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VMware Mirage Web 管理ガイドVMware Mirage 5.7

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VMware Mirage Web 管理ガイド

2 VMware, Inc.

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目次

『 Mirage Web Management ガイド』について 5

1 Mirage Web Management について 7

Web Management へのアクセス 7

2 CVD の管理 9

デバイスの再起動 10レイヤをエンドポイントに強制 10基本レイヤおよびアプリ レイヤ 11エンドポイント ディザスタ リカバリ 12File Portal の操作 13アップロード ポリシーの割り当て 13コレクションの管理 14異なるボリュームへの CVD の移動 14Windows OS 移行 14CVD 整合性レポート 15

3 エンドポイントでの作業 17

エンドポイントの統合 17交換デバイスへの CVD のマイグレート 17Endpoint から参照マシンを作成 18エンドポイントに対するレイヤのプロビジョニング 18デバイスを CVD に再接続 19Mirage Web Management での保留中のデバイスの削除 19

4 レイヤを使用した作業 21

5 アップロード ポリシーでの作業 23

アップロード ポリシー パラメータ 24アップロード ポリシー規則を追加または編集 25

6 CVD コレクションでの作業 27

静的コレクションを追加 28CVD を静的コレクションに追加 28動的コレクションを追加 29Active Directory で動的コレクションを追加 29コレクションの編集 29

7 ストレージ ボリュームの操作 31

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8 Mirage の動作のレポートの使用 33カスタム レポートの作成 34レガシー レポートのエクスポート 34Mirage レポート パッケージのインポート 35CSV へのグリッド データのエクスポート 35

9 Mirage タスクの管理 37

10 ドライバ ライブラリの管理 39

11 ドライバ ライブラリ アーキテクチャ 41

12 ドライバ プロファイルの管理 43

13 割り当て Mirage の管理 45

14 Mirage イベント ログ ファイルの管理 47

15 ブランチ リフレクタの管理 49

プロセスに一致するブランチ リフレクタ 50ブランチ リフレクタとなるクライアントを選択 50ブランチ リフレクタのデフォルトを構成 51Wake-on-LAN 51Wake-on-LAN の構成 52

16 Mirage サーバ、 Mirage 管理サーバ、および Mirage ゲートウェイ サーバの管理 53

17 Mirage システムの構成 55

帯域幅制限規則の管理 55ライセンス設定 56Mirage Gateway サーバの認証 56ブランチ リフレクタの設定 56ファイル ポータルへのユーザー アクセスの構成 57全般システム設定 57Mirage システム設定のエクスポート 58

インデックス 59

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『 Mirage Web Management ガイド』について

『VMware Mirage Web Management ガイド』には、Mirage Web Management の使用方法についての情報が記載されています。

対象者

この情報は、エンドポイントの問題を解決する IT ヘルプ デスク ユーザーを対象としています。また、イメージベースの操作を管理する Mirage Image Manager ユーザー、Mirage クライアント エンドポイントを保護する Mirage ProtectionManager ユーザーも対象としています。管理者ユーザーはすべての Mirage 操作を実行できます。

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Mirage Web Management について 1Mirage ユーザーは Mirage Web Management を使用して、CVD、アップロード ポリシー、ボリューム、レイヤなどについてロールベースのアクションを実行できます。

Web Management はさまざまな Mirage ユーザー ロールによって使用されます。

表 1‑1. Web Management のユーザー ロール

ロール 説明

ヘルプデスク サービスの問い合わせに応答するために Mirage クライアント ユーザー デバイスに関する情報を提供します。ヘルプ デスク ロールでアクセスすると、[ユーザーおよびデバイスを選択] ページがデフォルトで表示されます。

Image Manager CVD に基本レイヤおよびアプリ レイヤを割り当てます。Image Manager ロールは、指定されたイメージを使用して新規デバイスをプロビジョニングします。

Protection Manager Mirage システムの詳細情報を提供します。Protection Manager ロールを持つユーザーは、Mirage システムをアップデートして Mirage エンドユーザー デバイスを保護できます。

管理者 すべての Mirage 操作のスーパーセット。

Mirage Web Management のユーザー ロールは、Mirage 管理コンソールにより割り当てられます。Mirageユーザーとロールの詳細については、『VMware Mirage 管理者ガイド』を参照してください。

Web Management へのアクセスアプリケーションを開くたびにログインする必要があります。

開始する前に

Mirage Web Management がインストールされていることを確認してください。

手順

1 https://<WebManagerServer>:7443/VMwareMirage に移動します。

<WebManagerServer> は、Mirage Web Management がインストールされているサーバの DNS 名または IP アドレスです。

2 ユーザー名およびパスワードを入力します。

勤務先がユーザー名にドメインを含めることを求めている場合は指示に従ってください。

3 [ログイン] をクリックします。

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ログイン後、ヘルプ デスク ユーザーには [ユーザーおよびデバイスの選択] ページが表示されます。ここではデバイスの検索が実行できます。

[CVD インベントリ] ページが Image Manager ユーザーおよび Protection Manager ユーザーに表示されます。ここでは現在の Mirage の条件を確認できます。

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CVD の管理 2CVD は、CVD 上でタスクを実行することによって管理できます。

検索機能を使用して、管理対象の CVD を見つけることができます。あるいは、[コレクション] タブで管理対象の CVD を見つけることもできます。

実行可能なアクションは、アクション ツールバーに表示されます。それ以外のタスクの場合は、アクション ツールバーの最後にある二重矢印をクリックします。

コレクションの CVD を管理するタスクだけでなく、次のタスクを実行しても CVD を管理できます。

n デバイスの再起動 (P. 10)

Mirage クライアントから要求されたときに再起動しない場合など、Mirage クライアント デバイスをリモートで強制的に再起動できます。

n レイヤをエンドポイントに強制 (P. 10)

ユーザーおよびアプリケーションは、基本レイヤまたはアプリ レイヤからプロビジョニングされたファイルおよびレジストリ設定に変更を行っている場合があります。これらの変更によって、しばしばデスクトップ操作で問題が

生じます。ほとんどのケースでは、最初に CVD に指定したレイヤを強制することによって問題を解決できます。

n 基本レイヤおよびアプリ レイヤ (P. 11)

基本レイヤは共通のデスクトップ コンテンツ用のテンプレートで、特定の識別情報をクリアし、エンドポイントへの大規模導入に適しています。複数のアプリ レイヤを定義し、共通の基本レイヤから分離して、より特定なアプリケーションをユーザーのグループに配布することもできます。

n エンドポイント ディザスタ リカバリ (P. 12)

デバイス ファイルを以前の CVD スナップショットにリストアするか、ハードウェア交換、ファイル損傷、またはフォーマットの後、またはデバイスが交換されたときに CVD からデバイスをリストアできます。

n File Portal の操作 (P. 13)

Mirage クライアントをインストールしているエンド ユーザーは、Mirage File Portal を使用して CVD のファイルを参照および表示できます。

n アップロード ポリシーの割り当て (P. 13)

アップロード ポリシーは、ユーザー エンドポイントからデータ センターの CVD にアップロードするファイルおよびディレクトリを決定します。コレクションのすべての CVD またはコレクションの個々の CVD にアップロード ポリシーを割り当てることができます。

n コレクションの管理 (P. 14)

コレクションを CVD に追加したり、CVD からコレクションを削除できます。

n 異なるボリュームへの CVD の移動 (P. 14)

ディスク編成の要件に基づいて、CVD を異なるストレージ ボリュームに移動できます。

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n Windows OS 移行 (P. 14)

既存の Windows XP または Windows Vista エンドポイントを Windows 7 に移行したり、既存の Windows 7エンドポイントを Windows 8.1 または Windows 10 に移行したりできます。マイグレーションは、インプレースで同じデバイス上、または交換デバイスに対して実行できます。

n CVD 整合性レポート (P. 15)

CVD に不整合がある可能性をシステム イベントが警告した場合、CVD 整合性レポートを作成します。

デバイスの再起動

Mirage クライアントから要求されたときに再起動しない場合など、Mirage クライアント デバイスをリモートで強制的に再起動できます。

手順

1 Mirage Web Management で再起動するデバイスを選択し、[再起動] をクリックします。

2 確認メッセージで、[OK] をクリックします。

監査イベント トランザクションがデバイス情報リストに追加されます。

次に進む前に

デバイスの再起動後に、コンピュータの再起動を促すメッセージが表示されます。[今すぐ再起動] をクリックしてコンピュータを再起動するか、10 分後にコンピュータが自動的に再起動するのを待機します。

レイヤをエンドポイントに強制

ユーザーおよびアプリケーションは、基本レイヤまたはアプリ レイヤからプロビジョニングされたファイルおよびレジストリ設定に変更を行っている場合があります。これらの変更によって、しばしばデスクトップ操作で問題が生じます。ほ

とんどのケースでは、最初に CVD に指定したレイヤを強制することによって問題を解決できます。

Mirage クライアントは、オリジナルのレイヤで CVD を再調整するために必要となる関連ファイルおよびレジストリ設定だけをダウンロードします。レイヤ コンテンツと競合しないユーザー プロファイル、ドキュメント、およびインストールされたアプリケーションは保持されます。

すべてのレイヤの強制は、CVD のマシン領域に置かれているユーザーがインストールしたアプリケーションを削除するために設定することもできます。たとえば、上書きまたは壊れたシステム ファイルのために、すべてのアプリケーションが動作しない問題のある CVD を修正するために、この機能は役立ちます。ユーザー アプリケーションの削除によって、現在の基本レイヤに存在しないマシン領域ファイルおよびレジストリ キーは、ユーザー領域ポリシーに定義されたファイルを除いて削除されます。

手順

1 Mirage Web Management で、レイヤを強制するデバイスを選択し、[レイヤの強制] をクリックします。

2 ユーザー アプリケーションのオプションを選択して、[次へ] をクリックします。

オプション 説明

ユーザー アプリケーションを保持します システムは、ユーザー データを保持しながら、割り当てられたレイヤに適合するようにリストアされます。このオプションは、CVD 上でユーザー アプリケーションを維持し、ユーザー インストール アプリケーションを保持するために使用します。

ユーザー アプリケーションを削除します システムは、ユーザー データを削除しながら、割り当てられたレイヤに適合するようにリストアされます。このオプションは、CVD からユーザー アプリケーションとユーザー インストール アプリケーションを削除するために使用します。

3 検証要約を使用して、対象デバイスを CVD と比較します。この要約は、追加の注意が必要となる潜在的な問題をユーザーに警告します。

ブロック問題が解決されるまで次に進むことはできません。

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4 確認メッセージで、[完了] をクリックします。

監査イベント トランザクションがデバイス情報リストに追加されます。

基本レイヤおよびアプリ レイヤ基本レイヤは共通のデスクトップ コンテンツ用のテンプレートで、特定の識別情報をクリアし、エンドポイントへの大規模導入に適しています。複数のアプリ レイヤを定義し、共通の基本レイヤから分離して、より特定なアプリケーションをユーザーのグループに配布することもできます。

