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セミナーのご案内P03 フリーブライダルプランナー育成プログラム

連載P05 よりハイレベルなウェディングプランナーになる ⑫P06 より上質なサービスのための「ブライダル法務」 ⑫

Information & ABC協会員P10 新規協会員ご紹介P10 ABC協会日本オフィスよりご案内

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海外・トレンドP07 Real Wedding From Mexico

P08 Pantone Color Of The Year 2018

P09 Food Trend 2018

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POINT 01 第1~11回のうち、自身の受けたいものだけ受講が可能な選択制POINT 02 これからフリーになりたい人向けの基礎的な内容も網羅POINT 03 既にフリーで活躍している人には第6~11回の上級編を用意POINT 04 上級編すべてを受講した方は受入れ可能な会場を優先的にご紹介!

(ただしエリアや時期によりご紹介不可能な場合があります)

近年ますます注目度が高くなっているフリープランナー。少しずつではありますが、認知度と共に需要も増えてきており、同時にフリープランナーの数も増えてきていると言われています。しかし「フリープランナー」と肩書をもっている人の中で、どのくらいの人が自身を指名してくれたお客様のウェディングだけで生活ができているのでしょうか?当協会のフリープランナー向け育成プログラムでは、フリープランナーにとって必要なスキルをギュっと濃縮。さらには基本的に独立して働いているアメリカのプランナーから学ぶデザイン力やセルフブランディング、心理戦略など、フリープランナーに必要不可欠な内容を11回にまとめました。フリープランナーとして生き残るために本当に必要とされるスキルを身に付けたい方、ぜひご参加ください。

開催日時10月12日(木) 第01回:14:00-16:0011月01日(水) 第02回:11:30-13:30 第06回:14:30-16:30(同日開催)12月11日(月) 第03回:11:30-13:30 第07回:14:30-16:30(同日開催)01月23日(火) 第04回:11:30-13:30 第08回:14:30-16:30(同日開催)02月26日(火) 第05回:11:30-13:30 第09回:14:30-16:30(同日開催)03月27日(火) 第10回:12:00-15:00 第11回:15:30-18:30(同日開催)

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第01回: ブライダル市場理解&フリーランスを知る 講師:小原義之ここ数年ブライダルマーケットがどのような状況なのか、各媒体から発表されている数値とともに業界の動向を再確認し、フリープランナーとしてどのような活躍の仕方があるのか、実際に成功しているフリープランナーの実例をご紹介とともにお伝えいたします。同時に、多くのフリープランナーが抱えている課題もお伝えします。

第02回: 法人化と個人事業 講師:小原義之フリーで仕事をする上で一番最初にキーとなる「法人化」と「個人事業」。それぞれの違いと申請の方法など基本的な情報をお伝えするとともに、法人・個人それぞれのメリット、デメリットを様々な角度でお伝えいたします。最低限知っておくべき会計処理、税金・所得の違い、行政補助、継続的な会社運営に至るまでを、元銀行員で無借金経営で26年目を迎える協会アジア統括代表小原が伝授します。

第03回: フリープランナーが知っておくべき法務の基礎知識 講師:夏目哲宏氏フリープランナーは、会場のプランナーと異なり、トラブルの責任は全て自身にかかります。もし訴訟のようなことになったら・・・フリーの立場として自分自身を守るために知っておくべき法務の基礎知識、契約書はどのようにかわしたらいいのか、音楽著作権とは等お伝えいたします。講師はブライダル事業専門の総合法務サービスBRIGHTの夏目氏が担当です。

第04回: フリーの立場での営業・広告の仕方 講師:桃井文子氏雑誌などの媒体に高額広告を出せないフリープランナーにとって、どのように自分の営業・広告をすればよいのか?HP作成時のポイントは?自己発信のオウンドメディア、SNSはどのように使いこなせばいいのか?他者発信のメディアをどう使いこなせばいいのか?さっそく活用できる内容盛りだくさんでお送りいたします。

