desicaシステムの仕組み 温度と湿度を個別にコン...

1
省エネ温度制御に徹したビル用マルチエアコン。 高顕熱形ビル用マルチ P.26~57 参照 省エネ温度制御 省エネ湿度制御 この吸湿材が 空気中の湿気を吸着。 ダイキン オンリー ワン 従来の空調機では、快適性(=必要除湿量)を確保するため、運転効率の向上に限界がありました。 DESICAシステムではDESICAで除湿処理を行うため、空調機は除湿能力を抑えることができ、運転効率を上げることができます。 DESICAのキー技術は ハイブリッドデシカ素子 DESICAの基本構造はエアコンと同じ省エネルギーな ヒートポンプ回路 熱交換器に吸着剤を直接塗布した独自の構造。吸着した水分を放 出するのに必要な熱をこの熱交換器から得ます。 従来デシカント方式の約6倍の高効率 熱源との一体化でロスが少ない 冷却時の排熱を加熱に有効利用 約40℃の低温で放出・再生(冷房・除湿運転時) 冷媒配管 工事不要 お菓子の袋に入っているシリカゲルなどの 乾燥剤と同様のものです。 吸湿材とは 温度と湿度を個別にコントロールする方式でDESICAシステムの仕組み (HBデシカ素子) 給気 (室内へ) SA 排気 (室外へ) EA 高静圧 シロッコファン +DCモーター 給気 (室外から) OA 排気 (室内から) RA ダンパー 圧縮機 室内ユニットは、多彩な 標準機種がそのまま 接続可能 一部、接続できない機種もありますのでご確認ください。 P.59・60 参照 ご注意:DESICAシステムの空調機は高顕熱形に設計された専用機を使用します。『機種選定の手順』を参照の上、本カタログに掲載の高顕熱形ビル用マルチより選定してください。 高顕熱形については改装対応となります。 ヒートポンプ技術とデシカント技術を 融合した、新発想の調湿外気処理機。 構造・仕組み 40℃ ハイブリッドデシカ素子 (熱交換器) 四路 切換弁 圧縮機 P.11~25 参照 電気ヒーター再生方式の従来デシカント機では 再生温度は80℃以上 除湿能力 除湿能力と運転効率の関係 除湿能力が低い ほど空調機の 運転効率は高くなる 高顕熱形ビル用マルチ 従来の空調機 高顕熱形は 改装対応 DESICA併用時は 高顕熱改装が必要です。 詳しくは別途お問い合わせください。 (受注生産品) 5

Upload: others

Post on 11-Jan-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

省エネ温度制御に徹したビル用マルチエアコン。

高顕熱形ビル用マルチ P.26~57参照

省エネ温度制御

省エネ湿度制御

この吸湿材が空気中の湿気を吸着。

ダイキン

オンリーワン

従来の空調機では、快適性(=必要除湿量)を確保するため、運転効率の向上に限界がありました。DESICAシステムではDESICAで除湿処理を行うため、空調機は除湿能力を抑えることができ、運転効率を上げることができます。

DESICAのキー技術は

ハイブリッドデシカ素子DESICAの基本構造はエアコンと同じ省エネルギーな

ヒートポンプ回路熱交換器に吸着剤を直接塗布した独自の構造。吸着した水分を放出するのに必要な熱をこの熱交換器から得ます。

従来デシカント方式の約6倍の高効率

熱源との一体化でロスが少ない

冷却時の排熱を加熱に有効利用

約40℃の低温で放出・再生(冷房・除湿運転時)

冷媒配管工事不要

お菓子の袋に入っているシリカゲルなどの乾燥剤と同様のものです。吸湿材とは

温度と湿度を個別にコントロールする方式で、 格段の省エネ効果を実現しました。DESICAシステムの仕組み

(HBデシカ素子)

給気(室内へ)SA

排気(室外へ)EA

高静圧シロッコファン+DCモーター

給気(室外から)OA

排気(室内から)RA

ダンパー

圧縮機

室内ユニットは、多彩な標準機種がそのまま接続可能

一部、接続できない機種もありますのでご確認ください。

P.59・60参照

ご注意 : DESICAシステムの空調機は高顕熱形に設計された専用機を使用します。『機種選定の手順』を参照の上、本カタログに掲載の高顕熱形ビル用マルチより選定してください。高顕熱形については改装対応となります。

高顕熱形ビル用マルチ

省エネ温度制御この2つの機器を組み合せることで、優れた運転効率を発揮します。省エネ湿度制御

ヒートポンプ技術とデシカント技術を融合した、新発想の調湿外気処理機。

構造・仕組み

40℃

ハイブリッドデシカ素子(熱交換器) 四路

切換弁

圧縮機

P.11~25参照

電気ヒーター再生方式の従来デシカント機では再生温度は80℃以上� �

除湿能力低

運転効率

除湿能力と運転効率の関係

除湿能力が低いほど空調機の運転効率は高くなる

高顕熱形ビル用マルチ

従来の空調機

換気設備の更新の際に、DESICAの先行単独設置も可能です。換気装置の更新などでDESICAを先行設置し、後に空調更新で高顕熱形ビル用マルチを導入することも可能です。

DESICAの調湿プロセス

冷房・除湿運転時 暖房・加湿運転時

吸着・冷房吸着・冷房

OA

EA

SA

RA

ハイブリットデシカ素子

室外から

室外から 室外から

室外から室外から

室内から 室内から

室内から

四路切換弁

圧縮機

室内へ

室内へ

室内へ

室内へ

室外へ

室外へ

室外へ

室内へ

11

OA

EA

SA

RA

2

吸着・冷房吸着・冷房

放出・暖房放出・暖房

OA

EA

SA

RA

4

3

通常、室外からの給気により取りこまれる湿度(水分)が、ハイブリッドデシカ素子を通過する時に吸着され、室内に給気されます。

2

3 今度は、冷房されたもう一方のハイブリッドデシカ素子で、外気の水分の吸着を行います。

1 通常、室内からの排気により放出してしまう湿度(水分)を、ハイブリッドデシカ素子で吸着します。

2 ハイブリッドデシカ素子が水分を充分に吸着したら、冷媒回路と空気経路が切換わり、水分を含んだハイブリッドデシカ素子に、外気が通過します。

3 ハイブリッドデシカ素子があたためられて水分を放出する事で、湿気を含んだ空気が室内に給気されます。

4 水分を吸着したハイブリッドデシカ素子は加熱することで水分を室外へ放出。再び水分を吸着できる状態に戻ります。

4 もう一方のハイブリッドデシカ素子には室内の湿気を含んだ排気が通過。湿気が吸着されて加湿できる状態になります。

この一連の流れをくり返すことで、連続除湿が可能になりました。

この一連の流れをくり返すことで、連続加湿が可能になりました。

OA

EA

SA

RA

OA

RA

OA

RA

ハイブリットデシカ素子

四路切換弁

圧縮機

EA

SA

2

EA

SA

3

4

1吸着・冷房吸着・冷房

放出・暖房放出・暖房

吸着・冷房吸着・冷房

吸着・冷房吸着・冷房

空気経路

切換(ダンパー)

空気経路

切換

冷媒経路

切換(四路切換弁)

ハイブリッドデシカ素子に水分が充分吸着した頃に、冷媒回路と空気経路が切換わります。

冷媒経路

切換(四路切換弁)

(ダンパー)

高顕熱形は

改装対応DESICA併用時は高顕熱改装が必要です。詳しくは別途お問い合わせください。

(受注生産品)

商品特長

商品特長

5