weblogic serverデプロイメント・エッセンシャルズ

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Copyright © 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 1 WebLogic Server Deployment Essentials 日本オラクル株式会社 オラクルユニバーシティ 岡田 大輔 20130620

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デプロイメントは、WebLogic Serverの運用管理において重要な作業です。本セッションでは、デプロイの基本からプロダクション再デプロイメントやFastSwapまで効率的な運用管理をサポートするデプロイメント機能を解説します。 日本オラクル オラクルユニバシティ 岡田 大輔

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WebLogic Server Deployment Essentials 日本オラクル株式会社 オラクルユニバーシティ 岡田 大輔 2013年06月20日

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以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。

OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

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本日お話すること

デプロイメント – 基礎編

– デプロイとは?

– デプロイメントの方法

– ステージング

デプロイメント – 応用編

– デプロイメントプランと汎用ファイル・ロード・オーバーライド

– プロダクション再デプロイメント

– 開発モードでのデプロイメント

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デプロイメント – 基礎編

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デプロイメントとは?

アプリケーションをWebLogic ドメインに登録して対象指定されたサーバーでアクティブにすること

= クライアントからのアクセス可能な状態にすること

デプロイメントフェーズは2段階ある

– インストール (準備完了状態)

アプリケーションをドメインに登録

アプリケーションのデプロイ対象指定(サーバー、クラスタ)

– アクティベーション (アクティブ状態)

デプロイ対象でアプリケーションを起動

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デプロイできるもの

Java EE アプリケーション

– エンタープライズ・アプリケーション (EAR)

– EJB (JAR)

– Webアプリケーション (WAR)

– リソース・アダプタ (RAR)

Java EE ライブラリ

JDBC, JMS, WLDFモジュール

Tips: アプリケーションはアーカイブ形式でも展開形式でもデプロイ可能

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デプロイメントの方法 3 つのデプロイメント方法

コンソールデプロイメント

– 管理コンソールを使用したデプロイメント(ウィザードベース)

– 常に2フェースデプロイメント (インストール→起動)

コマンドラインデプロイメント

– weblogic.DeployerまたはWLSTを使用したデプロイメント

– デプロイメントコマンドの指定により任意の操作を実行可能

自動デプロイメント (開発モードのみ)

– $DOMAIN/autodeploy配下に配置されたアプリケーションを自動的にデプロイ

本番環境ではコンソールデプロイメントとコマンドラインデプロイメントを使用

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コンソール・デプロイメント デプロイメントの開始

①ロック取得

②[インストール]開始

アプリケーション・インストール・アシスタントが開始される

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コンソール・デプロイメント デプロイメント・ソースの指定

デプロイメント・ソースを指定

TIPS: アプリケーション・ファイルは管理サーバーからアクセスできる場所に配置しておく

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アプリケーション・イントール・アシスタント ステージング設定

アプリケーションのステージング設定

• デプロイメントのターゲットに定義されるデフォルトを使用 (サーバーのデフォルト設定を使用)

• 全てのターゲットにこのアプリケーションをコピーする (stageモード)

• デプロイメントを次の場所からアクセス可能にする (nostageモード)

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アプリケーションの起動 「準備完了」状態ではクライアントはアクセスできない

状態が「アクティブ」であることを確認

起動はコンフィグレーションロック不要

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コンソール・デプロイメントのポイント

コンソールデプロイ時は必ず2段階デプロイメント

– インストール後の起動を忘れないように

– アンデプロイ時は停止→削除

– デプロイメントの細かい制御はコマンドラインデプロイメントの方が自由度が高い

アプリケーション・ソースファイルは、必ず管理サーバがアクセス可能なファイルシステムに配置する必要がある

デプロイ対象が管理対象サーバの場合は、ステージング設定も考慮する (stage/nostage)

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管理対象サーバーのマシン 管理サーバーのマシン

ステージングとは? デプロイ対象のサーバーにアプリケーションを配布すること

webApp.war

<source_dir>

webApp.war

<server_dir>

stage

upload

webApp.war

servers

<domain>

<server_dir>

stage

<app-name>

webApp.war

servers

<server_root>

管理対象サーバー

webApp.war

アップロード ステージング

ロード

アクティブ化

アプリケーション・ファイルは管理サーバの任意のディレクトリに配置可能。

ファイルは必要に応じてアップロード可能。(コンソール/

コマンドライン)

