家庭、技術・家庭ワーキンググループにおける検討...

60
家庭、技術・家庭ワーキンググループにおける検討事項 1.家庭、技術・家庭科を通じて育成すべき資質・能力について ・家庭、技術・家庭科を学ぶ本質的な意義や他教科との関連性について ・三つの柱に沿った育成すべき資質・能力の明確化について ⅰ)何を知っているか、何ができるか(個別の知識・技能) ⅱ)知っていること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力等) ⅲ)どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びに向かう力、 人間性など) ・幼稚園・小学校・中学校・高等学校を通じた家庭、技術・家庭科において育成す べき資質・能力の系統性について ・家庭、技術・家庭科において育成すべき資質・能力と指導内容の系統性について 2.アクティブ・ラーニングの三つの視点(※)を踏まえた、資質・能力の育成のた めに重視すべき家庭、技術・家庭科の指導等の改善充実の在り方について 3.資質・能力の育成のために重視すべき家庭、技術・家庭科の評価の在り方につい 4.必要な支援(特別支援教育の観点から必要な支援等を含む)、条件整備等について ※アクティブ・ラーニングの三つの視点(企画特別部会「論点整理」18ページ(及び論点整理補 足資料スライド 26)参照) ⅰ)習得・活用・探究という学習プロセスの中で、問題発見・解決を念頭に置いた深い学びの過 程が実現できているかどうか。 ⅱ)他者との協働や外界との相互作用を通じて、自らの考えを広げ深める、対話的な学びの過程 が実現できているかどうか。 ⅲ)子供たちが見通しを持って粘り強く取り組み、自らの学習活動を振り返って次につなげる、 主体的な学びの過程が実現できているかどうか。 107 128

Upload: others

Post on 13-Feb-2020

5 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

  • 家庭、技術・家庭ワーキンググループにおける検討事項

    1.家庭、技術・家庭科を通じて育成すべき資質・能力について

    ・家庭、技術・家庭科を学ぶ本質的な意義や他教科との関連性について

    ・三つの柱に沿った育成すべき資質・能力の明確化について

    ⅰ)何を知っているか、何ができるか(個別の知識・技能)

    ⅱ)知っていること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力等)

    ⅲ)どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びに向かう力、

    人間性など)

    ・幼稚園・小学校・中学校・高等学校を通じた家庭、技術・家庭科において育成す

    べき資質・能力の系統性について

    ・家庭、技術・家庭科において育成すべき資質・能力と指導内容の系統性について

    2.アクティブ・ラーニングの三つの視点(※)を踏まえた、資質・能力の育成のた

    めに重視すべき家庭、技術・家庭科の指導等の改善充実の在り方について

    3.資質・能力の育成のために重視すべき家庭、技術・家庭科の評価の在り方につい

    4.必要な支援(特別支援教育の観点から必要な支援等を含む)、条件整備等について

    ※アクティブ・ラーニングの三つの視点(企画特別部会「論点整理」18ページ(及び論点整理補

    足資料スライド26)参照)

