議場コンサート：４面参照

緊急対策予算の「表決」

　経済の下振れリスクに対応するための緊急経済対策や、２度にわたる新型コロナウイルス緊急対策補正予算を可決しました。

緊急経済対策道路・河川等のインフラ基盤の防災機能強化事業など

約514億円

新型コロナウイルス緊急対策

第１弾 コールセンターの設置など 約４億円

第２弾入院・外来医療体制の強化、生活福祉資金の拡充など

約26億円

　「兵庫2030年の展望」などを踏まえたリーディングプロジェクトや「第二期兵庫県地域創生戦略」の推進など、「すこやか兵庫」の実現に向け、兵庫の未来を切り拓

ひらく新たな取組を

積極的に展開するための、予算（総額３兆9,549億円）を可決しました。

緊急経済対策及び新型コロナウイルス緊急対策にかかる補正予算を可決

令和２年度当初予算を可決 （３月23日）

第347回 ２月定例県議会の概要（２月18日～３月25日）

総額３兆9,549億円対前年度比104.6％

令和２年度 当初予算

一般会計　１兆9,956億円特別会計　１兆6,866億円公営企業会計 2,727億円

県債6.3%

繰入金4.7%

国庫支出金9.0%

諸収入15.3%

地方交付税等19.8%

県税等42.9%

使用料および手数料1.1%

地方譲与税ほか0.9%

歳入（一般会計）

公債費15.1%

商工費12.8%

総務費11.9%

民生費17.2%

土木費8.3%

警察費6.9%

衛生費3.1%

農林水産費4.7%

教育費19.0%

災害復旧費ほか1.0%

歳出（一般会計）

令和新時代への挑戦

未来のひょうごを創ろう！未来のひょうごを創ろう！

ひょうご県議会だより 令和２（2020）年 春号 No.125

あなたの声を県政に、伝えよう私たちの心、夢かなうひょうごへ議会広報 PRキャラクター「兵議博士」

ひょう ぎ はか せ

代表・一般質問の一部を

ご紹介します。

自由民主党

内ない藤とう

兵ひょう衛え

◆

西脇市及び多可郡

ひょうご県民連合

上うえ野の

英ひで一かず

◆

神崎郡

第二期兵庫県地域創

生戦略（令和２～６

年度）の実効性を高めるには、

目的・テーマに沿った分野別

部局横断組織を設置する必要

があり、権限を持った政策推

進チームとすることも検討す

る。また、地域プロジェクト

実現のため、官民連携の新た

な推進体制も整え、気運醸成

を図りつつ、住民や企業等と

ともに取り組んでいく。

令和２年度当初予算

を踏まえた行財政運

営方針の財政フレームでは、

県庁舎整備に伴う影響は別枠

としているが各指標にその影

響を明示した。その他の施設

整備の実施は、財政フレーム

の枠の中で推進することを前

提に、国庫補助金や有利な交

付税措置のある県債等を最大

限活用するなど、財政負担に

留意しながら取り組む。

県庁の各部局が集ま

るだけの名ばかりの

組織ではなく、兵庫の未来

を左右する次期地域創生戦

略の実効性を担保するため

の今後の推進体制は。

本県の財政状況は依

然として厳しい状況

にある中、次々にうち出す

大型プロジェクトの実現に

向けて、今後の財政運営を

どう考えるのか伺う。

次期地域創生戦略の推進体制

今後の井戸県政について

第二期兵庫県地域創生戦略第一期戦略の評価検証等を踏まえて新たに策定された戦略で、４つの戦略目標とそれを実現するための６つの重点目標等を設定。

行財政運営方針行財政構造改革の成果を生かし、適切な行財政運営を推進できるよう、各分野の取組方針を定めた方針。取組期間2019年度から10年間。

用語解説用語解説

QAQA

令和２年度予算における朝鮮学校

への補助金の公益上の必要性は。

長なが瀬せ

たけし

◆自由民主党

◆神戸市東灘区

朝鮮学校への補助金交付は、裁判

所判決で「公益性のある場合」の

知事の裁量の範囲内と認められている。

今後も、教育振興上の効果等を検討し

つつ、適正な執行に努める。

QA

市場に出回っていない空き家を災

害時の応急仮設として活用しては。

小こ西にし

隆たか紀のり

◆自由民主党

◆丹波篠山市

借上型の仮設住宅の対象を賃貸さ

