ⓒpascal gely - 中京テレビ事業pascal gely 後藤菜穂子(音楽ジャーナリスト)...

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ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 Händel : Oratorio “Messiah” レザール・フロリサン (管弦楽&合唱) ウィリアム・クリスティ (音楽監督&指揮) エマニュエレ・デ・ネグリ (ソプラノ) キャスリーン・ワトソン (ソプラノ) ティム・ミード (アルト=カウンターテナー) ジェームズ・ウェイ (テノール) バドライク・ローワン (バス=バリトン) William Christie, music director & conductor Emmanuelle de Negri, soprano Katherine Watson, soprano Tim Mead, alto-countertenor James Way, tenor Padraic Rowan, bass-baritone Les Arts Florissants, orchestra & choir 5 0年 S ¥16,000 A ¥13,000 B ¥9,000 C ¥7,000 D ¥5,000 学生 ¥2,000 (税込) 10 13 愛知県芸術劇場コンサートホール 中京テレビ事業チケットセンター (平日10:00~18:00) ……………… 052-320-9933 チケットぴあ(Pコード 151-373)…………………………………… 0570-02-9999 ローソンチケット(Lコード 40992) ………………………………… 0570-084-004 愛知芸術文化センターPG …………………………………………… 052-972-0430 栄プレチケ92 ………………………………………………………… 052-953-0777 e (イープラス)………………………………………………………… eplus.jp 楽天チケット ……………………………………………………………http://r-t.jp/ 名鉄ホールチケットセンター ………………………………………… 052-561-7755 セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート店頭 052 - 588 - 4477 (平日 10:00~17:00) https://cte.jp/37cf/ ●出演者等変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。 ●未就学児のご入場はご同伴の場合でもお断りいたします。 学生券 26歳以下 学生証提示 中京テレビ事業HPよりエントリーしてください。公演1ヶ月前に抽選の上、ご登録 メールアドレスに当落のご連絡をいたします。 ※一般席と並びでご購入されたい場合:公演1ヶ月前に残席がある場合に限り、並びでご予約いただけます。 詳しくは中京テレビ事業までお問い合わせください。 (日) 座席表からお席をお選びいただけます! お問合せ お申込み 検索 主催: 企画・運営: 14:00 開演 13:15 開場 名古屋クラシックフェスティバル &ⓒPascal Gely

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ヘンデル:オラトリオ「メサイア」Händel : Oratorio “Messiah”レザール・フロリサン(管弦楽&合唱)ウィリアム・クリスティ(音楽監督&指揮) エマニュエレ・デ・ネグリ(ソプラノ) キャスリーン・ワトソン(ソプラノ) ティム・ミード(アルト=カウンターテナー) ジェームズ・ウェイ(テノール)         バドライク・ローワン(バス=バリトン)

William Christie, music director & conductorEmmanuelle de Negri, sopranoKatherine Watson, sopranoTim Mead, alto-countertenorJames Way, tenorPadraic Rowan, bass-baritone

Les Arts Florissants, orchestra & choir

中京テレビ開局50年

S ¥16,000 A ¥13,000 B ¥9,000 C ¥7,000 D ¥5,000 学生 ¥2,000(税込)

10 13愛知県芸術劇場コンサートホール

中京テレビ事業チケットセンター(平日10:00~18:00) ………………052-320-9933チケットぴあ(Pコード 151-373)……………………………………0570-02-9999ローソンチケット(Lコード 40992) …………………………………0570-084-004愛知芸術文化センターPG ……………………………………………052-972-0430栄プレチケ92 …………………………………………………………052-953-0777e+(イープラス)…………………………………………………………eplus.jp楽天チケット ……………………………………………………………http://r-t.jp/名鉄ホールチケットセンター …………………………………………052-561-7755セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート店頭

チケット販売所

052-588-4477(平日 10:00~17:00)

https://cte.jp/37cf/

●出演者等変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。●未就学児のご入場はご同伴の場合でもお断りいたします。

学生券

26歳以下学生証提示

中京テレビ事業HPよりエントリーしてください。公演1ヶ月前に抽選の上、ご登録メールアドレスに当落のご連絡をいたします。※一般席と並びでご購入されたい場合:公演1ヶ月前に残席がある場合に限り、並びでご予約いただけます。 詳しくは中京テレビ事業までお問い合わせください。

(日)座席表からお席をお選びいただけます!

