みんなでつくろう自治基本条例 - aomori ·...

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【開催日時】 平成23年215日(火)18:05~19:50 【開催場所】 青森市中央市民 3 階中会議室(1) 【出席者】《委 員》 稲場俊三、太田孝、大竹辰也、川崎明、工藤弘毅、佐々絵理、佐藤、白井壽美枝 谷純、對功、長尾誠、兵庫理、部一、邉一 以上14名 《事務局》 市民政策課、課長(加藤文男)、主幹(吉崎宏)、主査(立徳英)、主事(其田秀) 《自基例庁内支援》 商工業政策課主幹(宏明)、農業政策課主査(鎌田努)、上下水道部総務課主査(学) 岡事務所総務課主幹(堀内大生)、市民病院事務局主幹(佐藤秀彦)、会計課主査(福士保) 会議概要 (1) (部会)の設置について [青森市自基本条例検討委員会キャッチフレーズ] はい 会議概要 みんなでつくろう みんなでつくろう みんなでつくろう みんなでつくろう自治基本条例 自治基本条例 自治基本条例 自治基本条例

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Page 1: みんなでつくろう自治基本条例 - Aomori · ろな勉強してきたこと、それと私の考え方も含めて、 地方自没がこれから進んでいくために、青森市新総合

【開催日時】 平成23年2月15日(火)18:05~19:50

【開催場所】 青森市中央市民センター 3階中会議室(1)

【出席者】《委 員》

稲場俊三、太田孝、大竹辰也、川崎洋明、工藤弘毅、佐々木絵理、佐藤淳、白井壽美枝

谷河純、對馬功、長尾誠、兵庫理香、渡部一清、渡邉洋一

以上14名

《事務局》

市民政策課、課長(加藤文男)、主幹(吉崎宏)、主査(木立徳英)、主事(其田秀昭)

《自治基本条例庁内支援チーム》

商工業政策課主幹(泉宏明)、農業政策課主査(鎌田努)、上下水道部総務課主査(木村学)

浪岡事務所総務課主幹(堀内大生)、市民病院事務局主幹(佐藤秀彦)、会計課主査(福士保)

会議概要

(1) ワーキンググループ(部会)の設置について

[青森市自治基本条例検討委員会キャッチフレーズ]

はい

会議概要

みんなでつくろうみんなでつくろうみんなでつくろうみんなでつくろう自治基本条例自治基本条例自治基本条例自治基本条例

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【委員長】

これより委員会を始めますが、渡邉委員から意見発

表ありますので、お願いします。

【渡邉委員 発表】

■委員会の活動目的

住民が主体性を持って青森市のことを考え、若者が

夢を持てるために、そして人を安心して愛し、子供を

産み育て、安心して最後の時を迎えられるために市民

がどういう歩みをするべきなのか、更に行政はどうい

う環境をつくるべきなのかなどについて、これまで佐

藤委員の説明により勉強させていただきました。

『コミュニティ・エンパワーメント ―学びから参

加へ』 (ECOM、2001)という書籍に「生涯にわた

る過程という観点からみた青少年教育および成人教育

の目的は人びとと地域社会の自立と責任感を育み、経

済・文化・社会全体の変化に対応する能力を強め、共

存と寛容を促し、人びとが情報を得て地域社会に創造

的に参加することを促進すること」とあります。この

「青少年教育及び成人教育の目的」を、「青森市自治基

本条例検討委員会」(以下「委員会」という。)と言い

換えると、いろいろな意味で、積極的な参加と表現を

促すということになり、本委員会の活動目的と概ね同

じになると感じています。

■参画のはしご

それから、コミュニティづくりや環境に関わるプロ

ジェクトにいかに子どもが参画するかについて書かれ

ている「子どもの参画」(ロジャー・ハート著)という

書籍があり、分かり易く「子どもの参画のはしご」で

参加・参画を8段階で表現していますが「子ども」を

「市民」に、「大人」を「委員会」に読み替えて考えて

みたいと思います。

1番下は、操り参画

2番目は、お飾り参画

3番目は、形だけの参画

4番目は、「子ども」(「市民」)は仕事を割り当てら

れるが、情報は与えられている。

5番目は、「子ども」(「市民」)が「大人」(「委員会」)