第05回: セカンドビジネスの展開 講師:大関さち子氏プロデュース以外の安定収入を得るためどんなセカンドビジネスがあり、それらをどう活用すべきか?閉鎖的かつ業者間の繋がりが強い日本市場で成立する、個人でもできるビジネスを成功例と共にご案内。これからの婚礼世代を見越した新たなビジネスモデルもご提案します。実践編として花嫁への立居振舞いレッスンやアテンド業務の習得も行います。早速使えるセカンドビジネスとしてお持ち帰りください。

第06回: ウェディングデザイン1~デザイン基礎知識編~ 講師:松村明彦氏「光」「形」「素材」「色」など、ウェディングのデザインに関係する要素の基礎知識を習得いただきます。それらの基本的な法則、ルールを十分理解し、それらによって人(ゲストやカップル)の心理にどう影響しているのか学びます。商業デザインを扱う上で、基本的な法則・ルール、そして心理的影響は必要不可欠なものです。

第07回: ウェディングデザイン2~デザイン構築実践編~ 講師:小原義之氏商業デザイン(特にウェディングデザイン)の基礎を理解いただいた上で、実際にデザイン構築についてお伝えします。流行のテーマやコンセプトは?アメリカのトップウェディングデザイナーがどのようにカップルへヒアリングしそこからデザインを構築しているのか、実際のヒアリングシートやウェディングリポートと共にご紹介いたします。

第08回: セルフプロモーション 講師:桃井文子氏どこの会場にも属していないフリープランナーにとってセールスするものは自分自身しかありません。カップルに、また場所を提供してもらう会場へ自分自身をどのようにプロモーションしていけばよいのか?自分自身を知る共に、指名、採用してもらうためのプレゼンテーション能力アップ術をお伝えいたします。

第09回: 自身のブランド化・セルフブランディング 講師:桃井文子氏フリープランナーとして自分自身がどのようなことをしたいのか?セルフブランディングがしっかりできていないと、カップルから指名はされません。他と差別化するためには?原点に戻り自分がなぜフリーになった(なりたい)のか、十分に分析しそこから自身のブランディングをいたします。自身のブランド化ができていないと何も始まりません。

第10回: 心理学を使ったコミュニケーション① 講師:桃井文子氏フリープランナーはお客様から依頼を受けない限り収入が得られません。確実に自分のところに来た顧客は得る必要があります。お客様から指名してもらうための心理的戦術は?またご依頼後もお客様が納得して単価UPしてもらうための心理的テクニックは?その他、コミュニケーションに関する心理テクニックをワークショップと共にお伝えいたします。

第11回: 心理学を使ったコミュニケーション② 講師:桃井文子氏フリープランナーが避けなければならないことの1つは大きなクレームやトラブルです。大損失を被る可能性もあります。クレームを貰わないために必要なことはお客様との信頼関係です。質のいい信頼関係を早く構築するためにはどのようにすればいいのか?10回の続きとともに心理学コミュニケーションをワークショップを多く用いてお伝えします。

お申込みご希望の方は、公式サイトよりお申込みください。

プログラム概要

夏目哲宏氏 ㈱ブライト 代表取締役ノバレーゼに転職し法律関係の業務を担当する中でブライダルに特化した法律情報の少なさに危機感を覚え自ら行政書士の資格を取得、2014年「日本初のブライダル事業専門の総合法務サービスBRIGHTを運営する㈱ブライトを設立。

松村明彦氏 Point of View Planning 代表花卉業界最大手企業入社後、ホテル、迎賓館等で婚礼・イベントデザインを手掛ける。米国に現地法人を立上げ米国ブライダルを実践。関連会社代表などを経て独立。現在、企業コンサル、プランナー育成、メンタルヘルス教育、心理相談員など多方面に展開。

