大学祭・ゼミ発表レポートjupiter2.jiu.ac.jp/books/academy/2008/media/03.pdf · 2009. 6....
TRANSCRIPT
- 45 -
大学祭・ゼミ発表レポート
メディア学部「平野ゼミの研究発表」が, JIU フェスティバルで「学長賞」を受賞
メディア学部・ゼミ指導教員 平野博一教授
メディア学部・平野ゼミは,毎年の JIU フェスティバルを期して,日頃の学習・研究の成果を発表
してきました。
3 年生のゼミでは,地域貢献プロジェクト「千葉・東金 POSTER 展」を展示しています。
学生各人が千葉県や東金市内の企業,商店,自治体,イベントなどをクライアント(依頼主)とする
大型ポスターを制作,展示発表をしました。
・千葉県・東金市を調査・研究する。
・千葉県・東金市の地域社会から学ぶ。
・千葉県・東金市にデザイン力で提案する。
・ 千葉県・東金市の地域社会にデザイン力で貢献する。
をモットーとして学習研究した成果を発表しました。
平野ゼミとして関わったものとして「東金景観プロジェクト」「ビルボード・プロジェクト」(別途掲載)
があり,それぞれに受賞していますが,これらの研究発表にたいして総合的な評価をいただき「学
長賞」を受賞しました。ゼミ生はもとより,各種プロジェクトに参加した学生にとっては,今後の勉学
の大きな自信と励みになることと確信しています。
- 46 -
「東金景観プロジェクト」が大学祭・学会研究成果発表会で 「最優秀賞」を受賞
メディア学部 教授 平野博一
メディア学部では,地域社会や企業と連携するプロジェクト研究を重視する教育を行ってきまし
た。「東金景観プロジェクト」は,平成 17 年度に発足して以来,平野,川口両教授の指導のもとに
地域研究をすすめ,毎年大学祭で学会展示発表に参加してきました。昨年は「道路景観につい
ての改善提案」を,今回は「今より一歩進んだ街づくり提案」をテーマにパネルと 100 分の 1 の JR
東金駅周辺の大型模型展示により研究発表しました。4 年生 5 名,2 年生 3 名の学年混成メンバ
ーが,チームワークよく成果発表に漕ぎ着けました。JIU が立地する東金市に学び,地域社会に少
しでも学生としての提案や貢献ができれば良いと考えています。この成果発表にたいして学会発
表「最優秀賞」を受賞しました。
- 47 -
平成 20 年度 大学祭展示 地域貢献プロジェクト「千葉東金ポスター展」
メディア学部 教授 平野博一
城西国際大学メディア学部平野ゼミでは,ビジュアルデザインやコミュニケーションデザインを中
心に学習,研究しています。このなかの主要なプログラムのひとつとして大学が立地する千葉県と
東金市に関わるテーマでポスター制作が設定されています。
・ 千葉県,東金市をデザインサーベイ(探査)する。
・ 千葉県,東金市の地域社会から学ぶ。
・ 千葉県,東金市にデザイン力で提案する。
・ 千葉県,東金市の地域社会にデザイン力で貢献する。
上記のような教育目的のもとに,プロジェクト教育,フィールド教育,
コミュニティデザイン教育などの教育効果を図るために行われていま
す。
ポスター制作は,ディレクター,デザイナー,コピーライター,イラスト,写真などの専門職チーム
によって制作されますが,制作プロセスの全体像の把握を重視することから,学生個々がすべて
の作業工程を経験することでポスターを完成させます。
また本来デザイン制作は受注業務ですが,このポスター制作では学生が千葉県,東金地域でク
ライアント(依頼主)を自ら探し出して制作をさせていただいています。
クライアントとの交渉のさいに,企画力,コミュニケーション力,調整力,社会性などの諸能力の必
要性が実感されます。
毎年,大学祭で展示発表を行っており,制作に
ご協力していただいたクライアントにも展覧してい
ただきます。なかには実際に使用されるケースもあ
り,そういったことが学習の励みになっています。
平成 20 年度 JIU フェスティバルにおいて,平野ゼ
