cnc の使用方法 cncの使用方法（オリジナルマインド minicnc haku）...

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CNC の使用方法（オリジナルマインド miniCNC haku）

折り曲げ機の使用方法（オリジナルマインド bender black 30）

（V1.01 平成 20 年 12 月 22 日）

どちらの機器も小型ですが、工作機械です。

使い方を間違えると大きな事故につながり

ますので、注意して使用してください。

1

内容

CNC 使用方法（一般的内容） ...................................................................................................................... 2

CNC の使用手順とソフトの使い分け ....................................................................................................... 2

切削条件の目安 .......................................................................................................................................... 2

CNC の使用方法（図面の部品の切り抜きなど） ........................................................................................ 3

JW-CAD(CAD)の使用 ............................................................................................................................... 3

CAM の使用方法 ....................................................................................................................................... 6

(ア) JMM-TOOL を使用した方法（刃物の外形に合わせて縁を削ります） .................................... 6

(イ) NCVC を使用した方法（図面上の線上を刃物が動きます） ..................................................... 8

CNC の使用 ............................................................................................................................................. 12

加工例 ...................................................................................................................................................... 20

CNC の使用方法（電子回路） .................................................................................................................... 21

必要なソフト ........................................................................................................................................... 21

Eagle(CAD)の使用 .................................................................................................................................. 21

(ア) Eagle の準備 ............................................................................................................................. 21

(イ) Eagle で回路作成 ...................................................................................................................... 22

CAM（NCVC）の使用 ........................................................................................................................... 33

CNC の使用 ............................................................................................................................................. 37

加工例 ...................................................................................................................................................... 45

折り曲げ機使用方法 .................................................................................................................................... 46

曲げ可能な材質（オリジナルマインド HP より転載） ...................................................................... 46

曲げ限界表（オリジナルマインド HP より転載） ................................................................................. 46

パンチとダイの組み合わせ表（オリジナルマインド HP より転載） .................................................. 47

刃物の調整 ............................................................................................................................................... 48

折り曲げ ................................................................................................................................................... 48

付録 .............................................................................................................................................................. 49

Eagle のインストール方法 ...................................................................................................................... 49

NCVC の設定 .......................................................................................................................................... 50

(ア) 基板カッター用 ......................................................................................................................... 50

(イ) 基板ドリル用 ............................................................................................................................. 52

(ウ) 基板エンドミル用 ..................................................................................................................... 54

消耗品 ...................................................................................................................................................... 56

2

CNC 使用方法（一般的内容）

CNC の使用手順とソフトの使い分け

CAD ソフトCAM ソフト(彫りシミュレート)CNC ソフトの順で使用します。

CAD JW-CAD CAD

Eagle 電気図面書き用ソフト

10cmx8cm まではフリーソフト(非商用)

それ以上は有償ソフト

SAI 文字のアウトラインを取るソフト

フリーソフト

その他 DXF を出力できるもの

（Illustrator、Visio などでも使用できると思います。）

CAM JMM-TOOL 500 行まで無償

CNC 用 PC には、有償版インストール

3D-CAM

（ここでは説明無し）

FreeMill スキャン形式（1 度彫り専用）なので柔らかいも

ののみ使用してください。ボールエンドミルし

か使用できません。

CAM(彫りのシミュレート) NCVC 舞鶴高専で作成されたフリーソフト

CNC ソフト MACH３ 250 行まで無償

CNC 用 PC には、有償版インストール

切削条件の目安

エンドミル径

(mm)

切り込み量

(mm)

送り速度

(mm/min)

切削油

アクリル 2 0.1 600 △

ケミカルウッド 2 0.1 700 △

基板（外形切削） 2 0.1 400 △

基板（パターン切削）基盤用カッター 0.2 600 △

(軽く表面につけた方

が良いらしい)

真鍮 2 0.05 300 必要

アルミ 2 0.05 400 必要

Ｚ軸の送り速度はどの条件でも 10mm/min です。

切り込み量と送り速度は反比例します。

ただし、「切り込み量を増やし、送り速度を下げる」よりも「切り込み量を減らし、送り速度を

上げる」方が刃が長持ちします。

切削油は水性の物を用意しています。(乳白色の液体です)後で軽く取れます。

3

CNC の使用方法（図面の部品の切り抜きなど）

JW-CAD(CAD)の使用

ここでは、CNC 可能の部分のみ説明します。JWCAD に利用方法は、あちらこちらに詳しく載ってい

ますので、各自で勉強願います。

あとの CAM によって原点の設定が異なります。

JMM-TOOL は、エンドミルの太さを考えて枠を書きます。（原点座標を使用します）

NCVC は、図面通りに刃を動かします。(原点が描かれているレイヤを使用します)