桃井文子氏 ㈱スプリングフィールド 代表取締役岡山石山花壇(現㈱マグリット)入社後、婚礼部門の立上げ、支配人、経営企画室長を経て 現在は同社顧問を務める。全国の会場コンサルティング、プランナー育成を行っている。NLPマスタープロテクショナーを取得、心理学を使った接客手法のコンサルを得意とする。

大関 さち子 氏 フリーアテンダー

明治神宮で、相馬直枝氏の指導を受け、神宮婚礼介添えを務める。2006年フリーアテンダントとなり、プランナーやヘアメイクより依頼を受け、数々の会場でアテンダーを務める。ホームヘルパー2級・東京消防庁認定応急手当普及員・山野流花嫁着付師。

小原義之 ABC協会アジア統括代表欧米ブランドドレスの輸入代理店業務を日本で初めて確立し1994年よりドレス直営店を展開。現在はドレス等の輸入仲介業に特化。また2002年ABC

協会の日本代表に任命され現在はアジア統括代表として欧米の多くのウェディング関係者トップと親交を持つ。

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今回は、皆さんがプロフェッショナルなプランナーとしての持っている価値や会社の価値について考えてみました。この価値基準をお客様から支持されることにより、初めてサービス価値となり、会社、個人の特徴にもつながるものです。成功し売れ続けるためのポイントとなることとはどんなものがあるでしょうか?

最近、どの街に行っても出会うのが「スターバックス」です。ここのサービスは世界を代表するものになっています。私もアメリカ、日本で利用しますが、アメリカの店舗に行くと感動するサービスがあります。カウンターで飲み物をオーダーすると、すぐに「What is your name?」と聞かれます。「AYAKO」答えると、マジックでカップに大きく名前を書いてくれます。できあがったら「AYAKO!」と大きな声で呼んでくれます。いつもよく使うホテルの近くのスターバックスでは名前を覚えてくれていて「今日はいい天気だね」と話しかけてくれてとてもフレンドリーです。名前を呼ぶことでお客様とスタッフとの距離感がぐっと縮まりとても心地いい瞬間です。朝のわずかな習慣ですが、不思議と1日いい気分になるのです。アメリカならではの演出です。決してコーヒーは他のコーヒーチェーン店と比べても安い価格ではありませんが、お客様から支持されるサービス価値が沢山あるのがスターバックスだと思います。心地よい空間に心地よい音楽、ホスピタリティーある接客、季節感ある限定メニュー、最近は店舗もその町になじむような色合いやお店作りになっています。先日、京都の東山の二寧坂にあるお座敷のスターバックスに行きました。世界初の築100年の伝統的建造物のお座敷でコーヒーを飲むスタイルです。今までのイメージを一新するような畳のお店ですがとても心地よく時間を過ごすことができます。また都内では、夜中まで開けている店舗は夜中の2時でもお客様で一杯です。仕事をしているビジネスマンや女性同士のおしゃべり、勉強している学生、何もしないでただ時間を過ごすだけのお客様など多様化への対応や長い時間気持ちよく滞在できる店舗の作り、照明も工夫されています。コンビニは手ごろな100円コーヒーを売り出して、とても人気でコンビニの毎日の売上のシエアがすごい勢いで伸びています。コーヒーはセルフで注がなくてはいけませんし、毎日行く行きつけの店舗の店員さんはニコッともしません。私はその人を覚えていても向こうは何一つ会話もありません。接客がマニュアル化しすぎたコンビニとお客様へのサービスマニュアルのないスターバックスはそれぞれの接客サービスの価値をはっきりさせています。100円でコーヒーが買えるリーズナブルな価値と、少し高くてもお客様がスターバックスで飲むことがライフスタイルの一つとしてサービス価値を含めた価格の違いです。価値基準をどこにおいて商売をしていくかなのです。今回はコーヒーに例えてみましたが、私たちのウェディングは数百円のコーヒーと違い、数百万円という高額な金額を支払っていただくことになります。また日常的なものではなく非日常な特別な日でもあるのです。現代のお客様の考え方も5年前とは明らかに変わりました。オリジナルでオーダーメイドでといった考え方から、簡単にできて少しだけオリジナリティーがいいであるとか、ゲストへのおもてなしも大事ですが自分たちのウェディングも思い出にあるものにしたいといった、ゲスト、新郎新婦自身、親へのお礼の思いを伝えたいなど全部が大事といった価値観に変わっています。SNSへの自分発信が盛んな理由は周りの方へ認めてほしいといった自己顕示欲が強くなっている表れです。時代の流れ、情報の流れなどウェディング業界においてのお客様の考え方はどんどん変化してきているのです。変化を踏まえたウェディングの商品や施設の在り方、ホスピタリティーになっていますか?皆さんは自分の会社の価値や自分自身の価値をはっきりと言葉にすることができますか?会社に勤めているプランナーの方は自社の商品やサービスが他社とくらべてどのように差別化できているのか、書き出してみることもよいと思います。フリーでプランナーをされている方や独立されてプランナーとして活躍されている方は、自分自身がお客様から選ばれたときにプロデュース料を支払っていただけるだけの価値基準に達していますか?どんなところが式場やホテルのプランナーと違いますか?依頼されることで明確な価値を提供できるだけのスキルや提案力も重要なポイントとなります。フリープランナーはどこの会場でもどこの場所でもどんなお客様でも対応できてプロフェッショナルなプランナーと言えます。どちらのプランナーも価値を明確に伝えることができなければお客様から選んではいただけないのです。これからの時代に合わせた自分自身のプランナーとしての価値そして自分自身の魅力を含めて今一度、明確にしてみませんか?売れ続けるプランナーになるために。