から意見を求められ、情報を与えられる。

我々は6番目の「子ども」(「市民」)がしかけ、「子

ども」(市民)と一緒に決定する方法で、この自治基本

条例をつくるのかなと考えます。

何年かかるかわかりませんが、7番目の市民が主体

的に取りかかり、市民が指揮をして、参画を行ってい

くようになり、最終的には、市民が主体的に取りかか

りみんなで決定する。ここにまでいくのは、時間がか

かるだろうと思っていますが、この梯子のことを考え

て、青森市の状況とこれまで佐藤委員の説明でいろい

ろな勉強してきたこと、それと私の考え方も含めて、

地方自治がこれから進んでいくために、青森市新総合

計画との関係を勉強した方がいいかなと思っています。

8.子どもが主体的に取りかか

り、大人が一緒に決定する

7.子どもが主体的に取りかか

り、子どもが指揮する

6.大人がしかけ、子どもと一緒

に決定する

5.子どもが大人から意見を求

められ、情報を与えられる

4.子どもは仕事を割り当てら

れるが、情報は与えられてい

3.形だけの参画

2.お飾り参画

1.操り参画

 

 

■総合計画などとの連携

地方自治法では総合計画が基盤です。

市長が変わり、新たな総合計画を今回、議会へ提案

しましたので、青森市の自治基本条例は、この総合計

画の市民ビジョンと連携をとらなければいけないと思

います。市議会についても、いろいろな動きがあるの

できちんと連携していく必要があります。

そういう中で、市民参画を進めるため、自治基本条

例を進めていくためには、それに付帯する「ボランテ

ィア条例」や、「青森市民参画条例」などの条例をいく

つかつくる必要があると考えても、今までの勉強して

きたことと大きな齟齬はないと思います。

ロジャー・ハート:子どもの参画のはしご

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■コミュニティの考え方

私見ですが、私は中学校レベルが自治の一番小さな

コミュニティと考えますが、果してそれでいいのだろ

うかとも思っています。青森市には地域包括支援セン

ターが11あるし、浪岡地区の方の意見は多少温度差

があると思います。浅虫もちょっと違うでしょう。そ

こで、全部で12の市民センターなどの行政窓口があ

りますので、それを仮に12の基幹コミュニティと考

え、その下に来る小地域のコミュニティをつくったら

どうかと考えてみました。

例えば富山県富山市は、人口約38万で76のコミ

ュニティを持っています。そのコミュニティを単位に、

市民自治、市民参画を進めるという考え方です。

人口5千人の町・村でつくるのであれば、そんな面

倒くさい仕組みはいりませんが人口30万人の都市で

あれば、富山市のようなコミュニティ単位が必要だと

思います。浪岡には浪岡の自治があるだろうし、浅虫

には浅虫の自治があるだろうし、幸畑は幸畑、浜館は

浜館、佃は佃のコミュニティの自治の構想があるのだ

ろうと思います。

そういった中で、自治の基本は、もちろん参画を進

めること、議会との調整をしていくことなどたくさん

ありますが、最後のところで「互助社会」「共助社会」、

何か青森らしさ、お互い様、みんなであずましい気持

ちになれる、そういうことが根ざした自治をつくる必

要があります。

これは切り口の問題なのですが、12と幾つかの小

地域のコミュニティがあったらいいのか、基本は、町

会・自治会だと思います。また、民生委員児童委員協

議会や青森市社会福祉協議会はなどの既存の団体と、

どう連携をとるか。それぞれの自治をどう考えて、青

森全体の自治の構想をつくる必要があると思っていま

す。

■自治基本条例のつくり方

そのためにはやはり、自治基本条例は、青森市の新

総合計画と擦り合わせ、丁寧に、多くの市民の方の所

に、我々が皆で出ていって、膝を交えながら意見を交

換してつくる必要があるだろうと思っています。

住民投票条例にしろ、地域内分権構想にしろ、小地

域のコミュニティ構想にしろ、多くの市民を巻き込ん

でつくっていく必要があり、青森らしい市民自治型の

基本条例をつくってみたいと思います。

【委員長】

今、渡邉委員から、いろいろな考え方があるので、

いろいろな人達の意見を吸収しながら自治基本条例を

つくっていこうとのお話しがありました。

