vol. with allcleartm technology user’s report
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ASP Japan 合同会社
藤田医科大学系列の病院ではすべての施設にSTERRAD®シリーズが納入されています。今回は新たにSTERRAD® 100NXを追加で導入された経緯について、藤田医科大学ばんたね病院 看護部 看護長 吉野 研二先生にお話を伺いました。
学校法人藤田学園
藤田医科大学ばんたね病院〒454-8509 愛知県名古屋市中川区尾頭橋三丁目6番10号
【院 長】 堀口 明彦【病床数】 370床【職員数】 727名(医師:122名、その他:605名)【主な手術の診療科】 外科、整形外科、脳神【手術室紹介】 当院では、年間3,000件以上の手術が行われています。 看護師による術前・術後訪問も行い、患者さんが安心 して手術を受けていただけるような援助を行っています。
すべての患者さんが安心して手術を受けられるよう、各種医療機器への滅菌性と耐久性の両方が確認されているSTERRAD® 100NXの導入を決定しました。
USER’S REPORT
ASP Japan 合同会社TM 〒108-6106 東京都港区港南 2 丁目 15 番 2 号 品川インターシティ B 棟 6 階 TEL.03-6712-1011 ( 土・日・祝日を除く)
TM
Vol. 1
Biological Indicator/PCDVELOCITY TM
医療器材の滅菌は、ステラッド® システムにお任せください。
with ALLClearTM Technology
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販 売 名:ステラッド® 100NX認証番号:223AABZX00144000製造販売業者:ASP Japan合同会社製造販売業者住所:東京都港区港南2丁目15番2号 品川インターシティB棟6階
APM-000108-210621
ものが1台の計3台、オートクレーブと合わせて6台の滅菌器が稼働しています。 私たちはもともとSTERRAD® を使用していたのですが、以前、調達課から他社の安価な方を買って欲しいと希望され、他社のものを購入したことがあります。しかし、その機器では滅菌物への保証やデータ収集などの点に不安があり、現在ではその機器の稼働状況は非常に低い状態が続いています。そういった経験からSTERRAD® を中心とした滅菌を行っており手術室からも中央材料部の委託業者からも、「ぜひ、STERRAD® を購入してほしい」という意見があがっていました。 そのため、今回の購入にあたっての機器選定の条件とし
現在の貴院の概要、手術件数、中央材料部の滅菌器の設置稼働状況についてお話しください 藤田医科大学ばんたね病院(以下、当院)の病床数は370床、手術室が5部屋、昨年度における手術室の稼働率は、一番高いときで80%以上でした。手術件数はコロナ禍で一度は落ち込んだものの、途中から盛り返し、最終的には3,500件弱に至りました。 滅菌器はオートクレーブが3台、内訳としては非常に古いものが1台と、昨年購入した2台があります。また、過酸化水素低温滅菌器も今回新たにSTERRAD® を1台購入させていただいたことで、STERRAD® が2台と他社の
本内容は、適正使用を目的とし、ご施設の業務内容に基づいた使用事例などをご参考として紹介するものです。弊社製品の使用方法などについては、添付文書及び取扱説明書の内容をご確認ください。
USER’S REPORT Vol. 1
吉野 研二先生藤田医科大学ばんたね病院 看護部 看護長
販 売 名:ステラッド® 100NX認証番号:223AABZX00144000製造販売業者:ASP Japan合同会社製造販売業者住所:東京都港区港南2丁目15番2号 品川インターシティB棟6階
て、まずは現場で安心して使用できる滅菌器であること、現在建設中の新棟へ移動した後でも間違いなく滅菌業務の中心を担えるものを検討した結果、最終的にASP社のSTERRAD® 100NX ALL Clearの購入に行き着きました。
今回過酸化水素滅菌器を購入する際に、重視されたことは何ですか