桃井 文子 氏(ももい あやこ)㈱スプリングフィールド代表取締役ABC協会認定 プロフェッショナルブライダルコンサルタント

大手化粧品会社のビューティーアドバイザーとしてトップセールスを記録。その後、岡山石山花壇(現ザ・マグリット)に入社。婚礼部門を新規で立上げ、支配人、経営企画室長を経て、常務取締役, 現在は(株)マグリットの

顧問をつとめる。現在、婚礼プロデュースの他、全国の会場のコンサルティングを担当しており、プランナーの教育、指導を行っている。米国認定NLPマスタープロテクショナーを取得、心理学を使った接客や指導を行っていく手法でのコンサルティ

ングを得意とする。ファッションスタイリストの資格を持ち、カラーを使って人のタイプに応じた接客方法の指導も行っている。2013年5月にNYのマンハッタンに支店、スプリングフィールドNEW YORKを立ち上げた。その他、ドレスの内製化ビジネスや海外ドレス輸入のサポートなども行っている。

㈱スプリングフィールド

代表取締役 桃井文子氏

連載

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ブライダル事業専門の総合法務サービスBRIGHT

代表 夏目哲宏氏

みなさん、いつもご愛読ありがとうございます。

日本初のブライダル事業専門の法律サービス『BRIGHT(ブライト)』の夏目です。

今年に入って「持ち込み」についての規制を巡って議論が白熱しています。会場さんも、施設をもたないプロデューサーさんも、そ

してパートナーさんも、立場や業種を超えて、これを機会に考え方を整理してみてください。

Q1.なぜ今になって「持ち込み」規制が注目を集めているのでしょうか?

A1.本年1月30日付の日本経済新聞夕刊(東京版)で「挙式持ち込み料、高い?相談多数『契約前に交渉を』」と題した、業界の

慣習である「持ち込み」規制に対する批判的な記事が大きく掲載されました。また同じタイミングで、ある消費者団体が「ブライダ

ル関連110番」なる緊急ダイヤルを設けるなどの活動を展開したことから、一気に注目を集めるようになりました。

Q2.日経の記事はおおむねどのような内容だったのでしょうか?