いろいろな意見があることを、我々委員が認識を共

有し、その意見を、どのように自分の中に取込み、消

化し、自治基本条例の委員として意見をあげていくの

かは、我々の作業だと思います。

【ワーキンググループ(部会)の設置について】

さて、前回、この検討委員会で検討すべき自治基本

条例の基本的方向性が決定いたしました。今回は検討

課題をより効果的かつ効率的に行うためのワーキング

グループ(部会)の設置について、委員の皆さんのご

意見をお聞きしたいと考えています。

4つのワーキンググループ(部会)の例を考えてい

ますのでご説明いたします。

「運営部会」は、運営について常に定例の委員会の

案件にしていると大変時間がかかりますので、迅速に

検討委員会の活動やスケジュール等を管理、調整する

ための部会と考えております。船でいうならば、舵取

り役と考えております。

「広報部会」は、第6回検討委員会で、市民周知の

方法の検討をワークショップで行いましたが、それを

素材にし、実際に委員会が主体となって実施できる市

民周知について検討していただく部会です。

「広聴部会」は、アンケートの内容やどのような方

法でアンケートを実施したりするかを考える部会です。

「サロン部会」は、一般的にはワークショップと言

ったほうが分かり易いのかもしれませんが、ファシリ

テーションを活用した協働のまちづくり研修で「サロ

ン」と呼んでいますので「サロン部会」としておりま

す。ワークショップの目的は意見を聞くことですが、

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そのことを通じて「まちづくりは楽しい」と感じてい

ただく方々を増やすことにあります。広報・広聴の一

環ではありますが、サロンの開催には、周到な準備や

時間が必要となりますので、一つの部会としておりま

す。

なお、太田委員の相馬町町会で行ったサロンでは、

実行部隊として実行委員会を組織し、事前に3回程集

まり、打ち合わせしました。そして開催前の最終打合

せをし、本番の日に朝9時から集まり、皆さんで会場

準備をしましたが、午前中一杯かかっております。

以上、4つの部会の例を考えていますけれども、佐

藤委員から補足として、資料の配布がありましたので、

よろしければ佐藤委員から説明していただけますでし

ょうか。

【佐藤委員】

前回の委員会の時に「青森らしいフルセット型の自

治基本条例」というキーワードが出てきたので、『青森

らしいフルセット型の自治基本条例策定の手順』(別添

参照)ということで資料を作成しました。

大竹委員長の説明と重なりますが、運営部会では、

検討委員会の運営全般のマネジメントを行うというこ

とです。そして自治基本条例は、市民参加でつくると

ことが大前提ですが、それと併せて、議会参加、職員

参加でつくっていかなければいけないと思いますので、

議会や職員との連携を含め、全体のマネジメントをこ

の運営部会でやるというように考えています。

「サロン部会」は、サロンの企画と準備運営です。

どこで開催するのか、開催の回数、テーマはどうする

か、委員会への意見の反映方法等をこの部会で検討し

てもらえればと思います。特に「浪岡でやりたい。」と

佐々木委員が手を上げていますので、相馬町でのサロ

ンの盛り上がりがあるうちに、早くに皆さんで固めて

いただき、佐々木委員が準備に入れる体制にしてもら

えればと思います。

「広報部会」ですが、これは第6回のワークショッ

プで委員の皆さんから沢山良いアイディアが出てきま

したので、一個一個できるものから実践していくこと

が中心になると思います。チラシを作り、それを撒く

とか、幟(のぼり)をつくるとかいろいろなアイディ

アがあったと思います。それをできるものから確実に

一個一個やっていくことです。

「広聴部会」ですが、そもそもアンケートをやるの

か、やらないのか、やるのであればアンケートの中身

はどうするのか、いつアンケートをとるのか。あと先

程の渡邉委員のお話にもありましたけれども、いろい

ろな方のお話しを自治基本条例に反映していきたいと

思います。

その一つのツールがサロンになると思いますが、い

ろいろとこれからお話しを聞いていかなければいけな

い人が出てくると思いますので、そういう人達から、