基本レイヤには、オペレーティング システム、サービス パックおよびパッチ、さらにコア エンタープライズ アプリケーションとその設定が含まれます。

アプリ レイヤには、1 つのアプリケーション、またはアプリケーションのスイートを含めることができます。互換性のあるエンドポイントでは、アプリ レイヤを他のアプリ レイヤと一緒に導入できます。

アプリ レイヤでは、エンドポイントに基本レイヤが存在する必要がありますが、基本レイヤおよび任意のアプリ レイヤは、互いに独立してアップデートできます。

アプリ レイヤの指定プロセスはウィザードで行われ、基本レイヤの指定と似ています。アプリ レイヤ オプションは、基本レイヤの動作ノードと並行して、CVD 表示の分離ノードの下にリストされます。

基本レイヤには、依然として、アプリケーションを直接含めることができます。アプリ レイヤは、全員が同じアプリケーションを使用する組織では必要ありません。

基本レイヤのキャプチャ

参照マシンに基本レイヤを設定後、それから基本レイヤをキャプチャできるので、エンドポイントはそのコンテンツでアッ

プデートできます。

基本レイヤのキャプチャ プロセスでは、ライブ参照マシンのデータおよび状態のポイントインタイム スナップショットを作成します。これは大規模導入のための汎用版です。

アプリ レイヤをキャプチャするために同様のプロセスが採用されています。

post_core_update.bat という名前のカスタムの基本レイヤ後のスクリプトを使用して、基本レイヤのアップデート後に特定の操作を実行できます。

詳細については、『VMware Mirage 管理者ガイド』を参照してください。

アプリ レイヤのキャプチャ共通の基本レイヤで一般的に配布されるコア アプリケーションとは別に、アプリ レイヤから特定のユーザーにより特化したアプリケーションのセットを提供できます。

1 つのアプリケーション、または同じベンダからのアプリケーション スイートを含むアプリ レイヤをキャプチャできます。特定の部門またはグループに関係するアプリケーションを含めるためにアプリ レイヤを作成できます。アプリ レイヤを他のアプリ レイヤと結合し、互換性のあるエンドポイントでそれらを導入できます。

アプリ レイヤをキャプチャしてアプリ レイヤを定義および配布し、それらをエンドポイントに割り当てます。

アプリ レイヤのキャプチャ プロセスは、ライブ参照マシンにインストールされた指定アプリケーションのスナップショットを作成します。これは大規模導入のための汎用化です。

アプリ レイヤの目的のために参照 CVD として CVD を使用できます。基本レイヤは、参照マシンに存在する必要はありません。

詳細については、『VMware Mirage 管理者ガイド』を参照してください。

第 2 章 CVD の管理

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エンドポイント ディザスタ リカバリデバイス ファイルを以前の CVD スナップショットにリストアするか、ハードウェア交換、ファイル損傷、またはフォーマットの後、またはデバイスが交換されたときに CVD からデバイスをリストアできます。

Mirage は以下の 2 つの主要な方法でディザスタ リカバリを行います。

n ファイルまたはデスクトップ全体を既存のデバイスの以前の CVD スナップショットにリストアします。ファイルおよびディレクトリは、現在有効であるアップロード ポリシーと一致する CVD スナップショットに含まれます。第 5 章「アップロード ポリシーでの作業 (P. 23)」を参照してください。

n 既存デバイスまたは交換デバイスのハード ドライブをリストア:

n ハード ドライブの交換、ファイル損傷、またはフォーマット後、同じデバイスに CVD をリストアします。

n CVD を交換デバイスにリストアします。

CVD に Encrypted File System (EFS) ファイルが含まれている場合、ファイルはオリジナルの暗号化形式でリカバーされます。

注意 前の状態のスナップショットでの良好な重複排除のため、CVD に EFS ファイルが含まれている場合、リストア プリフェッチ操作中にエンド ユーザーはログインする必要があります。

デバイスを CVD スナップショットにリストアCVD スナップショットを使用して、固有のファイルまたは既存のデバイスの完全なエンドポイントをリストアできます。

Mirage は定期間隔で CVD スナップショットを自動的に作成し、保存ポリシーに基づいてそれらを保存し、必要に応じてリストア目的のために使用できるようにします。詳細については、『VMware Mirage 管理者ガイド』を参照してください。

選択した CVD スナップショットを使用して、固有のファイルまたは既存のデバイスの完全なエンドポイントをリストアできます。復帰は、同じオペレーティング システム(たとえば、Windows 8.1 と Windows 8.1)間、またはクロス オペレーティング システム(たとえば、Windows 8.1 と Windows 7)間で可能です。

手順

1 Mirage Web Management で、CVD スナップショットにリストアする CVD を選択して [スナップショットまで戻る] をクリックします。

VMware Mirage Web 管理ガイド

12 VMware, Inc.

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2 元に戻すオプションを選択します。

a 復帰するスナップショット日付を選択します。

b システムのみをリストアするかどうかを選択して [次へ] をクリックします。

デフォルトで [システムだけをリストア] チェック ボックスが選択されています。これを選択すると、基本レイヤ、ユーザーがインストールしたアプリケーションおよびユーザー マシン設定を含むシステム ファイルだけをリストアします。ユーザー領域のコンテンツは影響されず、ユーザー領域の新しいファイルは消去されません。

このオプションのユーザー データは、アップロード ポリシー ユーザー領域にリストされるファイルおよびディレクトリに関連します。

このオプションの動作は、実行している復帰が同じ OS またはクロス OS であるかどうかによって異なります。

オプション 操作

たとえば、Windows 8.1 から Windows8.1 という同じ OS の場合:

ユーザー領域を含み、CVD スナップショットから CVD 全体をリストアする場合はこのチェック ボックスの選択を解除します。このチェック ボックスの選択を解除すると、スナップショットに存在しない現在の CVD のすべてのアプリケーション、設定、またはドキュメントは、エンドポイントから消去されます。

たとえば、Windows 8.1 から Windows7 という異なる OS の場合:

このチェック ボックスの選択は解除されて、ユーザー領域を含む CVD 全体は常に CVD スナップショットからリストアされます。

3 検証要約を使用して、対象デバイスを CVD と比較します。この要約は、追加の注意が必要となる潜在的な問題をユーザーに警告します。

ブロック問題が解決されるまで次に進むことはできません。

4 スナップショットの詳細を確認して [完了] をクリックします。

File Portal の操作Mirage クライアントをインストールしているエンド ユーザーは、Mirage File Portal を使用して CVD のファイルを参照および表示できます。

たとえば、MSP 環境などの一部の状況では、ユーザー デバイスは会社のドメインにアクセスできません。

ユーザーがファイルにアクセスできるようにするには、管理者はシステムで統合される CVD を固有のドメイン ユーザーにマップします。ドメインに存在しないユーザーは、ドメイン アカウントを使用して File Portal からファイルにアクセスできます。

ユーザーはエンドポイントからではなくデータ センターからこれらのファイルに直接アクセスできるので、エンドポイントは File Portal の目的のためにアクセスできる必要はありません。

File Portal へのアクセスを許可またはブロックするには、該当する CVD を選択し、[File Portal を許可] または [File Portalをブロック] をクリックします。

アップロード ポリシーの割り当てアップロード ポリシーは、ユーザー エンドポイントからデータ センターの CVD にアップロードするファイルおよびディレクトリを決定します。コレクションのすべての CVD またはコレクションの個々の CVD にアップロード ポリシーを割り当てることができます。

CVD には一度に 1 つのアップロード ポリシーが指定されます。

手順

1 Mirage Web Management で、アップロード ポリシーを割り当てるデバイスを選択し、[アップロード ポリシーを割り当て] をクリックします。

第 2 章 CVD の管理

VMware, Inc. 13

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2 割り当てる CVD ポリシーを選択し、[OK] をクリックします。

監査イベント トランザクションがデバイス情報リストに追加されます。

新しいポリシーは、デバイスと Mirage サーバ間の次回の同期後にのみ有効になります。新しく割り当てたアップロードポリシーが CVD リストに表示されます。

コレクションの管理

コレクションを CVD に追加したり、CVD からコレクションを削除できます。

手順

1 Mirage Web Management で、管理する CVD を選択します。

2 ツールバーで、二重矢印アイコンをクリックしてオプションをさらに表示し、[コレクションを管理] を選択します。

3 [使用可能なコレクション] リストから 1 つ以上の使用可能なコレクションを選択し、[保存] をクリックします。

監査イベント トランザクションがデバイス情報リストに追加されます。

異なるボリュームへの CVD の移動ディスク編成の要件に基づいて、CVD を異なるストレージ ボリュームに移動できます。

手順

1 Mirage Web Management で、別のボリュームに移動する CVD を選択し、[ボリュームの変更] をクリックします。

2 ボリュームを選択して [OK] をクリックします。

オプション 説明

自動的にボリュームを選択 Mirage サーバに最も空き容量の多いボリュームを選択させたい場合に、このオプションを使用します。Mirage サーバはブロックされたボリュームは選択しません。

手動でボリュームを選択 手動でボリュームを選択する場合に、このオプションを使用します。

Windows OS 移行既存の Windows XP または Windows Vista エンドポイントを Windows 7 に移行したり、既存の Windows 7 エンドポイントを Windows 8.1 または Windows 10 に移行したりできます。マイグレーションは、インプレースで同じデバイス上、または交換デバイスに対して実行できます。

マイグレーションにより、Windows 7、Windows 8.1、または Windows 10 の基本レイヤが各ターゲット エンドポイントにインストールされます。その間、ユーザー プロファイル データと設定は Microsoft User State Migration Toolによって保持されます。

n USMT 4.0 または USMT 5.0(Windows XP から Windows 7 への移行の場合)

n USMT 6.3(Windows 7 から Windows 8.1 への移行の場合)

n USMT 10.0(Windows 7 から Windows 10 への移行の場合)

基本レイヤ アップデートと異なり、マイグレーション プロセスでは、基本レイヤのキャプチャ時に参照マシンで構成されていたローカル ユーザー プロファイルも含めて、完全な OS イメージがインストールされます。これを使用して、ローカル管理者とデフォルト ユーザー アカウントを設定できます。

マイグレーションにより、対象エンドポイントの既存の内容が C:\Windows.Old ディレクトリに移動し、USMT によって処理されます。USMT が処理しないアプリケーション設定とデータは、C:\Windows.Old ディレクトリに保持されます。このデータは手動でリストアしたり、必要ない場合は削除することも可能です。

VMware Mirage Web 管理ガイド

14 VMware, Inc.

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Mirage による OS 移行では、元のコンピュータ名は保持されますが、Windows 7、Windows 8.1 または Windows 10のマシン アカウントを作成するには、ドメインへの再参加が必要です。このアカウントは、Mirage のシステム構成で定義できます。

ターゲット マシン上のカスタム ブート ローダは、マイグレーションで削除されます。Endpoint に複数の OS が含まれている場合、移行では、アクティブな OS パーティション上の OS のみを上書きし、他の OS にはブート オプションを提供しません。他のブート オプションは、新しい OS への起動後に手動でリストアできます。

注意 OS 移行前に Mirage の事前構成を行う場合、一定数のフル ディスク暗号化アプリケーションが必要となります。対応するフル ディスク暗号化ソフトウェアの詳細については、VMware サポートに連絡してください。