管理サーバからステージされるファイルは各サーバーのステージングディレクトリに配置される

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ステージングモード 3つのステージングモード

説明 考慮事項

stage 管理サーバーがアプリケーション・ソースファイルをデプロイ対象サーバーにコピー(ステージング)

・複数サーバー・ドメイン構成 ・アプリケーション・ソースファイルが大きすぎない場合

nostage 管理サーバーはデプロイ対象サーバーにファイルをコピーしない。デプロイ対象サーバーはアプリケーション・ソースファイルに直接アクセスする

・単一サーバー・ドメイン構成 ・アプリケーション・ソースファイルのサイズが大きく、フィアルを共有ディレクトリに配置できる場合

・JSPファイルなどの再ロード機能を使用する場合(展開形式のみ)

external_stage

管理サーバーはデプロイ対象サーバーにファイルをコピーしない。管理者が手動でステージングを行う。 管理サーバーでは、検証用にデプロイメント・ソースファイルが必要。各サーバーにステージングされたファイルは検証されない。

・デプロイ対象のサーバへの手動ステージングを自動化できる場合 ・アプリケーションの部分再デプロイは不可

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デフォルトステージングモード [サーバー] – [構成] – [デプロイメント]

管理サーバーは nostage 、管理対象サーバーは

stageがデフォルト値

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コマンドラインデプロイメント

準備完了

アクティブ

② ③

⑥ ⑤

WLST weblogic.Deployer

① distributeApplication() -distribute

② startApplication() -start

③ stopApplication() -stop

④ undeploy() -undeploy

⑤ deploy() -deploy

⑥ undeploy() -undeploy

⑦ redeploy() -redeploy

コマンドラインデプロイメントはWLST、またはweblogic.Deployerで実行可能 * コマンドは管理サーバに対して実行 デプロイなし

管理モード起動時は管理ポートを有効化する必要がある

(主にプロダクション再デプロイメント用)

管理

③ ②

② ③

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参考: コマンドライン・デプロイメント

コマンド 説明 構文

deploy (オンライン)

アプリケーションをデプロイ deploy(appName, path, [targets], [stageMode], [planPath], [options]) appName: デプロイメント名

undeploy (オンライン)

アプリケーションをアンデプロイ

undeploy(appName,[targets],[options])

redeploy (オンライン)

アプリケーションを再デプロイ

redeploy(appName, [planPath], [options])

startApplication (オンライン)

アプリケーションを起動 startApplication(appName, [options]) option: adminMode='true'を 指定すると管理モードで起動

stopApplication (オンライン)

アプリケーションを停止 stopApplication(appName, [options])

distributeApplication (オンライン)

アプリケーションを分散 distributeApplication(appPath, [planPath], [targets], [options]) ※ appNameは appPath のファイル名が使われる

listApplications (オンライン)

デプロイ済みアプリケーションの一覧

listApplications()

WLST

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参考: コマンドライン・デプロイメント

a. アプリケーションのデプロイ(stageモード)

b. アプリケーションのアンデプロイ

c. エンタープライズアプリケーションの特定モジュールを再デプロイ

weblogic.Deployer

$ java weblogic.Deployer -adminurl t3://localhost:7001 -username weblogic -password weblogic1 -deploy -name webApp -targets ManagedServer1 -source /u01/work/app/WebApp.war -stage

$ java weblogic.Deployer -adminurl t3://localhost:7001 -username weblogic -password weblogic1 -undeploy -name webApp -targets ManagedServer1

$ java weblogic.Deployer -adminurl t3://localhost:7001 -username weblogic -password weblogic1 -redeploy -name myApp -targets module1.war@ManagedServer1

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アプリケーションの再デプロイとアンデプロイ コンフィグレーション・ロックを忘れずに

アンデプロイは、停止→削除の順

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進行中のデプロイメント・タスクの確認 長時間実行されるデプロイメントのステータスを確認するには?