    ⅰ)習得・活用・探究という学習プロセスの中で、問題発見・解決を念頭に置いた深い学びの過

    程が実現できているかどうか。

    ⅱ)他者との協働や外界との相互作用を通じて、自らの考えを広げ深める、対話的な学びの過程

    が実現できているかどうか。

    ⅲ)子供たちが見通しを持って粘り強く取り組み、自らの学習活動を振り返って次につなげる、

    主体的な学びの過程が実現できているかどうか。

    107128

  • 社 会

    【小

    学校

    (高学

    年)】

    ◇家

    庭科

    の見

    方や

    考え

    方を

    踏ま

    え、

    生活

    の中

    から

    問題

    を見

    出し

    て課

    題を

    設定

    し、

    その

    解決

    を目

    指す

    衣食

    住な

    どに

    関す

    る実

    践的

    ・体

    験的

    な学

    習活

    動を

    通し

    て、

    以下

    の資

    質・能

    力を

    育成

    する

    ○日

    常生

    活に

    必要

    な基

    礎的

    ・基

    本的

    な知

    識・技

    能を

    習得

    する

    。〇

    生活

    の中

    から

    問題

    を見

    出し

    て課

    題を

    設定

    し、

    その

    解決

    を目

    指し

    て身

    に付

    けた

    知識

    ・技

    能を

    活用

    し、

    生活

    をよ

    りよ

    くし

    よう

    と工

    夫す

    る能

    力を

    育成

    する

    。〇

    家庭

    生活

    の大

    切さ

    に気

    付き

    、家

    族や

    地域

    の人

    々と

    の関

    わり

    を考

    え、

    家族

    の一

    員と

    して

    、生

    活を

    より

    よくし

    よう

    とす

    る実

    践的

    な態

    度を

    育成

    する

    。●

    家庭

    や地

    域と

    の連

    携を

    図り

    、主

    体的

    に取

    り組

    む問

    題解

    決的

    な学

    習を

    充実

    する

    ◎少

    子高

    齢化

    等の

    社会

    の変

    化や

    持続

    可能

    な社

    会の

    構築

    、食

    育の

    推進

    に対

    応し

    、家

    庭生

    活と

    家族

    の大

    切さ

    等、

    消費

    ・環

    境に

    配慮

    した

    生活

    の仕

    方、

    食事

    の役

    割や

    栄養

    ・調

    理の

    礎、

    日本

    の生

    活文

    化の

    大切

    さに

    気付

    く学

    習を

    充実

    する

    【中

    学校

    】◇

    家庭

    分野

    の見

    方や

    考え

    方を

    踏ま

    え、

    生活

    の中

    から

    問題

    を見

    出し

    て課

    題を

    設定

    し、

    その

    解決

    を目

    指す

    衣食

    住な

    どに

    関す

    る実

    践的

    ・体

    験的

    な学

    習活

    動を

    通し

    て、

    以下

    の資

    質・能

    力を

    育成

    する

    ○家

    庭の

    機能

    につ

    いて

    理解

    を深

    め、

    生活

    の自

    立に

    必要

    な基

    礎的

    ・基

    本的

    な知

    識・技

    能を

    習得

    する

    。○

    生活

    の中

    から

    問題

    を見

    出し

    て課

    題を

    設定

    し、

    その

    解決

    を目

    指し

    て身

    に付

    けた

    知識

    ・技

    能を

    活用

    し、

    これ

    から

    の生

    活を

    展望

    して

    生活

    を工

    夫し

    創造

    する

    能力

    を育

    成す

    る。

    〇自

    分と

    家族

    、家

    庭生

    活と

    地域

    との

    関わ

    りを

    考え

    、地

    域の

    人々

    と協

    働し

    、生

    活を

    工夫

    し創

    造し

    よう

    とす

    る実

    践的

    な態

    度を

    育成

    する

    。●

    家庭

    や地

    域社

    会と

    の連

    携を

    図り

    、「生

    活の

    課題

    と実

    践」等

    、主

    体的

    に取

    り組

    む問

    題解

    決的

    な学

    習を

    充実

    する

    。◎

    少子

    高齢

    化等

    の社

    会の

    変化

    や持

    続可

    能な

    社会

    の構

    築、

    食育

    の推

    進に

    対応

    し、

    家庭

    の機

    能の

    理解

    や、

    幼児

    、高

    齢者

    との

    交流

    等、

    消費

    ・環

    境に

    配慮

    した

    ライ

    フス

    タイ

    ルの

    確立

    の基

    礎、

    食事

    の役

    割や

    栄養

    ・調

    理、

    日本

    の生

    活文

    化の

    継承

    等に

    関す

    る学

    習を

    充実

    する

    【高

    等学

    校】

    共通

    教科

    ◇家

    庭科

    の見

    方や

    考え

    方を

    踏ま

    え、

    生活

    の中

    から

    問題

    を見

    出し

    て課

    題を

    設定

    し、

    その

    解決

    を目

    指す

    実践

    的・体

    験的

    な学

    習活

    動を

    通し

    て、

    以下

    の資

    質・能

    力を

    育成

    する

    。○

    生活

    を科

    学的

    に理

    解し

    、自

    立し

    た生

    活者

    に必

    要な

    知識

    ・技

    能を

    習得

    する

    。○

    生活

    の課

    題を

    解決

    する

    ため

    に、

    生活

    を科

    学的

    に探

    究し

    、生

    涯を

    見通

    して

    生活

    を創

    造す

    る能

    力を

    育成

    する

    。〇

    様々

    な年

    代の

    人と

    コミ

    ュニ

    ケー

    ショ

    ンを

    図り

    、主

    体的

    に地

    域社

    会に

    参画

    し、

    共に

    支え

    合う

    社会

    の実

    現に

    向け

    て家

    庭や

    地域

    の生

    活を

    創造

    しよ

    うと

    する

    実践

    的な

    態度

    を育

    成す

    る。

    ●「ホ

    ーム

    プロ

    ジェ

    クト

    」や

    「学

    校家

    庭ク

    ラブ

    活動

    」等

    、主

    体的

    に取

    り組

    む問

    題解

    決的

    な学

    習を

    充実

    する

    。◎

    少子

    高齢

    化等

    の社

    会へ

    の変

    化や

    持続

    可能

    な社

    会の

    構築

    、食

    育の

    推進

    に対

    応し

    、子

    育て

    支援

    等の

    理解

    、高

    齢者

    の理

    解、

    生涯

    の生

    活設

    計、

    消費

    ・環

    境に

    配慮

    した

    ライ

    フス

    タイ

    ルを

    確立

    する

    ため

    の意

    思決

    定、

    健康

    な食

    生活

    の実

    践、

    日本

    の生

    活文

    化の

    継承

    ・創

    造等

    に関

    する

    学習

    を充

    実す

    る。

    【小

    学校

    (低

    ・中

    学年

    )】

    ○基

    本的

    な生

    活習

    慣や

    生活

    技能

    、身

    近な

    人々

    との

    接し

    方(家

    族や

    地域

    の様

    々な

    人々

    )、

    成長

    への

    喜び

    ・成長

    を支

    えて

    くれ

    た人

    々へ

    の感

    謝等

    (生

    活科

    )○

    健康

    によ

    い生

    活に

    つい

    ての

    理解

    (健

    康に

    過ご

    すた

    めの

    明る

    さの

    調節

    や換

    気な

    どの

    生活

    環境

    )、

    体の

    発育

    ・発

    達に

    つい

    ての

    理解

    (体

    をよ

    りよ

    く発

    育・発

    達さ

    せる

    ため

    の調

    和の

    とれ

    た食

    事)(体

    育科

    )〇

    日常

    の生

    活や

    学習

    への

    適応

    及び

    健康

    ・安

    全(基

    本的

    な生

    活習

    慣の

    形成

    、食

    育の

    観点

    を踏

    まえ

    た学

    校給

    食と

    望ま

    しい

    食習

    慣の

    形成

    等)(特

    別活

    動)

    ○節

    度・節

    制(基

    本的

    な生

    活習

    慣、

    節度

    ある

    生活

    )、

    家族

    愛、

    家庭

    生活

    の充

    実等

    (道徳

    )等

    【幼

    児教

    育】

    (教

    育課

    程部

    会幼

    児教

    育部

    会に

    おい

    て、

    本ワ

    ーキ

    ング

    グル

    ープ

    での

    議論

    を踏

    まえ

    、幼

    児期

    に育

    みた

    い資

    質・能

    力、

    幼児

    期の

    終わ

    りま

    でに

    育っ

    てほ

    しい

    姿の

    明確

    化に

    つい

    て審

    議)

    ○幼

    稚園

    生活

    の中

    で満

    足感

    や充

    実感

    を持

    って

    自分

    のや

    りた

    いこ

    とに

    向か

    って

    心と

    体を

    十分

    に働

    かせ

    なが

    ら取

    り組

    み、

    見通

    しを

    持っ

    て自

    ら健

    康で

    安全

    な生

    活を

    作り

    出し

    てい

    ける

    よう

    にな

    る。

    ○家

    族を

    大切

    にし

    よう

    とす

    る気

    持ち

    を持

    ちつ

    つ、

    いろ

    いろ

    な人

    と関

    わり

    なが

    ら、

    自分

    が役

    に立

    つ喜

    びを

    感じ

    、地

    域に

    一層

    親し

    みを

    持つ

    よう

    にな

    る。

    家庭科、技術・家庭科(家庭分野)における教育のイメージ(たたき台)

    時間

    軸空

    間軸

    現 在 ・ こ れ ま で の 生 活

    こ れ か ら の 生 活

    生 涯 を 見 通 し た 生 活

    地 域

    家 庭

    平成

    28

    年4

    月1

    3日

    教育

    課程

    部会

    家庭

    ,技

    術・家

    庭ワ

    ーキ

    ング

    グル

    ープ

    資料

    7-

    108 129

  • 個別の知識や技能

    (何を知っているか、何ができるか)

    思考力・判断力・表現力等

    (知っていること・できることをどう使うか)

    学びに向かう力、人間性等

    情意、態度等に関わるもの

    (どのように社会・世界と関わりよりよい人生を送るか)

    家庭

    高等学校

    (共通教科)