前提条件

n 管理者ロールまたは Image Manager ロールのユーザーは、Windows OS の移行手順を実行できます。

n 小規模なオフィスや遠隔オフィスでの OS 移行時に帯域を制限する場合は、Mirage のブランチ リフレクタ機能を使用してください。特に、ブランチ リフレクタとして構成されている Windows 7、Windows 8.1 または Windows10 のテスト マシンでは、その OS ファイルをクライアント エンドポイントと共有できるので、移行プロセスに役立ちます。

n USMT では、Windows XP または Windows Vista にインストールされたアプリケーションを Windows 7 へ、または Windows 7 にインストールされたアプリケーションを Windows 8.1 または Windows 10 へ移行しません。

n 機密データは、参照マシンから必ず削除してください。参照マシン上のユーザー データはすべて、マイグレーション プロセス中にターゲットに適用されます。

Windows OS 移行のエンド ユーザー エクスペリエンスマイグレーションの基本レイヤのダウンロードが完了すると、再起動を要求されます。スワップが行われ、Windows 7、Windows 8.1 または Windows 10 が起動します。

ログインは、マイグレーション プロセスが完了するまでは不可能です。新しい OS が読み込まれ、プラグアンドプレイハードウェアがインストールおよび構成されます。このプロセスには数分かかる場合があり、コンピュータはこの間ビジー

な状態になります。

この進行状況は、Windows のログイン画面で監視できます。プロセスが完了すると、PC が再起動され、ログインが可能になります。

ポスト マイグレーション スクリプトによって USMT が実行され、再度ドメインに参加します。ネットワーク アドレスを割り当てるには、PC が企業ネットワークに接続されている必要があります。

注意 ドメインに再参加するには、PC が Mirage サーバとドメイン コントローラにネットワーク経由でアクセスできる必要があります。ドメイン参加が完了した後にのみ、エンド ユーザーはドメイン認証情報を使用してログインできます。

CVD 整合性レポートCVD に不整合がある可能性をシステム イベントが警告した場合、CVD 整合性レポートを作成します。

CVD 整合性レポートは、CVD に一貫性があって損傷がないことを検証し、システムに継続して置かれ、リストアおよび他の目的のために使用できます。

手順

1 Mirage Web Manager で、[CVD インベントリ] タブをクリックします。

2 ナビゲーション ペインで二重矢印アイコンをクリックしてさらに多くのオプションを表示し、[CVD 整合性] をクリックします。

3 レポート構成ウィザードの手順に従います。

第 2 章 CVD の管理

VMware, Inc. 15

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VMware Mirage Web 管理ガイド

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エンドポイントでの作業 3Mirage クライアント、Mirage Management Server、および Mirage サーバをインストールすると、エンドポイントで特定のアクションを実行できます。

この章では次のトピックについて説明します。

n エンドポイントの統合 (P. 17)

n 交換デバイスへの CVD のマイグレート (P. 17)

n Endpoint から参照マシンを作成 (P. 18)

n エンドポイントに対するレイヤのプロビジョニング (P. 18)

n デバイスを CVD に再接続 (P. 19)

n Mirage Web Management での保留中のデバイスの削除 (P. 19)

エンドポイントの統合

Mirage クライアントをインストール後、デバイスを統合します。統合すると Mirage 管理コンソールでエンドポイントを起動および同期、またはデバイスを Mirage サーバの CVD に割り当てるので、デバイス データを統合管理できます。

Mirage を最初に組織に導入するときに、統合化された仮想デスクトップ (CVD) の形式で、各デバイスをバックアップして、サーバにそのコピーを作成する必要があります。そうすればデバイスを統合管理できます。

クライアントにインストールされたエンドポイントは、保留中の割り当てとして Mirage 管理コンソールに表示され、システムでは保留中のアクティベーションになります。システムで管理しないデバイスを拒否することもできます。

交換デバイスへの CVD のマイグレートMirage Management Server の CVD を交換デバイスにマイグレートできます。

選択した CVD およびデバイスで以下の移行オプションのいずれかを選択できます。

VMware, Inc. 17

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表 3‑1. 交換デバイスへの CVD の移行のオプション

マイグレーション オプション 説明

OS、アプリケーション、ユーザー データおよび設定を含むフル システム移行

オペレーティング システム、アプリケーション、およびユーザー ファイルを含む CVD 全体が交換デバイスにリストアされます。交換デバイスにすでに存在するファイルは削除されるか上

書きされます。

このオプションを Windows ボリューム ライセンスまたは Windows OEM SLP ライセンスで使用します。

ユーザー データと設定のみのマイグレート交換デバイスにインストールされた既存

のオペレーティング システムおよびアプリケーションは保持されます。ユーザー

データと設定のみを交換デバイスにマイ

グレートします。

交換デバイスにインストールされた既存のオペレーティング システムおよびアプリケーションは保持されます。ユーザー データと設定のみを交換デバイスにマイグレートします。このオプションを使用して Windows XP、Windows Vista または Windows 7 マシンから新しい Windows 7 または Windows 8.1 マシンにユーザーを移行します。交換デバイスの OS は、CVD の OS と同じまたは以降のバージョンである必要があります。

オプションで参照されるユーザー データは、アップロード ポリシーのユーザー領域にリストされるファイルおよびディレクトリに関連します。第 5 章「アップロード ポリシーでの作業 (P. 23)」を参照してください。

Windows XP または Windows Vista デバイスから Windows 7 を実行している交換デバイスに、または Windows 7デバイスから Windows 8.1 を実行している交換デバイスに CVD を移行する場合、[フル システム移行] または [ユーザーデータと設定のみのマイグレート] を選択できます。これは、Mirage がユーザーがインストールしたアプリケーションをWindows XP または Windows Vista マシンから Windows 7 システムに転送しないからです。

CVD が Windows XP または Windows Vista から Windows 7 に移行されると、システムは CVD が移行された後エンドポイントにストリームされるので、エンド ユーザーはユーザー データがすべてダウンロードされるまで待機することなく作業を再開できます。

Windows 7 エンドポイントが Windows XP または Windows Vista CVD にリストアされるように選択されると、そのWindows 7 エンドポイントは Windows XP または Windows Vista デバイスになります。

手順

1 [保留中のデバイス] タブをクリックして選択し、移行する CVD を選択します。

2 [ハードウェア マイグレーション] をクリックし、移行ウィザードの手順に従ってウィザードを完了します。

Endpoint から参照マシンを作成保留中のデバイスを参照 CVD として指定し、それをアプリケーションおよびエンドポイントのセットに適用する基本レイヤの設定で構成します。参照マシンの構築・構成後、デバイスを統合して参照マシンとして扱い、基本レイヤのキャプ

チャに使用することができます。

参照マシンとして割り当てられる保留中のデバイスは、保留中のデバイス リストから参照 CVD 表示に移動されます。

詳細については、『VMware Mirage 管理者ガイド』を参照してください。

注意 参照マシンからのファイルおよび設定は基本レイヤでキャプチャされ、それらは多数のエンドポイント デスクトップに配布されます。意図しない結果を回避するには、構成が大規模配布に適切であることを確認します。

エンドポイントに対するレイヤのプロビジョニング

Mirage がすでに実装されている場合、レイヤのプロビジョニングを使用して組織の一部となる新しいデバイスを準備できます。

レイヤのプロビジョニング プロセスでは、最初にデバイス ファイルをクリーンアップし、アプリ レイヤを選択した場合は既存の基本レイヤとアプリ レイヤを共通のテンプレートとして適用します。デバイスはあらためてイメージ化、指定、そして新しく作成された CVD と同期されます。

Mirage クライアントが新しいデバイスにインストールされると、[保留中のデバイス] タブに割り当て保留中のデバイスが表示されます。

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ユーザーは、プロビジョニング操作に関連する統合処理が開始された後でも、通常どおりにデスクトップを使用し、オフ

ラインの作業およびネットワークの移行を実行することができます。Mirage クライアントはユーザー動作をモニタし、その動作を調整して、ユーザー エクスペリエンスおよびパフォーマンスを最適化します。

サーバの同期が完了後、トランザクション ログはプロビジョニングのエントリの成功を示します。デスクトップは保護され、データ センターで集中管理できます。

デバイスを CVD に再接続何らかの理由で同期が失われたデバイスを CVD に再接続できます。強制アップロード操作の後、従来のように増分変更のバックアップを続行できます。

指定保留中のデバイスを既存の CVD に接続して現在のデバイス データを [強制アップロード] プロセスで CVD にアップロードすることができます。

手順

1 Mirage Web Management で [保留中のデバイス] タブをクリックして、強制アップロードする CVD を選択します。

2 [強制アップロード] をクリックします。

デバイスはすべてのデータを CVD と同期します。ローカル クライアントの変更は、CVD の変更よりも優先されます。

Mirage Web Management での保留中のデバイスの削除使用しなくなった保留中のデバイスは Mirage Web Management から削除できます。これによって、保留中のデバイス リストを簡潔に維持でき、前にアンインストールされている古いデバイスを表示しないようにできます。[指定の保留中]、[CVD 作成の保留中]、または [登録の保留中] にあるこれらのデバイスのみを削除できます。また、複数のデバイスを同時に削除できます。

開始する前に

Mirage Web Management から保留中のデバイスを削除するには、管理者、Protection Manager、または ImageManager としてログインする必要があります。

手順

1 Mirage Web Management で削除するデバイスを選択し、[削除] をクリックします。

[デバイスの削除] ウィンドウが表示されます。

2 [OK] をクリックします。

削除されたデバイスの名前とそのデバイスを削除したユーザーの名前を表示する 2 つの監査ログ(Reject device とRemove device)が生成されます。

第 3 章 エンドポイントでの作業

VMware, Inc. 19

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レイヤを使用した作業 4Image Manager ロールまたは管理者ロールを持つユーザーは、Mirage Web Management を使用して基本レイヤとアプリ レイヤを管理できます。

Mirage レイヤに関連したさまざまなタスクを実行できます。

表 4‑1. レイヤを使用した作業

オプション 説明

編集 基本レイヤまたはアプリ レイヤの情報を編集します。

ライセンス キー Microsoft Office 製品のライセンス キーの情報を表示、更新、編集します。ライセンス キーの情報は、一度に単一のレイヤに対してのみ編集できます。

削除 基本レイヤまたはアプリ レイヤを削除します。CVD またはアーカイブ化された CVD に割り当てられている基本レイヤは削除できません。

参照 CVD の作成 基本レイヤから参照 CVD を作成します。

プログラムの比較 1 つ以上の基本レイヤを他の基本レイヤと比較する比較レポートを作成できます。仮定的な基本レイヤの割り当て。比較レポートは、

1 つ以上の基本レイヤおよび選択した基本レイヤのコンテンツの相違を記述します。

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アップロード ポリシーでの作業 5アップロード ポリシーは、ユーザー エンドポイントからデータ センターの CVD にアップロードするファイルおよびディレクトリを決定します。

