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住友林業のダイバーシティ経営
2019年7月31日
住友林業グループのご紹介
SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
2住友林業グループのご紹介
社名 住友林業株式会社
創業・設立 創業1691年 設立1948年
資本金 32,752百万円
従業員数 連結:19,159名
関係会社 子会社195社(海外165社)関連会社79社(海外72社)
売上高 1兆3,089億円(2019年3月期)
2019年3月31日現在
木材建材事業 4871億円
住宅・建築事業 4528億円
海外住宅・不動産事業 3649億円 その他事業 404億円
セグメント別売上高(2019年3月期)
木材建材事業 住宅・建築事業 海外住宅・不動産事業 その他
※各事業の売上高はセグメント間取引を含んでいます
国内社有林 47,967ha (国土面積の約1/800) 海外植林管理保有面積 約230,000ha
SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
環境エネルギー事業
緑化事業リノベーション・リフォーム事業
木化事業
森林経営事業
戸建住宅事業
賃貸・非住宅建築事業分譲・不動産仲介事業
海外住宅・不動産事業
木材・建材流通事業
製造事業
生活サービス事業
住宅・建築事業
資源環境事業 木材建材事業
木を活かし、生活に関するあらゆるサービスを展開 3
SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
経営理念・行動指針
住友林業グループは、公正、信用を重視し社会を利するという
「住友の事業精神」に基づき、人と地球環境にやさしい「木」を
活かし、人々の生活に関するあらゆるサービスを通じて、持続可
能で豊かな社会の実現に貢献します。
行動指針
• お客様の感動を生む、高品質の商品・サービスを提供します。
• 新たな視点で、次代の幸福に繋がる仕事を創造します。
• 多様性を尊重し、自由闊達な企業風土をつくります。
• 日々研鑽を積み、自ら高い目標に挑戦します。
• 正々堂々と行動し、社会に信頼される仕事をします。
経営理念
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SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
CSR重要課題とCSR中期計画
CSR重要課題の解決に向けた基本戦略と具体的な目標を「CSR中
期計画」として設定。2020年度までに達成すべき社会・環境両面
の課題について、2015年度より達成に向けた取組を実施。
住友林業グループCSR重要課題
1. 持続可能性と生物多様性に配慮した木材・資材調達の継続
2. 事業活動における環境負荷低減の推進
3. 多様な人財が能力と個性を活かし、いきいきと働くことができる職場環境づくりの推進
4. リスク管理・コンプライアンス体制の強化・推進
5. 安心・安全で環境に配慮した製品・サービスの開発・販売の推進
住友林業グループCSR中期計画
2015年3月、社内外のステークホルダー、社外の有識者など約2,700名
のアンケート結果と経営層の視点から、「CSR重要課題」を特定。
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ダイバーシティ経営
SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
住友林業グループのダイバーシティ経営への取組 7
• 社員一人一人が個を活かして活躍できる企業風土の醸成
• 社員と社員の家族を大切にする企業風土の醸成
多様な人財が能力と個性を活かし、いきいきと働くことができる職場環境づくりの推進
ダイバーシティ推進・一人一人の個性を活かす
働き方改革・制約をなくす・時間を作る
・ムリ・ムラ・ムダをなくす
働きやすい環境を創出する
労働時間の削減
休暇の取得促進
お客様が良いインパクトを
感じる仕事への注力生活者としての充実
2013年12月 住友林業グループ女性活躍推進宣言
発想力を活かす イノベーションを作り出す
シニアの活躍
SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
★キャリアプラン形成・55歳時:ライフプランセミナーと個別面談を全員に実施。
・60歳到達時:希望者に対して個別面談。
★かいかつWEBを用い、60歳以降の働き方を
個別マッチング
シニアの活躍
60歳以上となる社員の活躍
社員一人ひとりのキャリアの充実経験豊かな人財の確保
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SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
2017.4~ かいかつWEB(定年再雇用マッチングシステム)
かいかつWEB
定年退職予定者 公募(受入)部署
自己申告
公募情報閲覧
応募
内定通知
公募情報提供
応募情報確認採用可否判断
働きかた支援室
55歳時面談(正社員全員)60歳時面談(希望者・毎年8割程度)定年到達者データ管理公募情報精査・公開・フィードバックマッチング対応(再雇用希望者再雇用率100%)契約書作成再雇用後の管理(法定65歳迄+シニア人財バンク70歳まで)
