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2018 2 7 日改訂 Adobe Experience Manager 6 Developer アドビ認定エキスパート試験ガイド 試験番号:9A0-384

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2018 年 2 月 7 日改訂

Adobe Experience Manager 6 Developer アドビ認定エキスパート試験ガイド 試験番号:9A0-384

Adobe Experience Manager 6 Developer 試験ガイド

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アドビ認定エキスパート試験について アドビ認定エキスパートの使命は、専門知識を駆使し、アドビのソリューションを利用するクライアントの価値実現を支援することです。

アドビの認定試験は、業界で認められた手順により有効性と信頼性を確保しています。試験は業界のエキスパートと連携して、認定対象業務に求められる実務的要件と目的に沿って作成されています。

このガイドは、アドビ認定エキスパート試験の準備に必要な情報を提供すると共に、どの段階で受験するかの判断材料を示すことを目的としています。試験の評価対象となる、特定の職務についての「最低限の資格基準該当者」に必要な知識と技術の概要を示します。

アドビの試験には、パフォーマンスデータを収集するために設けられた項目があり、それらは採点されません。これらの問題は、最終的な結果には影響しません。このような採点されない項目は試験内にランダムに配置されていますが、試験全体を終えるために十分な時間が設定されています。

Adobe Experience Manager 6 Developer 試験の構成 • 問題数:56

• 試験時間:100 分

• 合格点:アドビ認定試験はすべて 300 ~ 700 点の間で採点されます。各試験の合格点は 550 点です。採点スケールの詳細については、FAQ を参照してください。

試験の申し込み方法 この試験は世界共通でピアソン PSI が配信します。

• 試験名:Adobe Experience Manager 6 Developer

• 試験番号:9A0-384

• 受験料:22,325 円

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PSI テストセンターでの試験申し込み方法: 1. アドビの認定試験管理システムにアクセスします。

2. 以前にログインしたことがある場合、電子メールアドレスまたはログイン ID とパスワード

を使用してシステムにアクセスし、ステップ 6 に進みます。

3. CertMetrics に初めてログインする場合、「Never logged in before(初めてログインする)」

をクリックしてアカウントを作成してからステップ 4 または 5 に進みます。

4. 以前にアドビ認定試験を受けたことがある場合、「Click here if you have already taken an Adobe exam(アドビ認定試験を受けたことがある場合はここをクリックしてください)」

をクリックします。前回の試験登録に使用した電子メールを入力するよう求められます。

使用した電子メールアドレスを覚えていない場合は試験のスコアレポートにある情報を入

力して身元情報を確認できます。ログイン ID とパスワードをリセットするリンクが含まれ

た電子メールが送信されます。

5. アドビ認定試験を受けたことが一度もない場合、必要な情報を入力してアカウントを設定

します。フォームを送信すると、ログイン ID とパスワードの設定を求める電子メールが送

信されます。

6. CertMetrics にログインしたら、「Schedule your exam at PSI(PSI で試験を予約する)」をク

リックします。

7. CertMetrics の新しいページが表示されたら、「Click here to log in to PSI(ここをクリックして PSI にログイン)」をクリックします。

8. 試験の一覧をスクロールして受験する試験の「Schedule Exam(試験を予約する)」ボタン

をクリックします。

9. 試験の言語と場所を選択し、お住まいの地域で利用できるテストセンターのオプションを

表示します。

10. 登録が可能な日付と開始時間を選択します。

11. スケジュールの詳細を確認すると予約の確認が表示されます。

12. 支払いページに進みます。

13. 支払い処理の後、登録の詳細と領収書を含む確認の電子メールが送信されます。

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Adobe Experience Manager 6 Developer 試験の範囲 以下に示す領域の各種タスクが試験の評価対象となります。

• AEM 開発環境のインストールと設定

• AEM プロジェクトの構築とデプロイ

• AEM コンポーネントの構築

• OSGi サービスの構築

• AEM プロジェクトのトラブルシューティング

各領域に、Adobe Experience Manager Developer として求められる以下のタスクがあります。

• AEM 開発環境のインストールと設定 サポートするオペレーティングシステムに異なる実行モード(Author と Publish)で AEM をインストールできること。リモートデバッグ用にデバッグモードで AEM を開始できること。レプリケーションエージェントと Web サーバーのセットアップと設定ができること。OSGi 設定のセットアップと管理ができること。ユーザー、グループ、アクセス制御レベル(ACL)権限についても管理できること。

