vmware リモート コンソールの有効化 - cisco...vmware...
TRANSCRIPT
VMware リモートコンソールの有効化
この章は、次の項で構成されています。
• VMwareリモートコンソール(VMRC), 1 ページ
• VMRCの有効化, 3 ページ
• カタログを使用した VMRCの有効化, 4 ページ
• VMRCコンソールアクセス用の VMオプションの有効化, 4 ページ
• Cisco UCS Directorで VMRC対応Webブラウザを起動する, 4 ページ
• Cisco UCS Director内のWebブラウザからVMRCスタンドアロンアプリケーションを起動する, 5 ページ
• Cisco UCS Directorでの HTML5 VMRCコンソールの起動, 6 ページ
• USBデバイスの VMRCへの接続, 7 ページ
• USBデバイスの VMRCからの接続解除, 8 ページ
VMware リモートコンソール(VMRC)VMware vSphereには、サポート対象のWebブラウザでロード可能な VMwareリモートコンソール(VMRC)ブラウザのプラグインが含まれています。ブラウザで実行するWebアプリケーションは、VMRCブラウザのプラグインを使用して仮想マシンのコンソール機能にアクセスできます。この場合にはVMRCJavaScriptAPIを使用します。VMRCブラウザのプラグインおよびVMRCAPIを使用するWebアプリケーションでは、ユーザは、適切なWebブラウザおよびオペレーティン
Cisco UCS Director VMware vSphere リリース 6.5 管理ガイド1
グシステムを持つ任意のシステムから仮想マシンに対してリモートでアクセスし、やりとりする
ことができます。
図 1:VMRC トポロジ
(注) •クライアントブラウザと ESXiホスト間にファイアウォールがある場合は、VMRCコンソールポート 903を TCP経由で開く必要があります。
•スタンドアロン VMRCプラグインはシステム管理者向けにのみサポートされており、現在エンドユーザ向けにはサポートされていません。
Internet Explorerブラウザでの VMRCプラグインの使用の制限事項
Internet Explorerブラウザで VMRCプラグインを使用する場合、次の制限事項が確認されています。
• VMが Internet Explorerからアクセスされたとき、VMが接続された後でも接続状態の変化が正しく表示されません。
• USBデバイスをターゲットの仮想マシンに接続または切断しても、USBが接続または切断されたという応答はありません。
これは VMRCブラウザプラグインが Internet Explorerのイベントを正しく処理していないためです。
既存の VMRCブラウザのプラグインがブラウザのアップデートのために機能しなくなった場合は、スタンドアロンVMRCプラグインを使用することで、VMクライアントを起動してVMコンソールにアクセスできます。VMRCの使用についての詳細は、VMwareのマニュアルを参照してください。
リモートデスクトップ、Webアクセスまたは VNCコンソールを使用しても VMクライアントを起動できます。代わりとなるアクセス方式を使用したVMクライアントの起動の詳細については、『Cisco UCS Director Administration Guide』を参照してください。
Cisco UCS Director VMware vSphere リリース 6.5 管理ガイド2
VMware リモートコンソールの有効化VMware リモートコンソール(VMRC)
VMRC の有効化デフォルトでは、Cisco UCSDirectorで検出されるすべてのVMに対して、VMRCコンソールは無効になっています。VMRCを有効にする方法は、次の 2とおりあります。
参照説明名前
カタログを使用したVMRCの有効化,(4ページ)を参照してください。
VMコンソールの設定オプションが有効になっている
カタログを使用してVMのプロビジョニングを完了す
ると、VMは VMRCコンソールにアクセスできるよ
うになります。
カタログの使用
VMRCコンソールアクセス用の VMオプションの有効化, (4ページ)を参照してください。
[仮想(Virtual)] > [コンピューティング
(Compute)]の下にある、VMインターフェイスで [VMRCコンソールの有効化/無効化(Enable/Disable VMRCConsole)]オプションを有効にすることができます。
VMオプションの有効化
上記のいずれかの方法を使用して、VMRCコンソールにアクセスできるようになったら、VMRCコンソールで VMを起動できます。Cisco UCS Directorで VMRC対応Webブラウザを起動する,(4ページ)を参照してください。.
