windows azure webサイトの紹介
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2013/01/23 第3.5.1回Wordbench福岡勉強会
Windows Azure WEBサイトの紹介~WordPressブログを引っ越してみた~
対象となる人
✤ WordPressで一般的なレンタルサーバーにサイトを構築済みの人
✤ そのサイトを独自ドメインで運用している人
✤ Macを使っている人
話してる人
✤ 名前:安部 大輔
✤ 職業:Webディレクター(今年から)
✤ Twitter: @evian
✤ Facebook: https://www.facebook.com/ABE.Daisuke
✤ 好きなもの:猫、クルマ、料理、美味しい食事、クラウディア様
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Windows Azure WEBサイトとは?
✤ Microsoftの提供するクラウド「Windows Azure」の中のサービスで、PaaS(Platform as a Service)と呼ばれる形で提供されます。
✤ 小規模から開始し、トラフィックの拡大に合わせて規模を調整できる拡張性の高いクラウド環境に、サイトを素早く簡単にデプロイできます。
✤ お好みの言語とオープンソースアプリケーションを使用して、FTP、Gitなどでデプロイします。
✤ SQL データベース、CDN、ストレージなど、Windows Azure で提供されるサービスを簡単に統合できます。
WEBサイトのメリット
✤ AWS(Amazon Web Service)のEC2や、Windows Azureの仮想マシン上にIaaS(Infrastructure as a Service)として構築されたサーバーに対しては、サーバー本体を管理する必要がないのに、スケールアウト/インが簡単に出来て、クラウドのパワーを活用出来るところ。人的にも時間的にも低コストです。
✤ 一般的なレンタルサーバーに対しては、同程度の価格で使えるのにスケールアウト/インが簡単に出来て、クラウドのパワーを活用出来るところ。わずかなコスト追加で急なトラフィック増加にも対応が可能です。
WEBサイトのデメリット
✤ IaaSの仮想マシン上のサーバーに比べると、設定の自由度は全くといっていいほどありません。webサーバーにnginxを使った高速化などの手法は使えません。
✤ 一般的なレンタルサーバーと比べると、ウェブサイト公開以外の機能は無いに等しいです。メールアドレスの発行などが必要な場合は外部サービスを使う事になります。
✤ 現在のところ、独自ドメインでのSSL運用が出来ません。
独自ドメインでSSLが使える!
✤ ロリポップ(チカッパプラン)では独自SSL提供してますよ!(ステマ)
Windows Azureを準備する
✤ Microsoftアカウントは持ってますか?hotmailだったりLiveアカウントだったり色々ありますが、有効なアカウントが必要です。
✤ Windows Azureのサイトを開いて、90日間無料評価版のサブスクリプションに申し込む。手続きには、クレジットカードとSMSが受信出来る携帯電話が必要です。
✤ 今日は、準備出来た事にします。
✤ 詳しく知りたい人が多いなら、そのうちハンズオンやりましょうか?
レンタルサーバー側で準備する
✤ 運用中のWordPressを最新版にアップデートします。
✤ レンタルサーバーのデータベース管理ツール(phpMyAdminなど)からSQLファイルをローカルにエクスポートします。
✤ レンタルサーバーからFTPなどで、以下のディレクトリをローカルにバックアップします。
wp-content/languageswp-content/plugins/(your_plugins)wp-content/themes/(your_themes)wp-content/uploads
phpMyAdmin操作の注意点
ローカル側で準備する
✤ MySQL Workbenchをダウンロードして、Macにインストールします。ダウンロードするためにOracle IDでのログインを求められるので、持っていない人は新規作成する必要があります。
✤ Windows Azure WEBサイトにはMySQLの管理ツールが(今のところ)ないため、ローカル側の管理ツールとしてこれを使います。
http://www-jp.mysql.com/products/workbench/
Windows Azure側で準備する
✤ Windows Azureマネージポータルにサインインし、 左下の「新規」から「コンピューティング」→「WEBサイト」→「ギャラリーから」とクリックして進み、WordPressを選択してデプロイします。
WordPressをデプロイする
✤ こんな感じでWordPress(英語版のみ)を選択します。
WordPressをデプロイする
✤ 必要事項を記入して、次に進みます。
WordPressをデプロイする
✤ データベースを確認(選択)し、ClearDBの利用事項にチェックして進みます。
WordPressをデプロイする
✤ 設定したWEBサイトのデプロイ状況が表示される。正常にデプロイが完了すると表示が変わる事が確認出来るので、「参照」をクリックしてインストールを完了させます。
Windows Azure WEBサイトの設定
✤ WordPressのインストールが完了すると、稼働状況のグラフがアクティブになります。
✤ FTPユーザーを作成する為に「デプロイ資格情報のリセット」をクリックします。
Windows Azure WEBサイトの設定