どういう方法で聞いていくかという部分も、ここの部

会が担当していくところではないのかなというふうに

思っています。

【大竹委員長】

ありがとうございました。それでは、ワーキンググ

ループ(部会)の設置の可否も含めまして、委員の皆

さんのご意見をこれから聞いていきます。

ワーキンググループは、4つの部会案を説明しまし

たが、4つとは決めていません。どのようなワーキン

ググループが必要か、あるいは必要ではないのか、ま

たは加えた方がいいのではないかという皆さんのご意

見も聞かせてくださるようにお願いします。

それから、ワーキンググループへの所属、つまり1

委員が1つのワーキンググループに入ったらば、他の

所は兼務できないと考えるのか、そうではなくて、1

人の委員が2つくらいに兼務してもいいのか、そうい

うことも考えて、皆さんからのご意見を伺わせてくだ

さい。

【渡部委員】

予算が気になります。それぞれの部会で、いろいろ

計画の作成や用具等を買う必要が出てくると思います

ので、それぞれの部会でどのくらいの予算まで使える

のか気になっていました。

【稲場委員】

私の案としては、大竹委員長、渡邉副委員長、佐藤

職務代理、そのほか誰か女性の4人で構成する執行部

をつくることが必要だと考えます。その下に、運営・

広聴・広報・サロンとそれぞれ4人構成し、執行部の

メンバーが1人ずつ、部会長になるようにしたら良い

と思います。

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私も自分が何に向いているか、他の委員は何がいい

のか一応考えていますが委員長がそういうものをまと

めているのであれば、委員長案を提示して討論した方

がいいと思います。

【工藤委員】

稲場委員にお尋ねします。提案のあった執行部と運

営部会の役割分担はどういうふうになるんですか?も

っと言うと、運営部会が執行部にかなり近いのではな

いかなという印象を持ったものですから。

【稲場委員】

具体的には考えていません。私は非公募で選ばれた

委員はある程度先導役になる人と考えて、私案を考え

た次第です。それから、私は渡邉委員が話していた基

本構想の勉強会というものはすぐやった方がいいと思

います。

【川崎委員】

4つに分かれているこのワーキンググループにつ

いては、運営だけが頭でっかちにならないようにと考

えています。委員は、学識経験者等の非公募委員が8

人、公募委員が8人なので、4人構成なら、それぞれ

から2人づつという形で、1つの部会が頭でっかちに

ならないような人選をしたらと思います。

【大竹委員長】

部会の数は4つでいいのかどうか、まずそこから決

めていきたいので、その後で、人選について聞いてい

きたいと思います。皆さんの意見を聞いていると、部

会員の構成に軸足が乗っているので、ちょっと戻して

いただき、ワーキンググループ(部会)が、運営・サ

ロン・広報・広聴の4つでいいのか、それともまだ増

やした方がいいのか、それをまず決めていきたいと思

います。その後で、どの部会の構成や人数を決めてい

きたいと思います。なお、今までの意見も参考にさせ

てもらいます。

【長尾委員】

例示された部会についてはいいと思いますが、肝心

要の原案作成はこの部会とは関係ないのですか?原案

はどこでつくられるのかなと思ったので。

このような基本条例をつくっていくのだというこ

とがなければ、広報をやるにしても、アンケートをと

るにしても、こんな原案をつくりましたがどうですか

と言えないので、ちょっと疑問に思いました。教えて

くださればと思います。

【佐藤委員】

私と大竹委員長で打合わせをした時に、基本的に議

論の中心の場はこの委員会が議論の中心になり、それ

とは別に、それぞれの部会の方が任意に活動していた

だくということを基本的なスタンスで考えました。

委員会の場では、部会の活動を最初に簡単にご説明

をしていただき、その後に、条例の内容の議論をして

いく。

条例の内容の議論の方法ですが、あくまで私案です

が、フルセット型でつくるということは前回皆さんに

ご同意いただいているところですので、市民やコミュ

ニティ、議会、行政など11くらいに分けてあるテー

マについての議論を1回1回、委員会の中で議論をし