お問合せお申込み

検索

主催 : 企画・運営 :

14:00開演13:15 開場

名古屋クラシックフェスティバル

”ハレルヤ“コーラスが天にまで響く!

キリスト生誕から復活までの壮大な物語

﹇音楽監督&指

揮﹈

ⓒPascal Gely

後藤菜穂子(音楽ジャーナリスト)

Les Arts Florissants, orchestra & choir

他のバロック・アンサンブルには真似できない、

クリスティ&レザール・フロリサンの独自性

ウィリアム・クリスティ (音楽監督&指揮) William Christie, music director & conductor

レザール・フロリサン (管弦楽&合唱)

常にフレッシュな《表現者》ウィリアム・クリスティ

Les Arts Florissants, orchestra & choir

1979年にウィリアム・クリスティにより創設。名称は、マルカントワーヌ・シャルパンティエの作曲した劇音楽「レザール・フロリサン(花咲ける芸術)」から取られている。17,18世紀のフランス作品と、おもに同時代のヨーロッパ作品の復活に大きく貢献し、これまで注目されなかった作品(その多くがフランス国立図書館の所蔵物)を取り上げ、現在は世界中で広く演奏されている。リュリの「アティス」が喝采を浴びて以来、オペラで数えきれないほどの成功を得ている。主要作品としてはラモー「優雅なインドの国々」、「イポリトとアリシ」、シャルパンティエの「メデ」、ヘンデル「オルランド」、「エイシスとガラテア」、「セメレ」、「アルチーナ」、パーセルの「アーサー王」、モーツァルトの「魔笛」、「後宮からの逃走」、モンテヴェルディ「ウリッセへの帰還」などがある。また、コンサートからレコーディングにいたる多彩な活動を展開、オペラの演奏会形式での上演から、室内楽、宗教音楽(グラン・モテやオラトリオ)、合唱曲など幅広く手がけている。設立20周年にはベッツィ・ジョラスの作品を初演した。また、著名な演出家やイリ・キリアンなどの振付師との共同活動においても各方面から注目されている。2015年よりパリのフィルハーモニーに拠点を置き、毎シーズンコンサートを行うほか、フランスおよび海外のツアーも数多い。フランス文化大使も頻繁に務め、定期的にブルックリン・アカデミーやニューヨークのリンカーンセンター、ロンドンのバービカン・センター等へも招かれている。2018年2月にフランス政府から公益財団法人「ウィリアム・クリスティ&レザール・フロリサン財団」として認可され、フランスの国際音楽大使として一層の文化貢献を担う。

