バリアントール工場見学
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バリアントール工場見学2016年7月23日(土)
報告会
2016年8月20日 CUD友の会 西岡大祐
見学の経緯• 2015年12月、CUD友の会で2016年の活動計画を話し合い中に提案。7月実施(とは言いつつ実際に見学できるのか…という懸念はありました)
• 2016年5月、伊藤光学の小坂さんに 打診、ご快諾頂く。以後、伊藤光学さん、CUD友の会、名古屋の「人にやさしい色づかいをすすめる会」の三者で段取りを進める
• 2016年7月、見学実施。参加者10名(CUD友の会2名、人にやさしい色づかいをすすめる会3名、賛助会員2名、CUDO 3名)
見学内容
• 日時:7月23日(土) 見学会 14:00-16:00 懇親会 17:00-
• 場所:伊藤光学工業株式会社 本社工場(愛知県蒲郡市)※以下、伊藤光学さん
• 見学コース
• 会社案内および、レクチャー
• 工場見学 ~成形工程~染色工程~蒸着工程~切削工程~ (おことわり:実際の製造の順序ではありません)
• 懇親会(でらうま焼肉家 丸金)
記念品頂きました
会社案内および、レクチャー分館会議室
スライドで解説して頂きました
• 伊藤光学さんの小坂恭史さんと伊藤明香さんにご案内頂きました。
• 伊藤光学さんは今年なんと創立60周年!
• レンズのコーティング技術がすごい!
• 普通の眼鏡レンズでは7-8層
• バリアントールではなんと33層!
眼鏡レンズ 製造工程•生地
•洗浄
•染色
•洗浄
•ハードコード
•検査
•硬化
•洗浄
•凸面真空蒸着
•凹面真空蒸着
•検査
•パッケージング
ここが見所
バリアントールの膜構成
• これだけ蒸着させるにはものすごい技術が必要です
いざ工場へ防塵体制!
・生成工程
・染色工程
・蒸着工程
・切削工程
眼鏡レンズ成形工程本社工場
手作業での生成• レンズの元になるプラスチックレンズの注入と生成を行っています
• カーテンの奥で少人数で作業されてました
• 色々と企業秘密があるみたいです
• 生成から製造まで一貫して行っているメーカーは非常に少ないそうです
洗浄
• 何回も洗浄を繰り返します
• 各工程の後にあります
眼鏡レンズ染色工程第3工場
イーガ発見 !
• 長時間かけて着色を行います(12時間?~2日)
• 見本がたくさんあります
眼鏡レンズ蒸着工程第3工場
バリアントールの要となる工程
• 真空蒸着を行う機械(1台なんと約2億円!)
• 小窓から中の様子が少しだけ見られます
蒸着用のレンズ台
• これにレンズをセットしたあと、蒸着機の中へセットします
• 蒸着機の中を真空にしてコーティング剤を吹き付けます
• レンズを載せた台を人がそのまま運んでいてちょっと驚きました
これを 3 3層なら 3 3回!
レンズを外したところ
眼鏡レンズの切削工程第5工場
小坂さんこだわりの工場だそうです
ちなみに
ほとんどが機械化されている
• 特殊なレンズでは人が作業する場合もある
• 次のスライドはこの機械の中の様子
切削されたレンズの仕分け
常に水をかけた状態で削っていきます
切削中
人が作業する場合はここで行うそうです
切削台
この天井を通る パイプは何でしょうか?
ここで問題
削りかすを処理するためのパイプ
答え
最終的に処理する機械に運ばれます
濾過した水は再利用
まとめ
バリアント-ル工場見学
• 2016年7月23日(土)10名で伊藤光学工業株式会社へ訪問
• 成形、染色、蒸着、切削の過程を見学
• 眼鏡レンズのすべての工程を自社で行っているところは少ない
• バリアントールは33層もの蒸着を行っており(通常の眼鏡レンズは7-8
層)、徹底した品質へのこだわりが無ければバリアントールは作れないということがよく分かった
• 伊藤光学さんの小坂さん、伊藤さん、名古屋の「人にやさしい色づかいをすすめる会」の富永さん、MLで色々と心配して下さったCUD友の会世話人の方々のおかげで実現できました
懇親会などおまけ
工場に併設された売店にて
ありがとうございました
CUD友の会も名刺作りましょうか(笑)