JW-CAD で図面を書きます。

実寸で描きます。

必ずレイヤ名を設定します。

(ここでは ZU)

4

JMM－TOOL を使用する場合

原点を設定します

(JMM-TOOL で必要、NCVC は不要)

∠０を押します

基準点設定を押し、基準点を設定しま

す。

JMM-TOOL を使用する場合は

DXF ファイルを出力します。

うまく

NCVC を使用する場合は

JWC ファイル形式で保存します。

（相性の問題）

(DXF ではうまくレイヤ名が保存でき

ない場合があります)

JW-CAD を終了します。

5

NCVC を CAM に使用する場合。

原点設定

NCVC は必要

JMM-TOOL は不要

原点に小さな円を描きます。

NCVC で G コードを作成する場合は、

原点レイヤが必要になります。

レイヤ名を設定します。

ここでは GENETN としています。

NCVC を使用する場合は

JWC ファイル形式で保存します。

（相性の問題）

JMM-TOOL を使用する場合は

DXF ファイルを出力します。

JW-CAD を終了します。

6

CAM の使用方法

JMM－TOOL と NCVC に別けて説明を書いています。

(ア) JMM-TOOL を使用した方法（刃物の外形に合わせて縁を削ります）

JMM-TOOLはデスクトップの JMM-TOOL

ホルダ内にあります。

JMM-TOOL を起動します。

起動したら右のような画面です。

さっきの DXF ファイルを開きます。

メニューバーのファイルから開いてくださ

い。

開けると右のような画面になります。

7

オプションの設定から設定を行います。

材料によって違います。

適当な設定は避けてください。(2 ページの切

削条件を見てください)

なお、主軸の回転数は固定ですので、そのま

まで結構です。

ここで、指定した所に G コードが吐き出さ

れます。

G コード（工程）の確認のために終わったら

NCVC が立ち上がるようにします。

はいを押します。

メニューバーの G ボタンを押し G コードを

生成します。

NCVC が立ち上がり、工程が表示されます。

よければ、終了します。

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(イ) NCVC を使用した方法（図面上の線上を刃物が動きます）

NCVC はスタートボタンの中にありま

す。

まず、切削条件ファイルを作ります。

オプションの中の切削条件ファイルを

選びます。

初めての場合は、ファイルがないので、

Init.nci を選択します。

一旦、新規保存を押します。

OK を押さないようにしてください。

ファイル名をわかる様に付けます。

(名前_分類などして)