A2.記事の中では、契約前に持ち込み料の充分な説明がなされなかった、持ち込み料の発生理由を聞いても合理的な回答がなかっ

たなどの新郎新婦から発せられた不満が例示された上で、①高額な持ち込み料の設定は消費者契約法第10条に触れる可能性があると

いう消費者庁の見解と、②持ち込み規制が行われる背景には婚礼市場縮小を背景とした経済的理由があるという業界関係者の声など

が紹介されていました。

Q3.「持ち込み」規制は違法なのでしょうか?

A3.結論を先に言えば、「持ち込み」規制は直ちに違法とされるものではありません。

日経の記事で紹介された消費者契約法第10条については、その規制や持ち込み料の金額が「信義誠実の基本原則に反して消費者の利

益を一方的に害する」場合、つまり「いくらなんでもそれはあんまりだ」と言えるような例外的なケースにおいてはじめて問題にな

るものです。

また、事業者間取引の不当な規制だとして独占禁止法違反を問う声も一部ありますが、同法は主に「市場からの不当な締め出し」の

ような事例を禁じているのであり、特定の事業者が取引先を限定することが、直ちに同法違反になるとは考えにくいです。

Q4.違法ではないのにこうして問題となっている背景には何があるのでしょうか?

A4.残念ながら、新郎新婦に対して事業者側が契約前に「持ち込み」規制の事実や内容を充分に説明していない、または合理的な

根拠を説明できていない事例が見受けられる点に、この問題の本質があります。

法的には会場が「持ち込み」規制を設ける、設けないは自由ですが、設けるのであれば、その事実と内容、そして質問された時には

根拠を説明できる状態にしておく必要があります。

Q5.会場が「持ち込み」規制を設ける目的はどんなものがあるのでしょうか?

A5.①提携先から紹介手数料を得られるという経済的事情、②当日の挙式・披露宴を円滑に進めたいという営業的事情、そして会

場によっては、③その会場の個性の発露としての特殊事情(例として、花屋が経営している施設で、オリジナルの装花演出を売りに

した施設の場合等)の3点です。

ただ、各々の目的をどう新郎新婦に説明するのか、その目的と手段に合理性があるのか等について明確な答えを導き出すのは簡単で

はなく、各事業者ごとに熟慮が求められます。

BRIGHTでは「持ち込み」の規制について詳しく解説した全9回のコラムをWEB上で配信しています。ご関心ある方は、

http://bright-law.wixsite.com/with-bright-web/blank-5 まで。

夏目 哲宏 氏 (なつめ てつひろ)

株式会社ブライト 行政書士事務所ブライト日本初のブライダル事業専門の総合法務サービスBRIGHT代表

1979年5月2日、愛知県生まれ。2004年3月北海道大学大学院法学研究科修了後、㈱リクルートコスモス(現:㈱コスモスイニシア)に就職し、不動産の営業職を経験した後、07年からは法務業務を担当。07年10月に品川のストリングスホテルにて挙行した自身の結婚式を契機に、結婚式に魅了され、09年10月に㈱ノバレーゼに転職し、ブライダル業界に足を踏み入れる。同社では一貫して法律関係の業務を担当する中で、ブライダルを取り巻く法環境の急激な変化と、ブライダルに特化した法律情報の少なさに危機感を覚え、自ら行政書士の資格を取得の上、15年2月に「日本初のブライダル事業専門の総合法務サービスBRIGHT(ブライト)」を運営する株式会社ブライトを設立。以降、ブライダル事業に精通した弁護士、司法書士、社労士、税理士等とチームを組み、全国のブライダル事業者向けに法律サービスを提供している。

連載

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担当プランナーMarcela Villaseñor SaavedraBodas Huatulco

