中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1....

55
2019/12/6 2019年12月5日 中間報告書 中古車流通市場の調査研究について 一般社団法人 日本自動車販売協会連合会 中古車委員会 資料1

Upload: others

Post on 29-Mar-2021

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

2019/12/6

2019年12月5日

中間報告書

中古車流通市場の調査研究について

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会中古車委員会

資料1

Page 2: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

目次

2

1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4

1-1. 新車販売市場動向 P.5

1-2. 自動車保有動向 P.6

1-3. 中古車抹消登録動向 P.9

1-4. 車両解体動向 P.10

2. 業者間売買市場における中古車流通状況 P.11

2-1. 業者間売買市場の全体像 P.12

2-2. 業者間売買市場における中古車取扱状況 P.17

2-3. 業者間売買市場の運営企業から見た中古車市場の動向

2-4. 業者間市場の展望

3. 中古車小売市場における中古車流通状況 P.18

3-0. 中古車小売台数の推計に向けて P.19

3-1. 中古車小売市場の現状

3-2. 大手中古車販売(買取)業者の動向 P.21

3-3. 中古車販売業者から見た中古車輸出市場の動向

3-4. 中古車小売市場の展望

4. 中古車輸出市場における中古車流通状況 P.24

4-1. 中古車輸出動向 P.25

4-2. 中古車輸出方法のトレンド P.29

4-3. 大手中古車輸出企業の動向

4-4. 中古車輸出市場の展望

Page 3: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

目次

3

5. 消費者から見た中古車市場 P.30

5-1. 中古車購入ユーザーの購入行動 P.31

5-2. 中古車購入ユーザーの車両メンテナンス行動 P.42

5-3. 中古車購入ユーザーの購入意向 P.44

6. 自販連会員企業へのアンケート結果 P.46

7. 【分析中】JU中販連の販売実績データ P.52

Page 4: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

4

1.中古車を取り巻く環境(基礎情報の再確認)

Page 5: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

【参考】自販連アンケートより

5

1-1.新車販売市場動向

415 426 429 444 446 477 475 464

440 423 392

421

352

457 456 470 422 415

439 439

0

100

200

300

400

500

600

99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18

(万台)

(年)登録乗用車 軽乗用車

■ディーラーにおける新車購入者からの下取車両台数(推計値)

■乗用車(登録+軽)の新車販売台数

2011年 % 2012年 % 2015年 % 2017年 %

乗用車販売(実績値) 3,524,788 ― 4,572,332 ― 4,215,889 ― 4,386,377 ―

ディーラー下取(中古車として) 1,543,857 44% 2,222,153 49% 2,091,081 50% 2,149,325 49%

ディーラー下取(廃車として) 465,272 13% 420,655 9% 345,703 8% 315,819 7%

ディーラー下取車 合計 2,009,129 57% 2,642,808 58% 2,436,784 58% 2,465,144 56%

出所:(一社)日本自動車販売協会連合会

(一社)全国軽自動車協会連合会

各年12月末時点データ

ディーラーにおける新車購入者からの中古車としての下取率は平均48%、廃車を含めると平均57%

→ 年間約200万台の中古車、廃車を含めると240万台の下取車両がディーラーで発生している

下取率

ディーラー(新車)

56.5%

出所:(株)矢野経済研究所実施のアンケート調査

Page 6: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

6

1-2.自動車保有動向

■登録乗用車・軽乗用車の保有台数の推移

保有台数の伸び率は限りなくゼロに近づく

保有台数における軽乗用車の割合は増加

中古車に占める軽乗用車比率も上昇の予想

出所:国土交通省

6,203

90%91%92%93%94%95%96%97%98%99%100%101%102%103%

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18

乗用車 乗用車前年比

(保有台数:万台) (前年比)

(年)

17.5%

29.0%

36.2%

0.0%

5.0%

10.0%

15.0%

20.0%

25.0%

30.0%

35.0%

40.0%

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18

軽乗用車比率保有台数(万台)

(年)

登録乗用車 軽乗用車 軽乗用車比率

Page 7: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

7

1-2.自動車保有動向

■台当たり人口・世帯当たり台数

出所:人口/世帯数…総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」

保有台数…(一社)日本自動車販売協会連合会、(一社)全国軽自動車協会連合会

■車両の使用年数と車齢

登録乗用13.24年

登録乗用 8.60年

軽乗用 14.73年

軽乗用 8.50年

0.00

2.00

4.00

6.00

8.00

10.00

12.00

14.00

16.00

登録乗用

平均

使用年数

登録乗用 平均車齢 軽乗用

平均

使用年数

軽乗用 平均車齢

(年)

台当たり人口・世帯当たり台数ともに減少傾向

新車販売台数が減少

中古車の発生台数が減少

平均年数・車齢ともに過去最高を更新中

使用年数:軽乗用14.7年、登録乗用13.2年

車齢:軽乗用8.6年、登録乗用8.5年

中古車の低年式化が進む

出所:人口/世帯数…総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」

保有台数…日本自動車工業会

2.46 2.36 2.29 2.23 2.20 2.19 2.15 2.14 2.10 2.06

1.09 1.12 1.12 1.13 1.11 1.10 1.10 1.08 1.08 1.07

0.00

0.50

1.00

1.50

2.00

2.50

3.00

0.00

0.50

1.00

1.50

2.00

2.50

3.00

世帯当たり台数(台)台当たり人口(人)

台当たり人口 世帯当たり台数

Page 8: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

8

1-2.自動車保有動向

■代替サイクルの状況

6.26.5

6.87.1

7.3 7.4 7.5 7.57.7

4.24.4

4.6

5.0 5.3

5.7 5.7 5.8 5.75.5

5.86.1

6.46.6

6.8 6.9 6.9 7

4.0

5.0

6.0

7.0

8.0

2001年 2003年 2005年 2007年 2009年 2011年 2013年 2015年 2017年

(年)

新車購入者 中古車購入者 平均

出所:(一社)自動車工業会「乗用車市場動向調査」

■乗用車の中古車登録台数の推移

595624 630632 636 629 635 630

594567

534 528 518

565 566 565563 562581 581

0

100

200

300

400

500

600

700

99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18

登録乗用車 軽乗用車

新・中古車の平均代替サイクルは7年(長期化基調)

車両購入頻度の減少

保有車両の低年式化・中古車発生台数の減少

出所:(一社)自動車工業会「乗用車市場動向調査」

リーマンショック

東日本大震災

中古車登録台数=新車販売台数の推移に連動

Page 9: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

9

1-3.中古車抹消登録動向

■種別中古車登録台数の推移(推計)

出所:(一社)日本自動車販売協会連合会、(一社)全国軽自動車協会連合会の公表をもとに推計

※登録車の種別中古車登録台数比率を軽自動車にも適用し、合算。

◼移転登録≠実需、変更登録≠実需、中古新規=実需の一部

◼移転登録が若干減少し、中古新規登録比率が上昇傾向に

◼台当たりの業者間売買回数が減っていることが背景に

18% 18% 19% 20% 19% 21% 21% 22% 24% 24%

72% 73% 72% 72%72% 71%

71% 71% 69% 69%

10% 9% 9% 9%

9%8%

7% 7% 7%7%

0

100

200

300

400

500

600

700

99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18

中古新規 移転 変更

■輸出抹消登録台数の推移

出所:(一社)日本自動車販売協会連合会、(一社)全国軽自動車協会連合会

2018年の輸出抹消登録台数は、153万台(乗用車以外も含む)

142 144131 138 140

8 9

913 13

149 153

141151 153

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

登録車 軽自動車

Page 10: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

10

1-4.車両解体動向

4,0763,834

3,081

3,562 3,588 3,5043,306 3,239

3,447 3,518

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度

(千件)