後で使用するので、記憶しておくこと。

保存終了後に OK を押します。

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この設定を間違えると刃物が損傷したり、怪我を

しますので、適当な設定はしないでください。

理解して、設定をする事

（右の値を、そのまま入力しないこと。材料によ

って設定が変わります）。2 ページの切削条件を読

んでください。

主軸回転数は設定ありません。

切り込み量は 1回目の切り込み量になります。

設定を終わる場合は、OK を押します。他の設定を

変更するには、タブで切り替えてください。

ここは、特に設定する必要はありません。






ここが、深堀の設定になります。

間違えないように理解してデータを入れてくださ

い。

（そのまま写さないこと。材料によって設定が変

わります。）



10


ドリル可能時はここが重要な設定になります。









次に CAD データ取り込みの設定を行います。

オプションの CAD データ読み込み設定を押しま

す。

JWCAD で設定した、各レイヤ名を入力してくだ

さい。

11

ファイル開く

で JWC 形式のファイルを開きます。

ファイルが開けると右のような画面になります。

赤の＋で原点を表しています。

G コードを作成します。

ファイルの

NC データの生成の

標準生成を選びます。

NCファイル名がGコードの入ったファイルになりま

す。

切削条件は先ほど作成したファイルを入力します。

上手くできると

工程が表示されます。

よければ終了します。

12

CNC の使用

加工対象物を取り付けます

両面テープで貼り付けます。

完全に切り抜く場合は、切る時に動かな

いように、必ずその下に両面テープを張

ります。

なお、切り抜く場合は下に捨て板が必要

です。

良く押して、加工物が動かないようにし

っかり固定します。

黒いのは、捨て板です。

刃物を取りつけます

これは 2mm のスクエアーエンドミルで

す。

13

CNC のスイッチを入れます。

MACH３を立ち上げます。

Mach3 はスタートボタンの中にありま

す。

Mach3 Loader を立ち上げてください

14

haku を選択します。

まず、Emergency モードで立ち上がりま

すので RESET を押します

機械原点復帰を行います。

REF ALL HOME ボタンを押します。

ステージが動きますので注意してくだ

さい。

15

ZERO X、ZERO Y、ZERO Z を押しま

す。

X、Y、Z が+0.0000 になります。

加工原点をあわせます。

まず、刃が加工物に当たらない程度に、

PageDown でおろします。

刃を加工物に当てないように注意して

ください。

次にカーソル移動キーで、X-Y の加工原

点をあわせます。

刃を加工物に当てないように注意して

ください。

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いったん PageUp キーで刃を上げます

厚さ 10mm の板をセットします

刃を当てないように注意してください。

スピンドルをまわします。

Spindole CW F5 ボタンを押します。

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Z 軸（刃）を少しずつ下げながら、原点

を決めます。

刃を必ず回転して作業してください。ま

た、板は手で固定してください。刃がぶ

れると刃が痛みます。

必要に応じて、X,Y,Z の値を記録します。

この値があると、再度同じようなやり直

しが可能になります。

X Zero, Y Zero, Z Zero を押します。

X,Y,Z の値が０になります。

ここが工作開始の位置になります

18

一旦刃を Page Up キーで上げて厚さ

10mm の板をはずします。

Goto Zero を押して先ほどの位置(加工

原点)まで合わせます。

G コードを読み込みます。

メニューバーの FileLoad G-Code で

ファイルのダイアログを表示させ、ファ

イルを読み込みます。

19

加工の開始

右に加工図が出ています。すべてよろし

ければ Cycle Start ボタンを押して加工

を開始します。

加工しています。

終わったら刃物をはずして、CNC を切

ってください。

20

加工例

左が JIMM-TOOL 右が NCVC で加工したもの

21

CNC の使用方法（電子回路）

ここで紹介するのは、一例です。他にも色々な方法があると思います。よい方法があればぜひ紹介してく

ださい。

Eagle のフリーバージョンは 10x8cm まで設計できます。思いっきり設計ができるように、ねじの取り付

け穴などは、ここでは JW－CAD で行うようにしています。

必要なソフト

Eagle 電子回路を作成します。

JW-CAD レイヤの確認や固定穴、基板を切る図面に使用できます

NCVC CAM です。

MACH3 CNC です。もちろん必要

Eagle(CAD)の使用

プリント基板設計ＣＡＤ EAGLE 入門(http://home.h08.itscom.net/albatros/webshop/eagle_f.html)や

電子工作の実験室(http://www.picfun.com/)や

EAGLE によるプリントパターン自動作成(http://www.hobby-elec.org/eagle.htm)

を参考にしたら良いと思います。

ここでは、基板カッターを 0.17mm 深さで掘ることを想定して、値を設定しています。

(ア) Eagle の準備

Eagle を立ち上げます

プロジェクトを作成します。

名前は適当に変更します。

ライブラリを登録する場合はここで、ライブ

ラリ上にファイルをドラッグアンドドロッ

プしてください。

http://home.h08.itscom.net/albatros/webshop/eagle_f.html

http://www.picfun.com/

http://www.hobby-elec.org/eagle.htm

22

(イ) Eagle で回路作成

回路図を作成するファイルを作成し

ます。

出来たら一旦保存します。

名前は適当に付けます

FreeVersion は 1 つしか回路を作成

することができないので同じ名前の

方が分かりやすくてよいかと思いま

す。

配線図を作成します。ボタンを押し

ます。

右のダイアログボックスが出ます。YES を押すと、配

線図を立ち上げます。

23

配線図を一旦保存します

（回路図で）使用する部品を並べま

す。

適当に押してライブラリから部品を

選択します。

ライブラリが呼ばれるまで少し時間

がかかります。

ライブラリをダウンロードした場合

や出ない場合は Library 内の USE

で登録をします。

配線図のボタンを押します。

Supply1 に電源関係があります。

PAD は WirePAD にあります。

（まだ、配線はしていません。）

部品の配置が終わったらメニューバ

ーの STOP ボタンを押します。

回路図を見やすくするために電源は

Supply でつなぐと分かりやすくな

ります。

WirePAD は、電池ボックスをつなぐ

ためのものです。

24

(配線図で)FIT を押します

部品が配線図にも登録されているこ

とを確認します。

(回路図で)配線を行います。

始点でクリック

中継もクリック

終点はダブルクリック

配置するときに、接触するようにお

くと自動配線されます。

終わったら DRC で配線チェックす

るとよいでしょう。Value は抵抗値

などを入れないとワーニングになり

ます。

25

(配線図で)配置を行います。

Edit の Net Classes を設定します。

50mil はユニバーサル基板の間隔の半分

GND 層は上で選んだ GND の部品名(ここ

では GNDA)

