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Page 1: 元気シニア・プロジェクト...2019/03/09  · 地区内の10シニアクラブと自治会・町会が共催、 フレイル予防講座を各町会会館で順番に開催して

コミュニティ会議に全自治会・町会長が参加し

「ポールウオークのまち 嶺町」というキャッチコ

ピーのもと、ポールウオークのチラシや、5町会長

みずから登場した多様な食品摂取をアピールするポ

スターなどを作成し、町の商店やスーパーに掲示し

ました。また、ポールウオークと会食のイベントを

各自治会・町会リレーで年5回開催。手づくりお味

噌汁とおにぎり、甘酒と梅見など、エリアそれぞれ

の特徴あふれるフレイル予防活動を行いました。

「浅間神社

3つの柱 でフレイル予防

地 区嶺 町

足腰の強化や疲れにくい身体のために

骨や筋肉の維持のために

『椅子スクワット』太ももの筋力強化、ひざ痛予防に

ふくらはぎのむくみ改善

と筋力アップ

『かかとの上げ下ろし』

かかとを左右同時に

ゆっくりと

上げて下ろします。10~20回

繰り返す

健康長寿は毎日少しの筋トレから!

「歩いていれば大丈夫」と思っていませんか?

「えっ!筋トレ?」と構えないで、こんな簡単でいいんです。

骨や筋肉を維持するためには、歩くだけでは不十分。

散歩やウオーキングに、毎日少しの筋トレをプラスしましょう。

運 動

歩 行 運 動

おすすめの筋力運動

週に150分以上(1日平均20分程度)

散歩・ウオーキングなど

筋 力 運 動 週に1回以上スクワット・かかと上げなど

足腰の強化や疲れにくい身体のために

骨や筋肉の維持のために

手を使わずに

椅子からの立ち座りを

ゆっくり繰り返します。

健康運動の目安

上下ワンセットで

10~20回

いろいろ食

「年をとった

多様な食品を毎日

健康長寿につなが

栄 養

下の10食品群か下の10食品群か

さかな あぶら にく 緑黄色

野菜

牛乳

乳製品

覚えよう!

毎日食べたい10食品群

「さあにぎやかにいただく

構成する10の食品群の頭文字をとったもので

どんなに少量でも大丈夫です。これならできるかもと

干物や

いか、えび、かにも

のりやひじきなど

乾物も

さかな

海藻

食品群別・食べ方のヒント

元気シニア・プロジェクト平成28~30年度、大田区と東京都健康長寿医療センターとの共同研究事業として実施!

習慣づけて体力運 動

フレイル予防には、

地 区地 区 田 園 調 布

炒り卵など

たまご

たんぱ

たっ

にく

炒め物、パンにバター

ドレッシングなど

あぶら

ふかして

おやつの代わりに

いも

©大田区

©大田区

目安は、10~20回。自分

の感覚で「ややきつい」と

感じる回数を目安にする

と効果があります。

 嶺町・田園調布・糀谷地区では、地域ぐるみのフレイル予防として

地区内の世代を超えたメンバーによるコミュニティ会議では、フレイル予防のためのさまざまなアイデアが生まれました。

 みんなで取り組むことで、フレイル予防は楽しく続けられます。

さあ はじめよう!

地域で取り組む

大田区報 平成 31年 3月 9日号2

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 地区内の10シニアクラブと自治会・町会が共催、

フレイル予防講座を各町会会館で順番に開催して

います。配布するパンフレットも作成しました。ま

た、地区内4か所の高齢者施設などにスクワット回

数を計測するシステムを置き、合計回数を施設ご

とに競争する「スクワット・チャレンジ」を実施。糀

谷地区連合運動会では、1日で来場者計33,000

回以上のスクワット運動が実践されました。またフ

レイル予防のための運動

と会食イベント「糀谷ウ

オーキング+お食事」を

開催しました。

 「田園調布まちあるきシリーズ」と題して毎回ゲス

ト講師を招き、古墳や史跡など、地域の見どころ

紹介を受けながらのソーシャルウオーキングと会食

会のイベントを企画。「せせらぎ公園と紅葉狩り」、

「浅間神社とお花見」、「多摩川台公園とアジサイ」、

「宝来公園とイチョウ並木」と毎回違ったテーマでま

ちあるきを開催しました。また、参加者に地域のい

ろいろな活動を知ってもらうため、田園調布地区で

行われている活動を

マップにまとめ、

紹介しました。

運動・栄養だけでは不十分!

健康長寿の最後の秘訣は「社会参加」

社会関係が豊かな人ほど要介護や認知症になりにくく、

健康寿命が長いことがわかっています。

社会参加

地 区糀 谷

食べて健康に!

たら粗食でいい」は大間違い。

日きちんと食べ、栄養不足にならないことが、

がります。

から1群で1点。毎日7点以上から1群で1点。毎日7点以上 が目標です。

海藻 いも 大豆

製品くだものたまご

※東京都健康長寿医療センター研究所 健康長寿新ガイドライン策定委員会

さあにぎやかにいただく」は、東京都健康長寿医療センター研究所が開発した食品摂取多様性スコアを

の食品群の頭文字をとったもので、「ロコモチャレンジ!推進協議会」が考案した合言葉です。

という1食品群から増やすことを試しましょう。

平成28~30年度、大田区と東京都健康長寿医療センターとの共同研究事業として実施!

閉じこもり

孤立

閉じこもり傾向(閉じこもり予備軍)

外出頻度が週に1回以下

外出頻度が1日に1回未満

親戚・友人・隣人との直接接触や電話・メールが週に1回未満

閉じこもりを防ぐため

小さな用事も

うまく組み合わせて、

毎日外に出かけましょう。

友人・知人や

ご近所の人などとの

交流も積極的に。

元気のためには、

楽しくてやりがいのある

活動が大切。

小まめに

外出しよう友人・知人などと

交流しよう楽しさ・やりがいのある

活動に参加しよう

孤立しないため 健康効果を出すため

週に1回以

月に1回以

1日1回以

体力を保つ いろいろ食べて栄養をしっかりとる栄 養 家にこもらず外に出る この3つの柱が重要です。社会参加

週に150分以上歩く人が増加 !

食品摂取多様性の得点が増加 !

友人や知人と交流する人が増加 !

運 動

栄 養

社会参加 (週1回以上)

活動2年間の効果 活動2年間の効果

緑黄色野菜を

たっぷりと

緑黄色野菜

朝食や、デザートに

ドライフルーツも

くだもの

チーズ、ヨーグルト

などの乳製品も

牛乳・乳製品

豆腐や油揚げなども

大豆製品

どで少量でも

たまご

ぱく質を

っぷりと

にく

孤立・閉じこもりにならず家から出ましょう!孤立・閉じこもりにならず家から出ましょう!孤立・閉じこもりにならず家から出ましょう!孤立・閉じこもりにならず家から出ましょう!孤立・閉じこもりにならず家から出ましょう!

 嶺町・田園調布・糀谷地区では、地域ぐるみのフレイル予防として「大田区 元気シニア・プロジェクト」に取り組みました。

地区内の世代を超えたメンバーによるコミュニティ会議では、フレイル予防のためのさまざまなアイデアが生まれました。

 みんなで取り組むことで、フレイル予防は楽しく続けられます。「地域ぐるみのフレイル予防」を区内全域に広げていきましょう!

外に出て人と交流しよう

3大田区報 平成 31年 3月 9日号


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