◼解体車両台数は今後、増加が予想される

輸出仕向国の規制強化が進み、輸出「可能」な車両属性が上位車種(高年式・低走行車)に移ることで、国内の小売向き良質車需要とのバッティングが増える。

その結果、解体せざるを得ない(輸出不可で且つ国内の買い手がつかない車両)車両が増加し、解体に回される車両数が増えると予想される。

■解体車両台数の推移

出所:(公益財団法人)日本自動車リサイクル促進センター

Page 11: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

11

2.業者間売買市場における中古車流通状況

Page 12: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

12

2-1.業者間売買市場の全体像

■流通構造

オートオークション・入札会

中古車販売店

共有在庫

新車ディーラー

新車・中古車購入ユーザー

中古車買取

一括査定サイト

中古車購入ユーザー

中古車輸出

中古車解体

新仕入れルート・

販売実績は少ない利用減少

寡占化

利用増

利用増新規販路

主流

注目

求心力低下も、引き続き換金需要・仕入れ需要有り。場外取引が約半数。

成長株

寡占化

AAに軸足を置きつつ直販ルートを模索する市場参加者多数

注目

ユーザー出品

オークション

利用減少

Page 13: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

13

2-1.業者間売買市場の全体像

■オートオークションの出品・成約台数の推移

6,9396,535 6,483

7,210 7,047 7,278 7,187 7,2157,524 7,363

3,679 3,823 3,887 4,135 4,418 4,519 4,559 4,512 4,746 4,787

53.0%58.5% 60.0% 57.3%

62.7% 62.1% 63.4% 62.5% 63.1% 65.0%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

(千台)

(年)

出品台数 成約台数 成約率

出所:株式会社ユーストカー「月刊ユーストカー」

◼出品台数の増加は見込み薄

大手中古車販売では、小売比率増加を目指す動きが活発になり、AA出品台数の増加は見込み薄。

◼成約率は実需との相関関係が希薄に

2018年に、478.7万台と過去最高の成約台数を記録。輸出需要が牽引しているとも考えられる一方、解体向け車両の成約率が伸びていることも、成約率向上の大きな一要因であると考えられる。よって、成約台数=中古車実需の図式にはならなくなりつつある。

Page 14: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

14

2-1.業者間売買市場の全体像

■オートオークションの成約単価の推移

◼成約率が上昇傾向にある一方、成約単価は横這いから微増

成約する車両の属性は、二極化(低年式・過走行と高年式・低走行車)が進行する傾向にあり。後者の場合は、国内小売向け需要と輸出需要のバッティングにより、成約単価が跳ね上がる車両も。二極化が進むことで、平均単価の方向性は読みにくくなっている。

出所:株式会社ユーストカー「月刊ユーストカー」

496 501 519 480

514 521 550 535 531 545

53.0%58.5% 60.0%

57.3%62.7% 62.1% 63.4% 62.5% 63.1% 65.0%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

0

200

400

600

800

1,000

2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

(千円)

(年)

成約単価(千円) 成約率(

Page 15: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

15

2-1.業者間売買市場の全体像

■オートオークションの概要 ①運営企業系統別・地域別会場比率

出所:株式会社ユーストカー「月刊ユーストカー」

北海道

10.3

4.5

10.0

16.7

東北

8.6

6.8

6.7

11.9

関東甲信越

25.9

34.1

16.7

23.8

中部・北陸

13.8

9.1

16.7

16.7

関西

13.8

22.7

16.7

2.4

中国・四国

13.8

13.6

16.7

11.9

九州・沖縄

13.8

9.1

16.7

16.7

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(n=116)

独立系(n=44)

メーカー系(n=30)

JU系(n=42)

◼ 独立系は関東甲信越に会場を集中する傾向にある一方、メーカー系は全国に遍在。

◼ 会場から離れた場所にヤードを開設し、映像出品体制を整える運営会社が増加傾向に。 IT化により会場から距離のある会員も出品しやすい環境に。

Page 16: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

16

2-1.業者間売買市場の全体像

■オートオークションの概要 ②主要開催企業別の出品台数シェア

出所:株式会社ユーストカー「月刊ユーストカー」

◼USS4割も微減傾向、TAAの出品台数が大幅に増加

従来の大口出品者である中古車大手が直接買取・直接販売を強力に進める中、オークションの出品車両確保が難しくなりつつある。TAAはトヨタ系ディーラーへの出品誘致を長年続けてきたことの成果が表れ始め、ディーラー出品が増えつつある。出品シェアの今後は、ディーラー誘致の成功の可否に。

39.4

40.9

41.6

41.8

40.5

40.8

40.3

42.1

42.9

42.5

USS

11.3

10.8

10.0

9.9

9.9

9.6

9.7

8.3

8.3

7.9

TAA

5.5

5.4

5.5

5.3

5.9

6.4

6.6

6.6

6.1

6.0

CAA

5.1

4.9

4.8

4.8

4.9

4.9

4.6

4.3

4.5

4.5

アライAA

2.6

2.7

2.8

2.8

2.8

2.8

3.2

3.2

3.1

2.9

LAA

18.1

17.8

17.9

17.8

17.5

17.5

17.8

17.6

17.3

17.9

JU

18.0

17.5

17.5

17.6

18.4

17.9

17.9

17.9

17.9

18.4

その他

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2018年(n=7,362,930)

2017年(n=7,523,547)

2016年(n=7,215,017)

2015年(n=7,186,707)

2014年(n=7,277,891)

2013年(n=7,047,405)

2012年(n=7,210,413)

2011年(n=6,482,580)

2010年(n=6,534,520)

2009年(n=6,938,847)

Page 17: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

17

2-2.業者間売買市場における中古車取扱状況

■オートオークションにおける登録車・軽自動車別成約台数(推計)

出所:株式会社プロトコーポレーション「AAデータ」を基に矢野経済研究所作成

※プロトコーポレーション「AAデータ」のカバレッジ:2016年 44.7%、2017年 45.6%、2018年 46.2%)

※非乗用車含む

3,3953,618 3,669

1,117 1,128 1,117

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

2016年

(n=4,511,811)

2017年

(n=4,745,639)

2018年

(n=4,786,614)

(千台) 登録車 軽自動車

オートオークション成約台数に占める登録車と軽自動車の比率…3:1で推移

75.2%

76.2%

76.7%

76.1%

24.8%

23.8%

23.3%

23.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2016年

(n=4,511,811)

2017年

(n=4,745,639)

2018年

(n=4,786,614)