ミの他のプロジェクトとともに,研究発表を総合的
- 48 -
に評価していただき「学長賞」を受賞しました。これを期にして勉学のさらなる励みとしてまいります。
ありがとうございました。
「千葉東金ポスター展」は,本学図書館棟メディアラウンジで常設展示しています。
- 49 -
「ビルボード(看板)・プロジェクト」が「地域貢献賞」を受賞
メディア学部 教授 平野博一
城西国際大学メディア学部では,千葉東金キャンパス正門前の将来計画用地に,「花」をテー
マにしたイラスト看板を描くプロジェクトを行いました。この「花」は,春のサクラ,夏のヒマワリ,秋の
コスモス,冬のスイセンなど季節感あふれる四季折々の花々が描かれています。
本学メディア学部では,今春に東金商工会議所より商店街活性化の要請を受け,東金駅西口
商店街のシャッターに東金の四季を描くプロジェクトを行い,地域貢献の役割を担いました。
今回は,メディア学部が新たな地域貢献として,「花」をつうじて生命力や癒し,空や大地の「元
気」がコンセプトになっています。この原画はデザインを学習している学生が中心となって描き,英
国バース・スパ大学からの 2 名の留学生も参加しています。大連外国語大学,中国伝媒大学,天
津外国語学院からの留学生はペイント作業に参加し,国際交流を自ら実践しました。現在,将来
計画用地には,四季折々の花が咲き,地域の方々から「のどかな気分で季節の花を楽しんでいま
す」との声も届いています。この看板プロジェクトも,道行く人々の目を楽しませ地域への貢献に結
びついてくれればと願っています。
今回のプロジェクトにたいして,東金市商工会議所から作業着30 着の寄贈をいただきましたこと
に深く感謝いたします。
「ビルボード(看板)・プロジェクト」は,平成 20 年度 JIU フェスティバルで「地域貢献賞」を受賞し
ました。
- 50 -
Web2.0 時代の Web アプリケーションの開発
(大学祭展示部門 優秀賞受賞)
指導教員:メディア学部 メディア情報学科 岡崎 世雄
学生氏名:4 年生(プロジェクト研究Ⅳメンバー)
川田大志,喜久村聡,宮川真聡,諸橋康高,渡邉将基,石川翔太,
常泉絵菜,林弘一,松村康寛,山宮新,吉岡光智弥,和田英朗,
池田直樹,佐藤哲宣,鈴木裕一,田中大介,富岡慧,藤田祐生,
町野修司,松本 光史
3 年生(プロジェクト研究Ⅲメンバー)
馬上卓哉,小川晃,石田龍太郎,池田直樹,山崎亨,安見太一,
曽根直之,小林祐太,竹内健,中村秀一,秋元雄一,柄田宏,
高橋歩未世,鯉沼恵里子,伊東美香,遠藤慧一,久保彬,二部敬生,
高山航,竹田健
ゼミ展示優秀賞受賞によせて
メディア学部 教授 岡崎 世雄
大学祭のゼミ展示部門で優秀賞受賞の光栄に浴しましたことを,ゼミ生一同とともに喜んでおり
ます。3 年生(20 名)が 5 グループ,4 年生(15 名)が3グループに別れ,各グループがどのようなア
- 51 -
プリを作るかの企画をたて,それを JavaScript 言語や PHP 言語を用いてソフト開発を行いました。
作り上げたアプリは,ネット・ショッピングや教科書検索,東金イエローページ,名刺作成など 8 つ
のアプリです。ソフト開発には人知れない困難が伴います。そのため,夏休みに2泊3日のゼミ合
宿でスキルアップをはかり,学園祭でのゼミ展示を1つの目標として,ゼミ生は力を合わせて技術
を磨き,連帯感のもとアプリを協同で作り上げていくことの困難さと同時に楽しさを体験でき,達成
感や満足感,充実感を味わうことができました。それ以上に技術を深く習得でき,自信を高めること
ができたのが 1 番の成果でした。受賞したことにより,努力の成果が評価されたことをゼミ生達は非
常に喜んでおります。有難うございました。
大学祭展示内容
プロジェクト研究Ⅲ・Ⅳメンバー一同
プロジェクト研究ⅢおよびⅣの合同で大学祭に開発した 8 個の Web アプリケーションを展示しま
した。
- 52 -
プログラミング論・実習で学んだ Java
によるプログラミング技法と,データベ