データ センターの Mirage サーバに事前定義済みアップロード ポリシーがすでに存在します。アクティベーション プロセスはエンドポイントに既存のアップロード ポリシーを選択するので、エンドポイントをアクティベートする前に事前定義済みアップロード ポリシーを組織のニーズに合わせるか、またはアップロード ポリシーを定義します。

CVD には一度に 1 つのアップロード ポリシーが指定されます。

アップロード ポリシーは、Mirage Web Management の [ポリシー] タブで管理します。アップロード ポリシーでのさまざまな操作を実行できます。

表 5‑1. アップロード ポリシーでの作業

オプション 説明

追加 保護解除、保護、またはエンドポイントにローカルにするファイル

を定義します。保護されたファイルはデータ センターの Mirageサーバにアップロードされます。タスクを簡素化するため、CVD にアップロードされないファイルおよびディレクトリ名またはパター

ンだけを識別します。残りのファイルは CVD の一部であると考えられ、保護されます。

編集 既存のアップロード ポリシーを編集し、改訂したポリシーを配布します。ポリシー ファイルをエクスポートしてから編集し、MirageWeb Management にインポートします。新しいポリシーは、クライアントがサーバに問い合わせる次回のアップデート間隔で効力

を持ちます。デフォルトは 1 時間で、フル ディスク スキャンが必要となります。改訂したポリシーを CVD のグループに配布する前に、サンプル デスクトップでテストするのが賢明です。

削除 既存のアップロード ポリシーを削除します。

アップグレード CVD を新しいポリシー バージョンで更新するには、アップロードポリシーを新しいポリシー情報や規則で更新し、新しいマイナー バージョンまたはメジャー バージョンが割り当てられている必要があります。以前のバージョンのアップロード ポリシーに割り当てられていた CVD が、新しいバージョンに移動されます。

2 つのアップロード ポリシー領域を定義し、これは関係するシステム フローに基づいてシステムが使用します。「アップロード ポリシー パラメータ (P. 24)」を参照してください。

CVD に適用されるアップロード ポリシーは、以下の項目の組み合わせです:

n 最初の導入時に管理者のサポート用に弊社が提供する選択済み内蔵の工場ポリシー

n 固有のバックアップおよびデータ保護の必要性に対処するためにポリシーに加えた管理者の変更

内蔵の工場ポリシーは、詳細なカスタマイズを行うためのリファレンス用で、システムが機能するために必要なすべての

強制規則を含みます。管理者は強制規則を変更できません。

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内蔵のポリシーを使用する前に、バックアップ ポリシーおよびデータ保護の必要性を満たしていることを評価します。たとえば、内蔵のポリシーは、.MP3 および .AVI ファイルを CVD にアップロードしません。

以下のカスタマイズ可能な組み込みアップロード ポリシーのいずれかを使用して、Mirage および Horizon View が混在するシステムの管理をサポートします。

Mirage のデフォルト アップロード ポリシー

分散された物理デバイスの CVD を管理する Mirage サーバで使用します。

VMware Horizon View の最適化されたアップロード ポリシー

仮想マシンの CVD を管理する Mirage サーバで使用します。このアップロード ポリシーは利便性のために提供されます。このアップロード ポリシーは [VMwareHorizon View の最適化] チェック ボックスが選択されている点を除き、Mirage のデフォルト アップロード ポリシーと同じです。

n アップロード ポリシー パラメータ (P. 24)

アップロード ポリシーには、表示、構成、および編集可能なさまざまなパラメータがあります。

n アップロード ポリシー規則を追加または編集 (P. 25)

ポリシーの規則や例外規則を追加または編集できます。規則は保護されていないディレクトリまたはファイルを定

義し、例外規則は保護される規則の範囲内のエンティティを定義します。

アップロード ポリシー パラメータアップロード ポリシーには、表示、構成、および編集可能なさまざまなパラメータがあります。

表 5‑2. アップロード ポリシー パラメータ

パラメータ 説明

[名前] および [説明] ポリシーの名前および説明。

[アップロード変更の間隔] クライアントがサーバと同期を試みる頻度を示します。デフォルトは 60 分毎です。エンドユーザーは、エンドポイントで実際的にポリシーを上書きできます。アップロード変更間隔

は、CVD スナップショットの自動作成の頻度に影響します。

[保護されたボリューム] エンドポイントからサーバの CVD に統合するボリュームを示します。固定ボリュームはすべてデフォルトで保護されています。システム ボリュームだけを保護することを選択し、割り当てられたドライブ文字を使用して、ボリュームを追加できます。

[Horizon View の最適化] チェック ボックス

仮想マシンを管理するために Horizon View を使用するサーバのパフォーマンスを最適化します。

[保護されていない領域] タブ 規則を定義してファイルおよびディレクトリの保護を解除します。

規則リスト Mirage によって明示的に保護されていないパス。

例外規則リスト 規則リストの規則の保護を解除するための例外のパス。Mirageは、例外を保護して規則の保護を解除します。

[ユーザー領域] タブ ユーザー ファイルとして定義されたファイルおよびディレクトリの保護を解除する規則を定義します。これらの規則は、特定のファイル フローが特別にユーザー ファイルを参照するときに保護されていない領域規則の代わりに使用されます。

タブには [保護されていない領域] タブと同様に使用される [規則] および [例外規則] 領域が含まれます。

[詳細オプション] タブ CVD ポリシーを最適化するための詳細なポリシー オプションを設定できます。

[工場の規則を表示] チェック ボックス 管理者が変更できない Mirage の強制設定である規則リストの工場のアップロード ポリシー設定を表示します。工場規則は、規則リストでは淡色表示となります。

[エクスポート] ボタン 編集およびバックアップのために XML ファイルにポリシー規則をエクスポートします。Mirage工場規則は、ポリシー ウィンドウに表示されていてもエクスポートされません。

[インポート] ボタン XML ファイルからポリシー規則をインポートします。

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アップロード ポリシー規則を追加または編集ポリシーの規則や例外規則を追加または編集できます。規則は保護されていないディレクトリまたはファイルを定義し、

例外規則は保護される規則の範囲内のエンティティを定義します。

ポリシー規則を策定する場合、規則によって記載された様々な Mirage ディレクトリ パスの仕様を支援するためにマクロを使用できます。たとえば、マクロを使用すると Mirage とその管理者は、c:\windows に Windows がインストールされているエンドポイントもあれば、d:\windows に Windows がインストールされているエンドポイントもある状況を扱うことができます。マクロおよび環境変数を使用すると、特定の場所に関係なく Mirage は重要なファイルを確実にバックアップできます。マクロの仕様の詳細については、『VMware Mirage 管理者ガイド』を参照してください。

手順

1 Mirage Web Management で [ポリシー] タブをクリックし、必要なアップロード ポリシーを選択します。

2 [編集] をクリックします。

3 [ユーザー領域] タブをクリックします。

4 必要な規則領域または例外規則領域の横の [追加] をクリックします。

5 ディレクトリ パスを入力するか、ドロップダウン メニューからディレクトリ パスを選択します。

重要 パスの末尾にバックスラッシュ (\) を入力しないでください。

6 このディレクトリのフィルタまたはこのディレクトリの下のマッチング ファイルのパターンを選択します。

たとえば、デスクトップですべてのユーザーの Windows 検索インデックス ファイルを保護しない規則を追加するには、以下の規則を追加します。

%anyuserprofile%\Application Data\Microsoft\Search\*

7 [保存] をクリックします。

第 5 章 アップロード ポリシーでの作業

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CVD コレクションでの作業 6Image Manager ロールまたは管理者ロールのユーザーは、CVD コレクションを操作できます。他の CVD への論理的な関係を共有するコレクション フォルダに CVD をグループ化できます。コレクションを使用して、それらのポリシーの更新、ドライバの設定、またはデバイスの操作(デバイスの再起動やデバイスと Mirage サーバの同期など)を実行することが可能です。

たとえば、マーケティング部のユーザーのすべての CVD を Marketing というコレクション下のフォルダにまとめることができます。次に、すべての Marketing CVD が一度にすべてを共有する更新を CVD で実行できます。

Mirage は静的および動的コレクションをサポートします。動的コレクションに対する CVD 指定が、操作がコレクションに適用される毎に事前に定義されたフィルタに基づいて計算されているときに、手動で CVD を静的コレクションに指定します。

CVD は複数のコレクションのメンバーとなることができます。異なる基本レイヤまたはポリシーが異なるコレクションに適用され、CVD が複数に属している場合、適用された最後の変更が有効となります。

コレクションに割り当てられたレイヤの追加情報を表示するには、[レイヤ割り当ての番号] 列の番号をクリックします。

CVD コレクションでさまざまな操作を実行できます。

表 6‑1. CVD コレクションでの作業

オプション 説明

新規作成 CVD の動的コレクションまたは静的コレクションを作成します。

編集 CVD コレクションを編集します。

削除 CVD コレクションを削除します。

同期 CVD コレクションのすべての CVD を同期します。

サスペンド CVD コレクションの CVD のネットワーク動作をサスペンドします。

レジューム CVD コレクションの CVD のネットワーク動作をレジュームします。

再起動 CVD コレクションのすべてのデバイスを強制再起動します。

基本レイヤの指定 CVD コレクションのすべてのデバイスに基本レイヤを指定します。

アプリ レイヤの指定 CVD コレクションのすべてのデバイスにアプリ レイヤを指定します。

レイヤの強制 すべてのレイヤを強制して、レイヤを介してプロビジョニングされ

た破損ファイルやレジストリ設定の問題を解決します。レイヤの強

制時に、ユーザー アプリケーションを保存するか、またはユーザーアプリケーションを削除できます。

Windows OS の移行 アップロード ポリシーは、ユーザー エンドポイントからデータ センターの CVD にアップロードするファイルおよびディレクトリを決定します。コレクションのすべての CVD またはコレクションの個々の CVD にアップロード ポリシーを割り当てることができます。

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表 6‑1. CVD コレクションでの作業 (続き)

オプション 説明

ドライバ ライブラリの適用 ハードウェア固有のドライバを CVD コレクションに適用します。

アップロード ポリシーの割り当て アップロード ポリシーを CVD コレクションに割り当てて、ユーザーエンドポイントから CVD コレクションにアップロードするファイルおよびディレクトリを決定します。

n 静的コレクションを追加 (P. 28)

CVD を手動で追加できる [コレクション] ノードに静的コレクション フォルダを追加できます。

n CVD を静的コレクションに追加 (P. 28)

CVD を既存のコレクション フォルダに移動して論理グループにまとめることができます。

n 動的コレクションを追加 (P. 29)

動的コレクションを追加できます。動的コレクションへの CVD 指定は、操作がコレクションに適用されるたびに事前に定義されたフィルタに基づいて計算されます。動的コレクションには無制限の数の規則を定義できます。

n Active Directory で動的コレクションを追加 (P. 29)

Active Directory (AD) を使用して、動的 CVD コレクションを追加できます。Active Directory グループ、組織単位、またはドメインで CVD をコレクションに追加できます。複数の Active Directory エレメントにフィルタを作成できます。たとえば、人事 AD グループまたはマーケティング AD グループに属するユーザーの CVD をフィルタできます。

n コレクションの編集 (P. 29)

