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TOYO UNIVERSITY 11
1単位の意味
単位制とは、授業科目の内容に応じて単位を定め、一定の基準に沿って、授業科目を履修し試験等に合格することによって、その授業科目の単位が認定される制度をいう。履修に必要な標準的な学習時間を一定の単位化した数値で示すことによって、各授業の量的な重みを明らかにし、進級や卒業資格などの量的な判断として単位が使われる。
【45 時間の学修が1単位へと結びつく】
○単位の計算方法 各授業科目の単位数は、大学設置基準により、1 単位の履修時間を教室内(授業時間)および教室外(自習時間)を合わせて 45 時間とし、授業の方法に応じて、次のように規定されている。なお、大学の授業時間 1 時限(90分)は、2時間の授業として計算される。
例えば講義科目は、原則として、毎週1時間 15 週の授業で 1 単位とし、授業に対して 2 時間の授業時間外の学修が必要である。授業を受けただけでは、単位は取得できない。
種 別 1単位の計算方法
講義・演習
実習・実験・実技
15〜 30時間の授業をもって 1単位とする。
30〜 45時間の授業をもって 1単位とする。
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○単位の実質化 前記のように、授業科目の内容によって授業時間の他、自習時間の長短が定められている。例えば、半期 2 単位の講義科目の単位を実質化させるためには、毎週 4 時間の自習時間が必要となる計算である。 外国語や演習科目は、多くの場合、予習・復習といった自習を必要とされる。しかしながら、講義科目について自習をしている学生がどれほどいるだろうか。授業時間を充実したものにするには、教室外での自習を促し、自習時間の使い方について、学生に理解させ、自習内容の具体的指示の必要がある。 また、適正な授業回数の確保、単位の実質化の観点から、休講に対して補講措置が求められている。
授業時間以外での学習を促す事例
授業時間外の学修を習慣づけることを目的とし
● シラバスで宿題を提示する● 毎回の授業の冒頭でミニテストを行う● 授業へのフィードバックをレポートとして課す● 学生にポートフォリオを作らせる
✓やらせっぱなしは禁物、課題は必ずフィードバック