ース論・実習で学んだサーバサイトの
スクリプト言語 PHP 言語,サーバ
Apache そしてデータベースシステム
MySQL,データベース問合せ言語
SQL , Web ペ ー ジ 作 成 の た め の
XHTML, CSS,JavaScript および Ajax
ライブラリを用いたアプリケーション開
発で,プロジェクトのメンバーは 4-5
人のグループに分かれ,どのようなア
プリケーションを開発するのか,その企
画から各人の担当まで各グループが
独自に決めて開発を行いました。各グ
ループとも他のグループに負けないよ
うにと,お互い頑張りました。
ここで,開発したいくつかのアプリケ
ーションを紹介します。
1.プロジェクト研究Ⅲでの展示
①教科書検索エンジンシステムを開発しました。これは,教員名を入力することによって,担当科
目や使用する教科書,シラバス等を
表示するシステムです。
②メディア学部の 4 つのコア(情報,
映像,デザイン,サウンド)を紹介す
るもので,Web カメラを用いた動画
中継(Web カメラによる動画視聴,
過去の画像を取得,過去 1 時間(3
分間隔)の画像をサムネイル表示,
動画を見ながらのチャット。),ステッ
プシーケンサー(ステップシーケン
サーは音楽の知識がない,楽譜が
読めない人にとって,簡単に楽曲を作ることができるプログラムである。今回開発したステップシー
ケンサーは市販の作曲ソフトでのステップシーケンサーに酷似しており,楽譜を見るよりも見た目
で分かりやすく,作曲しやすい仕組みになっている。その手順は,モニターに表示されているステ
ップシーケンサーから,拍子をクリックし,リズムを4拍子,3拍子,三連のどれかを選択し,各楽器
の数字をクリックし作曲する。楽器は Cymbal,Snare,Tom,Bass Drum の4種類があり,0が休符で,
その他に1~3パターンに音色が入っている。demo ボタンを押す毎に曲の種類(全6種類)が変わ
る。これで作曲ができ,曲の種類が表示される。play ボタンで曲が再生され(自動でリピート),stop
ボタンで曲が停止する。tempo ボタンの↑,↓またはキーボードの↑,↓で曲の再生の速さが変わ
る。曲の速さは Tempo Meter で視覚的に見ることができる。キーボードの Q,W,E,R を押すと打
楽器(全4種類)が鳴り,自らキーボードを打ち,リアルタイムで演奏が可能である。また,作曲した
曲に合わせての演奏も可能である。),フォトモンタージュ(画像を用意するなどの手間を取らずに
簡易的にデザインに触れることができ,手順として,種類別に区別されたプルダウンメニューから
画像を選択し,画像をドラッグ&ドロップして鍔の内側に画像を配置する。画像を保存することもで
きる。),Google Maps を用いた東金コミュニケーションサイト(地域のコミュニケーションを強めること
を目的としたサイトで,手軽に地域の情報を投稿でき,またその情報を見ることができる。手順とし
て,投稿フォームに必要な値を入力し(画像 URL,投稿者名,コメント),任意のアイコンを選択する
し,アイコンを任意の座標にドラッグ&ドロップして投稿ボタンを押すと,任意の座標に入力した値
を持つアイコンが作成される。)を展示しました。
2.プロジェクト研究Ⅳでの展示
3 個のアプリケーションを展示しました。1つは,Ajax を取り入れた Web オンライン予約システムで,
- 53 -
- 54 -
ネットショッピングのアプリとしては,情報の暗号化を除き,非常に完成度の高いシステムに仕上が
りました。2つ目は,今までに習ってきた Ajax 等の知識を活用して,名刺作成のソフトの開発で,手
順としては,具体的に名刺の内容のテンプレートを何パターンか作成しておき,郵便番号を入力
すると自動的に住所が表示される。住所・氏名・アドレスに何種類かの書体が選択でき,背景の絵
柄もサムネイル画像として用意されており,背景に使用する画像をスライドショーで表示することがで