[コレクションの編集] アクションを使用して、コレクションのプロパティの変更、CVD の追加または削除、コレクションに含まれる CVD の管理などを実行できます。

静的コレクションを追加

CVD を手動で追加できる [コレクション] ノードに静的コレクション フォルダを追加できます。

手順

1 Mirage Web Management で [コレクション] タブをクリックします。

2 [新規作成] - [静的コレクション] を選択します。

3 このコレクションの名前および説明を入力します。

4 静的コレクション内で管理する CVD を選択します。

5 [保存] をクリックします。

静的コレクションが [コレクション] リストに追加されます。

CVD を静的コレクションに追加CVD を既存のコレクション フォルダに移動して論理グループにまとめることができます。

手順

1 Mirage Web Management で、[コレクション] タブをクリックし、CVD を追加するコレクションを選択します。

コレクション名をクリックしないでください。

2 [編集] をクリックします。

3 現在のコレクションに追加する CVD を選択し、[保存] をクリックします。

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動的コレクションを追加

動的コレクションを追加できます。動的コレクションへの CVD 指定は、操作がコレクションに適用されるたびに事前に定義されたフィルタに基づいて計算されます。動的コレクションには無制限の数の規則を定義できます。

手順

1 Mirage Web Management で [コレクション] タブをクリックします。

2 [新規作成] - [動的コレクション] を選択します。

3 この動的コレクションの名前および説明を入力します。

4 フィルタを選択して、各ドロップダウン メニューから動的コレクションを定義します。

5 [適用] をクリックして、コレクションにフィルタされた CVD をプレビューし、フィルタが正しいことを確認します。

フィルタされた CVD がリストに表示されます。

6 [保存] をクリックします。

Active Directory で動的コレクションを追加Active Directory (AD) を使用して、動的 CVD コレクションを追加できます。Active Directory グループ、組織単位、またはドメインで CVD をコレクションに追加できます。複数の Active Directory エレメントにフィルタを作成できます。たとえば、人事 AD グループまたはマーケティング AD グループに属するユーザーの CVD をフィルタできます。

Active Directory は、デバイスが認証されるとアップデートされます。ユーザーやデバイスの Active Directory が更新されると Active Directory 情報(組織単位など)が変更される場合があります。

手順

1 Mirage Web Management で [コレクション] タブをクリックします。

2 [新規作成] - [動的コレクション] を選択します。

3 この動的コレクションの名前および説明を入力します。

4 フィルタを設定して Active Directory グループ、アクティブ ディレクトリ組織単位、または Active Directory ドメインで動的コレクションを定義します。

5 [適用] をクリックして、フィルタした CVD をコレクションに表示します。

Active Directory として定義されたフィルタした CVD がリストに表示されます。

6 [保存] をクリックします。

コレクションの編集

[コレクションの編集] アクションを使用して、コレクションのプロパティの変更、CVD の追加または削除、コレクションに含まれる CVD の管理などを実行できます。

手順

1 Mirage Web Management で [コレクション] タブをクリックします。

2 編集するコレクションを選択し、[編集] をクリックします。

デバイス名をクリックしないでください。

3 コレクションを編集したら [保存] をクリックします。

第 6 章 CVD コレクションでの作業

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ストレージ ボリュームの操作 7Mirage は、ボリューム輻輳を管理する支援のために複数のストレージ ボリュームのサポートを提供します。

各ストレージ ボリュームは、基本レイヤ、アプリ レイヤ、および CVD を含むことができます。CVD は作成されたときにストレージ ボリュームに指定されます。ストレージ ボリュームは、Network-attached Storage (NAS) 権限が置かれる必要があるサーバで共有される必要があります。

Mirage Web Management では、ストレージ ボリュームを使用したさまざまなアクションを実行できます。

表 7‑1. ストレージ ボリュームの操作

オプション 説明

[追加] Mirage システムにボリュームを追加します。

[編集] ボリュームのパラメータを編集します。

[削除] Mirage システムのボリュームを削除します。

[ブロック] 新しい CVD または基本レイヤが作成されるときに、ストレージ ボリュームをブロックして、使用できないようにします。ストレージ

ボリュームのブロックは、ボリュームがボリューム容量のしきい値

に達したり、新しい CVD または基本レイヤの追加を停止する場合に役立ちます。ボリュームのブロックは、ボリュームに存在する

CVD および基本レイヤへのアクセスまたはアップデートに影響を及ぼしません。

重要 CVD または基本レイヤをブロックされたボリュームに移動できません。CVD または基本レイヤをブロックされたボリュームから移動できます。

[ブロック解除] 現在ブロックされているボリュームのブロックを解除します。ボ

リュームのブロックを解除すると、新しい CVD と基本レイヤを追加、および既存のデータを更新できます。

[マウント] Mirage システムにボリュームをマウントします。

[アンマウント] Mirage システムに追加したボリュームのマウントを解除します。

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Mirage の動作のレポートの使用 8必要に応じてレポートを生成および表示できます。レポートは Mirage のさまざまな動作のステータスを表示します。

Mirage Web Management の [レポート] タブからレポートにアクセスし、レポートを生成、インポートおよびエクスポートします。

レポートは PDF 形式でプレビュー表示できます。プレビューは、Web ブラウザの新規タブに表示されます。ポップアップ ブロッカーが無効になっていることを確認します。

レポートに含めることができる最大レコード件数は、デフォルトでは 2,000 件です。2,000 件を超えるレコードがレポートに含まれていると、レポートの生成に失敗します。200 件を超えるレコードが含まれているレポートを生成すると、レポートの生成に時間がかかる可能性があるという旨の警告メッセージが表示されます。これらのパラメータを構成するに

は、構成ファイル (C:\Program Files\Wanova\Mirage Web Management\web.config) を編集します。

n <add key="ReportRecordCriticalThreshold" value="0"/>

n <add key="ReportRecordWarnThreshold" value="0"/>

集中化の進行

Mirage デプロイの最初の段階中に集中化の進行レポートを生成して、CVD の集中化の進行を表示できます。集中化の進行レポートには、CVD の集中化ステータスと平均時間、平均 CVD サイズ、およびレポートの指定された期間中に完了した CVD の平均データ転送サイズが表示されます。

OS 移行プロセスOS 移行プロセス レポートは開始された CVD、保留中の CVD、OS 以降手順を完了した CVD の数を表示します。

エンドポイント プロビジョニングの進行レポートエンドポイント プロビジョニング レポートを生成すると、レポートに指定した時間枠内でプロビジョニング中の CVD、およびプロビジョニングが完了した CVD を確認できます。

データ保護ステータス

データ保護ステータス レポートを生成して、バックアップされたユーザーのシステムの比率を表示します。

データ保護ステータス レポートには、CVD のデータ保護ステータスが表示され、アップロード手順が完了していない CVDとユーザーのリストが表示されます。

カスタム レポート所属組織の要件に基づいてカスタム レポートを作成できます。

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この章では次のトピックについて説明します。

n カスタム レポートの作成 (P. 34)

n レガシー レポートのエクスポート (P. 34)

n Mirage レポート パッケージのインポート (P. 35)

n CSV へのグリッド データのエクスポート (P. 35)

カスタム レポートの作成Mirage 管理サーバをインストールすると、デフォルトのレポート テンプレートが表示されます。ReportTemplate.rdlファイルを修正し、Mirage Web Management にそのファイルをインポートすると、新しいレポート テンプレートを作成できます。

開始する前に

n Mirage 管理サーバをインストールします。

n Mirage Web Management の SSRS をインストールします。

手順

1 Report Manager にアクセスし、Report Builder を使用して ReportTemplate.rdl を開きます

2 ReportTemplate.rdl を構成します。

レポートのパラメータの詳細については、https://technet.microsoft.com/en-au/library/aa337432%28v=sql.105%29.aspx を参照してください。

3 カスタム レポートを .rd ファイルとして保存します。

4 カスタム レポートを Mirage Web Management にインポートします。

a Mirage Web Management にアクセスします。

b [レポート] タブで [インポート] をクリックします。

c 作成したカスタム レポートを選択して、[インポート] をクリックします。

次に進む前に

これで、カスタム レポートを作成できます。

レガシー レポートのエクスポートMirage 5.2 を使用して生成したレポートは、エクスポートできます。レポートは Microsoft Excel ファイルとしてエクスポートされます。

Mirage Management Server をインストールすると、.exe サーバ ツール ファイルが作成されます。これは、次の場所にあります。

開始する前に

n Mirage Management Server をインストールします。

n 管理者権限があることを確認します。

手順

1 コマンド プロンプトにアクセスし、 C:\Program Files\Wanova\Mirage ManagementServer>Wanova.Server.Tools.exe ExportLegacyReport コマンドを実行します。

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2 レガシー レポート設定を構成します。

オプション 説明

foldername レガシー レポートがエクスポートされるフォルダです。このパラメータは必須です。

from レガシー レポートが作成された期間の開始日です。このパラメータはオプションです。

to レガシー レポートが作成された期間の終了日です。このパラメータはオプションです。

type レポート タイプ。このパラメータはオプションです。デフォルトのレポート タイプは [すべて] です。

Mirage レポート パッケージのインポートMirage レポート パッケージには、構成済みのレポートが含まれます。Mirage Web Management を使用して、レポート パッケージをダウンロードし、レポートをインポートします。

注意 レポート パッケージ内のレポートは、Mirage フィールド エンジニアが検証目的で作成しました。Mirage では、レポート パッケージ内のレポートを公式にはサポートしていません。

開始する前に

n Mirage Management Server をインストールします。

n Mirage Web Management の SSRS をインストールします。

手順

1 Mirage Web Management にアクセスし、[レポート] タブをクリックします。

2 [VMware Mirage レポート パッケージ] リンクをクリックします。

3 http://my.vmware.com のログイン認証情報を入力します。

4 [製品の表示とダウンロード] - [VMware Mirage ドライバとツール] を選択します。reportspackage ファイルをクリックして Mirage レポート パッケージをダウンロードし、場所を選択してレポート パッケージを保存します。

5 [ダウンロードに移動] をクリックし、VMwareMirageReportsPackage.zip ファイルを選択します。

6 Mirage Web Management で [レポート] タブをクリックし、[インポート] をクリックします。

7 レポート パッケージ ファイルを保存した場所へ移動し、インポートする .rdl ファイルを選択します。

8 レポートの名前と説明を入力します。

これでレポート パッケージのレポートを生成できます。

CSV へのグリッド データのエクスポートこの機能を使用して、Web コンソール グリッドに表示されるすべてのデータを CSV ファイルにエクスポートできます。管理者は、この CSV ファイルを Microsoft Excel にエクスポートして詳細な分析を行うことができます。

次のグリッドからデータをエクスポートできます。

n CVD インベントリ

n 保留中のデバイス

n タスク

n 割り当て

n ログ(トランザクションや監査イベントを含むすべての内部イベント タブ)

n レイヤ

第 8 章 Mirage の動作のレポートの使用

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n ポリシー

n コレクション

手順

1 Web Management コンソールにログインし、データのエクスポート元のグリッドに移動します。

2 グリッド右上隅の [エクスポート] ボタンをクリックします。

選択したグリッドのすべてのデータが含まれる CSV ファイルがシステムに保存されます。

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Mirage タスクの管理 9Image Manager ロールまたは管理者ロールのユーザーは、すべての Mirage タスクを管理できます。