    自立

    した

    生活

    者に

    必要

    な知

    識・技

    ・家

    族・家

    庭、

    乳幼

    児の

    子育

    て支

    援等

    や高

    齢者

    の生

    活支

    援等

    に関

    する

    技術

    につ

    いて

    の知

    識・理

    解、

    技能 ・生

    涯の

    生活

    設計

    に関

    する

    知識

    ・理

    解・各

    ライ

    フス

    テー

    ジに

    対応

    した

    衣食

    住に

    関す

    る技

    術に

    つい

    ての

    知識

    ・理

    解、

    技能

    ・生

    活に

    おけ

    る経

    済の

    計画

    、消

    費生

    活や

    環境

    に配

    慮し

    たラ

    イフ

    スタ

    イル

    の確

    立に

    関す

    る技

    術に

    つい

    ての

    知識

    ・理

    解、

    技能

    生活

    の課

    題を

    解決

    する

    ため

    に、

    生涯

    を見

    通し

    て生

    活を

    創造

    する

    能力

    ・家

    族・家

    庭や

    社会

    にお

    ける

    生活

    の中

    から

    問題

    を見

    出し

    、課

    題を

    設定

    する

    力・生

    活課

    題に

    つい

    て他

    の生

    活事

    象と

    関連

    づけ

    、生

    涯を

    見通

    して

    多角

    的に

    捉え

    、解

    決策

    を構

    想し

    、計

    画す

    る力

    ・実

    習や

    観察

    ・実

    験、

    調査

    、交

    流活

    動の

    結果

    等に

    つい

    て、

    考察

    した

    こと

    を科

    学的

    な根

    拠や

    理由

    を明

    確に

    して

    論理

    的に

    説明

    した

    り、

    発表

    した

    りす

    る力

    ・他

    者の

    立場

    を考

    え、

    多様

    な意

    見や

    価値

    観を

    取り

    入れ

    、計

    画・実

    践等

    につ

    いて

    評価

    ・改

    善す

    る力

    共に

    支え

    合う

    社会

    の実

    現に

    向け

    て、

    家庭

    や地

    域の

    生活

    を創

    造し

    よう

    とす

    る実

    践的

    な態

    ・男

    女が

    協力

    して

    主体

    的に

    家庭

    や地

    域の

    生活

    を創

    造し

    よう

    とす

    る態

    度・主

    体的

    に地

    域社

    会と

    関わ

    り、

    参画

    しよ

    うと

    する

    態度

    ・生

    活を

    楽し

    み味

    わい

    、豊

    かさ

    を創

    造し

    よう

    とす

    る態

    度・日

    本の

    生活

    文化

    を継

    承・創

    造し

    よう

    とす

    る態

    技術・家庭

    中学校

    生活

    の自

    立に

    必要

    な基

    礎的

    ・基

    本的

    な知

    識・技

    能 ・家庭

    の基

    本的

    な機

    能に

    関す

    る知

    識・理

    解・家

    族、

    幼児

    、高

    齢者

    に関

    する

    技術

    につ

    いて

    の知

    識・

    理解

    、技

    能・生

    活の

    自立

    に必

    要な

    衣食

    住に

    関す

    る技

    術に

    つい

    ての

    知識

    ・理

    解、

    技能

    ・消

    費生

    活や

    環境

    に配

    慮し

    たラ

    イフ

    スタ

    イル

    を確

    立す

    るた

    めの

    基礎

    とな

    る技

    術に

    つい

    ての

    知識

    ・理

    解、

    技能

    生活

    の中

    から

    問題

    を見

    出し

    て課

    題を

    設定

    し、

    解決

    する

    ため

    に、

    これ

    から

    の生

    活を

    展望

    して

    生活

    を工

    夫し

    創造

    する

    能力

    ・家

    族・家

    庭や

    地域

    にお

    ける

    生活

    の中

    から

    問題

    を見

    出し

    、課

    題を

    設定

    する

    ・生

    活課

    題に

    つい

    て他

    の生

    活事

    象と

    関連

    付け

    、こ

    れか

    らの

    生活

    を展

    望し

    て多

    角的

    に捉

    え、

    解決

    策を

    構想

    し、

    計画

    する

    力・実

    習や

    観察

    ・実

    験、

    調査

    、交

    流活

    動の

    結果

    等に

    つい

    て、

    考察

    した

    こと

    を根

    拠や

    理由

    を明

    確に

    して

    論理

    的に

    説明

    した

    り、

    発表

    した

    りす

    る力

    ・他

    者の

    意見

    を聞

    き、

    自分

    の意

    見と

    の相

    違点

    や共

    通点

    を踏

    まえ

    、計

    画・実

    践等

    につ

    いて

    評価

    ・改

    善す

    る力

    地域

    の人

    々と

    協働

    し、

    生活

    を工

    夫し

    創造

    しよ

    うと

    する

    実践

    的な

    態度

    ・家

    庭生

    活を

    支え

    る一

    員と

    して

    生活

    をよ

    りよ

    くし

    よう

    とす

    る態

    度・地

    域の

    人々

    と関

    わり

    、協

    働し

    よう

    とす

    る態

    度・生

    活を

    楽し

    み、

    豊か

    さを

    味わ

    おう

    とす

    る態

    度・日

    本の

    生活

    文化

    を継

    承し

    よう

    とす

    る態

    家庭

    小学校

    日常

    生活

    に必

    要な

    基礎

    的・基

    本的

    な知

    識・技

    ・家

    族・家

    庭生

    活に

    関す

    る知

    識・理

    解・生

    活の

    自立

    の基

    礎と

    して

    必要

    な衣

    食住

    に関

    する

    知識

    ・理

    解、

    技能

    ・消

    費生

    活や

    環境

    に配

    慮し

    た生

    活の

    仕方

    に関

    する

    知識

    ・理

    解、

    技能

    生活

    の中

    から

    問題

    を見

    出し

    て課

    題を

    設定

    し、

    解決

    する

    ため

    に、

    生活

    をよ

    りよ

    くし

    よう

    と工

    夫す

    る能

    ・日

    常生

    活の

    中か

    ら問

    題を

    見出

    し、

    課題

    を設

    定す

    る力

    ・生

    活課

    題に

    つい

    て自

    分の

    生活

    経験

    と関

    連付

    け、

    多角

    的に

    捉え

    、解

    決策

    を構

    想し

    、計

    画す

    る力

    ・実

    習や

    観察

    ・実

    験、

    調査

    、交

    流活

    動の

    結果

    等に

    つい

    て、

    考察

    した

    こと

    を根

    拠や

    理由

    を明

    確に

    して

    わか

    りや

    すく説

    明し

    たり

    、発

    表し

    たり

    する

    ・他

    者の

    思い

    や考

    えを

    聞い

    たり

    、自

    分の

    考え

    をわ

    かり

    やす

    く伝

    えた

    りし

    て計

    画・実

    践等

    につ

    いて

    評価

    ・改

    善す

    る力

    家族

    の一

    員と

    して

    、生

    活を

    より

    よくし

    よう

    とす

    る実

    践的

    な態

    ・家

    庭生

    活を

    大切

    にす

    る心

    情・家

    族や

    地域

    の人

    々と

    関わ

    り、

    協力

    しよ

    うと

    する

    態度

    ・生

    活を

    楽し

    もう

    とす

    る態

    度・日

    本の

    生活

    文化

    を大

    切に

    しよ

    うと

    する

    態度

    家庭科

    、技術・

    家庭

    科(

    家庭

    分野)にお

    いて

    育成

    すべ

    き資質・能力の

    整理

    (たたき台)

    2016

    0412

    平成

    28

    年4

    月1

    3日

    教育

    課程

    部会

    家庭

    ,技

    術・家

    庭ワ

    ーキ

    ング

    グル

    ープ

    資料

    109130

  • 家庭科、技術・家庭科(家庭分野)における思考力・判断力、表現力等の育成イメージ(たたき台)

    ①生活の中から問題を見出し、解決すべき課題を設定する力

    ・家族・家庭や社会における生活の中から問題を見出し、課題を設定できる。

    ・家族・家庭や地域における生活の中から問題を見出し、課題を設定できる。

    ・日常生活の中から問題を見出し、課題を設定できる。

    ②生活課題について多角的に捉え、解決策を構想し、計画する力

    ・生活課題について他の生活事象と関連付け、生涯を見通して多角的に捉え、解決策を構想し、計画できる。

    ・生活課題について他の生活事象と関連付け、これからの生活を展望して多角的に捉え、解決策を構想し、計画できる。

    ・生活課題について自分の生活経験と関連付け、多角的に捉え、解決策を構想し、計画できる。

    ③実習や観察・実験の結果等について、考察したことを説明したり、発表したりする力

    ・実習や観察・実験、調査、交流活動の結果等について、考察したことを科学的な根拠や理由を明確にして論理的に説明したり、発表したりできる。

    ・実習や観察・実験、調査、交流活動の結果等について、考察したことを根拠や理由を明確にして論理的に説明したり、発表したりできる。

    ・実習や観察・実験、調査、交流活動の結果等について、考察したことを根拠や理由を明確にしてわかりやすく説明したり、発表したりできる。

    ④他者と意見交流し、計画・実践等について評価・改善する力

    ・他者の立場を考え、多様な意見や価値観を取り入れ、計画・実践等について評価・改善できる。

    ・他者の意見を聞き、自分の意見との相違点や共通点を踏まえ、計画・実践等について評価・改善できる。

    ・他者の思いや考えを聞いたり、自分の考えをわかりやすく伝えたりして計画・実践等について評価・改善できる。

    ※ 上 : 主に高等学校段階中央 : 主に中学校段階下 : 主に小学校段階

    ※①~④のタイトルにも、各学校段階にも、家庭科であることがわかる文言を入れる。※①と②の重なりを考慮、学習プロセスとの整合性を図る。

    平 成 2 8 年 4 月 1 3 日教 育 課 程 部 会家 庭 、 技 術 ・ 家 庭ワ ー キ ン グ グ ル ー プ

    資料9

    110 131

  • 協力・協働

    健康・快適・安全

    生活文化の継承・

    創造

    持続可能な社会の

    構築

    家庭科、技術・家庭科(家庭分野)における見方・考え方(たたき台)

    〇家族や家庭、衣食住、消費や環境などに係わる生活事象について、協力・協働、健康・快適・安全、

    生活文化の継承・創造、持続可能な社会の構築等の視点から解決すべき問題を捉え、よりよい生活の

    実現に向けて考察すること。

    消費・環境

    家族・家庭生活

    衣食住の生活

    ※主として捉える見方・考え方については、大きい丸で示している。

    取上げる内容や題材構成等により、どのような見方・考え方を重視するかは異なる。

    また、学校段階によって扱うレベルも異なる。

    自立し共に生きる生活の創造

    平成

    28

    年4

    月1

    3日

    教育

    課程

    部会

    家庭

    ,技

    術・家

    庭ワ

    ーキ

    ング

    グル

    ープ

    資料

    10

    111132

  • 家庭

    科,

    技術

    ・家

    庭(家

    庭分

    野)の

    学習

    プロ

    セス

    (たた

    き台

    家庭・地域での

    実践

    改善策を家庭・

    地域社会で実践

    する

    生活の課題発見

    解決方法の検討と計画

    課題解決に向けた

    実践活動

    実践活動の評価・改善

    生活を

    見つめる

    課題を

    設定する

    生活に関わる科

    学的理解に基づ

    いた解決方法を

    立案・検討し、

    決定する

    解決の見通

    しをもち、

    計画を立て

    生活に関わる科学的知識・

    技能を活用して、調理・製

    作等の実習や、調査、交流

    活動などを行う

    結果を評価

    し,振り返

    結果を発表

    し、改善策

    を検討する

    生活課題について多

    角的に捉え,解決策

    を構想し、計画する

    解決策を実践

    する力

    自分の活動を振

    り返り,改善す

    る力

    実生活に活用

    し実践する力

    生活の中から問題を見

    出し、解決すべき課題

    を設定する力

    生活課題を解決するための根拠となる知識の習得

    生活課題を解決するための技能の習得

    家庭科の見方・考え方を踏まえた活用できる知識の習得

    実生活に活用できる技能の習得

    〇(小)家族の一員として、生活をよりよくしようとする実践的な態度

    (中)地域人々と協働し、生活を工夫し創造しようとする実践的な態度

    (高)共に支え合う社会の実現に向けて、家庭や地域の生活を創造しようとする実践的な態度

    〇生活を楽しみ、味わい、豊かさを創造しようとする態度

    〇日本の生活文化を大切にし、継承・創造しようとする態度

    生活課題について多角的に捉え、解決策を構想し、計画する力

    他者と意見交流し、計画・実践等について評価・改善する力

    実習や観察・実験の結果等について、考察したことを説明したり、発表したりする力

    生活の中から問題を見出し、解決すべき課題を設定する力

    平成

    28

    年4

    月1

    3日

    教育

    課程

    部会

    家庭

    ,技

    術・家

    庭ワ

    ーキ

    ング

    グル

    ープ

    資料

    11

    ※上記に示す各プロセスは例示であり,上例に限定されるものではないこと

    112 133

  • 今後

    の方

    向性

    (案)

    現行

    学習

    指導

    要領

    目指

    す資

    質・能

    力等

    小学校家庭科の改訂の方向性(たたき台案)

    内容

    家族や家庭、衣食住、消費や環境などに係わる生活

    事象について、協力・協働、健康・快適・安全、生活

    文化の継承・創造、持続可能な社会を構築等の視点か

    ら解決すべき問題を捉え、よりよい生活の実現に向け

    て考察すること

    検討

    事項

    家庭

    科の

    見方

    や考

    え方

    ・生活の科学的な理解

    ・生活課題を解決する能力と実践的な態度の育成

    ・小・中・高等学校教育を通じて育成すべき資質・能力の明

    確化

    ・各学校段階を通じて、家庭や社会とのつながりを重視

    ・少子高齢社会、資源や環境に配慮したライフスタイルの

    確立や持続可能な社会づくりのための力、他者と共生

    し自立して生活する力、生涯を見通して生活を設計し

    創造していく力の育成

    「論

    点整

    理」に

    おけ

    る指

    摘事

    ○少

    子化

    社会

    対策

    大綱(H27.3.20閣議決定)

