vol. - 神戸赤十字病院 · 2020. 11. 11. · vol. 04 «=+ ºj í æ Õ y n8 ¢mzu yhx £ «=+...

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    神戸赤十字病院だより 「ハットクロス」 _ HAT CROSS _ Vol.04 _

    に対し行う手術手技です。全身麻酔下にBallonを経皮的に椎体内に挿入し整復・復元を行い、セメントを注入します。 5.多発外傷例に対する再建術24時間いつでも緊急対応し、再建手術を行います。

    6.人工関節手術 高齢者の変形性膝関節症に対し人工膝 関 節 置 換 術(TKA)を行い歩行能力と疼痛の改善を約束します。

    1.実績紹介

    1.脊柱変形に対する矯正固定術脊柱変形に対しPedicle Screwを使用したinstrumentationにより高い矯正率を達成しています。

    2.脊椎・骨盤外傷に対する低侵襲再建術超急性期においても最小侵襲で脊柱・骨盤再建を行っています。

    3.ナビゲーション機器を用いた手術コンピュータナビゲーション機器(前述)と特殊手術器具を用い安全正確な手技を達成可能です。

    4.脊椎椎体骨折に対する経皮的椎体形成術脊椎椎体骨折や、転移性脊椎腫瘍による病的骨折

    外傷

    2017年 2018年 2019年整形外科手術件数

    骨折手術

    その他小計

    上肢下肢骨盤

    22637622249873

    2283511898695

    25336327219862

    関節

    人工関節

    その他小計

    THATKAその他

    71202342

    41032340

    102021749

    脊椎・脊髄

    頸椎胸椎腰椎

    脊椎・脊髄腫瘍小計

    76231772

    278

    93251721

    291

    901914011260

    絞扼性神経障害ばね指腱

    その他小計

    31237263

    192315057

    2533526

    116

    その他手術件数合計

    2201,548

    2621,386

    2301,535

    切断

    上肢下肢

    小計

    413172

    152641

    71118

    02

    診療科クローズアップ_

    整形外科 _

    神戸赤十字病院 

    伊藤 康夫整形外科部長 脊椎・四肢外傷センター長

    整形外科について

    神戸赤十字病院は、2003年にHAT神戸に移転して17年が経過しました。高度救命救急センター(全国に42施設、兵庫県は当施設のみ)である兵庫県災害医療センターを併設し、一体的運用を行っております。整形外科は骨・関節・靱帯・筋肉さらには脊椎・脊髄・末梢神経を含む、運動器官に関する治療を行っています。世界的に類を見ない高齢化が進んでいる我が国において、運動器疾患の治療は社会的にも重要性を増しています。当科では急性期疾患である多発外傷や脊椎・脊髄損傷の治療、四肢の切断例に対する再接着治療について、多くの治療実績を有しております。全国的にも最も多くの治療を行っている代表的な施設のひとつです。急性期疾患は、緊急対応により的確な診断・評価が必要であり、24時間対応で緊急手術・再建手術を行う必要があります。安全正確で、かつ低侵襲な治療・手術を施行するために、我々は、病院開院時、全国に先駆けて日本で初のナビゲーション手術機器を導入し、緊急手術に対応しています。さらに、地域の医療機関からの紹介や、神戸地区並びに遠方の方々の慢性疾患である腰部脊柱管狭窄症に代表される脊椎疾患や、変形性関節症(股関節、膝関節など)、骨粗鬆症に伴う脊椎椎体骨折、大腿骨近位部骨折、などを中心に治療を行っております。また、新治療法として腰椎椎間板ヘルニアに対するヘルニコア治療も行っています。整形外科スタッフは、現在、神戸赤十字病院・兵庫県災害医療センターに所属する11名で構成しております。日本整形外科学会専門医は10名、うち脊椎脊髄病学会指導医2名、救急医学会指導医1名、救急医学会専門医1名、外傷学会専門医1名、リハビリテーション医学会専門医1名、リウマチ学会認定医2名であり、急性期から慢性期のあらゆる疾患について的確な診断と適切な治療計画を策定し、合併症の防止を行い早期回復と治療効果の持続を目標とした治療を行っています。また、クリニカルパスは整形外科の代表的手術について17種類(うち連携パス2種類)を運用しております。

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    2020/10/22 12:08:38

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    神戸赤十字病院だより 「ハットクロス」 _ HAT CROSS _ Vol.04 _

    新型コロナウイルス感染症に関する皆さまからの「貴重なご支援」「温かいご声援」に感謝申しあげます

    医 療 の

    現 場 か ら

    新型コロナウイルス感染症が全国的に流行してきた3月より、今の医療に欠かせない医療物資や温かいご声援等をたくさんいただき、誠に有難うございます。改めて皆さまの支えにより病院が成り立っていることを感じております。近年まれにみる新型コロナウイルス感染症の猛威・感染拡大は、終息の見通しがはっきりしないところです。しかし職員一同、いのちと健康、尊厳を守る立場であることを更に自覚し、皆さまの安全を最優先に考え、引き続き感染症対策に努めて参ります。