• 任意のタスクを選択して取消可能

• リンクをクリックするとタスクの詳細を確認可能

NOTE: コマンドラインでは… -listtask : タスク一覧の取得

-list –id xx : タスクの詳細

-cancel -id xx : タスクキャンセル

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デプロイメント – 応用編

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デプロイメントプラン

環境ごとに異なるデプロイメントパラメータを指定するための仕組み

– アプリケーションのデプロイメント記述子を上書き

– デプロイメント・ソースを変更せずに上書き指定可能

plan.xml

reference-descriptor:

DevDataSource

context-root:

myApp1

myApp.ear

デプロイメント記述子

開発環境

plan.xml

reference-descriptor:

QADataSource

context-root:

myApp1

myApp.ear

デプロイメント記述子

QA環境

plan.xml

reference-descriptor:

ProdDataSource

context-root:

order

myApp.ear

デプロイメント記述子

本番環境

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デプロイメントプラン用のディレクトリ構成

<app_install>

app

plan

webApp.war

plan.xml

コンソールデプロイメントで指定するディレクトリ

アプリケーション・インストールディレクトリ

(ディレクトリ名は任意。サブディレクトリにappとplanを配置)

アプリケーション・ファイルの配置場所

(アーカイブ形式でも展開形式でもOK)

プランファイルの配置場所

(デプロイメントプラン・ファイルは生成可能:

- デプロイ前: weblogic.PlanGenerator

- デプロイ後: 管理コンソールで編集 )

デプロイメントプランの生成 $ java weblogic.PlanGenerator –root /u01/work/app_install

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デプロイメントプランを指定したデプロイメント

TIPS: コマンドラインデプロイメントでは –source と –plan を指定 $ java weblogic.Deployer -adminurl t3://localhost:7001 -username weblogic -password weblogic1 -deploy -name webApp -targets ManagedServer1 -source /u01/work/app_install/app/webApp.war –plan /u01/work/app_install/plan/plan.xml

アプリケション・インストール・ディレクトリを指定可能

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plan.xml 編集はツール(IDE, エディタ)もしくは管理コンソールで

Overrideする要素とその値を指定

(デプロイメント記述子の要素をある程度把握しておく必要あり)

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デプロイメントプランの編集 管理コンソールを使用する場合

保存されたデプロイメント・プランは管理コンソールでも表示される 管理コンソールでプランを編集する

と上書きされるため、事前にバックアップ取得を推奨

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汎用ファイル・ロード・オーバーライド アプリケーション固有のファイルをオーバーライド

<app_install>

app

plan

webApp.war

plan.xml

AppFilesOverrides

webApp.war

myApp.properties

アプリケーション内の固有のリソースファイル(.propertiesファイルなど)をオーバーライド可能

- クラスはオーバーライドしない

- planディレクトリ配下にAppFilesOverridesディレクトリにファイルを配置

- 対象はClassLoader#getResourceAsStream()でロードするファイルのみ(ServletContext#getResourceAsStream()は対象外)

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再デプロイメント

再デプロイメントを行うとアプリケーションのデプロイメント・ファイルを更新できる

– アプリケーションは直ちに更新される (インプレース再デプロイメント)

– 更新中はアプリケーション・サービスが中断される

インプレース再デプロイメントでは、サービス中断を回避するためにクラスタ構成+縮退運転など運用回避を検討する必要あり。

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プロダクション再デプロイメント

WebLogic Serverではアプリケーションをバージョニング可能

– 保持できるバージョンは2つまで

プロダクション再デプロイメントでは新しいバージョンと古いバージョンを並行してデプロイする

– 既存のクライアント・リクエストは古いバージョンへ

– 新しいクライアント・リクエストは新しいバージョンへ

バージョニングによる再デプロイメント

プロダクション再デプロイメントを使用するとサービスを中断しないアプリケーション更新をサーバ単体で実現可能

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プロダクション再デプロイメント

WebLogic Server

古い

アプリケーション

WebApp (v1)

新しい

アプリケーション

WebApp (v2)

既存の

ユーザ・リクエスト

新しい

ユーザ・リクエスト

新バージョンデプロイ後は

リタイア中に

デプロイ後は新バージョンが

アクティブに

アクセスするバージョンはWebLgoic Serverが管理

NOTE: すべてのセッションがタイムアウト or 指定したタイムアウト時間経過でアプリケーションはリタイアする

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プロダクション再デプロイメントの要件

プロダクション再デプロイメントのサポート対象

– Webアプリケーション(war)

– HTTP経由またはグローバルJMS宛先からのインバウンド・メッセージ経由でアクセスするエンタープライズ・アプリケーション(ear)