まずはメーカーの実績、信頼と安全を重視した際に「STERRAD® しかない」と感じました。今回も病院側からは、他社の安価なものと比較検討するように依頼されていましたが、現場としてはASP
社が取り組んでいる器材メーカーとの適合性試験において、ASP社が滅菌性を、各器材メーカーが耐久性と、それぞれ2方面から評価している点を非常に重視しています。また、この器材メーカーとの適合性試験を、ASP社は毎年データとしてきちんと蓄積してきているので、STERRAD®
は安心して使用できるものだと考えています。 そういった資料を比較したうえで、試験に合格している器材の数が格段に違うことを提示したところ、経営層にも「分かった」と理解を得ることができ、購入を了承してもらえました。 手術室は手術を止めることは絶対にNGです。何かが起きてからでは遅いので、安全性に関するエビデンスが多く蓄積されているということは、現場の人間にとっては非常にありがたいことと感じています。
STERRAD®の機種の中から100NX ALL Clearを選定いただいた理由は何ですか 手術器材に関する適合性データが充実してるというところが第一です。それに加えて、STERRAD® 自体も年々進化していると感じられることも理由として挙げられます。例えば、緊急滅菌の運転サイクルがおよそ24分、BI
(VELOCITY® )も約15分で判定が可能となるなど、1回の滅菌にかかる時間が非常に速くなっています。技術面
での成長も止まっていないところに、メーカーの努力が感じられます。 現在、緊急滅菌が必要な際には、ほとんどSTERRAD®
を使わせていただいています。オートクレーブだと速くても約1時間はかかってしまいますし、乾燥不良の可能性などさまざまな懸念が存在します。払い出しを行う中央材料室の委託業者も、そのことを良くは思っていないので安心して器材を払い出すことができません。 今回、100NX ALL Clearを購入したことで滅菌時間が短くて済み、滅菌後の冷却の工程も不要となりました。乾燥不良を懸念する必要もありませんので、基本的に内視鏡関係など高額な手術器材の滅菌にはSTERRAD®
を用いています※。1回の滅菌にかかるコストは、オートクレーブと比較するとどうしても高くなることは承知していますが、手術器材も豊富に保有しているわけではありません。少ない手術器材を安全に、速く提供できるということは、手術室の稼働率上昇にも関わることなので、大変重宝しています。
※STERRAD® 100NXの軟性内視鏡関連はDuoモードまたはFlexモード を使用します。
適合性が把握できている器材を滅菌する際に、さらに気を付けてることはございますか 「何回、使用したら(滅菌したら)買い替える」というのが最近の主流になってきています。このように器材ごとに滅菌回数制限が定められていることは、医師や私たちを守るためのものだと考えています。手術をするのは医師
ですが、可能な限り事故が起きないように努めることは、私どもにとっても重要です。同時に、手術器材が術中に突然壊れたり、動かなくなったりした場合には原因を特定する必要もあります。それらのことから、滅菌回数の指標および指標を守ることが重要であると考えています。 以前は数回滅菌すると傷んでしまう器材も多くありましたが、最近では、手術器材の素材そのものの耐久性がかなり向上してきているように思います。しかしそれでも、手術器材は一度購入すれば永続的に使えるものではありません。 そのため、コストがかかることではありますが、安全には代えられません。鉗子1本でも何十万円もの費用が掛かりますので、手術器材の性能を十分に活かすためにも、滅菌回数制限は遵守しなければならないと考えています。
貴院の中央材料部の運営方針として、滅菌の質保証についてのお考え、取り組みについてお話しいただけますか すべての手術器材が、患者さんに対して使用するものなので、安全・安心が第一です。私たちがやるべきことは、滅菌処理がきちんと施された手術器材を使用するということであり、それは同時に私たちの患者さんに対する気持ちであるともいえます。また、手術器材を使用するドクターに対しても、しっかりと滅菌された手術器材を提供できることに責任を感じていますので、BI(VELOCITY® )で陰性が確認された器材を払い出すようにしています。 こういった心がけを大切にしながら、今後もSTERRAD®