    新型コロナウイルス感染症への取り組み  玄関前トリアージ(体温測定・消毒・問診) _

    地域のみなさまの温かいメッセージに感謝 _

    04

    超高齢化社会が進む中、健康で活力のある生活を送ることが理想です。健康寿命とは、健康上問題がない状態で日常生活を過ごす期間のことであり、この健康寿命と平均寿命の間には、約10年の差があり、この最大の原因は「運動器の障害」です。これらの様々な運動器のことでお悩みの方は、是非整形外科を受診してください。最適な治療を提供してまいります。

    2.患者さんへ

    いつも諸先生方には大変お世話になり感謝申し上げます。当科では運動器疾患全般について診療を行っています。緊急を要する疾患には迅速に対応致しております。慢性疾患に関しても、可能な限り迅速に入院・手術治療を行っております。紹介患者さんは全て受け入れ、最適な治療に努めております。急性期治療が終了した患者さんは、転院して治療・リハビリテーションを行っていただくことがあります。脊椎・脊髄損傷に関しましては大阪府・兵庫県内の脊髄損傷治療の拠点施設を中心に13施設で連携会を設立し、急性期の初期治療からリハビリテーションを経て在宅復帰まで切れ目のない医療を構築しております。また、高齢者の大腿骨近位部骨折に対しては、大腿骨頚部骨折神戸地域連携クリニカルパス会を設立し、急性期施設から回復期施設まで23施設で医療連携を行っており、経過が思わしくない場合は、再入院などで対応し継続性のある治療を行っています。諸先生方のご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。今後ともご支援よろしくお願い致します。

    3.地域の先生方へ

    内閣府ホームページより

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    神戸赤十字病院だより 「ハットクロス」 _ HAT CROSS _ Vol.04 _

    消化器内科副部長

    池川 卓哉 (いけがわ たくや)

    消化器内科全般の診療を行いますが、特に膵臓・胆道疾患の診療(超音波内視鏡検査や膵臓・胆道の内視鏡治療など)を専門としています。皆様のお力になれるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。

    脳神経外科

    藤原 大悟 (ふじわら だいご)

    自分の持つ専門性を活かせるように努めていきます。

    消化器内科 

    新井 憂 (あらい ゆう)

    皆様はじめまして。4月から赴任致しました新井と申します。まだまだ未熟ではございますが、少しでも地域の皆様のお役に立てるように努めてまいりますので、よろしくお願いします。

    脳神経内科 

    山形 大志 (やまがた たいし)

    脳神経内科の山形と申します。脳梗塞やてんかん、パーキンソン病だけでなく、頭痛やしびれといったものでもご相談下さい。地域の方々のお役に立てるよう頑張ってまいります。

    心臓血管外科副部長 

    邉見 宗一郎 (へんみ そういちろう)

    これまで兵庫県立姫路循環器病センターおよび神戸大学病院で成人心大血管疾患の手術に携わってきました。如何なる症例にも全力で対応いたしますので、何でもご相談ください。よろしくお願いします。

    形成外科

    葛原 奈津美 (くずはら なつみ)

    3年目で至らないところは多々あるかと思いますが、精進してまいりますのでどうかよろしくお願いいたします。

    内科 

    光齋 久人 (こうさい ひさと)

    専攻は総合診療科です。大学院では感染症疫学で博士号を取得しました。専門性を生かしてCOVID対策なども行っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

    循環器内科 

    玉井 翔 (たまい しょう)

    循環器内科3年目の玉井 翔です。患者様と積極的にコミュニケーションをとり、信頼関係を築きながら、診断・治療できるように努力してまいります。

    脳神経外科副部長 

    松尾 和哉 (まつお かずや)

    脳神経外科の松尾和哉です。8月から異動してまいりました。神戸大学出身で、最近は甲南医療センターなどに勤務しておりました。どうぞよろしくお願いいたします。

    麻酔科

    林 文昭 (はやし ふみあき)

    安心して手術を受けていただけるよう、麻酔を含めた術後管理に力を注ぎます。何卒よろしくお願いいたします。

    循環器内科 

    荒木 一貴 (あらき かずき)

    今年度より赴任しました循環器内科の荒木と申します。昨年度までは岡山県で初期研修をしていました。まだまだ未熟者ではありますがどうぞよろしくお願いします。

    整形外科副部長

    瀧川 朋亨(たきがわ ともゆき)

    平成23年まで当院に在籍しておりましたが、9年ぶりに戻ってまいりました。脊椎・脊髄疾患の治療を専門としておりますので、何なりとお気軽にご相談ください。

    脳神経内科副部長

    辻 佑木生 (つじ ゆきお)