Cisco UCS Director VMware vSphere リリース 6.5 管理ガイド3
VMware リモートコンソールの有効化VMRC の有効化
カタログを使用した VMRC の有効化
手順
ステップ 1 [ポリシー(Policies)] > [カタログ(Catalogs)]を選択します。ステップ 2 VMRCコンソールへのアクセスを有効にするカタログを選択します。ステップ 3 [その他のアクション(More Actions)]ドロップダウンリストから [編集(Edit)]を選択します。ステップ 4 [カタログの修正(Modify Catalog)]ウィザードで、[VMアクセス(VM Access)]画面が表示さ
れるまで、すべての画面をデフォルトのままにして [次へ(Next)]をクリックします。ステップ 5 [VMアクセス(VM Access)]画面の [VMRCコンソールの設定(VMRC Console Configuration)]
で、[有効(Enable)]をオンにします。ステップ 6 [次へ(Next)]をクリックします。ステップ 7 [概要(Summary)]画面で、表示される情報を確認して [送信(Submit)]をクリックします。
VMRC コンソールアクセス用の VM オプションの有効化
手順
ステップ 1 [仮想(Virtual)] > [コンピューティング(Compute)]を選択します。ステップ 2 [コンピューティング(Compute)]ページで [VM(VMs)]をクリックします。
ステップ 3 VMを含む行をクリックします。ステップ 4 [その他のアクション(More Actions)]ドロップダウンリストから [VMRCコンソールの有効化/
無効化(Enable/Disable VMRC Console)]を選択します。ステップ 5 [VMRCコンソールアクセスを有効化(Enable VMRC Console Access)]画面で、[VMRCコンソー
ルの有効化(Enable VMRC Console)]をオンにします。ステップ 6 [送信(Submit)]をクリックします。
Cisco UCS Directorで VMRC 対応 Web ブラウザを起動するご使用のWebブラウザにVMRCプラグインがインストールされている場合は、CiscoUCSDirectorで VMRCを使用することができます。
Cisco UCS Director VMware vSphere リリース 6.5 管理ガイド4
VMware リモートコンソールの有効化カタログを使用した VMRC の有効化
vSphere Web Client経由で VMにアクセスできる場合は、Cisco UCS Director GUIから VMRCを使用して VMコンソールにアクセスできます。
(注)
手順
ステップ 1 [仮想(Virtual)] > [コンピューティング(Compute)]を選択します。ステップ 2 [コンピューティング(Compute)]ページで [VM(VMs)]をクリックします。
ステップ 3 VMを含む行をクリックします。ステップ 4 [VMクライアントの起動(Launch VM Client)]をクリックします。ステップ 5 [クライアントの起動(LaunchClient)]画面で、VMクライアントを起動するアクセス方式として
[VMRCコンソール(ブラウザプラグイン)(VMRC Console (Browser Plug-in))]を選択します。ステップ 6 [続行(Proceed)]をクリックします。
その他のアクセス方式からの VMクライアントの起動の詳細については、『 UCS DirectorAdministration Guide』を参照してください。
Cisco UCS Director内の Web ブラウザから VMRC スタンドアロンアプリケーションを起動する
Cisco UCSDirectorにより、VMクライアントを起動し、スタンドアロンVMRCアプリケーションを使用してVMコンソールにアクセスできます。VMRCスタンドアロンアプリケーションのオプションは、VMware vCenterバージョン 5.5以降でのみ利用できます。
既存の VMRCブラウザがブラウザの更新により機能しなくなっている場合、スタンドアロンVRMCアプリケーションを使用して VMクライアントを起動できます。
スタンドアロン VMRCアプリケーションはシステム管理者向けにのみサポートされており、現在のところエンドユーザ向けにはサポートされていません。
(注)
はじめる前に
ローカルシステムに VMwareリモートコンソールをインストールします。
ローカルシステムに VMRCをダウンロードしてインストールする方法は、www.vmware.com/go/download-vmrcを参照してください。
Cisco UCS Director VMware vSphere リリース 6.5 管理ガイド5
VMware リモートコンソールの有効化Cisco UCS Director内の Web ブラウザから VMRC スタンドアロンアプリケーションを起動する
手順
ステップ 1 [仮想(Virtual)] > [コンピューティング(Compute)]を選択します。ステップ 2 [コンピューティング(Compute)]ページで [VM(VMs)]をクリックします。
ステップ 3 VMを含む行をクリックします。ステップ 4 [VMクライアントの起動(Launch VM Client)]をクリックします。ステップ 5 [クライアントの起動(LaunchClient)]画面で、VMクライアントを起動するアクセス方式として
[VMRCコンソール(スタンドアロンプラグイン)(VMRC Console (Standalone Plug-in))]を選択します。
ステップ 6 [続行(Proceed)]をクリックします。ステップ 7 [アプリケーションの起動(LaunchApplication)]画面で、[VMwareリモートコンソール(VMware