Width 40mil

Clearance 5mil

に設定が良いようです。

必要に応じて個々の値は変えます。

Polygon を使用してベタ基板の準備

をします。

16(Bottom)になっていることを確認

します。

領域の 4 隅を囲みます

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Polygon の名前を GND と一緒にし

ます。（ここでは GNDA）

NAMEボタンを押したあとPolygon

の線上を左クリック

名前を入れます。

ここでは GNDA

(配線図で)自動で、線を引きます。

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片面なので１TOP は N/A にします。

Via Shape を Octagon

後はデフォルトでよいと思います。

自動配線ができました。

拡大してみた方が良い時がありま

す。

(配線図で)もしダメな場合は ripup;

をして部品の位置を動かし、再度自

動配線してみます。

28

それでも駄目な場合は、手動でジャ

ンパー線などを検討してみてくださ

い。

（１） VIA で穴を作り

（２） Change コマンドでレイヤを

1（TOP）に変更します。

また、線の太さや VIA の大きさを変

えたいときは Change コマンドで変

えた後、auto ボタンで再度書き直し

ます。

基板カッターの軌跡を描く

（１）RUN（ULP）の outlines.ulp

を実行します。

29

設定を変更する。

Device は Script

Width は 0.1

Layer は 16Bottom

にしてください。

スクリプトが Output file にできます。

できたスクリプトを実行します。

もし、116 番レイヤをまだ使ってい

なければ、Display ボタンで作成し

ます。（ダイアログ内の New で作成

できます。名前は何でも結構です。）

スクリプトが実行されると、１１６

番レイヤに縁が描かれる。

30

次にドリル穴をあける箇所を特定する

ULP(drill-aid.ulp)を実行します。

この ULP には変更が必要です。

メモ帳で開いて、すべて 116 を 126 に置換しま

す。一括置換でできます。

(116 番レイヤから 126 番レイヤに変更します。

116 番レイヤは outline で使用しているため。)

OK を押します。

Diameter は刃物で決まるのでその

ままで結構です。

ディスプレイで 116 番レイヤと 126

番レイヤのみ表示します。

裏面のみの像なので、原点で反転し

ます。

①� グループですべてを選択し

ます。

②� 反転ボタンを押します。

③� 原点で（位置が(0,0)になっ

ているのを確認する）CTRL+右

クリックで全部反転します。

③がうまくいかないときは、反転ボ

タンは選択されていても、再度選択

ボタン押してから実行してみてくだ

さい

原点はここ

原点に来ると 0,0 になる

31

DXF の出力

(1) 出力したいものだけ画面に表示

します。

ディスプレイで

１２６(ドリル穴)

１１６(基板カッター)

だけを表示します

(2)ULP で dxf.ulp を実行します。

(3)設定

Always Vector font 以外のタブを外

します。（Fill areas を先に外す必要

があります。）

Eagle を終了して今出来たファイル

を JW-CAD でみます。

要らない線などは消します。

32

レイヤでみるとこんな感じです。

レイヤは１１６（基板カッター用）

と１２６(ドリル用)があります

右の図はレイヤ名が異なります。

要らない線などを消してこんな感じ

にします。

また新しいレイヤを作成して基板固

定穴やカットの指示を書きます。(φ

1mm のエンドミルで加工用)

穴は直径で 1mm 太るので注意

カット(エンドミルで加工する図面)