を使用していきたいと思っています。当院は規模が少し小さめの病院ですが、それでも患者さんが安全に手術を受けていただけるよう、私たちは日々取り組んでいて、こういった点をしっかりと患者さんに伝えていきたいとも考えています。
本内容は、適正使用を目的とし、ご施設の業務内容に基づいた使用事例などをご参考として紹介するものです。弊社製品の使用方法などについては、添付文書及び取扱説明書の内容をご確認ください。
USER’S REPORT Vol. 1
吉野 研二先生藤田医科大学ばんたね病院 看護部 看護長
販 売 名:ステラッド® 100NX認証番号:223AABZX00144000製造販売業者:ASP Japan合同会社製造販売業者住所:東京都港区港南2丁目15番2号 品川インターシティB棟6階
て、まずは現場で安心して使用できる滅菌器であること、現在建設中の新棟へ移動した後でも間違いなく滅菌業務の中心を担えるものを検討した結果、最終的にASP社のSTERRAD® 100NX ALL Clearの購入に行き着きました。
今回過酸化水素滅菌器を購入する際に、重視されたことは何ですか
まずはメーカーの実績、信頼と安全を重視した際に「STERRAD® しかない」と感じました。今回も病院側からは、他社の安価なものと比較検討するように依頼されていましたが、現場としてはASP
社が取り組んでいる器材メーカーとの適合性試験において、ASP社が滅菌性を、各器材メーカーが耐久性と、それぞれ2方面から評価している点を非常に重視しています。また、この器材メーカーとの適合性試験を、ASP社は毎年データとしてきちんと蓄積してきているので、STERRAD®
は安心して使用できるものだと考えています。 そういった資料を比較したうえで、試験に合格している器材の数が格段に違うことを提示したところ、経営層にも「分かった」と理解を得ることができ、購入を了承してもらえました。 手術室は手術を止めることは絶対にNGです。何かが起きてからでは遅いので、安全性に関するエビデンスが多く蓄積されているということは、現場の人間にとっては非常にありがたいことと感じています。
STERRAD®の機種の中から100NX ALL Clearを選定いただいた理由は何ですか 手術器材に関する適合性データが充実してるというところが第一です。それに加えて、STERRAD® 自体も年々進化していると感じられることも理由として挙げられます。例えば、緊急滅菌の運転サイクルがおよそ24分、BI
(VELOCITY® )も約15分で判定が可能となるなど、1回の滅菌にかかる時間が非常に速くなっています。技術面
での成長も止まっていないところに、メーカーの努力が感じられます。 現在、緊急滅菌が必要な際には、ほとんどSTERRAD®
を使わせていただいています。オートクレーブだと速くても約1時間はかかってしまいますし、乾燥不良の可能性などさまざまな懸念が存在します。払い出しを行う中央材料室の委託業者も、そのことを良くは思っていないので安心して器材を払い出すことができません。 今回、100NX ALL Clearを購入したことで滅菌時間が短くて済み、滅菌後の冷却の工程も不要となりました。乾燥不良を懸念する必要もありませんので、基本的に内視鏡関係など高額な手術器材の滅菌にはSTERRAD®
を用いています※。1回の滅菌にかかるコストは、オートクレーブと比較するとどうしても高くなることは承知していますが、手術器材も豊富に保有しているわけではありません。少ない手術器材を安全に、速く提供できるということは、手術室の稼働率上昇にも関わることなので、大変重宝しています。
※STERRAD® 100NXの軟性内視鏡関連はDuoモードまたはFlexモード を使用します。
適合性が把握できている器材を滅菌する際に、さらに気を付けてることはございますか 「何回、使用したら(滅菌したら)買い替える」というのが最近の主流になってきています。このように器材ごとに滅菌回数制限が定められていることは、医師や私たちを守るためのものだと考えています。手術をするのは医師
ですが、可能な限り事故が起きないように努めることは、私どもにとっても重要です。同時に、手術器材が術中に突然壊れたり、動かなくなったりした場合には原因を特定する必要もあります。それらのことから、滅菌回数の指標および指標を守ることが重要であると考えています。 以前は数回滅菌すると傷んでしまう器材も多くありましたが、最近では、手術器材の素材そのものの耐久性がかなり向上してきているように思います。しかしそれでも、手術器材は一度購入すれば永続的に使えるものではありません。 そのため、コストがかかることではありますが、安全には代えられません。鉗子1本でも何十万円もの費用が掛かりますので、手術器材の性能を十分に活かすためにも、滅菌回数制限は遵守しなければならないと考えています。