れていない空き家にも広げ、所有

者に被災者向け住宅としての登録を働

きかけていくほか、補修費用の支援等、

所有者の負担軽減策も検討していく。

QA

種苗法改正の動きをとらまえた兵

庫の農業を守る取組は。

掘ほり井い

健けん智じ

◆維新の会

◆加古川市

本県における農業・農家のため、

優良種苗が安定的に供給されるよ

う取り組むとともに、県産農産物のブ

ランド化や品種開発を進めながら、本

県農業の経営発展を図っていく。

QA

地域医療構想を実現するための県

の財政的支援と国の制度活用は。

坪つぼ井い

謙けん治じ

◆公明党・県民会議

◆伊丹市

県では、医療介護推進基金の活用

による医療機関の再編統合等の支

援、国の新たな財政支援の活用による

病床削減への支援、さらに「重点支援

区域」選定について国へ申請を行う。

QA

出生率の上昇には、思い切った支

援の打ち出しが必要では。

栗くり山やま

雅まさ史し

◆ひょうご県民連合

◆西宮市

新たな「ひょうご子ども・子育て

未来プラン」では、若者が就業・

結婚・子育てに夢を持てる兵庫を重点

テーマとして取り組み、少子対策・子

育て支援をさらに加速させていく。

QA

国際化をはじめ、神戸空港の更な

る規制緩和にどう取り組むのか。

奥おく谷たに

謙けん一いち

◆自由民主党

◆神戸市北区

国際便の就航や需要に応じた発着

回数の設定・運用時間の延長を求

めるなど、今後もスピード感を持って

規制緩和に取り組み、２０２５年を目

途に神戸空港の国際化をめざす。

QA

ノーリフティングケアの意識啓発

と用具導入の一体的推進について。

大おお前まえ

はるよ

◆自由民主党

◆西宮市

腰痛予防など従事者の安全確保や

利用者へのケアの質の確保に向

け、介護・障碍者両分野においてノー

リフティングケアの考え方、介護技術

の普及、用具等の導入支援を行なう。

QA

阪神間における人口増に向けた空

き家対策に、どう取り組むのか。

小こ泉いずみ

弘ひろ喜き

◆公明党・県民会議

◆尼崎市

除却支援では、早期の除却を促す

ため、助言・指導段階のみを支援

の対象としているが、一層の推進を図

るため、市町の意見も踏まえて勧告段

階も加える等、制度拡充を検討する。

QA

聖徳太子薨こう去きょ１４００年を好機と

した広域観光ルート開発について。

松まつ井い

重しげ樹き

◆自由民主党

◆たつの市及び揖保郡

太子ゆかりの地のネットワーク化

を図るとともに、関西広域周遊

キャンペーンの周遊ルートに太子の足

跡を訪ねるコースを提案するなど歴史

文化を中心とした広域観光を推進する。

QA

県立高校の金融教育、県職員の研

修、県民啓発の実施について。

前まえ田だ

ともき

◆ひょうご県民連合

◆神戸市東灘区

教科「家庭」で、貯蓄・保険・株

式等の金融商品に触れながら、資

産の管理等を学習している。金融に関

する講習会等や、年金制度や資産運用

等に関する職員研修も行っている。

QA

一般質問

代表質問ひょうご県議会だより 令和２（2020）年 春号 No.125

広告欄のため不掲載

代表・一般質問の一部を

ご紹介します。

公明党・県民会議

谷たに井い

いさお

◆

尼崎市

維新の会

門かど

隆たか志し

◆

宝塚市

高齢者施設等への注

意喚起や県ＨＰで適

切な情報を提供するとともに、

健康福祉事務所12カ所と県庁

において電話相談窓口を開設

し、24時間体制で対応してい

る。また、約40の医療機関に

帰国者・接触者外来に動線分

離のためのパーテーション設

置や、更なる入院病床確保の

ための簡易陰圧装置の整備を

行っていく。

高齢者の重症化リス

クが高いため、高齢

者施設の感染経路遮断に取

り組むとともに、県内の指定

医療機関には人工呼吸器を

２５３台備えている。今後の

備えとして、医療用マスクや

防護服、ゴーグル等は、各医

療機関が県補助金を活用して

毎年購入しているほか、県で

も初期対応に必要な防護具、

マスク等約８，０００人分を

備蓄している。

県民の安全と安心を

確保するため、新型

コロナウイルス感染症に対