平均

登録車 軽自動車

Page 18: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

18

3.中古車小売市場における中古車流通状況

Page 19: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

19

3-0.中古車小売台数の推計に向けて

■本調査で利用する各種データ

協力・提供先 提供データ

(一社)日本自動車販売協会連合会 会員企業(ディーラー)アンケートデータ

(一社)全国軽自動車協会連合会 会員企業 中古車販売実績データ

日本自動車輸入組合 会員企業(インポーター)実績データ

損害保険会社 各社 自動車保険契約 実績データ

(一社)日本中古自動車販売協会連合会 会員企業 中古車販売実績データ

(一社)日本オートオークション協議会 参加会場 成約実績データ

統計データ、各社取材情報

消費者/中古車販売店 アンケートデータ

プロトコーポレーション/ユーストカー オークションデータ

(株)矢野経済研究所

本調査での利用

中古車販売台数推計、業者間売買市場の流通状況 など

各種推計、販売状況、未使用車推計、販売・購入時の課題 など

市場概況、基礎情報、各業界の流通状況 など

中古車販売台数推計、業者間売買市場の流通状況 など

中古車販売台数推計、中古車販売状況 など

中古車販売台数推計 など

中古車販売台数推計 など

同上

中古車販売台数推計、中古車販売状況、中古車発生台数推計、未

使用車販売台数推計、中古車販売に於ける課題・問題点 など

Page 20: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

20

3-0.中古車小売台数の推計に向けて

■消費者調査から推計する方法

消費者約18,000人を対象に自動車保有状況に対するアンケートを実施。うち、車両を保有している15,035人の回答結果から、2018年の中古車販売台数を推計。

男性 177 1.2 172 1.1 873 5.8

女性 180 1.2 189 1.3 997 6.6

男性 206 1.4 216 1.4 1,308 8.7

女性 198 1.3 201 1.3 991 6.6

男性 241 1.6 244 1.6 1,285 8.5

女性 182 1.2 207 1.4 979 6.5

男性 231 1.5 250 1.7 1,229 8.2

女性 210 1.4 217 1.4 1,147 7.6

男性 202 1.3 216 1.4 1,088 7.2

女性 178 1.2 189 1.3 1,032 6.9

男性 1,057 7.0 1,098 7.2 5,783 38.4

女性 948 6.3 1,003 6.7 5,146 34.2

男女計 2,005 13.3 2,101 13.9 10,929 72.6

20代

大都市圏 政令指定都市 その他地域

30代

40代

50代

60代

合計

新車 中古車 未使用車 合計

全車両台数 10,548 3,903 584 15,035

2018年購入車両

992 394 53 1,439

2019年購入車両

896 413 68 1,377

◼ 回答者の保有車両台数は、15,035台。

うち、2018年に購入された車両は、1,439台。

内訳は、新車992台、中古車394台、未使用車53台。

◼ 新車、中古車、未使用車を比率換算すると、68.9%、27.4%、3.7%となった。

2018年の新車販売台数(乗用車)約439万台に掛けると、中古車販売台数は約174万台、未使用車は約23万台と推計される。

※自動車保有状況アンケート全回答者15,035人のうち、2018・2019年の中古車購入者から500人を抽出、中古車の購入に関する詳細アンケートを別途実施。回答結果については、5章「消費者から見た中古車市場」に掲載。

68.9 27.4 3.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2018年購入車両

(n=1,439)

新車 中古車(未使用車除く) 未使用車

<車両保有者の属性>

Page 21: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

3-2.大手中古車販売(買取)業者の動向

■主要企業のプロフィール ①ビックモーター 「全方位戦略」

仕入 販売 新規事業 特徴

◼ 直接買取✓ 直接仕入・直接販売を強力に推し進

める中、ほぼ全ての店舗に買取機能を持たせる。

✓ AAはミライブ(同社管轄のAA運営事業体)が新会場をオープンし、買取車両で小売が出来なかった車両を売却する仕組みを構築。

◼ 販売規模の拡大✓ 関東及び西日本を中心とした販売拠

点の拡大戦略から、国内全域へとシフト。

✓ 17年に北海道へ買取店2店舗を皮切りに、20年には、新たな販売店を出店予定。

✓ 現在の関東以北エリアの販売店は、東北1店舗。

◼ 板金塗装事業強化✓ 中長期的にBP事業強化。(BP工場29拠点⇒倍増計画)✓ 現状の入庫台数 7千台/月(内6割がリース会社)✓ リース会社の紹介入庫、個人から

の直接入庫を増やす。✓ 事業規模:300億目標(現在100億円)

◼整備に注力✓ 拠点エリア拡大+自社補修拠点(BP

工場)の増設に拠る対応力強化。✓ BP事業の強化により、顧客の固定化+

顧客接点機会の拡大。

173,823

212,821

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

2017年 2018年(百万)

3,651

7,360

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

2017年 2018年(百万)

21

73

125

0

20

40

60

80

100

120

140

2016年 2018年(千台)

売上高 利益 店舗数 小売台数

※小売台数は推計。

278 267

0

100

200

300

400

500

2019年

4月時点

2019年

11月時点(店)

Page 22: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

22

3-2.大手中古車販売(買取)業者の動向

■主要企業のプロフィール ②IDOM 「買取モデル脱却、迷走中」仕入 販売 新規事業 特徴

◼ 直接買取が主流✓ 消費者からの直接買取が主流なものの、良質

車不足を補うための業販仕入も一部では実施。

◼ 店舗>自社サイト>一括査定✓ AI査定で店舗への誘致を図るなど、店舗がメ

イン。ITによるコールセンターの省力化が進み、人件費は削減傾向にあるものの、一括査定経由の情報の量・質ともに低下傾向にあるため、自社のブランド力での直接誘客に注力。

◼ 小売シフト✓ 複数の店舗形態を展開。店舗面積を大型化

し、展示スペース確保する小売向け店舗が主流に。車種別に店舗展開していたが、軽自の「ミニクル」やショッピングモールのテナント店は採算悪く縮小傾向に。

◼ ドルフィネットの活用✓ 自社共有在庫を活用し、全店舗で小売機会

の最大化を図る。エイチーム(ナビクル)が、IDOMのドルフィネットの在庫に特化した小売サポートを事業化。

◼ 直営>FC✓ 直営比率9割に。不採算FC店を閉店する一

方、新規出店は直営のみ。

◼ 賃貸事業✓ 買取車両の有効活用として、

賃貸事業「NOREL」を開始。事業規模は1,000台程度。

◼ 輸入車ディーラー✓ BMW/MINI正規ディーラー店

運営。今後、他輸入車ディーラー権の取得も目指す。

◼ CtoC✓ 「ガリバーフリマ」で、成約に至ら

なかったユーザーを他の個人客に紹介する仕組み。手数料ビジネス。

◼小売・多角化✓ 買取から小売に大きく軸

足を移し、小売台数は増加基調にある。

✓ 小売事業シフトにより、採算は悪化傾向にある一方、在庫車両を賃貸に回すサブスクモデル事業「NOREL」を展開するなど、「販売」に留まらず事業を展開する。

※小売台数にはBMW/MINIの新車9店舗も含まれる。※小売台数は直営店舗の数値。

251,516276,157

309,410

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

2016年 2017年 2018年(百万)

売上高

4,498

6,779

3,400

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

2016年 2017年 2018年(百万)

利益

小売りシフト→販管費増

459 488 519

84 7069

543 558588

0

100

200

300

400

500

600

700

2016年 2017年 2018年

直営 FC(店)

店舗数

直営での新規開店増

180,966 186,175

230,958 229,141

70,709

95,333

125,151 124,527

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

2015年 2016年 2017年 2018年

買取台数 小売台数(台)