• AEM プロジェクトの構築とデプロイ AEM のファイル管理に使用するソースコントロールシステムを設定できること。また、Maven を使用して AEM プロジェクトをデプロイできること。

• AEM コンポーネントの構築 カスタムコンポーネントとダイアログを作成できること。また、テンプレートとページのコンポーネントも作成できること。クライアントライブラリを作成でき、out-of-the-box AEM コンポーネントを拡張できること。

• OSGi サービスの構築 Felix Web コンソールを使用して、カスタム OSGi サービスの構築、カスタム OSGi コンフィギュレーションの作成と管理、OSGi サービスとバンドルの設定と管理ができること。また、Maven 依存関係も管理できること。

• AEM プロジェクトのトラブルシューティング Web コンソールを使用してカスタムログファイルを作成し、AEM 環境別に AEM ログレベルの設定と管理ができること。AEM 開始時の正しいパラメーターを選択できること。ディ

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スパッチャーとブラウザーに関連するキャッシングの問題をトラブルシューティングでき、AEM 設定のトラブルシューティングもできること。

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試験範囲の内容の配点: 試験問題の各領域の配点は以下のとおりです(注意:各問題の配点はすべて同じであり、どの問題にも部分点はありません)。

領域 試験内容の割合 AEM 開発環境のインストールと設定 21% AEM プロジェクトの構築とデプロイ 10% AEM コンポーネントの構築 24% OSGi サービスの構築 21% AEM プロジェクトのトラブルシューティング 24%

Adobe Experience Manager Developer の職務 この試験は、現在または過去に Adobe Experience Manager Developer を担当した経験のある個人向けに設計されています。

最低限の資格基準該当者 試験に合格するには、下記に示すとおり Adobe Experience Manager Developer に求められる最低基準の知識、技術、能力を身につける必要があります。

Adobe Experience Manager Developer は単独で以下のタスクを実行できること: • AEM ユーザーストーリーを実装アプローチに変換する

• IDE で Maven を使用して OSGi サービスとサーブレットを作成する

• Web コンソールを使用して OSGi サービスを設定する

• CRX リポジトリ内で OSGi 設定を管理する

• AEM テンプレートとカスタムダイアログ付きページコンポーネントを作成する

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• ダイアログ付き AEM カスタムコンポーネントを作成する

• クライアントライブラリをセットアップする

• Developer Author インスタンスをセットアップする

• Developer Publish インスタンスをセットアップする

• CRX パッケージを作成して管理する

• VLT を使用して、JCR からファイルシステムへコードの読み込みと書き出しを行う

• AEM ワークフローを設定する

• ローカル環境のトラブルシューティングと問題の解決を行う

各種 UNIX(LINUX、Solaris)、Windows Server、業界標準の Web ブラウザーにも習熟している必要があります。

この試験の最低限の資格基準該当者に想定される職務経験 通常、以下の職務経験を持つ Adobe Experience Manager Developer が最低限の資格基準該当者となります。

• 通算 2 年以上の CMS 経験

• 1 年以上の CQ 5.x/AEM 6.x 経験

• 2 年以上の Java 開発者経験

• HTML、JSP、JSTL/タグライブラリ、JavaScript/jQuery、ExtJS フレームワークを理解している

• HTTP と REST、XML、JSON を理解している

• JCR、Sling、OSGi を理解している

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受験の準備に役立つトレーニング

トレーニングの必要性 受験前にトレーニングが必ず必要なわけではありませんが、トレーニングにより Adobe Experience Manager Architect に必要な知識と技術を大幅に向上できる可能性はあります。もっとも、トレーニングのみで合格に必要な知識とスキルを得ることはできません。合格に必要な知識を得るには、実務で成功経験を積むことが不可欠です。