するまん延防止対策や医療

提供体制の構築について、

どう取り組むのか。

拡大が懸念される

「新型コロナウイル

ス感染症」。感染者が一気に

増えた場合に備え、どのよ

うな体制を整えているのか。

新型コロナウイルス感染対策

感染症に対する備えについて

新型コロナウイルス感染症2019年12月から、中国武漢市より世界に拡大した感染症。潜伏期間は最大２週間弱、感染経路は飛沫・接触感染とされている。

県内の感染症指定医療機関県立尼崎総合医療センター、県立加古川医療センター、県立丹波医療センター、県立淡路医療センターなど９病院。

用語解説用語解説

QAQA

来年度から取り組む遠隔連携診療

の内容とその更なる拡充について。

門かど間ま

雄たけ司し

◆自由民主党

◆豊岡市

こども病院と地域中核病院の医師

間での協働診療を想定しており、

可能な病院から試行的に実施。来年度

取組の検証等を踏まえ、対象疾患や実

施病院の拡大について検討していく。

QA持続可能で豊かな瀬戸内海の再生

に向けた今後の取り組みは。

松まつ本もと

隆たか弘ひろ

◆自由民主党

◆明石市

魚介類の餌となる動物プランクト

ンの分布や発生状況等の調査を行

うことによって栄養塩が果たす役割を

解明し、豊富な餌を生み出す栄養塩環

境の実現に取り組んでいきたい。

QA関西広域連合の取り組みや成果に

関する周知を強化すべきでは。

黒くろ田だ

一かず美み

◆ひょうご県民連合

◆神戸市垂水区

関西広域連合の効果的な事務の推

進には、府県民が広域連合を身近

に感じることや市町村等の理解等が不

可欠。認知度を高めるため、先進的な

取組の成果を積極的に発信していく。

QA

県立西宮病院と西宮市立中央病院

の統合再編の今後の見通しは。

中なか野の

郁ゆう吾ご

◆自由民主党

◆西宮市

民間病院と十分に連携を図りなが

ら、早期に開院し、市域及び阪神

圏域における高度急性期・急性期医療

を担う中核的な医療機関としての役割

を果たせるよう市とともに取り組む。

QA県として気候非常事態宣言を行

い、実効性ある取組を推進すべき。

庄しょう本もと

えつこ

◆日本共産党

◆尼崎市

２０５０年CO2排出量ゼロに向け

た道筋を宣言する気候非常事態宣

言を否定はしない。２０３０年度温室

効果ガス削減目標の見直し等、石炭火

力発電所への対応と併せ検討する。

QA社会生活に不可欠な非認知的能力

を就学前にどのように育成するか。

中なか田た

慎しん也や

◆自由民主党

◆伊丹市

県では、家庭と幼稚園・保育所等

が連携した幼児教育を推進する

ための資料「すくすく　ひょうごっ子」

を作成した。積極的な活用を市町等に

促し、幼児教育の充実に努める。

QA

鳴門の渦潮の世界遺産登録に向け

た今後の更なる取り組みについて。

永なが田た

秀ひで一いち

◆自由民主党

◆南あわじ市

鳴門の渦潮の価値を国内外に打ち

出し、類似資産を有する他国との

共同申請を目指す。取組の本格化に備

えて組織体制を整備し、地域活動の支

援や関係自治体との連携を強化する。

QA大阪・関西万博のサテライト会場

を活用した地域活性化策は。

徳とく安やす

淳じゅん子こ

◆維新の会

◆尼崎市

集客拠点の設置と併せ、県内各地

への人の流れを創出するとともに、

にぎわいが２０２５年で終わることのな

いよう五国の魅力が浸透し、リピーター

を生み出すプログラムを提供したい。

QA妊娠期から切れ目のない多胎家庭

支援を充実させていくべきでは。

伊い藤とう

勝かつ正まさ

◆公明党・県民会議

◆明石市

ピアサポーターとして多胎育児経

験者の活用を市町へ働きかけるほ

か、多胎育児家庭への相談・情報提供

の強化、市町保健師等への研修による

多胎支援の充実を目指していく。

QA病院統合再編後の姫路市南西部医

療提供体制の円滑な移行について。

五ご島とう

壮そう一いち郎ろう

◆自由民主党

◆姫路市

既存施設の活用等の課題の迅速な

解決のため、関係者とより緊密に

連携するとともに病院移転のノウハウ

の共有など姫路市とともに閉院後の速

やかな開院に向けた取組を支援する。