開催日:2017年1月7日場所:メキシコ・オアハカ州列席者数:45人打ち合わせ期間:9ヶ月テーマカラー:パープル、ライラック、ピンク予算:60,000ドル

ウェディングのプロデュースを担当するにあたり、どのカップルも当然異なりますから、夢のウェディングを実現できるように、意思疎通をスムーズにすることが本当に重要だと思っています。相手に自信を与え、こちらの専門知識を信頼してもらえるような振る舞いをしなくてはならないと思っています。今回のカップル、LucasさんとPaulineさんの場合、すべて上手くいきました。お二人はロマンチストでとてもシック。その趣向はイベントの隅々にまで表現されていました。今回はフルプロデュースだけでなく、ウェディングデザインも担当いたしました。ウェディングのデザインについては、詳細部分まで美しくデザインすることを心掛け、ロマンチックさと優雅さを上手に組み合わせたデザインにいたしました。お二人は開催地の雰囲気にも影響され、食事や飲み物にメキシコらしさを出したいとお望みでした。また、お二人は列席者に最高のものを提供したい、そして最高の体験をしもらいたいと思っており、外国で結婚することはゲストにとってもよい体験をしていただくよい機会でした。お二人はメキシコの特徴を取り入れ、ゲストたちに最初から最後まで、つまりリハーサルディナー (これは別のホテルで開催)から、メキシコのお酒のテイスティングを含めたツアー、ウェディングの会場の空に天灯 (スカイランタン) をあげるなどなど、様々な体験もウェディング全体に組み込み、本当に素晴らしい時間を提供しました。デザインでは、会場の屋根の照明とフローラルデザインによってロマンチックで上品な雰囲気が出るように工夫しました。一方で、ウェディング会場の天井部分の設営がかなり難しかったです。背の高いパラパ (藁ぶき屋根のあずまや) の設営とキラキラする照明器具の組み合わせは今までやったことがありませんでした。チームでこの作業に12時間かけましたが、最後まで完璧に動いてくれて、本当にチーム全員に感謝しています。

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ワールドワイドなカラートレンド情報を発信する米国パントン社は毎年12月に翌年の流行色を発表していますが、「カラー・オブ・ザ・イヤー2018」に「ULTRA VIOLET(ウルトラ・ヴァイオレット)」を選びました。独創的で神秘的なムードの同色は、魅力的で好奇心をかきたてる色。元気で情熱的な赤と、静かで冷静な青、この2つを混ぜるとパープル系の色になります。ウルトラ・ヴァイオレットに代表されるパープル系は、2018年のカラートレンドの中で最も注目される色となり、すぐにファッションやインテリアなど様々な業界でその年の流行色として取り入れられます。ウェディング業界も同様で、その年の色をテーマカラーにしたウェディングが多くみられるようになります。

色には、心理的、象徴的な意味があります。「ウルトラ・ヴァイオレット」は、宇宙の神秘、好奇心をそそるような未来を想起させます。そして、複雑な世界に生きる現代人に寄り添う色であり、解決と課題をもたらすテクノロジーを象徴する色でもあります。将来の方向性を模索する、独創性や先見性を備えた思慮深い色と言えるでしょう。

ウェディングにおいても、ウルトラ・ヴァイオレットは取り入れやすいカラーです。紫系の胡蝶蘭やシンビジウムをブーケに取り入れたり、招待状やメニューなどのペーパーアイテムに紫系の色をポイント使いしてみたり、大胆に取り入れなくてもアクセント使いすることで、グッと大人っぽく落ち着いた印象にすることができます。2018年のトレンドカラーとして、お客様への提案に役立ててみてはいかがでしょうか?