– Webサービス

再デプロイメント時に変更できないもの

– デプロイメント対象

– Webアプリケーションのセキュリティ・モデル

– Webアプリケーションの永続ストア設定

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アプリケーションのバージョンの指定方法

プロダクション再デプロイメントを行うアプリケーションにはバージョン指定を行う

– MANIFEST.MF ファイルに Weblogic-Application-Version を指定

– weblogic.Deployer で –appversion オプションで指定

WLSTではdeployコマンドの versionIdentifier 属性で指定

バージョン識別子は文字列で指定 使用可能な文字: 英数字, 他の文字と組み合わせた 「.」,「_」,「-」

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リタイア済みのアプリケーション

リタイアされたアプリケーションは手動で削除する必要がある

– 削除しておかないと次のバージョンをデプロイできない

プロダクション再デプロイメントをロールバックするには?

リタイア済みのアプリケーションを再デプロイする

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新しいバージョンの配布

WebLogic Server

古い

アプリケーション

WebApp (v1)

新しい

アプリケーション

WebApp (v2)

既存の

ユーザ・リクエスト

管理チャネル経由の

ユーザ・リクエスト

新バージョン起動までは

アクティブに 分散後に管理モードで起動

リスンポート 管理ポート

NOTE: 新バージョンのアプリケーションを管理モードで起動すると管理ポートにアクセスできるユーザだけがアクセス可能

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新しいバージョンの配布手順

1. 新バージョンを分散

2. 管理モードで起動

3. アプリケーションを起動

コマンドラインデプロイメント

$ java -Dweblogic.security.TrustKeyStore=DemoTrust -Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true weblogic.Deployer -adminurl t3s://localhost:9002 -username weblogic -password weblogic1 -distribute -name webApp -targets cluster1 -source v1/WebApp.war

$ java -Dweblogic.security.TrustKeyStore=DemoTrust -Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true weblogic.Deployer -adminurl t3s://localhost:9002 -username weblogic -password weblogic1 -start -name webApp -targets cluster1 -appVersion v1 -adminmode

$ java -Dweblogic.security.TrustKeyStore=DemoTrust -Dweblogic.security.SSL.ignoreHostnameVerification=true weblogic.Deployer -adminurl t3s://localhost:9002 -username weblogic -password weblogic1 -start -name webApp -targets cluster1 -appVersion v1

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参考: 管理ポートの有効化

各サーバーで管理ポート変更する場合はローカル管理ポートのオーバーライドを指定する

TIPS: 管理ポートを有効化した場合は、サーバーの起動、管理コンソール、WLSTなどの管理用通信は全て管理ポート経由 (t3はt3s)

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開発モードでのデプロイメント 自動デプロイメント

autodeploy

webAppB

webAppA.war

<domain>

WEB-INF

REDEPLOY

サーバーを開発モードで起動した場合、$DOMAIN/autodeploy ディレクトリ配下に配置したアプリケーションは自動デプロイされる

- デプロイ対象のサーバーは管理サーバー

- ファイル操作によってデプロイメントが自動的に行われる

配置(デプロイ)、更新(再デプロイ)、削除(アンデプロイ)

- アーカイブ形式、展開形式いずれもOK

展開形式の再デプロイはREDEPLOYファイルを更新

自動デプロイメントではアプリケーション・ファイルの配置のみでデプロイメント作業が自動的に実行される(=管理者による作業は不要なため開発環境向き)

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FastSwap

開発環境におけるクラス更新のためのデプロイ→テストのサイクルをシームレスに

– 開発モードかつ展開形式デプロイのみで使用可能

再ロード対象はWEB-INF/classesまたはAPP-INF/classes配下のクラス

– アプリケーションのデプロイメント記述子(weblogic.xml)で有効化

実行時にクラスを再ロードする仕組み

※本番モードではFastSwapは無効化される

Note: FastSwapでサポートされない変更

・クラスの実装インタフェースのリストの変更や、スーパークラスの変更、Javaアノテーションの追加または削除、Enumの定数の追加または削除、finalizeメソッドの追加または削除

・変数名を変更する場合、オブジェクトの状態は保持されない

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OEPEでのデプロイメント 展開+分割開発ディレクトリ・デプロイメント

