121208どうする引き継ぎ web用

どうする！？

引き継ぎ

今引き継いで、

活動をグレー

ドアッ

プ

学生 Place+

一、

自己紹介

二、

「

引き継ぎ」

の分解

三、

「

引き継ぎ」の実践

四、

「

引き継ぎ」

の本質

五、

「

引き継ぎ」

の逆襲

本日のプログラム

こんにちは。

石原達也と申します。　　

ＮＰＯ法人岡山ＮＰＯセンター

にて、

今年度より事業担当のプロ

グラムオフィサーをさせていただいて

おります。　　

学生時代に学生だけのＮＰＯ法人を設立して本格的に「ＮＰＯ業界

」

入りしてから、

はや十一年。

大学ボランティアセンター

においてのキャリ

アから数えるとＮＰＯ支援歴も十年となりました。

熱しやすく冷めにくい魔法瓶的な性格の岡山生まれ　　

双子座ＡＢ型でわさびア

レルギー

の三十五歳独身です。　

また、

鳥取にてＮＰＯ法人遠足計画の代表もさせていただいて

おり、

ＮＰＯの広報支援や子どもの遊び場、

コミュニ

ティカフェ

等の事業に取り組んでおります。

先日、

縁あっ

て雑誌

「

ソトコト」

の特集にて紹介いただきました。

いつもの、

遊び場。

本と思い出を

つなぐ古本屋。

なんでボランティアやＮＰＯって、特別な感じなのか。

なんで良いことなのに、避けられているのか？

お金の問題？時間の問題？人の問題？

少数派のまま、少数派のことにしている問題

社会課題に向かえば向かうほど、社会と遠く離れていく。

どんなイイコトも、知らなければ、ないのと同じ。

私たちは、何のためにコミュニケーションするのか

社会課題も知らなければ、ないのと同じ

NPO が活躍する社会より、

NPO がいなくても幸せな社会に。

ミッション「豊かな市民社会の実現」

ＮＰＯ法成立を実現するべく、県内の市民団体が結集し、

１９９８年前身団体設立 。完全な民間組織 。

ＮＰＯの事務・経営支援（有償自主サービス：相談、講座、代行）、

寄付基金の運営（サポート基金、ろうきん）、政策提言・調査事業、

ＣＳＲ支援、協働支援、ＳＢ / ＣＢ支援、中山間支援 etc.

