東工大生 on zoom ! - 2021 8 26
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東京工業大学 清華大学 大学院合同プログラムNews Letter Vol. 2021-02
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平素より本プログラムをご支援頂き誠に有難うございます。今回もたくさんの話題をお届けいたします。お楽しみ頂けますと幸いです。
2021年夏を前にした6月下旬、日本国内ではコロナ感染症の第4波収束の気配が見え始め、10都道府県に出されていた緊急事態宣言が6月20日に沖縄を除いて解除されました。この年の2月中旬から始まった日本国内でのワクチン接種が医療従事者から高齢者へと進みつつあり、感染者数は落ち着きをみせるだろうという期待の中、本プログラムでは清華大生の東工大への渡航再開を見据え、受入準備を本格化させつつありました。しかし7月に入ると、コロナウィルス変異種「デルタ株」が日本でも猛威を振るい始め、あっという間に東京の1日の感染者数が2000人を超える状況となってしまいました。東京都はオリンピック開催を目前に控えていたため、デルタ株の蔓延予防措置として、7月12日に4回目となる緊急事態宣言を発出しました。しかし感染者数は増加の一途をたどり、8月13日には東京都の1日の感染者数は過去最高の5908人に達しました。そのため日本政府の水際対策は最高レベルが維持される状態が続き、留学生の派遣・受入の再開が遠のいてしまいました。
本プログラムでは、双方の学生達が渡航できない期間が長期化してきた中、何とか学生同士の交流の機会を増やし、言葉を交わしてつながる機会を作りたいという想いから、東工大生と清華大生がオンラインで交流するZoom交流会を企画しました。この交流会は、参加者を両校の学生のみに限定し、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使って参加者を小さなグループ内で話せる環境を作り、話題
特に、今回は東工大生が積極的に中国語で話をしていて、オブザーバーとして参加した中国語講師の真鍋先生や中国事務所の王亜民も、彼らの中国語のレベルの高さに驚いていました。
この日はブレイクアウトルームをコース別に3つ作成し、各ブレイクアウトルームでは最初に自己紹介をした後、自由に話をしてもらいました。最初はお互いに初めて顔を合わせる学生同士、緊張もあったようですが、自己紹介後にはお互いの
東工大生 – 清華大生 学生交流会 on Zoom ! 開催しました - 2021年8月26日
等は限定せず、学生同士が好きな言語で自由に話が出来るようにしました。初めての開催となった8月26日は、東工大から16期生2名と17期生2名、清華大からは16期生1名と17期生5名が参加してくれました。
▲最後にみなさんで記念撮影!
▲バイオコースの部屋
▲ナノテクコースの部屋
▲社会理工学コースの部屋
終了後、学生達からのコメントは、「あっという間に時間が過ぎたと感じた」、「かなり打ち解けたのでは」、「中国語を学習中の日本人学生にとって言語を使う良い機会になった」、「中国語を頑張るモチベーションになった」など、楽しんでもらえたようでした。留学が再開されるまでの間は、定期的にこのような機会を作り、学生同士のつながりをサポートしていきたいと考えています。
大学の履修方法や研究環境について情報交換をしたようです。
発行:国立大学法人東京工業大学 東京工業大学・清華大学大学院合同プログラム事務室大岡山キャンパス西8号館E棟201号室 t : 03-5734-7650 / e : [email protected]
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東京工業大学 清華大学 大学院合同プログラムNews Letter Vol. 2021-02
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東工大17期生・清華大18期生 Welcome Event 開催!- 2021年 9月22日
プログラムでは今年4月に東工大に入学した東工大17期生6名と、この9月に東工大に入学した清華大18期生8名を歓迎するオンラインイベントを2021年9月22日に開催しました。この日、両校の学生計14名全員と、両校のプログラム担当の教員を始め、東工大・清華大の指導教員のも多数参加しました。また今回初めて日本のNPO法人「アジアの新しい風」より2名の方々もご参加くださいました。
このWelcomeイベントでは、両校の学生が一人ずつPPTを使って自己紹介をし、その発表後に受入れ側の大学の教員が、一言メッセージを学生に贈る方法で進めました。