アドビパートナー向けトレーニング アドビソリューションパートナーの皆様には各種のトレーニングとリソースをご利用いただけ

ます。リソースにアクセスするには、アドビ ID で Solution Partner Portal にログインしてトレー

ニングのランディングページに進みます。このページで興味のあるソリューションを選択し

て、オンデマンドや講師によるコース、またはオンサイトなどのトレーニングオプションにア

クセスできます。

• オンデマンドによるトレーニング:パートナーの皆様すべてに営業、技術、配布など

の役割に応じたオンデマンドのトレーニングリソースを提供しています。これには自

己学習モジュール、e セミナービデオ、小テスト、試験、そして理解度を把握できる

練習テストなどがあり、このすべてに無料でアクセスできます。

• 仮想インストラクターによるトレーニング:ビジネスレベルまたはそれ以上のレベル

のパートナーの皆様は、学習管理システムを介して仮想インストラクターによるト

レーニングを受講することができます。このトレーニングは 100% カバーされます。

• 講師によるトレーニング:パートナーの皆様には Adobe Digital Learning(ADLS)から

配信されるトレーニングにもご参加いただけます。Adobe Digital Learning Services では

すべての役職をカバーする総合的かつ実践的なコースを用意しています。仮想クラス

ルームまたは世界中のアドビトレーニングセンターで実際にアドビエキスパートが行

うコースを受講できます。コースは有料ですが、パートナーソリューションプログラ

ムのパートナーレベルに応じた割引(15 ~ 30%)をご利用いただけます。

• オンサイトのトレーニング:オンサイトトレーニングは弊社のスタッフが貴社にお伺

いするか、貴社チームを弊社のトレーニングセンターに招いて行うもので、必要な知

識がすばやく身に付きます。Adobe Digital Learning Services では、貴社チームのために

柔軟で便利な仮想形式または対面形式を用いた講師によるトレーニングをご用意して

います。コースの内容は貴社に固有の学習要件に合わせてカスタマイズすることが可

能です。

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上記に加えてパートナーの皆様は Certification Learner Journeys、Certification Paths、および無償の

認定準備コースもご利用いただけます。数々の役立つリソースにアクセスする方法について

は、Solution Partner Portal Certification ページをご覧ください。

Solution Partner Portal への登録がまだの場合はこちらの手順に従い登録を済ませてください。

公開トレーニングコース Adobe Experience Manager Developer 職務に関連するコースをご紹介します。コース内容の説明を参考に、現在の知識と技術レベルに合うコースをお選びください。Adobe AEM トレーニングの一覧については、こちらをご覧ください。

受験時期を判断するには 試験の合格を保証するものはありませんが、実践経験が豊富でトレーニングを多数こなすほど、合格できる可能性が高くなります。到達度を把握するには、下記の自己査定準備シートをご利用ください。

実践経験 アドビの試験では特定の職務に関する知識と技術が評価されるので、このガイドに記載された最低基準の実務経験を積むことが最も効果的な受験準備方法の 1 つです。

自己査定準備シート 次の作業シートを使って試験項目を確認し、到達度の確認にご利用ください。引き続き準備が必要と思われる項目がある場合は、トレーニングが必要か、実務経験が必要か、両方必要かを判断します。

項目 はい いいえ AEM 開発環境のインストールと設定 AEM でサポートするオペレーティングシステムにインストールできる

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AEM を異なる実行モード(Author と Publish)でインストールできる

AEM をリモートデバッグ用にデバッグモードで開始できる レプリケーションエージェントのセットアップと設定ができる

Web サーバーのセットアップと設定ができる OSGi 設定のセットアップと管理ができる ユーザーとグループを管理できる アクセス制御レベル(ACL)権限を管理できる 項目 はい いいえ AEM プロジェクトの構築とデプロイ AEM でファイルを管理するためのソースコントロールシステムを設定できる

Maven を使って AEM プロジェクトを構築し、デプロイできる

項目 はい いいえ AEM コンポーネントの構築 カスタムコンポーネントとダイアログを作成できる テンプレートとページのコンポーネントを作成できる クライアントライブラリを作成できる out-of-the-box AEM コンポーネントを拡張できる 項目 はい いいえ OSGi サービスの構築 カスタム OSGi サービスを作成できる カスタム OSGi 設定の作成と管理ができる Felix Web コンソールを使用して、OSGi サービスとバンドルの設定と管理ができる

Maven 依存関係を管理できる 項目 はい いいえ AEM プロジェクトのトラブルシューティング Web コンソールを使用してカスタムログファイルを作成できる

AEM 環境別に AEM ログレベルの設定と管理ができる

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AEM 開始オプションによって、AEM 開始時の正しいパラメーターを選択できる