ていけば良いのではないかと考えています。

例えば、先程の渡邉委員のお話で出たコミュニティ

という問題は、すごく難しい問題ですので1回では議

論が終わらないかもしれません。とにかく毎回、取り

扱うテーマを決めて、事前に事務局から議論するテー

マの、例えば今まで制定している自治体の条文や参考

になる資料を皆さんの所に送っていただく、もしくは、

翌々週の分を配るという形でもいいかと思いますが、

事前に資料を皆さんにお渡しして、当日は、ワークシ

ョップで盛り込みたい事項をそれぞれ出し合い、それ

を集約し、盛り込むべき内容の意見集約をするところ

までを1回の委員会でやればよいのでないかと考えて

います。内容が難しい場合は2回、3回連続で行う場

合もありますが、内容が軽い場合は1日2テーマにな

るかもしれません。それを行い、とりあえずテーマ毎

に我々の意見を集約していく作業を行い、同時にサロ

ン部会や広聴部会で、皆さんが聞いてきた市民意見を、

次の段階で反映していくのが良いのではないかと考え

ています。

条文書きの作業ですが、これは、条文を我々が書け

るのかという問題もあり、これは政策法務という自治

体の職員の中でもできる方とできない方、また得手な

方と不得手な方がいる難易度の高いところなので、

我々がやるのか、それとも市職員のサポーターが担っ

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てくれるのかということは、追々これから皆さんと議

論していかなければいけないところです。条文の書き

出しをして、条文の確認をする。これはさっき話した

全てのテーマに対する意見の集約が、一通り全部終わ

った次の段階の作業になってくるかと思います。

あと、議論する順番をどうするか、テーマについて

の議論を1回の委員会にするか2回にするか等は、運

営部会で協議していくことになると思います。

ですので、委員会の活動は定例の委員会だけではな

く、部会の活動を行うので、付加的に少し皆さんの時

間をいただく流れになると思います。

【工藤委員】

部会の数ですけれども、委員全体で16人しかいな

いので、せいぜい4つがいいところだと思います。そ

れぞれ1部会を単純に平均すると4人で、その4人を

最低ラインにして、冒頭に委員長がおっしゃったよう

に、1人の人が1つの部会に限定せずに、余力のある

人は、複数の部会に属してもいいということにすれば

いいと思います。

当然この検討委員会の場だけで部会が足りるわけは

ないので、それぞれの部会に属した人達でスケジュー

ルを調整して、部会の議論をやっていけばいいと思い

ます。

【渡邉委員】

私も4つでいいかなと思っています。この条例がつ

くられるまで、おそらく2年くらいかかると思います

ので、当面4つに分かれて、例えば中間期くらいまで、

いろいろな意見を聞いていく。そこからもう一度、条

文起草部会だとか部会を再構成する必要があるのかな

と思いました。

【谷河委員】

工藤委員がお話したことと重複してしまうのです

が、確かに委員会のメンバーの数は16名で限られて

いますので、やっているうちに新たな部会も必要にな

ってくるのではないかと思います。

ただ、フルセット型でやっていくということになっ

ていますので、数を増やすことによって、イレギュラ

ーが起こり易くあやふやになってしまう可能性もある

ので、16名の委員を各部会最低限4名で分ける考え

でいけば、今の4部会でいいと自分は考えています。

【白井委員】

私も人数的に4つが限度と思います。そして先程渡

邉委員がおっしゃったように、いつまで広聴があるの

かということもありますから、その都度、これは変わ

っていくものと思います。それから4人と限定しなく

ても、余力がある方は2つでも3つでも部会に加入す

るのはよいのではないかと思います。必ず1人最低1

部会は入りましょう、汗をかきましょうということだ

けは共通理解にしたいと思っています。

【大竹委員長】

さて、部会は4つがいいのではないかとありました。

サロンも広聴もやりたいという方がいらっしゃいまし

たら、どうぞ両方に入ってもかまいませんということ

ですので自由度が高くなっています。

【稲場委員】

4つに決めたというのは、いいことだと思います。

私はこの案に賛成です。