ⓒOscar Ortega

ⓒJulien Benhamou

チェンバロ奏者、指揮者、音楽学者、そして後進の指導にもあたるウィリアム・クリスティは、この30年来における最もエキサイティングな音楽的冒険を奨励する発想の持ち主である。彼の開拓した作品は、フランスのバロック音楽に新たな評価をもたらし、とりわけ17,18世紀における作品のレパートリーを多く紹介してきている。1944年ニューヨーク州のバッファロー生まれ、ハーバード大学とイエール大学で学び、1971年フランスに拠点を移す。1979年レザール・フロリサンを設立し、音楽監督として、これまで注目されることなく、また忘れられていたレパートリーに新たな解釈を持込み、たちまち世界の音楽界で話題となる。なかでも1987年パリのオペラ・コミック座におけるリュリのオペラ「アティス」をきっかけに、世界各国で注目を浴びることとなる。ウィリアム・クリスティがフランス・バロック音楽、たとえばシャルパンティエ、ラモー、またクープラン、モンドンヴィル、カンプラ、モンテクレールなどに強い愛着を抱いていることは明白である。それは、叙情悲劇(オペラ)、オペラ・バレ、フランスのモテ(ット)、宮廷音楽のどれにもあてはまる。これまでにハルモニア・ムンディをはじめ70枚以上を録音、その数々がフランス各地にて多くの賞を受賞、続いてワーナー(エラート)にもモーツァルトのオペラやレクイエムなど多くのアルバムを録音。2013年には自主レーベル“Les Éditions Arts Florissants”を発足させた。また、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団、グラインドボーン音楽祭ほか世界の主要なオーケストラ、音楽祭に招待されるほか、チューリッヒ・オペラハウスや、サイモン・ラトルの推薦によるベルリン・フィルの客演指揮し注目を浴びている。若い演奏家の育成にも携わっており、今日活躍しているバロック音楽の指揮者、器楽奏者、歌手の多くが、彼のアンサンブルから生まれている。1992-95年にパリ音楽院で古楽クラスの教授をつとめた他、数多くのマスタークラスやサマースクールにも招待されている。2002年には若い歌手のためのアカデミー(&マスタークラス)「声の庭」をテノールのポール・アグニュー(副音楽監督)とともに設立、教育事業にも力をいれている。1993年にレジヨン・ドヌール勲章を授与、また芸術文化勲章オフィシエでもある。1995年にはフランス国籍を得ている。 2018年2月広大な邸宅を公益財団法人「ウィリアム・クリスティ&レザール・フロリサン財団」に寄贈し将来の礎とし、フランスの国際音楽大使とて益々活躍している。

ウィリアム・クリスティとレザール・フロリサンが、結成40周年の記念イヤーに日本を訪れてくれることを心より嬉しく思っている。1979年といえばまだバロック音楽をピリオド楽器で演奏することさえ当たり前ではなかった時代。グループ結成の理由についてクリスティは「とにかく自分の翼で羽ばたきたかったのです。自ら表現をしたかった」と振り返る。そう、40年たった今も彼は指揮者である以前に〈表現者〉なのだ。オペラや室内楽では今なおチェンバロを演奏しながら歌手や奏者たちを率い、指揮台に立つ時もそれが彼の原点にある。いつまでも色褪せないレザール・フロリサンの魅力の秘訣について「つねに若い人たちと一緒に仕事をしているから」と微笑むが、実際に合唱もオーケストラもうまく世代交代しつつ発展を遂げてきた。古楽の分野で活躍する音楽家で彼の薫陶を受けた者は多く、また彼が主宰する若手歌手育成アカデミーのLe Jardin des Voix(声の庭)も歌手のソニヤ・ヨンチェヴァや個性派カウンターテナーのクリストフ・デュモーらを輩出してきた。今回の《メサイア》の独唱陣の中でも、ソプラノのエマニュエル・デ・ネグリとキャスリーン・ワトソンはアカデミーの同期で、以来クリスティのプロジェクトに多く起用され、バロックのスペシャリストとして開花してきた。他方、テノールのジェームズ・ウェイとバスのパドライク・ローワンは最新のアカデミー生。そこに端正な歌唱で知られる英国のカウンターテナー、ティム・ミードが加わり、まさに旬の花咲けるソリストが揃う。多くのヘンデル作品に息吹を吹き込んできたレザール・フロリサンだが、それでもクリスティは《メサイア》について「ヘンデルが私たちに残してくれた最高傑作の一つ」と言い切る。彼自身の作品に対する基本的な考えは変わらないが、その都度共演するメンバーたちが新しさをもたらしてくれると言う。40周年を祝うにふさわしい、どこか懐かしいけれどフレッシュな《メサイア》を心待ちにしている。