Transcript
中野寛之(京大理),James Healy,Carlos O. Lousto,Yosef Zlochower(RIT)
H. N., CQG 32, 177002 (2015).H. N. , J. Healy, C. O. Lousto, Y. Zlochower PRD 91, 104022 (2015).
数値相対論:(late) inspiral, merger, ringdown phases
現状:質量比の大きな連星系は,まだ厳しい.スピン入り歳差運動する一般的な系をかなり自由に取り扱えるようになっている.
数値相対論で得られた重力波波形をフル活用したい.
簡単に精密に重力波をシミュレーションから抽出する方法はないか?
シュワルツシルト背景時空での計量の摂動
Regge-Wheeler-Zerill方程式と波形(無限遠)
有限に離れたところでは・・・
上記を逆解きすると・・・
数値相対論では, がよく使われる.
同様な方法で,
Newman-Penrose, Teukolskyの方法でのtetradと数値相対論で使われているtetradの違いを考慮.
最終的に(overall factorは置いておいて)
例:等質量・スピン有り・歳差運動無し
時間積分を考える際に単一の周波数であると仮定している.
モードの混ざりは問題ないか?
特に歳差運動する系には注意.
2次まで拡張した外挿公式は,質量・スピンの情報が必要.
これらには,何を選ぶべきか?