【對馬委員】

広報と広聴は非常に関連がありますので一緒のグル

ープにできないものかなと考えています。意見のやり

取りとかありますので、広報、広聴と分けないで、一

緒にしたほうがいいのではないかと考えます。

【太田委員】

基本的な事項は定例の委員会で討議し、柱をつくっ

ていく。それを補足する意味でサロンやアンケート、

広聴をやったりする。1つ1つのサロンやアンケート、

ワークショップをやるといってもかなりの労力がかか

ります。

相馬町会でサロンをやったときも何回も会議をや

り、準備をし、大変でした。今の段階では、それぞれ

4つの部会で行うことがよいのではないかと思ってい

ます。サロンをやる場合でも相馬町サロンを開催する

ときに組織したサロンの実行委員会に支援してもらう

とか、広聴をやる場合でも、そのような実行委員会を

つくってやるとかということになっていくと思うので、

1つ1つがかなりの大きな仕事になってくるかなと思

います。まずこういう形で進めて成功させていくと委

員会の中でいろいろな柱が決められていくと思います。

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【白井委員】

広報と広聴は何かやることが違うような気がします。

広聴は皆さんに聞いていき、広報はどちらかと言え

ば、前にワークショップで出てきた「旗を使う」とか、

「ねぶたに出よう」とか、「ホームページに載せる」と

か、「広報あおもりに載せていく」というように、ちょ

っと動きが違う気がします。

広報は今私達がどういうことを市民に問いかけた

らよいか、一回で済むのかどうか。最初に聞く広聴は、

どんなことで、こういうことをやっていくことが必要

かどうかということから始まるかもしれません。

だから広聴もいろいろな段階を追ったり、範囲も変

わったりもするので、ちょっと動きが違うかなと思い

ます。両方入る人がいてもかまいませんが、核になる

動きの部分はおさえておいたほうがいいと私は思うの

で、別々がいいと思います。

【兵庫委員】

広報と広聴ですが、これは全く別のものだと思いま

す。広報はPR、コマーシャルで「こういう事をやる、

やっています」ということを広めるもの。

広聴は、皆さんから意見を聞くもの。むしろサロン

と類似していると思います。ただサロンは、「まちづく

りの楽しさを広めるため」ですので、サロンと広聴を

一緒にしてしまうと、時間帯的にサロンの割合が大き

くなる感じがするので、2つに分けたのではないかな

と思います。やはり部会としては4つが精一杯だと思

います。

ただ部会をつくってしまうと、それぞれの部会の人

達だけでやるという雰囲気が出てきてしまうのではな

いかなと私は思います。特に運営の場合には、非常に

重圧がかかります。本来であれば、運営というものは、

ここの全委員がやるものであって、その中で核になっ

てやっている委員長、副委員長などがいるので既に運

営というものできていると思います。

多分、部会を決めると、一斉スタートになると思い

ますが一斉スタートは絶対に無理だと思っています。

今、サロンを開いて、まちづくりの楽しさを教えよう

となった時には、サロンの部会に入った方2~3人が

コアになり、そして委員会全員でやるということが本

来ではないかなと思います。空いている人が手伝うと

いうことではなく、サロンを担当する人は、企画的な

ことなど、ある程度のコアな部分を進め、やる時は全

員でやる。

広聴の場合もそうですし、出来るだけ全員でやった

方がいいと思います。

【大竹委員長】

それぞれの部会での方向性というものは、それぞれ

の部会の人達の意見で決めていき、一番大切な部分に

関しては16人の合議で進めていくということです。

当面、スタート時点では4つでよいとの全委員の挙

手がみられましたので、4つで決めていきます。

それでは、それぞれの4つの部会に、どういう方々

を構成員とすればいいのかということですが、最初に

自分でやりたい所に手を上げましょう。そして1部会

4人ずつくらいで構成し、希望人数が多いところは、

どこかの部会に移ってもらうというようにしたいと思

います。

【對馬委員】

4つの部会に分けると決まったわけですが、人数ま

で、最初から4人ずつと決めてしまわないと駄目なも

のですか?