買取・小売台数

小売増

Page 23: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

23

3-2.大手中古車販売(買取)業者の動向

■主要企業のプロフィール ③ネクステージ 「本業に集中、急拡大中」

仕入 販売 新規事業 特徴

◼ AA 60%:その他 40%✓ 積極的に買取店を開設(既存店併設の店

舗が主流)。✓ ユーザー直接買取の他、ディーラー仕入れも

拡大の計画(業販仕入は主にディーラー)。✓ AAからの仕入を50%にすることを目指す。高

単価車種の販売に注力する中、AA出品車両属性とのギャップが大きくなり、仕入戦略の転換に。

✓ 輸入車ディーラー事業は、新車ユーザーの下取という目的も大きい(自社ユーザーからの下取率向上)。

◼ 出店は需要見込める地方都市のみ

✓ 100万人の人口という市場規模が進出の一要件であるものの、地方都市の人口減少で出店地域選別が難しく。

◼ 高単価人気車種に焦点✓ SUVに特化したことが、同社の規模拡大の

ターニングポイントであり、今後もSUV販売に注力。

◼ 整備に注力✓ 35店舗が指定工場。その他も多くが認

証工場持つ。「売り切り型」から「アフターセールス重視」へ転換。

◼ 輸入車ディーラー✓ メーカーからの車両情報をダイレ

クトに得られることで、最新の技術動向などを最初に得られることで、主力の中古車事業に活かせるメリットを求め参入。

✓ 今後も複数のメーカーのディーラー権取得を目指す(日系ディーラー権も取得意向あり)。

◼ 拡大一直線✓ 年商3,000億円になるまでは、

既存の拡大路線を継続。

◼ 残クレ・リースはなし✓ 自動車金融に頼らず、現金・

割賦購入者のみ。

◼ 自動車保険販売注力✓ 従来は車両を売りっぱなしのフ

ロービジネスを実践。今後は付帯商品や整備など、周辺事業の拡大で主力の車両販売との相乗効果を狙える販売施策を計画。

4,305

13,932

26,398

35,296

45,603

57,745

0

50,000

2016年 2017年 2018年

買取台数 小売台数(台)

※小売台数には輸入車ディーラー事業の新車も含む。

売上高 利益 店舗数 買取・小売台数

87,201

118,971

163,174

0

50,000

100,000

150,000

200,000

2016年 2017年 2018年(百万)

2,163

3,474

4,384

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

2016年 2017年 2018年(百万)

6475

104

0

20

40

60

80

100

120

2016年 2017年 2018年(店)

Page 24: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

24

4.中古車輸出市場における中古車流通状況

Page 25: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

25

4-1.中古車輸出動向

◼ 抹消登録=輸出実績とみなすと、2018年は約140万台(登録車のみ)を記録。

◼ 貿易統計との差異=20万円以下の低額車両。差異は縮小傾向だが、仕向国の規制と経済発展が鍵。

◼ 日本国内との需要価格帯のギャップが中古車輸出需要の源泉の一つである一方、規制強化・経済成長を主要因に輸出向け車両属性が向上。国内小売向け需要との成約競争は、オークション価格の上昇要因に。

出所:輸出抹消登録台数…(一社)日本自動車販売協会連合会、貿易統計…財務省

■中古車輸出台数の推移

1,257,428

1,426,646

1,517,384

924,603 923,400 925,064

1,099,773

1,282,379

1,419,034 1,438,058

1,314,308 1,375,068 1,399,140

371,090

603,866

712,968

835,233

940,552

1,137,720

1,302,481 1,346,742

675,664

838,173 858,195

1,004,665

1,162,950

1,283,581 1,253,106

1,187,593

1,297,505

1,326,411

0

200,000

400,000

600,000

800,000

1,000,000

1,200,000

1,400,000

1,600,000

2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年(台)

(年)輸出抹消登録台数 貿易統計輸出台数

Page 26: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

26

4-1.中古車輸出動向

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

アラブ首長国連邦 ニュージーランド ロシア チリ南アフリカ共和国 ケニア スリランカ ミャンマーモンゴル タンザニア

(台)

(台)

国名 2018年

1 アラブ首長国連邦 126,704

2 ニュージーランド 116,244

3 ロシア 95,066

4 チリ 92,549

5 南アフリカ共和国 89,510

6 ケニア 77,262

7 スリランカ 70,855

8 ミャンマー 67,575

9 モンゴル 60,956

10 タンザニア 58,573

11 パキスタン 54,695

12 フィリピン 38,101

13 ジャマイカ 29,751

14 ウガンダ 28,769

15 バングラデシュ 25,308

16 マレーシア 21,711

17 グルジア 15,411

18 シンガポール 15,087

19 モザンビーク 13,971

20 香港 11,783

216,530

1,326,411

その他

合計出所:財務省「貿易統計」

・・・再輸出国(保税地区から第3国へ再輸出)

◼ UAE・チリ・南アの再輸出国需要が底堅い(UAEからの輸入量を加味すると、アフリカ諸国の実需は数値より上)。

◼ ロシアの復活…2013年の輸出台数16.8万台。◼ ニュージーランド…近年、安定的にトップ3圏内。台数も右肩上がり(<参考>2013年:9.1万台)。

■国別・中古車輸出台数(2018年)

Page 27: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

27

4-1.中古車輸出動向

■中古車輸出金額の推移

出所:財務省「貿易統計」

◼ 2018年の中古車輸出総額は7,716億円を計上。

◼ リーマンショック後に大きく下げた後も、騰落率は高い傾向に。

◼ 現地通貨とドルの為替レートや輸入規制が、日本発中古車への需要量を決定付ける直接的な要因に。

150,377

259,005

312,343 359,497

443,598

580,038

780,036 819,812

337,076

447,156 455,447 506,477

638,917

759,480

842,789

695,409

739,966 771,618

489,886

405 429 438 430

472

510

599 609

499 533 531

504

549 552

672

586 570 582

516

300

350

400

450

500

550

600

650

700

750

800

850

900

950

1,000

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

600,000

700,000

800,000

900,000

2001年 2003年 2005年 2007年 2009年 2011年 2013年 2015年 2017年 2019年

(1~9月)

(百万円)

(年)貿易統計輸出金額 貿易統計台当たり単価

(千円)

Page 28: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

28

4-1.中古車輸出動向

■台数別・総輸出額別・単価別ランキング台数 総輸出金額 台当たり単価

◼ 台当たり平均単価は582千円(←オートオークションの平均成約単価545千円と近似値)。

◼ 単価100万円以上の仕向国は、アジアに集中。

出所:財務省「貿易統計」

台数のトップ20を単価順に

(台) (千円) (千円)