✤ FTPユーザーの名前とパスワードを設定します。
Windows Azure WEBサイトの設定
✤ デプロイ/FTPユーザーが、設定したものに変わっているかを確認します。
FTPクライアントの設定
✤ 「発行プロファイルのダウンロード」をクリックして、落としたファイルを開きます。
✤ ダウンロードした「発行プロファイル」からFTPサーバー情報をコピーします(赤線で示した部分)
FTPクライアントの設定
✤ プロトコルはFTPとFTPSが使えるので、少しでもセキュアなFTPSを選びます。FTPサーバー情報は前のプロファイルからコピペしてください。ユーザー名とパスワードは「デプロイ資格情報のリセット」で設定したものを入力します。
FTPクライアントの設定
✤ 証明書の信頼性検証中にエラーが起きますが、構わず続けてください。
FTPクライアントの設定
✤ /site/webrootの下にWordPressのファイル群が設置されている事が確認出来ました。
FTPクライアントでの作業
✤ バックアップしておいたディレクトリから、languagesをwp-contentにアップロードします。
✤
FTPクライアントでの作業
✤ wp-config.phpを編集し、言語設定に日本語(ja)を加えて保存します。これで管理画面が日本語化されます。
WordPress側での作業
✤ 移転元のサイトと同じ構造のパーマリンクを設定して保存します。
ファイルの確認
✤ web.configというファイルが追加されている事を確認します。
✤ これはWindowsサーバーのウェブサーバーであるIISの設定ファイルです。
✤ Apacheの .htaccess と同様の働きをします。
✤ 自分で作成したものをアップロードしてもいいのですが、パーマリンク設定を保存すると生成される事を利用します。
ローカル側の作業
✤ FTPクライアントで、以下のディレクトリをアップロードします。
wp-content/uploadswp-content/themes/(your_theme)wp-content/plugins/(your_plugins)
✤ uploadsの中身は移転元サイトで使っていた画像です。
✤ your_theme やyour_plugins は、移転元のサイトで使っていたテーマやプラグインです。
SQLファイルのインポート作業
✤ 「接続文字列の表示」をクリックしてデータベース接続に必要な情報を表示します。
✤ 内容はテキストエディターにコピーしておけば良いです。
SQLファイルのインポート作業
SQLファイルのインポート作業
SQLファイルのインポート作業
SQLファイルのインポート作業
Store in Keychainをクリックすると、パスワード入力画面が出るので、接続文字列からPasswordの値を入力します。
SQLファイルのインポート作業
SQLファイルのインポート作業
SQLファイルのインポート作業
SQLファイルのインポート作業
✤ 新規のデータベースサーバー接続が出来ている事を確認して、「Manage Import / Export」をクリックします。
SQLファイルのインポート作業
✤ さきほど作ったデータベースを選択します。
SQLファイルのインポート作業
SQLファイルのインポート作業
✤ これで、移転元サイトと同じデータが、Windows Azure WEBサイトにも格納されました。
WordPress側の状態
✤ 移転元のサイトで使っていたプラグインを有効にします。
✤ Windows Azure WEBサイトのサブドメインで稼働していますが、データベースの中身は移転元サイトの独自ドメインのままになっています。
✤ だから、画像などは移転元のサーバーにあるものを参照している状態です。
Windows Azure WEBサイトの設定
Windows Azure WEBサイトの設定
✤ WEBサイトのモードを共有または占有にすると独自ドメインでの運用が出来るようになります。
✤ 無料モードでは、Windows Azureのサブドメインしか使えません。
Windows Azure WEBサイトの設定
✤ ここまで出来たら、次はドメイン管理サービスでの作業になります。
ムームードメインの設定
✤ ムームードメイン: http://muumuu-domain.com/
ムームードメインの設定
✤ ログインして、ムームーDNSをクリックします
✤ 柔軟なカスタム設定が出来る、便利なサービスです。
ムームードメインの設定
✤ この画面はムームーDNSの「カスタム設定」を利用しているところです。ドメインは安部の個人ブログのものです。
✤ CNAMEレコードはwww.(ドメイン名)が、Windows Azure WEBサイトのサブドメインに向けてあります。
✤ Aレコードは(ドメイン名)が、Windows Azure WEBサイトの固定IPアドレスに向けてあります。
✤ MXレコードはメールサーバーの設定に使います。ここでは、GoogleAppsに向けてあります。
引越完了
✤ Windowsサーバー上で稼働している証拠に、chromeエクステンションのbuilt withで確認すると、Server InformationにIISと表示されています。
おつかれさまでした!
✤ MSDN 技術解説マンガ クラウドガール
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/claudia.aspx
✤ MSDN Windows Azurehttp://msdn.microsoft.com/ja-jp/
windowsazure/cc994380.aspx
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