ディスパッチャーとブラウザー関連のキャッシュの問題をトラブルシューティングできる

AEM 設定の問題をトラブルシューティングできる

模擬試験問題 試験にどのような問題が出題されるかを感覚的に理解するために、以下の模擬設問を解いてみてください。ここでの結果は、実際の試験での結果を示すものではありません。試験準備を十分に行うために、この試験準備ガイドで、出題範囲のトピックおよび目的をしっかり確認してください。正解は、この試験ガイドの最後に記載されています。

1. シンプルバージョン管理とフルバージョン管理の違いは何ですか。

A. シンプルバージョン管理には mix:simpleVersionable ノードタイプ、フルバージョン管理には mix:versionable ノードタイプが必要

B. シンプルバージョン管理ではシステム固有プロパティのみのバージョンが管理され、フルバージョン管理ではすべてのプロパティのバージョンが管理される

C. どちらのバージョン管理も同じで、mixin タイプの名前以外の違いはない D. シンプルバージョン管理では、前バージョンの直後に後続バージョンとしてバージョン

が追加される

2. ワークフローのステップとして、スクリプトを実行します。どのワークフローステップを選択しますか。

A. 参加者ステップ B. プロセスステップ C. コンテナステップ D. スプリットステップ

3. URL を変更してプレビューモードに切り替えたい場合は、どのように操作しますか。

A. URL にパラメーター wcmmode=preview を追加する B. URL にパラメーター request=preview を追加する

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C. URL の最初のセレクターとして preview を追加する D. URL にサフィックス preview を追加する

4. セレクターが print.a4、URL の拡張子が html の場合、Sling でレンダリングされるのはど

のスクリプトですか。

A. print.html.jsp B. a4.html.jsp C. print.a4.jsp D. a4.jsp

5. JCR ワークスペースのルートノードを取得するには、どれを使用しますか。

A. jcrSession.getRootNode(); B. node.getRootNode(); C. slingRequest.getPath(“/”); D. com.day.cq.commons.jcr.JcrUtil.getNode (“/”);

6. OSGi バンドルをインストールするには、Apache Felix Web OSGi コンソールのどのタブ

を使用しますか。

A. 「OSGi Installer」タブ B. 「Bundles」タブ C. 「Services」タブ D. 「Components」タブ

7. OSGi バンドルが実行しているかどうかは、Apache Felix Web OSGi コンソールでどのよ

うに確認できますか。

A. 「Bundles」タブを選択する > バンドルがリストされていることを確認する > ステータスが「Active」であることを確認する

B. 「Configuration Status」タブを選択する > 「Bundles」タブを選択する > OSGi コンポーネントがリストされていることを確認する

C. 「Components」タブを選択する > バンドルがリストされていることを確認する > ステータスが「Active」であることを確認する

D. 「Services」タブを選択する > OSGi コンポーネントがリストされていることを確認す

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る > ステータスが「Active」であることを確認する

解答 試験にどのような問題が出題されるかを感覚的に理解するために、以下の模擬設問を解いてみてください。ここでの結果は、実際の試験での結果を示すものではありません。試験準備を十分に行うために、この試験準備ガイドで、出題範囲のトピックおよび目的をしっかり確認してください。正解はこの試験ガイドの最後に記載されています。

1. シンプルバージョン管理とフルバージョン管理の違いは何ですか。

正解:D - シンプルバージョン管理では、前バージョンの直後に後続バージョンとしてバージョンが追加される

2. ワークフローのステップとして、スクリプトを実行します。どのワークフローステップを選択しますか。

正解:B – プロセスステップ

3. URL を変更してプレビューモードに切り替えたい場合は、どのように操作しますか。

正解:A - URL にパラメーター wcmmode=preview を追加する

4. セレクターが print.a4、URL の拡張子が html の場合、Sling でレンダリングされるのはどのスクリプトですか。

正解:A - print.html.jsp

5. JCR ワークスペースのルートノードを取得するには、どれを使用しますか。

正解:A - jcrSession.getRootNode();

6. OSGi バンドルをインストールするには、Apache Felix Web OSGi コンソールのどのタブを使用しますか。

正解:B - 「Bundles」タブ

7. OSGi バンドルが実行しているかどうかは、Apache Felix Web OSGi コンソールでどのように確認できますか。

正解:A - 「Bundles」タブを選択する > バンドルがリストされていることを確認する > ス

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テータスが「Active」であることを確認する

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