20120320-ohashi2
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3月31日 宮古市と漁協の接続
宮古市役所
宮古市本来のN/Wは復旧が確認されていない
宮古漁協ビル
宮古市内のNTT光網は回復して
いる(市役所周辺は未確認)
田老漁協
田老総合事務所2階HUB
!"#$%&水産課・林産課3階
総合事務所と漁協は!無線LANで接続する
関係課のみ
PC'3G 2階から3階にLANを敷設
漁業の支援N/W
緑色はすでに復旧または対策済み黄色は未確認、青系のところを着手予定
避難所へのインターネット環境の構築・提供は、WIDEのチームやNTT東日本など様々な組織・団体によって着々と整備された。
しかし、整備されたインターネットコーナーが子供のおもちゃになっていると言う話が・・・
• 自治体の機能が回復するにつれてPCの台数の不足が目立ってきている。• 避難所での通信環境/インターネット接続環境などは、地域毎のばらつきは あるものの、徐々に整ってきている。 ただし、単にPCがあっても利用者は多くはない。• 情報へのニーズが無いわけではなさそう。• 仮設住宅に移った後の情報の提供方法なども課題
高齢者の多くは、もともとパソコンやインターネットが苦手
避難所で情報収集をしたくても、自分では操作が出来ない
インターネットコーナーに人を配置して情報収集の支援を ! !
県と相談して「シニアICTサポート事業」の内容を変更避難所内にICT利活用支援センターを開設(宮古市田老)- 安否確認などをはじめとして様々な情報検索をお手伝い
運営管理業務
避難所ボランティアセンター
運営業務
ボランティア派遣
仮設住宅
被災者 被災者
被災地区ICT利活用支援センター
他地区ICT利活用支援センター
県・市町村
支援 支援 支援 支援
連携 連携
支援組織(企業・NPO・団体等)
連携
設置場所: グリーンピア避難所 (避難者700名) 体制: 4月から現地に1名、6月から2名体制インターネット端末コーナーをセットして相談を受け付ける形にした。 当初は情報検索支援: 安否確認 などから徐々にハローワークの求人情報検索支援などに移行してきた。 さらに仮設住宅に移ってからは就職のためのPCスキル習得を目的としてワード ・ エクセルの講習会などを求められている。
講習会: インターネット ・ ワード ・ エクセル 診療所医師:座談会 > 仮設住宅の見守り支援の実現 遠隔健康管理システムの実証実験
ICT利活用支援センター の成果 (宮古市田老地区)
設置場所: 大槌町役場 体制: 6月から1名 (町が雇用した臨時職員3名とチームを組んで)大槌町ホームページを作成
復興支援室の臨時ホームページの内容を拡充しつつ、町の公式 ホームページを制作、2012年1月4日公開 / 3月1日 IIJクラウド+Joruri ベースのホームページに移行
http://www.town.otsuchi.iwate.jp/
ICT利活用支援センター の成果 (大槌町)
災害現場で本当に必要なものは何だったのか
- 遠野市の後方支援構想 (平成20年に大規模防災訓練を実施)- 平成19年11月 9市町村による後方支援推進協議会 設立 釜石市/宮古市/大船渡市/陸前高田市/住田町/大槌町/山田町/川井村(現宮古市)- 遠野市の立地環境 半径50Km、各市町村まで1時間圏内 沿岸の宮古市/山田町/大槌町/釜石市/大船渡市/陸前高田市、 内陸の盛岡市/奥州市までをカバーできる。- 平成20年度東北方面隊震災対処訓練(みちのくALERT2008) 平成20年10月31日/11月1日の2日間 岩手・宮城25市町 参加人員18000人 車両2300台 航空機43機
災害現場で本当に必要なものは何だったのか
- 役場庁舎が被災すると住民が大変悲惨- 自家発電を装備していた旧田老町役場- 自家発電の整備と併せて複合的な通信確保をすべき- クラウド環境を推進してデータを物理的な制約から自由に。
災害現場で本当に必要なものは何だったのか
Ⅰ. 普段使っている道具は、いざというときこそ使いたい- 携帯電話が使えないことに大きな不満が、、、、。- ラジオが唯一の情報源? あとは近隣住民の口コミ
地震直後、岩手・宮城両県の沿岸部・内陸部では、情報ツール・情報機器がほとんど利用できない
「情報の空白地帯」と言うべき深刻な状況となった。
iSPP 東日本大震災情報行動調査報告書より
災害現場で本当に必要なものは何だったのか
Ⅲ. ふだん使えない道具は、いざというときにも使えない- パソコンやインターネットが使えなくても、、、困らない?? - 情報の入り口は多いほうが良い。- 普段からITリテラシーを向上させることが必要。
災害現場で本当に必要なものは何だったのか
震災直後、色々な団体や組織が避難所にインターネット接続環境を構築した。(例 NTT : 岩手県内89か所にインターネットコーナー)
避難所として指定している公民館や学校などは、普段から一般用に開放されたネットワークを整備しておくべきではないか
公民館や学校などの一般開放ネットワークを活用して普段からITリテラシー向上のための活動を進めていく。
インターネット環境構築マップ