と原点を指示する図面を別々レイヤ

に追加しました。

カットは CUT というレイヤ名で書

きます。

原点は GENTEN というレイヤ名で

書きます。

したがって右のような 4 つのレイヤ

が必要です。

１１６、１２６、GENTEN、CUT

というレイヤ名があります。

JWC 形式ファイルで保存して、終了

します。

メモ

他にも Eagle で直接 G コードを出力する方法などあるみたいです。

反転した時の原点などがよくわからないので、ここでは紹介していません

出力するための ULP は CADSOFT ホームページからダウンロードできます。

33

CAM（NCVC）の使用

NCVC は加工に応じて何回か処理する必要があります。

ここで使用する基板は厚さが 1.6mm を想定しています。それ以外の場合は、設定の変更が必要になりま

す。

各設定ファイルは付録に記していますので参考にしてください。

NCVC を立ち上げます。

スタートボタンの中にありま

す。

基板カッター用 G コードの出力

読込みファイルの設定

オプションの読み込みファイルの設定を選択します。

基板カッターで加工するレイヤ名１１６と原点レイヤ名

（JW-CAD で設定した値：例では genten）を入力します。

メモ

NC データがうまく作成できなく確認が必要な場合は、Eagle

で出力した DXF を直接読みこめるので、原点データがない時

をエラーから左下にすると簡単に読み込めチェックできます。

ファイルの読み込み

ファイル開くからファイル

のオープンダイアログを開きま

す。

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JWC 形式のファイルを指定してく

ださい。

上手く読み込まれると

右のように図が出ます

赤で原点を表します。

原点レイヤが見つからないエラーが表示された

場合は読込みファイルの設定の原点レイヤ名と

JWCAD で書いたレイヤ名が同じか確認します。

（DXF で保存するとレイヤ名が落ちることがあ

りますので JWC 形式を使用することをお勧めし

ます）

G-コード出力

ファイル

NC データの生成

標準生成

で G コードを作ります。

NC ファイル名は G コードの入るファイル名で

す。

NC ファイル名は分かりやすいように_kiban と

つけるとよいと思います。

切削条件ファイル名は,

kiban_kiban.nci

を選んでください。

このファイルの設定は付録にあります。

加工手順の確認

工程が表示されます。もし、悪ければやり直しします。

35

ドリル用 G コード出力

ファイルの設定と再読み込み

この設定ファイルは 40mmφの穴以下をドリルに変換します。も

し、設定を間違えると、加工中にドリルが動いて刃が折れるので

注意が必要です。またドリルは、2mm 掘るように設定しています。

1mm 厚以上の捨て板を用意します。

同様にオプションから CAD データの読み込み設定を開きます。

ドリルのレイヤ名１２６を入力します。

終わったら再読込ボタンを押して、OK を押します。

再読込ボタンを押した時点でドリルの図面が読まれます。

読み込まれると右のような図が表

示されます。

出力

同様にドリルデータの G コードを出力します。

NC ファイル名は分かりやすいように_drill を付けておく

とよいでしょう。

切削条件ファイルは、kiban_drill.nci を選択します。


もし、悪ければやり直しします。

36

エンドミル用 G コードの出力

ファイルの設定と再読み込み

同様にエンドミルを使用したカッ

トを読み込みます。

出力

NC ファイル名は分かりやすいよ

うに_millを付けておくとよいでし

ょう。

切削条件ファイルは、

kiban_mill.nci です。


もし、悪ければやり直しします。

NCVC 終了

37

CNC の使用

基板カッタードリル-->エンドミルの順で加工します。

基板を取り付ける

ドリルで穴を掘るため捨て板が

必要です。

4か所(4本)ほど両面テープを張る

とよいと思います。貼ったら動か

ないようにしっかり押さえます。

基板カッター取り付け

CNC のスイッチを入れる

38

Mach３の立ち上げます

スタートボタンにあります。

Mach3 Loader を使用します。

設定を選ぶ

(haku)を選択

起動時は emergency 状態なので、

RESET を押す

39

基板カッター加工用のGコード読

み込み

原点設定(機械原点設定)を設定す

る。

REF ALL HOME ボタンを押す

40

X ZERO, Y ZERO Z Zero を押

す。

基板上の原点(加工開始位置 X-Y)

に刃を合わせる。

刃を材料に当てないこと

基板加工開始位置の設定

（１） Z 軸を上げ、スピンドルを

回す。

絶対に刃が回っていない

状態で基板に当てないこ

と(刃が痛みます)

41

（２） Z 軸を合わす１

少しずつ Z 軸を下していきます。(チョン、チ

ョンと軽く押す感じ。加速度制御しているの

で、時間が短ければ、少ししか降りません)

（３） Z 軸を合わす２

X ZERO、Y ZERO、Z ZERO のボタンを

押す。

（４）一旦、Z 軸を上げる

Z 軸は軽く触れる程度で合わせること。これが深すぎる

とランドが小さくなって半田がし辛くなります。

（５）原点をを調整した板を取り

除き、設定した原点に戻す。

Goto Zero のボタンを押

します。

実行

もし、問題がなければ加工に入る。

Cycle-Start ボタンを押します。

42

基板の加工が終了したら、ファイ

ルをクローズします。

Close G code ボタンを押す。

基板カッターを外し、ドリルを取

り付ける。ドリルは 0.8φ

ドリル加工用Gコードの読み込み


さっきと同様に原点を設定します。

X-Y 座標の原点は絶対に変えないこと

（１）スピンドルを回す。

絶対に刃が回っていない状態で当てないこと


少しずつ Z 軸を下していきます。

(チョン、チョンと軽く押す感じ。加速度制御しているので、時間が短ければ、少ししか降りませ

ん)