    妊娠や家庭・家族の役割については、発達の段階に応じ

    た適切な教育の推進を図る

    〇高

    齢社

    会対

    策大

    綱(H24.9.7閣議決定)

    高齢社会に関する課題や高齢者に対する理解を深める

    〇第

    3次

    男女

    共同

    参画

    基本

    計画(H22.12.17閣議

    決定)家庭を築くことの重要性などについての指導の充

    実を図る

    〇食

    育推

    進基

    本計

    画(H23.3.31食育推進会議決定)

    学校教育全体を通して食育を組織的・計画的に推進する

    〇和

    食の

    無形

    文化

    遺産

    登録(H25.12.4)

    日本の伝統的な食文化

    〇消

    費者

    教育

    の推

    進に

    関す

    る法

    律(H24.8.22

    学校における消費者教育の推進

    〇環

    境基

    本計

    画(H24.4.27閣議決定)

    学校や社会におけるESDの理念に基づいた環境教育

    等の教育を推進する

    関連

    する

    会議

    にお

    ける

    提言

    ○生

    活を

    より

    よくし

    よう

    と工

    夫す

    る能

    生活

    の中

    から

    問題

    を見

    出し

    て課

    題を

    設定

    し、

    その

    解決

    を目

    指し

    て身

    に付

    けた

    知識

    ・技

    能を

    活用

    し、

    生活

    をよ

    りよ

    くし

    よう

    と工

    夫す

    る能

    力 ○家

    族の

    一員

    とし

    て生

    活を

    より

    よくし

    よう

    とす

    る実

    践的

    な態

    家庭

    生活

    の大

    切さ

    に気

    付き

    、家

    族や

    地域

    の人

    々と

    の関

    わり

    を考

    え、

    家族

    の一

    員と

    して

    、生

    活を

    より

    よくし

    よう

    とす

    る実

    践的

    な態

    ○日

    常生

    活に

    必要

    な基

    礎的

    ・基

    本的

    な知

    識・技

    ・家

    族・家

    庭生

    活に

    関す

    る知

    識・

    理解

    ・衣

    食住

    に関

    する

    知識

    ・理

    解、

    技能

    ・消

    費生

    活や

    環境

    に配

    慮し

    た生

    活の

    仕方

    に関

    する

    知識

    ・理

    解、

    技能

    ●家

    族・家

    庭生

    活に

    関す

    る内

    容○

    少子

    高齢

    化に

    関す

    る内

    容の

    改善

    ・家

    族や

    地域

    の人

    々と

    の関

    わり

    (異

    世代

    )、

    「家

    庭の

    仕事

    」へ

    の協

    力等

    、家

    庭生

    活と

    家族

    の大

    切さ

    の理

    解に

    関す

    る内

    容の

    充実

    (実

    践的

    な学

    習は

    他教

    科等

    と連

    携)

    ○家

    庭や

    地域

    との

    連携

    を図

    り、

    主体

    的に

    取り

    組む

    問題

    解決

    的な

    学習

    を充

    ●衣

    食住

    の生

    活に

    関す

    る内

    容○

    衣食

    住の

    生活

    に関

    する

    内容

    の改

    善・生

    活の

    自立

    の基

    礎を

    培う

    ため

    の基

    礎的

    な技

    能の

    確実

    な習

    得を

    図る

    学習

    の充

    実・健

    康で

    安全

    な食

    生活

    のた

    めの

    食育

    の充

    実・日

    本の

    生活

    文化

    の大

    切さ

    に気

    付く学

    習の

    充実

    ○生

    活の

    科学

    的な

    理解

    の重

    視〇

    家庭

    や地

    域と

    の連

    携を

    図り

    、主

    体的

    に取

    り組

    む問

    題解

    決的

    な学

    習を

    充実

    ●身

    近な

    消費

    生活

    と環

    境に

    関す

    る内

    容○

    持続

    可能

    な社

    会の

    構築

    に関

    する

    内容

    の改

    善・消

    費・環

    境に

    配慮

    した

    生活

    の仕

    方を

    工夫

    する

    内容

    の充

    実(実

    践的

    な学

    習は

    他教

    科等

    と連

    携)

    ○家

    庭や

    地域

    との

    連携

    を図

    り、

    主体

    的に

    取り

    組む

    問題

    解決

    的な

    学習

    を充

    A家

    庭生

    活と

    家族

    (1)自

    分の

    成長

    と家

    族(2)家

    庭生

    活と

    仕事

    (3)家

    族や

    近隣

    の人

    々と

    のか

    かわ

    B日

    常の

    食事

    と調

    理の

    基礎

    (1)食

    事の

    役割

    (2)栄

    養を

    考え

    た食

    事(3)調

    理の

    基礎

    C快

    適な

    衣服

    と住

    まい

    (1)

    衣服

    の着

    用と

    手入

    れ(

    2)快

    適な

    住ま

    い方

    (3)

    生活

    に役

    立つ

    物の

    製作

    D身

    近な

    消費

    生活

    と環

    境(

    1)物

    や金

    銭の

    使い

    方と

    買物

    (2)

    環境

    に配

    慮し

    た生

    活の

    工夫

    小 ・ 中 ・ 高 の 系 統 性 、 既 存 の 内 容 の 関 連 性 、 家 庭 科 に お け る 見 方 や 考 え 方 を 踏 ま え た 内 容 の 改 善

    平成

    28

    年4

    月1

    3日

    教育

    課程

    部会

    家庭

    ,技

    術・家

    庭ワ

    ーキ

    ング

    グル

    ープ

    資料

    12

    -1

    113134

  • 今後

    の方

    向性

    (案)

    現行

    学習

    指導

    要領

    目指

    す資

    質・能

    力等

    中学校技術・家庭科(家庭分野)の改訂の方向性(たたき台案) 内

    検討

    事項

    ○こ

    れか

    らの

    生活

    を展

    望し

    て生

    活を

    工夫

    し創

    造す

    る能

    生活

    の中

    から

    問題

    を見

    出し

    て課

    題を

    設定

    し、

    その

    解決

    を目

    指し

    て身

    に付

    けた

    知識

    ・技

    能を

    活用

    し、

    これ

    から

    の生

    活を

    展望

    して

    生活

    を工

    夫し

    創造

    する

    能力

    ○地

    域の

    人々

    と協

    働し

    、生

    活を

    工夫

    し創

    造し

    よう

    とす

    る実

    践的

    な態

    自分

    と家

    族、

    家庭

    生活

    と地

    域と

    の関

    わり

    を考

    え、

    地域

    の人

    々と

    協働

    し、

    生活

    を工

    夫し

    創造

    しよ

    うと

    する

    実践

    的な

    態度

    ○生

    活の

    自立

    に必

    要な

    基礎

    的・

    基本

    的な

    知識

    ・技

    ・家

    庭の

    基本

    的な

    機能

    に関

    する

    知識

    ・理

    解・家

    族、

    幼児

    、高

    齢者

    に関

    する

    技術

    につ

    いて

    の知

    識・理

    解、

    技能

    ・生

    活の

    自立

    に必

    要な

    衣食

    住に

    関す

    る技

    術に

    つい

    ての

    知識

    ・理

    解、

    技能

    ・消

    費生

    活や

    環境

    に配

    慮し

    たラ

    イフ

    スタ

    イル

    を確

    立す

    るた

    めの

    基礎

    とな

    る技

    術に

    つい

    ての

    知識

    ・理

    解、

    技能

    A家

    族・家

    庭と

    子ど

    もの

    成長

    (1)自

    分の

    成長

    と家

    族(2)家

    庭と

    家族

    関係

    (3)幼

    児の

    生活

    と家

    B食

    生活

    と自

    立(1)中

    学生

    の食

    生活

    と栄

    養(2)日

    常食

    の献

    立と

    食品

    の選

    び方

    (3)日

    常食

    の調

    理と

    地域

    の食

    文化

    C衣

    生活

    ・住

    生活

    と自

    立(

    1)衣

    服の

    選択

    と手

    入れ

    (2)

    住居

    の機

    能と

    住ま

    い方

    (3)

    衣生

    活,

    住生

    活な

    どの

    生活

    の工

    D身

    近な

    消費

    生活

    と環

    境(

    1)家

    庭生

    活と

    消費

    (2)

    家庭

    生活

    と環

    ●家

    族・家

    庭生

    活に

    関す

    る内

    容○

    少子

    高齢

    化に

    関す

    る内

    容の

    改善

    ・家

    庭の

    機能

    の理

    解や

    幼児

    、高

    齢者

    との

    交流

    等、

    家族

    や地

    域の

    人々

    との

    関わ

    り、

    家庭

    生活

    と地

    域と

    の関

    わり

    に関

    する

    内容

    の充

    実(実

    践的

    な学

    習は

    他教

    科等

    と連

    携)