きる。印刷する際に,A4 の用紙に 10 枚出力される。名刺をプレビューすることもできます。3 番目
のソフトは,Google Mapsを用いた東金案内のサイトで,病院や史跡等のカテゴリーを選択し,次に
例えば病院の場合には,内科,外科等を選択することにより,病院名の一覧が表示され,病院名
を選択すると病院の所在地が Google Maps 上にマーカーが表示されると同時に,電話番号等の
情報も同時に表示されるシステムです。
ソフト開発のため,グループの全員が力を合わせて,お互い励ましあい,大学祭が近づくにつれ,
夜遅くまでソフトの開発に打ち込みました。どうにか,大学祭の展示に間に合い,プログラムが完成
したときの達成感,充実感,満足感を忘れることができません。4年生は,8月に長野でゼミ夏合宿
を行ったのも,グループの連帯感を強める良いきっかけとなりました。
- 55 -
The Space “Communication Design IV” <Trace Back 60’s>
桜井肇研究室&プルチョウ次郎・ゼミ
<はじめに>
社会の変化が早く,激しく,人にも環境にも厳しい状況の現時点に立ってみると,夢や希望が見
えにくく,思いやりや気遣いそして謙虚さが少なくなっていることに気づきました。
夢や希望そして思いやりに溢れた笑顔がいっぱいの頃は,何時だったのだろうと,「人のココロが
優しく=易しく分かりやすかった頃」へ Trace Back です。
たどり着いたところは,60’s 。
「三種の神器」の登場で電化時代が始まり,1959 年の皇太子ご成婚(現天皇・皇后両陛下のご
成婚)が中継放送され,テレビの普及率は 23.1%と大幅にアップした頃です。
この年代,日本はテレビの創成期です。自家製番組を作る力のなかった日本のテレビ局は,アメ
リカ製のテレビドラマが放送時間帯を埋めていました。
「パパは何でも知っている」「うちのママは世界一」そして「ローハイド」「ララミー牧場」などなど。ピ
カピカのアメリカがありました。
見たこともないホビーも置かれた大きなガレージ。まさにピカピカのクルマ。広い玄関ホール。階
段脇のファザークロック。白い大きな冷蔵庫の置かれた広く夢のようなキッチン。
すべてが憧れと夢の世界であったアメリカ。その憧れのフワフワしたものが日本の 60’s。日本の’
60s とアメリカの’60s は違います。
そこには,アメリカの 60’s の抱えた「ベトナム戦争」も「人種差別問題」もありません。いいとこ取り
の世界です。
憧れのアメリカから届いたアメリカン・ポップスは,どれも日本人の心に甘い歌でした。(これもい
いとこ取りの世界です)
そこには,白人音楽も黒人音楽もありません。シンコー・ミュージックの社長(のち会長)で訳詞家
の漣健児さんと渡辺プロダクションが創り上げた「オールディーズ」というジャンルで日本の音楽史
に記録されました。
今回は,このココロに優しい=易しい 60’s 音楽を 2008 年の若者が Trace Back してオリジナルを
作詞・作曲し,発信します。そして当時の飲み物といえば,コカ・コーラです。
2008 年の若者は,健康飲料を提案します。
<展示テーマ>
Communication Concept: Stardust & Angels
Key Word:たおやか
Corporate Color: White/Blue/Yellow
<展示スペース・プラン>
コミュニケーションコンセプトに基づき,「Stardust & Angels」の演出を具現化するため,「たぶテラ
ス」を満天の星空の LA Venice Beach 近辺の戸外にセット・アップする。
■ たぶテラス見取り図
この室内空間が戸外の設定になる。カウンター側(正面)に星空のコンサート・ステージを配置,形
状,高さ,スペースを設定する。
- 56 -
■ 正面カウンターから見て右面は,ロスの夜景を設営する。
会場の内側の形状,骨組みの確認と外光の遮蔽率を想定して設営プランを組み立てる。
使用尺:5m×20m
