5 わがまちのプラチナ構想【大分】pdf
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パラスポーツツーリズム(仮称)に
みる「プラチナランド・大分」構想
大分県 関 隆晴
本構想の目次・進め方
・背景 ~大分の「強み」と「外部環境」
・構想案 ~「パラスポーツツーリズム」の紹介
・構想案を実現させるために ~必要条件
~スケジュール
~実行体制、実行予算
~目標値・成果指標
背景~SWOTにみる大分の「強み」①
大分県「他者に寛容で、地域ごとに独立した新風進取の県民性」
南蛮文化(西洋音楽等)
オンパク 小藩分立(一村一品)
グリーンツーリズム
神仏習合
湯布院方式 昭和の町
APU
皆がまとまりゃ~強い!
=「地域づくりのメッカ」 (辻野)
背景~SWOTにみる大分の「強み」②
大分は「車いすマラソンの聖地」かつ 「障がい者スポーツの先進県」である
大分合同新聞 平成24年3月4日(日)朝刊
「スポーツオブハート」
第30回記念大分国際
車いすマラソン大会
(20か国・307名参加)
故・中村裕博士
世界に冠たる「ブランド」
背景~SWOTにみる大分の主な外部環境?
地域間競争の時代
九州新幹線全線開通
多様なツーリズム構築
高齢化
大分が将来的に取り残されないよう、
内部の「強み」と、外部の「機会」を活かした、
横断的かつ新しいオリジナル戦略を!
2008年おおいた国体・おおいた大会の「その後」?
健康志向
絆と元気(スポーツの力:ロンドン五輪)
構想案~「パラスポーツツーリズム」戦略①
(概要)大分にしかできない「創造型需要」
(目的)
障がい者スポーツのイベント拠点化による 大分への選手等の誘致
1 障がい者の社会参加と競技力向上と啓発
3 医療・福祉産業の集約で高度福祉化
2 県内各地域の活性化
(イベント例) ・パラリンピック日本代表候補選手合宿 ・ジャパンパラリンピック ・スペシャルオリンピックス ・その他、各種競技団体主催の大会や合宿 等
構想案~「パラスポーツツーリズム」戦略②
(商品価値の可能性~ツーリズムと市場規模)
・ 国内市場は未開拓な”ツーリズム分野のニッチ系商品”
→大分には高い実績・基盤あり(複数のIPC公認大会) →健常者のスポーツ環境の改善へも波及する可能性
・ 障がい者スポーツを取り巻く環境~競技人口の増加?
→東京都実態調査(H23.8)「スポーツをしている障がい者の割合」
障がい者全体の66.1%(<都民全体:79.6%)
→全国の障がい者手帳登録者(約650万人)に当てはめてみると・・・ ~現在スポーツをしている人の予想数:約430万人 ~理想値(79.6%)を達成した場合の数:約520万人
∴ 全国「400~500万人(潜在需要90万人)規模の市場」
構想案~「パラスポーツツーリズム」戦略③
1 障がい者の社会参加と競技力向上と啓発
<期待される効果とその具体方法(案)>
・ 障がい者全体にとって、スポーツや社会参加の気運高揚
→地元内外の障がい者施設・事業所からの見学・応援
・ 参加選手の競技力向上
→選手向け競技イベントとして「○○大会」「○○記録会」を同時開催
・ 地域への啓発と定着化(一部後述)
→「選手と地元との交流行事」(スポーツ、観光、シンポ)
・ 関連施設のバリアフリー化
→開催定着を通じた意識付け
構想案~「パラスポーツツーリズム」戦略④
2 地域の活性化~県内市町村等との連携
・地域別合宿・交流システム ~多様な地域の個性「大分らしいアトラクション型」合宿環境 ~県内各地に競技施設(大分、別府、中津、佐伯・・・) ~他者を気軽に受け入れる「おもてなし」型受容文化
~宿泊業の多さ=「スポーツ+α」要素(別府、湯布院、GT) ~「スピーディーな合宿運営」と「スローで快適な滞在環境」
・優れた県内人材の有効活用 ~(スポーツ) 総合型地域スポーツクラブ(地区民全員が会員!) 障害者スポーツ指導員、ボランティア (交流行事) 観光ガイド、元気な高齢者(夢のぼり等)
地域の高齢者の積極的な参画!
構想案~「パラスポーツツーリズム」戦略⑤
3 医療・福祉産業の集約で高度福祉化
「単発イベントに終わらせない、雇用と産業を創るには?」
→「合宿や大会等、障がい者スポーツ環境と 産業との連携・融合」
→「障がい者の課題を解決するための研究開発の場」と しての情報提供と産業や学問の集約化(留萌の大分版モデル)
例:和歌山県立医科大学、熊本機能病院(最新の運動測定機器)
「東九州メディカルバレー構想」との連携
(「子育て満足度日本一」等との連携も)
構想案の実現に向けて①
(必要条件)
・「おおいたパラスポーツツーリズム推進宣言」
・「おおいたパラスポーツツーリズム推進基本計画」の策定
・「大分県スポーツツーリズム推進協議会」の改組・分科化
・「大分県産業創造活力戦略」「基本計画(企業立地)」改訂
・関係団体(障がい者スポーツ、宿泊、交流)との調整
・経費捻出・算定
・受入前の研修
スポーツツーリズムを観光の分野にとどまらせない
障がい者スポーツを福祉の分野にとどまらせない
~知識と情報の整理~
構想案の実現に向けて②
(実行体制)~「大分県スポーツツーリズム推進協議会」の改組・分科化
大分県パラスポーツツーリズム推進協議会
産
ホンダ太陽
誘致企業
観光関係団体 等
学 官 人(地域)
大分大学 等 TO(事務局)、
障体協、県
(観地、障福、教委、
企業立地)、
関係市町村 等
障スポ団体、
総合型クラブ、
指導者協議会
選手代表 等
(スケジュール)
構想案の実現に向けて③
(目標値・成果指標)
・誘致競技団体数
構想案の実現に向けて④
・企業誘致件数
・参画した総合型クラブ数 ・地元雇用創出数 等
・参加した指導員数
(事業予算)~合宿誘致に係る経費
・大分県地域活性化総合補助金(初回/ツーリズム枠、地域磨き枠 等)
・寄付金(実行委員会方式~合宿時:介助込の助成経費:1人あたり○円)
・他新規(団体等誘致、バリアフリー関連)又は通常の予算
ご静聴ありがとうございました
待っちょんでー
「プラチナランド・大分」! スローな環境でも
まとまりゃ~できる!