貴院の中央材料部の運営方針として、滅菌の質保証についてのお考え、取り組みについてお話しいただけますか すべての手術器材が、患者さんに対して使用するものなので、安全・安心が第一です。私たちがやるべきことは、滅菌処理がきちんと施された手術器材を使用するということであり、それは同時に私たちの患者さんに対する気持ちであるともいえます。また、手術器材を使用するドクターに対しても、しっかりと滅菌された手術器材を提供できることに責任を感じていますので、BI(VELOCITY® )で陰性が確認された器材を払い出すようにしています。 こういった心がけを大切にしながら、今後もSTERRAD®
を使用していきたいと思っています。当院は規模が少し小さめの病院ですが、それでも患者さんが安全に手術を受けていただけるよう、私たちは日々取り組んでいて、こういった点をしっかりと患者さんに伝えていきたいとも考えています。
ASP Japan 合同会社
藤田医科大学系列の病院ではすべての施設にSTERRAD®シリーズが納入されています。今回は新たにSTERRAD® 100NXを追加で導入された経緯について、藤田医科大学ばんたね病院 看護部 看護長 吉野 研二先生にお話を伺いました。
学校法人藤田学園
藤田医科大学ばんたね病院〒454-8509 愛知県名古屋市中川区尾頭橋三丁目6番10号
【院 長】 堀口 明彦【病床数】 370床【職員数】 727名(医師:122名、その他:605名)【主な手術の診療科】 外科、整形外科、脳神【手術室紹介】 当院では、年間3,000件以上の手術が行われています。 看護師による術前・術後訪問も行い、患者さんが安心 して手術を受けていただけるような援助を行っています。
すべての患者さんが安心して手術を受けられるよう、各種医療機器への滅菌性と耐久性の両方が確認されているSTERRAD® 100NXの導入を決定しました。
USER’S REPORT
ASP Japan 合同会社TM 〒108-6106 東京都港区港南 2 丁目 15 番 2 号 品川インターシティ B 棟 6 階 TEL.03-6712-1011 ( 土・日・祝日を除く)
TM
Vol. 1
Biological Indicator/PCDVELOCITY TM
医療器材の滅菌は、ステラッド® システムにお任せください。
with ALLClearTM Technology
Get started on LINE!
販 売 名:ステラッド® 100NX認証番号:223AABZX00144000製造販売業者:ASP Japan合同会社製造販売業者住所:東京都港区港南2丁目15番2号 品川インターシティB棟6階
APM-000108-210621
ものが1台の計3台、オートクレーブと合わせて6台の滅菌器が稼働しています。 私たちはもともとSTERRAD® を使用していたのですが、以前、調達課から他社の安価な方を買って欲しいと希望され、他社のものを購入したことがあります。しかし、その機器では滅菌物への保証やデータ収集などの点に不安があり、現在ではその機器の稼働状況は非常に低い状態が続いています。そういった経験からSTERRAD® を中心とした滅菌を行っており手術室からも中央材料部の委託業者からも、「ぜひ、STERRAD® を購入してほしい」という意見があがっていました。 そのため、今回の購入にあたっての機器選定の条件とし
現在の貴院の概要、手術件数、中央材料部の滅菌器の設置稼働状況についてお話しください 藤田医科大学ばんたね病院(以下、当院)の病床数は370床、手術室が5部屋、昨年度における手術室の稼働率は、一番高いときで80%以上でした。手術件数はコロナ禍で一度は落ち込んだものの、途中から盛り返し、最終的には3,500件弱に至りました。 滅菌器はオートクレーブが3台、内訳としては非常に古いものが1台と、昨年購入した2台があります。また、過酸化水素低温滅菌器も今回新たにSTERRAD® を1台購入させていただいたことで、STERRAD® が2台と他社の