年間事業規 模約 60,000千円（平時 30,000千円）職員 11名（平時 6名）

我が家のローカルルール。

ご所属

お名前。

あなたの担当を一言で言うと。

自己紹介

引き継ぎの分解

引き継ぎ↓

現在、担当している業務などが担当 者が変わっても同じように進んでいくようにすること。

だと、しまして。

引き継ぎができていないとどんなトラ ブルになりますか？

よくある引き継ぎトラ ブル↓

＊問い合せをしたら、担当 者が変わったのでわからないと言われる。

＊ 担 当 者が変わったからと、 既に決めたことを何度も 確認してくる。 聞いてくる。

＊ 担 当 者が変わったので 最初から 説明しなくてはいけなくなった。しかも 理 解されない。

＊ 担 当 者が変わったら 連絡が途絶えた。

＊ 担 当 者が変わったら 方針が大きく 変わった。

これって、引き継ぎのせいでし ょうか？

＊問い合せをしたらわからないと言われる。

＊既に決めたことを何度も 確認してくる。聞いてくる。

＊最初から 説明しなくてはいけなくなった。しかも 理 解されない。

＊連絡が途絶えた。

＊方針が大きく 変わった。

顧客情 報の 共有

公開項目の共有

事業 戦略の共有

決定 事 項の共有

方針の共有

＊問い合せをしたらわからないと言われる。

＊何度も 聞いてくる。

＊説明が理 解されない。

＊連絡が途絶る。

＊方針が大きく変わった。

顧客情 報の共有

公開項目の共有

事業 戦略の共有

決定 事 項の共有

方針の共有

顧客データ管理

Q&A の作成

戦略 立 案

議 事 録の作成

中期 計画の立 案

普段の事務体 制や組織の 戦略がきちんと 詰められていれば引き継ぎは 簡単！　　　　 ↓普段の事務をち ゃんとし、中期計画や 戦略を立てる。

どうする！？引き継ぎ終了。

と、 簡単にはいかないので

引き継ぎの分解　　 ↓①情報 共有の仕組 み化②ルーティーン 作業の 仕組 み化③ 事業 戦略立 案と共有

①情報 共有の仕組 み化　②ルーティーン 作業の 仕組 み

化　③事業 戦略立 案と共有　　　　　これができていないと …　　 ↓①利害関係者に迷惑をかける② 事業が 遅れる・できない③成果が積みあがらない

引き継ぎの実践

①情報 共有の仕組 み化【ポイント 】

＊ストッ ク情 報とフロー 情報

＊全員が必要に応じてア クセス 可

＊検索可・そもそも探しやすい

＊聞きやすい

①情 報 共有の仕 組 み化：岡山 NPO センターでは

＊メールは 常にCC にML を入れる

＊タス クや相談は ChatWork で。 朝礼もそこで。

＊基本スケ ジュールは Google カレン ダー

＊ファイルは dropbox で共有。紙は回覧。

＊申 込み受付はGoogle フォーム。 Q&A をつくる。

＊ Facebook は内向けにも行動を 発信

＊基本は 2 人。 バディで担当する。

＊山場になると 模造紙に書いて事務 所に貼る

共有すべき情報 現在の共有方法・状況

方法／担当者 留意点

1

2

3

4

5

①情 報 共有の仕 組 み化：作 業

②ルーティーン 作業の 仕組 み化【ポイント 】

＊質を 上げるために 視点を共有

＊同じことは 考えずにできる

＊すぐにできるようにする

②作 業の 仕 組 み化：岡山 NPO センターでは

＊企画 書、報 告書などはフ ォーマット 化（視点）

＊イベントや講座は チェッ クリスト 式のマニュアル 化

＊講師依頼もフ ォーマット 化（いつも 聞く事）

＊アンケート ＋報 告書もフ ォーマットで 連動

＊ Q&A などは 見本を 共有する

＊会議は終了時間と ゴールを 最初に確認

＊議事 録は決定事 項をその場で 確認・作成→共有

＊定期的に 進捗共有の機会をもつ

②作 業の 仕 組 み化：作 業

チェッ クリストを 作成しまし ょう！

作 業 名「＊＊＊＊＊」← 報 告会場 準備など

チェック欄

作業内容 使用する資料物品など

その他

③ 事業 戦略立 案と共有【ポイント 】

＊何のためにこれをしているのか？

＊それぞれの事業は全体のどこなのか？

＊軸は何で、アレン ジすべきはどこか？

③ 事業 戦略 立 案と共有：岡山 NPO センターでは

＊スタッフ 研修を定期開催し棚卸

＊スタッフに「相談」する

＊変わる前提で計画をつくる →図を書く

＊業務を 通じて理念・方針を共有する

これからの 地域に必要なのは、

コー ディネーターではなく、

プロ デューサー。

自分 達を取り 巻く社会を自分たちというツールでどうプロ デュースするか？

あなたの組織の

使命はなんですか？

事業をするのに 必要なもの

目標と資源

＊目標（成果の定義）＊資源（ヒト、 モノ、カ ネ）

目標とは、成 果の定義。

どうなったら、成 功なのか。全部はできないので、自分たちができること・すべきことを選ぶ。

目 的と 目標使命の達成

↑

目標

↑

目標

↑

目標

↑

現在

③ 事業 戦略 立 案と共有：作 業

今年度 来年度 再来年度

京都・日本でこういう存在（目標）

そのためにすべきこと（活動）

関係者の状況（学生とか）

社会の状況大きな行事・事柄

引き継ぎの本質

なんで引継ぎが 必要なのか？

なんで引継ぎが 必要なのか？

組織を 持続させるため

同じことを 続けていれば 持続するのか？

世間の変化世間の変化

世間の変化

なんで引継ぎが 必要なのか？

組織を 持続させるため

組織で実現を 目指すことがあるから

課題があるから活動がある。

組織のために、活動はあるのではない。

活動のために、活動はあるのではない。

地域の課題解 決に取り組 む民間の非営利組織。

「 使 命 の達成」が 存在理由。

そのために組織や事業を 維持するための支出は「 必要経費」。もちろん、 給料も！

実現するのは、人。計画も 仕組 みも万能ではなく、

それを 使 い、動かし、 改善する人が大 切。

目的 意識の共有！

既存のあり 方を壊す！

※これが 両 立した人 材を！

引き継ぎは ベースづくりと目的 共有のため。大きな 使命 ・組織の 存在目的・ 目線

短期的な 目標

具体的な活動・ 方法 論

基本的な事務 作業既存資源の管理

ここの自 由！

どうやって次を引っ 張る人に育ってもらうか。

どういう組織体 制にするのか？

どうやって 能力を発揮してもらうのか？

どうやって当事 者になってもらうのか？

④育ってもらう 環境：岡山 NPO センターでは

＊役割を早めに 任せる・ 責任を明確にする。

＊バディで働くようにする。 →人 脈の継 承効果も

＊積極的に相談し、相談してもらう。

＊企画 書は徹底的に 精査する。

＊無茶ぶりする。（ 責任はち ゃんととる）

＊外の人に 褒めてもらう。

＊言うことと、 姿勢を揃える

＊学ぶことを 推奨する

④育ってもらう 環境：作 業

現在行っている人 材育成や組織体 制の工夫

今 後、取り入れていきたい 工夫

引き継いでいく 準備をしなくてはいけないこと。

これからの社会を

どう引き継いでいけるように

していくか？

＊ 人 口減少。少子 多老。＊税収減。社会 保障費増。＊インフラ 補修増。＊多様な仕 事 →暮らし →課題

→ 今のままでこの解 決に挑めるか

※「持続可能性」 （サスティ ナビリティ　 Sustainability ）

私のくらしは将来も、　　　　今のまま 持続できるのか？経済も資源も増えることが前提の社会からの 脱却。

人 口構造が変化し、働く人が少なくなる …経済の持続住む 人がなくなり、コミュニティが 崩壊する … 集 落の持続観る人や 演じる人がなく、 忘れられていく …文化の持続　　

地域づくり は、　　　　　地域の課題解 決は　　　　 誰のため？地域づくりは、 行政だけの問題ではない。そもそも、行政にできることは、本当にどれだけあるのか？

「じぶんたちの 暮らし」を 守るため。 続けるため。　誰かがやってくれる？　きっとどうにかなる？　じ ぶんだけは大 丈夫？

　周りに問題はない？　　 困っている人なんていない？

5 年 後、 10 年 後を考えた「事業計画」は？

皆さんはどうしますか？

社会のステー ジを変え、つながりで解 決を実現する社会に。

課題を明らかにし、足りないものと 資源を把握し、

解 決のためのつながりを デザインする。

ボランティアとは、きっと「当事 者」になるということ。

課題をじぶんに関わるもの捉え、その解決に、当事者として取り組むこと。

気づいた人が、行動する。それをきっと、ボランティアと 周りが 呼ぶ。

引き継ぎの逆襲

最後に

引き継ぎの引き継ぎもお忘れなく！

情 報の 共有・チェッ クリスト 化をこまめに実践しまし ょう！

ご清聴ありがとう ございました。