結局、条例をつくるには、これから16人全員で総

体的なことを議論していくわけでしょ。その議論して

いく中で、部会4つにどのくらいの人数が必要なのか

ということも変わってくるかもしれません。

さしあたり4人ずつと決めておくことはいいでしょ

うがそれはあくまでも暫定的なもので最初から4人ず

つとがっちり決めてしまえば、後で困ることも出てく

るのではないかなという気がします。

【兵庫委員】

部会をつくって、部会だけで行動するのではないと

いう認識でいますし、それがあってはならないと思う

ので、先程の稲場委員の言葉を借りれば、例えばサロ

ンの部会に4人がなったとしたら、これをサロンの執

行部と考えて、そして皆でやるというやり方を取って

いかないと、バラバラになってしまう。ある程度の企

画的なものをサロン部会の方が考えて、そして検討委

員会(定例会)にかけたものを皆でやるということが

検討のスピードを速めるということではないかなと認

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識しています。

【工藤委員】

今の執行部的な考えは私も賛成しますけれども、執

行部が4人だけである必要はなくて、5人になっても

6人になってもいいのでしょう?

とりあえずは、どの部会に属したいのかという希望

を聞いてみればいかがでしょうか?

【大竹委員長】

工藤委員の意見どおり、とりあえず自分でどこに入

りたいか手を上げて、やってみましょう。足かせ、手

かせをなくし、自分でやりたい部会に名前を書きまし

ょう。そして、ちょっと時間がかかるかもしれません

けれども、そこから少しずつ修正していって決めてい

きましょう。

それでは「運営」が

工藤委員、川崎委員、對馬委員、佐藤委員、稲場委

員、渡邉委員、そして私(大竹委員長)

「サロン」が

佐々木委員、太田委員、兵庫委員、長尾委員

「広報」が

長尾委員、白井委員、渡邉委員、兵庫委員

「広聴」が

渡部委員、谷河委員、太田委員

となりました。

あと、今日欠席のお二人がどこに入るのかというこ

とは後日伺って決めます。

それぞれの部会が独自に開かれれば、他の部会に所

属している人達が、話し合いの内容がわからないこと

が想定されますので、それぞれの部会で報告書を作成

する作業も必要になります。それぞれの部会で部会長

と書記を決めていただき報告書を出していただく。そ

して、それを委員全員で共有しようと考えています。

【佐藤委員】

報告書を作るとなると、かなり負担になる部分があ

るので、なかなか私が部会長にという感じにはならな

いで、ぜひ事務局に手伝っていただけたらなと思いま

す。

【事務局】

部会の運営を事務局が関与しないわけにはいかない

ので、各部会開催時には職員も付きます。

ただ、各部会で部会長、書記はやはり決めていただ

き、事務方がそれをまとめる考えでいました。役割を

明確にした方が、部会で何をやっているかを把握しや

すく、今後、定例会時に、皆さんに部会の報告なども

ありますので役割を持っていた方がよろしいかと思い

ます。

【大竹委員長】

それでは、サロン・広報・広聴・運営、この中で、

それぞれ部会長を決めたいと思います。自薦される方

がいれば、決めてしまいたいと思います。

【事務局】

各部会に分かれて決めた方が、すんなりと話し合え

るのではないかなと思いますがいかがでしょうか。

重複している人は、どちらかを基本にしてもらい、

決めてもらえばよろしいかと思います。

【白井委員】

書記は必ず決めなければいけないのでしょうか?私

もいろいろな所でやっていて、書記は非常に大変だと

感じています。持ち回りというのはどうでしょうか?

【兵庫委員】

出た方が書けばよろしいかと思いますし、できれば

出た人全員が書いて、それを全部出すということでも

いい。

【渡邉副委員長】

広報委員会はそれでいきましょう。

【佐藤委員】

それぞれの部会がそれぞれの部会で決めましょう。

【事務局】

それでは書記は、それぞれの部会開催時に書記を決

めていただくという形で皆さんよろしかったでしょう

か。

(拍手)

【大竹委員長】

では、今日はこれで終わりますが、今回4つの部会

ができました。この部会の運営に関しましては、事務

局から部会長に連絡をさせますので、部会長はそれぞ

れ各部会員にご連絡くださいますようにお願い申し上

げます。

委員の皆様もお疲れ様でした。

(了)

ワーキンググループ(部会)の編成

― 各委員の希望 ―

Page 9: みんなでつくろう自治基本条例 - Aomori · ろな勉強してきたこと、それと私の考え方も含めて、 地方自没がこれから進んでいくために、青森市新総合

- 8 -

青森

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政・

評価

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本理

念・

原則

⑩前

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その

・議

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別添資料(佐藤委員関係)