ハイパーリンク化されたタスク名をクリックして、選択したタスクのレイヤ割り当てを表示できます。

アクションは Mirage タスクで実行できます。

表 9‑1. タスクの操作

オプション 説明

[更新] タスクのリストを更新します。

[削除] 完了、キャンセルまたは終了の状態のタスクを削除します。「一時停

止」または「アクティブ」のステータスにあるタスクは削除できま

せん。

[一時停止] アクティブなタスクを一時停止します。

[レジューム] 一時停止したタスクを再開します。

[キャンセル] アクティブなタイスクまたは一時停止したタスクをキャンセルします。

[移行の開始] 選択したタスクのデバイスで Windows OS 移行手順を開始します。

[レイヤの適用] 選択したデバイスにレイヤを適用します。

[アプリ レイヤ キャプチャの終了] 参照 CVD を作成したときに開始したアプリケーション レイヤ キャプチャの手順を終了します。

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ドライバ ライブラリの管理 10ドライバ ライブラリを使用して、別のリポジトリにあり、ハードウェア ファミリによって構成される、ハードウェア固有のドライバを管理します。

インポート ウィザードを使用して追加したドライバを、ドライバ ライブラリのコンソールで表示します。

ライブラリとエンドポイント構成間で一致するプロファイルに基づいて、必要なドライバ ライブラリを関連するエンドポイントに追加するようにシステムを構成できます。

ドライバ処理はレイヤには接続されません。小さく汎用的なレイヤでは、ドライバをレイヤ結果に含める必要はありません。

Mirage はドライバをインストールしません。Mirage はドライバをエンドポイントに提供し、Windows がそのドライバをインストールするかどうかを決定します。

ドライバ ライブラリでさまざまなアクションを実行できます。

表 10‑1. Mirage ドライバ ライブラリ

オプション 説明

[追加] ドライバ ライブラリにドライバを追加します。

[削除] ドライバ ライブラリからドライバを削除します。

[インポート] ドライバ ライブラリをインポートします。Mirage ドライバ ライブラリにインポートするドライバ ライブラリの元のドライバ フォルダの階層を維持できます。

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ドライバ ライブラリ アーキテクチャ 11ドライバ ライブラリは、Mirage システムからエンドポイントにドライバをコピーします。Windows がハードウェアの変更をスキャンすると、これらのコピーされたドライバは Windows Plug and Play (PnP) メカニズムによって使用され、必要に応じて適切なドライバがインストールされます。

この図は、ドライバ ライブラリ アーキテクチャ、そしてどのように規則がエンドポイントに対するドライバに関係するかを説明します。

図 11‑1. ドライバ ライブラリ アーキテクチャ

プロファイル B

ドライバ

フォルダ 2

ドライバ

フォルダ n

エンドポイント

エンドポイント

ドライバプロファイル A

フォルダのリスト

規則一致マシン

エンドポイント

エンドポイント

フォルダのリスト

規則一致マシン

フォルダ 1

n プロファイル A には、ドライバ フォルダ 1 および 2 のドライバが含まれます。プロファイルが分析されると、これらのフォルダからのドライバが 2 つのエンドポイントに適用されます。

n プロファイル B には、ドライバ フォルダ 2 に限ったドライバが含まれ、これはプロファイル A によっても使用されます。プロファイルが分析されると、そのフォルダからのドライバが 1 つエンドポイントにのみ適用されます。

Mirage システムは、複数のドライバ フォルダ、複数のドライバ プロファイル、および多くのエンドポイントを持つことができます。

ドライバ プロファイルは、複数のドライバ フォルダからのドライバを含むことができ、複数のドライバ プロファイルはドライバ フォルダを使用できます。

ドライバ プロファイルを 1 つまたは複数のエンドポイントに適用したり、適用しないことができます。

ドライバ ライブラリは、以下の操作中に使用されます:

n 統合化

n マイグレーション

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n ハードウェア マイグレーションおよびリストア

n マシン クリーンアップ

n 基本レイヤ アップデート

n ドライバ ライブラリの設定

n エンドポイントのプロビジョニング

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ドライバ プロファイルの管理 12ドライバ ライブラリにはドライバ プロファイルも含まれます。ドライバ プロファイルは、ドライバ フォルダを選択して、特定のハードウェア モデルまたはセットにパブリッシュするために使用されます。

ドライバ プロファイルは、1 つ以上のドライバ フォルダを選択できます。

ドライバ プロファイル規則は、ドライバが特定のハードウェアに適用されるかどうかをチェックし、デバイスに対して 1つ以上の一致するドライバ プロファイルを選択できます。

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割り当て Mirage の管理 13Image Manager ロールまたは管理者ロールのユーザーは、CVD の移行手順を開始またはキャンセルできます。

デフォルトの割り当てグリッド ビューには、アクティブな割り当てのみが表示されます。[アクティブな割り当てのみを表示] チェックボックスをクリアすると、CVD に適用されない割り当てを含め、すべての割り当てがを表示されます。

割り当てグリッド ビューは、割り当ての状態でフィルタリングできます。

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Mirage イベント ログ ファイルの管理 14Image Manager ロールまたは管理者ロールのユーザーは、すべての Mirage イベント ログを表示および管理できます。

Mirage イベント ログではアクションを実行できます。

表 14‑1. Managing Mirage イベント ログ

オプション 説明

[削除] 選択したイベント ログ ファイルを削除します。

[確認] 確認カラムで確認したイベント ログ ファイルの状態を変更します。緑色のチェック アイコンが表示されます。

[元に戻す] 確認 カラムで確認したイベント ログ ファイル確認した状態を削除します。赤色の X アイコンが表示されます。

[すべて削除] ログ グリッド ビューに表示されたすべてのイベント ログを削除します。ログ グリッド ビューに適用するフィルタがない場合、システムのすべてのログ ファイルが削除されます。

[確認したすべてのファイルの削除] 確認のステータスのイベント ログ ファイルをすべて削除します。

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ブランチ リフレクタの管理 15Mirage ブランチ リフレクタを使用すれば、複数のユーザーがデータ センターへの WAN リンクを共有している支店や遠隔地への効率的な配布が促進されます。Mirage クライアントでインストールされるエンドポイント デバイスでブランチリフレクタ ピアリング サービスを有効にできます。

ブランチ リフレクタは、基本レイヤ イメージ、アプリ レイヤ、ドライバ ファイル、および USMT ファイルを Mirageサーバからダウンロードして、サイト内の他の Mirage クライアントに転送できるようにします。ブランチ リフレクタ マシンのディスクに置かれているファイルだけが転送され、ファイルは Mirage サーバから全くリクエストされません。

このように、ファイルはブランチ リフレクタに一度だけダウンロードされ、基本レイヤをまたぐ共通ファイルは重複ダウンロードなしで他のクライアントで使用できるようになります。

表 15‑1. ブランチ リフレクタの管理

オプション 説明

[同期] CVD へのアップロードを開始します。

[サスペンド] ブランチ リフレクタおよび通常のエンドポイント デバイスでサーバとのネットワーク通信をサスペンドできます。ブランチ リフレクタのネットワーク操作をサスペンドすることによって、ピア クライアントはブランチ リフレクタ キャッシュからレイヤ ファイルをダウンロードできますが、ブランチ リフレクタはサーバから新しいファイルをダウンロードできません。

[レジューム] ネットワーク操作を再開すると、ブランチ リフレクタまたは個々のエンドポイント デバイスは Mirage サーバ クラスタと通信できます。

[再起動] ブランチ リフレクタのデバイスを再起動します。

[ブランチ リフレクタを無効にする] ブランチ リフレクタが無効にされると、デバイスはブランチ リフレクタ リストから削除されます。エンドポイント デバイスは、デバイス インベントリで通常の Mirage エンドポイントとして残るので、引き続いて使用できます。ブランチ リフレクタが無効にされると、基本レイヤのキャッシュが削除されます。

[ローカル キャッシュの再構築] ブランチ リフレクタ マシンのキャッシュされたファイルをクリアします。

[設定] 設定機能を使用して、特定のブランチ リフレクタの値を設定します。

[ピアを拒否] ブランチ リフレクタがゆっくりと動作しているか、過度の帯域幅を使用している場合、ピア クライアントへのサービス提供を停止できます。いつでも休止状態のブランチ リフレクタのピア クライアントへのサービス提供を再開できます。

ピアを拒否機能を使用すると、ブランチ リフレクタはブランチ リフレクタ リストから削除されません。ブランチ リフレクタ のキャッシュが保持されます。

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表 15‑1. ブランチ リフレクタの管理 (続き)

オプション 説明

[ピアを承諾] ピアを承諾機能を使用して、休止状態のブランチ リフレクタのピアクライアントへのサービス提供を再開できます。

[ログの収集] ブランチ リフレクタ デバイスからログを収集します。

この章では次のトピックについて説明します。

n プロセスに一致するブランチ リフレクタ (P. 50)

n ブランチ リフレクタとなるクライアントを選択 (P. 50)

n ブランチ リフレクタのデフォルトを構成 (P. 51)

n Wake-on-LAN (P. 51)

n Wake-on-LAN の構成 (P. 52)

プロセスに一致するブランチ リフレクタ1 つ以上のブランチ リフレクタをサイトごとに有効にできます。クライアント エンドポイントは、同じサイトまたは異なるサイトで有効となったブランチ リフレクタを検出します。

Mirage IP 検出および近接アルゴリズムは、以下のプロセスを使用して一致するブランチ リフレクタを検索します。

1 アルゴリズムは最初にクライアントと同じサブネットにある潜在的なブランチ リフレクタを検証します。

2 そのブランチ リフレクタが異なるサブネットにある場合、アルゴリズムはブランチ リフレクタがクライアント サブネットをサービスするように構成されるかどうか確認します。

その代わりに、アルゴリズムはクライアント サイト情報を使用して、ブランチ リフレクタがクライアントと同じアクティブ ディレクトリ サイトにあることを確認できます。

3 このアルゴリズムは、ブランチ リフレクタおよびクライアント間の遅延がしきい値内であることを確認します。

4 クライアントおよびブランチ リフレクタの一致がこれらの条件を満たすことが確認されれば、クライアントはブランチ リフレクタに接続して基本レイヤをダウンロードします。そうでなければ、クライアントは次のブランチ リフレクタで一致プロセスを繰り返します。

5 一致が確認されないか、すべての適切なブランチ リフレクタが現在使用できない場合、クライアントはサーバに直接接続します。

このケースで、ブランチ リフレクタが特定のエンドポイントに定義されていない場合に限り、クライアントは Mirageに接続します。

ブランチ リフレクタとなるクライアントを選択ユーザーに機能を提供することに加えて、任意の Mirage クライアント エンドポイントを選択して、ブランチ リフレクタとして動作することができます。代わりに、ブランチ リフレクタを専用ホストに指定して、大規模ユーザーをサポートすることができます。ブランチ リフレクタは、Mirage クライアントと互換性がある任意のオペレーティング システムで実行できます。