    脳神経疾患の早期発見に努めるとともに、地域の方々に少しでもお役に立てるよう尽力してまいりますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

    麻酔科

    久保 飛鳥 (くぼ あすか)

    今年度から麻酔科医として赴任いたしました。麻酔を専門とし、安心して手術を受けられる環境づくりに努めております。地域の皆様のお力になれるように頑張ります。よろしくお願いいたします。

    消化器内科 

    岸本 弘基 (きしもと ひろき)

    今年度から赴任いたしました、消化器内科の岸本弘基と申します。精一杯、地域の医療に邁進したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

    循環器内科副部長

    末廣 英也 (すえひろ ひでや)

    神戸大学病院で不整脈診療を修練しました。専門はカテーテルアブレーションやデバイス治療です。患者さん一人ひとりに合わせた診療に最善を尽くします。

    外科

    藤井 悠花(ふじい はるか)

    消化器外科の藤井悠花と申します。女性という面も生かしつつ、幅広く患者様のニーズに対応できるような医療を目指しています。よろしくお願いします。

    消化器内科 

    朝原 ひかり (あさはら ひかり)

    今年度からこちらでお世話になっております。消化器内科専攻ですが、幅広い分野で活躍できるよう精進いたしますのでよろしくお願いします。

    新入職医師紹介

    06

    入院されておられる患者様にも季節を感じて頂きたく、季節感のあるメニューを提供させて頂いています。10月はキノコ御飯と秋を感じさせる行事食です。夏の暑さで疲れなど出ていませんか?そんな時ほど免疫力が落ちやすくなります。免疫力を高めるには腸内環境を整える必要があります。今回は腸内細菌のエサになり、腸内環境を整えてくれる食物繊維たっぷりのキノコを使ったレシピをご紹介します。

    栄養課長 駒田 裕子

    【材料(一人分)】米(精白米) 110g鶏モモ肉 8g油揚げ 7gほんしめじ 15g舞茸 10gにんじん 8gグリンピース 4g薄口醬油 1,3g食塩 0.5g清酒 2.5gみりん 2.5g

    【栄養成分】エネルギー:409 kcal水分: 52.5mlタンパク質: 9.8g脂質: 3.1g炭水化物: 81.3gコレステロール: 7mg食物繊維総量: 1.5g食塩相当量: 0.7g

    【作り方】1.米を洗いザルに受け40分水を切る。2.定量の水を計り、米を入れ、具材を入れ、調味料を入れてかき混ぜる。3.水面を手でならして、昆布とかつおだしパックを入れる。4.炊き上がったら、昆布とかつおだしパックを取り大きく底から混ぜて出来上がりです。

    【一口ポイント】食べる直前に刻みショウガや柚子のすりおろしを入れるといっそう美味しくいただけます。

    【栄養メモ】舞茸には、食物繊維で多糖類の不溶性βーグルカンが含まれています。体内で腸の働きを助け、腸内環境を整え、デトックス効果も期待できます。また、α-グルカンは、感染症の予防効果があるといわれています。さらに、消化酵素の働きを阻害して糖の吸収を遅らせ、抑えることで食後の血糖の上昇を緩やかにする働きがあります。

    _

    栄養課レシピ _

    「キノコを使ったレシピ~キノコ御飯~」

    院長室から本年ももう秋になりました。春先からの新型コロナウイルス感染のために皆様も落ち着かない日々を過ごされていることと存じます。病院も新型コロナウイルスへの対応に、大変な時期を過ごし、やっと落ち着いて日常の診療に対応できるように

    なったと思えば、新型コロナウイルス感染は終息していません。ウィズコロナで対応するしかないとの判断で、病院も職員一同が頑張って皆様が安心して受診してもらえるように努力を継続しています。新聞、テレビなどの報道にあるように、新型コロナウイルス感染は今までにない感染症で、発症前から感染し、まだ、治療法もワクチンもありません。そうなると、感染しないのが大切ですが、感染を恐れて外出せずにいるのも不自由なのが私達の生活です。密を避けてと言われても、・・・であります。まだまだ何年もこの状態を維持するように勧められても、無理な話です。では、できることは何でしょうか。自分が無理をせずに体調を維持して、他人にうつさず、かからない、そして、人込みを避ける、手指を消毒する、などによって、警戒することになります。これも無理かな、と思われるでしょうか。やはり、コロナ後の新常態を受け入れて、ウィズコロナを考えていくしかないようです。とても医療者の意見とは思えない内容ですが、基本は自身の健康維持を心掛けて、怖がりすぎずに警戒することになるでしょうか。皆様の体調維持に協力援助するのが病院ですので、心配あれば相談いただいて、地域みんなでこの状態を乗り越えていきましょう。

    院長 山下 晴央

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