    〇家

    庭や

    地域

    社会

    との

    連携

    を図

    り、

    「生

    活の

    課題

    と実

    践」等

    、主

    体的

    に取

    り組

    む問

    題解

    決的

    な学

    習を

    一層

    充実

    ●衣

    食住

    の生

    活に

    関す

    る内

    容○

    衣食

    住の

    生活

    に関

    する

    内容

    の改

    善・生

    活の

    自立

    を促

    すた

    めの

    基礎

    的な

    技能

    の確

    実な

    習得

    を図

    る学

    習の

    充実

    ・健

    康で

    安全

    な食

    生活

    のた

    めの

    食育

    の充

    実・日

    本の

    生活

    文化

    の継

    承に

    係る

    学習

    の充

    実○

    生活

    の科

    学的

    な理

    解の

    重視

    〇家

    庭や

    地域

    社会

    との

    連携

    を図

    り、

    「生

    活の

    課題

    と実

    践」等

    、主

    体的

    に取

    り組

    む問

    題解

    決的

    な学

    習を

    一層

    充実

    ●身

    近な

    消費

    生活

    と環

    境に

    関す

    る内

    容○

    持続

    可能

    な社

    会の

    構築

    に関

    する

    内容

    の改

    善・消

    費・環

    境に

    配慮

    した

    ライ

    フス

    タイ

    ルの

    確立

    の基

    礎と

    なる

    内容

    の充

    実(実

    践的

    な学

    習は

    他教

    科等

    と連

    携)

    〇家

    庭や

    地域

    社会

    との

    連携

    を図

    り、

    「生

    活の

    課題

    と実

    践」等

    、主

    体的

    に取

    り組

    む問

    題解

    決的

    な学

    習を

    一層

    充実

    ○少

    子化

    社会

    対策

    大綱(H27.3.20閣議決定)

    妊娠や家庭・家族の役割については、発達の段階に応じ

    た適切な教育の推進を図る

    〇高

    齢社

    会対

    策大

    綱(H24.9.7閣議決定)

    高齢社会に関する課題や高齢者に対する理解を深める

    〇第

    3次

    男女

    共同

    参画

    基本

    計画(H22.12.17閣議

    決定)家庭を築くことの重要性などについての指導の

    充実を図る

    〇食

    育推

    進基

    本計

    画(H23.3.31食育推進会議決定)

    学校教育全体を通して食育を組織的・計画的に推進する

    〇和

    食の

    無形

    文化

    遺産

    登録(H25.12.4)

    日本の伝統的な食文化

    〇消

    費者

    教育

    の推

    進に

    関す

    る法

    律(H24.8.22

    )学校における消費者教育の推進

    〇環

    境基

    本計

    画(H24.4.27閣議決定)

    学校や社会におけるESDの理念に基づいた環境教育等

    の教育を推進する

    ・生活の科学的な理解

    ・生活課題を解決する能力と実践的な態度の育成

    ・小・中・高等学校教育を通じて育成すべき資質・能力の明

    確化

    ・各学校段階を通じて、家庭や社会とのつながりを重視

    ・少子高齢社会、資源や環境に配慮したライフスタイルの確

    立や持続可能な社会づくりのための力、他者と共生し自立

    して生活する力、生涯を見通して生活を設計し創造してい

    く力の育成

    家族や家庭、衣食住、消費や環境などに係わる生活事

    象について、協力・協働、健康・快適・安全、生活文化

    の継承・創造、持続可能な社会を構築等の視点から解決

    すべき問題を捉え、よりよい生活の実現に向けて考察す

    ること

    家庭

    科の

    見方

    や考

    え方

    「論

    点整

    理」に

    おけ

    る指

    摘事

    関連

    する

    会議

    にお

    ける

    提言

    小 ・ 中 ・ 高 の 系 統 性 、 既 存 の 内 容 の 関 連 性 、 家 庭 分 野 に お け る 見 方 や 考 え 方 を 踏 ま え た 内 容 の 改 善

    平成

    28

    年4

    月1

    3日

    教育

    課程

    部会

    家庭

    ,技

    術・家

    庭ワ

    ーキ

    ング

    グル

    ープ

    資料

    12

    -2

    114 135

  • 家庭

    基礎

    (2

    単位

    (1) 人

    の一

    生と

    家族

    ・家

    庭及

    び福

    祉(2

    ) 生

    活の

    自立

    及び

    消費

    と環

    境(3

    ) ホ

    ーム

    プロ

    ジェ

    クト

    と学

    校家

    庭ク

    ラブ

    活動

    家庭

    総合

    (4

    単位

    (1) 人

    の一

    生と

    家族

    ・家

    庭(2

    ) 子

    ども

    や高

    齢者

    との

    かか

    わり

    と福

    祉(3

    ) 生

    活に

    おけ

    る経

    済の

    計画

    と消

    費(4

    ) 生

    活の

    科学

    と環

    境(5

    ) 生

    涯の

    生活

    設計

    (6) ホ

    ーム

    プロ

    ジェ

    クト

    と学

    校家

    庭ク

    ラブ

    活動

    生活

    デザ

    イン

    (4

    単位

    (1) 人

    の一

    生と

    家族

    ・家

    庭及

    び福

    祉(2

    ) 消

    費や

    環境

    に配

    慮し

    たラ

    イフ

    スタ

    イル

    の確

    立(3

    ) 食

    生活

    の設

    計と

    創造

    (4) 衣

    生活

    の設

    計と

    創造

    (5) 住

    生活

    の設

    計と

    創造

    (6) ホ

    ーム

    プロ

    ジェ

    クト

    と学

    校家

    庭ク

    ラブ

    活動

    今後

    の方

    向性

    (案)

    現行

    学習

    指導

    要領

    目指

    す資

    質・能

    力等

    高等学校家庭科(共通教科)の改訂の方向性(たたき台案)

    家族や家庭、衣食住、消費や環境などに係わる生活

    事象について、協力・協働、健康・快適・安全、生

    活文化の継承・創造、持続可能な社会を構築等の視

    点から解決すべき問題を捉え、よりよい生活の実現

    に向けて考察すること検

    討事

    家庭

    科の

    見方

    や考

    え方

    ・生活の科学的な理解

    ・生活課題を解決する能力と実践的な態度の育成

    ・小・中・高等学校教育を通じて育成すべき資質・能力の

    明確化

    ・各学校段階を通じて、家庭や社会とのつながりを重視

    ・少子高齢社会、資源や環境に配慮したライフスタイル

    の確立や持続可能な社会づくりのための力、他者と共

    生し自立して生活する力、生涯を見通して生活を設計

    し創造していく力の育成

    「論

    点整

    理」に

    おけ

    る指

    摘事

    ○少

    子化

    社会

    対策

    大綱(H27.3.20閣議決定)

    妊娠や家庭・家族の役割については、発達の段階に

    応じた適切な教育の推進を図る

    〇高

    齢社

    会対

    策大

    綱(H24.9.7閣議決定)

    高齢社会に関する課題や高齢者に対する理解を深

    める

    〇第

    3次

    男女

    共同

    参画

    基本

    計画(H22.12.17閣議

    決定)家庭を築くことの重要性などについての指導の

    充実を図る

    〇食

    育推

    進基

    本計

    画(H23.3.31食育推進会議決定)

    学校教育全体を通して食育を組織的・計画的に推進

    する

    〇和

    食の

    無形

    文化

    遺産

    登録(H25.12.4)

    日本の伝統的な食文化

    〇消

    費者

    教育

    の推

    進に

    関す

    る法

    律(H24.8.22

    学校における消費者教育の推進

    〇環

    境基

    本計

    画(H24.4.27閣議決定)