ULTRA VIOLET(ウルトラ・ヴァイオレット)

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Food Trend 20182018年、ウェディングの食事においてどのようなトレンドが予測できるでしょうか?ウェディングの食事を「普通」から「特別」なものへと一変させたいカップルたちは何を求めているのでしょうか?アメリカのケータリング関連の団体「The NationalAssociation for Catering and Events」のメンバー2人へのインタビューをご紹介します。

Megan Frisbe氏カップルがゲストに満足し続けてもらう鍵は何かといえば、当然「食事と飲み物」ですね。トレンドに敏感なカップルの場合、定番のウェディングフード&ドリンクから脱する必要性は出てくると思います。DIYタイプのフードバーの人気はかなり長く続いていますが、未だ終わりの兆しが見えません。創造性と斬新なアイデアでこの長いトレンドをもう一段階UPさせましょう。DIYのバーはお財布にやさしく、設営が簡単で、ゲストも楽しめます。スモア(火であぶったマシュマロとチョコレートをクラッカーに挟んだもの。米国ではBBQで人気)バーは屋外を会場とした秋のウェディングに最高です。一方、自分で作る形式のタコスバーは寛いだ夏のウェディングによく合います。創造力を働かせ、バーにカップルの個性を反映させてください。これらのように「ゲストの体験型」がキーワードです。また、フードトラックも相変わらずの人気です。このポータブル (移動式) ワゴンカーなら、チキンやワッフルからキャビアまで、あらゆるものが提供できます。この種のサービスは大人数に素早く食事を出すことができ、近年の多くのカップルが求めるオリジナルウェディングに欠かせない自由な雰囲気を演出します。ワインやシャンパンバーを出せるトラックもあります。ワインは支持層が広く、多くの人に喜んでもらえるドリンク提供のトレンドとしても成長中です。モスカート (イタリアの白ワイン) を少しウェディングケーキに加えて、このトレンドを楽しむのもよいかしれません。雰囲気が一層柔和になりますし、ゲストと楽しさを共有できる楽しいアイデアです。

Becky Bassounas氏青いスーツ、オフショルダーのドレス、フォトブース 、豪華なダンスホールにエントランスなど、様々なトレンドが発展し続けます。昨今のInstagram文化は、あらゆるアイデアを身近に感じさせ、スマホですぐ写真がチェックできるようにしました。今のカップルは、自分たちの望みが分かっており、それを実現させるためなら更なる努力を惜しみません。クラウドソーシング型のサービスの台頭によって、彼らは欲しいものをかつてないほど手に入れやすくなりました。この型のサービスを使えば、本人たちの希望する会場が選ばれ、専門家たちがカップルとそのビジョンの実現を支援しようと集まります。今日のカップルは自らのビジョンを実現するため、創造的なキュレーターになり、詳細部分まで見逃しません。ウェディングは「プッシュ プレイモード (ボタンを押せば全てOK)」で済むものではありません。プロバイダー1社または1か所の会場にお任せすればすべてが解決、というわけにはいかないのです。かつてウェディングの標準だったこのパッケージ式の契約はもう終わりました。「農場からテーブルへ」の食事トレンドと共に、基本に戻るカップルが増えています。農場、納屋、修復した工場を会場にするのが人気を集めています。そこでカギを握るのが食事です。食材には地元産が使われます。料理名がかっこよくてもゲストに物足りなさを感じさせるような食事は選ばれません。正式なウェディングの進め方は、今やもっと有機的なスケジュールに置き換えられています。例えば、披露宴の主会場とは別の部屋にデザートを用意して、ゲストたちがお好みでいろいろ味見ができるようにしたり、披露宴とアフターパーティのフードトラックとで別々のシグネチャーカクテルを出したりなど。ウェディングはもう「その日だけ」のことではなくなりました。この変化はソーシャルメディアが主な要因です。つまり、ソーシャルメディアを通じて周囲のすべてが関連し合い、ウェディングへと繋がっているのです。ウェディングは事前、最中、事後それぞれでブランディングが行われます。ここにウェディングのハッシュタグをここに入れてください。Instagramで語られるストーリーは家族の集合写真より重要になってきています。ブランド化されたイベントに「いいね」や「シェア」、その他の方法で関与することが、このパズルの構成要素として存在感を増してきています。カップルは自分たちのウェディングを、二人の関係、ライフスタイル、好きなこと、関心があることについて語る機会だと考えていますが、ソーシャルメディアによって彼らの望みは叶えやすくなりました。すべての古いものは再び新しいものになります。結局、今日の完璧な日は昨日の完璧な日とは違いますし、未来についても同様です。未来にはまた何か新しい事柄が現れ、カップルはそれに影響を受けてまた新しいことをしてみようと思うものです。