国名 2018年 国名 2018年 国名 2018年

1 アラブ首長国連邦 126,704 1 スリランカ 91,922,942 1 マレーシア 2,827

2 ニュージーランド 116,244 2 マレーシア 61,382,096 2 シンガポール 2,279

3 ロシア 95,066 3 ニュージーランド 53,421,266 3 香港 2,109

4 チリ 92,549 4 ロシア 53,202,198 4 スリランカ 1,297

5 南アフリカ共和国 89,510 5 ケニア 49,657,837 5 バングラデシュ 1,239

6 ケニア 77,262 6 パキスタン 45,435,056 6 フィリピン 898

7 スリランカ 70,855 7 シンガポール 34,381,087 7 パキスタン 831

8 ミャンマー 67,575 8 フィリピン 34,227,931 8 ケニア 643

9 モンゴル 60,956 9 アラブ首長国連邦 33,666,295 9 ジャマイカ 581

10 タンザニア 58,573 10 バングラデシュ 31,364,793 10 ロシア 560

11 パキスタン 54,695 11 香港 24,852,248 11 ニュージーランド 460

12 フィリピン 38,101 12 モンゴル 23,790,770 12 ウガンダ 404

13 ジャマイカ 29,751 13 ミャンマー 22,284,146 13 モンゴル 390

14 ウガンダ 28,769 14 チリ 21,606,364 14 ミャンマー 330

15 バングラデシュ 25,308 15 タンザニア 17,930,265 15 モザンビーク 327

16 マレーシア 21,711 16 ジャマイカ 17,290,209 16 タンザニア 306

17 グルジア 15,411 17 南アフリカ共和国 16,716,181 17 アラブ首長国連邦 266

18 シンガポール 15,087 18 タイ 16,258,566 18 グルジア 258

19 モザンビーク 13,971 19 ウガンダ 11,637,928 19 チリ 233

20 香港 11,783 20 モーリシャス 7,560,810 20 南アフリカ共和国 187

216,530 103,028,866 582

1,326,411 771,617,854

その他 その他 全体平均

合計 合計

Page 29: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

29

4-2.中古車輸出方法のトレンド

輸出代行型

代表例:平和オート 等

主な仕向国:NZ・RU・アジア 等

仕入:ほぼオークション

販売方法:受注販売

販売先:中古車販売業者

収益:手数料

販売サイト利用型

代表例:アガスタ 等

主な仕向国:アフリカ諸国 等

仕入:ほぼオークション

販売方法:在庫販売

販売先:個人・中古車販売業者

収益:商品差益

移民企業型

代表例: パキスタン人バイヤー

主な仕向国:UAE・中東 等

仕入:ほぼオークション

販売方法:受注販売・在庫販売 等

販売先:中古車販売業者・個人

収益:手数料・商品差益 ※輸出代行型も含まれる

Web特化型

代表例:ビィ・フォワード、SBT 等

主な仕向国:アフリカ諸国 等

仕入:ほぼオークション

販売方法:在庫販売

販売先:個人・中古車販売業者

収益:商品差益・物流費 等

併用有

発 展

Page 30: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

30

5.消費者から見た中古車市場

Page 31: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

31

5-1.中古車購入ユーザーの購入行動

■消費者アンケートの概要

◆調査内容:中古車購入状況

◆調査対象:2018年~19年に中古車を自家用車として購入したユーザー

◆調査方法:インターネットアンケート調査

◆実施時期:2019年11月11日~2019年11月17日

◆ アンケート有効回答数:500人

5-1-1. 購入車両の属性 ①購入価格

30万円以下,

17.8%

50万円以下,

13.6%

100万円以下,

26.8%

150万円以下,

16.8%200万円以下,

12.2%

250万円以下,

5.2%

300万円以下,

3.6%

300万円超, 4.0%

◼ 中古車の車両購入平均額:117万円

◼ 50万円以下が3割強。

◼ 最多価格帯は50~100万円以下(26.8%)。次いで30万円以下(17.8%)、150万円以下(16.8%)と続く。

Page 32: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

32

5-1.中古車購入ユーザーの購入行動

5-1-1. 購入車両の属性 ①購入価格(過去からの推移)

16.8

14.0

17.8

15.4

13.0

13.6

31.0

32.4

26.8

15.0

20.0

16.8

10.0

9.2

12.2

5.8

4.2

5.2

2.8

3.4

3.6

3.2

3.8

4.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2015年(n=500)

2017年(n=500)

2019年(n=500)

30万円以下 50万円以下 100万円以下 150万円以下

200万円以下 250万円以下 300万円以下 300万円超

5-1-1. 購入車両の属性 ②年式

16.6

14.2

16.4

15.2

19.6

18.8

20.2

19.4

19.6

13.4

11.2

13

15.4

16.2

12.8

19.2

19.4

19.4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2015年(n=500)

2017年(n=500)

2019年(n=500)

1年落ち未満 3年落ち未満 5年落ち未満 7年落ち未満 10年落ち未満 10年落ち以上

◼ 中間価格帯の比率が低下し、50万円以下と200万円以上が増加。

(高価格帯と低価格帯、という両極が拡大)

◼ 「10年落ち以上」と「3年~5年落ち」がともに2割で最多に。

◼ 7~10年落ち未満は、3.4ポイント減。

◼ 1年落ちは2.2ポイント増。

Page 33: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

33

5-1.中古車購入ユーザーの購入行動

5-1-1. 購入車両の属性 ②年式 (購入店舗業態別)

16.4

25.8

17.7

7.4

8.2

3.7

11.1

18.8

23.3

16.0

40.7

14.3

11.1

22.2

19.6

22.6

17.1

22.2

20.4

17.3

22.2

13.0

13.2

14.9

10.2

16.0

12.8

7.5

13.7

11.1

22.4

14.8

22.2

19.4

7.5

20.6

18.5

24.5

37.0

22.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=500)

メーカー系ディーラー(n=159)

中古車販売店(n=175)

中古車買取店(n=27)

整備業者(n=49)

個人(n=81)

その他(n=9)

1年落ち未満 3年落ち未満 5年落ち未満 7年落ち未満 10年落ち未満 10年落ち以上

5-1-1. 購入車両の属性 ②年式 (高年式車両の購入店舗業態)

50.0

44.3

37.8

33.5

2.4

7.4

4.9

6.3

3.7

6.8

1.2

1.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1年落ち

未満(n=82)

1年落ち未満+3年落ち

未満(n=176)

メーカー系ディーラー 中古車販売店 中古車買取店 整備業者 個人 その他

※中古車販売店・・・ビッグモーターなど、中古車買取店・・・IDOM等を想定。

◼ 全体では、「5年落ち未満」が19.6%で最多、「10年落ち以上」が19.4%と続く。

★ 国内における低年式車両の小売が拡大。

◼ メーカー系ディーラーと買取店における3年落ち未満の購入比率がほぼ同点の5割弱。

◼ 1年落ちでは、メーカー系ディーラーが5割。

◼ 3年落ち未満にまで年式を拡大すると、44.3%とメーカー系ディーラー比率が若干減少する。ここを取っているのは、買取店。また、個人も伸ばしている。

Page 34: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

34

5-1.中古車購入ユーザーの購入行動

5-1-1. 購入車両の属性 ②年式(代替車両別)

5-1-1. 購入車両の属性 ③代替車両 (購入店舗業態別)

16.4

17.3

19.3

14.4

18.8

18.4

20.7

17.9

19.6

16.3

24.1

18.3

13.0

13.3

11.7

13.6

12.8

10.2

10.3

15.2

19.4

24.5

13.8

20.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=500)

新規購入(n=98)

新車購入車両から代替(n=145)

中古車購入車両から代替

(n=257)

1年落ち未満 3年落ち未満 5年落ち未満 7年落ち未満 10年落ち未満 10年落ち以上

31.8

38.8

31.7

29.2

35.0

33.7

40.0

32.7

5.4

4.1

5.5

5.8

9.8

4.1

6.9

13.6

16.2

17.3

13.8

17.1

1.8

2.0

2.1

1.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計(n=500)

新規購入(n=98)

新車購入車両から代替(n=145)

中古車購入車両から代替(n=257)

メーカー系ディーラー 中古車販売店 中古車買取店 整備業者 個人 その他

◼ 中古車から中古車への乗り換えが5割。

◼ 新車から中古車への乗り換えユーザーは3年落ち未満が40.0%と、比較的高年式の中古車を購入している。

◼ 新規で中古車を購入する人は、メーカー系ディーラーでの購入比率が最も高い。

◼ 乗り換えで中古車を買う人は、中古車販売店で購入する比率が、メーカー系ディーラーを上回った。

Page 35: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

19.0

31.4

17.7

18.5

6.1

4.9

22.2

16.4

23.3

15.4

25.9

6.1

9.9

17.8

14.5

19.4

11.1

28.6

14.8

33.3

13.2

8.8

16.0

20.4

13.6

33.3

13.0

8.8

12.6

14.8

16.3

21.0

7.2

1.9

8.0

7.4

10.2

14.8

3.8

1.9

4.0

3.7

6.1

4.9

11.1

9.6

9.4

6.9

18.5

6.1

16.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=500)

メーカー系ディーラー(n=159)

中古車販売店(n=175)

中古車買取店(n=27)

整備業者(n=49)

個人(n=81)

その他(n=9)