    学校や社会におけるESDの理念に基づいた環境教

    育等の教育を推進する

    生活

    の課

    題を

    解決

    する

    ため

    に、

    ○生

    涯を

    見通

    して

    生活

    を創

    造す

    る能

    生活

    の課

    題を

    解決

    する

    ため

    に、

    生活

    を科

    学的

    に探

    究し

    、生

    涯を

    見通

    して

    生活

    を創

    造す

    る能

    ○家

    庭や

    地域

    の生

    活を

    創造

    しよ

    うと

    する

    実践

    的な

    態度

    様々

    な年

    代の

    人と

    コミ

    ュニ

    ケー

    ショ

    ンを

    図り

    、主

    体的

    に地

    域社

    会に

    参画

    し、

    共に

    支え

    合う

    社会

    の実

    現に

    向け

    て、

    家庭

    や地

    域の

    生活

    を創

    造し

    よう

    とす

    る実

    践的

    な態

    ○自

    立し

    た生

    活者

    に必

    要な

    知識

    ・技

    ・家

    族・家

    庭、

    乳幼

    児の

    子育

    て支

    援等

    や高

    齢者

    の生

    活支

    援等

    に関

    する

    技術

    につ

    いて

    の知

    識・理

    解、

    技能

    ・生

    涯の

    生活

    設計

    に関

    する

    知識

    ・理

    解・各

    ライ

    フス

    テー

    ジに

    対応

    した

    衣食

    住に

    関す

    る技

    術に

    つい

    ての

    知識

    ・理

    解、

    技能

    ・生

    活に

    おけ

    る経

    済の

    計画

    、消

    費生

    活や

    環境

    に配

    慮し

    たラ

    イフ

    スタ

    イル

    の確

    立に

    関す

    る技

    術に

    つい

    ての

    知識

    ・理

    解、

    技能

    2単

    位科

    目○

    少子

    高齢

    化に

    関す

    る内

    容の

    改善

    ・親

    の役

    割と

    子育

    て支

    援(乳

    児期

    )、高

    齢者

    の理

    解と

    生活

    支援

    技術

    の基

    礎、

    生涯

    の生

    活を

    設計

    する

    ため

    の意

    思決

    定等

    、少

    子高

    齢社

    会を

    支え

    る実

    践力

    を育

    成す

    るた

    めの

    内容

    の充

    実○

    衣食

    住の

    生活

    に関

    する

    内容

    の改

    善・自

    立し

    た生

    活者

    に必

    要な

    実践

    力を

    定着

    させ

    る学

    習の

    充実

    (食育

    、食

    文化

    等の

    充実

    )○

    生活

    の科

    学的

    な理

    解の

    一層

    の重

    視○

    持続

    可能

    な社

    会の

    構築

    に関

    する

    内容

    の改

    善・消

    費・環

    境に

    配慮

    した

    ライ

    フス

    タイ

    ルを

    確立

    する

    ため

    の意

    思決

    定能

    力の

    育成

    を図

    る内

    容の

    充実

    ○「ホ

    ーム

    プロ

    ジェ

    クト

    」や

    「学校

    家庭

    クラ

    ブ活

    動」

    等、

    主体

    的に

    取り

    組む

    問題

    解決

    的な

    学習

    を一

    層充

    4単

    位科

    目○

    少子

    高齢

    化に

    関す

    る内

    容の

    改善

    ・親

    の役

    割と

    子育

    て支

    援(乳

    児と

    の触

    れ合

    い、

    子供

    との

    コミ

    ュニ

    ケー

    ショ

    ン)に

    係る

    内容

    の充

    実(実

    習等

    )、

    高齢

    者の

    理解

    と生

    活支

    援技

    術、

    生涯

    の生

    活を

    設計

    する

    ため

    の意

    思決

    定等

    、少

    子高

    齢社

    会を

    支え

    る実

    践力

    を育

    成す

    るた

    めの

    内容

    の充

    実・乳

    児と

    の触

    れ合

    い、

    子供

    との

    コミ

    ュニ

    ケー

    ショ

    ン、

    高齢

    者の

    生活

    支援

    に係

    る内

    容の

    充実

    (実

    習等

    )○

    衣食

    住の

    生活

    に関

    する

    内容

    の改

    善・自

    立し

    た生

    活者

    に必

    要な

    実践

    力を

    定着

    させ

    る学

    習の

    充実

    (食育

    、食

    文化

    等の

    充実

    )・健

    康、

    安全

    等を

    考慮

    した

    衣食

    住の

    生活

    を総

    合的

    にマ

    ネジ

    メン

    トす

    る力

    を育

    成す

    るた

    めの

    内容

    の充

    実(実

    習等

    )・日

    本の

    生活

    文化

    の継

    承・創

    造に

    係る

    内容

    の充

    実(実

    習等

    )○

    生活

    の科

    学的

    な理

    解の

    一層

    の重

    視○

    持続

    可能

    な社

    会の

    構築

    に関

    する

    内容

    の改

    善・消

    費・環

    境に

    配慮

    した

    ライ

    フス

    タイ

    ルを

    確立

    する

    ため

    の意

    思決

    定能

    力の

    育成

    を図

    る内

    容の

    充実

    ・消

    費・環

    境に

    係る

    地域

    への

    働き

    かけ

    など

    社会

    参画

    力を

    育成

    する

    ため

    の内

    容の

    充実

    (実

    習等

    )○

    「ホ

    ーム

    プロ

    ジェ

    クト

    」や

    「学校

    家庭

    クラ

    ブ活

    動」

    等、

    主体

    的に

    取り

    組む

    問題

    解決

    的な

    学習

    を一

    層充

    必履

    修科

    目・単

    関連

    する

    会議

    にお

    ける

    提言

    平成

    28

    年4

    月1

    3日

    教育

    課程

    部会

    家庭

    ,技

    術・家

    庭ワ

    ーキ

    ング

    グル

    ープ

    資料

    12

    -3

    小 ・ 中 ・ 高 の 系 統 性 、 既 存 の 内 容 の 関 連 性 、 家 庭 科 に お け る 見 方 や 考 え 方 を 踏 ま え た 内 容 の 改 善

    内容

    115136

  • 【小学校】

    ○手や体全体の感覚等を働かせたり経験を活かしながら,表したいことに合わせて材料や用具を使い,表し方を工夫する(図画工作)

    ○身近にある物を使ったりなどして,遊びや遊びに使う物を工夫してつくり,そのおもしろさに気づく(生活)

    ○ものづくりの活動を通して,自然の事物・現象の性質や働き,規則性についての実感を伴った理解を図る(理科)

    ○道徳の内容との関連を踏まえた情報モラルに関する指導(道徳)

    【中学校】

    ◇技術分野の見方や考え方を踏まえ,生活や社会における技術に関わる問題を見出して課題を設定し,その解決を目指す実践的・体験的な学習活動を通して,

    以下の資質・能力を育成する。

    ○生活や社会で利用されている技術についての基礎的・基本的な知識・技能を習得させ,技術と生活や社会,環境との関わりについて理解を深める。

    ○生活や社会における問題を,技術を選択,管理・運用,改良,応用するなどして,解決できる能力を育成する。

    ○よりよい生活や持続可能な社会を構築するために,適切かつ誠実に技術を工夫し創造しようとする態度を育成する。

    ●生活や社会における問題を見出し課題を設定した上で,解決方策が最適なものとなるよう設計・計画し,製作・制作・育成を行うとともに,解決結果・解

    決過程を評価する学習活動を充実する。

    ◎技術の高度化とそれに伴うグローバル化や,産業構造の転換等の社会の変化に対応し,ものづくりや日本の伝統的な技術,技術革新及びそれを担う職業・

    産業への関心,生産などの経済的主体等として求められる働くことの意義の理解や粘り強く物事を前に進める態度,情報活用能力,知的財産を創造・保護・

    活用していこうとする態度,使用者の安全に配慮して設計・製作したりするなどの倫理観,安全な生活や社会づくりへの貢献等に関する学習を充実する。

    生 活 範 囲 ・ 地 域 環 境 ・ 現 在

    ※ 技 術 を ま ず は

    見 つ け る社 会 全 体 ・ 地 球 環 境 ・ 未 来

    技 術 で 問 題 解 決 を す る 範 囲 と 影 響 を 及 ぼ す 範 囲

    技術・家庭科(技術分野)における教育のイメージ(たたき台)

    【高等学校】

    (情報の共通必履修科目)

    ○情報や情報技術を問題の発見と解決に活用するための科学的な考え方等を育てる

    ①情報と情報技術及びこれらを活用して問題を発見・解決するための方法と情報社会についての理解と、情報技術を適切に活用するための技能を養う

    ②問題の発見・解決に向けて情報技術を適切かつ効果的に活用する力を養う

    ③情報を適切に活用するとともに、情報社会に主体的に参画し、その発展に寄与しようとする態度を養う

    (職業に関する各教科・科目)

    ○各職業分野に関する知識と技術を習得させるとともに,各職業の社会的意義や役割を理解させる。

    ○各職業分野に関する課題(求められる職業能力の高度化,持続可能な社会の構築,グローバル化・少子高齢化等への対応)を発見し,職業人としての倫理

    観をもって,合理的かつ創造的に解決する能力を育成する。

    ○職業人として必要な豊かな人間性を育み,よりよい社会の構築を目指して自ら学び,産業の振興や社会貢献に主体的かつ協働的に取り組む態度を育成する。

    【幼児教育】

    (教

    育課程部会幼児教育部会において,本ワー

    キン

    ググ

    ルー

    プでの

    議論を

    踏まえ

    ,幼

    児期

    に育

    みたい

    資質・

    能力,

    幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の明確化について審議)

    ○身近な事象に好奇心や探究心を持って思いを巡らしながら積極的に関わり、物の性質や仕組み等に気付いたり、予想したり、工夫したりなどして多様な関

    わりを楽しむようになるとともに、友達と考えを思い合わせるなどして、新しい考えを生み出す喜びを感じながら、よりよいものにするようになる。

    ○自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、身近な事象に関心への関心が高まりつつ、自然への愛情や畏敬の念を持つようになる。