Remote Console)]を選択します。ステップ 8 [OK]をクリックします。
その他のアクセス方式からの VMクライアントの起動の詳細については、『 UCS DirectorAdministration Guide』を参照してください。
Cisco UCS Directorでの HTML5 VMRC コンソールの起動Cisco UCS Directorでは HTML5ベースの VMRCコンソールを起動できます。このコンソールはWebブラウザのタイプに関係なく動作し、サードパーティ製プラグインまたは追加のクライアントを必要としません。
HTML5 VMRC SDKは次のバージョンでサポートされています。(注)
• VMware vCenterバージョン 6.0以降
• ESXiイメージプロファイルバージョン 6.0以降
はじめる前に
HTML5ベースのVMRCコンソールからVMを起動する前に、各自のブラウザからVMwarevSphereWebクライアントのURL(例:https://vCenterIP)にアクセスして、自己署名証明書を受け取る必要があります。VMRCHTML5コンソールを起動する前に自己署名証明書を許可しないと、コンソールが切断されていることを示すエラーが表示されます。
これは、信頼できる証明書を持つ VMware vCentersには該当しません。(注)
Cisco UCS Director VMware vSphere リリース 6.5 管理ガイド6
VMware リモートコンソールの有効化Cisco UCS Directorでの HTML5 VMRC コンソールの起動
手順
ステップ 1 [仮想(Virtual)] > [コンピューティング(Compute)]を選択します。ステップ 2 [コンピューティング(Compute)]ページで [VM(VMs)]をクリックします。
ステップ 3 VMを含む行をクリックします。ステップ 4 [VMRCコンソール(HTML5)(VMRC Console (HTML5))]をクリックします。
VMクライアントが新しいブラウザウィンドウで起動します。
USB デバイスの VMRC への接続VRMCコンソールに USBパススルーデバイスを接続して、保存された VM設定ファイルにアクセスできます。
VMRCを VMware vCloud Directorで使用する場合、USBデバイスの接続はサポートされません。
VMRCコンソール(ブラウザプラグイン)を通じた USBデバイスサポートは、Firefoxでのみ動作します。
(注)
はじめる前に
• USBコントローラがインストールされている必要があります。
• VMRCコンソールにアクセスする前に、仮想マシンのリモートコンソールのブラウザプラグインをインストールします。
手順
ステップ 1 [仮想(Virtual)] > [コンピューティング(Compute)]を選択します。ステップ 2 [コンピューティング(Compute)]ページで [VM(VMs)]をクリックします。
ステップ 3 VMを含む行をクリックします。ステップ 4 [VMクライアントの起動(Launch VM Client)]をクリックします。ステップ 5 [クライアントの起動(LaunchClient)]画面で、VMクライアントを起動するアクセス方式として
[VMRCコンソール(ブラウザプラグイン)(VMRC Console (Browser Plug-in))]または [VMRCコンソール(スタンドアロンプラグイン)(VMRCConsole (Standalone Plug-in))]を選択します。
ステップ 6 [続行(Proceed)]をクリックします。
Cisco UCS Director VMware vSphere リリース 6.5 管理ガイド7
VMware リモートコンソールの有効化USB デバイスの VMRC への接続
VMクライアントが新しいブラウザウィンドウで起動します。ステップ 7 VMクライアントで、[USBデバイスの接続(Connect USB Device)]をクリックします。ステップ 8 [USBデバイス(USB Devices)]ダイアログボックスで、使用可能な USBデバイスのリストから
使用する USBデバイスを選択します。ステップ 9 [OK]をクリックします。
USB デバイスの VMRC からの接続解除
手順
ステップ 1 [仮想(Virtual)] > [コンピューティング(Compute)]を選択します。ステップ 2 [コンピューティング(Compute)]ページで [VM(VMs)]をクリックします。
ステップ 3 VMを含む行をクリックします。ステップ 4 [VMクライアントの起動(Launch VM Client)]をクリックします。ステップ 5 [クライアントの起動(LaunchClient)]画面で、VMクライアントを起動するアクセス方式として
[VMRCコンソール(ブラウザプラグイン)(VMRC Console (Browser Plug-in))]または [VMRCコンソール(スタンドアロンプラグイン)(VMRCConsole (Standalone Plug-in))]を選択します。
ステップ 6 [続行(Proceed)]をクリックします。VMクライアントが新しいブラウザウィンドウで起動します。
ステップ 7 VMクライアントで、[USBデバイスの接続解除(Disconnect USB Device)]をクリックします。ステップ 8 [USBデバイス(USB Devices)]ダイアログボックスで、選択した接続解除する USBデバイスを
オフにします。
ステップ 9 [OK]をクリックします。
Cisco UCS Director VMware vSphere リリース 6.5 管理ガイド8
VMware リモートコンソールの有効化USB デバイスの VMRC からの接続解除