QA

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● 兵庫県議会基本条例の一部を改正する条例【議員提出議案】　近年の大規模な災害の発生状況等に鑑み、緊急事態発生時における議会の対応について、県民に議会・議員が担うべき役割や活動を理解していただき、県民の負託に応えていくため、「兵庫県議会基本条例」に「大規模災害その他の緊急事態発生時における議会の対応」にかかる規定を新たに追加　など

条例（計20件）

● 新型コロナウイルス感染症対策の更なる充実・強化を求める意見書

● 新たな過疎対策法の制定に関する意見書● 性犯罪に関する刑法規定の見直しを求める意見書● 高齢者を特殊詐欺から守る体制整備を求める意見書　など

意見書（計９件）

● 台湾のWHO年次総会オブザーバー参加を求める意見書提出の件　を採択

請願（１件）

● 令和２年度一般会計予算及び令和元年度一般会計補正予算　当初予算は、予算特別委員会（春名哲夫委員長）を設置し、13日間にわたり部局ごとに集中的に審議

● 兵庫県地域創生戦略（2020 ～2024）の策定　東京一極集中や人口の転出超過が拡大するなか、人口が減っても地域の豊かさを維持して、将来への希望が持てる地域をつくるため、「兵庫県地域創生戦略（2015 ～2019）」の検証と新たな時代潮流を踏まえた今後５年間の戦略目標と施策の方向性を定める「兵庫県地域創生戦略（2020 ～2024）」を策定

● ひょうご子ども・子育て未来プランの改定　令和２年度～７年度の５年間において、少子化対策・子育て支援の基本的な取り組みの方向を示す戦略として、現行プランを改定

● ひょうご経済・雇用活性化プランの変更　議員提案条例の「中小企業の振興に関する条例」が昨年12月に改正されたことをふまえ、災害時における事業継続の取組の促進と災害が発生した場合の対策等を追加　など

予算及びその他の議決案件（計82件）

今回の議会で定められたこと 第347回２月定例県議会（２月18日～３月25日）

● 地域防災力の強化に向けた支援にかかる国への要望（１月28日）

　近年頻発している自然災害や将来予想されている南海トラフ地震等を見据え、兵庫県地方議会協議会（県議会・市議会議長会・町議会議長会）は、関係省庁等への要望活動を実施しました。

＜要望事項＞①�円滑な個別計画の作成に向けた人材・財源の確保及び制度の見直し②消防団員の処遇改善③予警報区分の細分化

● 議場コンサートの開催（２月18日）　第347回定例県議会の開会に先立ち、兵庫芸術文化センター管弦楽団による議場コンサートが行われました。レジデント・コンダクターの岩村力さんの指揮で、ベートーヴェン交響曲などが演奏された後、入場者全員で楽団の演奏と共に「ふるさと」を合唱しました。

● 政調懇話会の開催（３月25日）　令和５年度議員改選に向けた議員定数等の見直しに当たり、国勢調査人口の動向を十分に注視しながら、地域創生の推進や地域の活力の維持という社会情勢の変化も踏まえた地域代表選出のあり方について、東京大学大学院法学政治学研究科　金井利之教授を招き、研修を実施しました。

県議会 NEWS

県議会・市議会・町議会による厚生労働省への要望活動

新型コロナウイルス感染症について この情報は４月１日現在のものです。

※最新情報、帰国者・接触者相談センター、事業者向けの情報などは、　県ホームページを確認してください。

【県民の皆さんへのお願い】国や県、市町から発信する情報を基に冷静に行動するとともに手洗いや咳エチケットを徹底し、発熱などの風邪症状が見られる場合は外出を自粛してください。

◆新型コロナウイルス感染症についての問い合わせ　不明な点は、県の相談窓口に問い合わせてください。

◆感染が疑われる場合　医療機関を受診する前に、地域の健康福祉事務所や保健所の帰国者・接触者相談センターへ相談してください。

新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口 (24時間受け付け)TEL.078（362）9980　　FAX.078（362）9874

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