Z ZERO のボタンを押す。（X、Y 軸は触らないこと）

（４）一旦、距離調整の板を取り除くために Z 軸を上げる

（５）設定した原点に合わす。

Goto Zero のボタンを押します。

43

実行

ファイルが間違いないことを確認

して、

問題がなければドリル加工に入り

ます。


ファイルのクローズ

加工が終わったらファイルをクロ

ーズします。

ドリルを外し、エンドミル(1mm)

を取り付ける

44

基板切り抜き加工用Gコードの読

み込み


さっきと同様に原点を設定します。

X-Y 座標の原点は絶対に変えないこと

（１）スピンドルを回す。

絶対に刃が回っていない状態で当てないこと


少しずつ Z 軸を下していきます。

(チョン、チョンと軽く押す感じ。加速度制御しているので、時間が短ければ、少ししか降りませ

ん)


Z ZERO のボタンを押す。（X、Y 軸は触らないこと）

（４）一旦、距離調整の板を取り除くために Z 軸を上げる

（５）設定した原点に合わす。

Goto Zero のボタンを押します。

実行

問題がなければ加工を


刃物を外す。

部品を外す。

MACH3 や CNC を止める。

45

加工例

46

折り曲げ機使用方法

曲げ可能な材質（オリジナルマインド HP より転載）

▲銅板 ▲ステンレス ▲鉄

▲トタン板 ▲鉄（ボンデ鋼板） ▲アルミ

曲げ限界表（オリジナルマインド HP より転載）

（肉抜き法の併用や、ダイの間隔を広げることにより、さらに厚い板や幅の広い板を曲げることが可能で

す。）

http://www.originalmind.co.jp/cargo5/bb30/019.jpg

47

パンチとダイの組み合わせ表

（オリジナルマインド HP より転載）

-------------------------------------------------------

-------------------------

表の見方：

例えば、パンチの全長を 65 ミリにしたい

場合、10 ミリ、15 ミリ、40 ミリのパン

チを使用します。

全長を 67 ミリにしたい場合は、各パンチ

の間に１ミリの隙間をあけます。

ダイの場合も同様です。

48

刃物の調整

刃と受けは、同じ幅のものを用意します。

下の受けは前側だけゆるめてはずします。

位置が変わるので裏側は触らないようにお

願いします。

歯のエッジがあるほうが前です。

また受けも内側に R が付いている方を上に

向けます。

ねじは、固定される程度で締めれば結構で

す。（手で十分です）

折り曲げ

前後に曲がるので適当に角度を合わせなが

ら曲げます。

分度器は、適当な位置に変えてください。

角度は両方に曲がるので、半分の値になりま

す。

49

付録

Eagle のインストール方法

Cad ソフトのホームページに行きます。

http://www.cadsoftusa.com/

ダウンロードをクリックします。

Windows 版をダウンロードします。

ダウンロードしたファイルをダブルクリッ

クしてインストールを始めます。

途中右のようなFreeware Versionかどうか

聞いてきますので、Freeware Version を選

びます。

セラロックなどはライブラリに登録されていないものも、CadSoft のライブラリに登録されている場合が

あります。

http://www.cadsoftusa.com/

50

NCVC の設定例

設定は、異なる場合が多々あります。(特に R 地点[Safety Point]の高さが異なります。)

(ア) 基板カッター用 ##

## NCVC:切削条件ﾌｧｲﾙ

##

#--> Page:1

Spindle = 3000 ; 主軸回転数

Feed = 600.000 ; 切削送り

ZFeed = 10.000 ; Z 軸送り

ZG0Stop = 3.000 ; R 点

ZCut = -0.170 ; Z 軸切り込み

G92X = 0.000 ; 切削原点(G92X)

G92Y = 0.000 ; 切削原点(G92Y)

G92Z = 10.000 ; 切削原点(G92Z)

Header = ".¥Header.txt" ; ｶｽﾀﾑﾍｯﾀﾞｰ

Footer = ".¥Footer.txt" ; ｶｽﾀﾑﾌｯﾀﾞｰ

#--> Page:2

XRev = 0 ; X 軸反転

YRev = 0 ; Y 軸反転

LineAdd = 0 ; 行番号追加

LineForm = "N%04d" ; 行番号書式

LineAddType = 1 ; 行番号倍率

EOB = "" ; EOB

G90 = 0 ; 位置指令(0:G90,1:G91)

ZReturn = 0 ; Z 軸復帰(0:ｲﾆｼｬﾙ,1:R 点)

GClip = 1 ; ﾓｰﾀﾞﾙ

DisableSpindle = 0 ; S ﾊﾟﾗﾒｰﾀを生成しない

#--> Page:3

Dot = 0 ; 座標表記(0:小数点,1:1/1000)

FDot = 0 ; F ﾊﾟﾗﾒｰﾀ表記(0:小数

点,1:1/1000,2:整数)