Oracle Enterprise Pack for Eclipseでは、アプリケーションは分割開発ディレクトリ・デプロイメントでデプロイされる

管理サーバー

_auto_generated_ear_

デプロイ

ソース

ディレクトリ

ビルド

ディレクトリ

• Javaファイル

• デプロイメント記述子

• HTMLファイル

• …

• classファイル

• デプロイメント記述子

• .beabuild.txt

プロジェクト

ディレクトリ

OEPEプラグイン

ディレクトリ

ear

デプロイ

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OEPEでのデプロイメント サーバーのプロパティで公開設定を変更可能

分割開発ディレクトリ・デプロイとアーカイブ形式でのデプロイの切り替え

デプロイ対象サーバーやデプロイメントプランの指定

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まとめ

WebLogic Serverではアプリケーションを効率的に管理するために様々なデプロイメント機能がサポートされます

– どのアプリケーション・タイプでもデプロイメント方法は同じです

– 開発モードと本番モードはデプロイメント機能が大きく異なります

本番運用時はサーバーを本番モードで起動しましょう

状況に応じて適切なデプロイメント方法を選択しましょう

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オラクルユニバーシティからのお知らせ

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Oracle Universityからのお知らせ

デプロイメントを始めとしたWebLogic Serverの管理方法を体系的に学習したい方に最適な研修コースをご提供しています。

– Classroomトレーニングだけでなく、Live Virtual Classや『Oracle トレーニング・オンデマンド』など多様な受講形態から選択いただけます。

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コース内容

■Oracle Fusion Middleware の概要

■Oracle WebLogic Serverのインストール

■WebLogic Server ドメインのコンフィグレーション

■アプリケーションのデプロイ

■JMS アプリケーションのコンフィグレーション

■Oracle HTTP Server のコンフィグレーション

■バックアップおよびリカバリの管理

■WebLogic Serverのアーキテクチャ

■管理コンソールおよび他の管理ツールの概要

■Oracle WebLogic Server の管理およびロギングの使用

■データソース、JDBCドライバ、接続プールの設定

■WebLogic Serverの基本セキュリティのコンフィグレーション

■Oracle WebLogic クラスタのコンフィグレーション

■全体バックアップ、増分バックアップ

受講

前提条件

・Linux の基本コマンドおよびデスクトップのナビゲーション

・クライアント/サーバーの概念における TCP/IP ネットワークに関する基本的な知識

・Java EE の基礎知識(サーブレットや JSP など) ※推奨

対象者 ・Oracle WebLogic Server 11g/12c管理者 ・Javaアプリケーション開発者

コース日程 5日間

日程の詳細は Oracle University Webサイト にてご確認ください。

受講料 定価¥363,825(税込) ※Oracle PartnerNetwork会員様は、パートナー割引価格で受講いただけます。

Oracle Application Gridの基盤を支える Oracle WebLogic Server 11gの管理コース!

このコースでは、Web管理者がOracle WebLogic Server 11gのインストールおよび設定する方法に

ついて説明します。Web管理者が管理コンソールやコマンドライン、およびスクリプトツール(

WLST)などを使用して、Java EEアプリケーションをOracle WebLogic Server 11gにデプロイする方

法についても説明します。

その他に、Oracle WebLogic Server のWebインタフェースとしてOracle HTTP Serverを設定する方

法を解説し、またOracle WebLogic Serverクラスタを設定してアプリケーションのフェイルオーバ

ーとロードバランシングをサポートする方法を学習します。また、WebLogic Server管理者の管理

タスクの概要について説明します。

Oracle WebLogic Server 11g: 管理

ミドルウェア

次回開催日程: 2013年8月26日(月) ~ 30日(金)

※ WLS12cとの差分は参考資料を配布します

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オラクルユニバーシティは赤坂に移転します

2013年7月1日よりオラクルユニバーシティは トレーニングキャンパス赤坂 へ移転します。これを記念して「トレーニングキャンパス赤坂

開校記念キャンペーン」を実施します。

トレーニングキャンパス赤坂 開校記念キャンペーン

2013年7月、8月にトレーニングキャンパス赤坂で開催されるトレーニングを受講されたお客様に も・れ・な・く オラクル特製マイクロファイバークロスをプレゼント。

新キャンパスで WebLogic Server管理コース を受講しよう!

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