1万km

未満

3万km

未満

5万km

未満

7万km

未満

10万km

未満

15万km

未満

15万km

以上

距離不明

35

5-1.中古車購入ユーザーの購入行動

5-1-1. 購入車両の属性 ④走行距離(購入店舗業態別)

5-1-1. 購入車両の属性 ④走行距離(走行距離の短い車両の購入店舗業態)

52.6

49.2

32.6

32.8

5.3

6.8

3.2

3.4

4.2

6.8

2.1

1.1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1万km

未満(n=95)

1万km未満+3万km

未満(n=177)

メーカー系ディーラー 中古車販売店 中古車買取店 整備業者 個人 その他

◼ メーカー系ディーラーでは、3万km未満の低走行車の購入が5割を超えた。

◼ 中古車買取店での購入も3万km未満多い。

◼ 低走行車の中古車購入先は、メーカー系ディーラーが約5割に。

Page 36: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

36

5-1.中古車購入ユーザーの購入行動

5-1-1. 購入車両の属性 ⑤未使用車

11.2

88.8

未使用車購入者

中古車購入者

(n=500)

◼ 未使用車の購入者は、中古車購入者全体の11.2%に。

Page 37: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

21.6

19.5

23.4

18.5

18.4

23.5

33.3

23.4

18.2

27.4

33.3

20.4

24.7

11.1

20.6

24.5

18.9

22.2

24.5

14.8

11.1

19.6

18.9

20.0

18.5

16.3

22.2

22.2

14.8

18.9

10.3

7.4

20.4

14.8

22.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=500)

メーカー系ディーラー(n=159)

中古車販売店(n=175)

中古車買取店(n=27)

整備業者(n=49)

個人(n=81)

その他(n=9)

20代 30代 40代 50代 60代

33.8

35.6

31.8

34.8

33.2

35.0

3.2

5.0

5.4

10.8

13.6

9.8

15.8

11.6

16.2

1.6

1.0

1.8

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

2015年(n=500)

2017年(n=500)

2019年(n=500)

メーカー系ディーラー 中古車販売店 中古車買取店 整備業者 個人 その他

37

5-1.中古車購入ユーザーの購入行動

5-1-2. 購入店舗 ①過去からの推移

5-1-2. 購入店舗 ②年代別

◼ メーカー系ディーラーでの購入者に若干の減少傾向が見られる。

◼ メーカー系ディーラーの主要顧客は40代、中古車販売店、中古車買取店の主要顧客は30代。

★ディーラーは若年層の取り込みに遅れ。

Page 38: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

38

5-1.中古車購入ユーザーの購入行動

5-1-2. 購入店舗 ③買い回り行動

◼事前に購入車両を決めて来店する人が6割。ネット検索で、自社掲載車両が購入者の検討物件に入るかが成功のカギ。

◼メーカー系ディーラーでの購入者においては、候補車両を決めて来店するユーザーが約7割に上る。

◼中古車販売店での購入者は、候補車両を絞らず来店し、購入を決めるユーザーが4分の1に上る。

45.3

50.9

47.4

29.6

30.6

33.3

12.6

15.1

12.6

18.5

2.0

11.1

3.3

3.1

4.0

3.7

11.1

15.8

12.6

18.9

18.5

14.3

11.1

6.2

5.7

5.1

3.7

12.2

11.1

2.6

0.6

1.7

3.7

12.2

6.2

5.0

2.9

7.4

20.4

11.1

7.9

6.9

7.4

14.8

8.2

11.1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=419)

メーカー系ディーラー(n=159)

中古車販売店(n=175)

中古車買取店(n=27)

整備業者(n=49)

その他(n=9)

購入目的で 候補車両を決めて訪問、候補車両を購入

購入目的で 候補車両を決めて訪問、候補車両とは異なる展示車両を購入

購入目的で 候補車両を決めて訪問、店舗にない車両を注文購入

購入目的で 候補車両なしで訪問、その店舗の展示車両を購入

購入目的で 候補車両なしで訪問、店舗にない車両を注文購入

車両を売却する目的で 訪問、その店舗の展示車両を購入

車両を売却する目的で 訪問、店舗にない車両を注文購入

その他

Page 39: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

39

5-1.中古車購入ユーザーの購入行動

5-1-2. 購入店舗 ④購入店舗の決定要因

◼メーカー系ディーラーの決定要因で他業態を大きく引き離した要因は、「認知度+アフターサービス=安心感」。

◼中古車販売店・中古車買取店での購入は、「車両価格の安さ」が最大の決定要因となっている。

17.2

20.1

10.3

18.5

32.7

11.1

6.9

15.1

2.3

3.7

14.3

12.6

16.0

11.1

12.2

33.3

24.1

17.0

34.9

25.9

12.2

11.5

13.8

12.6

7.4

4.1

20.8

18.9

16.6

22.2

38.8

33.3

5.3

2.5

7.4

11.1

22.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(n=419)

メーカー系ディーラー(n=159)

中古車販売店(n=175)

中古車買取店(n=27)

整備業者(n=49)

その他(n=9)

整備工場がありアフターサービスに安心感があったため 認知度が高くアフターサービスに安心感があったため

家から近い店舗であったため 他の販売店よりも価格が安かったため

取扱車両の品質に安心感があったため 付き合いがある販売店(知人の紹介・取引先等)のため

その他

Page 40: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

40

5-1.中古車購入ユーザーの購入行動

5-1-3. 比較検討車両 ①過去からの推移

5.2

8.4

4.6

3.0

3.8

2.8

13.6

11.0

11.2

12.8

12.6

9.8

4.4

3.0

4.2

17.4

18.2

16.2

43.6

43.0

51.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2015年(n=500)

2017年(n=500)

2019年(n=500)

上位車種の新車 下位車種の新車 同位車種の新車 上位車種の中古車下位車種の中古車 同位車種の中古車 他車種の検討なし

5-1-3. 比較検討車両 ②未使用車/中古車

4.6

10.7

3.8

2.8

7.1

2.3

11.2

21.4

9.9

9.8

5.4

10.4

4.2

3.6

4.3

16.2

7.1

17.3

51.2

44.6

52.0

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(n=500)

未使用車購入者(n=56)

中古車購入者(n=444)

上位車種の新車 下位車種の新車 同位車種の新車 上位車種の中古車 下位車種の中古車 同位車種の中古車 他車種の検討なし

※上位車種の新車・・・今回購入した中古車よりも上位クラス且つ新車、 下位車種の新車・・・今回購入した中古車よりも下位クラス且つ新車

同位車種の新車・・・今回購入した中古車と同クラス且つ新車、 上位車種の中古車・・・今回購入した中古車よりも上位クラス且つ中古車

下位車種の中古車・・・今回購入した中古車よりも下位クラス且つ中古車、同位車種の中古車・・・今回購入した中古車と同クラス且つ中古車

◼ 購入予定車両を既に決めており、他車種は検討しなかったユーザー=「他車種の比較検討なし」が全体の過半数を占める。

◼ 未使用車購入者では、比較検討に新車を含める人が全体の4割近くに。

◼ 中古車購入者では、新車を比較対象にした人は4分の1に留まる。

Page 41: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

20.6

19.8

27.8

15.2

11.4

9.0

10.4

9.6

7.0

8.8

9.2

11.2

30.4

35.0

31.4

8.4

11.2

10.8

6.2

3.8

2.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2015年(n=500)

2017年(n=500)

2019年(n=500)

自動車は走れば良いので新車である必要がないと考えた

欲しい車種が中古車でないと手に入らなかった

新車購入時と比較して上位クラスの車両が同じ予算で手に入るため

少ない予算で多くの車に乗り換えたいため

自動車購入予算に限度が合ったため

前保有車両の事故や故障により、早急に車が必要であったため

その他41

5-1.中古車購入ユーザーの購入行動

5-1-4. 以前乗っていた車両 ①購入車両(過去からの推移)