    平成28年4月13日教育課程部会

    家庭,技術・家庭ワーキンググループ

    資料7-2

    参考【中学校技術・家庭科】

    ○技術・家庭科の見方や考え方を踏まえて,生活の中から問題を見出して課題を設定し,その解決を目指す実践的・体験的な学習活動を通して,以下の資質・

    能力を育成する。

    ・生活に必要な基礎的・基本的な知識・技能を習得させ,生活と技術との関わりについて理解を深める。

    ・問題を見出して課題を設定し,その解決を目指して工夫し創造する能力を育成する。

    ・生活を充実向上するために進んで実践しようとする態度を育成する。

    116 137

  • 個別の知識や技能

    (何を知っているか,何ができるか)

    思考力・判断力・表現力等

    (知っていること・できることをどう使うか)

    学びに向かう力,人間性等

    情意,態度等に関わるもの

    (どのように社会・世界と関わり

    よりよい人生を送るか)

    高等学校

    ----------------------------------

    -------------------

    中学校

    ○生活や社会で利用されてい

    る技術についての基礎的・

    基本的な知識・技能

    ・材料,加工,エネルギー変

    換,生物育成,情報等の技

    術に用いられている科学的

    な原理・法則の知識

    ・技術を安全・適切に管理・

    運用できる技能

    ・技術の概念の理解

    ・技術と生活や社会,環境と

    の関わりの理解

    ○生活や社会における問題を,技術を

    選択,管理・運用,改良,応用する

    などして,解決できる能力

    ・生活や社会の中から技術に関わる問

    題を見出し,解決すべき課題を設定

    する力

    ・課題の解決策を条件を踏まえて構想

    し,試行・試作等を通じて解決策を

    具体化(設計・計画)する力

    ・課題の解決結果及び解決過程を評価

    し改善・修正する力

    ・課題の解決策を製作図,流れ図,作

    業計画表等に表す力

    ○よりよい生活や持続可能な社会を

    構築するために,適切かつ誠実に

    技術を工夫し創造しようとする態

    ・進んで技術と関わろうとする態度

    ・自分なりの新しい考え方やとらえ

    方によって,解決策を構想しよう

    とする態度

    ・自らの問題解決及びその過程をふ

    り返り改善・修正しようとする態

    ・知的財産を創造・保護・活用しよ

    うとする態度,技術に関わる倫理

    観,粘り強く物事を前に進める態

    小学校

    ----------------------------------

    -------------------

    技術・家庭科(技術分野

    )において育成すべき資質・能力

    の整理(たたき台)

    資料○

    平成28年4月13日教育課程部会

    家庭,技術・家庭ワーキンググループ

    資料13

    117138

  • 技術・家庭

    科(技術分

    野)

    の見

    方や

    考え

    方の

    整理(たたき台)

    資料○

    技術分野の見方や考え方:技術によって問題を解決する際の見方や考え方

    対象

    見方

    考え方

    技術分野

    生活や社会で

    利用されてい

    る技術につい

    て,

    物質,生物,エネルギーや情報の特性に着目するとともに,

    問題を見出し,解決するに当たり,倫理観をもち,安全性,社会からの要求,

    環境負荷,費用等を踏まえつつ,

    材料の生成・成形,エネルギーの変換・伝達,

    生物の育成環境,情報の処理手順等を評価し,

    最適なものとなるよう考察すること。

    内 容 A

    材料の技術に

    ついて

    材料を構成する物質の特性や材料の組織に着目するとともに,

    問題を見出し,解決するに当たり,倫理観をもち,使用時の安全性,社会

    からの要求,耐久性や機能,生産効率,環境への負荷,資源の有限性等

    を踏まえつつ

    材料の生成方法を評価し,最適なものとなるよ

    う考察すること。

    加工の技術に

    ついて

    構造,加工の特性に着目するとともに,

    問題を見出し,解決するに当たり,倫理観をもち,使用時の安全性,社会

    からの要求,耐久性や機能,生産効率,環境への負荷,資源の有限性等

    を踏まえつつ

    材料の必要な形状・寸法への成形方法,材料

    の構造を評価し,最適なものとなるよう考察す

    ること。

    内 容 B

    生物育成の技

    術について

    育成する生物の成長,はたらき,生態の特性に着目するとともに,

    問題を見出し,解決するに当たり,倫理観をもち,使用時や消費する際の

    安全性,社会からの要求,生産のしくみ,環境への負荷,品質・収量等の

    効率面,生命倫理等を踏まえつつ

    生物の育成環境の調節方法を評価し,最適な

    ものとなるよう考察すること。

    内 容 C

    エネルギー変

    換の技術につ

    いて

    電気,運動,物質の流れ,熱の特性に着目するとともに,

    問題を見出し,解決するに当たり,倫理観をもち,使用時の安全性,社会

    からの要求,出力,環境への負荷,省エネルギー等を踏まえつつ

    エネルギーの変換,伝達,利用する方法を評

    価し,最適なものとなるよう考察すること。

    内 容 D

    情報の技術に

    ついて

    情報の表現,記録,計算の特性に着目するとともに,

    問題を見出し,解決するに当たり,倫理観をもち,使用時の安全性,社会

    からの要求,情報の倫理やセキュリティ,活用,管理,システム等を踏まえ

    つつ

    情報のデジタル化や計算化による処理の方法

    を評価し,最適なものとなるよう考察すること。

    平成28年4月13日教育課程部会

    家庭,技術・家庭ワーキンググループ

    資料14

    118 139

  • 技術・家庭科(技術分野)の学習プロセスの例(たたき台)

    既存の技術の理解と

    課題の設定

    技術に関する科学的

    な理解に基づいた

    設計・計画

    課題解決に向けた

    製作・制作・育成

    成果の評価と次の問

    題の解決の視点

    ・既存の技術を理解した上で,

    生活や社会の中から技術に関

    わる問題を見出し,それに関

    する調査等に基づき,現状をさ

    らに良くしたり,新しいものを生

    み出したりするために解決す

    べき課題を設定する。

    ・課題の解決策を条件を踏まえ

    て構想し,試行・試作等を通じ

    て解決策を具体化(設計・計

    画)する。

    ・解決活動(製作・制作・育成)

    を行う。

    ・解決結果及び解決過程を評価

    し解決策を改善する。

    ・更なる改良点を検討する。

    ・新たな技術的な問題を発見す

    る。

    問題の発見と,課題の設定

    課題の解決策の具体化

    解決活動の実践

    解決活動のふり返り

    → 過 程 の 評 価 と 修 正 ←

    → 過 程 の 評 価 と 修 正 ←

    → 過 程 の 評 価 と 修 正 ←

    資料○

    ○生活や社会の中から技術に関わる問題を見出し,解決すべき課題を設定する力

    ○課題の解決策を条件を踏まえて構想し,試行・試作等を通じて解決策を具体化(設計・計画)する力

    ○課題の解決策を製作図,流れ図,作業計画表等に表す力

    【目指す資質・能力と学習評価の場面の例】※下

    記に

    示す各プロセスは例示であり,下例に限定されるものではないこと

    ○課題の解決結果及び解決過程を評価し,改善・修正する力

    思 考 力 ・ 判 断 力 ・

    表 現 力

    ○技術に用いられている科学的な原理・法則の知識

    知識 ・

    技能

    平成28年4月13日教育課程部会

    家庭,技術・家庭ワーキンググループ

    資料15

    ○技術の概念の理解

    ,技術と生活や社会,環境との関わりの理解

    態 度

    ○技術を安全・適切に管理・運用できる技能

    ○進んで技術と関わろうとする態

    度 ○知的財産を創造・保護・活用しようとする態度・技術に関わる倫理観・粘り強く物事を前に進める態度

    ○自らの問題解決及びその過程をふり返り改善・修正しようとする態度

    ○自分なりの新しい考え方やとらえ方によって,解決策を構想しようとする態度

    119140

  • 今後の方向性

    (案)

    ○技術についての基礎的・基本的な知識・技能

    ・技

    術に

    用い

    られ

    てい

    る科

    学的

    な原

    理・法

    則の

    知識

    ・技

    術を

    安全

    ・適

    切に

    管理

    ・運

    用で

    きる

    技能

    ・技

    術の

    概念

    及び

    ,技術

    と生

    活や

    社会

    ,環

    境と

    の関

    わり

    の理

    解 ○生活や社会における問題を,技術を選択,管

    理・運用,改良,応用するなどして,解決できる

    能力

    ・生

    活や

    社会

    の中

    から

    技術

    に関

    わる

    問題

    を見

    出し

    ,解

    決す

    べき

    課題

    を設

    定す

    る力

    ・課

    題の

    解決

    策を

    条件

    を踏

    まえ

    て構

    想し

    ,試

    行・試

    作等

    を通

    じて

    解決

    策を

    具体

    化す

    る力

    ・課

    題の

    解決

    結果

    及び

    解決

    過程

    を評

    価し

    改善

    ・修

    正す

    る力

    ・課

    題の

    解決

    策を

    製作

    図,

    流れ

    図,

    作業

    計画

    表等

    に表

    す力 ○適切かつ誠実に技術を工夫し創造しようとす

    る態度

    ・進

    んで

    技術

    と関

    わろ

    うと

    する

    態度

    ・自

    分な

    りの

    新し

    い考

    え方

    やと

    らえ

    方に

    よっ

    て,

    解決

    策を

    構想

    しよ

    うと

    する

    態度

    ・自

    らの

    問題

    解決

    及び

    その

    過程

    をふ

    り返

    り改

    善・修

    正し

    よう

    とす

    る態

    度・知

    的財

    産を

    創造

    ・保

    護・活

    用し

    よう

    とす

    る態

    度,

    技術

    に関

    わる

    倫理

    観,

    粘り

    強く

    物事

    を前

    に進

    める

    態度

    現行学習指導要領

    A材料と加工に関

    する技術

    (1)生活や産業の中

    で利用されている技

    術(

    2)材料と加工法

    (3)材料と加工に関す

    る技術を利用した製

    作品の設計・製作

    Bエネルギー変換

    に関する技術

    (1)エネルギー変換

    機器の仕組みと保

    守点検

    (2)エネルギー変換に

    関する技術を利用し

    た製作品の設計・製

    C生物育成に関す

    る技術

    (1)生物の生育環境

    と育成技術

    (2)生物育成に関す

    る技術を利用した栽

    培又は飼育

    D情報に関する技

    術 (1)情報通信ネット

    ワークと情報モラル

    (2)ディジタル作品の

    設計・制作

    (3)プログラムによる

    計測・制御

    目指す資質・能力等

    中学校技術・家庭科(技術分野)の改訂の方向性(たたき台案)