開始する前に

ブランチ リフレクタとしての機能を果たすクライアントは、以下の条件を満たす必要があります:

n ブランチ リフレクタとしての機能を果たすデバイスを無線ネットワークではなくスイッチド LAN に接続します。

n 接続されているエンドポイント デバイスの基本レイヤを保存するために十分なディスク領域が確保されていることを確認します。

n ブランチ リフレクタ ホストのポート 8001 が開いていて、ピア エンドポイント デバイスからの到着接続が許可されることを確認します。

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n ブランチ リフレクタ エンドポイントが対話的ユーザーに一般的な目的のデスクトップとしての機能も果たす場合、デュアルコア CPU および 2GB RAM を使用してください。

エンドポイントに有効なブランチ リフレクタがあるかどうかを判断するには、[CVD Inventory] タブをクリックしてからCVD を選択し、[潜在的なブランチ リフレクタを表示] をクリックします

ブランチ リフレクタのデフォルトを構成ブランチ リフレクタの動作を管理するパラメータのデフォルト値を設定できます。

現在の最大接続およびキャッシュ サイズ値は、新しく定義されたブランチ リフレクタに適用されます。選択したブランチ リフレクタで個別にそれらを修正できます。

このウィンドウの他のパラメータは、すべてのブランチ リフレクタ、既存または新規に対してシステム全体に適用されます。

開始する前に

汎用目的のデスクトップとして他で使用することに加えて、ブランチ リフレクタ エンドポイントに [デフォルト キャッシュ サイズ] 値をサポートするために十分なディスク領域があることを確認します。

手順

1 画面の右上にある歯車のアイコンをクリックして、[一般設定] - [ブランチ リフレクタ] を選択します。

オプション 操作

デフォルトの最大接続 ブランチ リフレクタに同時に接続できるエンドポイント デバイスの最大数を入力します。

デフォルト キャッシュ サイズ (GB) ブランチ リフレクタが割り当てたキャッシュ サイズを入力します。

必要となる近接 (msec) たとえば、50 ms というように、エンドポイントがブランチ リフレクタからのダウンロードを考慮する前のピングに応答するためにのブランチ リフレクタの最大時間を入力します。エンドポイントは、ブランチ リフレクタが指定した近接を満たさない場合、サーバからダウンロードします。

アクティブ ディレクトリ サイトを使用 Mirage はブランチ リフレクタを選択するためにサブネットおよび物理的な近接情報を使用します。アクティブ ディレクトリ サイト情報を使用するために、このチェック ボックスを選択して、どのブランチ リフレクタを接続するかを決定します。

ブランチ リフレクタを常に使用 ネットワーク トラフィックをできるだけ低く抑えるには、このオプションを選択して、適切なブランチ リフレクタが使用できるようになるまで、一致するプロセスを継続的に繰り返すことをクライアントに強制します。このケースで、ブランチ リフレクタが定義されていない場合に限り、クライアントは Mirage に接続します。オプションが選択されず、一致が見つからないか適切なブランチ リフレクタが現在使用できない場合、クライアントは Mirage サーバに最終手段として直接接続します。

Wake-on-LAN Wake-on-LAN プロトコルを使用すると、管理者はマシンを休止状態(再開できる状態。NIC と、マシンが低電力状態を維持しているかどうかにより異なる)から起動できます。

2 [OK] をクリックします。

Wake-on-LANWake-on-LAN プロトコルを使用すると、管理者はマシンを休止状態(再開できる状態。NIC と、マシンが低電力状態を維持しているかどうかにより異なる)から起動できます。Wake-on-LAN パケットは、カスタマーがフローを手動実行する間に送信されます。

Wake-on-LAN パケットは、カスタマーがフローを手動実行する間に送信されます。

n 基本レイヤの強制

n プロビジョニング

n マイグレーション

第 15 章 ブランチ リフレクタの管理

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n 基本レイヤ/アプリケーション レイヤの割り当て

n リストア

n 統合化

フロー開始時にエンドポイントが停止している場合に限り、パケットが送信されます。このパケットは管理サーバによっ

てブロードキャスト アドレスに送信されます。サーバは、すべてのブランチ リフレクタが自身のサブネットで Wake-on-LAN パケットを送信するように要求します。

Wake-on-LAN の構成Wake-on-LAN プロトコルを使用すると、管理者はマシンを休止状態(再開できる状態。NIC と、マシンが低電力状態を維持しているかどうかにより異なる)から起動できます。Wake-on-LAN パケットは、カスタマーがフローを手動実行する間に送信されます。

開始する前に

[システム構成] > [ブランチ リフレクタ] に移動し、[Wake-on-LAN] を選択します。

次のように、インフラストラクチャが Wake-on-LAN をサポートしていることを確認します。

n ネットワーク インフラストラクチャ

n エンドポイントの BIOS の Wake-on-LAN を有効化

n Windows の Wake-on-LAN を有効化

注意 次の手順は Wake-on-LAN 手順を示す例です。仮想マシンを休止状態から自動的にアクティブにするフローを経験できます。

手順

1 [Web コンソール] にログインします。

2 [保留中のデバイス] に移動して、起動する休止中のマシンを選択します。

3 [エンドポイントを統合] をクリックします。

4 [エンドポイントを統合] ウィンドウの [CVD ポリシーの選択] セクションで、[VMware Mirage のデフォルト CVDポリシー] を選択して [次へ] をクリックします。

5 [エンドポイントを統合] ウィンドウの [データ レイヤ選択] セクションで、[基本レイヤを使用しない] を選択して [次へ] をクリックします。

6 [エンドポイントを統合] ウィンドウの [ターゲット ボリュームの選択] セクションで、[自動的にボリュームを選択] を選択して [次へ] をクリックします。

選択したマシンは休止状態から起動されます。

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Mirage サーバ、 Mirage 管理サーバ、および Mirage ゲートウェイ サーバの管理 16

サーバの状態、接続、ポートなど、使用している環境の Mirage サーバ、Mirage 管理サーバ、および Mirage ゲートウェイ サーバに関する情報を表示できます。

サーバに対してさまざまなアクションを実行できます。

表 16‑1. Mirage サーバと Mirage 管理サーバの管理

オプション 説明

[設定] 最大接続数、ポート、転送タイプ、および証明書情報を構成します。

[削除] 選択したサーバを削除します。

[開始] 選択したサーバを開始します。

[停止] 選択したサーバを停止します。

[ログの収集] レポート レベル、出力先、および UNC パスを選択します。

Mirage ゲートウェイ サーバを構成および削除できます。

MongoDB パスは、[ 管理サーバ] タブで表示できます。Mirage 管理サーバの使用可能なディスク領域が 5% 未満の場合、Mirage システム内のすべての Mirage 管理サーバについてアップロードがサスペンドされます。Mirage 管理サーバ上に空きディスク領域が十分に確保されるか、または十分な空きディスク領域があるドライブに MongoDB データベースが移動されると、アップグレードは再開します。

管理者であれば、選択した Mirage 管理サーバの MongoDB データを別の場所に移動できます。複数の Mirage 管理サーバをインストールした後でのみ、この機能は有効になります。Web Management で、[サーバ] > [管理][サーバ] > [構成] をクリックします。[Mirage 管理サーバの構成] ダイアログで、MongoDB データを移動する場所の名前を入力して、[OK] をクリックします。

Web Management では、MongoDB の接続に関する問題のイベントが生成され、MongoDB が破損しないようにすばやく対策をとることができます。

このイベントは、次の場合に生成されます。

n MongoDB 頻繁にクラッシュする場合:システムで、指定された期間内に MongoDB が特定の回数以上予期せずにクラッシュする場合。

n MongoDB 接続の問題:MongoDB データを保管するディスクについて 3 日間で 1 秒より長いディスク遅延が 20回以上システムで発生する場合。

両方のケースで、Mirage 管理サーバは、MongoDB インスタンスをただちに停止します。

重大なイベントを生成され、[管理サーバ] タブの管理サーバのステータスが、「Mongo サービスがダウンしています」に変更されます。

通常の状態に管理サーバを戻すには、Mirage Web コンソールの [管理サーバ] タブで Start コマンドを使用します。

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Mirage 管理サーバを 1 台のみ使用する構成の場合、Web Management に赤色のバナーと次のメッセージが表示されます。

[お使いのシステムではアクティブな管理サーバは 1 台しかありません。管理サーバで障害が発生したときのデータの損失を防止するために、複数台の管理サーバをセットアップしてください。]

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Mirage システムの構成 17Mirage インストールには、管理者が構成できる設定(スナップショットの保持ポリシーなど)を適用できます。Mirageクライアントとサーバ間でセキュア ソケット レイヤ (SSL) 通信を使用するようにシステムを構成することもできます。

Mirage Web Management を使用してシステム設定を構成するには、右上隅のギア アイコンをクリックします。

この章では次のトピックについて説明します。

n 帯域幅制限規則の管理 (P. 55)

n ライセンス設定 (P. 56)

n Mirage Gateway サーバの認証 (P. 56)

n ブランチ リフレクタの設定 (P. 56)

n ファイル ポータルへのユーザー アクセスの構成 (P. 57)

n 全般システム設定 (P. 57)

n Mirage システム設定のエクスポート (P. 58)

帯域幅制限規則の管理

Mirage トラフィックの上限を設定して、Mirage がサイトまたはサブネットの帯域幅のすべてを使用しないようにします。帯域幅制限を使用すると、ネットワーク リソースをより効率的に割り当てることができます。

帯域幅制限規則には、制限を設定するパラメータが含まれます。

表 17‑1. 帯域幅制限パラメータ

パラメータ 説明

SubnetMaskV4 <IP アドレス>/<ビットマスク>の形式を使用します(例:100.100.10.100/20)。サイト ベースの規則の場合、このパラメータを空白のままにします。

Site 帯域幅を制限するクライアントのサイトまたはグループ名。このサ

イトは DNS 名です。サイト名には、特殊文字や英字以外の文字を含めることはできません。

サブネット ベースの規則の場合、このパラメータを空白のままにします。

Download limit サーバからクライアントにダウンロードできる KBps の最大数。

Upload limit クライアントからサーバにアップロードできる KBps の最大数。

Start Time 規則が適用される時間(午前 7 時など)。この時間は、エンドポイントのローカル時間です。規則の開始時間が経過してから適用され

るまで最長 5 分かかる場合があります。

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表 17‑1. 帯域幅制限パラメータ (続き)

パラメータ 説明

End Time 規則を適用できなくなる時間(午後 9 時など)。この時間は、エンドポイントのローカル時間です。規則の終了時間が経過してから規

則が失効するまで最長 5 分かかる場合があります。

Days of Week Time 規則が有効な曜日(月曜日、火曜日、および金曜日など)。この曜日

は、エンドポイントのローカル時間に基づいて計算されます。

Mirage Web Management を使用して規則を追加するには、[追加] をクリックし、帯域幅制限パラメータを編集します。作成した規則を編集するには、規則をダブルクリックし、帯域幅制限パラメータを編集します。