31.8

31.0

19.6

6.4

9.0

7.8

6.8

6.6

8.4

7.6

6.2

12.8

16.0

15.8

16.6

16.4

17.6

14

15.0

13.8

20.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2015年(n=500)

2017年(n=500)

2019年(n=500)

新規購入(代替なし) 新車購入の上位車種 新車購入の下位車種 新車購入の同位車種中古車購入の上位車種 中古車購入の下位車種 中古車購入の同位車種

5-1-5. 中古車購入理由 ①過去からの推移

◼コモディティ化が進行

「自動車は走れば良い」と車をコモディティとして捉える消費者の比率が、17年に比較し8ポイント上昇の27.8%に。

◼「こだわり」派が減少

「上位車種を新車より割安で」など、車に拘った結果、中古車を選ぶ人が減少。

◼ 新規(代替なし)が、10ポイント以上下落。

◼ 同位車種の中古車に乗り換える人が7ポイント増の20.8%。

◼ 新車から同位車種の中古車への乗り換えも6ポイント超増加。

Page 42: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

42

5-2.中古車購入ユーザーの車両メンテナンス行動

5-2-1. 購入後最初の車検入庫先 ①購入店舗業態別

◼メーカー系ディーラー購入者の約7割が、ディーラーで購入後最初の車検を実施。

◼中古車販売店での購入者は、車検専門店への入庫比率が約2割に迫る。

◼非ディーラー店舗で車両購入したものの、メーカー系ディーラーに整備入庫する人も一定数存在。取り込み可能層。

26.8

68.6

9.1

3.7

8.6

11.1

20.4

2.5

44.0

37.0

11.1

22.2

23.0

10.1

14.3

11.1

89.8

33.3

11.8

5.7

19.4

11.1

6.1

12.3

12.8

9.4

7.4

33.3

2.0

30.9

11.1

5.2

3.8

5.7

3.7

2.0

3.7

55.6

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(n=500)

メーカー系ディーラー(n=159)

中古車販売店(n=175)

中古車買取店(n=27)

整備業者(n=49)

個人(n=81)

その他(n=9)

メーカー系ディーラー 中古車販売・買取店 整備業者 車検専門店 個人(ユーザー車検) その他

Page 43: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

43

5-2.中古車購入ユーザーの車両メンテナンス行動

5-2-1. 購入後最初の車検入庫先 ②走行距離

◼ディーラーが車検ニーズを取りこぼし始めるのは、3万km以上。

26.8

41.1

37.8

24.7

24.2

16.9

2.8

10.5

25.0

20.4

21.1

20.7

25.8

18.2

18.5

19.4

15.8

16.7

23.0

13.7

13.4

24.7

34.8

26.2

41.7

36.8

14.6

11.8

11.6

11.0

13.5

7.6

16.9

13.9

10.5

8.3

12.8

8.4

9.8

6.7

9.1

15.4

19.4

21.1

31.3

5.2

4.2

7.3

4.5

6.1

6.2

2.8

5.3

4.2

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(n=500)

1万km未満(n=95)

3万km未満(n=82)

5万km未満(n=89)

7万km未満(n=66)

10万km未満(n=65)

15万km未満(n=36)

15万km以上(n=19)

距離不明(n=48)

メーカー系ディーラー 中古車販売・買取店 整備業者 車検専門店 個人(ユーザー車検) その他

Page 44: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

44

5-3.中古車購入ユーザーの購入意向

5-3-1. 購入予定車種

◼次回、新車購入を検討する人は約4割。将来の新車ユーザーの取り込み策としても、中古車販売は有効であるという結果に。

◼中古車を乗り継ぐ人が6割。

◼新車も中古車も、現在と同程度の車種を想定するユーザーが多い。

15.4%

2.4%

23.2%

21.0%

5.1%

32.9%

上位車種の新車

下位車種の新車

同程度の車種の新車

上位車種の中古車

下位車種の中古車

同程度の車種の中古車

(n=410)

24.7%

1.7%

18.5%

20.8%3.4%

30.9%

上位車種の新車

下位車種の新車

同程度の車種の新車

上位車種の中古車

下位車種の中古車

同程度の車種の中古車

(n=178)

30代以下

10.2%

3.4%

27.3%

21.6%5.7%

31.8%

上位車種の新車

下位車種の新車

同程度の車種の新車

上位車種の中古車

下位車種の中古車

同程度の車種の中古車

(n=176)

40~50代 1.8% 1.8%

25.0%

19.6%

8.9%

42.9%

上位車種の新車

下位車種の新車

同程度の車種の新車

上位車種の中古車

下位車種の中古車

同程度の車種の中古車

(n=56)

60代以上

◼若年層ほど、次回は新車を検討する人が多くなっている。

Page 45: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

45

5-3.中古車購入ユーザーの購入意向

43.7

83.3

26.8

8.7

14.0

33.9

28.6

27.6

5.3

59.1

26.1

7.0

16.1

4.6

0.8

4.0

39.1

2.3

1.8

8.0

1.5

1.3

65.1

1.8

6.6

0.8

1.3

8.7

2.3

35.7

14.3

9.5

8.3

7.4

17.4

9.3

10.7

42.9

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(n=410)

メーカー系ディーラー(n=132)

中古車販売店(n=149)

中古車買取店(n=23)

整備業者(n=43)

個人(n=56)

その他(n=7)

メーカー系ディーラー 中古車販売店 中古車買取店 整備業者 個人 その他

5-3-2. 購入予定店舗

◼ 中古車販売店から購入したユーザーの4分の1、個人から購入したユーザーの3分の1が次回購入時はメーカー系ディーラーでの購入を検討している。

Page 46: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

46

6.自販連会員企業へのアンケート結果

Page 47: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

47

6.中古車小売に関するアンケート(自販連会員対象)

■新車購入者からの下取率

◆調査内容:中古車小売に関するアンケート調査

◆調査対象:自販連・会員企業

◆調査方法:調査票(エクセル)入力・Email送付

◆実施時期:2019年11月~

◆ 11月26日時点のアンケート回答社数:360社

■アンケート概要

55.1% 55.8% 56.5%

0.0%

20.0%

40.0%

60.0%

80.0%

100.0%

2016年 2017年 2018年

2016年 2017年 2018年

有効回答数 351 356 356

無効 9 4 4

平均 55.1% 55.8% 56.5%

最大 97.0% 95.0% 97.0%

最小 2.5% 2.3% 1.4%

※絶対値の集計は、最終報告にて実施(アンケート集計中)

Page 48: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

48

6.中古車小売に関するアンケート(自販連会員対象)

■中古車購入者からの下取率

38.9% 40.3% 41.4%

0.0%

20.0%

40.0%

60.0%

80.0%

100.0%

2016年 2017年 2018年

2016年 2017年 2018年

有効回答数 344 349 352

無効 16 11 8

平均 38.9% 40.3% 41.4%

最大 100.0% 100.0% 100.0%

最小 0.0% 0.0% 0.0%

■新車・中古車の下取率

55.1% 55.8% 56.5%

38.9% 40.3% 41.4%

0.0%

20.0%

40.0%

60.0%

80.0%

100.0%

2016年 2017年 2018年

新車からの平均下取率 中古車からの平均下取率

※絶対値の集計は、最終報告にて実施(アンケート集計中)

Page 49: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

49

6.中古車小売に関するアンケート(自販連会員対象)