    資料

    A材料と加工の技術

    ○生

    活や

    社会

    を支

    える

    材料

    と加

    工の

    技術

    ○材

    料と

    加工

    の技

    術に

    よる

    問題

    解決

    ○社

    会の

    発展

    と材

    料と

    加工

    の技

    B生物育成の技術

    ○生

    活や

    社会

    を支

    える

    生物

    育成

    の技

    術○

    生物

    育成

    の技

    術に

    よる

    問題

    解決

    ○社

    会の

    発展

    と生

    物育

    成の

    技術

    Cエネルギー変換の技術

    ○生

    活や

    社会

    を支

    える

    エネ

    ルギ

    ー変

    換の

    技術

    ○エ

    ネル

    ギー

    変換

    の技

    術に

    よる

    問題

    解決

    ○社

    会の

    発展

    とエ

    ネル

    ギー

    変換

    の技

    D情報の技術

    ○生

    活や

    社会

    を支

    える

    情報

    の技

    術○

    コン

    ピュ

    ータ

    ・ネ

    ットワ

    ーク

    によ

    る問

    題解

    決(プ

    ログ

    ラミ

    ング

    によ

    る動

    的コ

    ンテ

    ンツ

    作成

    )○

    機器

    の自

    動化

    によ

    る問

    題解

    決(プ

    ログ

    ラミ

    ング

    によ

    る計

    測・制

    御)

    ○社

    会の

    発展

    と情

    報の

    技術

    1年

    の最

    初に

    扱う

    内容

    の「○

    生活

    や社

    会を

    支え

    る技

    術」は

    ,3

    年間

    の技

    術分

    野の

    学習

    の見

    通し

    を立

    てさ

    せる

    ガイ

    ダン

    ス的

    な内

    容と

    して

    も指

    導す

    る※

    3年

    で取

    り上

    げる

    内容

    の「○

    技術

    によ

    る問

    題解

    決」で

    は、

    他の

    内容

    の技

    術も

    含め

    た統

    合的

    な問

    題に

    つい

    て取

    り扱

    内容

    生活

    や社

    会で利

    用さ

    れてい

    る技術

    につい

    て,物

    質,

    生物

    ,エ

    ネル

    ギーや

    情報の特

    性に

    着目する

    ととも

    に,問

    題を

    見出

    し,解

    決す

    るに当た

    り,倫

    理観を

    もち,

    安全

    性,

    社会

    から

    の要

    求,

    環境負

    荷,費

    用等を

    踏まえ

    つつ,

    技術

    を評

    価し

    ,最

    適な

    ものと

    なるよ

    う考察

    するこ

    検討事項

    技術分野の見方や考え方

    ・技

    術を

    適切

    に評

    価・活

    用し

    ,安

    心・安

    全な

    生活

    の実

    現に

    貢献

    でき

    る力

    ・技

    術を

    創造

    し,

    より

    よい

    社会

    を構

    築で

    きる

    力・育

    成す

    べき

    資質

    ・能力

    の明

    確化

    ・技

    術に

    関す

    る科

    学的

    な理

    解・技

    術と

    社会

    ・環

    境と

    の関

    わり

    の理

    解の

    充実

    ・プ

    ログ

    ラミ

    ング

    や情

    報セ

    キュ

    リテ

    ィ等

    も含

    めた

    情報

    活用

    能力

    の育

    成等

    の充

    実・小

    学校

    図画

    工作

    科,

    高等

    学校

    情報

    科,

    職業

    に関

    する

    教科

    ・科

    目等

    との

    関連

    「論点整理」における指摘事項

    平成28年4月13日教育課程部会

    家庭,技術・家庭ワーキンググループ

    資料16

    学習プロセス

    ○世界最先端IT国家創造宣言(平成27年

    6月30日一

    部改訂):

    初等・中等教育段階におけるプロ

    グラミングに関する教育の充実に努め,ITに対

    する興味を育むとともに,ITを活用して多様化

    する課題に創造的に取り組む力を育成する。

    ○成長戦略の進化のための今後の検討方針(平成

    28 年

    1月25日

    産業競争力会議);

    第4次産業

    革命に向けて,異なる多様な知を結びつけなが

    ら新たな付加価値を生み出す創造的な活動を行

    うことができる人材を育成することが必要

    ○知的財産推進計画2015(平成27年

    6月

    知的財産

    戦略本部):青少年の知財に対する意識と知識

    を向上させ知財人財の裾野拡大につなげるべく,

    小中高等学校において知的財産に関する教育の

    推進を図る

    関連する会議における提言等

    既存の技術の

    理解と

    課題の設定

    既存の技術の

    理解と

    課題の設定

    ↑ 過 程 の 評 価

    と 修 正↓↑ 過 程 の 評 価

    と 修 正↓

    技術に関する

    科学的な理解

    に基づいた設

    計・計画

    技術に関する

    科学的な理解

    に基づいた設

    計・計画

    ↑ 過 程 の 評 価

    と 修 正↓↑ 過 程 の 評 価

    と 修 正↓

    課題解決

    に向けた

    製作・制

    作・育成

    課題解決

    に向けた

    製作・制

    作・育成

    ↑ 過 程 の 評 価

    と 修 正↓↑ 過 程 の 評 価

    と 修 正↓

    成果の評価と次

    の問題の解決の

    視点

    成果の評価と次

    の問題の解決の

    視点

    ○生活や社会を支える技術

    ○社会の発展と技術

    ○技術による問題解決

    120 141

  • 家庭,技

    術・家庭

    科の評価の

    観点

    及び

    その

    趣旨(た

    たき

    台)

    資料○

    平成28年4月13日教育課程部会

    家庭,技術・家庭ワーキンググループ

    資料17

    評価の観点

    個別の知識・技能

    思考・判断・表現

    主体的に学習に取り組む態度

    (論点整理)

    高等学校家庭

    知識・技能

    思考・判断・表現

    主体的に学習に取り組む態度

    生活を科学的に理解し,自立した生活

    者に必要な技術についての知識・技能

    を身に付けている。

    家族・家庭や社会における生活の中から問

    題を見出して課題を設定し,その解決のた

    めに,生活を科学的に探究し、生涯を見通

    して生活を創造する能力を身に付けている。

    自立した生活者に必要な知識・技能を主体的に

    身に付けたり,地域社会に参画し,共に支え合

    う社会の実現に向けて,家庭や地域の生活を創

    造しようとする実践的な態度を身に付けたりして

    いる。

    中学校 技術・家庭

    生活や技術についての知識・技能

    生活を工夫し創造する能力

    主体的に実践する態度

    生活や技術に関する基礎的・基本的な

    知識・技能を身に付け,生活と技術との

    関わりについて理解している。

    生活の中から問題を見出して課題を設定し,

    その解決を目指して工夫し創造している。生活や技術に関する知識・技能を主体的に身に

    付けたり、生活を充実向上するために進んで実

    践しようとしたりしている。

    (技術分野)

    生活や技術についての知識・技能

    生活を工夫し創造する能力

    主体的に実践する態度

    生活や社会で利用されている技術に

    ついての基礎的・基本的な知識・技能

    を身に付け,技術と生活や社会,環境と

    の関わりについて理解している。

    生活や社会における技術に関わる問題を見

    出して課題を設定し,その解決を目指して,

    技術を評価,選択,管理・運用,改良,応用

    している。

    進んで技術と関わろうとするとともに,主体的に

    技術に関する知識・技能を身に付けたり,よりよ

    い生活や持続可能な社会を構築するために適

    切かつ誠実に技術を工夫し創造しようとしたりし

    ている。

    (家庭分野)

    生活や技術についての知識・技能

    生活を工夫し創造する能力

    主体的に実践する態度

    家庭の基本的な機能について理解し,

    生活の自立に必要な衣食