Mirage Web Management を使用して、規則を .csv ファイルに書き込んで、ファイルをインポートします。規則は、SubnetMaskV4,Site,Download Limit,Upload Limit, Start Time, End Time, Days of Week の形式で書き込みます。サンプル規則を見るには、[サンプル規則] をクリックします。

規則を書き込んだ後、その規則を Mirage Web Management を使用してインポートします。既存の規則をエクスポートして編集し、編集した規則を Mirage Web Management にインポートすることもできます。既存の規則は、インポートした規則に置き換えられて上書きされます。

Mirage 環境のすべてのクライアントに適用されるグローバルな制限規則を追加できます。たとえば、0.0.0.0/0,,OutgoingKBps,UploadKBps のように入力します。

表 17‑2. 規則の制約および制限

制約 規則の制限

時間の制約が指定されていない。 時間の制限はありません。指定した日の 24 時間規則を適用できます。

日の制約が指定されていない。 日の制限はありません。指定した時間に毎日規則を適用できます。

時間や日の制約が指定されていない。 常に適用可能です。

空。 無制限。

ゼロ (0)。 ブロック済み。

ライセンス設定

ライセンス設定を使用して、ライセンスを Mirage に追加したり、既存のライセンスを表示します。

関連手順については、VMware Mirageインストール ガイド を参照してください。

Mirage Gateway サーバの認証Mirage Gateway サーバを使用して Mirage システムにログオンするときにエンド ユーザーに表示されるカスタム メッセージを作成できます。

エンド ユーザー用のカスタム メッセージを作成するには、右上隅にある歯車アイコンをクリックして [Gateway 認証] をクリックし、[Gateway カスタマイズ ログオン メッセージを有効にする] チェック ボックスを選択して、カスタム メッセージを入力します。

ブランチ リフレクタの設定ブランチ リフレクタの設定には、ブランチ リフレクタの動作を制御するパラメータのデフォルト値が含まれます。

ブランチ リフレクタのデフォルト値は更新できます。を参照してください。 「ブランチ リフレクタのデフォルトを構成 (P. 51)」

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ファイル ポータルへのユーザー アクセスの構成ファイル ポータルにアクセスするエンド ユーザーに表示されるカスタム メッセージを作成できます。また、エンド ユーザーのファイル ポータルへのアクセスを有効にすることもできます。

ファイル ポータルへのユーザー アクセスを提供するには、[ファイル ポータルを有効にする] チェック ボックスを選択し、[ファイル ポータル URL] テキスト ボックスにポータル URL を入力します。

ファイル ポータルにアクセスするエンド ユーザーに表示されるカスタム メッセージを作成するには、テキスト ボックスにメッセージを入力します。

全般システム設定

Mirage システムの標準設定を定義できます。

表 17‑3. 全般システム設定

オプション 説明

保持されるスナップ

ショット

[時間]、[日]、[週]、および [月] 間隔で、システムがリストアで使用できるように維持しなければならないCVD スナップショットの数です。これらの値をスナップショット保存で使用する方法の詳細については、

ボリューム このセクションは、ボリュームに保存されたデータのしきい値の割合を構成し、しきい値に達すると警告を

発します

このセクションは、ボリュームに保存されたデータのしきい値の割合を構成し、しきい値に達すると警告を

発するか、イベント ログに重要イベントを記録します 。n ボリューム容量 - しきい値を警告 (%): ボリュームに保存されるデータのしきい値の割合を入力します。

しきい値に達すると警告イベントを起動します。

n ボリューム容量 - 重要なしきい値 (%): ボリュームに保存されるデータのしきい値の割合を入力します。しきい値に達すると重要イベントを起動します。

n ボリューム容量チェック間隔 (秒): システムがしきい値に対してボリュームに保存されるデータ レベルを再チェックする経過時間間隔 (秒) を入力します。

n ドライバ ライブラリおよび USMT ファイル ボリューム:しきい値チェックで示されるボリュームを選択するには、[変更] をクリックして必要となるボリュームを選択します。

CVD n CVD サイズ警告しきい値 (MB): 最大 CVD サイズを入力します。サイズに達したときにイベント ログにイベントが作成されます。

n デフォルトのアップロード ポリシー:エンド ユーザーが CVD を Mirage システムに追加するときにデフォルトのアップロード ポリシーを選択するには、[変更] をクリックして必要なポリシーを選択します。

ブランチ リフレクタ を参照してください。 第 15 章「ブランチ リフレクタの管理 (P. 49)」

レポート レポート サーバの URL を指定します。詳細については、第 8 章「Mirage の動作のレポートの使用 (P. 33)」を参照してください。

Join Domain Account ユーザーおよびパスワード:ドメインへの参加を認証するアカウント。Join Domain Account はマイグレーション操作中に使用されます。注: Join Domain Account は以下の権限を持つ必要があります - パスワードのリセット、すべてのプロパティの書き込み、削除、コンピュータ オブジェクトの作成、およびコンピュータ オブジェクトの削除。このオブジェクトおよびその下に係属するすべてのオブジェクトについては、[コンピュータの詳細セキュリティ設定] ダイアログ ボックスを使用して権限が設定されます。

バンド幅の制限 Mirage トラフィックの上限を設定して、Mirage がサイトまたはサブネットの帯域幅のすべてを使用しないようにします。帯域幅制限を使用すると、ネットワーク リソースをより効率的に割り当てることができます。帯域幅制限規則には、制限を設定するパラメータが含まれます。

規則のインポート、規則のエクスポート、サンプルの規則の表示のほか、複数のパラメータを指定して、新

規規則の作成が行えます。「帯域幅制限規則の管理 (P. 55)」を参照してください。

ライセンス ライセンス キーまたはライセンス ファイルを指定して、ライセンス情報を表示できます。

第 17 章 Mirage システムの構成

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Mirage システム設定のエクスポート現在の Mirage システム環境がクライアントの最大数を超える場合は、すべてのシステム設定を現在の環境から新しい環境に移行できます。これによって、新しい Mirage システムのインストールと構成を容易にできます。Mirage の外部にあるコマンドライン ツールを使用して、Mirage システム構成とレイヤを自己完結型アーカイブにエクスポートできます。エクスポートした項目を後で使用し、項目を新しい Mirage 環境にインポートして同期できます。

次の項目を現在の Mirage 環境から zip ファイルにエクスポートできます。

n システム設定

n 構成ファイル

n 帯域幅制限設定

n USMT ファイル

n ドライバ ライブラリ

n マスター ポリシーと CVD ポリシー

n 基本レイヤ

n アプリケーション レイヤ

手順

1 Mirage システム構成とレイヤを自己完結型アーカイブにエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

C:\Program Files\Wanova\Mirage Management Server\Wanova.Server.Tools.exe“ ExportSystemSettings -MirageMgmtIp 10.23.220.55 -outputFolder c:\temp\configParams

ここで、

n MirageMgmtIp の後に Mirage 管理サーバの IP アドレスを指定します。

n outputFolder の後に、エクスポートした自己完結型アーカイブを保存するフォルダのフル パスを指定します。指定するパスは空にするか、以前エクスポートした設定にする必要があります。

2 ユーティリティの進行状況を表示するには、Mirage システムの [VMware Mirage コンソール] に移動し、[タスクモニタリング] を選択します。

注意 VMware Mirage コンソールの [タスク モニタリング] オプションで、タスクの進行状況のみを追跡できます。システム構成ファイルのエクスポートを中止するにはコマンドライン ツールを使用します。

VMware Mirage Web 管理ガイド

58 VMware, Inc.

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インデックス

記号Mirage のイベント、ログ 47Mirage のログ 47レポート テンプレート、構成 34

CCVD

File Portal で CVD のファイルを表示 13アップロード ポリシーの割り当て 13移行 17異なるボリュームへの移動 14コレクション 27コレクションの管理 14設定 57

CVD 管理タスク 9CVD コレクション

Active Directory を使用した動的の追加 29静的コレクションの管理 28動的 29

CVD コレクション、コレクションの編集 29CVD コレクション、静的コレクションの管理 28CVD 整合性レポート 15, 33

IIP 検出および近接アルゴリズム 50

JJoin Domain Account 設定 57

MMirage Gateway サーバ、認証 56Mirage 管理サーバ 53Mirage サーバ 53Mirage のライセンス 56

OOS 移行プロセス、レポート 33

SSSRS、レガシー レポート 34

WWake-on-LAN 51, 52Web Manager について 7Web Manager へのログイン 7

Web ManagerProtection Manager 7Web Manager へのログイン 7ストレージ ボリューム 31タスク 37ヘルプ デスク ロール 7

Windows OS 移行 14, 45Windows OS への移行、「Windows OS 移行」を参

あアップロード ポリシー、パラメータ 24アプリ レイヤ、キャプチャ 11アプリ レイヤ キャプチャ 11アプリ レイヤの定義 11

い移行、Windows OS 45

エクスポート 58エンドポイント

統合 17レイヤのプロビジョニング 18

エンドポイントのディザスタ リカバリCVD スナップショットのリストア 12デバイスを CVD に再接続 19

エンドポイントの統合 17エンド ユーザー操作、File Portal で CVD のファイル

を表示 13

き基本レイヤ、キャプチャ 11基本レイヤの定義 11

グリッド データ 35

けゲートウェイ サーバ、構成 53

交換デバイス 17構成、ファイル ポータル 57

さサーバ、管理 53

VMware, Inc. 59

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災害復旧 12参照マシン 18

しシステム設定

Mirage のライセンス 56全般システム設定 57ブランチ リフレクタの設定 56

システムの構成、「システム設定」を参照

集中化の進行、レポート 33

ストレージ ボリューム 31

た帯域幅制限、規則 55帯域幅制限規則のインポート 55帯域幅制限規則のエクスポート 55

てデータ保護ステータス、レポート 33デバイス、再起動 10

と動的 CVD コレクション、追加 29動的コレクション 29ドライバ

ドライバ プロファイル管理 43ドライバ ライブラリ 39ドライバ ライブラリ アーキテクチャ 41

に認証、Mirage Gateway サーバ 56

ハードウェア ドライバ、「ドライバ」を参照

ふファイル ポータル、構成 57ブランチ リフレクタ

IP 検出および近接アルゴリズム 50一致プロセス 50構成 51システム設定内の構成 56デフォルト値 51ブランチ リフレクタとなるクライアントを選択 50

プロビジョニング、「レイヤのプロビジョニング」を参

ヘルプ デスクのログイン 7

保持されるスナップショット 57ポリシー規則

追加 25編集 25例外規則 25

保留中のデバイスの削除 19ボリューム設定 57

ライセンス キー 21

りリストア、CVD スナップショットのファイルの指定 12

れレイヤ、基本レイヤのキャプチャ 11レイヤのプロビジョニング 18レイヤをエンドポイントに強制 10レガシー レポート、エクスポート 34レポート

CVD 整合性 15, 33Mirage レポート パッケージ 35OS 移行プロセス 33構成 34集中化の進行 33データ保護ステータス 33パッケージ 35

割り当て 45

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