■仕入先比率■中古車の仕入先

2016年 2017年 2018年

下取(新車中古車含む) 907,777 936,343 954,834

買取(車両販売を伴わない取引) 119,449 127,947 136,436

ディーラー(系列入札会・システム経由含む)

66,039 67,127 67,305

オークション落札 54,616 53,571 53,186

その他(輸入など) 73,616 77,645 76,065

合計 1,221,497 1,262,633 1,287,826

2016年 2017年 2018年

下取(新車中古車含む) 74.3 74.2 74.1

買取(車両販売を伴わない取引) 9.8 10.1 10.6

ディーラー(系列入札会・システム経由含む)

5.4 5.3 5.2

オークション落札 4.5 4.2 4.1

その他(輸入など) 6.0 6.1 5.9

合計 100.0 100.0 100.0

74.3

74.2

74.1

74.2

9.8

10.1

10.6

10.2

5.4

5.3

5.2

5.3

4.5

4.2

4.1

4.3

6.0

6.1

5.9

6.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2016年

2017年

2018年

平均

下取(新車中古車含む)

買取(車両販売を伴わない取引)

ディーラー(系列入札会・システム経由含む)

オークション出品

その他(輸入など)

※絶対値の集計は、最終報告にて実施(アンケート集計中)

1,221,497

1,262,633

1,287,826

0 500,000 1,000,000 1,500,000

2016年

2017年

2018年

下取(新車中古車含む) 買取(車両販売を伴わない取引)

ディーラー(系列入札会・システム経由含む) オークション落札

その他(輸入など)

(台)

Page 50: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

50

6.中古車小売に関するアンケート(自販連会員対象)

■中古車の販売台数

398,600 408,370 416,921

806,659 857,408 874,910

0

200,000

400,000

600,000

800,000

1,000,000

2016年 2017年 2018年

小売台数 卸売台数

(台)

2016年 2017年 2018年

小売台数 398,600 408,370 416,921

卸売台数 806,659 857,408 874,910

合計 1,205,259 1,265,778 1,291,831

※絶対値の集計は、最終報告にて実施(アンケート集計中)

■未使用車の販売台数

12,829 13,695 14,351

8,604 7,399

8,851

0

5,000

10,000

15,000

20,000

2016年 2017年 2018年

小売台数 卸売台数

(台)

2016年 2017年 2018年

小売台数 12,829 13,695 14,351

卸売台数 8,604 7,399 8,851

合計 21,433 21,094 23,202

Page 51: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

51

6.中古車小売に関するアンケート(自販連会員対象)

■中古車の平均販売額(2018年)

1,378,889

480,247

0

500,000

1,000,000

1,500,000

小売車両 卸売車両(円)

小売平均 卸売平均

有効回答数 351 342

無効 9 18

平均 1,378,889 480,247

最大 7,830,000 6,155,000

最小 145,000 45,000

※絶対値の集計は、最終報告にて実施(アンケート集計中)

■卸売車両台数の販売先内訳

2016年 2017年 2018年

オークション出品 618,978 665,174 677,828

ディーラー(系列入札会・システム経由含む)

27,293 27,605 29,919

ディーラー外業者への直接業販(自社入札会含む)

116,388 116,096 120,478

自社直接輸出 3,528 4,325 4,744

その他 35,636 35,200 38,272

合計 801,823 848,400 871,241

801,823

848,400

871,241

0 250,000 500,000 750,000 1,000,000

2016年

2017年

2018年

オークション出品 ディーラー(系列入札会・システム経由含む)

ディーラー外業者への直接業販(自社入札会含む) 自社直接輸出

その他

(台)

Page 52: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

52

7.JU中販連の販売実績データ

【分析中】

Page 53: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

53

7. JU中販連の販売実績データ

平均販売台数(台)

合計企業数(社)

10台以下 7.3 362

11-30台 21.0 569

31-50台 43.0 202

51-100台 76.5 176

101-200台 151.4 74

201台以上 424.1 41

平均販売台数(台)

展示台数合計(台)

合計企業数(社)

10台以下 27,454 2,625 362

11-30台 74,730 11,962 569

31-50台 42,787 8,691 202

51-100台 60,449 13,466 176

101-200台 47,116 11,205 74

201台以上 25,104 17,390 41

■展示台数別 平均販売台数

■展示台数別 年間販売台数合計・展示台数合計

Page 54: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

54

ディーラー(%)

同業者(%)

オークション(%)

ユーザー(%)

輸出(%)

スクラップ(%)

合計台数(台)

集計企業数(社)

10台以下 1.6 7.2 25.0 59.0 0.7 6.4 2,558 350

11-30台 0.8 5.6 23.8 63.8 1.0 5.0 11,495 546

31-50台 1.8 5.9 22.8 64.7 1.2 3.6 8,039 187

51-100台 3.8 5.2 22.3 64.7 0.8 3.1 12,996 170

101-200台 1.8 9.3 25.0 56.4 1.7 5.8 10,910 72

201台以上 4.3 7.3 16.2 66.3 1.2 4.7 16,540 39

■展示台数別 販売先比率

ディーラー(%)

同業者(%)

オークション(%)

ユーザー(%)

輸出(%)

スクラップ(%)

合計台数(台)

集計企業数(社)

60台未満 1.1 6.0 20.9 66.2 0.8 5.0 8,971 280

100台未満 1.6 6.1 22.7 63.3 0.7 5.6 18,533 252

200台未満 0.9 7.2 21.8 64.3 0.7 5.2 48,433 359

300台未満 0.8 5.4 24.8 62.9 1.3 4.8 40,363 175

500台未満 1.0 6.8 26.3 61.4 0.7 3.9 46,719 131

800台未満 1.4 5.8 29.5 56.8 1.8 4.7 41,995 69

1,000台未満 0.7 10.8 38.7 44.0 0.0 5.8 12,894 15

1,000台以上 0.5 5.8 39.5 43.4 6.1 4.8 60,578 43

■年間販売台数別 販売先比率

7. JU中販連の販売実績データ

Page 55: 中古車流通市場の調査研究について...目次 2 1. 中古車を取り巻く環境(基礎情報の確認) P.4 1-1. 新車販売市場動向 P.5 1-2. 自動車保有動向

55

ディーラー(%)

同業者(%)

オークション(%)

ユーザー(%)

輸入(%)

合計台数(台)

集計企業数(社)

10台以下 8.7 7.1 53.1 30.9 0.3 2,490 340

11-30台 7.1 5.6 58.0 28.9 0.4 11,203 533

31-50台 8.5 4.4 61.9 24.9 0.2 7,904 184

51-100台 10.0 3.8 66.4 19.5 0.3 12,296 161

101-200台 8.9 6.6 59.6 24.9 0.0 10,340 68

201台以上 12.6 7.2 59.2 20.9 0.1 16,540 39

■展示台数別 仕入先比率

ディーラー(%)

同業者(%)

オークション(%)

ユーザー(%)

輸入(%)

合計台数(台)

集計企業数(社)

60台未満 6.8 7.9 53.7 31.2 0.4 8,886 275

100台未満 4.5 5.2 62.4 28.0 0.0 18,099 246

200台未満 7.4 6.0 60.1 26.2 0.3 47,707 354

300台未満 9.9 3.7 62.6 23.8 0.0 39,423 171

500台未満 8.2 5.7 60.1 25.5 0.5 44,872 126

800台未満 11.8 6.9 56.0 25.2 0.1 39,167 64

1000台未満 4.5 5.0 65.2 25.3 0.0 12,044 14

1000台以上 11.1 8.5 55.5 24.9 0.0 61,578 43

■年間販売台数別 仕入先比率

7. JU中販連の販売実績データ