ZeroCut = 1 ; 小数点以下のｾﾞﾛｶｯﾄ

CircleCode = 1 ; 円ﾃﾞｰﾀの切削(0:G2,1:G3)

CircleIJ = 1 ; 円弧指示(0:R,1:I/J)

CircleHalf = 0 ; 全円は 2 分割

Ellipse = 0.500 ; 楕円公差

EllipseFlg = 1 ; 長径と短径が等しい楕円は円

とみなす

#--> Page:4

MakeEnd = 0 ; 加工済み深さの指示(0:な

し,1:ｵﾌｾｯﾄ,2:固定 Z)

MakeEndValue = 1.000 ; ｵﾌｾｯﾄ値 or 固定 Z 値

MakeEndFeed = 10.000 ; 加工済み深さの Z 送り速度

Deep = 0 ; 深彫を行う

DeepFinal = -10.000 ; 最終切り込み

ZStep = -2.000 ; Z 軸切り込みｽﾃｯﾌﾟ

DeepAProcess = 0 ; 深彫切削手順(0:全体,1:一筆)

51

DeepCProcess = 0 ; 深彫切削方向(0:往復,1:一方)

DeepZProcess = 1 ; R点へのZ軸復帰(0:早送り,1:

切削送り)

DeepFinishSet = 1 ; 最終 Z 値仕上げ適用

FinishSpindle = 8000 ; 仕上げ回転数

FinishFeed = 100.000 ; 仕上げ送り

#--> Page:5

DrillSpindle = 5000 ; 穴加工回転数

DrillFeed = 60.000 ; 穴加工送り

DrillR = 1.000 ; 穴加工 R 点

DrillZ = -14.000 ; 穴加工切り込み

DrillMatch = 0 ; 穴加工同一座標無視

Dwell = 10 ; ﾄﾞｳｪﾙ時間

DwellFormat = 0 ; ﾄﾞｳｪﾙ時間表記(0:小数点,1:

整数)

DrillProcess = 0 ; 穴加工手順(0:先,1:後,2:のみ)

DrillZProcess = 0 ; Z 軸復帰

(0:G81|G82,1:G85|G89)

DrillCircle = 0 ; 円ﾃﾞｰﾀも穴加工

DrillCircleR = 40.000 ; 対象半径

DrillSort = 0 ; ｸﾞﾙｰﾋﾟﾝｸﾞ(0:昇順,1:降順)

DrillBreak = 1 ; 大きさごとにｺﾒﾝﾄを埋め込む

DrillCircleProcess = 0 ; 実点と円ﾃﾞｰﾀとの手順(0:無

視,1:先,2:後)

#--> Page:6

LayerComment = 1 ; ﾚｲﾔごとにｺﾒﾝﾄを埋め込む

MoveZ = 1 ; 移動ﾚｲﾔの Z 軸(0:そのま

ま,1:R 点,2:ｲﾆｼｬﾙ点)

CustomMoveB = "" ; ｶｽﾀﾑ移動ｺｰﾄﾞ(前)

CustomMoveA = "" ; ｶｽﾀﾑ移動ｺｰﾄﾞ(後)

L0Cycle = 0 ; 固定ｻｲｸﾙ中は L0 出力

#--> Page:7

Tolerance = 0.001 ; 同一座標と見なす許容差

ToleranceProcess = 0 ; 超えた時の動作(0:Z 上昇 G0

移動,1:G1 補間)

DrillOptimaize = 0 ; 穴加工基準軸(0:なし,1:X,2:Y)

DrillMargin = 1.000 ; 穴加工同一軸上と見なす許容

差

52

(イ) 基板ドリル用 ##


##

#--> Page:1


Feed = 600.000 ; 切削送り


ZG0Stop = 3.000 ; R 点


G92X = 0.000 ; 切削原点(G92X)

G92Y = 0.000 ; 切削原点(G92Y)

G92Z = 10.000 ; 切削原点(G92Z)



#--> Page:2






EOB = "" ; EOB

G90 = 0 ; 位置指令(0:G90,1:G91)




#--> Page:3

Dot = 0 ; 座標表記(0:小数点,1:1/1000)


点,1:1/1000,2:整数)






EllipseFlg = 1 ; 長径と短径が等しい楕円は円

とみなす

#--> Page:4




MakeEndFeed = 1000.000 ; 加工済み深さの Z 送り速度




DeepAProcess = 0 ; 深彫切削手順(0:全体,1:一筆)

DeepCProcess = 0 ; 深彫切削方向(0:往復,1:一方)

DeepZProcess = 1 ; R点へのZ軸復帰(0:早送り,1:

