにすると、拭きやすくなります
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清掃 -3.内部の清掃-
【ピストン-その他モデル】
全て分解してからピストンを拭いてください
P2/P10はピストンが非常に細く
作業中に誤って 変形 させて
しまうことがありますので、慎重に取り扱ってください
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清掃 -3.内部の清掃-
【ピストン-問題例】
腐食、傷、変形、拭いても取れない汚れなどが
ある場合、ピストンの交換及び容量再調整が必要に
なりますので、弊社まで修理をご依頼ください 12
左図のようなピストンに
シール/O-リングを付けても
密着性は保てない為、
リークの原因となります
傷は光の当て方を
変えると見つけやすいです
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清掃 -4.潤滑剤の塗布-
モデルによって潤滑剤の塗り方は異なります
13 潤滑剤はごく少量で十分です
過剰な量は誤差要因となります
P2L ピストンに薄く塗布します
P10L ~
P200L
ピストンの先端から25mmくらいまでと
O-リングに薄く塗布します
P1000L ピストンに薄く塗布します
P5000L
P10ml L
ピストンとシールの内側に薄く塗布します
O-リングには塗布しないこと
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清掃 -5.注意点-
【注意点】
丁寧・慎重に使用していても
エアロゾルという形でピペットマン内部に入る為
数ヶ月に一度の清掃をお勧めします
分解清掃後、ピストンを組み立てる際には
潤滑剤が塗布されていることを確認してください
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