清華大18期生の自己紹介では、日本を含む様々な国への旅行経験や好きな食べ物、趣味や清華大学での幅広い活動の様子などを紹介してくれました。とりわけ日本文化のアニメや音楽、テレビドラマなどに興味がある学生達も多く、全て流暢な日本語で自己紹介をしてくれた学生もいました。清華大生のプレゼンからも、日本に留学出来る日を心待ちにしている様子が伝わり、そんな彼らに東工大の受入教員の教員からも温かい歓迎の言葉が贈られて、終始和やかで穏やかな楽しい時間でした。
本来であれば、東工大17期生はこの時期清華大学に留学していて、清華大学では実際に清華大18期生との交流できているはずです。が、今はまだ両国のコロナ感染症への警戒レベルが高く入国制限が厳しいため、双方への留学が中止されている状態です。一方、世界的にワクチン接種が進んでいる状況から、今後この状態が改善する日が必ずやってきます。両大学での受入が再開された際には、学生達には研究だけにとどまらず、プライベートな時間でも様々な経験を重ねて多くの人々と出会い、貴重な留学生活を存分に楽しんでもらえればと思っています。そのためにも、今後もプログラム生同士がつながる機会を作っていけるようサポートしていきたいと考えています。
先ず最初は東工大17期生6名が自己紹介をしたのですが、今年も6名全員が中国語でプレゼンをし、好きな食べ物や得意なスポーツ、旅行経験などをたくさんの写真とともに紹介してくれました。そんな学生達からは清華大学に留学する日をとても楽しみにしている様子が伝わってきました。各学生のプレゼン後には清華大の受入れ教員より温かい歓迎と励ましの言葉がありました。更に、清華大学の教員からは東工大生の中国語のレベルの高さに、驚きと賞賛の声が上がりました。東工大17期生の中には、今年4月から本格的に中国語を学習し始めた学生もいたのですが、短期間でここまで上達している事に、彼らの中国留学に対する強い熱意が感じられたプレゼンでした。
最期に全員で記念撮影
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東京工業大学 清華大学 大学院合同プログラムNews Letter Vol. 2021-02
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本プログラムの東工大15期生の皆さんは、中国留学中に現地で拡がり始めたコロナウィルス感染症の影響を受けて、留学途中だった2020年2月、急遽日本への帰国を余儀なくされました。そのため、その後の研究計画などにかなりな影響があり、東工大と清華大、両校での学位取得には大変な苦労を強いられています。このような大変な状況にもかかわらず、東工大を予定通り修了されました事に敬意を表すると共に、今後の清華大学での学位取得を目指して引き続き頑張って頂けるようエールを送りたいと思います!
東工大15期生 7名が 東工大 を修了しました!
2021年9月24日、東京工業大学大岡山キャンパスでは今年度の学位記授与式が行われました。この日、東京都では緊急事態宣言が発出されていたため、式典は厳しい感染症対策が取られた中で執り行われました。今年は学位記授与を受ける学院の代表学生に加え、全ての修了生が参加できる形としたため、人との距離を十分にとれる講堂にて開催されました。午後の部で行われた修士・博士課程の学位記授与式を終えて、修了証を受け取った清華プログラム東工大15期生のうち7名は、本館前に集合し記念撮影を行いました。
▲清華大学14期生・15期生と王亜民さんで卒業記念撮影
2021年6月26日、清華大学では学位記授与式が行われました。昨年度はコロナの影響で開催されなかったこの式典に、今年は今年度の卒業生に加えて昨年度の卒業生の参加が認められ、盛大に式典が行われた模様です。右の写真は式典を終えて、合同プログラムの横断幕と共に記念撮影をした昨年度の修了生- 清華大14期生と、今年度修了した清華大15期生の皆さんです。卒業をお祝いするため、東工大中国事務室の王亜民も記念撮影に駆けつけました。また、清華大学が留学生の受け入れを禁止しているため、東工大生は未だ清華大学キャンパスに戻れず、式典には参加できませんでしたが、東工大15期生ナノテクノロジーコースの臼井慧さんと、同じく東工大15期生社会理工学コースの西島光弘さんが、清華大留学期間中に日本に帰国するという緊急事態に見舞われながらも研究を続け、見事に今期で学位を取得し学位記を手にしました。皆さん、ご卒業おめでとうございます!
祝・修了! 清華大14期生・15期生が清華大学を修了しました!
記念撮影にはナノテクノロジーコース長の中嶋健教授、社会理工学コース長の猪原健弘教授も駆けつけ、学生の皆さんに笑顔で卒業祝福の言葉を贈っていらっしゃいました。
▲東工大15期生の皆さん、中嶋先生、猪原先生で卒業記念撮影!