切削送り)




#--> Page:5





53




整数)



(0:G81|G82,1:G85|G89)




DrillBreak = 1 ; 大きさごとにｺﾒﾝﾄを埋め込む


視,1:先,2:後)

#--> Page:6

LayerComment = 1 ; ﾚｲﾔごとにｺﾒﾝﾄを埋め込む






#--> Page:7


ToleranceProcess = 0 ; 超えた時の動作(0:Z 上昇 G0

移動,1:G1 補間)

DrillOptimaize = 0 ; 穴加工基準軸(0:なし,1:X,2:Y)

DrillMargin = 1.000 ; 穴加工同一軸上と見なす許容

差

54

(ウ) 基板エンドミル用 ##


##

#--> Page:1


Feed = 200.000 ; 切削送り


ZG0Stop = 1.500 ; R 点


G92X = 0.000 ; 切削原点(G92X)

G92Y = 0.000 ; 切削原点(G92Y)

G92Z = 10.000 ; 切削原点(G92Z)



#--> Page:2






EOB = "" ; EOB

G90 = 0 ; 位置指令(0:G90,1:G91)




#--> Page:3

Dot = 0 ; 座標表記 (0:小数

点,1:1/1000)


点,1:1/1000,2:整数)






EllipseFlg = 1 ; 長径と短径が等しい楕円は

円とみなす

#--> Page:4




MakeEndFeed = 10.000 ; 加工済み深さの Z 送り速

度




DeepAProcess = 1 ; 深彫切削手順(0:全体,1:一

筆)

DeepCProcess = 0 ; 深彫切削方向(0:往復,1:一

方)

DeepZProcess = 1 ; R 点への Z 軸復帰(0:早送

り,1:切削送り)




#--> Page:5






55



整数)



(0:G81|G82,1:G85|G89)




DrillBreak = 1 ; 大きさごとにｺﾒﾝﾄを埋め込

む


視,1:先,2:後)

#--> Page:6

LayerComment = 1 ; ﾚｲﾔごとにｺﾒﾝﾄを埋め込

む






#--> Page:7


ToleranceProcess = 0 ; 超えた時の動作(0:Z 上昇G0

移動,1:G1 補間)

DrillOptimaize = 0 ; 穴加工基準軸 (0:な

し,1:X,2:Y)

DrillMargin = 1.000 ; 穴加工同一軸上と見なす許

容差##

56

消耗品

メーカー品名型式金額備考

ｵﾘｼﾞﾅﾙﾏｲﾝﾄﾞ基板加工用ｶｯﾀｰ 510350A 3,180 発注は田内がします。

(購入者しか注文できません。)

ｵﾘｼﾞﾅﾙﾏｲﾝﾄﾞ基板加工用ｶｯﾀｰ

3 本入り

510350B 9,400 発注は田内がします。

(購入者しか注文できません。)

ｵﾘｼﾞﾅﾙﾏｲﾝﾄﾞﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞﾔｽﾘ 510394A 2,940 基板加工用カッターを研ぐこと

ができます。刃を研ぐとき、顕

微鏡またはルーペが必要です。

肉眼では難しいような気がいた

します。

ｵﾘｼﾞﾅﾙﾏｲﾝﾄﾞ超硬ｽｸｴｱｴｺﾉﾐｰｴﾝﾄﾞﾐﾙ D=1 ｼｬﾝ

ｸ径=3

160362 955

ｵﾘｼﾞﾅﾙﾏｲﾝﾄﾞ超硬ｽｸｴｱｴｺﾉﾐｰｴﾝﾄﾞﾐﾙ D=2 ｼｬﾝｸ

径=3

160363 955

ｵﾘｼﾞﾅﾙﾏｲﾝﾄﾞ超硬ﾄﾞﾘﾙ

極小径・精密加工用超硬ｽﾀﾌﾞ形

WX-MS-GDS-0.8

160352 2,079

ｵﾘｼﾞﾅﾙﾏｲﾝﾄﾞ生基板 T=1.6×100×100 148940 138

ｵﾘｼﾞﾅﾙﾏｲﾝﾄﾞ捨て板 T=1.6×100×100 148945 150



メーカー品名型式金額備考

ｵﾘｼﾞﾅﾙﾏｲﾝﾄﾞパンチ（6 種類）のセット 511212 9,800 1 セット付属しておりますが、も

う 1 セット追加で必要な場合に

購入

ｵﾘｼﾞﾅﾙﾏｲﾝﾄﾞダイ（6 種類）のセット 511407 9,800 1 セット付属しておりますが、も

う 1 セット追加で必要な場合に

購入

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