5m余のガラス面の遮蔽は,黒幕を使用し,2 階ホールのテラス張り出しへ巻き込む処理にする。
柱ボードに書割のロスの遠景をスリットで貼りこみ,抜けの黒幕に麦球(12Vの極小球)を3000球
セットし,星屑の世界を演出する。
※この満天の星空は,取り付けの苦労も初日の火入れで,スライダックの操作を誤り,瞬時に燃え
てしまい,期間中は曇り空になってしまいました。
- 57 -
■ 正面ステージ
カウンターから食堂への入り口にかけてバンド・ピットに設営。
入り口からTの字型に天使が降りてくるステージをセット。正面に巻き上げ式のスクリーンを設定。
正面左右にロスの夜景をセットする。
奥の水周り面をキッチンおよびバックヤードとして机を 2 段組に黒幕で覆い壁を設営。
- 58 -
■ テラス側は,ダイナーの外観セットを作成する面になる。
こちらも黒幕で遮蔽。
使用尺:3m×8m
設営は,ロスの遠景面と同様に柱ボードに書割のダイナーの遠景を貼りこみ,スリットによる効果を
期待する。観客は,ダイナーから退出し店の外へ歩き出した状況になる。
室内が,実は満天の星空の小高い丘であったという仕掛けである。
■ ステージ・メニュー:
白,青,黄のドミノ・マスクを付けた 3 人の天使=Three Angels がステージに舞い降り,
2 ステージのコンサートを開催。
- 59 -
最終ステージには,ファイナル・イベントを用意する。
60’s 楽曲:Johnny Angel/Be My Baby/Navy Blue
08’s 楽曲(オリジナル新曲):Where is my angel?
■ ドリンク・メニュー:
60’s のドリンク=コカ・コーラは薬剤師の手により誕生した時は,「コカの葉」と「コラ」の実を配し
た薬用ドリンクでした。
08’s のドリンク=天使の分け前は,泡盛の製造過程からの産物<もろみ>を使った
ゴールド(辛口)とブルー(甘口)の 2 種を提供する。
60’s を振り返り,若者たちは音でやさしさ感じ,味覚で思いやりを発見をしたようです。
楽曲制作とステージ制作,そしてポスター,チラシ,ビルボードの制作に述べ,1 ヶ月の汗と涙のス
タッフとキャストの努力が,身になっていることを確信した展示発表でした。
※ ポスター,ビルボード,天使の分け前のボトル・ラベルデザインなどの制作物は,データが重
いので割愛いたしました。
(文責:桜井肇)
- 60 -
オールメディアプロジェクト大学祭展示
-学生インタビュー-
担当教員:小渕究
島野義孝
寺本卓史
小波津美香
1.目的
学生インタビューの目的は,以下の 3 点である。
① 学業以外でも活躍している本学学生を広く知らしめること
② インタビューを通じてコミュニケーション力を向上させること
③ 人物を紹介するためのチラシ作成や映像制作を通して編集力を向上させること
2.展示
2-1 準備状況
紹介したい学生のリサーチから始め,取材及びその編
集作業を何度も繰り返した。ちらし作成を第一段階とし,
取材対象学生を 2 名に絞り,より完成度の高いちらし作成
を目指した。ちらし作成後,映像用に取材をさらに 2 度行
った。展示に向けては,ポスターデザイン,パネル作成,
映像編集を分担して行った。
2-2 展示状況
ちらしパネル 5 枚,テレビモニター4 台にて展示が行わ
れた。テレビモニターでは,2 分程度に編集した取材の
様子を繰り返し流した。
がった。
3.成果と課題
- 61 -
3-1 成果
同じ作業を何度も繰り返すことで,文章力,文書レイア
ウト力,映像編集力といった基礎的技術の向上が見ら
れた。また,質問力が向上したことで,表現する際の幅
や見方が広
3-2 課題
質量ともにやや見劣りする結果となった。紹介した学生
たちは個性豊かで各分野で高いパフォーマンスをあげており,また将来の夢に向かった日々精進し
ているが,それを十分表現するには至らなかった。より学生の顔が見える編集にすべきであったし,紙
媒体での展示を増やし映像と連動展示するといった工夫が必要であった。