・ニーズの発掘・相談対応・自部署以外の人員の斡旋
・グループ会社も含め、グループ全体の人財管理促進
・個別面談・ライフプラン教育・介護等諸条件配慮・個人の適正を考慮した斡旋
・人財確保
情報収集・管理ツール
かいかつWEBで収集した情報に基づいて、再雇用業務の効率化
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SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
2018.4~ シニア人財バンクセンター
■65歳以上の人材確保
■有資格者など、専門性が高く経験豊富な人材の活躍
経験豊富で有用な人財の末永い活躍
定年再雇用期間が満了した社員、あるいは既に退職した
社員で、会社がその経験やスキルを必要とする人材
優秀な人財の確保・仕事の質の向上
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ダイバーシティ経営を支える働き方改革
SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
2017.4.1 制度改定
フレックスタイム制度の導入
多様な働き方の実現心身ともの健康維持
インターバル制の導入
心身共に健康で働くための労働時間の自覚を促す
社員の健康に、仕組みで配慮
過重労働の防止、心身の負担軽減
• 全社員が対象
• 当日の勤務終了時刻から翌日の勤務開始時刻まで、11時間以上を確保
• 勤怠システムでアラートを表示
• 住宅・建築事業本部の支店勤務者等が対象
• 育児・介護制度としても選択可能
• その他障がい・治療などのため、時間的に柔軟な働き方を必要とする社員へも個別適用
個々の状況に応じた柔軟な働き方を
可能に
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SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
その他の制度・仕組み
タブレット端末の活用
■外出先で効率的に業務が可能
■外出先との直行、直帰を容易に
■業務スピードの向上
長時間労働の是正・生産性向上
在宅勤務制度
個人の事情や制約の中でも最大限の活躍
時間を効率的に使える環境整備
多様な働き方の実現・生産性向上心身共の健康維持
• 2009年から制度化
• 2017年4月~ 対象者を全社員に拡大(管理監督者、新卒入社3年以下は除く)
• 原則、週に1回の割合で出社すれば、回数や時間に制限無し
• 住宅・建築事業本部支社支店所属の営業職、設計職、生産職等に配布
• 業務システムにアクセス可能
• 現場管理や接客等のための専用アプリを開発・搭載
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SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
RPA(Robotic Process Automation) 15
ダイバーシティ経営を支える健康経営
SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
社員が健康でいきいきと働くことのできる環境を整備
■社内保健師、臨床心理士を配置
■外部EAP機関との連携
■復職支援プログラム
■定期健康診断
■新入社員への入社時面談、健康管理指導
■GLTD制度の導入
心身の不調への早期発見・対応が可能。
休業・休職からのスムーズな復職をサポート。
社員の健康・生活を支える仕組を整備
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SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
長期私傷病休業について
対象社員が安心して療養に専念し、スムーズに復職が果たせるよう「職場復帰支援プログラム」にもとづいて対応。対象社員を中心とし、主治医-産業医-働きかた支援室-職場の上司が連携・協働して休業中のケア~復職までの支援を行う。
■休業ガイドブック(本人用・管理監督者用)
制度等の周知・安心の醸成。
■リハビリ出社個々の状態に合わせて段階的に勤務時間や業務負担を調整し、心身を働く環境に慣らしていけるようリハビリプランを作成・実行。
■治療と就業の両立支援復帰後治療方針や本人の体調を踏まえて、フレックスタイム等の制度を活用した柔軟な働き方をコーディネートし、サポート。(例:抗がん剤治療)
第1ステップ• 休業中のケア
第2ステップ• 主治医による職場復帰の判断
第3ステップ• 職場復帰の可否判断
• リハビリ出社
第4ステップ• 最終的な職場復帰の判定
第5ステップ• 職場復帰後のフォロー
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SUMITOMO FORESTRY CO., LTD.
今後の課題
これまでは、制度の充実に重点
これからは
の両輪で、健康でいきいきと働くことができる環境を追求
多様な人財が能力と個性を活かし、
いきいきと働くことができる職場環境づくりの推進
~住友林業グループCSR重要課題
全社的な健康に関する目標設定とその実現
実質的な働きやすさの実現・生産性の向上
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