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ABC協会の協会員として登録していただいている皆様にABC協会の会員の証として当協会のロゴを活用することができます!ご自身の名刺やフリーの方などはHPなど、保有している資格と共に掲載してみてはいかがでしょうか?個人の方はもちろん、法人会員や認定校も協会ロゴをHPやパンフレットに掲載することが可能です。ご自身や自社のプロモーションの一環として是非有効にご活用ください。なおロゴマークのデータはメール添付にてお送りいたしますので、ご希望の方は当協会日本オフィスまでメールにてお問合せください。

Email: [email protected]

Information

ABC協会日本オフィスでは、2ヶ月に1回発行しているニュースレターにて当協会の会員様をご紹介するコーナー「Interview ABC Member」を設けています。同コーナーでは、協会員の方がどのようなきっかけでブライダル業界に入ったのか?どのような仕事をしているのか?今後どのようにしていきたいのか等、会員の方をご紹介いたしております。掲載された方の中には、同ニュースレターをお客様へのセールスツールとして利用している方もいらっしゃいます。FacebookやInstagramなど、SNSへの掲載記事のUPもOK!インタビューコーナーへの掲載を希望される方は、当協会日本オフィスまでお気軽にご連絡ください。ブライダル関連業であれば業種は問いません。ご応募、お待ちしております。

ABC協会日本オフィスでは、会員の皆様が開催している講座・勉強会、またフローリストさん等の展示会のご案内など、会員の皆様へご案内したいイベントを無償でニュースレターにて掲載いたしております。その他、自社商品を紹介したいヴェンダーさんも募集しております。「地元で行うブライダル関係者を集めての交流会」「自社フラワースクール生徒様の作品展」など、ご案内したいイベントがございましたら、当協会日本オフィスまでご連絡ください。

*なお掲載には事前に簡単な内容の査定をさせていただき、内容によっては掲載できかねる場合もございますのでご了承ください。

<アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)>江村 優花(新潟) 村井 遥香(奈良) 郡司 奈津美(茨城)林 明菜(愛知) 横地 泰平(東京) 森井 悦子(カナダ)松野 優希(東京) 古市 葵(広島) 佐藤 剣(東京)青木 詠夢(神奈川) 寺澤 南季(神奈川)

<アシスタント・ドレススタイリスト(ABP)>寺澤 南季(神奈川)

<ブライダル・コンサルタント(BC)>高橋 由衣(島根)

<プロフェッショナル・ブライダルコンサルタント(PBC)>岡田 梓沙(島根)

敬称略、2017年12月末現在

一部の会員の方より、資格名の入った胸元に付けるピンバッヂに破損や印字の削り落ちが発生しております。特にバッジの裏側ホック部分の破損や芯折れなどが発生している模様です。今まで該当されました皆様、改めましてお詫び申し上げます。もしお手元にありますバッジに破損がある場合には再発行いたしますので、破損等されている方がいらっしゃいましたら、当協会日本オフィスまでご連絡ください。ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。

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Publisher/Creative Director 小原義之

Editor 林一馬・白川容子

全米ブライダルコンサルタント協会日本オフィス

〒103-0028

東京都中央区八重洲1-1-3壽ビル5階TEL:03-6202-1450 FAX:03-5202-5810

Email:[email protected]

URL:http://www.abc-japan.org

From ABC Japan Office

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